気象予報士とは、気象庁長官によって登録を受けた気象予報士試験合格者のことで、気象観測データをもとに天気を予測するなどの業務を行う国家資格です。
私たちの生活は天候とは切っても切れない関係にあり、気象の予測は重要な位置を占めているといえるでしょう。
また、昨今ではSDGsで気候変動に関する目標も設定されているように、気象予報士の資格の重要性が高まってきました。
気象予報士試験は独学でも合格できるのか、難易度や勉強時間、おすすめ勉強法やおすすめ通信講座について解説していきます。
気象予報士試験の受験を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
気象予報士試験は、通信講座や予備校で勉強する方法もおすすめです。
詳しくはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
気象予報士試験は独学でも合格できるのか
結論、気象予報士試験に独学で合格することは可能です。
実際に独学で勉強して合格を勝ち取った方のブログもたくさんありますし、2017年には当時11歳の小学生が最年少合格者として取り沙汰されたことでも話題になりました。
ただ、試験範囲はかなり広く、「気象」という言葉から連想される通り理系の専門知識が問われます。
そのため、初学者や文系の方にとっては少々とっつきづらい印象があるかもしれません。
また、気象予報士試験の合格率は例年4~5%で推移しています。
決して簡単に合格できる資格ではないということは、理解しておく必要があるでしょう。
気象予報士試験は文系には不利?
気象予報士試験に「気象」という言葉があるように、この試験は理系の知識が問われます。
実際に試験問題を見てみると、大気の熱力学や大気の力学、大気における放射など、物理や化学の知識が必要な科目があります。
では、気象予報士試験は文系の方にとっては不利なのでしょうか。
結論から申し上げると、必ずしも文系の方が不利になるとは言い切れません。
理系の知識が問われるといっても高校で学ぶ程度のものなので、きちんと勉強すれば文系でも十分に理解できる内容です。
また、試験問題では問題の意図を読み解く力も必要ですし、そういった部分では理系よりも文系の方のほうが得意といえるのではないでしょうか。
天気は場所によっても大きく変わってきますから、地理の知識も必要です。
さらにいうと、実際にテレビで活躍されている気象予報士の中には、文系出身の方も数多くいらっしゃいます。
文系でも気象予報士試験に合格できるということを証明してくれているわけですね。
以上のことから、気象予報士試験は文系の方でも十分に独学で合格を狙える試験といえるでしょう。
とはいえ、理系の知識のない方がいきなり専門的な勉強をするのはハードルの高さを感じるもの。
文系向けのやさしめのテキストもたくさん出ているので、そこから勉強を進めるとよいでしょう。
気象予報士試験の難易度と合格率
気象予報士試験の難易度と合格率はどうなっているのでしょうか。
公式サイトのデータをもとに、過去10回分の試験結果を表にまとめました。
試験日 | 受験者総数 | 合格者総数 | 合格率 |
2019年1⽉27⽇ | 2,857 | 135 | 4.7% |
2019年8⽉25⽇ | 2,957 | 132 | 4.5% |
2020年1⽉26⽇ | 2,969 | 172 | 5.8% |
2020年8⽉23⽇ | 2,848 | 166 | 5.8% |
2021年1⽉31⽇ | 2,616 | 146 | 5.6% |
2021年8⽉22⽇ | 2,920 | 124 | 4.2% |
2022年1⽉30⽇ | 3,629 | 177 | 4.9% |
2022年8⽉21⽇ | 4,173 | 251 | 6.0% |
2023年1⽉29⽇ | 4,166 | 198 | 4.8% |
2023年8⽉27⽇ | 4,290 | 206 | 4.8% |
合格率は毎回4~5%にとどまっており、決して楽に合格できる国家資格ではないことがわかります。
難易度を上げている理由は、実技試験です。
気象予報士試験の実技試験は全て記述式で、実際に天気図を作成したり文章で解答させる問題があるなど、かなり高度な内容になっています。
学科試験に合格しても実技試験に不合格であれば気象予報士試験に合格したことにはならないので、このために何年も試験に挑戦されている方もいます。
もちろん一発合格されている方もいるので、難易度の高さを必要以上に恐れることはありません。
試験勉強に十分な時間を割き、知識を確実に身に付けながら試験対策を進めていきましょう。
気象予報士試験を独学する場合の勉強時間とスケジュールの立て方
気象予報士試験を独学する場合、勉強時間はどの程度必要なのでしょうか。
複数のサイトを調査したところ、800~1,500時間程度の勉強が必要であることがわかりました。
勉強時間に大きく差があるのは、理系の知識の有無によるものです。
これを期間に換算してみましょう。
1日2時間勉強で1,500時間を目標とするなら、2時間×365日×2=1,460時間、つまり約2年間にわたっての勉強が必要ということになります。
かなりの長期戦ですよね。
これだけの長い期間で勉強するとなると、モチベーションが続かずに途中で勉強が辛くなってしまう可能性も考えられます。
そうならないためにも、きちんとスケジュールを立てておくと安心です。
特にテキストの通読と過去問対策は知識を定着させるためにも重要なので、十分な期間を取りましょう。
注意点としては、自身のライフスタイルによって勉強に費やせる時間は1人1人違ってきますから、上述の数字はあくまで参考程度と考えておいてください。
気象予報士試験の独学が向いている方
気象予報士試験を独学するには、どのような方が向いているのでしょうか。
向いている人の特徴を2点紹介します。
・理系学問に馴染みのある方
・難関資格にチャレンジしたことがある方
それぞれ解説していきますね。
理系学問に馴染みのある方
気象予報士試験は物理や化学の他、数学などの理系の知識も問われる試験です。
理系学問に馴染みのある方にとっては、少なくとも文系の方よりは数式や化学式は見慣れた存在ですよね。
気象予報士試験にも数式は登場するものの、理系の方であればそれほど抵抗なく読み進めていけるのではないでしょうか。
また、理系学問は「なぜ」を突き詰める学問であり、論理的思考能力が必要です。
なぜ空は青いのか、なぜ雲は浮かんでいるのか。
こういった「なぜ」がたくさん出てくるのが気象予報士試験で、論理的思考能力が試される場面も多いでしょう。
その意味でも、気象予報士試験は理系の方にとっては比較的親しみやすいといえるのではないでしょうか。
難関資格にチャレンジしたことがある方
過去に難関資格にチャレンジしたことがある方の場合、自分なりに身に付けた勉強法を活かせるため、気象予報士試験の独学にも向いているといえるでしょう。
資格試験の勉強は勉強内容や勉強時間こそ違っても、勉強法は共通しているところがあります。
たとえば、スケジュールを立てたり自分に合ったやり方で無理なく勉強を進めていくという点では、他の資格試験の勉強とも通じるものがありますよね。
また、長期間にわたる勉強の合間に心が折れそうになった経験があるならば、どうやって乗り越えたかも教訓になっているはずです。
人間は一度経験したことはなかなか忘れない生き物。
せっかく過去に難関資格の勉強をした経験があるのであれば、気象予報士試験にもチャレンジしてみてもいいかもしれません。
気象予報士試験を独学で勉強するメリット・デメリット
では、気象予報士試験を独学で勉強する際のメリットとデメリットには、どういったものがあるのでしょうか。
それぞれ解説していきますね。
気象予報士試験を独学するメリット
まずは、気象予報士試験を独学するメリットから見ていきましょう。
ここでは2点挙げてみました。
1つずつ解説していきますね。
低コストで勉強できる
気象予報士試験を独学するメリットの1つは、低コストで勉強できる点です。
通信講座は低価格のものであれば1,000円程度で始められるものもあるものの、選ぶ講座によっては100,000円以上かかってしまうものもあります。
独学の場合はテキストの購入代のみで抑えられるので、予算に余裕がない方にはとっては独学はメリットといえるでしょう。
また、気象予報士試験を運営している一般財団法人気象業務支援センターの公式HPでは、無料で入手できる過去問も掲載されています。
これを利用すれば余計な費用を抑えられるのも嬉しいですね。
ただし、複数のテキストを購入するとなるとその分のコストはかかりますから、場合によっては通信講座よりも高くついてしまう可能性もあることを忘れないでください。
自分の都合に合わせた勉強が可能
気象予報士試験を独学するメリットはもう1点、自分の都合に合わせた勉強が可能ということが挙げられます。
たとえば、仕事や学業が忙しくて毎日決まった勉強時間を捻出することが難しい場合もありますよね。
そんな時、今日は1時間だけやって明日はその分多めに勉強しようというように勉強時間を調節できます。
また、苦手分野がある場合にはその部分を重点的に勉強するなど、自分の裁量で自由に勉強法を決めることもできます。
自分のペースで勉強できるので、身体に無理な負担がかかりにくいこともメリットといえるのではないでしょうか。
気象予報士試験を独学するデメリット
一方で、気象予報士試験を独学するデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
2点考えてみました。
1つずつ見ていきましょう。
モチベーションが続かない
気象予報士試験の勉強は長期戦になりがちです。
その間には様々な誘惑やストレスが付き物のため、勉強に対するモチベーションが続かないことが、デメリットとして挙げられます。
仕事や学業の傍らで試験勉強もしなければならないとなると、だんだん精神的にも辛くなってきてしまいますよね。
また、独学での勉強は自分の裁量で自由に勉強できる反面、1人で机に向かっていると孤独を感じがちな面もあります。
時には誘惑に負けてしまうこともあるでしょう。
もちろん、人間ですから常に高い意識を保ち続けていると疲れてしまいますし、決して無理をする必要はありません。
しかし、いったん怠け癖がついてしまうと坂道を転がり落ちるようにモチベーションが下がっていってしまうのもまた人間です。
自分に対する飴と鞭をうまく使い分けながら、メリハリをつけて勉強に取り組めるといいですね。
勉強スケジュールの立て方が難しい
気象予報士試験は出題範囲が広いため、ただがむしゃらに全範囲を勉強していたのでは知識が追いつかない可能性があります。
また、長期間にわたる試験勉強の結果、最初に勉強した知識がいつしか忘れ去られてしまっていたということにもなりかねません。
それを防ぐためには、勉強スケジュールをきちんと立てることが大切です。
とはいえ、計画立案に慣れていない方や気象予報士試験の初学者にとっては、そもそもどこから手を付ければいいかわからずに計画を考えるだけでも心が折れそうになりますよね。
また、実際にスケジュールを立てたとしても、その日の体調などによって計画が狂ってくることも考えられます。
あらゆる状況を想定して計画を立てた結果、自分の身体に負荷がかかりすぎることも。
計画を立てることに精一杯になってしまうと本末転倒なので、自分でスケジュールを考えるのが不安な方は、カリキュラムが決まっている通信講座などを利用するのも1つの手かもしれません。
気象予報士試験を独学するメリットとデメリットのまとめ
気象予報士試験を独学するメリットとデメリットについて、表にまとめました。
気象予報士独学のメリット | 気象予報士独学のデメリット |
・低コストで勉強できる ・自分の都合に合わせた勉強が可能 |
・モチベーションが続かない ・勉強スケジュールの立て方が難しい |
試験勉強にあまりお金をかけられない場合、テキスト代だけで抑えられるのは独学のメリットといえますが、何冊も購入するとなるとその分コストがかかってしまうのは当然ですよね。
通信講座の料金が1,000円程度で受講できるものもあることを考えると、場合によっては通信講座を受講する方が独学よりも安上がりな可能性があります。
また、独学は自分の裁量で勉強時間などを調節できる一方、その自由さが却って怠け癖につながりやすい面もあります。
気象予報士試験が長期間にわたることを考えると勉強スケジュールを立てることは大切ですが、そこに注力しすぎてしまうと肝心の勉強がおろそかになってしまいかねません。
以上のことから、メリットとデメリットは表裏一体の関係にあるといえます。
メリット、デメリットの両面を考慮しつつ、自分にとって最適な方法を見つけていきましょう。
気象予報士試験を独学する場合のおすすめ勉強法
ここからは、気象予報士試験を独学する場合の5つのおすすめ勉強法について見ていきます。
・基礎知識からインプット
・過去問を解く
・災害事例にも目を通す
・通信講座の活用
・天気コーナーを視聴
詳しく解説していきますね。
基礎知識からインプット
気象予報士試験は専門的な知識が問われるため、基礎知識をしっかりインプットした上で専門知識に広げていくことが大切です。
初学者は初めて目にする知識が多いため、いきなり高度なテキストを読むと挫折する可能性が高めです。
まずは初学者向けのそれほど難解でないテキストを選ぶようにしましょう。
テキストの全体像を把握するため、不明点があっても立ち止まらずに読み進めます。
これをしておくことで、2回目以降に読む場合に理解が深まりやすくなります。
繰り返しテキストを読み込み、確実に知識を自分のものにしていきましょう。
過去問を解く
知識のインプットが終わったら、次は過去問を解く段階に入ります。
過去の出題傾向をもとに的を絞った勉強をするためにも、過去問は重要な存在。
また、問題形式に慣れておくことで本番にも落ち着いて臨めます。
ここで注意すべきことは、気象予報士試験には学科試験の他に実技試験も課せられており、記述問題や作図問題も登場します。
特に記述問題は模範解答こそあるものの、問われている内容に対してきちんと答えを導き出せれば点になります。
過去問の模範解答を丸暗記するのではなく、なぜその解答に至るのかを考える力を付けるためにも、何度も過去問を解くようにしましょう。
災害事例にも目を通す
日本は昔から災害国であり、防災に対する意識は以前に比べると格段に高まっています。
また、昨今の世界的な異常気象は環境にも影響を与えており、大きな災害につながってしまった事例もありました。
気象と災害は切り離せず、人類として見過ごすことのできない事態を招きつつあります。
こうした事情から気象予報士試験では災害に関する問題も出題されており、近年の災害事例をまとめておくことは非常に有効であるといえるでしょう。
通信講座の活用
独学は1人で机に向かうことが中心になり、どうしても孤独な戦いになりがち。
勉強の中で不明点や質問点が出てきた場合、特に初学者にとっては1人で解決するには限界を感じ、そのまま放置してしまう可能性もありますよね。
そんな時に便利なのが通信講座です。
通信講座であればサポート体制が整っており、気兼ねなく質問できるのが嬉しいですね。
また、現役の気象予報士が講座を担当しているので、初学者や文系の方にも分かりやすい講義をしてくれます。
独学でどうしても行き詰まってしまいそうな場合は、通信講座の活用も視野に入れてみましょう。
天気コーナーの視聴
仕事やお出掛けの際、その日の天気がどうなるのか気にしたことがない、という方は少ないのではないでしょうか。
天気コーナーは報道番組の中でも必ず設けられているものであり、特に外出の予定がなかったとしても、ついつい観てしまいますよね。
一般の視聴者としては天気を知るためだけのコーナーですが、気象予報のみならず天気図や気象データの映像を使った解説もされています。
実はこれが気象予報士試験の受験者にとっては貴重な勉強の機会になるのです。
机に向かうだけが勉強ではない、ということですね。
テレビに映し出される天気図や気象データを観ながら天気を予測するなど、自分の実力を試すチャンスでもあります。
テレビを視聴できる環境にあるなら、ぜひ番組の天気コーナーを活用してみましょう。
気象予報士試験のおすすめ通信講座
気象予報士試験は試験範囲が広く、その膨大な勉強量を前に心が折れそうになってしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、通信講座です。
通信講座は決まったカリキュラムに沿って勉強を進めていくので、どこから手を付けたらいいか悩みがちな初学者や文系の方でも段階を経て知識を深められます。
また、質問システムなどのサポート体制も整っており、不明点など壁にぶつかっても相談しやすい環境なのが嬉しいですね。
ここでは、理系の知識がない方でも基礎から学べる点でおすすめの通信講座について4つご紹介します。
・ユーキャンの気象予報士講座
・オンスク.JPの気象予報士講座
・お天気学園の気象予報士講座
・藤田真司の気象予報士塾
それぞれどんな特徴があるのか見ていきますね。
ユーキャンの気象予報士講座
講座名 | 気象予報士講座 |
料金(税込) | ・一括払い:69,000円 ・分割払い:4,980円✕14回 |
特長 | ・CGを駆使したDVDで理解が簡単 ・試験範囲を絞ったテキストで効率的に学習 ・豊富な練習問題で実践力を身に付ける ・添削、質問ありで万全のサポート体制 ・約8ヵ月間で合格を狙う |
ユーキャンの気象予報士講座は、気象予報士試験の出題範囲を絞り込んだ独自テキストで勉強を進めていくのが特長。
気象予報士試験の試験範囲は広いため、全てを勉強するとなるとそれだけで気持ちが滅入ってしまいますよね。
その点、本講座を利用すれば効率的に学習ができるので、勉強の負担を減らせるのは大きなメリットといえるでしょう。
約8ヵ月間で合格を狙うプログラムになっており、1年以内の勉強に集中したい方にもおすすめです。
オンスク.JPの気象予報士講座
講座名 | 気象予報士・学科一般講座、気象予報士・専門知識講座 |
料金(税込) | ・<月額プラン>ウケホーダイースタンダード:1,628円 ・<一括プラン>ウケホーダイースタンダード【6ヶ月パック】:8,140円 ・<一括プラン>ウケホーダイースタンダード【9ヶ月パック】:11,880円 ・<一括プラン>ウケホーダイースタンダード【12ヶ月パック】:15,400円 |
特長 | ・担当講師は気象予報士試験のテキスト・模擬試験の作成実績あり ・学習の進捗状況を管理できる機能付き ・多彩な料金プランで自分に合った選択が可能 ・オフラインでも学習ができるダウンロード機能付き |
オンスク.JPの気象予報士講座は、テキスト『イラスト図解 よくわかる気象学(第2版)』を執筆した中島俊夫が担当。
講義はイラストや小道具を使って進められる他、公式を語呂合わせで覚える方法なども紹介されており、暗記が苦手な方でも覚えやすい工夫がされています。
また、勉強期間に合わせて豊富な料金帯が用意されており、自分の都合に合わせて選択できるのも嬉しいですね。
講義音声やスライドのダウンロードもできるため、オフライン環境でも学習できるのが魅力です。
お天気学園の気象予報士講座
講座名 | 気象予報士講座(総合学習コース) |
料金(税込) | 132,000円 |
特長 | ・初歩からの指導で初学者でも安心 ・1日3問までの質問対応可 ・チャプターごとにテストを実施して理解を深める ・過去問の答案を無料で添削 |
お天気学園の気象予報士講座は、初学者の方でも理解しやすいよう初歩の講座から始まるのが特長。
段階を経て実力を付けていくシステムで、公式なども必要なタイミングで必要なものを学べるようになっています。
お天気学園では「ステップアップコース」や「模擬試験コース」も用意されており、実力アップを図りたい方にとってもおすすめといえるでしょう。
藤田真司の気象予報士塾
講座名 | 学科試験対策講座 (一般知識コース) |
学科試験対策講座 (専門知識コース) |
料金(税込) | 受講料:72,000円 送料:370円 ※印刷教材不要の場合は、受講料5%引き |
受講料:72,000円 送料:370円 ※印刷教材不要の場合は、受講料5%引き |
特長 | ・基礎から着実に学べる丁寧な解説 ・一般知識を応用して実技試験にも対応 ・視聴期限内に講座の改訂があった場合は、無料アップデート可能 ・合格を勝ち取るまで質問OKの徹底サポート ・1題あたり3,000円で別途解説教材をオプションで追加可能 |
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藤田真司の気象予報士塾の講座はインターネット受講に特化しており、自分のタイミングで受講することが可能。
視聴期限は3年間と長めに設定されており、期限内に講義と教材の更新があった場合は、最新版に無償でアップデートできます。
忙しくてなかなか勉強の時間が取れなかった方や気象予報士試験に何度かチャレンジしている方でも、3年以内であれば追加費用がかからないのはありがたいですよね。
公式サイトでサンプル動画やサンプル音声を確認できるので、どういった講座か事前に確認したい方は覗いてみましょう。
気象予報士試験は独学と通信講座どちらがおすすめ?
ここまで気象予報士試験の独学での勉強法と通信講座について解説してきました。
気象予報士試験は独学と通信講座とどちらがおすすめなのでしょうか。
結論から申し上げると、一概にどちらがおすすめかはこの段階で決められません。
自分に合った勉強法というのは人それぞれ違いますし、試験勉強のためにかけられるコストや時間も違ってくるからです。
独学、通信講座それぞれの良い点を見比べながら、自分に合った方法を探していきましょう。
大切なことは、独学にしろ通信講座で勉強するにしろ、「絶対に合格を勝ち取るんだ」という強い気持ちです。
そして、どんなやり方であれ、地道に努力を重ねていくこと。
通信講座は合格を勝ち取るための手段としては有効かもしれませんが、決して合格を保証するものではありません。
試験の結果を左右するのは、あくまであなたの努力次第であるということを忘れないでください。
気象予報士試験の通信講座は、こちらの記事でもまとめています。
気象予報士試験を独学するのにおすすめのテキスト
気象予報士試験を独学するのにおすすめのテキストはあるのでしょうか。
文系の方や初学者など理系の知識がない方にとっては、文字だけのものよりもイラストや図解が多いほうが理解につながりやすいため、ここでは図解などが多めのテキストを中心におすすめしています。
知識がない状態でいきなり高度な内容のテキストを読むことは却って混乱を招く可能性があるため、自分のレベルに合ったものを探すようにしましょう。
また、気象予報技術が年々進歩していることもあり、テキスト購入の際には最新版のものであるかどうかも忘れずに確認してくださいね。
『イラスト図解 よくわかる気象学 第2版 』(税込2,640円)
イラストや漫画をふんだんに使った分かりやすい解説が特徴。 熱力学や力学など、理系の知識がない文系や初学者でも理解しやすい内容として人気のあるテキストです。
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『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト <学科一般知識編>』(税込2,398円)
試験に必要な知識を基礎から学べるテキスト。 数式や計算など、文系や初学者が難しいと感じやすい部分についても丁寧に解説されており、理解のしやすさに定評があります。 テキストの中で触れられている問題数は少ないため、別途問題集の用意をした方がいいでしょう。
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『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 改訂新版<学科専門知識編>』(税込3,520円)
『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト <学科一般知識編>』の応用編テキスト。 試験範囲を網羅しており、そのボリュームは600ページを超えています。 図や表を多用した分かりやすい解説で人気があります。
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『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト<実技編> 』(税込3,520円)
気象予報士試験の実技試験に特化したテキスト。 どうすれば点が取れるかに重点が置かれています。 実技試験の採点方法や減点になってしまう記述などについても詳しく解説されており、実技試験で確実に点を取りたい方向けのテキストといえるでしょう。
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『真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート(改訂第3版)』(税込1,781円)
文系出身の真壁京子さんによるテキスト。 気象予報士試験に登場する難解な数式や計算をどうやって乗り越えてきたのか、そのノウハウが全て詰まった1冊です。 著者が文系ということもあり、文系でも気象予報士試験に合格できるという自信になりますね。
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『一般気象学 第2版補訂版』(税込3,080円)
気象予報士試験受験者の間では「気象学のバイブル」と評されるほど有名なテキスト。 試験に必要な知識が全て網羅されています。 ただし、理系の基礎知識があることが前提で書かれているため、文系や初学者がいきなりこれを読むのはハードルが高いかもしれません。
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気象予報士試験の試験概要
気象予報士試験の試験概要については下記の通りです。
気象予報士試験の試験日程
試験日 | 年2回、1月と8月に実施 |
試験場所 | 北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県 |
受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
試験方式 | ・学科試験:マークシート方式 ・実技試験:記述式 |
受験料(税込) | ・科目免除なし:11,400円 ・1科目免除:10,400円 ・2科目免除:9,400円 |
気象予報士試験の試験科目
試験科目についても掲載します。
<学科試験>
予報業務に関する一般知識 | ・大気の構造 ・大気の熱力学 ・降水過程 ・大気における放射 ・大気の力学 ・気象現象 ・気候の変動 ・気象業務法その他の気象業務に関する法規 |
予報業務に関する専門知識 | ・観測の成果の利用 ・数値予報 ・短期予報、中期予報 ・長期予報 ・局地予報 ・短時間予報 ・気象災害 ・予想の精度の評価 ・気象の予想の応用 |
<実技試験>
気象予報士資格を取るメリット
これまで気象予報士試験の難易度や勉強法、おすすめ通信講座などについて解説しましたが、気象予報士の資格を取るメリットがあるのかどうか気になっている方もいらっしゃるかもしれません。
気象予報士の資格を取るメリットについて、ここでは3つの視点から考えてみます。
・専門性の高い仕事を目指せる
・職業の選択肢が広がる
・誰かの役に立てる
専門性の高い仕事を目指せる
気象予報士の資格を取得するメリットは、やはりその知識を活かした専門性の高い仕事を目指せることが挙げられるでしょう。
代表的なものは、ウェザーニューズやウェザーマップといった民間気象予報会社などへの就職です。
気象予報士が独自の予報業務を行うためには、気象庁長官から登録を受ける以外に、予報業務許可事業者としての許可を受けた企業で働くことが必要です。
予報業務許可事業者の登録件数は少なく、独自の入社試験や面接も突破しなければなりませんから、これらの企業への入社を勝ち取るのは決して容易なことではありません。
しかし、気象予報士の資格を取得することで、少なくとも気象予報士として就職するためのチャンスは手にしたことになります。
せっかく気象予報士の資格を取得するのであれば、その専門性を活かせる予報業務許可事業者への就職を目指してみる価値はあるといえるのではないでしょうか。
職業の選択肢が広がる
気象予報士の資格を取るメリットの2点目として、職業の選択肢が広がることが挙げられます。
気象予報士の仕事の一般的なイメージとしては、いわゆる「お天気キャスター」が有名ですよね。
上述した予報業務許可事業者以外の企業に就職する場合はあまり活躍の場がないと思われがちな気象予報士ですが、実は気象以外にも環境や災害に関する知識も問われるのが気象予報士の資格です。
昨今の天変地異や異常気象から人びとや企業の環境意識・防災意識もどんどん高まっている今、その専門知識を有する気象予報士の存在は強く求められています。
たとえば、環境コンサルタントとしての就職や、防災関連業務への従事などが挙げられるでしょう。
また、観光・レジャー、運輸・交通、農漁業、建設など、気象の影響を受けやすい業界も多いので、職業選択の幅もかなり広がります。
シーズンに合わせたプラン作りなど、専門知識を活かして活躍できることは間違いありません。
誰かの役に立てる
誰かのために役に立てるのも、気象予報士の資格を取得するメリットといえるでしょう。
通勤・通学の天気はどうなるか、洗濯物を干したまま出かけても大丈夫なのか、漁に出たいけど今日の海は荒れるのか。
気象に関する悩みは誰もが抱くものであり、私たちの日常生活は気象と切り離して考えることは不可能です。
台風や大雪など、時に人の命までも奪いかねないのが気象の怖いところですよね。
そんな時、気象予報士の資格があれば、その専門知識を活かした気象予測で誰かの役に立てます。
ここでいう「誰かの役に立つ」とは、番組に気象予報士として出演するだけのことを指しているのではありません。
たとえ華々しい活躍ではなかったとしても、たとえば家族や友人・知人など、あなたを必要としている人がいるはずです。
大きな災害が予想される場合、あなたの気象予報士としての知識をフルに活かして守れる命もあるのです。
気象予報士は誰かの役に立てる資格でもあると考えたら、試験勉強に対するモチベーションも上がりやすくなるのではないでしょうか。
気象予報士試験に関するFAQ
気象予報士試験に関するFAQです。
・気象予報士試験を独学できるアプリがある?
・気象予報士試験は初心者でも合格できるの?
・気象予報士試験は独学で一発合格可能?
・気象予報士試験の勉強は楽しいって本当?
・気象予報士試験は廃止されるの?
・気象予報士試験を独学で勉強できる本がある?
・気象予報士試験のテキストが「おかえりモネ」に使われたって本当?
・気象予報士試験に一発合格した人はいるの?
・気象予報士試験の勉強ノートはどこかで閲覧できるの?
・気象予報士試験は独学できるの?
・気象予報士試験のテキストをpdfで入手する方法はある?
・気象予報士試験の勉強サイト、独学サイトやブログはあるの?
・気象予報士を目指す小学生のための本はある?
・気象予報士試験対策は過去問だけで大丈夫?
1つずつ回答していきますね。
気象予報士試験を独学できるアプリがある?
気象予報士試験には独学できるアプリが存在しています。
その中でも有名なものに「気象予報士オンスク」、「オンスク.jp」、「ユーキャン」があります。
マルバツ形式や一問一答形式で勉強できるようになっており、手軽に知識の再確認ができるのが嬉しいですね。
無料版では試験範囲の一部が勉強できるのみですが、課金することで講義動画を視聴できたり勉強できる試験範囲が広がるといった特典があります。
スマホにアプリを入れておけば、たとえば移動中や外出中など机に向かう時間がゆっくり取れない場合でも勉強できるのがメリットといえるでしょう。
テキストの補助教材として、ぜひ活用してみてください。
気象予報士試験は初心者でも合格できるの?
結論から申し上げると、気象予報士試験は初心者でも合格可能です。
ただし、気象予報士試験の合格率は例年4~5%となっており、決して合格しやすい資格試験とはいえません。
複数のサイトを調査したところによると、気象予報士試験には800~1,500時間程度の勉強時間が必要であるといわれています。
1,500時間の勉強を目標にするのであれば、1日2時間勉強したとしても2年はかかる計算になります。
もちろん、常に勉強できる環境にあるとは限りませんから、まとまった勉強時間が取れなかったり、知識レベルや暗記の得手不得手によっては、もっと長い時間が必要な場合もあります。
いずれにしても長期戦になるため、勉強に計画性を持つことと、決して諦めない根気が必要といえるでしょう。
予算が許すのであれば、通信講座などの利用も視野に入れてもいいかもしれません。
通信講座等の情報はこちら
気象予報士試験は独学で一発合格可能?
気象予報士試験は合格率が4~5%の狭き門であり、数字だけ見ると独学での一発合格は難しいようにも感じられます。
難易度を上げている理由は実技試験で、実際に天気図を作成したり文章で解答させる問題があるなど、かなり高度な内容になっているのが特徴。
しかも、全て記述式なので、問われている内容に対して正しく答えを導けなければ減点になってしまいます。
また、せっかく学科試験に合格しても、実技試験で不合格であれば気象予報士試験に合格したことにはなりません。
このために何年も試験に挑戦されている方もいます。
そう聞くと一発合格は難しいようにも思えますが、実際のところ一発合格を勝ち取っている方もたくさんいらっっしゃいます。
合格率の低さを必要以上に恐れず、地道な努力を重ねて少しでも合格に近付けていきましょう。
気象予報士試験の勉強は楽しいって本当?
どうして空は青いのか、雲はどうして落ちてこないのか。
子どもの頃、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
疑問に対する答えが明確になるとスッキリしますし、人にも説明したくなりますよね。
気象予報士の試験勉強は子どもたちが興味を持ちやすい内容でもあり、実際に小学生の子どもが資格を取得していることからも、楽しく勉強できる試験であるといえそうです。
ただし、感じ方は人それぞれです。
難解な理系の知識や数式にどうしても苦手意識を持ってしまい、気象予報士の試験勉強は楽しくないと感じる場面も当然あるでしょう。
何事も「楽しい」と感じられれば、それだけ習得も早くなります。
必要に駆られて仕方なく勉強している場合もあるかとは思いますが、天候は私たちの生活とは切り離せないものです。
その知識が誰かの役に立つこともあると前向きに考えて、少しでも勉強が楽しくなるといいですね。
気象予報士試験は廃止されるの?
気象予報士試験が廃止されるかもという議論が一部あるようですが、本当なのでしょうか。
実際のところ、独自の気象予報業務を行うためには気象予報士試験に合格しただけではダメで、気象庁長官の登録を受けなければなりません。
これだけではまだ足りず、気象予報会社など気象予報業務の許可を得ている会社に勤務する必要があります。
予報業務の許可を得ている事業者は、2021年の気象庁データでは83社(者)のみ。
会社に勤務するためにはもちろん会社独自の就職試験や面接も突破しなければなりませんから、実際に気象予報士として独自に予報業務を行うための活躍の場は相当限られているといえるでしょう。
では、報道番組でよく見かける、いわゆる「お天気お姉さん」に代表されるような天気キャスターは、気象予報士の資格を取得しているのでしょうか。
実は、予報業務許可事業者として登録しているテレビ局は少なめです。
この場合、テレビ局は独自で気象予報はできず、単に気象庁が発表した気象データを天気キャスターを通してそのまま視聴者に伝えているに過ぎません。
つまり、天気キャスターは必ずしも気象予報士である必要はないわけです。
以上のことから、気象予報士試験は合格するまでの労力が大変な割には活躍の場が少ないというイメージが付き、気象予報士試験が廃止されるのではという議論に結びついているようです。
気象予報士試験を独学で勉強できる本がある?
気象予報士試験を独学で勉強できる本は、テキストが中心になります。
他にも、直接的に試験勉強と絡むわけではないものの、気象学の知識を得る入口としてベストな本もたくさん出ています。
いくつかご紹介しますね。
『新 百万人の天気教室(改訂版)』(税込3,520円)
そもそも「天気」とは何か、「気象予報」とは何をすることなのかについて初歩の初歩から解説しているテキスト。 数式はほとんど使われていません。 解説が分かりやすく、気象学の入門書として初学者にも人気です。
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『ゼロからわかる天気と気象』(税込1,980円)
気象予報士試験とは直接関係はありませんが、気象の仕組みや気圧と風の関係などが詳しく説明されています。 また、近年の気象災害、地球温暖化などの問題についても取り上げています。 気象予報士試験の補足テキストとして持っておくと便利な1冊といえるでしょう。
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『図解 気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』(税込1,188円)
雲が落ちてこない理由や、太陽に近いはずの高原が涼しい理由など、気象に関する「なぜ?」に答えた1冊です。 気象に関する専門用語も網羅しており、気象予報士試験勉強のスタートとして読むのに最適といえるでしょう。 新書サイズで持ち運びに便利なのも嬉しいですね。 |
気象予報士試験のテキストが「おかえりモネ」に使われたって本当?
2021年5月から10月までNHKで放送された朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」。
このドラマでヒロインが気象予報士を目指したことから、気象予報士試験は一気に知名度が上がりました。
「おかえりモネ」の中で使われたテキストが実在するのかどうか、実在するならぜひ購入したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのテキスト名は、『あなたも受かる!気象予報士試験(学科一般知識編)』というものです。
実在するのかどうかタイトル名で調べてみたところ、完全一致するものはありませんでした。
似たような名前で『あなたもなれる気象予報士』というものがありましたが、発売年が1994年から1996年と古めです。
この頃よりも気象観測技術の発達している今では、このテキストでの勉強はあまり現実的ではないでしょう。
複数のサイトを調査した結果、「恐らくこれがモデルではないか」といわれているのが『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト <学科一般知識編>』です。
ドラマで登場したテキスト『あなたも受かる!気象予報士試験(学科一般知識編)』と表紙の雰囲気や内容などが似ていることから、この本がモデルといわれているようです。
ドラマで使われていたのと全く同じテキストが存在しないのは残念ですが、『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト <学科一般知識編>』』は初学者にとっても理解しやすい内容です。
どうしてもドラマと同じようなテキストで勉強したい方は、ぜひこのテキストを使ってみましょう。
気象予報士試験に一発合格した人はいるの?
気象予報士試験は合格率4~5%の難関国家資格ではありますが、一発合格している方もたくさんいらっしゃいます。
ブログもたくさんあり、上位のものを載せておきますので参考にしてくださいね。
どんなブログなのか、1つずつ解説していきます。
知識ゼロから気象予報士試験を勉強し、一発合格した20代女性のブログ。
勉強時間や使用テキストなど、実体験に基づいた記事が書かれています。
テキスト以外に利用した勉強法などについても載っており、気象予報士試験に一発合格を目指したい方にとっては参考になることも多いのではないでしょうか。
tenkisaigaiのブログ
気象予報士試験に独学で合格された男性のブログ。
気象予報士試験の勉強法が13回に分けて書かれています。
実技試験対策や実技試験に必要な筆記用具についての記事もあり、気象予報士試験の受験を考えている方にとって有益な内容になっています。
Skill Up
これまでに多くの資格を取得してきた30代サラリーマンによるブログ。
学科試験、実技試験それぞれの勉強法が別々に記事にされており、気象予報士試験に一発合格するための戦略も載っています。
試験勉強で実際に作成したノートも公開されているので、自分のノートを作る際の参考にできるかもしれません。
気象予報士試験の勉強ノートはどこかで閲覧できるの?
気象予報士試験の勉強ノートを閲覧できるサイトがあります。
「Clearnote」というサイトで、「気象予報士」と入力して検索すると該当するノートが出てくるようになっています。
綺麗にまとめられたノートはつい眺めたくなりますし、自分もできる!という気持ちにもなってきますよね。
イラストが描かれたものや天気図を貼り付けたもの、色を使い分けているものなど様々で、ノート作りの参考になるものも見つかるかもしれません。
ただ、ノートを作ることが目的になってしまって勉強の内容が頭に入ってこないということがないよう、ノート作りに熱心になりすぎるのには注意しましょう。
気象予報士試験は独学できるの?
気象予報士試験は独学で勉強できます。
気象や天候は私たちの生活に影響するものでもあるため、人が興味を持ちやすい分野といえます。
自分が興味のあるものは、誰に強制されなくても自然と勉強したくなるものですよね。
気象学の入門書や天気の仕組みなど、分かりやすく解説された本もたくさん出版されています。
いきなり気象予報士試験のテキストを手に取るのはハードルが高いという方は、こういった入門書から手にするのも良いでしょう。
気象予報士試験のテキストをpdfで入手する方法はある?
気象予報士試験のテキストで無料入手できるものはありませんが、過去問についてはPDFが無料入手できるサイトがあります。
1つは、気象予報士試験を運営している一般財団法人気象業務支援センターの公式HP。
ここでは過去10回分の問題用紙と解答例のPDFがダウンロードできます。
解答用紙も付いているため、本番さながらに過去問にチャレンジできるのも嬉しいですね。
2つ目の入手方法は、「めざてん」サイトでダウンロードする方法。
このサイトでは学科試験の一般知識、専門知識、実技試験のそれぞれに分けて試験問題のPDFが無料で閲覧できます。
もちろん、解答と解説も閲覧可能です。
解説については有料で解説動画も視聴できるので、気になる方は登録してもいいかもしれません。
過去問だけを集めた本もそれなりの価格になることを考えると、無料で入手できるのはとてもありがたいですよね。
気象予報士試験の勉強サイト、独学サイトやブログはあるの?
気象予報士試験のための勉強サイト、独学サイトやブログは数多く存在しています。
その中でも代表的なものを2つ挙げました。
1つずつご紹介しますね。
めざてん
気象予報士試験の中でも特に過去問研究に力を入れており、気象予報士試験合格を目指す方の間では広く知られているサイトです。
サイトを利用して合格を勝ち取った方の合格体験記や受験に役立つ知識なども掲載されています。
掲示板機能もあり、受験生どうしでの情報交換ができるのも嬉しいですね。
サイト運営者による解説動画や語呂合わせもあります。
役に立つ情報が載っていることは間違いないので、気象予報士試験合格を目指す方はぜひともチェックしましょう。
文系フリーターの【気象予報士試験】完全独学合格の勉強方法
気象予報士試験を独学で勉強し、1年間で合格した管理人によるサイト。
2020年に開設されたばかりの新しいサイトですが、学科試験や実技試験のための勉強法、おすすめテキストなど、勉強法に特化した記事構成が特徴です。
ちなみに、管理人自身は文系の方だそうです。
文系かつ独学で気象予報士試験の合格を目指す方にとっては、非常に心強いサイトといえるでしょう。
気象予報士を目指す小学生のための本はある?
2017年、当時11歳の小学生だった本田まりあさんが気象予報士試験に最年少で合格し、大きな話題になったことは記憶に新しいですよね。
気象予報士試験の合格率は例年4~5%であることを考えると、大人でも簡単に合格できる資格ではないことがわかります。
テキストの中には大人でもなかなか理解が難しい専門用語も出てくるわけですから、そんな試験に小学生が合格するまでには想像を絶する苦労と努力があったに違いありません。
逆にいえば、努力は決して嘘をつかないということの証明でもあります。
そんな気象予報士試験は年齢制限がなく誰でも受験できることから、今後も本田まりあさんのように気象予報士試験の受験を考える小学生が増えてくるかもしれません。
そこで、気象予報士を目指す小学生のために、基礎から理解できる天気の本もたくさん出版されています。
『異常気象 天気のしくみ』(税込2,200円)
雲、水、光、風など、天気の仕組みを知る上で基本となる知識から始まり、理解を異常気象へと広げていきます。 オールカラーで読みやすいのが特徴ですね。 ルビ付きなので、ひらがなが読める子どもたちが挑戦しやすいのもメリットです。 また、DVDも付いており、子どもたちの興味を引きやすいのも魅力です。 |
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『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』(税込1,375円)
いまAmazonで最も売れている本として注目されています。 天気に関する「なぜ?」に対して、子どもたちでも理解しやすい解説が人気の理由。 思わず目を引くイラストもかわいいですね。
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気象予報士試験対策は過去問だけで大丈夫?
気象予報士試験対策は過去問だけでも大丈夫なのかという声があるようです。
結論からいうと、過去問だけをこなすことはおすすめしません。
知識を定着させるためには過去問をこなすことも確かに必要ではあります。
しかし、過去問はその名前の通り「過去に出題された問題」であるため、新しい法令やルール改定があった場合に過去問だけでは対応しきれない可能性が出てきます。
また、過去問を解くことは出題傾向の把握には役立つかもしれませんが、自分が試験に挑戦する年になってガラッとその傾向が変わる可能性も無いとは言い切れないですよね。
気象予報士試験対策は過去問だけでも大丈夫なのかという声が出てくる理由としては、勉強時間を少しでも省略したいという思いからなのかもしれません。
確かに試験勉強は時間も必要だし、孤独で辛い戦いであるため、省略できるところはしたいという気持ちも理解できます。
しかし、過去問だけをやっていたばっかりに、本来点が取れたはずの問題を落としてしまうのはもったいないですよね。
基本的な知識で点を落とさないようにするためにも、テキストから知識をインプットする時間を惜しまないようにしましょう。
まとめ
気象予報士試験は独学でも合格できるのか、難易度や勉強時間、おすすめ勉強法やおすすめ通信講座について解説してきました。
気象予報士試験は800~1,500時間の勉強時間が必要であり、長期間にわたって勉強を進めていくことになります。
膨大な試験範囲や難解な理系の知識に心が折れそうになることもあるでしょう。
しかし、きちんと勉強スケジュールを立て、粘り強く勉強を続けていくならば、必ずその努力が報われる日は来ます。
独学での勉強に限界を感じるようであれば、ぜひ通信講座の利用も検討してみてください。
あなたに合った方法で、気象予報士試験の合格を勝ち取ってくださいね。
気象予報士試験の通信講座は、こちらの記事でもまとめています。
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