【2024年最新】医療事務資格は独学で合格できる?どれがいいのか、取り方や種類、難易度も解説!

医療事務は、女性に人気のある職種のひとつです。

医療機関は全国各地にあるため、家族の転勤や出産・育児後も社会復帰しやすく、安定して長く勤められます

医療事務資格は独学でも合格できる?医療事務資格のおすすめの勉強法を知りたい!

医療事務資格は種類が多いこともあり、どれが自分に合った資格なのか、独学でも合格できる資格はあるのか、迷ってしまいそう。

そこで今回は、医療事務資格を独学で学習するメリット・デメリットを踏まえたうえで、おすすめの勉強法やテキストをご紹介します。

医療事務に関連する資格試験の勉強は、通信講座や予備校を利用するのもおすすめです。

当サイトのおすすめはユーキャンの医療事務通信講座です。

また、医療事務のおすすめ通信講座は以下の記事で比較しているのでご覧ください。

サイト監修者情報

徳永浩光

キャリアコンサルタント Webメディア監修

キャリアコンサルタントの視点から情報発信

国家資格キャリアコンサルタント所持。キャリアコンサルタントの視点からWebメディアを監修。キャリア形成、資格取得に関しての情報を発信。

マイベストプロ掲載

キャリコンサーチ掲載
目次

医療事務資格は独学でも合格できる?難しい?

医療事務資格は独学でも合格できる?難しい?
・医療事務資格は国家資格?民間資格?
・医療事務資格は種類によっては独学できる
・医療事務資格を独学でとるならどれがいい?おすすめはある?
・医療事務資格取得までに必要な独学での学習時間
・医療事務資格取得に独学が向いている人

「医療事務」の主な仕事内容は、病院または診療所の受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)作成業務です。

「医療事務」になりたい!まずは医療事務資格に合格して自信をつけたい!

医療事務資格を実際に調べたら種類がたくさんあって、どれをうければよいのか分からず、迷ってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

以下では、医療事務資格の特徴を踏まえたうえで、独学で合格を目指せる、おすすめの医療事務資格を解説してきます。

医療事務資格は国家資格?民間資格?

すべての医療事務資格は、国家資格ではなく民間資格です。

民間資格であるため、必ず取得しなければ就職できないという類の資格ではありません。

裏を返せば、医療機関側も医療事務資格取得者を求人の必須条件にしていない場合も多く、目的次第では医療事務資格の取得は意味がないように感じてしまう方もいるかもしれません。

医療事務資格は、医療事務の仕事のイメージを膨らませる疑似体験医療事務スキルのさらなる向上など、自信を高めるためのツールとして活用するのであれば、取得する意味があるといえるでしょう。

医療事務資格は種類によっては独学できる

すべての医療事務資格は、国家資格ではなく民間資格です。

医療事務資格は、種類が多く存在し、種類によっては独学できます

医療事務資格の中には、診療情報管理士のように通学(専門学校)や通信講座の受講が必須で受験資格を設けている場合もあります。

医療事務資格は合格率も種類によって異なります。合格率が高く(約60%~80%)容易に独学でも合格できる資格もあれば、合格率が低く(30%ほど)独学での合格には根気がいる資格もあります。

したがって、一部受験資格を設けている場合を除き、医療事務資格は独学できます。

医療事務資格を独学でとるならどれがいい?おすすめはある?

医療事務資格は数が多く、独学でとるならどれ(を受験するの)がいいのかで迷ってしまいますよね。

おすすめは、歴史が長い資格や認知度・ニーズが高い資格として代表的な4つの資格(医療事務認定実務者(R)試験・医療実務技能審査試験・医療事務管理士(R)技能認定試験・診療報酬請求事務能力認定試験)です。

人気は医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

『2023年版 資格の取り方選び方全ガイド』(高橋書店編集部)の調べによると、福祉・医療編(2020年度受験者数)ランキング医療実務技能審査試験(メディカルクラーク)が5位でした。

医療事務資格の中で最も受験者数が多い医療実務技能審査試験(メディカルクラーク)は、人気の資格とも言い換えられそうです。

【参考】
4つの医療事務資格の受験者数ランキング(2020年度)
👑1位:医療実務技能審査試験(メディカルクラーク) 18,853名【医科】
2位:医療事務認定実務者(R)試験 15,615名
3位:診療報酬請求事務能力認定試験(第54回+第55回) 8,051名【医科】
:医療事務管理士(R)技能認定試験  :ー名(非公開)

4つの医療事務資格の特徴は以下の通りです。独学の場合、4.診療報酬事務技能認定試験以外の試験は在宅試験となります。

※2. 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)及び3. 医療事務管理士(R)技能認定試験は、新型コロナウイルス感染症の拡大に関する状況に基づき、一般会場での試験を中止し、在宅試験を実施しています。

1. 医療事務認定実務者(R)試験:医療事務入門知識
2. 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク):医療事務全般基礎知識
3. 医療事務管理士(R)技能認定試験 :医療事務全般基礎知識
4. 診療報酬事務技能認定試験 :医療事務専門知識

1.医療事務認定実務者(R)試験
医療事務認定実務者(R)試験は、2016年に新設された試験で、毎月実施(全国医療福祉教育協会)されています。

試験は、療報酬請求事務に重点的に学習する他の3つの資格とは異なり、医療事務としての接遇・マナーなど、受付業務に必要な知識とスキルの向上を目的としています。

ユーキャンの調べによると合格率は約60%~80%と、4つの医療事務資格の中で最も易しい試験です。

試験は学科と実技に分かれていますが、両方ともマークシート形式です。ただし、実技ではレセプト(診療報酬明細書)の作成技術が求められます。

医療事務初心(学)者の場合、医療事務入門知識が身に付く医療事務認定実務者(R)試験を受けて自信をつけるのも良いでしょう。

2. 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
医療事務技能審査試験を実施している一般財団法人日本医療教育財団は、40年以上の歴史に基づく実績と信頼があり、日本最大規模です。毎月実施される試験に合格すると「メディカルクラーク」の称号が与えられます。

試験科目は、接遇マナーを問う「患者接遇」医療事務知識レセプト(診療報酬明細書)の算定技術を問う「診療報酬請求事務」「診療報酬明細書点検」から構成されています。

一般財団法人日本医療教育財団公式HPで公表されている医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)の2021年度合格率は69.2%でした。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、すべての一般会場での試験を中止し、「在宅試験」を実施しています。

医療事務全般の基礎知識をつけたい方におすすめです。

3. 医療事務管理士(R)技能認定試験
医療事務管理士(R)技能認定試験を実施している技能認定振興協会(JSMA)は、40年以上の歴史に基づく実績と信頼があり、日本で最初の医療事務資格として医療機関で幅広く認知されている試験です。試験は、2ヶ月に1度(奇数月)実施されています。

技能認定振興協会(JSMA)が実施するこちらの資格は、主に医療保険制度、診療報酬の仕組みについて知識を持ち、正確な算定ができる能力と技術を証明するものです。

技能認定振興協会(JSMA)が推奨している医療事務管理士の内容に沿った問題集を使ってアウトプットしていけば、独学でも合格できる学力が身に付いていくでしょう。

技能認定振興協会(JSMA)公式HPで公表されている医療事務管理士(医科)の2023年9月試験の合格率は84.6%でした。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、すべての一般会場での試験を中止し、「在宅試験」を実施しています。

医療事務全般の基礎知識をつけたい方におすすめです。

4. 診療報酬事務技能認定試験
診療報酬事務技能認定試験は、厚生労働省が唯一認定している、公益財団法人日本医療保険事務協会主催の資格試験です。毎年2回(7月/12月)実施されます。厚生労働省が認定しているものの、国家資格ではなく、公的資格です。

レセプト従事者のレベルアップを目的としているこちらの実技試験は、レセプト作成の実践力が問われ、診療報酬点数表についてかなり専門的な知識が要求されます。

レセプト作成は選択式ではなく記述式のため、試験会場へ資料持ち込みができるものの、しっかりと診療報酬点数表を精読・習熟しておく必要があります。

診療報酬点数表の精読・習熟は、医療事務に感度がない初心(学)者にとっては難しいでしょう。もし独学で合格を目指すのであれば、覚悟と根気が必要となってきます。

学科試験科目は1.医療保険制度等2.公費負担医療制度3.療担規則・基準等4.医療関連法規(医療施設関係)5.医療関連法規(医療従事者関係)6.労働及び公害災害に関する法規7.介護保険関連8.診療報酬請求事務9.その他から構成されています。

公益財団法人日本医療保険事務協会HPより公表されている、第1回から第57回(2022年12月実施)までの平均合格率は30.6%と、医療事務資格のなかで最も難しい資格です。

医療事務資格はどこでとるのがいいの?

医療資格をどこでとるのがいいかは、学習開始時点での医療事務関連の知識の習熟度どのような環境での学習がはかどるかによっても変わってきます。

今回おすすめの4つの資格は、実際に独学で合格された方がいらっしゃることからも、すべて独学で合格できます。

独学では不安という方は、通信や通学(専門学校)を受講して医療事務資格をとるという選択肢もあります。参考にしてみてください。

医療事務資格はどこでとるのがいいの?
医療事務資格名 独学 通信 通学(専門学校)
医療事務認定実務者試験(R) ・たのまな
・ユーキャン
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) ・ニチイ 多数
医療事務管理士(R)技能認定試験 ・ソラスト
・資格スクール大栄
多数
診療報酬事務技能認定試験 ・たのまな 多数

たとえば、たのまな(通信講座)には、医療事務認定実務者試験(R)と診療報酬事務技能認定試験がセットになった講座78,000円(税込)もあります。

医療事務全般の入門知識をつけたのちに、専門知識(レセプト作成の実践力など)を積み上げたい方は選択肢に入れてみるのもいいでしょう。

また、たのまなの就職内定率は驚異の97%超え!と就職サポートにも力を入れています。

ニチイ(通信講座)は、2年に1度の診療報酬改定のサポートが充実しています。2022年(令和4年)4月の診療報酬改定前に受講した場合でも、改訂版テキストが完成した時点で無料交換してくれます。

さらに、ニチイの就活サポートとしては、資格取得後の就職についても1人ひとりの希望にあわせた就職できるように相談、面接、選考まで手厚いサポートをしています。

資格取得後すぐに医療事務として働きたいと考えている方には、通信講座を受講するという選択肢もあります。

専門学校に通う場合、学費は1年間あたり100万ほどかかります。2年間通う場合は200万ほど見積もっておくとよいでしょう。

時間とお金に余裕がある方や、じっくりと学校に通って医療事務の知識を身に着けたい方には、通学(専門学校)という選択肢もあります。

通信講座について、より詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

医療事務を独学で学習するメリット

医療事務を独学で学習するメリット
・費用を抑えられる
・自分で学習量を調節できる
・情報を自力で選択できる

医療事務資格を独学で学習するメリットをひとつずつ見ていきましょう。

費用を抑えられる

独学の最大のメリットは、圧倒的に費用が抑えられることです。

診療報酬早見表(税込4,950円)のほかに約2,000円(税込)~3,000円(税込)の必要なテキスト・問題集などを科目別で3冊程揃えても15,000円(税込)程度で揃えられます。

通信講座を受講した場合、約4万円(税込)~8万円(税込)の受講料がかかります。

あまり勉強にお金をかけたくない方にとって独学は魅力的と言えるでしょう。

自分で学習量を調節できる

自分で勉強量を調節できる点も、独学のメリットと言えそうです。

ご自身の苦手分野や得意分野をしっかりと分析できる方であれば、苦手な範囲を重点的に対策する、事前知識がある得意分野に時間を割かないなどの融通が利きます。

また、カリキュラムが計画的に組まれているとプレッシャーになってしまう、1から順に受講することが億劫になりモチベーションが下がる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

マイペースにコツコツと学習を進められるは、独学の方が効率よく勉強できるでしょう。

情報を自力で選択できる

すでに医療事務として働いている方や、医療事務の勤務先を決めている方などにとっては、情報を自力で選択できる独学にはメリットが多いでしょう。

医療事務資格の取得を考えていらっしゃる方のなかには、すでに働きたい職場を決めている方や、実務経験がある方もいらっしゃることでしょう。

または、医療事務資格保持者から合格体験記などを聞いて、独学で合格するためにおすすめのテキストや問題集などに感度がある方もいらっしゃるかもしれません。

分からないことがあっても質問できる環境が整っている方や就職サポートを受ける必要がない方にとっては、情報に踊らされることなく必要な情報を自力で選べる独学は魅力が多いといえそうです。

医療事務資格を独学で学習するデメリット

医療事務資格を独学で学習するデメリット
・テキストなど情報選択が難しい
・スケジュール管理が難しい
・質問・就活サポートが受けられない

医療事務資格を独学で学習するデメリットをひとつずつ見ていきましょう。

テキストなど情報選択が難しい

書店で医療事務資格の本を探した経験がある方はご存じのとおり、医療事務資格のうち診療報酬事務技能認定試験以外、対策本や公式テキストなど市販で購入できるものがほとんどありません

出題範囲に対応したテキストは販売されているため、該当するテキストを用いれば資格対策の勉強はできます。

独学で学習していく場合は、Amazonレビューや独学合格者のブログなどの情報を参考に、テキストなどの情報選択を自力で行う必要があります。

試験実施団体が提携している通信講座であれば、受験する試験にぴったりと合った内容のテキストや問題集を用いて安心して学習を進められます。

テキスト選びなどに時間をかけたくない方、試験内容に直結したテキストや問題集を使って安心して学習を進めたい方は、通学講座や通信講座を視野に入れてもいいでしょう。

スケジュール管理が難しい

独学で学習する場合、通学や通信のように計画的なカリキュラムが組まれていません。

そのため、自力で学習スケジュールを立てて、試験日までに学習が完了するように学習時間を確保していく必要があります。

独学になれていない方や医療事務初心者・初学者にとっては、無理のある計画を立てて途中で再度立て直す必要がでてくる、インプットに時間をかけすぎてしまいアウトプット(計算演習)量が不足する、など試験日までに充分に医療事務知識が定着できない可能性があります。

自分でスケジュール管理を行うのが苦手な方、カリキュラム通りに勉強したい方は、通学や通信を視野に入れてもいいでしょう。

ユーキャンの医療事務通信講座では、4ヶ月で医療事務資格の取得を目指すカリキュラムが組まれています。

効率的に勉強を進めていきたい方は、ユーキャンの講座がおすすめです。

ユーキャンの公式HPはこちら

ユーキャン 口コミはこちら

質問・就活サポートが受けられない

4つの医療事務資格の実技では、レセプト(診療報酬明細書)の作成技術が必要となってきます。

レセプト(診療報酬明細書)の書き方や診療報酬の点数表の読み方、点数計算など、医療事務初心者には馴染みにくい内容がほとんどです。

独学の場合、分からない箇所がでてきても教えてくれる人がいないため、理解できるまでに時間がかかってしまいます。

また、合格できたとしても、独学の場合、多くの求人募集から自分に合った就職先を自力で探して応募する必要があります。

通信講座や通学(専門学校)では、分からない箇所をすぐに質問できる環境が整っているほか、資格取得後に就職支援や求人の紹介してくれるなど手厚いサポート体制も整っているため、すぐに働き先が決まることがほとんどです。

医療事務資格を独学で学習するメリットとデメリットのまとめ

医療事務資格を独学で学習するメリットとデメリット
メリット デメリット
・費用を抑えられる
・自分で学習量を調節できる
・情報を自力で選択できる
・テキストなど情報選択が難しい
・スケジュール管理が難しい
・質問・就活サポートが受けられない

医療事務資格を独学で学習する最大のメリットは、費用を抑えられる点です。

テキストやアプリなどを自分で自由に選べることは、医療事務資格の学習法を知っている方にとってはメリットですが、自分で選んだもので学習することに不安を感じる方にとってはデメリットといえそうです。

また、スケジュール管理が自由なことは、自分の得意不得意を分析できて学習量を調整できる方にとってはメリットですが、自由な時間を学習に当てられない方や学習時間にあてたとしても学習が進まない方にとってはデメリットといえそうです。

学習を始める段階で医療事務の基礎知識がある方、教材や時間を自分で決めたい方、分からないことも質問できる環境が整っている又は自力で解決策を探すなど、自分のモチベーションを維持する方法を知っている方、マイペースにコツコツと学習を進めていける方であれば独学での学習が向いてるといえます。

医療事務経験のない初心者で勉強の習慣がついていない方、決められた教材での学習が安心できる方、分からない箇所をすぐに質問できる環境や合格後の就活サポートが手厚い環境に魅力を感じる方は、通信講座・通学(専門学校)を視野に入れてみるのも良いでしょう。

医療事務資格を独学で目指す方におすすめの勉強法

医療事務資格を独学で目指す方におすすめの勉強法
・医療事務資格対策の取り方(学習スケジュール)
・医療事務資格取得までに必要な学習時間
・医療事務資格対策を独学で目指すおすすめ学習法

医療事務資格を合格するためにおすすめの学習法を紹介します。

学習時間目安もご紹介しますので参考にしてみてください。

医療事務資格の取り方(学習スケジュール)

医療事務資格の取り方(学習スケジュール)
・どの医療事務資格を受験するかを決める
・試験日・申込日を調べる

どの医療事務資格を受験するかを決める
医療事務の資格は数多く存在するので、まず自分がどの資格を取得したいかを決める必要があります。

時間をかけて資格を取得しても、あまり評価されない資格では、もったいないと感じます。

すでに医療事務として働いている方は、仕事に直結する資格や報酬アップを期待できる資格を選ぶと良いでしょう。

就職・転職活動中の方でれば、実際に働きたい就職先の募集要項に記載されている資格を選ぶ、可能であれば、実際に働きたい環境の医療事務現場で求められている業務内容を調査したうえで資格を選ぶことおすすめします。

試験日・申込日を調べる
受験する医療事務資格が決まったら、試験日と申込期日を調べましょう。年に数回のみ実施される資格もあれば、毎月実施される資格もあります。

独学での学習を主に検討している場合は、試験日から逆算して余裕を持ったスケジュールを組んでいきましょう。

何か月ほどで取得できるのか、取得するためには一日何時間ほどのペースで学習すればよいかなど、無理のない設定をしましょう。

以下では、医療事務資格取得までに必要な(目安となる)学習時間も記載してありますので参考にしてみてください。

医療事務資格取得までに必要な学習時間

医療事務資格取得までに必要な学習時間について、実際の調査に基づいたデータが見つからなかったため、今回は4つの医療事務資格が受けられる講座を提供している通信講座4社(ユーキャン、ニチイ、資格スクール大栄、たのまな)の調べを参考に比較していきます。

医療事務資格取得までに必要な学習時間
医療事務資格名 学習時間
医療事務認定実務者試験(R) 90時間~180時間程度
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) 200時間程度
医療事務管理士(R)技能認定試験 350時間~450時間程度
診療報酬事務技能認定試験 350時間~600時間程度

医療事務資格は、種類も難易度も様々です。そのため、資格取得までに必要な学習時間も異なってきます。

最も難易度が低いとされている医療事務認定実務者(R)試験の場合、通信講座では3ヶ月~4ヶ月程度の学習期間が目安とされています。1日の学習時間を60分とすると90時間~120時間、1日90分とすると135時間~180時間程度学習する必要があります。必要な学習時間は90時間~180時間ほどと考えておくとよいでしょう。

最も難易度が高い、診療報酬請求事務能力認定試験の場合、通信講座では9ヶ月程度の学習期間が目安とされています。1日の学習時間が60分とすると360時間、1日90分とすると540時間程度学習する必要があります。必要な学習時間は350時間~600時間ほど考えておくとよいでしょう。

学習時間は、あくまで試験合格するために効率的なカリキュラムに沿って学習できる通信講座を受講した場合にかかる目安です。

独学で学習する場合、学習の序盤のインプットの段階で躓いてしまうこともあるため、目安時間よりも長い学習時間を見積もっておくとよいでしょう。

医療事務資格対策を独学で目指すおすすめ学習法

医療事務資格対策を独学で目指すおすすめ学習法
・インプットとアウトプットのバランスよく学習する
・過去問があるものはノートを活用するのもあり

インプットとアウトプットのバランスよく学習する
まずは、医療事務の基礎知識をインプットしていくことが大切です。馴染みのない専門用語もわかりやすく解説されているテキストを使って学習を進めていきましょう。

次に、レセプト(診療報酬明細書)の作成方法の知識を丁寧にインプットしていきましょう。

インプットがある程度理解できたら、問題集(アウトプット)を解いていきます。分からない部分はインプットとアウトプットを繰り返して理解を深めましょう。

今回紹介している医療事務資格はすべて試験で資料の持ち込みができます。そのため、必ずしも完璧にテキスト内容を暗記する必要はありせん。大切なことは、資料のどの頁にどのような内容が記載されているかが分かるまで精読しておくことです。素早く探せるスキルが求められます。

過去問があるものはノートを活用するのもあり
過去問が販売されている資格の場合は、まず過去問を見て出題範囲の内容をテキストで調べながら確認するところから始めるのもおすすめです。

医療事務資格の勉強方法にノートを活用する方法があります。

ニチイ医療事務合格体験記の、ノートを活用した勉強法が参考になります。

ニチイ医療事務合格体験記

見開きの左に過去5年分の問題を印刷した内容を貼り付け見開きのその右のページは答えと、その解説、および参考資料を全て貼り付けることで、試験時はノートが参考資料として完璧な持ち込み資料となるとのことです。

本番に向けて実践力や対応力を鍛えるためには、試験の予想問題集か過去問を購入して演習を行う必要があります。

場合によっては、過去問が販売されておらず手元に用意できない場合もあるため注意が必要です。そのようなときは、予想問題集などを使って練習すれば良いでしょう。

医療事務資格の実施団体や通信講座のオンラインストアから推奨されるテキストや副教材、演習問題集等が販売されていることがあります。書店にテキストや問題集がない場合は確認してみてください。

独学合格者のブログ(サイト)も参考にする
独学で合格を目指すのであれば、実際に独学で合格している方の学習法は参考になりそうです。

独学での試験勉強が不安な方は、通信講座での学習がおすすめです。

なお、ユーキャンの講座では、4ヶ月で医療事務資格の取得を目指せます。

試験までの期間や自分に合った勉強方法を考えた上で、どのような方法で資格取得目指すかを考えると良いでしょう。

ユーキャンの医療事務通信講座

医療事務資格を独学で勉強するためのおすすめのテキスト・アプリ

医療事務資格を独学で勉強するためのおすすめのテキスト・アプリ
・診療点数早見表/医学通信出版
・『診療報酬請求事務能力認定試験』受験対策と予想問題集/医学通信社
・【2023】ひとりで学べる診療報酬請求事務能力認定試験テキスト&問題集/ナツメ社
・【無料アプリ】診療報酬請求事務能力認定試験,科目別過去問・予想問題集 全460問

医療事務資格を独学で勉強するためには、必要なテキストや資料などは、以下のポイントで選ぶと良いでしょう。診療報酬請求事務能力認定試験は、受験会場に持ち込みやすい教材かどうかも大切です。

医療事務資格のテキストを選ぶときのポイント

・迷ったときは医療通信社のものを選ぶ
・最新法改正対応または改定後に対応しているものを選ぶ
・図解が多く、初学者でもイメージしやすいものを選ぶ

受験する資格のアプリも併せて活用することで、より学習理解が深まりそうです。

診療点数早見表/医学通信出版

2022年対応 早見表

(引用 : 医療通信社公式HP)

医療事務資格のテキストを選ぶときのポイント

・医療通信社出版のもの
・2022年4月対応(予約受付中/2022年4月発売予定)
・改定箇所がすべてマークされてわかりやすい

初心者、経験者におすすめの「診療報酬点数早見表」は、医学通信社出版のものです。

2022年4月より診療報酬が全面的に改定されます。2022年4月の診療報酬改定に対応したものは医学通信社出版から予約受付中です。

2年に1度の診療報酬改定ごとに出版されますが、改定箇所がすべてマークされているため分かりやすいでしょう。

「診療点数早見表」は、診療報酬請求事務能力認定試験に限らず、医療事務について学ぶのであれば必須の本です。

購入後に大幅な改定がされた場合、無料で追加資料がもらえるため安心です。

価格は、4,950円(税込)です。

重たい★★★☆☆

診療報酬請求事務能力認定試験を受験するために購入しました。これともう少し薄いタイプのものと迷ったのですが医療事務の通信講座を調べてみたところ、私の確認した範囲ではこの本が当該試験の対策用講座で使われているようだったのでこちらにしました。しかしまあ、とにもかくにも重たいです。会場受験にこれを持っていくのかと思うと…。情報量も考えてこちらにしたとはいえちょっと後悔。会場受験するタイプの資格試験用など持ち歩く機会があるなら本屋で実物を見て重さも確認してから買った方が良いと思います。

(引用 : amazonレビュー)

購入者レビューからは、会場受験者(診療報酬請求事務能力認定試験者)にとっては、重さも選ぶうえでの大切な要素となってくることがうかがえます。

在宅受験できる医療委事務資格の場合は重宝しそうです。

『診療報酬請求事務能力認定試験』受験対策と予想問題集/医学通信社

(引用 : 医療通信社公式HP)

 

医療事務資格のテキストを選ぶときのポイント

・医療通信社出版のもの
・2024年対応(予約受付中/2024年7月発売)
・カラーで見やすい、イラストはなく文字多め

(財)日本医療保険事務協会主催の「診療報酬請求事務能力認定試験」に向けた、情報量・わかりやすさ・学習効果No.1のこちらの問題集は、医療通信社から出版されています。

こちらは、毎年2冊(前期版/後期版)、直近5回分の試験問題と解説が収録されているのが特徴です。

2022年4月より診療報酬が全面的に改定されます。2022年5月発売予定の最新本は医学通信社出版から予約受付中です。

主要構成
①受験対策のキーポイント
②実戦知識のキーポイント
③第50回~第55回試験問題(直近の過去5回分;学科100問,実技10問)
④オリジナル予想問題(学科50問,実技4問)

第54回~第58回試験の問題・解説・解答も収録されています。

レセプト作成の要点を総まとめした、試験会場持込み資料として便利な「別冊付録・レセプト作成マニュアル2023」も収録されています。

価格は2,300円(税込)です。

【2023】ひとりで学べる診療報酬請求事務能力認定試験テキスト&問題集/ナツメ社

(引用元 : amazon)

医療事務資格のテキストを選ぶときのポイント

・イラストがあり視覚的に学べる
・医療保険制度、診療報酬明細書(レセプト)作成手順を一から学べる
・受験会場に持ち込みやすい

医療保険制度、診療報酬明細書(レセプト)を作成する手順を丁寧に解説しているから、初学者でも安心して学習できる構成となっています。

イラストもあり、余白も多いため、視覚的に学習できます。

演習問題やレセプト作成の実技試験問題が少ないため、こちらで基礎固めをしたのちに上記の『診療報酬請求事務能力認定試験』受験対策と予想問題集/医学通信社を併用するとよいでしょう。

別冊で「レセプト作成早見表」(オールカラー)が付いているほか、模擬問題(直近10回分の過去問の出題傾向を分析し作成)も付いています。

どちらも本書から取り外せるため、受験会場持ち込み資料として便利そうです。

価格は2,530円(税込)です。

 

わかりやすい★★★★★

医療事務(仕事)を始める方に特におすすめです。計算の方法がわかりやすい

(引用 : amazonレビュー)

【無料アプリ】診療報酬請求事務能力認定試験,科目別過去問・予想問題集 全460問

診療報酬請求無料アプリ

(引用 : 診療報酬請求事務能力認定試験,科目別過去問・予想問題集 全460問)

こちらの無料の勉強アプリは、診療報酬請求事務能力認定試験問題集です。

実際に独学で学習して診療報酬請求事務能力認定試験に合格した方がこちらの無料アプリを使って勉強したという声からもダウンロードして活用してみる価値はありそうです。

1問ずつの〇×問題形式のため、繰り返し同じ問題を解くことで頭に入りやすく知識の定着をはかれるとのことです。

医療事務資格の概要

医療事務 試験概要

(引用 : たのまな公式HP)

医療事務資格を代表する4つの資格における試験概要を表にまとめてみました。

医療事務認定実務者(R)試験 医療事務技能審査試験 医療事務管理士(R)技能認定試験 診療報酬事務技能認定試験
試験目的 医療事務としての接遇・マナーなど、受付業務に必要な知識とスキルを目的とする 医療事務職の職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とする 医療保険制度や診療報酬の仕組みを理解し、正確に診療報酬を算定できるスキルを目的とする 診療報酬請求事務従事者の資質の向上及び医療保険事務の効率化を図ることを目的とする
受験資格 特になし
試験実施時期 年12回(毎月) 年12回(毎月) 年6回(奇数月の第4土曜日翌日) 年2回(7月/12月)
試験場所 在宅試験 在宅試験 在宅試験 会場試験
出題範囲 〔学科〕
接遇とマナーに関する知識
医療機関における各種制度に関する知識
医療事務業務に関する知識
診療報酬請求に関する知識/マークシート (択一式)30問
〔実技〕
レセプト(診療報酬明細書)作成/マークシート(択一式)外来1症例
〔実技I〕
患者接遇/筆記(記述式)2問〔学科〕
医療事務知識/筆記(択一式)25問
〔実技II〕
診療報酬請求事務/レセプト(診療報酬明細書)点検4問
〔学科〕
法規(医療保険制度)
公費負担医療制度等についての知識
保険請求事務(診療報酬点数の算定・診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識)
医学一般(臓器・生理機能・傷病等についての知識)/マークシート(択一式)10問
〔実技〕
レセプト点検問題(1問)
レセプト作成(外来・入院 各1問)/計3問
〔学科〕
①医療保険制度等・公費負担医療制度の概要
②保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識
③診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識
④医療用語及び医学・薬学の基礎知識
⑤医療関係法規の基礎知識
⑥介護保険制度の概要/マークシート(択一式)
〔実技〕
レセプト作成/手書き(外来・入院各1問)/計2問
※法令等は、令和4年4月1日現在施行されているもの
試験時間 90分 実技Ⅰ 50分
学科60分
実技Ⅱ 70分
学科 60分・実技180分 180分
13時00分~16時00分
主催団体 全国医療福祉教育協会 一般財団法人 日本医療教育財団 技能認定振興協会(JSMA) 公益財団法人 日本医療保険事務協会
受験手数料 一般:5,000円(税込)
通信通学生:4,500円(税込)
7,700円(税込) 7,500円(税込) 9,000円(税込)
合格基準 原則、学科・実技それぞれ正答率6割以上
ただし、問題の難易度により変動
学科・実技I・IIのすべての得点率が7割以上
※『試験科目免除制度』:7割に達した科目は、6ヵ月間受験免除
学科:85点以上実技:点検・作成問題ごとに60%以上の得点をし、且つ3問の合計で85%以上 第55回例
学科:70点以上
実技:85点以上
※実施回によって変動
合格率 約60%~80% 70%前後 50%程度 30.4%

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)と診療報酬事務技能認定試験は医科のほか、歯科試験が実施されています。また、会場受験の際は、実技Ⅰでは資料持ち込み不可とのことですが、新型コロナウイルス感染症の拡大に関する状況に基づき、一般会場での試験を中止し、在宅試験を実施しています。

医療事務管理士(R)技能認定試験は、在宅試験のほかインターネット試験(学科:50問択一式、実技60問択一式)を選ぶこともできます。いつでもどこでも受験でき、結果がすぐにわかることがポイントです。新型コロナウイルス感染症の拡大に関する状況に基づき、2021年5月からすべての一般会場での試験を中止し、在宅試験を実施しています。

4つの医療事務資格の次回の開催日程と試験方式、合格率・難易度について見ていきます。

医療事務資格の次回の試験日程と申し込み期間は?

医療事務認定実務者(R)試験 医療事務技能審査試験 医療事務管理士(R)技能認定試験 診療報酬請求事務能力認定試験
試験頻度 年12回 年12回 年6回 年2回
次回試験日① 2024年4月28日(日) 2024年4月21日(日) 2024年4月28日(日) 2024年7月14日(日)
申込期間① 2024年2月27日(火)~3月26日(火) 2024年2月21日~2024年3月31日 2024年1月2日〜2024年4月1日 2024年4月10日(水)~5月24日(水)
次々回試験日② 2024年5月26日(日) 2024年5月26日(日) 未定 未定
申込期間② 2024年3月27日(水)~4月24日(水) 2024年3月26日~2024年5月5日 未定 未定

医療事務資格の合格率・難易度

医療事務資格 合格率①(平均) 合格率②
医療事務認定実務者(R)試験 約60%~80% 79.2%
(2022年度)
医療事務技能審査試験 70%前後 78.0%
(2021年度)
医療事務管理士(R)技能認定試験 50%程度 65.75%
(2022年度)
診療報酬請求事務能力認定試験 30.4%
(第1回~第55回)
28.3%
(2022年度)

医療事務資格の合格率は医療事務の種類や試験内容によっても異なります。

合格率②でみると、診療報酬請求事務能力認定試験以外は受験者の60%以上が受かる資格であることから、しっかりと学習すれば比較的合格しやすい資格といえます。

自宅で受験できる、資料の持ち込みができる、などの要因から合格率は高いものの、学習を怠るとどこから手を付ければよいか分からず合格は難しいでしょう。

出題形式は異なるものの、すべての実技試験でレセプト(診療報酬明細書)作成または点検が問われます。

しっかりと練習して挑みましょう。

実際に働きたい医療機関で求められるスキルをもとに、試験内容や合格率などを総合的に判断して受験を検討すると良いでしょう。

医療事務資格の独学に関するQ&A

医療事務資格の合格率・難易度は?

A : 医療事務資格は種類が多く、合格率・難易度は資格によって異なります。

医療事務資格の中には、合格率が高く(約60~80%)容易に独学でも合格できる資格もあれば、合格率が低く(30%ほど)独学での合格には根気がいる資格もあります。

医療事務資格は独学で合格できる?

A : 医療事務資格は、種類が多く存在し、種類によっては独学できます。

医療事務資格の中には、診療情報管理士のように通学(専門学校)や通信講座の受講が必須で受験資格を設けている場合もあります。

したがって、一部受験資格を設けている場合を除き、医療事務資格は独学できる試験だといえそうです。

医療事務(資格)はどこでとるのがいい?

A : 医療資格をどこでとるのがいいかは、学習開始時点での医療事務関連の知識の習熟度やどのような環境での学習がはかどるかによっても変わってきます。

今回おすすめの4つの医療事務資格は、すべて独学で合格できます。

独学では不安という方は、通信や通学(専門学校)を受講して医療事務資格をとるという選択肢もあります。

医療事務資格をとるならどれがいい?

A :おすすめは、歴史が長い資格や認知度・ニーズが高い資格として代表的な4つの資格(医療事務認定実務者(R)試験・医療実務技能審査試験・医療事務管理士(R)技能認定試験・診療報酬請求事務能力認定試験)です。

『2023年版 資格の取り方選び方全ガイド』(高橋書店編集部)の調べによると、福祉・医療編(2020年度受験者数)ランキングで医療実務技能審査試験(メディカルクラーク)が5位と医療事務資格のなかでは最も人気でした。

医療事務資格を独学で勉強できる市販テキストでおすすめってあるの?

A:医療事務資格を独学で勉強できる市販テキストのなかでは、ひとりで学べる診療報酬請求事務能力認定試験テキスト&問題集/ナツメ社がおすすめです。

本屋で取り扱っている市販テキストの数は少なめです。教材選びに迷ったときは医療通信社出版のものや、医療事務資格実地団体推薦の本を揃えるとよいでしょう。

代替テキストで独学合格はできるものの、不安であれば通信講座の公式テキストを用いて勉強することも選択肢に入れてみてください。

医療事務(資格)のテキストは無料ダウンロードできる?

A: 医療事務(資格)のテキストを無料ダウンロードは確認できていませんでした。

医療事務について無料で学習できるアプリならあります。ユーキャンの合格デジタルサポートを利用すれば、スマホからテキストを読めるほか、WEBテストも解けるためいつでもどこでもスキマ時間で学習できます。

ニチイの医療事務資格は意味ない?

A : ニチイの医療事務資格は、これから働き先を探す方、医療事務の基礎知識を体系的に身につけて自信をつけたい方には意味があります。

ニチイでは、就職サポートとして、受講期間中から住んでいるエリアの教室でお仕事コーディネーターと就職先の相談をできるほか、ニチイ請負受託の医療機関からの求人情報(キャリアネット)を提供しています。

自力で就職先を見つける自信がない方は、活用するのもよいでしょう。

ユーキャンの医療事務アプリや本はある?

A : ユーキャンの医療事務アプリ(合格デジタルサポート)はユーキャン通信講座を受講することで使えます。ユーキャンの実務で役立つ本は市販で購入できます。

ユーキャンの合格デジタルサポートを利用すれば、スマホからテキストを読めるほか、WEBテストも解けるためいつでもどこでもスキマ時間で学習できます。

ゲーム感覚で楽しく合格できる内容になっているアプリだから、自然と学習が進み医療事務の入門知識が身に付きそうです。

医療事務は国家資格になるの?

A : 医療事務(資格)が国家資格になる見通しは、たっていません。

診療報酬請求事務能力認定試験は、厚生労働省認可の資格であるものの公的資格で、国家資格ではありません。

また、医療事務管理士や診療情報管理士なども含め、医療事務資格はいずれも国家資格ではなく民間資格です。

診療情報管理士資格の管理元である「日本病院会」は、国家資格化を目指してはいますが、具体的な見通しはたっていません。

診療報酬請求事務能力認定試験は初心者(未経験者)でも独学できる?

A : 診療報酬請求事務能力認定試験は初学者(未経験者)でも独学は無理ではありません。

ただし、合格率が30%程度と低い難易度の高い資格で、専門用語も出題されて難しい資格であるため、まずは、医療事務入門(医療事務認定実務者)知識を定着されたのちにステップアップしていくと無理なく診療報酬請求事務能力認定試験に挑めそうです。

医療事務資格の独学のまとめ

いかがでしたでしょうか。

医療事務資格を独学で学習して合格しているイメージはできましたか。

今回紹介した記事の内容を参考に、あなたにぴったりの医療事務資格をみつけてください。

迷ったときは、特に実務未経験初心者の場合、医療事務認定実務者やメディカルクラーク、医療事務管理士医療事務全般の基礎知識を定着させたのちに、診療報酬請求事務能力認定試験合格を目指すことをおすすめします。

最短合格を目指すなら通信講座も視野に入れての学習がおすすめです。

医療事務資格の通信講座に関しては、こちらの記事でもまとめていますので、あわせてご覧ください。

医療事務資格の通信講座ランキング

また、試験対策には、4ヶ月で医療事務資格の取得が目指せるユーキャンの医療事務通信講座もおすすめです。

ユーキャンの公式HPはこちら

医療事務関係の資格試験に関する関連記事

医療事務関係の資格試験については、以下の記事でも解説しています。

医療事務の通信講座と予備校のおすすめランキング・主要10社を徹底比較

医療事務管理士は独学でも取得できる?テキストや勉強方法、おすすめの通信講座も紹介

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

コメント

コメントする

目次