宅建の合格率は?低い理由・独学での勉強時間や過去の推移を紹介

宅建資格の合格率が低い理由は?

「宅建の勉強方法は独学通信講座のどちらが自分に合う?」

宅建(宅地建物取引士)は毎年約20万人が受験する人気の国家資格です。

不動産取引や契約の場面で独占業務があるため、不動産取引のスペシャリストとして活躍できます。

しかし、宅建の合格率は例年15~18%と低い合格率のため、勉強しても合格できるのか不安に感じる方もいるかもしれません。

本記事では、宅建士の合格率を年齢別や職業別に調査し、他の国家資格と比較することで合格率が低い理由を解説します。

また、宅建士の勉強方法やおすすめの宅建通信講座も紹介するので、この記事を読めば合格率の低い宅建試験も効率よく合格を目指せるでしょう。

宅建士の通信講座はたくさんありますが、徹底比較したランキング記事を参考にしたい方は以下のリンクもご覧ください。

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目次

宅建試験の合格率は?

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

2023年度の宅建試験の合格率は17.2%であり、10人に1~2人の割合で合格できる計算です。

年度 受験者数/
合格者数
合格率 合格点
2023年 233,276人/
40,025人
17.2% 36点

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

宅建試験は毎年、合格基準点(合格ライン)が変動する相対評価方式を取り入れています。

相対評価方式とは事前に合格点を決めずに、合格者数(合格率)を大まかに決めておく方式。

(引用元:フォーサイト公式HP)

そのため、試験問題が難しく全体的な点数が低いときは合格点も低くなり、反対に全体的な点数が高いときは合格点も高くなるという仕組みです。

試験問題の難易度に影響を受けず、一定の合格者を輩出できるメリットがあります。

では、過去10年間の合格率や合格基準点はどのように変化しているのか推移をみていきましょう。

宅建の過去10年間の合格率の推移

(引用元:LEC公式HP)

年度 受験者数/
合格者数
合格率 合格点
2023年 233,276人/
40,025人
17.2% 36点
2022年 226,048人/
38,525人
17% 36点
2021年
(10月・12月)
234,714人/
41,471人
17.7% 34点(10月)
34点(12月)
2020年
(10月・12月)
204,250人/
34,338人
16.8% 38点(10月)
36点(12月)
2019年 220,797人/
37,481人
17% 35点
2018年 213,993人/
33,360人
15.6% 37点
2017年 209,534人/
32,644人
15.6% 35点
2016年 198,463人/
30,589人
15.4% 35点
2015年 194,926人/
30,028人
15.4% 31点
2014年 192,029人/
33,670人
17.5% 32点
2013年 186,304人/
28,470人
15.3% 33点

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

2013年の受講者数はおよそ18万人ですが近年は20万人以上と増加傾向であり、不動産業界で安定した需要があることから人気の高さが伺えます。

相対評価方式のため合格率は15~18%の間で推移し、10年間の平均合格率は16.3%でした。

合格基準点が最も低かった2015年の31点に対し、最も高かったのは2020年の38点と比較した10年間でも7点の差があることがわかります。

試験問題の難易度や、まわりの受験者の知識レベルによって異なることから、合格基準点を上回るように十分な学習が必要といえるでしょう。

宅建の年代別の合格率

年代 2021年度
合格者
2020年度
合格者
合格率
20歳未満 681人 558人 12.4%
20代 16,194人 13,824人 19.9%
30代 10,996人 9,035人 19%
40代 7,838人 6,398人 16.7%
50代 4,524人 3,524人 14.1%
60歳以上 1,238人 999人 11.5%

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

年代別の合格者の割合をみていくと、20代・30代が半分以上の合格者を占めています。

不動産業界に就職する場合、宅建の資格がなければ不動産取引を行えないため、就職したばかりの20代の資格取得率が多いといえるでしょう。

実際に、資格取得手当を支給している不動産会社もみられます。

資格手当/宅地建物取引士:月5万円、資格取得時最大30万円支給
※入社時点で資格をお持ちの場合は初月から支給

(引用元:リクナビNEXT)

また、宅建士の資格を取得していると未経験でも転職しやすい傾向です。

転職サイトのリクナビでも、以下の求人が確認できました。

会社 求人内容
大手鉄道会社
  • 不動産投資用の提案・営業
  • 未経験可
  • 2年目で年収1300万円可能
  • 20代30代40代が活躍
事業用不動産関連会社
  • 店舗物件の営業
  • 未経験可
  • 土日祝休み/月給27.5万円~
  • 27歳以下

(引用元:リクナビNEXT)

20代・30代の求人が多くみられることや、収入アップも期待できることから資格取得を目指す若い世代が多いのかもしれません。

宅建士として働く際は「宅地建物取引証」の交付が必要となるものの、登録を抹消しない限り一生使える資格です。

また、更新は5年毎であるため、しばらく宅建士として働く予定がないという方は、すぐ更新しなくても資格が失効することはありません。

一度取得してしまえば生涯有効な点も宅建士のメリットといえるでしょう。

宅建の職業別の合格率

職業 2021年度
合格者
2020年度
合格者
合格率
不動産業 12,953人 11,351人 16.9%
金融業 4,742人 3,907人 19.5%
建設業 3,808人 3,252人 12%
他業種 10,088人 7,773人 19.2%
学生 5,439人 4,682人 20.1%
主婦 1,549人 1,161人 21.2%
その他 2,892人 2,212人 19.1%

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

職業別の合格率をみてみると、やはり不動産業で働く方が多く合格しています。

不動産取引を行う事務所には、必ず5人につき1人以上は宅建士を置かなくてはならないという「必置資格」があり、不動産取引に関しては資格がないと行えない「独占業務」があることから、資格の取得は急務なのでしょう。

金融業や一般企業でも不動産を投資対象として保有する場合に宅建士の知識が役立ちます。

また、合格率をみてみると主婦の方の合格率が21.2%と最も高い合格率です。

一方で建設業の方の合格率は最も低い12%でした。

建設業と不動産業は相性が良く、工事から販売まで一貫して行えるメリットがあるなど事業展開ができます。

建築基準法などの範囲は共通しますが、民法等は出題範囲も広く学習に時間がかかる箇所でつまづきやすいのかもしれません。

さらに、宅建士試験はひっかけ問題も出題される傾向があり、問題に慣れておく必要もあります。

そのため仕事をしながら資格取得を目指す方は、効率よく学習できる通信講座がおすすめです。

近年の宅建士試験の動向を分析し、出題されやすい箇所を凝縮して講師から学べるメリットがあるので、気になる方は宅建士の通信講座を比較した以下の記事も参考にご覧ください。

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宅建と関連する資格の合格率を比較

宅建の難易度がイメージしやすいように、関連する資格の合格率と比較していきましょう。

2023年度の宅建・FP2級(日本FP協会)・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・マンション管理士・不動産鑑定士の合格率を比較します。

FPは年3回ある試験のうち、2023年9月の試験で調査します。

資格名 合格率 受験者数
宅建士 17% 226,048人
2級FP
(日本FP協会)
学科:42.16%
実技:56.55%
学科:26,265人
実技:21,516人
賃貸不動産経営管理士 27.7% 31,687人
管理業務主任者 18.9% 16,217人
マンション管理士 11.5% 12,209人
不動産鑑定士 短答式:36.3%
論文式:16.4%
短答式:1,726人
論文式:143人

(引用元:各試験実施団体公式HPを参考に独自に作成)

受験者数をみると宅建士の受験者数は約22万人と圧倒的に多く、最も受験者数が少ない不動産鑑定士は、誰でも受験できる短答式試験でも1,726人しかいません。

また、宅建士の17%より低い合格率は、マンション管理士の11%と不動産鑑定士の論文式16.4%があります。

宅建士は、FP2級や賃貸不動産経営管理士に比べると難易度は高く、マンション管理士や不動産鑑定士に比べると難易度が低いといえるでしょう。

2級FP(日本FP協会)

(引用元:日本FP協会公式HP)

FP(ファイナンシャルプランニング技能士)は金融や不動産、ローンなど資金面での幅広い知識が問われる国家資格です。

宅建士の試験範囲と重なる分野もあり、ダブルライセンスにも人気があります。

資格名 合格率 受験者数
2級FP
(日本FP協会)
学科:42.16%
実技:56.55%
学科:26,265人
実技:21,516人

FP試験は同日に学科試験と実技試験が実施されるので、両方の試験を受験することもでき、どちらも合格すると等級ごとにFPの資格が取得できます。

FPは3級から受験できますが、より実践的な知識が身に付き、就職や転職でも有利になりやすいFP2級は宅建士の合格率17%より高い合格率です。

学科の合格率が42.16%、実技の合格率が56.55%とおよそ2人に1人は受かっている計算なので、宅建士試験より難易度は低いといえるでしょう。

しかし、誰でも受験できる宅建士とは違い、FP2級には以下の受験資格のいずれかに該当する必要があります。

2級FP技能検定の受験資格

  • AFP認定研修の受講修了者
  • 3級FP技能検定合格者
  • FP実務経験2年以上

(引用元:日本FP協会公式HP)

「AFP認定研修の受講修了者」とは、認定された講座を受講修了すれば、3級FPの資格がなくても受験できます。

通信講座でも多くが認定講座になっており、2級の学習をしながら認定講座も修了できるコースも用意されています。

FPの通信講座に関する詳しい情報は、以下のリンクからご覧ください。

2級FP技能士の通信講座ランキングの詳細を見る

賃貸不動産経営管理士

(引用元:賃貸不動産経営管理士協議会公式HP)

賃貸不動産経営管理士は、アパートやマンションなど賃貸住宅に関する管理業務を行う専門家です。

2021年から国家資格となり、一定の規模以上の賃貸住宅管理事務所ごとに1名以上の設置が義務付けられています。

資格名 合格率 受験者数
賃貸不動産経営管理士 28.2% 28,299人

賃貸不動産経営管理士の受験者数は、比較した中では宅建士の次に多いおよそ3万人です。

しかし、合格率は28.2%と宅建士の合格率17%より10%ほど高い合格率でした。

賃貸不動産経営管理士は宅建士と同じく相対試験方式を採用しています。

試験自体が2013年からスタートし、合格ラインは主催団体である「賃貸不動産経営管理士協議会」が1年毎に設定しているため、過去5年間の合格点は29点~40点と幅があります。

年度 合格率 合格点
2023年 28.2% 36点
2022年 27.7% 34点
2021年 27.7% 34点
2020年 31.5% 40点
2019年 29.8% 34点
2018年 36.8% 29点
2017年 50.7% 29点

(引用元:賃貸不動産経営管理士協議会公式HP)

明確な合格点が定まっていない点と、国家資格になったことでさらに難しくなることも予想されるので資格取得を目指す際は、勉強方法や試験対策を見直した方がよさそうです。

賃貸不動産経営管理士は、多くの通信講座で効率よく学べる講座が用意されています。

詳細は、以下のリンクをご覧ください。

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管理業務主任者

(引用元:マンション管理業協会公式HP)

管理業務主任者は、管理会社の立場からマンションの安全管理や住民の快適な生活環境の形成をサポートする国家資格です。

管理業務主任者の仕事は「独占業務」があるため、マンション管理会社や不動産会社などでは一定の需要があります。

そのため、マンション管理業界での就職や転職には有利に働く傾向にあります。

資格名 合格率 受験者数
管理業務主任者 21.9% 14,652人

合格率は18.9%なので、宅建士の合格率17%と大きな差はありませんが、暗記問題が多く出題されるため繰り返し学習や地道な勉強ができるかがポイントになるでしょう。

また、管理業務主任者試験も相対評価方式であり、毎年一定ではありませんが70%程度の正答率が合格ラインと考えられています。

管理業務主任者の合格に必要な勉強時間は、以下が目安とされています。

資格スクール 勉強時間の目安
TAC 約300時間
ユーキャン 300時間
フォーサイト 200~300時間

(引用元:各資格学校公式HP)

国家資格の中では比較的学習時間が短く合格しやすい資格といえますが、余裕をもって合格ラインを超えられる知識を身につけなければ確実に合格できるとはいえません。

自分で勉強の計画を立て、その計画通りにコツコツ継続して勉強できる方は独学での資格取得も可能ですが、不安を感じる方は通信講座の利用を検討するとよいでしょう。

おすすめの通信講座を比較しているので、自分に合った通信講座選びの参考にしてください。

管理業務主任者の通信講座の詳細を見る

マンション管理士

(引用元:マンション管理センター公式HP)

マンション管理士は、管理組合の立場からマンションの安全管理や住民のサポートに応じる国家資格です。

近年では、マンション需要も広がり2022年に導入された「管理計画認定制度」の運用においてもマンション管理士の活躍が期待されています。

同じくマンション管理を専門とする「管理業務主任者」と試験の出題範囲や習得できる知識が似ていることから、ダブルライセンスを目指す方も多くみられます。

資格名 合格率 受験者数
マンション管理士 10.1% 11,158人

2023年度のマンション管理士の合格率は10.1%でしたが、例年の合格率は10%に届かず難易度が高い試験といえるでしょう。

相対評価方式のため、合格点が毎年変動する点にも注意が必要です。

また、マンション管理士の特徴として、受験者の年齢層が高い傾向があります。

(引用元:スタディング公式HP)

上記のグラフでも、50代・60代で半数以上を占めているのがわかります。

マンション管理は、建物の修繕計画や入居者相談、区分所有間トラブル仲介など実務面でのスキルが問われる仕事です。

これまでの豊富な社会人経験や営業・コンサルタント業などの職務経験が活きる場面が多いことから、50代・60代にも関心を集めていると推測できるでしょう。

キャリアアップや就職・転職で有利になる不動産系の資格がほしいと考えているのであれば、まずは宅建を習得し、その後マンション管理士を目指すという道もあります。

マンション管理士の難易度は高く、仕事をしながら最短ルートで合格を目指すのであれば通信講座がおすすめです。

(引用元:フォーサイト公式HP)

効率の良い学習方法や、講師による講義動画を利用して時間や場所を問わずに学習できるシステムが整っています。

多くの通信講座がありますが、それぞれ比較して特徴をまとめた以下の記事を参考に、学習しやすい講座を見比べてください。

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不動産鑑定士

(引用元:国土交通省公式HP)

不動産鑑定士は、不動産の適正な価値を鑑定する専門家です。

不動産系の資格の中でも最高峰といわれています。

「不動産の鑑定評価」という独占業務や、コンサルティング業務など仕事は多岐にわたり独立開業も目指せる資格です。

資格名 合格率 受験者数
不動産鑑定士 短答式:36.3%
論文式:16.4%
短答式:1,726人
論文式:143人

不動産鑑定士の資格は受験資格がないので誰でも受験でき、短答式試験に合格すると論文式試験に進める二段階試験です。

短答式試験と論文式試験の合格率を単純に掛け合わせた最終的な合格率は5%と、宅建士の合格率17%と比較しても非常に低い合格率だとわかります。

また、科目別に設定された必要最低得点比率を満たさなくてはなりません。

合格の目安は国土交通省が以下のように公表しています。

  • 短答式試験の合格基準
    総合点で概ね7割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点とします。ただし、総合点のほかに各試験科目について一定の得点を必要とするものとします。
  • 論文式試験の合格基準
    総合点で概ね6割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点とします。ただし、総合点
    のほかに各試験科目について一定の得点を必要とするものとします。
    なお、免除科目がある場合は、免除科目を除いた科目の合計得点を基に偏差値等を用いて算
    出した総合点に相応する点数を、その者の総合点として判定します。

(引用元:国土交通省公式HP)

短答式試験は7割、論文式試験は6割を超えればよいので、満点を狙う必要はありません。

宅建士で学習する科目と重複する箇所もあり、宅建士資格を取得した後のステップアップにも最適です。

しかし、勉強時間の目安は2,000~3,700時間と多くの学習時間が必要となるため、手厚いサポートがある通信講座での学習がモチベーション維持にも効果的でしょう。

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宅建と他の国家資格の合格率を比較

宅建士の合格率と他の国家資格の合格率を比較して、どのような違いがあるのかをみていきます。

今回は、国家資格の中でも宅建士と同様に受験資格が必要ない資格を比較します。

合わせて、勉強時間の目安も参考にしていきましょう。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
宅建士 17.2% 200~300時間
司法書士 5.19% 3,000時間
行政書士 13.98% 500~1,000時間
中小企業診断士 一次試験:28.9%
二次試験:18.9%
1,000~1,500時間
公認会計士 7.6% 3,000~5,000時間
測量士 10.3% 300~500時間

(引用元:各資格学校公式HPを参考に独自に作成)

宅建士は比較に挙げた国家資格より合格率が比較的高い傾向です。

勉強時間の目安も200~300時間と、他の資格と比べて取得しやすいといえるでしょう。

一方で、司法書士や公認会計士の合格率は5~7%と低く、勉強時間の目安も3,000時間以上と難易度が高いことがわかります。

司法書士

(引用元:日本司法書士会連合会公式HP)

司法書士とは、専門的な法律知識に基づき、個人や法人から依頼を受けた書類作成・手続き代行・相談業務などを行う法律家です。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
司法書士 5.19% 3,000時間

合格率は5.19%と、宅建士の合格率17.2%と比べてかなり低い合格率です。

司法書士試験も宅建試験と同じく相対評価方式を採用しており、毎年4~5%程度の合格率を推移しています。

また、勉強時間の目安も3,000時間と長時間に及ぶ影響なのか合格者の年齢も30代・40代が多い傾向です。

(引用元:LEC公式HP)

社会人になってから受験に挑戦する人も多いのかもしれません。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事で司法書士の難易度を紹介しているので参考にしてください。

司法書士の難易度の記事を見る

行政書士

行政書士

(引用元:日本行政書士会連合会公式HP)

行政書士とは、官公署などに提出する書類作成や申請の代理、依頼者の相談業務などを行う法律の専門家です。

よく混同されやすい司法書士は、法務局に提出する登記などの書類作成や手続き代理が中心であり、行政書士は官公署に提出する許認可などの書類作成や手続き代理が中心なので、それぞれ業務内容が異なります。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
行政書士 13.98% 500~1,000時間

行政書士の合格率は12.13%と宅建士の合格率17%より低いことがわかります。

ですが、宅建士試験の相対評価方式とは違い、絶対評価方式なので以下の基準をすべて満たせば合格です。

行政書士の合格基準

  • 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者
  • 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者
  • 試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者
    (注) 合格基準については、試験問題の難易度を評価し、補正的措置を加えることがあります。

(引用元:行政書士試験研究センター)

法令等の科目は50%以上、一般知識等の科目は40%以上の得点を取り、なおかつ全体で60%以上の点数が取れていれば合格できます。

他の受験者の成績が影響しない分、合格基準がわかりやすく対策がしやすい試験といえます。

しかし、宅建士よりも合格率が低い理由には学習範囲の広さや、暗記しなければならない知識量が多い点が影響しているでしょう。

勉強時間の目安も500~1,000時間と宅建士よりも多くの勉強時間が必要とされます。

行政書士についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事で勉強法なども紹介しているので参考にしてください。

「行政書士試験対策を徹底解説!」の記事を見る

中小企業診断士

中小企業診断士

(引用元 : 中小企業診断士協会公式HP)

中小企業診断士は、中小企業の経営コンサルタントとしての唯一の国家資格です。

日本には数多くの中小企業が存在し、多様なビジネスシーンでの活躍が期待されます。

(引用元:中小企業基盤整備機構公式HP)

上記は「平成28年経済センサスー活動調査」の資料ですが、日本企業の9割が中小企業で占められていることがわかります。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
中小企業診断士 一次試験:28.9%
二次試験:18.9%
1,000~1,500時間

中小企業診断士の合格率は、単純に一次試験と二次試験を掛け合わせると5.4%と低い合格率です。

行政書士試験と同じく絶対評価方式で合格点が決められる試験ですが、さらに学習する範囲が広がることが合格率の低さにつながっているのでしょう。

中小企業診断士試験の日程からも試験内容の多さが伺えます。

試験 試験内容 日程
一次試験 筆記試験
(マークシート式:7科目)
毎年8月
二次試験 筆記試験
(記述式:4科目)
毎年10月
口述試験(面接試験) 毎年12月

(引用元:中小企業診断士協会公式HP)

一次試験だけで、7科目の合格を手にしなくてはなりませんが「科目合格制度」を利用して、合格した科目は翌年度と翌々年度の試験まで免除されます。

このことから、中小企業診断士は宅建士よりも学習範囲が広く、難易度も高いことがわかります。

さらに、詳しい中小企業診断士の情報については、以下の記事も参考にしてください。

「中小企業診断士の勉強法を徹底解説!」の記事を見る

公認会計士

(引用元:日本公認会計士協会公式HP)

公認会計士とは、会計に携わる資格の中でも最高峰に位置する会計の専門家です。

「監査業務」という独占業務もある上、税理士や行政書士登録もできることから独立や開業への道も広がります。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
公認会計士 7.6% 3,000~5,000時間

医師や弁護士と並んで「三大国家資格」ともいわれる公認会計士は、合格率7.6%と低く、勉強時間も3,000~5,000時間と数年かけて学習する人が多くみられます。

宅建士の勉強時間200~300時間と比較すると10倍以上の時間が必要になり、難易度は非常に高いといえるでしょう。

しかし、公認会計士は安定した高収入が得られやすく、景気に左右されにくいことから取得するメリットが大きい資格です。

(引用元:厚生労働省公式HP)

厚生労働省が公表している統計データでも、公認会計士の年収は746.6万円と高収入でした。

受験資格もないため誰でも挑戦できますが、独学での学習は難しく予備校や通信講座を利用する方がほとんどです。

公認会計士の資格に興味がある方は、以下の記事でおすすめの勉強方法などを紹介しているので参考にしてください。

「公認会計士の勉強方法とは?」の記事を見る

測量士

(引用元:国土交通省公式HP)

測量士とは、土地の位置・距離・面積を正確に計測する「独占業務」のある国家資格です。

建設工事を行う際は必ず測量を行う必要があるため、測量士には一定のニーズがあります。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
測量士 10.3% 300~500時間

測量士の合格率は14.4%と、宅建士の合格率17%と比べて低い合格率です。

過去7年間の合格率もみていきます。

年度 合格率
2023年 10.3%
2022年 14.4%
2021年 14.4%
2020年 17.9%
2019年 7.7%
2018年 14.8%
2017年 8.3%

(引用元:国土地理院公式HP)

最も低い合格率が8.3%で、最も高い合格率が17.9%と合格率の変化が大きく、試験年によって難易度が変わりやすいことがわかります。

試験は絶対評価方式のため1,400点満点中、910点以上の得点で合格できます。

しっかり試験対策をすれば独学でも合格は可能ですが、宅建士と比べると測量士のテキストは少ないため学習方法で迷う方もいるかもしれません。

測量士の勉強方法など詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

「測量士のおすすめ勉強法」の記事を見る

宅建の合格率が低い理由は?

宅建の合格率が低い理由は?
  • 受験資格が必要ない
  • 試験範囲が広い
  • 相対評価方式で合否が決まる

宅建の合格率が15~18%と低い理由には、受験資格に制限がないことが挙げられます。

学歴や職歴が関係なく誰でも挑戦しやすい資格といえますが、準備不足のまま受験される方もいるのかもしれません。

また、試験範囲が広いことや、合否が相対評価方式で決まることも合格率が低い要因でしょう。

受験資格が必要ない

宅建士を受験する際、学歴や年齢などの条件は設けられていません。

男性の最年少の合格者は12歳(福岡)で、これまでの最年少合格記録(26年度・愛知)に並びました。
女性は14歳(兵庫)で、これまでの最年少合格記録(12年度・神奈川)に並びました。

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

上記のように、12歳や14歳で合格した方もいるので、合格点以上を得点できれば、誰でも資格取得できることがわかります。

一方で、大学卒業などの学歴や実務経験を受験資格として設けている資格も多くあります。

宅建士は誰もが受験できる試験のため、受験者のなかには十分な勉強ができずに試験日を迎える方や、不動産業界に就職してすぐに宅建資格の取得を求められ学習時間が足りないケースなどが合格率の低い理由といえるでしょう。

宅建士は不動産取引の専門的な資格のため、しっかりとした学習計画が必要です。

試験範囲が広い

宅建士の試験科目は「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」「宅建業法」の4科目で、合計50問が出題されます。

試験科目 出題数
権利関係(民法など) 14問
法令上の制限 8問
税・その他 4問
宅建業法 20問
税・その他
(宅建業従事者で登録講習終了者は免除)
4問

(引用元:全日本不動産協会公式HP)

宅建士に求められる知識は年々増え続け、試験内容が全体的に難しくなっていることも合格率が低い理由として考えられます。

「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」に資格の名称が変更され、士業となったことから試験もより専門的な知識が出題されています。

難解な法律は暗記ではなくしっかり理解しないと、ひっかけ問題が多い宅建試験は正解できません。

試験範囲が広いうえに、理解しながら学習を進めなくてはならないことが、学習時間が不足する要因ともいえるでしょう。

相対評価で合否が決まるため

宅建は何点以上とれば合格というわけではなく、合格者の割合が決まっている相対評価方式の試験です。

試験の難易度によって合格率が大きく変動することはあまりありません。

宅建試験では例年、受験者の15~18%の方が合格していますが、その年のテストの難しさや受験者のレベルによって合格基準点が変わります。

そのため、前年の合格基準点以上を上回っても、上位に入らなければ合格できないこともあり、反対に前年の合格基準点を下回っても合格できる場合もあります。

あくまで自分とその他の受験生を相対的に比較して合格者が決定されるので、受験者が20万人以上と多い宅建試験は競争するライバルが多い試験といえるでしょう。

宅建の通信講座別の合格率・合格実績を比較

宅建の学習ができる通信講座は多く、それぞれの講座に特色があります。

合格率を公表して受講生にアピールする講座も多く、講座同士を比較する上で一つのバロメーターにできます。

そこで、各通信講座の合格率にはどのような違いがあるのかをみていきましょう。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
ユーキャン
  • 2022年度の合格者1,494名
  • 過去10年間で14,861名の合格者を輩出
  • 多数の合格体験談を掲載
スタディング
  • 2023年度の合格報告者数1,085名
  • 累計2,700名以上の合格体験談を掲載
フォーサイト
  • 2023年度の合格者721名/合格率76.1%
  • 1,277名の合格体験談を掲載
  • 93名の合格者インタビューを公開
日建学院
  • 2023年度の合格者数2,554名
  • 直近10年間の累計合格者29,331名
  • 多数の合格者インタビューを掲載
TAC
  • 2022年度の合格者900名
  • 過去10年間で10,942名の合格者を輩出
  • 多数の合格者の声を掲載
  • 合格者座談会を動画配信
資格のキャリカレ
  • 2022年度の合格率38.9%
  • 多数の合格体験談を掲載
クレアール
  • 合格率・合格者数は非公表
  • 多数の合格体験談を掲載
アガルート
  • 2023年度の合格率64.8%
  • 多数の合格者インタビューを公開
LEC
  • 2023年度の合格率74.4%
  • 多数の合格体験談を掲載
資格の大原
  • 合格率・合格者数は非公表
  • 多数の合格者の声を掲載

(引用元:各資格学校公式HPを参考に独自に作成)

上記に挙げた講座で、合格率を公表しているのはフォーサイト・資格のキャリカレ・アガルート・LECです。

また、合格者を公表しているのはユーキャン・スタディング・日建学院・TACが挙げられます。

クレアール・資格の大原は合格率や合格者は非公表でした。

しかし、全部の講座に共通していることは、合格した方の合格体験談を掲載していることです。

通信講座の合格者の把握は難しく、受講生からのアンケートを基に作成している講座がほとんどのため、通信講座によっては集計方法や公表している数字がさまざまで一概に比較することができません。

そのため、合格率や合格者数を参考にしながらリアルな合格体験談もみていきましょう。

ユーキャン宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:ユーキャン公式HP)

知名度の高いユーキャンの宅建士講座では、合格者数を公表しています。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
ユーキャン
  • 2022年度の合格者1,494名
  • 過去10年間で14,861名の合格者を輩出

過去10年間の合格者が14,861名と、多くの受講生を合格に導いています。

また、ユーキャンの宅建士講座は受講生の72.1%が初めて宅建士の学習をする方です。

基礎から段階的に学べるカリキュラムなので、知識がなくても安心して学習を始められます。

多数掲載されている受講生の喜びの声には、以下がありました。

ユーキャンの良かった点は?

独学で3年連続不合格でしたが、今回ユーキャンを受講したら一発合格したので、もっと早くにユーキャンにしておけば!と思いました。
通信講座は学生時代以来で懐かしい気持ちになり頑張って勉強していた学生時代の様なモチベーションで学習する事が出来ました。添削でも苦手な所をわかりやすく説明していただいたり、メッセージに心が温まりました。ユーキャンは通学講座とは違いますが、一人じゃない、仲間がいるという気持ちになれて続けて学習出来た事がとても力になりました。
学びプラスで出先でも学習出来た事、動画の内容をふとした瞬間に思い出した事、今となっては懐かしいですが、確実に合格の為になったので本当にユーキャンを申し込んで良かったです!

(引用元:ユーキャン公式HP)

上記の口コミでは、独学からユーキャンの通信講座に切り替えることで合格できた喜びが記載されています。

添削サービスで苦手分野を克服し、講師やスタッフからの手厚いサポートでモチベーションを維持できたことが合格につながったのでしょう。

ユーキャンは「合格デジタルサポートパック」というスマホひとつで時間や場所を問わず学習できるシステムを導入しています。

初めての学習の方でもわかりやすく効率的に合格が目指せる講座です。

ユーキャンの公式HPから宅建士講座を見る

スタディング宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:スタディング公式HP)

業界最安値級の講座が多いスタディングでは、合格報告者数を公表しています。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
スタディング
  • 2023年度の合格報告者数1,036名
  • 累計2,700名以上の合格体験談を掲載

2023年度の合格者調査で合格の報告をされた方は1,036名でした。

スタディングはオンライン学習に特化しているので、テキストや問題集などすべての教材がスマホやパソコンで利用できます。

そのため、合格者の声でもスマホで学習された方の声が多くありました。

スタディングの良かった点はありましたか?

講師の方のお話が非常にわかりやすかったところが、受講して良かったポイントでした。
初学者で不動産に関して予備知識がなかったのですが、わかりやすい言葉を使って、初学者でも理解しやすいように講座を進めていただけた印象がすごくあります。
スタディングは、スキマ時間や、夜の早い時間・遅い時間だったり、自分の時間に合わせて講座を進められます。社会人としても、子育て世代としても、時間が取りにくいところがあったので、スマートフォン1つでスキマ時間に学習を進められたのはとても助けられました。

(引用元:スタディング公式HP)

仕事や子育てなどでまとまった時間が取れない中でも、隙間時間を利用してスマホで学習を継続し合格を手にしたようです。

講師による講義動画は受講生の中でも評判が良く、重要度がわかりやすいとの声もありました。

テキストだけではわかりにくい箇所も、講義動画であれば補足説明をしたり言い換えたりできるので、学習の理解度が深まるメリットがあります。

また、「AI問題復習」「学習レポート」「AI実力スコア機能」などたくさんの便利機能も備わっています。

オンラインに特化しているスタディングならではの、効率的な学習ができるでしょう。

スタディングの公式HPから宅建士講座を見る

フォーサイト宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:フォーサイト公式HP)

比較した中でも、合格者数と合格率のどちらも公表しているのはフォーサイトだけでした。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
フォーサイト
  • 2023年度の合格者721名・合格率76.1%
  • 1,277名の合格体験談を掲載
  • 93名の合格者インタビューを公開

2023年度の合格者数は721名合格率は76.1%と、全体の合格率の4.42倍という圧倒的な合格実績です。

また、受講生アンケートの結果も公表しており、82%の受講生が動画講義について満足と答えています。

受講してみて、講義やテキストはどうでしたか?

初学者にも非常に親切で、重要箇所も強調して説明してくれるテキストが非常に良かったです。
講義は身近な事例を交えながら分かりやすく説明してくれるので、内容が頭に入ってきやすく、とても良かったです。
また、フルカラーのテキストは見やすく、ほんわかしたイラストが多いのでとても取り組みやすかったです。例えば「法令上の制限の用途地域」の語呂合わせがユニークで、何度も笑いました。そのおかげで覚えることができ、とても好きなテキストでした。

(引用元:フォーサイト公式HP)

上記でもあるようにフォーサイトのテキストは、色によって重要なところが視覚的にわかるように設計されています。

過去問を徹底分析して、試験に出るところだけを凝縮した「合格点主義」のテキストで最短合格を目指せるでしょう。

93名の合格者インタビューや、1,277名の合格体験記とたくさんの体験談が掲載されており、その中から自分と近い合格者を探せるように年代や職業などから検索できます。

以下の公式HPからぜひ、参考にご覧ください。

フォーサイトの公式HPから宅建士講座を見る

日建学院の宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:日建学院公式HP)

建築関連の資格でも高い実績を誇る日建学院では、合格者数を公表しています。

通信講座名 合格率・合格実績
日建学院
  • 2023年度の合格者数2,554名
  • 直近10年間の累計合格者29,331名
  • 多数の合格者インタビューを掲載

毎年2,000~3,000人程の受講生が合格しており、直近の10年間の累計合格者では29,331名も輩出しています。

2023年度の合格者数2,554名でした。

日建学院は全国47都道府県に校舎を持ち、通学講座と通信講座から受講スタイルを選択できます。

日建学院は実際に通ってみていかがでしたか?

とても良かったです。学校へ行く前に予習をして、講義が終わってからテストを受けて、帰ってから間違えた箇所を復習していました。授業後の復習で力がついたかなと思います。

(引用元:日建学院公式HP)

日建学院では、週間学習サイクルを活用して本試験まで効率よく学習を続けることが合格への近道としています。

受講生一人ひとりに、ライセンスアドバイザーがつきサポートしてくれるのも日建学院ならではのメリットです。

通学講座での学習や、手厚いフォローを受けて学習したい方に向いている講座といえるでしょう。

日建学院の公式HPから宅建士講座を見る

TAC宅建講座の合格率・合格実績

 

(引用元:TAC公式HP)

講師が自慢のTACでは、合格者数を公表しています。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
TAC
  • 2022年度の合格者900名
  • 過去10年間で10,942名の合格者を輩出
  • 多数の合格者の声を掲載
  • 合格者座談会を動画配信

2022年度は合格者900名を輩出しています。

TACでは通学講座や通信講座のどちらも開講しており、さらにクラス担任制のコースや超短期集中コースなど多彩なコースが用意されています。

初めて宅建士の勉強を始める方でも基礎からしっかり学びたいのか、短期間で集中して学びたいのかでニーズが異なるため、自分にぴったりのコース選びができるでしょう。

合格者の声

都丸先生の誰かが受かるならここにいるみんなで受かりましょうという声掛けを何度も頂きました。たくさん励まして頂き何とか合格することが出来ました。初心者の私が合格できたのもわかりやすく教えて頂いた先生方のおかげです。ありがとうございました!

(引用元:TAC公式HP)

上記でもあるように、講師への感謝の言葉が多くみられました。

さまざまな講師に対しての声があることから、TACの講師陣の層の厚さがわかります。

また、TACの校舎数は34校と全国に展開しており、校舎の場所を変えて学ぶことも可能です。

駅に近い場所など通いやすい立地にあり、各校舎でそれぞれの講師から学べるのもTACならではの魅力でしょう。

TACの公式HPから宅建士講座を見る

資格のキャリカレ宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:資格のキャリカレ公式HP)

不合格でも全額返金制度がある資格のキャリカレでは、合格率を公表しています。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
資格のキャリカレ
  • 2022年度の合格率38.9%
  • 多数の合格体験談を掲載

2022年度の合格率は38.9%です。

宅建試験全体の合格率17%と比べても、およそ20%も高い合格実績を出しています。

資格のキャリカレでは、最短3ヶ月で合格が目指せる短期学習カリキュラムです。

口コミでも、ポイントを絞って学習できたという声がみられました。

合格者の声

キャリカレは出るところだけを重点的にまとめてある感じで、膨大な量を無駄にダラダラと勉強するのではなく、【試験にでるところ】だけにポイントをしぼって学習できたと実感しています!
忙しくて学習時間が取りにくい方でも、キャリカレなら隙間時間に効率よく学習できるのではないかと思いました!

(引用元:資格のキャリカレ公式HP)

短期学習ができる一方で、仕事が忙しくて勉強が思うように進まない場合でも、受講開始から1年間は無料の長期学習サポートが利用できます。

万が一、不合格の場合は受講料を全額返金するという大盤振る舞いな制度もあり、講座への自信を感じられます。

全額返金制度を利用するには、条件があるので公式HPをご確認ください。

資格のキャリカレの公式HPから宅建士講座を見る

クレアール宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:クレアール公式HP)

「非常識合格法」という独自の教育法を採用しているクレアールでは、合格率や合格者数を公表していません。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
クレアール
  • 合格率・合格者数は非公表
  • 多数の合格体験談を掲載

公式HPには2022年に合格した94件の合格者の声が掲載されており、年代別や受講した経緯別に閲覧できます。

学習をスタートして

実際に教材が届き勉強を進めていくと、前年もきちんと理解をしながら勉強を進めていたつもりでしたが、間違えて理解していた箇所があり、さらに独学では気づけなかった部分もあり、より理解を深めていけることが身をもって感じることができました。また石川先生の語呂合わせや、クスっと笑えるような講義も実際に教室で授業を聞いているような気分になりました。

(引用元:クレアール公式HP)

上記の方は、独学で惜しくも不合格となりクレアールを受講して再挑戦をしたようです。

実際にプロの講師の講義を聞くことで間違いに気づき、より理解を深めることで合格を手にすることができたようです。

他にも、講師についての高評価な声が多数みられました。

宅建士指導歴30年以上の氷見講師や、指導歴20年の石川講師による講義はわかりやすく、理解中心の学習で合格まで導いてくれるでしょう。

また、仕事との両立や短期合格ができた学習法などさまざまな体験談がありますので、ぜひ参考にご覧ください。

クレアールの公式HPから宅建士講座を見る

アガルート宅建講座の合格率・合格実績

合格すると受講料全額返金制度を利用できるアガルートは、合格率を公表しています。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
アガルート
  • 2023年度の合格率64.8%
  • 多数の合格者インタビューを公開

2023年度の合格率は64.8%と、全国平均の3.77倍もの実績です。

また、アガルートは年々受講生を増やしており3年間でおよそ7倍以上も増加しています。

最も勢いがある講座の一つといえるでしょう。

入門総合講義のご感想

全くの初学者にとって先生の親しみやすく、わかりやすい講義は本当に有り難かったです。
例をわかりやすく挙げていただけるので、権利関係も一度も嫌にならず終わる事ができました(なんならもう少し勉強してみたくなるくらいでした)入門総合講座は、一巡した後も理解度の低い分野では何度も何度も聞きました。
権利関係は言葉も特殊で始めはただただ聞き終わるのが精一杯でしたが、少し理解してから聞く事でより一層理解が深まるのを実感しました。
とにかく小林先生の授業は聞いてて飽きないので、宅建勉強の始まりが小林先生で良かったと思っております。

(引用元:アガルート公式HP)

口コミにもあるように、わかりやすいだけでなくもっと勉強したいと思わせる講義がアガルートの魅力といえます。

アガルートでは、無制限の質問制度毎月のホームルーム動画配信など講師による手厚いサポートを実施しています。

さらに合格すると全額返金制度を利用できるため、合格へのモチベーションも高く維持できるでしょう。

合格返金制度には、細かい条件があるので公式HPにて最新情報をご確認ください。

アガルートの公式HPから宅建士講座を見る

LEC宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:LEC公式HP)

大手予備校として知名度のあるLEC東京リーガルマインドでは、合格率と合格者数を公表しています。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
LEC
  • 2023年度の合格率74.4%
  • 2023年度の対象受講生549名中409名合格
  • 多数の合格体験談を掲載

2023年度の合格率は驚異の74.4%の実績です。

全国平均の約4倍もの成績ですが、集計の対象受講生が「コースに含まれる全国公開模試をすべて受験された方の中で、模試正答率が60%以上の方」に限定されいることから、合格率が高くなっていると考えられます。

しかし、大手予備校ならではの蓄積されたノウハウや多数の講師陣によるサポート、ロングセラーの「出る順宅建士」などの教材が詰め込まれた講座は、多くの受講生を合格に導いています。

LECの教材について

通学生ではありましたが、復習や不明点の解消にWebは大変役に立ちました。
生授業とWebの各回の進み方が一致しており、目次からすぐに見たい部分を探し出せること、ダウンロードもできるので、苦手な部分は何度も聞き直し弱点をつぶしていくことができました。
また、時間に余裕のある時はWebで学習を進めた上で、生授業で講師の解説をお聞きし、不明点はその場で質問するように心がけたので効率よく学習することができたと思います。

(引用元:LEC公式HP)

LECでは通学講座と通信講座が用意されており、両方を組み合わせて活用することも可能です。

「講師オリジナル道場」などの弱点補強に役立つオプション講座も充実しています。

通学して直接講師から学びたい方や、自分のスタイルに合わせた講座を選びたい方におすすめの予備校でしょう。

LECの公式HPから宅建士講座を見る

資格の大原の宅建講座の合格率・合格実績

(引用元:資格の大原公式HP)

全国に校舎を構える大手予備校の資格の大原では、合格率や合格者数を公表していません。

通信講座・予備校名 合格率・合格実績
資格の大原
  • 合格率・合格者数は非公表
  • 多数の合格者の声を掲載

一発合格主義を掲げている資格の大原では、「講義がわかりやすい」と答えた受講生が89.1%と高評価です。

多くの合格者の声でも、授業がわかりやすいという声がたくさんみられました。

合格者の喜びの声

先生の授業は、メリハリが効いていて、わかりやすい授業でした。授業は、毎回2時間30分があっという間にすぎてしまいました。楽しい授業、そして、数々のアドバイスをありがとうございました。

(引用元:資格の大原公式HP)

資格の大原では「説明内容が理解できること」「問題が解けること」を身につける講義を展開して、受講生を合格まで導きます。

また、受講生が学習に集中できるように自習室開放や質問対応などのサポートもあります。

通学講座であれば振替出席制度や欠席フォローなど急な予定で休んでしまった場合のフォローも万全です。

大手予備校で長年の実績があり、信頼度の高い講座で一発合格を目指せるでしょう。

資格の大原の公式HPから宅建士講座を見る

独学の場合の宅建合格率は?

宅建の合格者のうち、多くは社会人として働きながら合格しています。

職業 2021年度
合格者
構成比
不動産業 12,953人 31.2%
金融業 4,742人 11.4%
建設業 3,808人 9.2%
他業種 10,088人 24.3%
学生 5,439人 13.1%
主婦 1,549人 3.7%
その他 2,892人 7%

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

上記の表からもわかる通り、7割以上が社会人に該当します。

仕事をしながら資格取得を目指すには、自分のペースで学習できる独学で挑戦する人もいるのは確かでしょう。

しかし、独学での合格率を調べるのは難しく数字では公表されていません。

まわりに独学で合格された方がいる場合には直接、体験談を聞けますが、そうでない方は独学で合格された方が書いているブログなどを参考にする方法があります。

宅建に独学で受かった人のブログや知恵袋はある?

実際に、独学で合格された方のブログや知恵袋はいくつかありました。

(引用元:宅建独学ブログ/一発合格しました)

「宅建独学ブログ(一発合格しました!)」では、2019年の宅建試験に独学で一発合格した日々が綴られています。

初投稿を見ると、試験7ヶ月前の3月から独学での学習を始めていました。

独学で使用したテキストや模試など費用を細かく記載しているので、非常に参考になるブログです。

また、知恵袋では以下がありました。

Q:宅建に関する知識が全く無い状態で独学スタートだと厳しいでしょうか?

A:個人差がありますので、何とも言えませんが、難易度的には独学でも合格は可能です。私自身は、知識0からの状態で、独学で合格しました。
平日は1日2時間。土日祝日などの休日は1日8時間以上勉強し、期間は約3ヶ月半。勉強時間は合計400時間ほどです。

(引用元:Yahoo!知恵袋から一部抜粋)

独学での合格も可能なことがわかりましたが、学習時間の確保が重要です。

上記の方は、独学して3ヶ月半で合格していますが、1日にどれだけ学習できるかや元々の知識によって学習期間も大きく変わるでしょう。

宅建に独学で受かった人の使用したテキストは?

上記のブログで紹介した独学で一発合格した方の使用したテキストは、TACが出版している「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」シリーズです。

テキストと合わせて、問題集や過去問集も同シリーズで揃えていました。

また、上記の知恵袋で紹介した独学で合格した方は、日建学院のテキスト・問題集を使用しています。

宅建士のテキストは、さまざまな出版社・予備校から販売されていますがAmazon売れ筋ランキングではこのような結果でした。

(引用元:Amazon公式HP・2023年7月時点)

1位と2位はTAC出版の「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」シリーズです。

3位はLEC出版の「出る順宅建士当たる!直前予想模試」となっていることから、大手予備校が出版しているテキストや問題集が人気があることがわかります。

テキストを選ぶ際は、売れ筋だけではなく自分に合うかどうか実際に内容を確かめるのもおすすめです。

法律は日々改正されるので、最新版のテキストを選ぶと良いでしょう。

宅建に合格するための勉強時間はどのくらい?

資格スクール 目安の勉強時間
TAC 300~400時間
資格のキャリカレ 200~300時間
資格の大原 200~400時間
アガルート 300~400時間

(引用元:各資格学校公式HPを参考に独自に作成)

宅建講座を開講している資格スクールでは、200~400時間が勉強時間の目安とされています。

勉強時間の幅が広い理由には、元々の知識の差などが関係しているでしょう。

法律に詳しい人や不動産業界で働いている人などは宅建の知識が身に付きやすく学習時間も短縮できますが、法律の知識がない方や試験勉強に慣れていない方は学習時間が長期に及ぶこともあります。

自分の知識によって勉強時間の調整が必要といえるでしょう。

さらに1日の具体的な勉強時間をみていきます。

【宅建の勉強時間】独学の場合は?

独学の場合は、自分で教材を用意し学習スケジュールを立てます。

300時間の勉強時間を目安にして考えると、毎日2時間の学習では必要な期間は5ヶ月程です。

週末にまとめて学習する場合は、土日で7時間ずつの学習時間が必要でしょう。

毎日2時間の学習を継続することや、週末に7時間集中して学習することのどちらが良いのかは個人差がありますが、できるだけ早めに学習に取り掛かり、余裕を持った勉強時間の確保をおすすめします。

詰め込みすぎるとかえってプレッシャーがかかるため、無理のない学習スケジュールでモチベーションが保てるようメリハリをつけることも大事です。

【宅建の勉強時間】社会人の場合は?

社会人の場合は、毎日勉強を続けることが難しいかもしれません。

総務省が公表している「令和3年度社会生活基本調査」によると、社会人の勉強時間は平均13分とされています。

(引用元:総務省公式HP)

上記の表によると、睡眠(7.54時間)・食事(1.39時間)・仕事(4.37時間)・家事関連(2.10時間)だけでも合計16.20時間と一日の2/3以上の時間が費やされていることがわかります。

残りの時間でスポーツや趣味、テレビや人との交際、休養などさまざまなことをこなさなければなりません。

そのため、少し長めの学習期間を設定することで学習時間を確保すると良いでしょう。

300時間の勉強時間を目安として考えた場合、毎日2時間の学習を計画していても少し長めの6ヶ月の期間を設定しておくと安心です。

仕事が忙しく勉強時間を確保できない日があっても、1ヶ月の猶予があるのでゆとりを持って学習できます。

また、効率良く学習できる通信講座の利用もおすすめです。

予備校などに通う通学講座だと、通勤時間など学習以外の時間がかかり、講義日程も決められているのでスケジュール調整が困難になる場合も考えられます。

その点、通信講座は自分の都合に合わせてプロ講師から学べるメリットがあります。

(引用元:スタディング公式HP)

最近では、スマホやパソコンを使った学習が主流になりつつあり、通勤時間やちょっとした休憩時間での学習も可能です。

スマホで動画講義を視聴してのインプットや、問題集を解いてアウトプットするなど、すぐ勉強に取り掛かれる便利な学習法は忙しい社会人にぴったりでしょう。

宅建の通信講座おすすめランキングを見る

宅建の勉強スケジュールは?

宅建試験は、毎年10月に実施されるため7月から願書受付が始まります。

10月の本試験から逆算して自分に必要な学習期間はどのくらいか調べ、計画的に学習スケジュールを立てることが合格への秘訣となるでしょう。

試験スケジュール 1日2時間の学習の場合
1月 約540時間の学習スタート
2月 約480時間の学習スタート
3月 約420時間の学習スタート
4月 約360時間の学習スタート
5月 約300時間の学習スタート
6月 約240時間の学習スタート
7月 願書受付 約180時間の学習スタート
8月 試験会場通知の送付 約120時間の学習スタート
9月 受験票の送付 約60時間の学習スタート
10月 試験
11月 合格発表

(引用元:各資格学校公式HPを参考に独自に作成)

各資格スクールの公式HPに記載されている勉強時間を参考に、勉強スケジュールを考えました。

先ほども紹介したように、宅建の資格取得にかかる勉強時間の目安は200時間~400時間といわれています。

初めて法律を勉強する方でしっかりと学習したいと考えている人は、目安より多めの500時間の勉強時間を確保すると安心です。

1日2時間の学習をした場合、500時間に到達するまでおよそ8ヶ月かかる計算なので、2月から学習をスタートすればよいでしょう。

500時間÷(2時間×30日)=8.3(およそ8ヶ月)

また、1日の学習時間を4時間に増やせば、4ヶ月とさらに短い期間で達成できるので、1日または1週間のトータルでどれだけ学習に時間を費やせるのかをしっかり見極めることが重要です。

学習スケジュール通りに進まないときは、早めの見直しをすると軌道修正できることがほとんどなので、こまめにチェックしながら学習を進めるとより合格に近づけるでしょう。

宅建の試験日や試験概要

宅地建物取引士資格試験(宅建試験)は、宅建業法に基づき国土交通大臣または都道府県知事の免許を受けるために必要な試験です。

昭和63年から、国土交通省より指定試験機関として不動産適正取引推進機構がすべての都道府県知事の委任のもとに実施しています。

不動産適正取引推進機構のホームページに記載されている試験概要について確認していきましょう。

項目 内容
試験案内の掲載
  • インターネット
    不動産適正取引推進機構HPに記載
    (毎年7月第一営業日から7月中旬まで)
  • 郵送
    各都道府県ごとに指定の場所で配布
    (毎年7月第一営業日から7月下旬まで)
受験申込の受付
  • インターネット
    毎年7月第一営業日から7月中旬まで
  • 郵送
    毎年7月第一営業日から7月下旬まで
試験会場通知の送付 毎年8月下旬(予定)
受験票の送付 毎年9月末頃(予定)
試験の実施 原則として、毎年10月の第三日曜日
合格者の発表 原則として、毎年11月下旬
合格証書の送付 簡易書留郵便で送付

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

宅建の受験申し込みは、インターネットと郵送で受け付けています。

インターネットは7月中旬まで、郵送では7月下旬までと郵送の方が締切期限が長く設定されています。

受験手数料は8,200円(非課税)です。

試験日時は10月の第三日曜日の13~15時までの間で実施されます。

当日は、試験前に受験に際しての注意事項の説明があるため、12時30分までには着席しなければならないので遅れないようにご注意ください。

合格発表は、11月下旬に不動産適正取引推進機構公式HPにて発表されます。

宅建とは

宅地建物取引士(宅建士)は、以下のように定義されています。

宅地建物取引士とは、試験に合格し、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、かつ、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受けた者をいいます。

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

宅建の試験に合格した後、登録実務講習を受け登録手続きを行うと宅建士証が交付されます。

登録実務講習は、宅建建物取引の実務経験が2年以上あれば免除されます。

(引用元:ユーキャン公式HP)

また、宅建士の登録には5年毎に更新が定められています。

更新の際には「法定講習」が実施され、法令改正のレクチャーなどが行われます。

宅建士としての業務をしていない場合は更新せずに、必要な時に新たに交付を受けることも可能です。

更新には16,500円(税込)の費用がかかります。

資格取得後も維持するための費用や手間がありますが、法令を遵守しなくてはならない責任感のある仕事のためやむを得ないでしょう。

宅建試験の合格ラインは約35点(50点満点)

宅建試験は相対評価方式のため、毎年合格ラインが異なります。

近年では、7割以上のおよそ35点(50点満点中)の正答率が求められます。

過去10年間の合格ラインの推移はこちらです。

年度 合格ライン(合格点)
2023年 36点
2022年 36点
2021年
(10月・12月)
34点(10月)
34点(12月)
2020年
(10月・12月)
38点(10月)
36点(12月)
2019年 35点
2018年 37点
2017年 35点
2016年 35点
2015年 31点
2014年 32点
2013年 33点

(引用元:不動産適正取引推進機構公式HP)

宅建試験の問題数は50問出題され、1問1点の計算です。

最も低い合格ラインは2015年の31点で、最も高い合格ラインは2020年10月の38点と7点もの差があります。

年によって試験問題の難易度が変わるので、合格ラインを調整して合格率を一定に保っています。

そのため、余裕をもって38点を目指せると安心といえるでしょう。

宅建に合格するとすごい?メリットを紹介

宅建に合格するメリット
  • 不動産業界では必須の国家資格
  • 宅建士の独占業務がある
  • 宅建士の資格手当が支給される

宅建資格は国家資格であり、国が証明した資格を取得していることがすごいと思われる理由に挙げられるでしょう。

不動産取引事務所には専任の宅建士を一定数置くことが定められており、さらに資格がないとできない「独占業務」もあるので不動産取引には欠かせない資格です。

そのことから、資格手当を出している会社も多く収入アップも期待できます。

不動産取引がなくなることは考えにくく、将来安定して仕事があることから宅建士の資格を取得することは大きなメリットといえるでしょう。

不動産業界では必須の国家資格

宅建士は不動産取引を行う事務所には必ず5人に1名以上は置かなくてはならない「必置資格」でもあります。

専任で置く必要があるので、二つの事務所を掛け持ちすることもできません。

そのため、不動産業界では一定の需要があり今後もなくなることはないでしょう。

また、建設会社金融業界でも宅建士の活躍の場が増えてきています。

建設業界では自社で建設から販売まで行う際に、不動産会社に委託するより宅建士を社員として置いた方がコストパフォーマンスが良いという考えもあります。

金融業界では、不動産を担保とした融資が多いのと、不動産担保ローンの影響などで宅建士の資格が重視されている傾向です。

今後も不動産業界だけに留まらず、さまざまな業界で活躍できるでしょう。

宅建士の独占業務がある

宅建士の資格がないとできない「独占業務」には以下が挙げられます。

  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書への記名・押印
  • 契約書への記名・押印

上記を宅建士以外の方が行うことは法律違反で、会社は罰則を課せられます。

不動産取引において重要事項説明は必ず説明するもので、相手が理解して納得しなければならないので、宅建試験で得た知識が役立ちます。

また、名刺にも「宅地建物取引士」と記載することができ、社会的信用アップにもつながるでしょう。

宅建士の資格手当が支給される

宅建士として不動産企業で勤務した場合、資格手当を支給している会社が多くあります。

会社によって金額は異なりますが、月1~3万円が相場です。

会社 資格手当
大手不動産企業 月1万円
不動産仲介会社 月2万円
中小不動産会社 月3万円

(引用元:マイナビ転職)

不動産取引を行う事務所には、5人に1人以上の宅建士を置かなくてはならないことから、不動産業界の求人のほとんどが宅建士資格を取得している人を優遇していました。

そのため、宅建士になると年収アップも期待できます。

宅建士の資格を早く取得すればその分、手当を貰えるのが早くなるため、取得を検討している方は早めに取得を目指すのも良いでしょう。

宅建に合格するための勉強方法

宅建に合格するための勉強方法は、独学・通信講座・通学などが挙げられます。

どのように勉強すればよいのか悩むかもしれませんが、それぞれのメリットとデメリットを把握すれば自分にぴったりな勉強方法がわかるかもしれません。

勉強方法 メリット デメリット
独学
  • コスト面の負担が少ない
  • 自分のペースで学習できる
  • すぐに疑問点を解消できない
  • モチベーション維持が難しい
  • 学習サポートがない
通信講座
  • 学習サポートがある
  • 学習方法で迷わない
  • 効率的な学習ができる
  • 独学より費用がかかる
  • 講座数が多く選ぶのが大変
通学
  • 学習サポートが手厚い
  • モチベーションが保ちやすい
  • コストが高額
  • 通学時間が必要になる

費用をできるだけ抑えられるのは独学ですが、人によっては学習に時間がかかってしまい遠回りになることもあります。

一方で、仕事をしながら通学で学ぶにはスケジュール調整が難しく、通学にも時間を取られてしまいます。

生活スタイルや、住んでいる場所、学習にかけられる時間などで最適な勉強方法は異なるため、それぞれの勉強方法のメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。

独学のメリット・デメリット

勉強方法 メリット デメリット
独学
  • コスト面の負担が少ない
  • 自分のペースで学習できる
  • すぐに疑問点を解消できない
  • モチベーション維持が難しい
  • 学習サポートがない

独学のメリットは、コスト面の負担が少なくすむことです。

テキストや問題集、過去問集などの教材代のみであれば1万円以下で学習ができるでしょう。

学習時間も自分の都合に合わせて自由に進められる一方で、モチベーション維持が難しいという側面もあります。

モチベーションが下がる要因として、疑問点を解消できずに学習が進まないことや、重要なポイントを見つけて理解するまでに時間がかかり勉強効率が悪くなることが挙げられます。

また、法律改正を含む試験情報をすべて自分で把握しなければならず、対策に時間がかかることも独学のデメリットといえるでしょう。

口コミでもこのような声がありました。

最初は独学での合格を目指していました。書店にて参考書を購入して始めたのですが、独学では学習のペースが掴めず、権利関係も理解ができず、開始早々に挫折してしまいました。

(引用元:クレアール「合格体験記」より一部抜粋)

ある程度、宅建についての知識がある方や不動産業界で働いている方であれば独学でも合格は可能です。

わからなくても割り切って勉強を継続していけば、徐々に理解できるようになることもあります。

しかし、初めて宅建に挑戦される方は教えてもらえる環境での学習や、サポートを受けられると効率的に合格が目指せるでしょう。

通信講座のメリット・デメリット

勉強方法 メリット デメリット
通信講座
  • 学習サポートがある
  • 学習方法で迷わない
  • 効率的な学習ができる
  • 独学より費用がかかる
  • 講座数が多く選ぶのが大変

通信講座は、自宅に送られる教材やスマホなどのデバイスを使用して勉強することを指します。

校舎に通う必要もなく、独学のように自分で教材を用意する必要もありません。

通信講座では、過去の試験を徹底的に分析して初心者でもわかりやすい教材を用意しています。

学習スケジュールも自分の生活スタイルを入力すれば自動で作成してくれる機能や、プロの講師がアドバイスしてくれる講座もあり、最適なスケジュールが簡単に作れます。

(引用元:スタディング公式HP)

また、疑問点に答えてくれる質問対応や法案改正情報などを教えてくれるサポートも手厚いので、安心して学習ができるでしょう。

一方、デメリットは独学と比較すると費用がかかることです。

しかし、通信講座の中には低価格で受講できるものもあります。

通信講座名 講座料金(税込)
スタディング
宅建士講座
  • 合格コースミニマム:14,960円
  • 合格コーススタンダード:19,800円
  • 合格コースコンプリート:23,430円

(引用元:スタディング公式HP)

スタディングの宅建士講座は、業界最安値級が最大の特徴であり、スタンダードコース19,800円(税込)での受講が可能です。

デジタルテキストや講義動画などすべての教材をオンラインのみで提供したり、試験合格に関係のない費用を削減したりして低価格を実現しています。

学習システムも充実しており、隙間時間での学習にも向いています。

他にも多数の通信講座がありどれが良いのか迷ってしまう方は、それぞれの講座を比較した以下の記事を参考にすると良いでしょう。

自分にぴったりの講座がみつかるはずです。

宅建の通信講座おすすめランキングを見る

通学のメリット・デメリット

勉強方法 メリット デメリット
通学
  • 学習サポートが手厚い
  • モチベーションが保ちやすい
  • コストが高額
  • 通学時間が必要になる

通学の場合、決まった曜日や時間に学校に通って授業を受けるため、勉強する習慣がない方や勉強が苦手な方に効果的です。

学校に行けば、教えてくれる講師や一緒に勉強する仲間がいるので、一人で勉強するよりもモチベーションを保ちやすいというメリットがあります。

(引用元:TAC公式HP)

わからないところは授業中や授業後に質問できるので、不明点はその日のうちに解決でき学習がどんどん進むでしょう。

一方で、サポートが手厚い分、コストが高額になることがデメリットとして挙げられます。

講座料金の他、通学する交通費もプラスされるため、無理なく続けられるかしっかりと検討する必要があります。

コストがかかっても講師から直接教わりたい方や、学校に通うことで学習習慣がついて継続できるという方は、通学が向いているでしょう。

独学・通信講座・通学はどれがおすすめ?

勉強方法 おすすめな方
独学
  • 宅建の知識がある方
  • 学習費用を最小限に抑えたい方
通信講座
  • 効率良く学習したい方
  • 費用を抑えつつも学習サポートを受けたい方
通学
  • 講師に直接教わりたい方
  • 強制的に学習できる環境を作りたい方
  • 費用をかけても短期合格を目指したい方

上記のように、宅建の知識がある方や費用を最小限に抑えて勉強したいという方は独学がおすすめといえます。

市販されている宅建士のテキストもたくさんあり、自分が学習しやすいテキストを選ぶとよいでしょう。

また、強制的に学習できる環境を作りたい方や、仲間と一緒に合格を目指すことでモチベーションが上がる方は通学が最適です。

コストはかかりますが、合格に向けて最後まで学習することが大事なので、講師からの手厚いサポートを受けて合格を目指しましょう。

通学より費用を抑えつつも、効率良く学習したい方は通信講座がおすすめです。

カリキュラムもしっかりしており、用意されたとおりに進めていくことで無理なく合格が目指せます。

自宅や移動中、外出先でも学習できるシステムで隙間時間も無駄なく活用できます。

仕事をしながら受験を考えている方や、子育て中の方にもおすすめできる学習スタイルです。

宅建の通信講座おすすめランキングを見る

宅建のおすすめ通信講座

宅建の勉強方法では、通信講座が効率よく学習ができおすすめだとお伝えしましたが、たくさんある通信講座の中でもこんな方におすすめという講座を紹介します。

状況 おすすめの講座
費用をできるだけ抑えたい スタディング
手厚いサポートを受けて学習したい キャリカレクレアール
全額返金制度を活用したい キャリカレアガルートフォーサイトスタケン

通信講座の中でも費用をできるだけ抑えたい方は、業界最安値級のスタディングが良いでしょう。

しかし、全額返金制度を利用したいという方は、アガルート・フォーサイト・スタケンが候補に挙がります。

制度の条件が満たせれば、講座料金がお得になります。

また、サポート制度が充実しているのはキャリカレとクレアールの講座です。

それぞれ、詳しくみていきましょう。

料金が安い宅建講座は?

宅建講座を安く受講できるのはスタディングの講座です。

初めて学習する方が合格を目指せる「合格コーススタンダード」は19,800円(税込)で受講できます。

(引用元:スタディング公式HP)

受講費用に含まれる教材は以下の通りです。

教材 内容
短期合格セミナー 1回
基本講座
(ビデオ・音声)
77講座
(合計約31時間)
WEBテキスト 各基本講座にWEBテキストが付きます
スマート問題集 77回(620問)
セレクト過去問集 30回(300問)
13年分テーマ別過去問集 48回
合格模試 1回

(引用元:スタディング公式HP)

講座内容には、動画講義や問題集、合格模試などが含まれます。

「13年分のテーマ別過去問集」では出題パターンや重要論点への理解をさらに深める学習もできます。

冊子版テキストは有料での提供となり、講師に質問できるサポートはありません。

(引用元:スタディング公式HP)

デジタルテキストの活用や、質問制度はなくてもよければ最安値で学習できるスタディングはおすすめでしょう。

スタディングの公式HPから宅建士講座を見る

手厚いサポートで学習できる宅建講座は?

(引用元:クレアール公式HP)

通信講座でも、通学のようなサポートで受講生の学習を応援してくれる講座もあります。

特にサポートが手厚い資格のキャリカレでは、回数無制限の質問対応や添削指導、長期サポートも実施しています。

質問はスマホから気軽にできるので、疑問点がすぐに解決でき学習を進められるでしょう。

(引用元:フォーサイト公式HP)

標準学習期間は3ヶ月と短期合格を狙える講座ですが、仕事が忙しくて学習時間が忙しくなった場合でも12ヶ月まで無料サポートも可能です。

また、クレアールでも質問サポートに回数制限がないため疑問があればどんどん質問ができます。

学習方法や学習計画についての悩みは、学習アドバイザーに直接相談ができる「カウンセリング」があるので、安心して学習が続けられるでしょう。

クレアールの公式HPで宅建士講座を見る

フォーサイトの公式HPで宅建士講座を見る

全額返金制度がある宅建講座は?

全額返金制度はインパクトが大きく、内容が気になる方もいるでしょう。

実施している宅建講座は以下がありました。

会社名 返金制度
アガルート 合格で受講料全額返金
スタケン 合格で受講料全額返金
資格のキャリカレ 不合格で受講料全額返金
フォーサイト 不合格で受講料全額返金

合格すると全額返金制度の特典があるのはアガルートとスタケンです。

(引用元:アガルート公式HP)

合格へのモチベーションアップにつながる点は大きなメリットといえます。

一方で、不合格の際に全額返金制度を利用できるのは資格のキャリカレとフォーサイトです。

(引用元:フォーサイト公式HP)

金銭的な不安や合格する自信がない方にとっては、挑戦するための背中を押してくれるありがたい制度といえるでしょう。

これらの特典はメリットが大きい分、条件をすべて満たすことが必要です。

主な条件は、合格体験談の提出や合格者インタビューの出演、添削問題を修了していることなどがあります。

事前に条件をしっかり把握した上で適用であれば、お得に受講できるチャンスなので各公式HPをご確認ください。

合格したら全額返金の講座はこちらです。

アガルートの公式HPから宅建士講座の詳細を見る

スタケンの公式HPから宅建士講座の詳細を見る

万が一の不合格でも全額返金制度を利用できる講座はこちらからご覧ください。

資格のキャリカレの公式HPから宅建士講座の詳細を見る

フォーサイトの公式HPから宅建士講座の詳細を見る

宅建の合格率に関するよくある質問

宅建の合格率に関するよくある質問
  • 宅建試験に独学で合格するのは無理?
  • 初心者におすすめの宅建の勉強方法は?
  • 宅建の合格率は大学別の偏差値に例えるとどのくらい?
  • 宅建試験の受験資格は?
  • 宅建は簡単すぎるという声は本当?

宅建の合格率に関するよくある質問をまとめました。

宅建試験に独学で合格するのは無理?

宅建試験に独学で合格することは可能です。

実際に独学で合格した方の口コミもあります。

難易度的には独学でも合格は可能です。私自身は、知識0からの状態で、独学で合格しました。
平日は1日2時間。土日祝日などの休日は1日8時間以上勉強し、期間は約3ヶ月半。勉強時間は合計400時間ほどです。

(引用元:Yahoo!知恵袋から一部抜粋)

勉強時間は知識量によって前後しますが、300~500時間が目安といわれています。

しかし、学習経験が少ない方や勉強が苦手な方は、学習方法や学習スケジュールを提案してくれる通信講座での学習をおすすめします。

通信講座には、一人での学習でも無理なく継続できるような工夫がたくさん詰め込まれています。

生活スタイルや学習にあてられる時間などを考慮して、自分に合った勉強方法で宅建士合格を目指しましょう。

宅建の独学についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

「宅建は独学で合格できる?」の記事を見る

初心者におすすめの宅建の勉強方法は?

宅建の勉強方法には独学・通信講座・通学などがあります。

それぞれメリットとデメリットがあり、初めて宅建士の学習をする場合でも、何を重視するかによっておすすめの勉強方法は変わります。

まずは、メリット・デメリットをみていきましょう。

勉強方法 メリット デメリット
独学
  • コスト面の負担が少ない
  • 自分のペースで学習できる
  • すぐに疑問点を解消できない
  • モチベーション維持が難しい
  • 学習サポートがない
通信講座
  • 学習サポートがある
  • 学習方法で迷わない
  • 効率的な学習ができる
  • 独学より費用がかかる
  • 講座数が多く選ぶのが大変
通学
  • 学習サポートが手厚い
  • モチベーションが保ちやすい
  • コストが高額
  • 通学時間が必要になる

上記のように、費用を低く抑えることを重視するのであれば独学がおすすめですが、サポートを重視するなら通学がおすすめです。

費用面とサポート面でバランスが良いのは通信講座です。

効率よく合格を目指したいのであれば、通信講座を利用してみるのも良いでしょう。

宅建の通信講座おすすめランキングを見る

宅建の合格率は大学別の偏差値に例えるとどのくらい?

資格試験の難易度と大学の偏差値をまとめている表を紹介します。

大学 偏差値 試験
日本大学・東洋大学・
駒澤大学・専修大学
55~56 技術士一次試験・宅建・測量士・
管理業務主任者・社会福祉士・
インテリアコーディネーター

(引用元:アガルート公式HP)

資格試験と大学入試の難易度は比較できるものではないという前提で、イメージが湧きやすいように作成された表です。

宅建の合格率は15~18%の間を推移しています。

しっかりとした学習が必要なことには変わりないといえるでしょう。

宅建試験の受験資格は?

宅建試験の受験資格はありません。

年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。

宅建は簡単すぎるという声は本当?

宅建は簡単すぎるという声が聞かれますが、本当なのかどうか他の国家資格と比較してみます。

以下では、国家資格の中でも受験資格が必要ないものを選んで合格率や勉強時間の目安をまとめました。

資格名 合格率
(2023年度)
勉強時間の目安
宅建士 17.2% 200~300時間
司法書士 5.19% 3,000時間
行政書士 13.98% 500~1,000時間
中小企業診断士 一次試験:28.9%
二次試験:18.9%
1,000~1,500時間
公認会計士 7.6% 3,000~5,000時間
測量士 10.3% 300~500時間

(引用元:各資格学校公式HPを参考に独自に作成)

宅建士の勉強時間の目安は200~300時間と比較した中では短い時間です。

このことが、宅建士が簡単すぎるといわれている理由かもしれません。

しかし、宅建試験の合格率は例年15~18%であり毎年20万人以上の受験者の中から3~4万人程度しか合格できないので、簡単すぎるのではなくある程度難しい試験といえるでしょう。

宅建の合格率についてのまとめ

宅建の合格率についてまとめました。

    • 宅建試験の合格率は例年15~18%程
    • 毎年変わる合格基準点は31~38点を推移
    • 宅建の合格者は20代・30代が多い
    • 宅建は不動産業界以外でも需要が増えている

    宅建試験は相対評価方式のため、試験の難易度によって合格基準点が変わる試験です。

    例年の合格率も15~18%で調整されるため、惜しくもあと一点で不合格になってしまう方も多いでしょう。

    そのため、余裕をもって38点を目指せるように学習すると安心といえます。

    宅建士は「独占業務」「必置資格」があるため、需要がなくなることはありません。

    不動産業界以外でも、金融業や建設業からの受験者も多いことから活躍できるフィールドは多岐にわたるでしょう。

    宅建の勉強方法では、費用面やサポート面でバランスの良い通信講座での学習がおすすめです。

    忙しい方でもスマホひとつで学習できる講座や、手厚いサポートがある講座などさまざまな特色のある講座が揃っています。

    講座の特徴や自分の勉強スタイルに合うのか確認した上で、最適な講座を見つけて合格への学習を始めてみてはいかがでしょうか。

    おすすめの通信講座はこちらの記事もあわせてご覧ください。

    宅建の通信講座おすすめランキングを見る

    宅建のおすすめ通信講座
    会社名・講座 受講費(税込) 特徴
    フォーサイト
    宅建・宅地建物取引士通信講座
    バリューセット1:59,800円
    バリューセット2:64,800円
    バリューセット3:69,800円~
    • 出題内容だけに絞った無駄のない設計
    • テキストはフルカラーかつ図表も豊富
    • eラーニングにて24時間質問受付
    スタディング
    宅建士講座
    合格コースミニマム:14,960円
    合格コースレギュラー:19,800円
    合格コースコンプリート:24,800円
    • 業界随一のデジタルテキスト
    • 合格時Amazonギフト3,000円分贈呈
    • 業界最安値の受講費
    資格の大原・宅建士(宅地建物取引士)講座 宅建士合格コース(Webライブ): 151,500円(税込)

    速習合格コース(Webライブ):124,000円(税込)

    宅建士超短期マスター合格コース(Webライブ):66,000円(税込)

    ・試験を分析して作られたオリジナル教材

    ・Web問題集も標準装備

    ・充実のフォロー体制

    ユーキャン
    宅地建物取引士講座
    63,000円
    • 必要最低限に絞り込んだコンパクトな教材
    • 質疑応答はメール・郵便で24時間受付
    • 返金制度あり(教材到着後8日以内まで)
    クレアール
    2024年合格目標 宅地建物取引士講座
    2024・25年合格目標 完全合格セーフティコース:74,800円
    ※4月割引価格:71,060円
    2024年合格目標 完全合格パーフェクトコース:59,800円
    ※4月割引価格:52,624円
    • 「非常識合格法」という独自の教育法
    • メール・FAXで質疑応答可(回数無制限)
    • 学習アドバイザーのカウンセリングを受けることが可能
    • 合格お祝い金や未受講費返金制度がある
    アガルート
    宅地建物取引士試験(宅建試験)講座
    入門総合カリキュラム/フル:71,280円
    入門総合カリキュラム/ライト:54,780円

    演習総合カリキュラム/フル:107,800円
    演習総合カリキュラム/ライト:76,780円
    • 合格者はお祝い金1万円 or 受講料全額返金
    • 質問への回答無制限(Facebook利用)
    • 学習導入オリエンテーション
    • 月に1回のホームルーム

    フォーサイトの公式HPはこちら

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    この記事を書いた人

    徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

    WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

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