ファイナンシャルプランナーと聞くとお金に詳しい資格、難しい資格というイメージがありませんか?
ファイナンシャルプランナーの資格を目指したくても、どんな資格なのか、どんな種類があるのか疑問に思うことも多いのではないでしょうか。
ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)は独学で合格することはできるのか、勉強時間やおすすめの勉強方法を紹介していきます。
また、本記事を読むことで各級の難易度、合格率や試験概要などファイナンシャルプランナーの受験に合格するために必要な情報をしっかり押さえられます。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは?
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金に関する資格というイメージがありませんか?
実際にFPは、お金に関する資格の1つですが、幅広いお金の分野のうち「節約・税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後・相続」など6つの分野を扱い、あらゆるお金のエキスパートとされていますよ。
FPには2種類あり、1つ目は国家資格である「FP技能士」、2つ目は民間資格である「AFP・CFP」です。
「FP技能士」はレベルが3段階に分かれており、難易度の易しいものから3級・2級・1級となっています。
「AFP・CFP」では、AFPの方が難易度は易しくなっており、FP2級技能士と同等のレベルとされていますよ。
そして、実地団体もFP技能士とAFP・CFPで異なり、FP技能士の資格試験は、「金融財政事情研究会(きんざい)」と「日本FP協会」の2団体で実地しており、AFP・CFPの資格試験は日本FP協会のみが実地しています。
今回は「FP技能士」について独学でも合格が可能なのか、メリット・デメリット、注意点も含めて次から説明していきますね。
FPは独学で合格可能なの?
FPは、FP技能士とAFP・CFPの2種類に分かれていると説明しましたが、民間資格であるAFP・CFPは研修の受講が合格条件の1つになるため、独学での勉強だけでは合格はできません。
一方、国家資格であるFP技能士の場合、級ごとに難易度が異なっているため独学で合格を狙える級もあります。
FP技能士は、3級・2級・1級に分かれているので、各級ごとに独学が可能なのか説明していきますね。
FP3級に独学で合格できる?
FP技能士の中で一番難易度が易しいとされているFP3級は独学での合格は可能でしょう。
FP3級の試験は、お金に関する基本的な知識を問う問題が多く出題されています。
出題傾向も毎年類似している傾向があるため、テキストで基本的な知識を理解し、過去問でしっかりと対策を行えば、合格圏内を入れるでしょう。
実際に、通信講座やFP3級を受験した方の記事を確認したところ、多くの人が市販の教材でを使用し、独学での合格をつかみ取っていることが分かりました。
また、FP3級の受験資格に年齢制限はなく、実地団体公式HPの受験資格についても、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」と記載があることからも、実務経験や資格の有無は問われないことが分かります。
そして、FP3級の合格率は、学科と実技ともに80%~90%と高めの合格率になっており、国家試験の中でも同じような合格率の資格試験はあまり見られません。
学科・実技ともに60%の得点を獲得できれば合格になるため、過去問集で出題傾向の高い問題を把握、解答と復習を繰り返しておくとよいでしょう。
FP2級に独学で合格できる?
FP2級は、FP3級に比べて独学での合格はかなりハードルが上がります。
FP2級の試験問題は、3級と比べて難易度が上がり、受験するための条件も発生してきます。
FP2級の受験資格 |
・FP技能試験3級に合格していること ・AFP認定研修の受講が修了していること ・FPとしての実務経験が2年以上あること(金融機関や不動産関係もあり) |
FP2級を受験するためには、上の表の条件のどれかを満たしている必要がありますよ。
そして、試験内容も3級とは異なる点があります。
3級の試験では、学科・実技ともにマークシート形式になっていますが、2級では学科試験のみマークシート、実技試験は記述式になっています。
記述式の場合、勉強の際に解答の仕方が合っているのかの判断が独学では難しいこともあるでしょう。
FP2級の合格率は、20~60%と幅広くなっており、FP3級の80%~90%の合格率に比べると難易度が上がることも分かりますね。
各級の詳しい合格率については、この後の記事内で説明します。
FP3級を受験せずに、FP2級を受験する際は、先にAFP認定研修を受けることを忘れないように注意しましょう。
AFP認定研修は、研修を受けるための資格はなく誰でも受講できるので、独学で目指す場合は一番最短ルートになるでしょう。
なお、FP2級の試験は、受験するときにきんざいか日本FP協会どちらで受験するかを選べるので、自分がどういう仕事に就きたいのかを基準に試験内容を見てから、どちらの団体で受験するか選ぶとよいでしょう。
FP2級の独学については、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
→FP2級は独学で合格できる?勉強時間や合格率おすすめの勉強法や本を紹介!
FP1級に独学で合格できる?
FP1級は、FP3級・FP2級と比べ格段に難易度が上がり、独学で合格するのはかなり困難だといえるでしょう。
FP1級の合格率は、わずか7%~18%であり、FP2級の合格率よりもさらに合格率は低くなっています。
そして受験者は、主にFP2級試験の合格者、FPの実務経験者であるため、合格率以上に難しい試験であると考えられます。
また、FPとして独立したい方や、宅建・行政書士の資格をすでに持っている方が、さらなるスキルアップを求めて受験することもあります。
FP2級と比べて、試験内容もさらに深く細かくなるため、ただ知識をインプット・アウトプットするのではなく、的確にインプットとアウトプット学習をしていく必要があるでしょう。
また、この後の記事内で詳しく説明しますが、FPの必要勉強時間は、FP2級は3級の倍、FP1級は2級の2倍とされており、大体600時間は勉強時間を確保する必要があるでしょう。
必要勉強時間はあくまで平均ですが、600時間という時間をすべて自分で管理しながら難易度の高いFP1級の試験を勉強するにはかなり厳しいため、通信講座やスクールの利用も視野に入れるとよいですよ。
FPは主婦でも独学で合格できるの?実際に合格した人のブログはある?
主婦の方で、FPに合格した方はいるのでしょうか。
実際に主婦の方でFP試験を受験し、合格した方のブログを探したところ、「40代ダサくて豊かな暮らし」というサイトで「FP3級・2級おバカな40代主婦でも独学で一発合格できた勉強方法ブログ!」という記事が掲載されていましたよ。
記事の作者さんの名前はわかりませんでしたが、記事内では女性は社会に出ている時も、家庭に入ってからもお金に関わることが多く、自分のために学ぶことをおすすめしていました。
作者さんは、マネーリテラシー(お金の知識を持ち、その知識をうまく活かせること)を学ぶため、39歳のころにFP3級を目指し、FP2級の試験時には40歳になっていたそうです。
FP2級は日本FP教会で受験し、実技試験は「資産設計業務」を選択しました。
作者さんが、FP勉強のために使用したテキスト・勉強方法を紹介しますね。
40代主婦の作者さんがFP勉強のために使用したテキスト一覧 |
・一発合格!マンガで攻略!FP技能士3級 前田信弘 ・うかる!FP2級・AFP王道問題集 ファイナンシャルバンクインスティチュート |
40代主婦の作者さんが実践した勉強方法 |
・テキストはマンガになっているものから選び、学んだ ・試験日から逆算して勉強時間を設定 ・ファイナンシャルプランナーのアプリを利用 ・ファイナンシャルプランナーの計算問題をマスターする |
独学だと自分に甘くなると思った作者さんは、スケジュールに勉強時間の枠をあらかじめ決め、決めた時間は必ず机に向かうことにしていました。
勉強時間は、おもにお子さんが幼稚園や学校に行っている間の午前中にし、家族がいる時はやめるなどメリハリつけて行い、試験日が近づくとご家族に協力してもらっていたそうです。
また、ファイナンシャルプランナー(FP)の過去問アプリを使用し、やる気が出ない日や移動時間などの隙間時間はアプリで学んでいたそうです。
過去問アプリは、〇✕形式や選択問題なので作者さんはゲーム感覚で楽しく学べたと書いてありましたよ。
FP2級の試験は、計算問題が多いため勉強の際は特に強化しましたが、試験では電卓を使用していいことになっているため、丸暗記問題よりもハードルは低かったようです。
また、作者さんはFP3級を受験する前に、FPの無料相談にも足を運んでいました。
FP無料相談では、実際のFPの仕事内容が知れ、試験内容に沿った説明をしてくれたため、試験のモチベーションも上がり勉強も頑張れたようですよ。
気になる方は、ぜひ「40代ダサくて豊かな暮らし」のサイトをチェックしてみて下さいね。
FPを独学で勉強するメリット・デメリット
FPの級ごとに独学合格できるのかや、実際に合格した方のブログを紹介してきましたが、独学で勉強するメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか。
それぞれ紹介していきます。
メリット
まず、独学のメリットを表にまとめました。
FPを独学で勉強するメリット |
・費用が抑えられる ・自分のペースで勉強できる |
メリット2つについて、それぞれ説明していきますね。
費用が抑えられる
1つ目のメリットは「費用が抑えられる」ことです。
独学であると、勉強でかかる費用は教材費のみになります。
本屋さんではFP対策の教材は数多く販売されていますが、最低でもテキストや過去問など3つほど教材は用意した方がよいでしょう。
通信講座では最低でも3万円以上の講座料がかかりますが、独学では教材を3つ購入したとしても、講座料に比べると断然費用は抑えられることがわかります。
費用を抑えながら、FPの勉強をしていきたい方は独学での勉強はおすすめですよ。
自分のペースで勉強できる
2つ目のメリットは「自分のペースで勉強できる」ことです。
独学では、スクールのように授業があるわけではないので、自分のペースで勉強できます。
また、通学の時間も省略できるので、その時間も勉強にあてられ、勉強時間の管理をしっかり行えれば効率よく学べるでしょう。
社会人、主婦の方など仕事や育児でまとまった時間の確保が難しい方も、独学ならば空いた時間を自分で勉強時間にできるので、周りを気にすることなく自分のペースで勉強ができますね。
デメリット
独学のデメリットも表にまとめました。
FPを独学で勉強するデメリット |
・スケジュール管理が難しい ・分からなくても人に聞けない ・教材を選ぶのに時間がかかる |
デメリット3つについてもそれぞれ説明していきますね。
スケジュール管理が難しい
1つ目のデメリットは「スケジュール管理が難しい」ことです。
独学での勉強はすべての管理を自分で行うことになります。
勉強スケジュールを自分で管理できる反面、試験から逆算した勉強時間の組み立てが難しい面もあります。
最初に勉強のスケジュールをしっかり組んだとしても、どうしてもやる気になれない日があったり、分からないところがあれば効率よく勉強が進めない日が発生しますね。
最初に決めたスケジュール通りに勉強が進まないことで、モチベーションも下がり、自分に合った勉強スケジュールの組み立て、管理が分からなくなっていくこともあるでしょう。
分からなくても人に聞けない
2つ目のデメリットは「分からなくても人に聞けない」ことです。
独学はスクールや通信講座と違い、講師の方のサポートがないため、分からないところがあってもすぐ人に聞けず解決するまでに時間がかかります。
分からないところを解決するまでに時間がかかれば、その分勉強時間は削られていくので、勉強が進まなくなってしまいますね。
独学では自分との闘いになってくるので、分からないところがあった場合同じFPを目指す仲間をSNSで見つけるなど、自分なりの解決策を用意しておくとよいでしょう。
教材を選ぶのに手間がかかる
3つ目のデメリットは「教材を選ぶのに手間がかかる」ことです。
独学の場合、教材選びも自分で行うことになります。
FP試験には、学科試験対策のテキスト・実技試験対策のテキスト・過去問の解説集の最低3つは用意しておくとよいでしょう。
しかし、FP試験の教材は数多く販売されているため、対策によって自分に合う教材を選ぶのがなかなか難しい点があります。
通信講座やスクールであれば、FPに特化した教材が用意されますが、市販の教材は一冊に入っている内容が教材ごとに異なるため、受験対策として十分な内容なのか自分で判断するのも独学だと難しいです。
試験対策として不十分な教材を使用したまま勉強すると、十分な試験対策ができないまま試験本番を迎えることになるため、最初の教材選びには時間がかかるでしょう。
独学で勉強するメリット・デメリットまとめ
独学で勉強するメリット・デメリットを分かりやすく表にまとめました。
独学で勉強するメリット・デメリットまとめ | |
メリット | デメリット |
費用が抑えられる | スケジュール管理が難しい |
自分のペースで勉強できる | 分からなくても人に聞けない |
教材を選ぶのに手間がかかる |
独学で勉強を行うと通信講座やスクールに比べて、費用は格段に抑えられ、授業時間がないため自分のペースで勉強を進められます。
しかし、自分のペースで勉強できる反面、勉強スケジュールの管理やモチベーションの維持が難しく、分からないところが出てきたときもすぐ人に聞けないためかえって行き詰まり、思ったように勉強が進められなくなっていくでしょう。
また、最初に購入する教材も出版社によって内容が異なるため、どれが試験対策によいのか、自分に合っているのか分からなく時間と手間がかかります。
独学での勉強は、費用が抑えられ勉強スケジュールの管理も自分で行える方にはおすすめできますが、自分ですべて管理するのに不安がある方や十分な対策ができる教材を求める方は、独学にプラスして通信講座の利用も視野に入れるとよいでしょう。
FPを独学で勉強する時に気をつけるポイントは?
FPを独学で勉強するときに気を付けるポイント |
・法改正の情報をこまめにチェック ・過去問をしっかり確認する ・最新のテキストを購入する ・各分野をバランスよく勉強する |
独学のメリット・デメリットを踏まえたうえで、独学でFP試験の勉強を行う方には、勉強するときの気を付けるポイントについても説明しますね。
法改正の情報をこまめにチェック
ポイント1つ目は「法改正の情報をこまめにチェック」することです。
FPの勉強する分野は毎年法改正がおこなわれているため、改正された箇所が試験で出題されることも多くみられています。
独学の場合、法改正にはすぐ対応できるようにしなければいけませんが、常に法改正を意識しながら勉強を進めなければならないので、非常に困難な道でしょう。
実地される試験のタイミングによっては、法改正の数が10以上にのぼることもあります。
FP技能士試験を実地する「きんざい」や「日本FP協会」の公式HPで、法改正の情報が記載されていないかこまめにチェックしておくとよいでしょう。
また、参考書などの出版社でも法改正について専用ページで紹介しているので、出版社公式HPからも情報のチェックができますよ。
実地団体の公式HPや参考書の出版社公式HPで、常に法改正にはアンテナを張りつつ、FP試験の最新の情報が入手できるようにしましょう。
過去問をしっかり確認する
2つ目のポイントは「過去問をしっかり確認する」ことです。
例えばFP3級の試験では、出題範囲は基本知識が中心になっているため過去問を解くことで、おおよその出題傾向が見えてくることもあります。
過去問を繰り返し解答、復習しておけば合格圏内により近づけるでしょう。
ただし、法改正が行われている場合もあるので、過去問を解く前に一度確認をした方が良いですよ。
過去問の勉強方法としては、テキスト問題集を一通り解答した後に最新の過去問に取り組み、間違えていた箇所は問題集で理解を深めながら、復習をおこなっていきましょう。
過去問の解答→間違えた箇所を確認し理解・復習→また新しい過去問を解答の工程を繰り返していくことで、より問題を理解しながら基礎知識を深く覚えられるのでおすすめですよ。
最新のテキストを購入する
3つ目のポイントは「最新のテキストを購入する」ことです。
FPの試験は、法改正が行われていることもあるため、購入するテキストは最新のものを購入しましょう。
最新の情報が記載されているテキストでないと、受験するFP試験の対策が十分に行えません。
また、テキストは出版社ごとに内容が異なるため、実際に手に取ってから文章がメインのテキストなのか、図やイラストを多く用いているテキストなのかを確認し、自分に合った内容のものを選ぶとよいでしょう。
例えば、FP3級の実技試験では3つの業務から1つ選択して受験することになります。
しかし、多くの市販のテキストは3つのうち1つの業務にしか対応してない場合が多いです。
テキストの内容とともに、自分が受験する業務に沿った内容のテキストなのかも確認するとよいですよ。
購入したテキストで、しっかりと基礎知識をインプットし、過去問題集で知識のアウトプットする勉強を何回も繰り返すと、覚えた知識が深く記憶に残っていくのでおすすめですよ。
各分野をバランス良く勉強する
4つ目のポイントは「各分野をバランスよく勉強する」ことです。
比較的難易度がやさしいとされているFP3級で例えると、3級では実技・学科試験ともに60%以上の点数を確認することでFP3級技能士として認定されます。
学科試験の場合、日本FP協会・きんざいのどちらで受験しても試験科目は共通になっていますよ。
実技・学科の両方で60%以上の点数を獲得しなければならないので、科目範囲が偏ることなくバランスよく勉強を進めていく必要がありますね。
勉強不足の科目があると、実際の試験の際に他の科目で影響がでることもあるので、自分が苦手な科目、よく間違える問題も繰り返し解答して覚えていくなどして対策していくとよいでしょう。
各科目で専門用語もあるため、最初は理解するのに時間がかかることもありますが、諦めずに解答・復習を繰り返し、試験に向けて知識の理解を深めていきましょう。
独学でFPに合格するために必要な勉強時間は?
独学でFPに合格するためには実際どれくらいの勉強時間が必要とされているのでしょうか。
複数の通信講座から、FPの勉強に必要とされている時間を調べ、表にまとめました。
FP3級の勉強時間
FP3級の必要勉強時間について、ユーキャン・アガルート・スタディング・アガルートの4社の情報をもとに表を作りました。
FP3級の合格に必要とされている勉強時間 | |
通信講座名 | 必要勉強時間 |
ユーキャン | 80~150時間 |
アガルート | 30~100時間 |
スタディング | 80~150時間 |
フォーサイト | 20時間 |
(各通信講座公式HPより独自集計)
それぞれ4社がFP3級を合格するために必要とされる勉強時間は、20時間~150時間となっていました。
一番少ない勉強時間の20時間~30時間は、1日2時間の勉強を10~15日間続ければ達成する時間です。
80時間~150時間では、1日2時間の勉強をおよそ2~3ヶ月続ければ達成できます。
FP3級では、大体1~3ヶ月の勉強時間となっていますが、勉強に慣れていない方や金融・法律の分野に苦手意識がある方はもう少し勉強時間の確保を考えておくとよいでしょう。
また、FP3級の試験は例年1月・5月・9月の年3回実地されているので、自分が受験したい日程に合わせて勉強を始めるとよいですね。
例えば、1月のFP3級の試験を受験するならば前年の10月には勉強を始められるようにしておきましょう。
必要とされている勉強時間が多くないからといって、勉強を怠ることなく模擬試験、過去問に取り組み、試験の形式に慣れておくことも大切ですよ。
FP2級の勉強時間
FP2級の必要勉強時間についても、ユーキャン・アガルート・スタディング・フォーサイトの4社の情報をもとに表を作りました。
FP2級の合格に必要とされている勉強時間 | |
通信講座名 | 必要勉強時間 |
ユーキャン | 150~300時間 |
アガルート | 150~300時間 |
スタディング | 150~300時間 |
フォーサイト | 300時間 |
(各通信講座公式HPより独自集計)
FP2級では、4社とも150時間~300時間の勉強時間が必要とされていました。
FP2級は、FP3級と比べ基本知識を応用した問題も出題されるため、勉強時間もおよそ倍必要になっていますね。
150時間~300時間は、1日2時間の勉強を3~5ヶ月続けると達成できますが、休日など長時間の勉強時間を確保できそうな日も作っておくとよいでしょう。
FP2級の試験も例年1月・5月・9月の年3回実地されているので、1月の試験を受験する場合は前年の7月には余裕をもって勉強を始められるようにしておきましょう。
なお、法改正が行われていることもあるのでテキストは必ず最新のもの、図やイラストが多い教材など自分に合ったテキストを選ぶことも忘れずに注意してくださいね。
FP1級の勉強時間
FP1級の必要勉強時間については、アガルート・フォーサイトの2社の情報をもとに表を作りました。
FP1級の合格に必要とされている勉強時間 | |
通信講座名 | 必要勉強時間 |
アガルート | 450~600時間 |
フォーサイト | 600時間 |
(各通信講座公式HPより独自集計)
FP1級では、必要勉強時間は450時間~600時間確保した方がよいとされていました。
FPの資格試験では、2級は3級の倍の勉強時間、1級は2級の2倍勉強時間が必要だともいわれています。
450時間~600時間の勉強時間となると、平日2時間、休日5時間の週10時間の勉強を半年間続ければ達成できる時間になっていますよ。
しかし、FP1級の試験は3級、2級と比べ難易度は格段に上がるため、しっかりとした勉強時間の確保、内容もより深く勉強していかなければなりません。
どうしてもスケジュール通りに勉強できなかった日も必ず出てくると思うので、100時間程度は余裕をもったスケジュールにしておくと、後々自分も焦らないで勉強に取り組めるのでおすすめですよ。
FP1級の試験は、3級、2級と異なり「きんざい」で受験する場合、学科試験は1月・5月・9月、実技試験は6月・10月・2月に分かれているため注意してくださいね。
「日本FP協会」で受験する場合は、9月の年1回実地されていますが、受験資格であるCFPの審査試験は2週間にわたって行われるため、スケジュール管理に気を付けましょう。
FPに独学で合格するための勉強方法は?
FPに独学で合格するためのおすすめの勉強方法を、実際に独学合格した方のブログ「プーさんとキリンの生活」や上位サイトの情報をもとに紹介しますね。
FPに独学で合格するための勉強方法 |
・テキストを選ぶ ・出版社のサイトで正誤表をチェックする ・参考書を一回読む ・過去問集を3回以上解く |
4つのポイントごとにそれぞれ説明していきますね。
テキストを選ぶ
1つ目は「テキストを選ぶ」ポイントについて説明しますね。
独学の場合、まずテキストの購入から入りますが、テキスト選びは非常に重要になりますよ。
市販のFP試験対策のテキストは、数多く種類があるため選ぶのがまず困難です。
例えば、短期合格を目指す方の為に内容が要点化されたテキスト、FP2級・1級を見据えた出題範囲をカバーしているものなど種類はさまざまです。
また、文章メインのテキスト、図やイラストが多用されているテキスト、自分には勉強するときにどのタイプのテキストが合うのかも踏まえて選ぶとよいですよ。
初めてFPの勉強をする方は、テキスト選びに失敗する恐れもあり、対策として十分でないテキストを使用したままだと勉強が進まなくなることもあるでしょう。
また、FPの試験内容は、法改正がよく行われるためテキストは必ず最新のものを購入することも注意してくださいね。
テキストと過去問題集は、同じ出版社のシリーズでそろえると過去問解説の際に、理解しやすいこともあるのでおすすめです。
出版社のサイトで正誤表をチェックする
2つ目の勉強ポイントは「出版社の正誤表をチェックする」ことです。
FPの試験内容は法改正がよく行われるとさきほど説明しましたが、FPの試験問題は税金などの改正に合わせて作成されていますよ。
法改正が行われた分野は、その直後の試験でよく出題されるケースが多い傾向があります。
法改正が行われた分野をしっかりと把握、理解できているかで合否を左右することもあるので、情報はしっかりと入手できるようにしておきましょう。
法改正の情報については、テキスト・過去問の出版会社公式HPで法改正の正誤表が出ているためこまめにチェックしておくとよいです。
また、試験実地団体の「きんざい」「日本FP協会」公式HPでも情報は出ているので、合わせてチェックしてみて下さいね。
参考書を一回読む
3つ目の勉強ポイントは「参考書を1回読む」ことです。
FPの資格取得を目指す場合、多くの方が3級から勉強を始めますね。
お金に関する勉強が初めての方や、久しく勉強をしていなかった方はまずは基本的な知識を得るために参考書を1回読むことをおすすめします。
そして、基本問題をテキストで一通り解答してみましょう。
基本問題を解答することで、FP試験ではどういった問題が出題されているのか、この分野は理解に時間がかかりそうなど、自分がこれから勉強するうえでの優先順位もおおよそわかってくるでしょう。
解答した後、間違った個所を参考書でさらに理解を深めながらもう一度テキストで解答といった流れを繰り返していきます。
繰り返し行うことで、知識が最初よりもどんどん頭に入ってくるため、問題を理解しながら効率よく勉強を進められるでしょう。
また、別にノートでまとめながら基本問題を解答することも、自分の中で情報をまとめていけるため、おすすめです。
過去問集を3回以上解く
4つ目の勉強ポイントは「過去問集を3回以上解く」ことです。
FPの勉強で、テキストに加えて外せないのが過去問集ですよ。
FP試験の出題傾向として、過去に出題された問題が多いケースもあります。
過去の問題が出題されるケースが多ければ、過去問集をしっかりと解答できれば合格へ近づけることになりますね。
そして、何年か分の過去問を繰り返し解答することで、おおよその出題傾向を読み解けることもあるでしょう。
日本FP協会では、過去4年間の過去問・模範解答が無料でみれるため、過去問勉強の際はチェックしておくのをおすすめします。
法改正の情報をこまめにチェックしつつも、過去1年分(年3回実地分)はまた出題される可能性もあるので、しっかりと解答しておくとよいでしょう。
過去問集で勉強しながら、自分が間違った個所、苦手意識のある分野は繰り返し解答し、少しでも克服していきましょう。
おすすめの勉強方法については、こちらの記事も参考にしてみて下さいね。
→FP2級は独学で合格できる?勉強時間や合格率おすすめの勉強法や本を紹介!
FPを独学で学ぶのにおすすめのテキストは?
FP技能士を独学で学ぶのにおすすめのテキスト
独学の場合、テキスト選びは重要だと説明しましたが、教材も数多く種類があるのでどんなものが試験対策によいのか分からないこともありますよね。
口コミや実際に独学合格した方が多く使用していた教材を、上位20サイトから独自に集計、人気が多かった教材を紹介していきますね。
FP技能士を独学で学ぶのにおすすめのテキスト一覧 | |
FP3級 | ・FPの学校 きほんテキスト ・FPの学校 これだけ!問題集 |
FP2級 | ・みんなが欲しかった!FPの教科書 ・みんなが欲しかった!FPの問題集 |
FP1級 | ・合格テキスト ・合格トレーニング |
FP技能士の級ごとにおすすめの教材をテキスト・過去問1つずつ紹介していきます。
FP3級のテキスト
ユーキャンのFPの学校
ユーキャンの「FPの学校」は、通信講座のユーキャンから出版されており、1日10ページ、31日間でFP3級の範囲を少しづつ学んでいくテキストになっています。
31日間、およそ1ヶ月で勉強が終わる内容なので、初めてFPの勉強をするかたでも力を入れすぎることなく勉強を進めていくことが可能なので、短期合格を目指している方にもおすすめの一冊です。
テキストにはマスコットキャラクターの「ユーニャン」がところどころで出てきて楽しく勉強できるのもおすすめポイントです。
構成もわかりやすく、図やイラストも使用しているのでしっかりと内容を理解しながら勉強できます。
価格は、1,650円(税込み)になっています。
ユーキャンのFPの学校 これだけ!問題集
「FPの学校 これだけ!問題集」はさきほど紹介したFPの学校と同シリーズになっています。
問題集の解説の際にテキストの箇所を教えてくれるので、テキストとセットで使用するとしっかりと復習ができおすすめですよ。
左ページに問題、右ページに解説・解答になっているため勉強がしやすく、問題の重要度判定も記載されているので、効率よく重点を抑えることが可能です。
重要語句は赤文字になっているので、赤シートを活用して隙間時間に復習、試験直前には最終確認もできますよ。
価格は、1,650円(税込み)になっています。
FP2級のテキスト
みんなが欲しかったFPの教科書
「みんなが欲しかった!FPの教科書」は、TACから出版されており日本で一番売れているFPの教材になります。
人気の理由は、オールページフルカラー、かわいいイラストも記載されており、読書感覚で読めるため理解がしやすいとの声が多かったです。
また、テキストは図表が多いため、暗記に頼りがちな内容でも根本から理解ができ、記載されている図表はPDFでダウンロード可能なので、後からスマホで確認もできますよ。
FP2級のテキストはどんなものを購入したらよいかわからないという方も、みんなが欲しかった!FPの教科書(みんほし)なら、間違いないと長年のベストセラーだけあって安心感・信頼感も強い教材になっています。
実際に独学で合格した方のブログでも多く紹介されており、総合的な評価が高い一冊でしたが、独特なフォント使いであるため読みづらいといった口コミもありましたよ。
価格は、1,760円(税込み)になっています。
みんなが欲しかったFPの問題集
「みんなが欲しかった!FPの問題集」は、さきほどのみんなの教科書と同シリーズになっています。
みんほし FPの問題集では、頻出問題と重要論点を厳選しているため効率よく重点を勉強できますよ。
解説も分かりやすいといった声が多く、繰り返し解答することでしっかりとFP2級に必要な知識を深めていけます。
過去問は、最低でも3回以上は解答しておくと内容をより深く理解し、合格レベルに近づけていけるので、ぜひ何回も繰り返し解答・復習を繰り返し勉強してくださいね。
価格は、1,650円(税込み)になっています。
FP1級のテキスト
合格テキスト
「合格テキスト」は大手予備校のTACから出版されています。
長年の過去問を分析したうえで試験範囲の中から頻出論点、重要論点をピックアップしており、得点に繋がる力を鍛えられる一冊になっていますよ。
大手予備校の講師の方々が長年かけてFPの過去問を調べ、分析しているので信頼・安心のあるテキスト集として人気の教材です。
各単元をより理解できるようにわかりやすく解説しており、図表やイラストもあるため勉強を進めやすいのもおすすめポイントの1つです。
目次も見やすくなっているので、勉強しながら再確認したい箇所はすぐ確認、探す時間も短縮し勉強できますよ。
価格は、2,200円(税込み)になっています。
合格トレーニング
「合格トレーニング」は、同じく大手予備校のTACから出版されています。
教材のテーマとして掲げている「さらっと読めてじっくり分かる」通りに、難易度の高いFP1級を合格するための必要な量がしっかりと記載されている問題集です。
問題の裏に解答・解説があるため勉強が進めやすく、適度に空白があるので自分用のメモ帳としても活用ができます。
解説も丁寧に分かりやすくされているので、繰り返し解答をすることで苦手分野も克服、合格レベルに近づけるようになっていますよ。
大手通信講座や、FP1級を独学で合格した方のブログでも数多く紹介されていたため、FP1級の教材はなにがよいか迷っている方にもおすすめです。
価格は、3,520円(税込み)になっています。
AFPを独学で学ぶのにおすすめのテキスト
FP技能士各級ごとのおすすめテキスト、過去問集を紹介しましたが、日本FP教会で実地されているAFPのおすすめ教材も合わせて紹介しますね。
AFPを独学で学ぶのにおすすめのテキスト一覧 | |
AFP | ・史上最強のFP2級AFPテキスト ・史上最強のFP2級AFP問題集 |
史上最強のFP2級AFPテキスト
「史上最強のFP2級AFPテキスト」は、から出版されている教材です。
出題カバー率が高い教材として有名であり、2022~2023年のカバー率は96.5%と高く、試験問題のほとんどを対策できる一冊です。
確実に抑えるべき箇所が強調されているので、重要度の高い問題を抑え試験で得点を獲得できる構成になっていますよ。
11年分の過去問も収録し、ボリューム感のあるテキストですが11年分の情報があれば、おおよその出題傾向を読み解くことも可能となり、十分な試験対策になるでしょう。
価格は、2,090円(税込み)になっています。
史上最強のFP2級AFP問題集
「史上最強のFP2級AFP問題集」は、先ほどのテキストと同シリーズになっています。
問題集では過去10年分の過去問を分析、出題傾向の高い順に掲載されています。
テキスト同様、問題集も出題カバー率は95%と高いものになっており、繰り返し解答することでより知識を深めていけるでしょう。
しかし、出題傾向の高い問題に関してはしっかりカバーしている反面、あまり出題されない難解問題は記載されていないため注意が必要です。
日本FP協会公式HPで無料ダウンロードできる過去問も取り入れて勉強するなど、対策が必要でしょう。
価格は、2,178円(税込み)になっています。
CFPを学ぶのにおすすめのテキスト
CFPを学ぶのにおすすめのテキストも紹介しますね。
CFPを独学で学ぶのにおすすめのテキスト | |
CFP | ・FPKオリジナルCFP受験対策精選過去問題集 ・CFP資格審査試験問題集 |
CFPを目指す方は、すでにAFPの資格を保有している方になるので初歩的なテキストは必要ないとされています。
しかし忘れている分野もある可能性があるので、テキストに戻り復習することも大切ですよ。
復習含め、CFPの試験対策がしっかりできるテキストを紹介しますね。
FPKオリジナルCFP受験対策精選過去問題集
「FPKオリジナルCFP受験対策精選過去問題集」は、日本FP協会の認定教育機関であるFPK研修センターから出版されており、信頼できるテキストになっています。
過去のCFP資格審査問題から精選した問題をピックアップしており、5、6回分の試験内容が一冊に収録されています。
難易度・頻出問題が明記されているので、出題傾向を確認しながら勉強ができますよ。
各科目ごとに問題集が用意されているので、勉強しながら効率よくアウトプットし理解を深めていけます。
また、全体だけでなく、1科目当たりにも5、6回分の試験内容が入っているので試験対策として十分に対策ができるでしょう。
価格は、1,049円(税込み)になっています。
CFP資格審査試験問題集
「CFP資格審査試験問題集」は、日本FP協会から出版されている過去問題集です。
試験回ごとの問題・解答・解説が一冊に収録されており、学習の総仕上げとして使用する方が多い教材ですよ。
科目ごとに種類分けされているので、内容が分かりやすく問題集だけでもとても優秀な一冊との口コミも多かったです。
実際に、独学で勉強を行った方のブログや通信講座でもおすすめの過去問題集として多く紹介されていたので、信頼度があり試験対策もばっちりできる教材ですよ。
価格は、1,462円(税込み)になっています。
独学での勉強が不安な方は通信講座がおすすめ
独学でのFP勉強におすすめのテキストを紹介しましたが、完全独学での勉強に不安がある方は「通信講座」の利用がおすすめです。
通信講座では、独学同様に好きな時間に勉強できますが、FPの勉強に特化した教材や講師の方のサポートも受けられます。
また、常に新しい情報が入手でき、重要箇所も通信講座独自にピックアップしてくれているので、FPの知識を根本から理解し効率よく勉強を進めていけます。
しかし多くの通信講座では、受講期間が決まっているため受講期限までに資格を取得しなければならないことや、受講費用も独学に比べると12,000~50,000円など割高になります。
FP技能士の級ごとに、受講費用はどれくらいなのか調べましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
FP3級の通信講座の勉強時間と料金は?
FP3級の資格が取得できる通信講座の費用を表で比べてみました。
通信講座名 | 受講費用 |
スタディング | 4,950円(FP3級合格コース) |
ユーキャン | 64,000円(FP講座) |
フォーサイト | 65,800円(バリューセット2) |
アガルート | 65,780円(FP3級・2級技能検定試験講座) |
(参考:各通信講座公式HPの情報をもとに独自作成)
一番安い受講料は、スタディングで4,950円(税込み)になっています。
スタディングでの受講期限は、2024年1月31日までになっており、期限内であればビデオ講義や問題集の利用が可能です。
反対に一番高い受講料は、フォーサイトで65,800円(税込み)になっていますが、フォーサイトではFP3級と2級セットの合格講座になっているため費用が高くなっています。
フォーサイトの受講期間は、2024年9月の本試験前日までになっています。
勉強時間は、自分がどの日程の試験を受験するかによっても異なってきますが、FP3級の平均勉強時間は、80~150時間とされていますよ。
FP2級の通信講座の勉強時間と料金は?
FP2級の資格講座を実地している通信講座の料金も比較してみました。
通信講座名 | 受講費用 |
スタディング | 29,700円(FP2級合格コース) |
ユーキャン | 64,000円(FP講座) |
フォーサイト | 65,800円(バリューセット2) |
TAC | 101,000円(3・2級本科生WEB通信講座) |
(参考:各通信講座公式HPの情報より独自作成)
FP2級の講座費用は、31,900円~101,000円と3級に比べ高くなっていますが、通信講座によって3級とのセット講座にしている場合もあるため、価格は高めになっていますね。
一番安いのはスタディングで、31,900円(税込み)で、一番高いのは予備校のTAC101,000円(税込み)でしたが、TACの場合3級と2級のセット講座になります。
スタディングでは2024年1月31日までが受講期限、TACでは指定された期限までに申し込みをすると受講ができます。
FP2級の勉強時間も受験する日程によって異なってきますが、平均勉強時間は150~300時間とされていますよ。
FPを勉強するのにおすすめの通信講座は?
通信講座の受講価格を紹介しましたが、教材やサポート面でおすすめの通信講座も把握したいですよね。
実際に通信講座を利用して合格した方のブログ、口コミなどを参考に多く紹介されていた通信講座2社をおすすめポイントも含めて紹介していきますね。
フォーサイト
1つ目におすすめの通信講座は「フォーサイト」です。
フォーサイトは2023年9月のFP2級技能士検定合格率が90.5%を叩き出しています。
教材は要点を分かりやすく絞り、無駄をとことん省いたテキストになっており、合格ラインをクリアするための合格点主義を軸にテキストを作成していますよ。
テキストはオールページフルカラーなので頭に入ってきやすく、テキスト以外にもスマホアプリを使用できるeランニングシステム「ManaBun」を導入しています。
フォーサイトの2021年合格者512名のうち、89%の方がeランニングシステムに非常に満足と答えています。
ManaBunでは、自分が使用しているデバイスで勉強ができ、すべての講義動画・音声の視聴も可能になっています。
講義データのダウンロードもできるので、一度ダウンロードすれば時間を気にすることなく視聴ができ、連続再生や倍速再生も可能になっていますよ。
また、デジタルテキストなだけあって時間を有効的に活用できるため、紙の問題集より効率的に問題演習ができるメリットもあります。
フォーサイトのFP講座についてもっと知りたい方は、公式HPをチェックしてくださいね。
スタディング
2つ目におすすめの通信講座は「スタディング」です。
さきほど講座費用でも一番安かったスタディングですが、安さ以上に教材やサポートも充実していますよ。
スタディングは効率的な資格取得をコンセプトにスマホ学習に力を入れている通信講座になります。
学習前半は、基礎能力養成としてビデオ講座・WEBテキスト・要点まとめシート・スマート問題集を活用し、FPの必要な知識を理解していきます。
学習後半は、実力養成期として前半に使用したビデオ講座・WEBテキストにプラスして、セレクト過去問・スマート過去問を導入、過去問中心に試験で問われる知識をみにつけていく学習方法ととっていますよ。
試験直前期には、解答力アップ期として実技試験対策講座・実技セレクト過去問題集・模擬試験など実際の試験レベルの問題練習を繰り返し、合格点を取れる実力を磨いていきます。
すべてスマホやタブレットを使用しての勉強になるので、見ながら勉強することはもちろん、移動時間などの隙間時間も有効活用できますね。
スタディングのFP講座についてもっと知りたい方は公式HPをチェックしてみて下さいね。
FPの資格勉強ができる通信講座についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
→【2024年版】FPの通信講座と予備校のおすすめランキング・主要9社を徹底比較
→2級FP技能士の通信講座おすすめランキング・主要9社を徹底比較
FPの試験範囲は?
FP技能士の試験は、級ごとに内容も難易度も異なってきます。
国家試験の中では、比較的易しい試験とされていますが、学科試験の難易度はきゅごとに上がっていくため注意が必要です。
そして、FP3級・2級では実地団体によって実技試験の内容が異なるので、それぞれの級ごとに試験範囲について説明します。
試験範囲(きんざい)
最初に、FP技能士の試験を実地している「きんざい」の試験範囲を説明していきますね。
FP3級
FP3級の試験概要は以下になります。
学科試験 | A.ライフプランニングと資金計画 B.リスク管理 C.金融資産運用 D.タックスプランニング E.不動産 F.相続・事業承継 |
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実技試験 | 個人資産相談業務 | (学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.個人顧客の問題点の把握 3.問題解決策の検討・分析 |
保険資産相談業務 | (学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.保険顧客の問題点の把握 3.問題解決の検討・分析 |
(参考:一般社団法人金融財政事情研究会公式HP)
FP3級の試験は、1月・5月・9月の年3回実地されています。
受験資格は「FP業務に従事している者」または「従事しようとしている者」となっており、初めて受験する方、実務経験のない方も受けられるようになっていますよ。
受験料は学科3,000円、実技3,000円かかります。
FP3級の学科試験は、マークシート方式の択一問題になっており、ライフプランニング作成・不動産・税や相続などの科目から出題されますよ。
実技試験では「個人資産相談業務」「保険資産相談業務」の2科目から出題され、マークシート方式での試験になります。
なお、試験時間は学科120分、実技60分の計2時間20分で実地されます。
FP2級
FP2級の試験概要は以下になります。
学科試験 | A.ライフプランニングと資金計画 B.リスク管理 C.金融資産運用 D.タックスプランニング E.不動産 F.相続・事業承継 |
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実技試験 |
個人資産相談業務 | (学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.個人顧客のニーズ及び問題点の把握 3.問題の解決策の検討・分析 4.顧客の立場に立った相談 |
中小事業主資産相談業務 |
(学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.中小企業のニーズ及び問題点の把握 3.問題の解決策の検討・分析 4.顧客の立場に立った相談 |
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生保顧客資産相談業務 | (学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.生保顧客のニーズ及び問題点の把握 3.問題の解決策の検討・分析 4.顧客の立場に立った相談 |
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損保保険資産相談業務 | (学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.損保顧客のニーズ及び問題点の把握 3.問題の解決策の検討・分析 4.顧客の立場に立った相談 |
(参考:一般社団法人金融財政事情研究会公式HP)
FP2級の試験も3級同様1月・5月・9月の年3回実地されています。
受験資格は次のいずれかに該当する者とされていますよ。
・3級ファイナンシャルプランニング技能検定合格者
・2年以上の実務経験
・AFP認定研修の受講修了者
受験費用は学科4,200円、実技4,500円になっています。
2級の学科試験も3級と同じくマークシート方式の択一問題ですが、実技試験は記述式になっていますよ。
試験時間は学科120分、実技60分の計2時間20分で行われています。
FP1級
FP1級の試験概要は以下になります。
学科試験 | A.ライフプランニングと資金計画 B.リスク管理 C.金融資産運用 D.タックスプランニング E.不動産 F.相続・事業承継 |
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実技試験 | 資産相談業務 | (学科試験の試験範囲について、下記の項目を審査) 1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング 2.個人顧客の問題点の把握 3.問題解決策の検討・分析 |
(参考:一般社団法人金融財政事情研究会公式HP)
FP1級の試験では、3級・2級と異なり学科と実技で試験日が異なっている特徴があります。
学科試験は1月・5月・9月に実地されますが、実技試験は6月・10月・2月に行われますよ。
1級では学科試験、実技試験それぞれに受験資格が定めらているので紹介しますね。
学科試験の受験資格
・2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
・FP業務に関し5年以上の実務経験を有するもの
実技試験の受験資格
・FP1級学科試験合格者
・日本FP協会の「CFP認定者」
・日本FP協会の「CFP資格審査試験の合格者」
・きんざいの「FP養成コース」修了者+実務経験1年以上
そして、受験料も受験する団体で異なり、きんざいのみで8,900円、実技は日本FP協会は20,000円、きんざいは25,000円になってるので注意してくださいね。
試験時間は学科基礎編と応用編に分かれており、それぞれ150分ごとに行われています。
難易度や合格率は?(きんざい)
FP3級
FP3級の過去4年(試験12回分)の合格率を表にまとめました。
試験日 | 学科試験 | 実技試験(個人) | 実技試験(保険) |
2023年9月 | 37.19% | 62.29% | 55.30% |
2023年5月 | 54.13% | 61.58% | 58.91% |
2023年1月 | 56.00% | 67.56% | 40.05% |
2022年9月 | 43.41% | 58.23% | 43.28% |
2022年5月 | 49.03% | 62.24% | 45.64% |
2022年1月 | 62.52% | 39.53% | 45.98% |
2021年9月 | 53.31% | 43.25% | 45.69% |
2021年5月 | 47.81% | 59.63% | 47.76% |
2021年1月 | 63.75% | 58.63% | 56.01% |
2020年9月 | 69.28% | 35.28% | 56.20% |
2020年5月 | 中止 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 65.43% | 50.22% | 48.19% |
(参考:きんざい公式HP)
きんざいでの過去4年の合格率は、学科は50%~70%、実技は個人・保険ともに40%~50%の合格率となっていました。
学科試験は2020年9月が69.28%と一番高く、実技試験(個人)は2021年5月59.63%、保険は2020年9月56.20%が一番高い合格率になっていますね。
学科・実技試験ともに合格率は半数以上の年度が多いことから、しっかりと勉強すれば合格圏内に入れる難易度ということが分かるのではないでしょうか。
FP3級では、基本知識を中心に出題される傾向が多いので、基礎知識をしっかり理解しながら、過去問題集も何回も解答・復習を繰り返すと合格レベルまでの実力に持っていけるでしょう。
FP2級
きんざいで実地したFP2級の過去4年分(試験12回分)の合格率を表にまとめました。
試験日 | 学科試験 | 実技 (個人) |
実技 (中小) |
実技 (生保) |
実技 (損保) |
2023年9月 | 22.75% | 41.36% | 35.92% | 40.17% | 60.07% |
2023年5月 | 17.51% | 39.76% | 39.20% | ||
2023年1月 | 29.07% | 34.09% | 62.98% | 31.90% | |
2022年9月 | 15.75% | 41.54% | 39.80% | 32.54% | 72.92% |
2022年5月 | 22.11% | 31.44% | 34.32% | ||
2022年1月 | 19.50% | 36.69% | 57.84% | 50.94% | |
2021年9月 | 25.46% | 42.49% | 59.76% | 33.94% | 68.49% |
2021年5月 | 33.82% | 42.81% | 47.18% | ||
2021年1月 | 23.42% | 36.00% | 64.12% | 54.96% | |
2020年9月 | 33.10% | 33.71% | 57.54% | 60.73% | 58.62% |
2020年5月 | 中止 | 中止 | 中止 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 28.81% | 33.13% | 55.82% | 45.88% | |
2019年9月 | 20.97% | 31.72% | 55.49% | 50.80% | 67.22% |
2019年5月 | 20.88% | 25.77% | 54.73% | ||
2019年1月 | 31.11% | 36.93% | 33.98% | 40.06% | 50.00% |
(参考:一般社団法人金融財政事情研究会公式HP)
FP2級学科試験の合格率はおよそ20%~30%、実技(個人)は20%~40%、中小・保険・損保は大体40%~60%の合格率になっていますね。
学科試験では2021年5月33.82%が一番高い合格率になっていますね。
実技試験の中でも、個人資産相談業務は合格率が25.77%と一番低い合格率の年度もありますが、各試験回の難易度によって合格率に幅が出る科目になります。
きんざいの試験は、日本FP協会と比べ専門性の高い出題問題もあり、合格率が低下したり、年度によっては高めになったりしていますよ。
しかし、実技試験ではどの科目も半数ほどの合格率なことから、受験者の半分しか合格していない結果が分かります。
特に学科試験では、2022年1月のFP3級では合格率62.52%ですが、FP2級では19.50%と倍以上合格率が違うことからもFP2級の難易度は高いということが分かりますね。
FP1級
FP1級の過去4年間(試験12回分)の合格率も表にまとめました。
試験日 | 学科試験 | 試験日 | 実技試験 |
2023年9月 | 13.00% | 2023年9月 | 80.10% |
2023年1月 | 10.38% | 2023年6月 | 84.80% |
2022年9月 | 12.28% | 2022年9月10月 | 84.59% |
2022年1月 | 6.67% | 2021年6月 | 85.27% |
2021年9月 | 13.03% | 2021年2月 | 88.49% |
2021年5月 | 20.05% | 2020年6月 | 中止 |
2021年1月 | 中止 | 2020年2月 | 84.92% |
2020年9月 | 15.01% | 2019年6月 | 85.69% |
2020年5月 | 中止 | 2019年2月 | 86.64% |
2020年1月 | 11.81% | 2018年6月 | 85.40% |
2019年9月 | 10.14% | 2018年2月 | 86.45% |
2019年5月 | 11.77% | 2017年6月 | 86.50% |
2019年1月 | 8.45% | 2017年2月 | 84.43% |
(参考:一般社団法人金融財政事情研究会公式HPより独自作成)
FP1級では、学科試験と実技試験で実地日が異なるので、順に説明していきますね。
まず学科試験では、合格率は過去4年7%~20%とかなり低い合格率です。
2021年5月は20.05%と一番高いですが、2022年1月は6.67%とかなり低い合格率になっていますね。
また、FP3級の合格率は一番高いもので69.28%、2級では33.82%だったので、FP試験学科試験の難易度はどんどん上がっていくことが分かりますね。
実技試験は毎年2月と6月の年2回実地されています。
過去4年の実技試験合格率は、どの年も80%代と高い数値になっています。
きんざいと日本FP協会で実技試験の形式は異なっており、きんざいでは面接形式になっていますよ。(日本FP協会は筆記形式です)
面接前にあらかじめ渡されている問題を使い、面接官を顧客と見立てたファイナンシャルプランニングを行う試験です。
出題範囲も不動産分野・事業継承分野からの出題が多い傾向があり、対策しやすいといった特徴があります。
筆記試験ではなく面接官との対面試験、出題範囲も対策しやすい分野ということもあり、学科試験と比べ合格率は高いといえるでしょう。
FP試験の難易度についてはこちらの記事も参考にしてみて下さいね。
→ファイナンシャルプランナー(FP)資格試験の難易度は?難しい?簡単?おすすめの勉強方法も紹介
FPの試験日程と受験手続きの方法は?
FPの試験日程は、以下の通りです。
2024年度FP3級技能検定 学科及び実技試験日程
試験日 | 合格発表日 |
2024年9月1日~9月30日 | 10月15日(火) |
2024年10月1日~10月31日 | 11月15日(金) |
2024年11月1日~11月30日 | 12月13日(金) |
2024年12月1日~12月26日 | 1月17日(金) |
2025年1月7日~1月31日 | 2月14日(金) |
2025年2月1日~2月28日 | 3月14日(金) |
2024年度FP2級技能検定 学科及び実技試験日程
試験日 | 受検申請期間 | 合格発表日 | |
第1回 | 2024年5月26日(日) | 3/15(金)~4/5(金) | 6月28日(金) |
第2回 | 2024年9月8日(日) | 7/2(火)~7/23(火) | 10月21日(月) |
第3回 | 2025年1月26日(日) | 11/13(水)~12/3(火) | 3月7日(金) |
きんざいでは個人申込の場合「インターネット申込」か「郵便申込」の2つの方法で申請できます。
これからFP試験を受験したいと考えている方はぜひ公式HPをチェックしてみて下さいね。
ファイナンシャルプランナーの独学についてよくある質問
ファイナンシャルプランナーの独学についてよくある質問を表にまとめました。
ファイナンシャルプランナーの独学についてよくある質問 |
・ファイナンシャルプランナー独学のよくある質問 ・ファイナンシャルプランナー3級に合格するのに必要な勉強時間は? ・ファイナンシャルプランナーに独学で合格した主婦のブログってあるの? ・FP3級の無料のテキストはある? ・お金の寺子屋って何?評判は? ・ファイナンシャルプランナー2級に合格するのに必要な勉強時間は? ・ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できるの? ・ファイナンシャルプランナーが役立つ仕事ってないの? ・ファイナンシャルプランナーは自分のためになる? ・ファイナンシャルプランナーに独学で合格するためのおすすめのテキストは? |
質問ごとに説明していきますね。
ファイナンシャルプランナー3級に合格するのに必要な勉強時間は?
ファイナンシャルプランナー(FP)3級に合格するのに必要とされている勉強時間は、80~150時間とされていますよ。
1日2時間の勉強を2~3ヶ月程続けることで達成できる勉強時間になっています。
資格試験の勉強としては、比較的短い期間で勉強できますが、初めてFPの勉強をする方や久しぶりに勉強をする方はもう少し長い勉強時間の確保を考えておいた方がよいでしょう。
ファイナンシャルプランナーに独学で合格した主婦のブログってあるの?
ファイナンシャルプランナーに独学で合格した主婦の方のブログを調べたところ「40代ダサくて豊かな暮らし」で「FP3級・2級おバカな40代主婦でも独学で一発合格できた勉強方法ブログ!」という記事が掲載されていました。
記事の中では、実際に合格した主婦の作者さんが実践した勉強方法、使用したテキストなど詳しく紹介してくれています。
作者さんは、女性は人生において何かとお金にかかわることが多く、家計管理や自分のためにもFPの資格取得をおすすめしていましたよ。
本記事の中でも、テキストなど詳しく紹介しているので、ぜひ確認してみて下さいね。
FP3級の無料のテキストはある?
FP3級の無料テキストはあるのか調べたところ、日本FP協会では過去4年分の出題問題・解答を無料で見れるようになっていることが分かりました。
FP3級の試験では、過去に出題された問題がまた出されるケースも多いため、無料で見れる過去問テキストをうまく活用し、理解を深めていくとよいでしょう。
無料の過去問で勉強したい方は、ぜひ日本FP協会公式HPを確認してみて下さいね。
お金の寺子屋って何?評判は?
「お金の寺子屋」とは、独学でFP試験合格者を増やすこと、生活に役立てられるお金の知識を広めることを目的としているWEBサイトです。
FP資格でも難易度の高いCFP資格審査試験を全6科目同時に合格している東条慎也さんが運営していますよ。
お金の寺子屋では、FP試験で重要とされる点をライブ配信していたり、試験直前期対策の問題をPDFで配布もしていましたよ。
評判を調べてみたところ、実際に独学でFP試験を受験、合格した方でお金の寺子屋から配布している問題集を使用している方も多くみられました。
コンテンツの質がいい、解説動画が分かりやすい、練習問題が多く勉強になるといった声もありましたよ。
気になる方は、ぜひお金の寺子屋公式HPを確認してみて下さいね。
ファイナンシャルプランナー2級に合格するのに必要な勉強時間は?
ファイナンシャルプランナー(FP)2級に必要な勉強時間は、150~300時間とされています。
1日2時間の勉強時間を半年間ほど続ければ達成できる時間ですが、2級の試験は1月・5月・9月に実地されているので、受験したい日程に合わせて勉強時間の組み立てを行うとよいでしょう。
平日は2~3時間、休日に7~8時間の長時間確保するなど、自分の生活で調整できる範囲で勉強を行っていってくださいね。
ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できるの?
ファイナンシャルプランナー(FP)3級は、独学で合格が可能です。
FP3級は、主にFPの基本知識が多く出題される試験です。
また、過去の出題問題が再出題されるケースも多いため、テキストで3級合格に必要な知識をインプットし、過去問集で覚えた知識をアウトプットする勉強を繰り返し行うと、効率よく理解を深めていけるでしょう。
過去問集をとにかく解答・復習することで、過去のFP3級試験のおおよその出題傾向が見えてくることもあるので、確認しながら勉強を進めていきましょう。
ファイナンシャルプランナーが役立つ仕事ってないの?
FPの資格は、さまざまな金融系の職に役立てられます。
銀行・保険会社・証券会社など顧客のライフプランの提案や資産の運用方法などを提案する業務に携わることが可能です。
銀行では、来店者や預金者に資産運用・住宅ローンのアドバイス、借り入れや返済についても説明を行う業務になります。
保険会社では自分や家族に万が一に備えた生命保険の提案、証券会社は顧客の資産運用のサポート・株式や投資信託などの金融商品についての情報を提供するコンサルティング業務などさまざまですよ。
ファイナンシャルプランナーは自分のためになる?
ファイナンシャルプランナー(FP)は、さまざまな金融系の職で生かせますが、自分のためにも役立つ資格ですよ。
家庭を持っている方は、家計管理の為に生活費の見直しや子どもたちにかかってくる教育費の不安も解消できる知識を会得できるでしょう。
また、税金対に対する知識も学べるため税金対策ができるようになるメリットもありますよ。
FPの資格で学ぶ知識は、職に生かすだけでなく自分の人生においてもおおいに役立てることのできる資格なので、取得しようか悩んでいる方はぜひ実地団体や通信講座公式HPで確認してみて下さい。
ファイナンシャルプランナーに独学で合格するためのおすすめのテキストは?
ファイナンシャルプランナー(FP)に独学で合格するためにおすすめのテキストは「みんなが欲しかった!FPの教科書」「FPの学校」です。
大手予備校のTACとユーキャンから出版されており、独学で合格した方の利用者も多く、初めてFPの勉強をする方でも安心して勉強が進められる教材になっていますよ。
各級ごとのおすすめテキスト・過去問題集は本記事の中でも詳しく紹介しているので、確認してみて下さい。
ファイナンシャルプランナー独学のまとめ
ファイナンシャルプランナー(FP)は、金融に関する資格試験であり投資・不動産・教育・老後・相続などありとあらゆるお金のエキスパートとされています。
国家資格であるFP技能士と民間資格であるAFP・CFPに分かれており、実地団体もFP技能士は「きんざい」と「日本FP協会」AFP・CFPは「日本FP協会」にのみでの実地になっていますよ。
FP3級は、基本的な問題が多く出題されることもありしっかりと勉強を行えば、独学での合格も可能です。
しかし、FP2級・1級になると難易度は上がり、基礎知識をより応用させた問題が多く出題、それぞれの試験でAFP認定研修の修了など受験資格も発生するので、独学の勉強だけでは合格はできません。
独学の勉強では、最新のテキスト・過去問集をうまく活用して勉強を進めていきましょう。
過去問題集を繰り返し解答することで、試験のおおまかな出題傾向を読み解くことも可能なので確認しながら勉強していき、法改正の情報にも常にアンテナを張っておくとよいです。
法改正された科目は、直近の試験で出題されているケースが多いため、必ず確認し理解をしておきましょう。
FP試験は級ごとに難易度は上がっていくので、通信講座をプラスした勉強方法も視野に入れておくとよいです。
通信講座はそれぞれ講座ごとに教材・費用・サポート面の特徴が異なるため、実際に公式HPを確認してから自分に合った通信講座を探してみて下さいね。
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