社会福祉士のお仕事をしたい、働きながらでも独学で勉強して、資格を取りたいと社会福祉士に興味を持たれている方はも多いでしょう。
しかし社会福祉士について調べてみると「独学は難しい」という言葉が多く、不安になって一歩踏み出すのを躊躇するかもしれません。
独学で勉強しても社会福祉士の資格合格は本当に目指せるのか?と思う方もいるでしょう。
今回は社会福祉士資格の概要、試験の合格率、試験対策の勉強方法などをご紹介し、独学での学習は可能なのかどうか詳しく解説していきます。
ぜひ、この記事を読み参考にして、不安を少しでも解消し、自分なりの勉強方法を探していきましょう。
社会福祉士試験は、通信講座や通信制大学を利用しての勉強方法もおすすめです。
詳しくはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
社会福祉士は独学でも大丈夫?
最初に結論からお伝えすると、完全独学では社会福祉士にはなれません。
国家資格である社会福祉士は、国家試験の受験資格を満たすためには養成学校に通うことが条件となっているからです。
社会福祉士国家試験の受験資格を満たすには、4年制大学(福祉系以外)を卒業している場合、一般養成課程のある学校に入学し1年間学ぶことが必要になります。
その後、独学で国家試験を受けることは可能です。
福祉系の4年制大学を卒業している場合は、受験資格をすでに満たしているので、独学で勉強し社会福祉士を目指すことは可能なのです。
社会福祉士になるには受験資格が必須ですが、受験資格さえクリアできれば、社会福祉士の国家試験は独学で十分合格できます。
社会福祉士の試験対策に独学が向いている人
社会福祉士の試験勉強を独学でやるのは、それほど簡単なことではありません。
しかし、決して無理なこともありません。
独学を行うのに向いている人の特徴は以下の通りです。
- 習慣化ができる人
- 周りの環境に影響されない人
- 時間管理ができる人
- コツコツと1日を積み上げられる人
習慣化ができる人
社会福祉の勉強には半年以上の時間が必要です。独学で勉強するには計画を立てたり、スケジュール管理が大事になってきます。
日頃の生活を習慣化できる人は何事もストレスなく継続できます。
自分のペースをしっかり勉強できるために習慣化が必要ですよね。
周りの環境に影響されない人
独学で勉強していると仕事やプライベートで環境を乱されることがあります。
自分の進むべき目標をしっかり持っている人は周りに影響されません。
自分で学べる環境を整えて、周りの環境に流されることなく、強い意志で勉強できることが大事です。
時間管理ができる人
社会福祉士の勉強は広範囲を網羅的に学ぶ必要があります。
時間管理がしっかりできる人は計画通り、勉強を前に進められます。
勉強の時から時間を意識して学びましょう。
コツコツと1日を積み上げられる人
新しい勉強や知識は数日で身につくものではありません。
1日少しずつ積み上げられる人が最後には良い結果を残せます。
なぜなら、積み上げることでたどり着くことを知っているからです。
社会福祉士の試験対策に独学が向いていない人
社会福祉士の勉強を独学で行うのに向いていない人の特徴は下記の通りです。
- 意志の弱い人
- 環境が整わないと勉強できない人
- 努力の量・努力の質・努力のベクトルが足りない人
- 完璧主義の人
意志の弱い人
社会福祉士のは長期間の勉強が必要なので、意志が弱い人は続かない傾向があります。
誘惑に負けてしまいやすいとすぐに飽きて挫折してしまうからです。
環境が整わないと勉強できない人
独学は誰かに強制されることなく、自分で環境を整える必要があります。
環境が整うまで動けない人は独学には向いていません。
環境のせいにする人はどんな環境になっても勉強ができないでしょう。
努力の量・努力の質・努力のベクトルが足りない人
独学は努力ができないと合格に近づくことはありません。
努力ができないのであれば独学は厳しいでしょう。
小さなことからでも成功体験を積み上げる努力をしましょう。
完璧主義の人
すべてにおいて完璧を求めていると先に進みません。
まずは、ミスしても良いので完璧主義のマインドを一度捨てましょう。
完璧を優先することなく、やり抜くことを意識しましょう。
社会福祉士の試験対策に独学でかかる学習時間
社会福祉士試験は出題範囲が広く勉強する科目は18科目もあります。
資格対策講座を提供しているユーキャン、資格の大原、アガルートのHPによると、社会福祉士の試験に合格するための目安勉強時間は300時間程度とされていました。
実際に300時間勉強するのにどのくらいの期間がかかるのかをまとめてみました。
・1日2時間毎日勉強した場合
2時間×30日=60時間、300時間÷60時間=5カ月
・1日2時間で週5日勉強した場合
2時間×5日×4週=40時間、300時間÷40時間=7.5カ月
・1日1時間毎日勉強した場合
1時間×30日=30時間、300時間÷30時間=10カ月
(引用元:ユーキャン公式HP)
つまり、1日2時間程度、毎日勉強すれば、半年ほどで300時間程度の勉強時間を確保できます。
なお、受験者の過去データで80%は働きながら勉強している社会人と言われています。
300時間の受験勉強をして資格を取得するには、生活に無理のない学習計画を立てることがとても重要です。
ちなみに、社会福祉士の資格取得に必要な時間は他の資格と比較すると、比較的短いということがわかりました。
各資格の取得に必要な勉強時間一覧
資格 | 勉強時間 |
社会福祉士 | 300時間 |
簿記2級 | 350〜500時間 |
行政書士 | 500〜1000時間 |
社労士 | 800〜1000時間 |
中小企業診断士 | 1000時間 |
(ユーキャン、資格の大原、アガルートのHPに記載の目安の勉強時間から算出)
社会福祉士は例年、合格率25%〜30%ほどの簡単な資格ではありませんが、社労士や行政書士、中小企業診断士と比較すると必要な学習時間は短く、合格率も高い資格です。
効率よく計画を立てて、勉強することで、合格を目指せる資格といえるでしょう。
社会福祉士の資格を取得するには時間も期間も必要なので計画的なスケジュールを立てて勉強しましょう。
社会福祉士の試験対策を独学で行う際の勉強法
社会福祉士の試験対策を独学で行う際の勉強法 |
・社会福祉士の試験過去問の活用法 ・社会福祉士の試験対策オススメ参考書籍3選 ・社会福祉士の試験対策オススメのアプリ ・社会福祉士の試験対策を独学で行う際のスケジュールの立て方 ・社会福祉士の試験日や対策のポイント |
ここでは社会福祉士の試験対策を独学で勉強する際、役に立つ情報について解説していきますね。
社会福祉士の試験過去問の活用法
社会福祉士の試験において過去問の活用方法はとても重要で、試験合格を左右する1つの要素といっても言えるでしょう。
その理由が、過去問は毎年の試験傾向を考慮しながら、重要な範囲や項目がわかることです。
社会福祉士の試験範囲は広く、すべてを満遍なく取り組むのは、かなり大変で現実的ではありません。
過去問を効率的にうまく活用することで、必要な部分を学習でき合格率アップに繋がります。
過去の試験の流れ通りに設問されており、まったく知識がなくても無理なく勉強ができます。
過去問を何度もやれば正解や言い回しの記憶ができて、問題の違和感にも気付くようにもなります。
自分に相性の良い過去問を選んで、試験対策をしっかりしましょう。
社会福祉士の試験対策オススメ参考書籍3選
社労士を独学で勉強する方にオススメの教材人気の3選をご紹介します。
今回は試験問題にも関わってくる中央法規シリーズの参考書です。
- 「2024社会福祉士国家試験過去問 一問一答+α」
- 「2024社会福祉士・精神保健福祉士国家試験過去問 一問一答+α 共通科目編」
- 「社会福祉士国家試験過去問
2024社会福祉士国家試験過去問 一問一答+α |
過去10年分の国家試験問題を厳選して選択肢ごとに一問一答形式にし、出題基準をもとに並び替えて掲載されています。
簡潔な解説で繰り返し学習でき、気軽に取り組めるので即答力のアップにつながります。
赤シートで利用して解答を隠して、繰り返し解くことで記憶しやすい構成です。(価格3,080円税込)
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2024社会福祉士・精神保健福祉士国家試験過去問 一問一答+α 共通科目編 |
「過去問」とあわせて使用し、頻出問題の再確認や、苦手科目の重点的な見直しをするのに最適です。
国家試験で出題された選択肢に対して、解説が丁寧にわかりやすくまとまっているので、この一冊で、過去10年の共通科目の出題範囲全体をしっかり学べます。
試験の学習終盤の「総まとめ」にも役立つ一冊です。(価格3,300円税込) |
社会福祉士国家試験過去問解説集2024 |
いきなり過去問を解くのではなく、問題と解説を読むことからはじめましょう。
解説を読めば、問われた内容の基本が理解でき、知識が定着します。
出題傾向を把握することで、どう勉強すれば効率的に合格に辿り着けるのかもわかります。
本書は、受験勉強の最初から最後まで手放せない一冊となるはずです。(4,400円税込) |
社会福祉士を独学で勉強するなら、オススメのテキストは中央法規の教材です。
多くの教材の中でも試験問題にも関わっているため一番、国家試験の内容に沿って作りこまれています。
オススメの理由は、社会福祉法人の全国社会福祉協議会も中央法規の教材を推奨しているからです。
教材を決めたらしっかりと読み込み、ボロボロになるまで使い込めば確実に知識は身につくでしょう。
社会福祉士の試験対策オススメのアプリ
通学、通勤の隙間時間を利用して学習するのに最適のアプリを紹介します。
過去問.com(過去問ドットコム)
過去問ドットコムはパソコンとスマートフォンから、国家試験の過去問題や、試験の予想問題を1問1答形式で解いていける学習アプリです。
過去問.comは無料で5年分の問題と科目別に分けた過去問を選択し繰り返し学習が可能です。
教材を持ち歩くのは大変ですが、スマホならどこでも学習が出来ますよね。
有料アプリもありますが、過去問ドットコムで十分学習できるのでオススメのアプリです。
社会福祉士の試験対策を独学で行う際のスケジュールの立て方
社会福祉士の試験は18科目(群)あり、科目のテーマもさまざまです。
複雑で理解に時間が掛るので、しっかりとスケジュール対策をおこなう必要があります。
スケジュール対策のポイントは5つ
- 計画的に範囲を決めて勉強を進める
- 学んだこと、覚えたことを可視化しておく
- 講座や教材で丁寧に一問一答を学ぶ
- 教材で試験形式に慣れておく
- 過去問題集を繰り返し勉強する
計画的に範囲を決めて勉強を進める
試験範囲が広いために、計画をしっかり立てて勉強をすすめるのが効率的です。
学んだこと、覚えたことを可視化しておく
勉強して学んだことや、覚えたことを可視化しておくことで、モチベーションも上がりやすいので目に付くところに貼っておくと良いでしょう。
講座や教材で丁寧に一問一答を学ぶ
毎日の積み重ねが結果になるので、講座や教材で学ぶことは丁寧に学びましょう。
教材で試験形式に慣れておく
試験になると勉強してきた実力が発揮できないことがあります。
事前に勉強時に試験形式で慣れておくといいでしょう。
過去問を繰り返し勉強する
今までの試験の傾向を見ていると過去問から大きく外れた出題は多くありません。
過去問を繰り返し勉強しておくことで細かい言葉の違いに気づいてミスが減らせるでしょう。
社会福祉士の試験日や対策のポイント
社会福祉士の国家試験日は2月の第一週の土日に行われています。
社会福祉士の国家試験で必要な持ち物は以下の通りです。
※詳しくは社会福祉振興・試験センターホームページ、「受験の手引」をご確認ください。
必要な持ち物
- 受験票
- 鉛筆数本と消しゴム
- 腕時計、懐中時計(フタのないもの)
- 参考書
- マスク・携帯除菌など
持っていくと安心できる物
- 昼食
- カイロなどの防寒対策類
- ハンカチ・ティッシュ
持ち込み不可の物
- ボールペン
- 卓上置き時計
- PC、タブレット類
- 通信機能付きのゲーム機
- カメラ類
2月の試験ということもあり、試験当日は寒いことが予想されるので体調管理には十分に気をつけましょう。
事前に準備をしておくことで、心配ごとがなくなり試験に集中できますよ。
日頃の勉強の成果を発揮するためにも、事前の持ち物チェックは怠らないようにしましょう。
社会福祉士の試験対策を独学で行うメリット3選
社会福祉士の試験対策を独学で行うメリット3選 |
・費用が通信・通学に比べ安い ・自分のペースで勉強ができる ・場所と時間を選ばない |
ここでは試験対策を独学で行うメリットについて解説していきます。
費用が通信・通学に比べ安い
勉強方法 | おおよその費用 |
独学 | 約10,000〜15,000円 (教材費) |
通信講座 | 約50,000〜100,000円 |
通学 | 約1,000,000円〜4,000,000円(大学、短期養成施設や一般養成施設含む専門学校によって異なる) |
実際に大学、短期養成施設や一般養成施設、専門学校などで学ぶと高額な費用が必要となります。
独学であれば、教材費用だけになるので通学、通信講座に比べると安くなります。
自分のペースで勉強ができる
独学で試験勉強をするメリットは、自分のペースで学習を進められることです。
学校などであればみんなのスピードに合わせて授業は進んでいきますが、独学であれば空いた隙間時間にも勉強ができます。
自分の苦手な科目に時間を割いて勉強も進められます。
仕事や生活の状況に合わせて勉強時間を自分で調整することも可能です。
場所と時間を選ばない
独学であれば、いつでも自分の好きな時間、好きな場所で勉強できます。
通信であれば問題などの提出期限が定められていることもありますが、独学であれば自分の時間を使って理解ができるまで学べます。
朝に自宅で勉強することもできますし、通勤電車の中や休憩時間に職場で勉強することもできます。
休みの日にはお気に入りのカフェなどで勉強することもできるでしょう。
地方在住の人は、近くに予備校がないケースもあるので、場所と時間を選ばない独学で勉強するメリットは大きいかもしれません。
社会福祉士の試験対策を独学で行うデメリット3選
社会福祉士の試験対策を独学で行うデメリット3選 |
・新しい情報を入手しにくい ・自分の今の実力がわかりにくい ・モチベーションの維持が大変 |
ここでは試験対策を独学で行うデメリットについて解説していきます。
新しい情報を入手しにくい
社会福祉士の国家試験は最新の改正内容にもとづいて問題は出題されます。
制度が社会情勢の変化に対応するため頻繁に改正されるため、独学の場合は最新の情報を更新し続けるのは大変です。
社会福祉士の国家試験の参考書や問題集は、すべてが最新の改正内容に対応していないので注意が必要です。
すべてを独学にするのではなく、重要なところはお金はかかりますが模擬試験を受けて、その結果を参考に自分の弱点を修正していくと合格できる可能性は高まります。
自分の今の実力がわかりにくい
独学で勉強したいという方は、定期的に模擬試験を受け、自分の得意な科目・不得意な科目について把握しておくようにしましょう。
社会福祉士国家試験に合格するためには、全体でおよそ6割以上得点すると同時に、1科目だけでも0点があると、不合格となってしまいます。
独学だと自分の本当の実力がわかりにくく、苦手な科目であってもなかなか気付けないことがあります。
模擬試験を受けて、その結果を基に自分の弱点を修正していったほうが合格できる可能性は高まります。
モチベーションの維持が大変
社会福祉士の試験に合格するためには300時間ほどの勉強期間が必要と言われています。
もし働きながら勉強しようとすると、約1年近くかかってしまいます。
独学の場合は、応援してくれる仲間や導いてくれる先生がいないので、自分でモチベーションを保ちながら勉強しなければいけません。
モチベーション維持も大事ですが、まずは継続的に独学で勉強できる環境を整えることが合格への近道です。
社会福祉士の試験対策を独学で行うメリットとデメリットのまとめ
独学のメリット | 独学のデメリット |
費用が通信・通学に比べて安い | 新しい情報を入手しにくい |
自分のペースで勉強ができる | 自分の今の実力がわかりにくい |
場所と時間を選ばない | モチベーションの維持が大変 |
大学、短期養成施設や一般養成施設、専門学校などで学ぶと高額な費用が掛かるので独学の大きなメリットは費用ですが、独学の場合は新しい情報を入手しにくいので不安を感じるのはデメリットでしょう。
独学で勉強すると自分のペースや自由な時間、場所は選ぶことはメリットですが、自分の今の実力が分かりにくいので勉強に行き詰まりやすくなるのはデメリットといえそうです。
自分でモチベーションをしっかりコントロールできて維持する方法を知っているのであれば、独学での学習は向いているといえます。
自分で勉強の習慣がついていない方やサポート環境がないと心配な方、決められた教材で学習を進める方が安心できる方は、通学講座・通信講座を視野に入れてみるのも良いでしょう。
独学が苦手なら通信講座を利用した方がいいの?
独学が苦手なら通信講座を利用した方がいいの? |
・効率よく勉強して合格するなら通信講座 ・社会福祉士の勉強をするのにオススメの通信講座 |
ここでは通信講座を利用した方がいいのか、具体的な通信講座を含めて説明しています。
効率よく勉強して合格するなら通信講座
通信講座のメリットは、働きながら学べることやオンライン授業も充実している講座がほとんどです。
大学、短期養成施設や一般養成施設、専門学校などに比べて自分で勉強する時間も選べますし、費用も60,000〜80,000円くらいで安く抑えることが可能です。
通信講座であれば、受講開始から試験直前までサポート体制も整っています。
社会福祉士の勉強をするのにオススメの通信講座
会社名・講座名 | 料金 | 特徴 |
ユーキャン | 59,000円(税込) | 働きながら受講する人が88%。仕事と勉強の両立を目指す人にとっては効率的な講座 |
資格の大原・社会福祉士合格コース | 80,400円(税込) | 基礎講座と模擬試験というシンプルなステップに大原独自の合格ノウハウが詰め込まれている |
アガルート・合格カリキュラム | 65,780円(税込) | 内容が絞られ、いつでもどこでも受講できる動画講義で学べる。忙しい人にピッタリの講座 |
TECOM 福祉教育カレッジ・合格フルパック | 39,710円(税込) | 受講生満足度92%、価格納得度81%、価格の安さと講義の質への満足度が高い |
東京アカデミー | 48,000円(税込) ※入学金5,000円を含む |
オリジナルテキストと演習問題で学ぶため、独学に向いている |
※教育訓練給付制度の対象講座もあり。
ユーキャンの社会福祉士講座
講座名 | 社会福祉士講座 |
価格 | 59,000円(税込) |
合格率 | 過去10年間でユーキャンから4,130名の合格者を輩出 |
サポート内容 |
|
教育給付金制度 | あり |
※国の雇用保険給付の一般教育訓練給付制度を利用するすれば、最大で受講費用の20%が支給される。
資格の大原 社会福祉士養成コース
講座名 | 社会福祉士養成コース |
価格 |
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合格率 | 社会福祉士養成コース通信課程(新卒)合格率78.3% |
サポート内容 |
|
教育給付金制度 | あり※特定一般教育訓練給付金制度対象 |
※時期によってキャンペーン等の割引もあり
アガルート 社会福祉士国家試験講座
講座名 | 社会福祉士国家試験講座 |
価格 | 合格カリキュラム:65,780円(税込) |
合格率 | 記載なし |
サポート内容 | 記載なし |
教育給付金制度 | ー |
※合格時の全額返金制度とあわせてお祝い金10,000円があわせて贈呈される合格特典あり
TECOM 福祉教育カレッジの社会福祉士通信講座
講座名 | 社会福祉士通信講座 |
価格 |
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合格率 | 記載なし※受講生満足度92% |
サポート内容 |
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教育給付金制度 | ー |
※受講料が40,000円以下でもベテラン講師による質の高い講座を受講が可能
東京アカデミーの社会福祉士通信講座
講座名 | 国家試験対策講座 |
価格 | 48,000円(税込)※入会金5,000円を含む |
合格率 | 記載なし |
サポート内容 |
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教育給付金制度 | ー |
※テキストで学習を進めていく形で製本テキストに集中して学ぶため、独学スタイルを得意とする方に向いている講座
社会福祉士の資格は働きながらでも取得できる?
社会人になってから社会福祉士の資格取得を目指す場合、働きながら勉強することは可能です。
社会福祉士の受験資格を取得するためのルート図は下記のとおりです。
社会福祉士の受験資格を得るパターンは12種類あります。
一般大学や短大を卒業しているのか、福祉系の大学や短大を卒業しているのか、実務経験があるのかなどにより、養成施設に通う必要があるのかなど、受験資格を獲得するための流れが異なります。
ご自身がどこに当てはまるのかをチェックしてみてくださいね。
資格取得パターンが多い分、自分がどれに当てはまるのか分からないという方は、社会福祉振興・試験センターの「受験資格(資格取得ルート図)」をご確認ください。
働きながらでも社会福祉士の勉強はできるの?
一般大学を卒業した方の場合、社会福祉士の受験資格を得るには、福祉系のカリキュラムがある大学に3年次編入し卒業するか、一般養成施設等で1年以上勉強し修了する必要があります。
通信制がありますし、一般養成施設の通学コースでも夜間部があるので働きながら勉強できます。
働きながらでも社会福祉士の実習を受けられるの?
4週間実習が行われる場合もあれば、週に2日程度で長期間実習が行われる場合もあります。
実習の日程についても受け入れ先によってかなり異なります。
仕事の都合でどうしても実習先の都合に合わせられない可能性がある場合は、実習は受け入れ先の優先になるので事前に大学や短期養成施設、専門学校に相談してみましょう。
働きながらでも社会福祉士の養成施設に通えるの?
通信、夜間、日中といった働きながらでも通えるコースが用意されている講座もあります。
通信コース
毎月出されるレポートなどの課題を提出しながら知識を深めていきます。
スクーリングの期間がありますが、最近では土日などに実施されているので、働きながらでも比較的予定を合わせやすい通信講座が多くなっています。
夜間コース
日中の仕事を終えたあと学校に通うことで受験資格を手に入れることが可能です。
同じ境遇の方と一緒に学ぶことになるので、高いモチベーションを維持して学習できます。
日中コース
夜間の仕事をしているなど、日中に学びたいという方におすすめのコースです。
夜間コースと同じように働かれている方もいますが、学生の方も多く在籍しています。
日中コースの在学期間は一般的に1年です。
上記のコースを事前に調べて、自分に合うコースで受験資格を目指しましょう。
社会福祉士試験の概要、難易度や合格率は?
社会福祉士試験の概要、難易度や合格率は? |
・社会福祉士試験の試験日程 ・社会福祉士試験の試験範囲 ・社会福祉士試験の難易度と合格率 |
ここでは試験の概要、難易度や合格率について詳しく説明していきます。
社会福祉士試験の試験日程
社会福祉士国家試験は年1回(2月上旬)に実施されています。
申し込み受付 | 9月上旬〜10月上旬 |
試験日程 | 2月上旬 |
合格発表 | 3月 |
最新年度の社会福祉士試験の日程、申し込み方法は社会福祉振興・試験センターご確認ください。
社会福祉士試験の試験範囲
社会福祉士国家試験は、共通、専門科目の全19科目(18科目群)です。
〜共通科目〜
- 人体の構造と機能および疾病(7問)
- 心理学理論と心理的支援(7問)
- 社会理論と社会システム(7問)
- 現代社会と福祉(10問)
- 地域福祉の理論と方法(10問)
- 福祉行財政と福祉計画(7問)
- 社会保障(7問)
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)
- 低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)
- 保健医療サービス(7問)
- 権利擁護と成年後見制度(7問)
〜専門科目〜
12. 社会調査の基礎(7問)
13. 相談援助の基盤と専門職(7問)
14. 相談援助の理論と方法(21問)
15. 福祉サービスの組織と経営(7問)
16. 高齢者に対する支援と介護保険制度(10問)
17. 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(7問)
18. 就労支援サービス(4問)
19. 更生保護制度(4問)
社会福祉士試験の難易度と合格率
社会福祉士国家試験の合格率は例年25%〜30%前後です。
合格基準は「問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者」となっており、正解率60%を基準に毎年補正をかけた点数が合格点になります。
合格するには6割以上の正解率が1つの基準になります。
実施年 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格基準点(150点満点) |
令和5年度 | 58.1% | 34,539人 | 20,050人 | 90点 |
令和4年度 | 44.2% | 36,974人 | 16,338人 | 90点 |
令和3年度 | 31.1% | 34,563人 | 10,742人 | 105点 |
令和2年度 | 29.3% | 35,287人 | 10,333人 | 93点 |
令和元年度 | 29.3% | 39,629人 | 11,612人 | 88点 |
平成30年度 | 29.9% | 41,639人 | 12,456人 | 89点 |
社会福祉士の受験資格
社会福祉士の受験資格 |
・社会福祉士の受験資格には実務経験が必要なの? ・社会福祉士になるための一般養成施設とは? ・社会福祉士になるためには一般大学や短大を卒業する必要があるの? ・社会福祉士受験資格、実務経験が改正されたの? ・看護師でも社会福祉士を目指すことは可能なの? ・社会福祉士の受験資格は通信教育でも取得できるの? ・高卒から最短で社会福祉士の受験資格を得る方法は? |
ここでは社会福祉士の受験資格について説明していきます。
社会福祉士の受験資格には実務経験が必要なの?
A.福祉系の短大や専門学校の場合は、国家資格受験資格を取得するには一定の実務経験が必要です。
社会福祉士になるための一般養成施設とは?
A.社会福祉士の一般養成施設とは、福祉系の専門学校のことです。
社会福祉士になるためには一般大学や短大を卒業する必要があるの?
A.一般大学を卒業して、一般養成施設等で必要なカリキュラムを1年以上履修すると、社会福祉士国家試験の受験資格が得られます。
短大卒業の場合、一般養成施設等での1年以上のカリキュラムを履修する前に、3年制は1年、2年制は2年の相談援助実務経験が必要になります。
社会福祉士受験資格、実務経験が改正されたの?
A.平成29年4月1日付で社会福祉法が一部改正されました。
詳しくはこちらをご覧ください。
看護師でも社会福祉士を目指すことは可能なの?
A.看護師でも社会福祉士を目指すのは可能です。
看護師が介護福祉士試験の受験資格を得るには、過去の学歴に応じて決定される年数の経験を積まなければなりません。
高校卒業後、福祉系の大学へ進学して看護師になった場合は、介護福祉養成施設へ1年以上通い、指定の課程を修了することで受験資格を満たせます。
社会福祉士の受験資格は通信教育でも取得できるの?
A.社会福祉士の受験資格は、通信教育のみで取得することは不可能です。
履修をして社会福祉士国家試験の受験資格を得ることが、社会福祉士資格を取得する必須となります。
高卒から最短で社会福祉士の受験資格を得る方法は?
A.高卒から最短で社会福祉士の受験資格を得るための最短年数は4年です。
福祉系4年制大学に通うことが近道になります。
社会福祉士の独学に関するよくある質問
社会福祉士の独学に関するよくある質問 |
・社会福祉士の勉強は独学で十分? ・社会福祉士の勉強は社会人で働きながらできるの? ・社会福祉士の受験資格はどうやって取るの? ・社会福祉士を最短で受かるのに必要な勉強期間は? ・社会福祉士に合格した人の勉強方法やまとめノートはある? ・社会福祉士は通信講座を受けると合格しやすいの? ・社会福祉士はまずは何から勉強すればいいの? |
ここでは社会福祉士の独学に関するよくある質問について解説していきます。
社会福祉士の勉強は独学で十分?
A.国家試験の受験資格を満たすためには養成学校に通うことが条件となっているので、完全独学では社会福祉士になれません。
大学や養成施設などに通い受験資格を満たしている場合であれば、独学で社会福祉士の勉強はできます。
社会福祉士の勉強は社会人で働きながらできるの?
A.社会人になってから社会福祉士の資格取得を目指す場合、働きながら勉強することが可能です。
大学を卒業した方の場合、社会福祉士の受験資格を得るには、福祉系のカリキュラムがある大学に3年次編入し卒業するか、一般養成施設等で1年以上勉強し修了する必要があります。
社会福祉士の受験資格はどうやって取るの?
A.社会福祉士の受験資格を取るには、大学等で勉強する他に養成施設に通い、資格を取得する方法があります。
社会人として働きながら受験資格を取得するには、一般養成施設等に通うことがオススメです。
社会福祉士を最短で受かるのに必要な勉強期間は?
A.社会福祉士資格試験に合格するための勉強時間は、約300時間が目安とされています。
毎日2時間の勉強で5カ月程度の期間が必要となります。
社会福祉士に合格した人の勉強方法やまとめノートはある?
A.社会福祉士に合格した人のまとめノートもあります。ただし、中央法規の教材は試験に沿った内容で丁寧に構成されているので、そのまま教材に書き込んでオリジナルノートにしたほうが、要点もまとまっていて勉強はしやすいでしょう。
社会福祉士は通信講座を受けると合格しやすいの?
A.完全独学よりは自分のレベルが把握でき、モチベーションも保ちやすいので合格率は上がるでしょう。
独学、通信、通学のどれを選択しても、合格するかは自分次第です。
自分のライフスタイルに合わせて通信講座を受けるのも良いでしょう。
社会福祉士はまずは何から勉強すればいいの?
A.まずは過去問をやりましょう。
今、基礎知識がどれくらいあり、どの分野を重点的に学ぶ必要があるかを判断する大きな材料になります。
教科書を読む前に過去問で知識を認識しましょう。
まとめ:社会福祉士は独学で合格できるのか?
社会福祉士のになるには、まずは受験資格を取得することが必須になります。
そのため、最初から完全独学で勉強し、社会福祉士になることはできません。
しかし、受験資格を取得さえすれば独学で勉強することは可能です。
そのためには、長時間の勉強時間が必要であり、勉強スケジュールやモチベーション維持の環境を整えることがとても大事になってきます。
この記事では、独学でのメリット、デメリットや勉強方法などについて紹介してきました。
社会福祉士になるのに完全独学ではなれませんが、受験資格を取得したのちに「独学で勉強ができるかな?」と迷われた際はこの記事を参考にしてみてください。
独学だけでは少し不安を感じるのであれば、通信講座で環境を整えるのもオススメです。
社会福祉士の通信講座に関してはこちらの記事でもまとめていますので、あわせてご覧ください。
社会福祉士試験に関する関連記事
社会福祉士試験については、以下の記事でも紹介しています。
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