応用情報技術者試験の難易度は?難しすぎる・意味ないという噂も調査

基本情報技術者の上位資格に応用情報技術者があります。

難しいといわれる応用情報技術者試験ですが、昇給や昇進の可能性がある、一部の国家試験科目が免除されるなど、メリットもあります。

いざ受験を決めても、こんな疑問や不安があるのではないでしょうか?

  • 職場の上司に応用情報技術者の資格を取るようにいわれたけど難易度ってどれくらいなんだろう
  • 基本情報技術者試験も難しかったからもっと大変そう…
  • 仕事と同時進行で勉強しなといけないし、独学で合格したい!

たしかに応用情報技術者試験は簡単には合格できませんが、仕事と同時進行で合格した人が多く、難攻不落な試験ではありません

合格の主なポイントは、過去問の活用と午前問題と午後問題のそれぞれで対策をすることです。

この記事では応用情報技術者試験の難易度や難しいといわれている理由や資格取得のメリット、独学での勉強方法、おすすめの本について紹介します。

応用情報技術者の取得により、IT技術が不可欠であるこれからの時代で重宝される人物になれるでしょう。

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目次

応用情報技術者試験の難易度は?

応用情報技術者試験 難易度

応用情報技術者試験の難易度を示すものには以下の3つがあります。

1.試験合格率が20 %台で推移している(令和4年春期は約24.3%、秋期は26.2%)

2.基本情報技術者の上位資格で、プロフェッショナルに必要な知識や技能がある

3.ITスキル標準(ITSS)の7段階中レベル3にあたり、高度なIT人材とされている

合格率が20%台で推移している点や、応用情報技術者自体が基本情報技術者の上位資格である点からも難易度が高いといえるでしょう。

また、ITSSとは経済産業省と情報処理推進機構が定めている指標で、IT分野におけるレベルを示しています。

ITスキル標準

(引用元:PASONA公式HP)

応用情報技術者は7段階あるレベルのなかで3に該当し、一見レベルが高くないように見えます。

しかし定義では要求された作業全てを独力で遂行できる能力があるとされているため、決してレベルが低い資格ではありません。

ITパスポートなど、業界未経験者でも取れる資格がありますが、進歩し続けているIT業界で活躍するには一定の難易度がある資格が必要です。

IT系の資格の中でも難易度が高い応用情報技術者を取得することは、これからの時代で有利といえます。

    応用情報技術者試験の難易度が高い3つの理由

    応用情報技術者試験 難易度 理由

    応用情報技術者試験の難易度が高いとされている理由には次の3つがあります。

    1.記述による解答が求められ、解答に至るプロセスまで深く理解する必要がある

    2.合格点は午前午後それぞれが6割必要で、均等に得点しなければならない

    3.勉強時間がは500時間必要で、毎日2時間勉強しても最低9カ月はかかる

    応用情報技術者試験の大きな難関ポイントは記述式の問題です。

    最後の答えだけが合っていれば正解ではなく答えに至るまでのプロセスが見られるため、非常に細かく勉強する必要があります。

    合格点についても午前と午後のそれぞれで6割必要で、まんべんなく得点しなければなりません。

    また、500時間という勉強時間は、働きながら試験勉強している人にとって膨大な時間と労力を投下する必要があります

    1.記述による解答が求められ、解答に至るプロセスまで深く理解する必要がある

    応用情報技術者試験の難易度が高いといわれている理由には、高度で広範囲な試験内容だけでなく、記述解答を求められる点があります。

    以下は応用情報技術者試験の午後問題の過去問です。

    応用情報技術者試験 午後過去問

    (引用元:情報処理推進機構公式HP)

    かなりの長文で問われる設問で、問題を読み取る読解力、解答を記述する文章力など、総合的な国語力が必要とされます。

    知識の応用、国語力など多様なスキルが求められ単純に知識の暗記で突破できる試験ではありません。

    2.合格点は午前午後それぞれが6割必要で、均等に得点しなければならない

    応用情報技術者試験の合格ラインは約6割です。

    試験全体で6割の点数があればいいわけではなく、午前・午後それぞれで6割の点数がなければなりません

    午前の選択式問題で10割取り、午後の記述式問題は捨てる、といった得点の仕方では合格できません。

    3.勉強時間がは500時間必要で、毎日2時間勉強しても最低9カ月はかかる

    資格の学校TACによると、応用情報技術者試験の勉強には500時間が必要といわれています。

    IT知識や実務経験がない初学者の場合、応用情報技術者試験に合格するためには500時間以上の学習が必要だといわれています。

    (引用元:資格の学校TAC公式HP)

    実際の受験者は働きながら試験勉強をしている人が多く、仕事からの帰宅後毎日2時間勉強しても約9ケ月はかかり、それ以上に時間が必要な場合もあるでしょう。

    勉強時間の長さからも、応用情報技術者試験の難易度は高いと分かりますね。

    なぜ応用情報技術者は難しすぎるといわれるのか?

    応用情報技術者試験が難しすぎると言われている理由には記述解答、午前午後ともに6割の得点が必要、膨大な勉強時間のほかにもあります。

    そもそも、応用情報技術者はプログラミングなどのITスキルにおいても、より高度なレベルが求められるほか、以下のような技術水準が期待されています。

    応用 技術水準

    (引用元:情報処理推進機構公式HP)

    3.期待する技術水準
    ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関し、担当する活動に応じて次の知識・技能が要求される。
    ① 経営戦略・IT戦略の策定に際して、経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、動向や事例を収集できる。
    ② 経営戦略・IT戦略の評価に際して、定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行える。
    ③ システム又はサービスの提案活動に際して、提案討議に参加し、提案書の一部を作成できる。
    ④ システムの企画・要件定義、アーキテクチャの設計において、システムに対する要求を整理し適用できる技術の調査が行える。
    ⑤ 運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのメンバーとして、担当分野におけるサービス提供と安定稼働の確保が行える。
    ⑥ プロジェクトメンバーとして、プロジェクトマネージャ(リーダー)の下でスコープ、予算、工程、品質などの管理ができる。
    ⑦ 情報システム、ネットワーク、データベース、組込みシステムなどの設計・開発・運用・保守において、上位者の方針を理解し、自ら技術的問題を解決できる。

    (引用元:情報処理推進機構公式HP)

    この水準には大きな柱が2点あります。

    • 経営戦略や方針を理解し、経営者目線で物事を考えられる
    • 独力で問題解決できる

      経営者側の視点を持つなど、多角的に物事を捉える力や、問題の原因を分析、対策、解決に導く一連を独力で行える力が求められているといえるでしょう。

      実際の試験問題にも経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査など、組織の上位者の視点が必要な問題が出ます。

      以下は応用情報技術者の過去問です。

      応用 過去問1

      (引用元:情報処理推進機構公式HP)

      応用 過去問2

      (引用元:情報処理推進機構公式HP)

       

      応用 過去問3

      (引用元:情報処理推進機構公式HP)

      応用 過去問4

      (引用元:情報処理推進機構公式HP)

      新規事業開発や、それについての財務計画など、プロジェクトメンバーではなく責任者側としての問題が出題されています。

      基本情報技術者であれば、経営者陣が決定した内容に沿ってプロジェクトに参加すればいいでしょう。

      一方で応用情報技術者はPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善の繰り返し)を総括し、プロジェクトの先頭に立つ役割が求められます

      経営者目線で物事を考えるのは、日ごろの実務だけでは難しい場合もあり、試験対策を積み重ねて鍛える必要があるでしょう。

      以上の理由から、応用情報技術者試験は難しすぎるとの声があると考えられます。

      応用情報技術者試験と他の試験の難易度を比較するとどれくらい?

      応用情報技術者 難易度

      ここでは応用情報技術者と他の資格試験との難易度を比較してみましょう。

      比較する項目をITスキル標準(ITSS)、合格率、対象者の3つとします。

      資格名 ITスキル標準(ITSS) 合格率 対象者
      ITパスポート レベル1 約50% 社会人になる前の人

      全ての社会人

       

      基本情報技術者試験

       

      レベル2

       

      約20%

      IT業界を目指す人

      IT業界に就いて1~2年の人

      応用情報技術者試験 レベル3 約20% 3~5年のデジタル実務の経験者

      (参考元:経済産業省、PASONA公式HP、資格の学校TAC公式HP)

      レベル3は以下のように定義されています。

      要求された作業を全て独力で遂行します。スキルの専門分野確立を目指し、プロフェッショナルとなるために必要な応用的知識・技能を有します。スキル開発においても自らのスキルの研鑽を継続することが求められます。 

      (引用元:情報処理推進機構公式HP)

      つまり、独力で高度なITスキルを駆使できる人物であると見なされます

      ここで気になるのが基本情報技術者試験と応用情報技術者試験のレベルは異なるのに合格率がほぼ同じ点です。

      基本情報技術者試験はIT業界に就いて間もない新人が受験することが多く、基礎知識や実務経験が浅い場合があります。

      一方で応用情報技術者試験はある程度の知識や実務経験がある人が対象とされている試験です。

      基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の難易度は異なっても似たような合格率となる理由はここにあるといえます。

      決して基本情報技術者と応用情報技術者の難易度が同じというわけではありません。

      応用情報技術者の資格を取る4つのメリット

      応用情報技術者試験 メリット

      ここでは応用情報技術者の資格を取る主なメリットの4つを解説します。

      1.高度試験の一部が免除される

      2.試験科目が一部免除になる国家資格がある

      3.就職に有利になる可能性がある

      4.昇給・昇格できる可能性がある

      応用情報技術者の資格を取ることで、中小企業診断士や弁理士などの国家試験科目が一部免除になります。

      受験勉強に費やす時間が短縮できたり、本来はその科目の勉強にあてるはずだった時間を、他の勉強時間にあてたりなど、時間を有効活用できます。

      のちほど具体的な企業名を挙げて解説しますが、応用情報技術者の資格を取得することで、資格手当金が支給される企業もあります。

      手当金の支給は仕事のモチベーションに大きく影響することでしょう

      高いモチベーションは仕事のパフォーマンスにもつながり、信頼のおける人物となれるにちがいありません。

      1.高度試験の一部が免除される

      情報処理技術者試験の中でもハイレベルで、応用情報技術者の上位試験として位置づけられてされている高度試験。

      高度試験に含まれる8つの試験と情報処理安全確保支援士試験を合わせてスペシャリスト系試験といい、そのスペシャリスト系試験の午前Ⅰが免除となります。

      免除になる科目があれば、本来そこに充てる予定だった時間を他の勉強時間に費やせます

      また、免除の対象となっている資格試験も受けてみようと思えるようになり、いろんな資格にチャレンジする意欲が湧くかと思います。

      これだけでも大きなメリットといえますね。

      2.試験科目が一部免除になる国家資格がある

      応用情報技術者の資格取得により中小企業診断士や弁理士の試験科目が一部免除になります。

      中小企業診断士試験では経営情報システムの科目が、弁理士試験では理工Ⅴ(情報)の科目が免除申請が可能です

      ほかの資格試験において免除される科目があると分かれば、いろんな資格試験にチャレンジもできますね。

      3.就職に有利になる可能性がある

      応用情報技術者は基本情報技術者の上位資格であるため、ITスキルの基礎は獲得済みで、より高度な知識やスキルがある人物の証明になります。

      警視庁サイバー犯罪捜査官を例に見てみましょう。

      応用情報技術者の資格をもち、3年以上の有用な職歴があれば初めから巡査部長に任命される可能性があります。

      サイバー犯罪捜査官

      巡査部長(2級職)

      情報処理に関する応用的知識及び技能を認定する国家資格等に合格し、又はこれに相当する資格(※)を有し、かつ、民間等における3年以上の有用な職歴を有する人

      ※「情報処理に関する応用的知識及び技術を認定する国家試験等又はこれに相当する資格」とは、応用情報技術者などを言う。

      (引用元:令和4年度警視庁採用サイト)

      以下の給与額モデルケースにあるように、同年代の平均年収よりも多くなるという点が大きなメリットです。

       

      ●巡査部長(2級職)

      年齢 職歴 月給
      30歳 8年 32万700円

      (引用元:令和4年度警視庁採用サイト)

      令和3年賃金構造基本統計統計調査では、30歳の平均月給は約29万円、手取り額では23万円です。

      上記の表で示されている金額が額面上の金額であったとしても、上回る結果となります。

      平均月収が高くなるだけでなく、IT技術に長けているとこれからの時代、引く手あまたな人材になれるといえるでしょう。

      4.昇給・昇格できる可能性がある

      応用情報技術者の資格を取得していることは企業でも高く評価されており、資格手当として数万円を支給されることがあります。

      以下の企業は公式ホームページで公開されている資格手当金の一覧です。

      企業名 金額
      キャロットソフトウェア株式会社 16,000円
      株式会社KCS 10,000円
      株式会社エフ・アイ・ティ 20,000円

      (引用元:各企業の公式HP)

      手当の金額は企業によってバラつきがあるので一度就業規則を確認してみたり、総務部に聞いてみたりするのがよいでしょう。

      また、実際に株式会社NTTデータユニバーシティでは応用情報技術者試験を社内資格認定として活用しているようです。

      高難易度の資格認定を受けることで、知識やスキルがある人物と認められ、周りからの信頼を獲得、結果的に昇格できる可能性があるといえます。

      応用情報技術者の資格はどんな職業に役に立つ?

      応用情報技術者試験 役に立つ職業

      ここでは応用情報技術者の資格が活かせる職業について解説します。

      応用情報技術者は高度なITスキルを持ち合わせているため、さまざまな分野での活躍が期待できます。

      1.システムエンジニア

      2.ゲームプログラマー

      3.ネットワークエンジニア

      プログラミングスキルを要するシステムエンジニアやゲームプログラマー。

      中でも応用情報技術者は高度なプログラミングスキルがあるので、システムエンジニアやゲームプログラマーとしても活躍が期待されます。

      またネットワーク関係の高度なスキルも持ち合わせているので、ワンランク上のネットワークエンジニアにもなれます

      プログラミングの資格があれば、プログラミングの副業なども可能なので、できる仕事の幅はさらに広がるとも考えられます。

      1.システムエンジニア

      依頼主からの要望に沿ったシステム開発を行うシステムエンジニア。

      システムエンジニアはシステム開発のほか、プログラミング業務を担当しプログラマーの上位職とされていることもあります。

      高度なプログラミングのスキルがある応用情報技術者は、上流工程の仕事ができる人物の証明になります。

      プログラマーのリーダー的存在ともいえる立場になるので、プロジェクトの総括といった大きな役割を担当することになるでしょう。

      2.ゲームプログラマー

      ゲーム開発のプログラミング部分を担っているゲームプログラマー。

      デザイナーやサウンドクリエイターなど多くの職種と連携しプログラミング言語を操りながらゲームが計画通りに動作するよう開発します。

      扱うプログラミング言語はJavaやUnityなど数多く、高度なプログラミングスキルがある応用情報技術者はゲーム開発でも活躍が期待できます。

      VRやARといった新しいゲーム技術の登場、eスポーツの急成長など今後も間違いなく市場が拡大するゲーム分野。

      応用情報技術者の資格をもっているゲームプログラマーは需要も高まることでしょう。

      3.ネットワークエンジニア

      ネットワーク環境を設計・構築・運用・保守し、快適な通信環境の提供を仕事としているネットワークエンジニア。

      応用情報技術者はネットワークに関しても高度な知識を持っている人材の証明であり、ネットワーク分野でも活躍ができます。

      応用情報技術者は有線・無線LANの仕組みやデータ量や回線速度の計算なども強いとされています。

      在宅ワークが広がりにより、安定した高速な通信環境が当然のように求められている現在、ひとつ上のネットワークエンジニアになれるでしょう。

      応用情報技術者の資格は独学で合格できる?

      応用情報技術者試験 独学

      応用情報技術者試験では実務経験の有無や保有資格は問われないため、知識を身に付けることで独学での合格は可能です。

      応用情報技術者試験の対象者は3~5年のデジタル実務者であることから、現役でIT業界で働きながら受験している人がいると予想できるでしょう。

      応用情報技術者試験は、ポイントを押さえて正しい手順で対策をすれば、独学での合格も十分可能です。

      (引用元:スタディング公式HP)

      独学のおもなメリットは費用が安く済む、空いてる時間に勉強ができる、場所を選ばないという点があります。

      一方でデメリットは時間がかかる、モチベーションが保てない、勉強方法が合っているかわからない点があります。

      応用情報技術者の資格を独学で取るメリット

      応用情報技術者の資格を独学で取るメリットには5つあります。

      1. 費用が少なくて済む
      2. 自分に合った教材が選べる
      3. 自力で疑問点を解決する能力が養われる
      4. 空いた時間に勉強できる
      5. 自宅や好きな場所で勉強できる

      独学は通学や通信講座の受講と比べて低コストで自由度が高い勉強方法です。

      かかる費用は書籍代程度、時間や場所も縛られず勉強できるので、仕事や家事育児と同時に勉強する必要がある人に向いている勉強方法といえます。

      1.費用が少なくて済む

      通学や通信講座の受講には最低でも数万円~数十万円の費用が必要で、離れた場所へ通学する場合、現地までの交通費もかかります。

      一方で独学の場合はテキストや参考書といった書籍代のみで、コスト面では通学や通信講座の受講に比べて圧倒的に安くすみます。

      独学の場合は教材を揃えるだけなので、費用を2~3万円ほどに抑えられます。自分に適した教材を揃えて独学で勉強した方がお得です。

      (引用元:資格の学校TAC公式HP)

      現在の収入的に多額の費用を当てられない人や、養う家族がいるので勉強費用の捻出が難しい人は独学も選択肢に入れましょう。

      2.自分に合った教材が選べる

      通学や通信講座で使用する教材は指定のもので、自分で選ぶことはできません。

      一方独学の場合、自分の知識レベルや好みに合わせた教材が選べるので、頑張って最後までやりきろうという意欲もわきます。

      受験指導校に通う場合は、その受験指導校が用意したオリジナルテキストや参考書を使用しなければなりません。

      このような場合は、受験指導校の教材が自分に適していないと感じても自分の判断では変えることはできないのです。

      自分に合わない教材を使いこなすことに時間を取られて勉強に弊害が起こることもあります。

      自分好みの教材であれば、余計な時間を使わず効率的な勉強ができるでしょう。

      (引用元:資格の学校TAC公式HP)

      イラストや図解が多用され、取りかかりやすく作られている教材や、文字が多く辞書のように分厚い教材など、さまざまな書籍があります。

      本記事の終盤でもおすすめの参考書やテキストを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

      3.自力で疑問点を解決する能力が養われる

      通学や通信講座の場合、正解や解説内容が分からない場合でも講師にすぐ質問できる環境にあります。

      もちろん独学の場合でも、使用しているテキストに正解や解説が記載されていますが、その解説内容だけでは十分に理解できないこともあるでしょう。

      独学の場合は不明点や疑問点があっても自分で解決しなければなりません。

      普段から自力で情報を調べて解答を探すことになるため、問題を解決に導く能力を養えます。

      独学を通して自己解決力を高められます。

      (引用元:ユーキャン公式HP)

      解説内容も完全に理解し、自分の中に落とし込むには、たくさんの書籍に目を通すなど時間がかかる可能性もありますが、自力で疑問点を解決する能力が養われます。

      問題解決能力が付くのは、独学の大きなメリットといえるでしょう。

      4.空いた時間に勉強できる

      残業が多いため授業に間に合うか分からない、家事や育児をしているなど、決まった時間が作れない人も多いでしょう。

      予備校とは違い、校舎や授業時間に縛られることはなく、仕事終わりにカフェによって勉強したり、自宅に帰って夜遅くから勉強を開始したりと、自身のタイミングで勉強を行えるので、仕事やプライベートで忙しい方にはおすすめです。

      (引用元:スタディング公式HP)

      独学の場合、1日のうち仕事の休憩時間や家事育児の空いた時間に勉強を進められます

      仕事や家事育児など多くのタスクを同時進行する必要がある人にも向いている勉強法です。

      5.自宅や好きな場所で勉強できる

      独学で買い揃えた教材があれば、時間や場所を問わず好きな時に勉強できます。

      特に社会人であれば、仕事と勉強を両立しなければいけないことも多いです。

      自分のライフスタイルに応じて勉強を勧められるのは、独学の利点でしょう。

      (引用元:資格の学校TAC公式HP)

      スクールが近くにない、子どもがいるため学校や保育園・幼稚園を休むことが多く自宅で勉強がしたいなど場所を選ばず勉強できるのも独学の強みです。

      応用情報技術者の資格を独学で取るデメリット

      ここでは応用情報技術者の資格を独学で取るデメリットについて解説します。

      1.時間がかかる可能性がある

      2.モチベーションの維持が難しい

      3.自分の勉強が合っているか分からない

      独学の場合、スケジュール管理や調整、モチベーションの維持などを自分で行う必要があり、自分に厳しくなければ辛く感じるかもしれません

      1.時間がかかる可能性がある

      通学や通信講座の場合あらかじめ授業の予定は組まれており、スケジュール通りの授業を受けられます。

      授業内容についてもポイントが押さえられており、効率よく学べるように構成されているのが特徴です。

      独学の場合自分で予定を立てて勉強を進めたり、勉強ポイントを自分でつかんだりする必要があるため、余分に時間がかかるかもしれません

      急いで資格を取りたい人は、効率よく勉強が進められる通学や通信講座の受講が向いているでしょう。

      2.モチベーションの維持が難しい

      独学は文字通りひとりで学ぶため、講師やクラスメイトもおらず黙々と勉強を進めて行かなければなりません

      一方で通学の場合はクラスメイトや講師がいるので、一緒に合格を目指そうという士気も上がりモチベーションが維持しやすいです。

      自分だけではどうしても気持ちの維持が難しい人は独学は適していないかもしれません。

      3.自分の勉強方法が合っているか分からない

      独学の場合、間違った方向に勉強を進めていても助言をくれる人がいないので、自分の勉強が合っているか分からないこともあります。

      自分の勉強方法に不安を感じてしまう人は通学や通信による勉強が適しているでしょう。

      応用情報技術者 通信講座を検討している人はこちらも参考にしてください。

      応用情報技術者の通信講座ランキング

      応用情報技術者試験の過去問ってあるの?

      応用情報技術者試験 過去問

      応用情報技術者の試験対策には、過去問を使っての学習がおすすめです。

      なお、過去問は試験を実施している情報処理推進機構(IPA)の公式ホームページで公開されており、実際の試験では過去問からも多く出題されています

      平成21年度春期試験から最新の令和4年度秋期試験まで、問題冊子・配点割合・解答例・採点講評が公開中です。

      応用情報技術者試験 過去問

      (引用元:情報処理推進機構公式HP)

      「IPA 応用情報技術者試験 過去問」で検索すると、上の画像が出てくるので、必ずチェックしましょう。

      使用するにあたり、許諾や使用料は一切発生しないので、安心して使用できます。

      応用情報技術者試験の合格には過去問の活用は不可欠ですので、必ず活用しましょう。

      応用情報技術者試験に独学で合格するためのポイント

      応用情報技術者 独学 ポイント

      独学で応用情報技術者試験に格するにはどんなポイントがあるのか気になりますよね。

      独学で合格するためには以下の6つのポイントがあります。

      1.過去問を使う

      2.午前試験と午後試験それぞれの対策をする

      3.試験日から逆算して勉強開始時期を決める

      4.スケジュール管理をきちんとする

      5.自分に合っている方法で勉強をする

      6.分からない点は残さない

      ポイント1と2では実際に応用情報技術者試験に独学で合格したTsutayaPさん、Nissyさんの体験談を参考にお話しします。

      2人の共通点は午前問題は過去問を丸暗記するくらい繰り返し解く、午後問題は問題傾向をつかむことに集中し繰り返し解くという点です。

      ポイント3~6については以下のようにスタディング公式HPでも解説されています。

      • 期限を決める
      • 自分に適したインプット方法を理解する
      • 疑問点を残さない

      (引用元:スタディング公式HP)

      期限を決めたりスケジュール管理をしたり、自分を律して勉強を進めることも非常に重要なポイントです。

        1.過去問を使う

        試験に独学で合格されたTsutayaPさんは過去問を大で10回繰り返し解いたようです。

        暗記だけでも効果的ですが、暗記の精度をあげる、つまり解説も暗記するほど繰り返し解き、応用できるように取り組むことが重要となります。

        特に午前問題については過去問からかなりの割合で出題されるので、丸暗記するほど繰り返し解くのが有効です。

        午後問題についても、解説までも暗記するほど繰り返し解くことで問題の傾向をつかめ、別の問われ方をされても対応できるようになります。

        テキストや参考書で基礎となる知識を身に付けたあとは過去問を積極的に活用し、より実践的な対策をしましょう。

        2.午前試験と午後試験それぞれの対策をする

        応用情報技術者試験の午前試験と午後試験では出題形式が異なり、午前は四肢択一の選択問題、午後は長文の記述式問題となっています。

        午前問題は比較的短めな文章で問われる知識確認のような問題で、午前問題は過去問と同じ問題が出題されることが多い傾向にあります。

        まずは参考書などで網羅的に知識を付けたあと過去問に着手し、要点をしぼって勉強するのがよいでしょう。

        すでに基礎的な知識がある人はいきなり過去問を解くのもいいですが、不安がある場合はまず参考書で基礎固めをするようにしてみて下さい。

        午後問題は長文で問われる記述形式の問題で、基礎知識を応用した実践力や思考力、判断力が問われるので知識の丸暗記では対応できません。

        ここで欠かせないポイントは午後問題の科目は選択式であることです。

        情報セキュリティの科目は必須で、それ以外は10科目中4科目を選択する必要があります。

        念のために選択科目以外も勉強したくなりますが、科目のボリュームに対して勉強時間が不足し、全部が中途半端となる可能性があります。

        あれこれ手を付けず、選択する科目に重きを置いて勉強するのが試験攻略のポイントといえるでしょう。

        できるだけ多くの過去問にふれ、解説を自分の中に落とし込むことにより、どんな切り口の問題でも対応できるようにするのが午後問題対策では大切です。

        3.試験日から逆算して勉強開始時期を決める

        試験日をゴールとして勉強開始時期を決めることで具体的な勉強のスケジュールが立てやすくなります。

        この日までにここを終わらせるといったように、具体的なスケジュールを決めることで勉強も効率よくすすめられます。

        試験日を調べて勉強の開始時期を決めましょう。

        4.スケジュール管理をきちんとする

        通学や通信講座の受講とは異なり、独学は勉強のスケジュールを自分でたてて進めていかなければなりません。

        平日2時間、休日は4時間、テキストを終わらせる日を決めるなど具体的な日程のスケジュールを立てましょう。

        仕事や急な用事で予定通りに進まなかった場合にはスケジュールを立て直すことも重要です。

        5.自分に合っている方法で勉強をする

        テキストを読むだけで覚えられる人やノートに書いて覚える人など、適した勉強方法は人によってそれぞれです。

        ほかの人が良いといっている勉強方法も、もしかすると自分には合わないこともあります。

        学生時代の勉強方法などを思い出し、自分に適した勉強方法で進めましょう

        6.分からない点は残さない

        独学の場合、講師やクラスメイトはいないため疑問点があっても周りに聞ける人がおらず、自分で調べて解決する必要があります

        大きな労力が必要ですが、自分で調べて解決したものは記憶にも残りやすいので、分からない点は残さないようにしましょう。

        応用情報技術者試験勉強におすすめの本

        応用情報技術者試験 おすすめの本

        ここでは応用情報技術者試験の勉強には欠かせない参考書やテキストをご紹介いたします。

        Amazonランキングで評価件数の合計が45件以上かつ★4以上という基準を設け、該当する5つをピックアップしました。

        1.令和06年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 大滝みや子 岡嶋裕史著

        2.キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和06年 きたみりゅうじ著

        3.2024 応用情報技術者 午後問題の重点対策 小口達夫著

        4.徹底攻略 応用情報技術者教科書 令和6年度 瀬戸美月著

        5.ニュースペックテキスト 応用情報技術者 2024年度 TAC情報処理講座著

        なお令和6年度版は今後評価が大きく変動する可能性があるため、すでに試験が終了している令和4年度版のご紹介とします。

        紹介する項目は評価件数、★の数、特徴です。

        1.令和06年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 大滝みや子 岡嶋裕史著

        (引用元:Amazon.co.jp)

        評価件数 174件
        4.3

        応用情報技術者の知識について網羅的に書かれており、難解な内容を分かりやすく、詳しく、何度でも調べられるような構成です。

        過去17回分の午前問題に挑戦できる演習アプリも付いていて、これから勉強開始する人におすすめです。

        ちょっとした辞書レベルの厚みのあるテキストです。いわゆる王道的な内容で、本書を読み込みマスターすれば合格間違い無いでしょう。

        特に近年出題傾向の多いネットワークセキュリティの内容も充実しています。全体的にボリューミーに感じますが、シラバスに沿った内容となっており着実に進められます。

        なお、このボリュームに甘えることなく特典も充実しています。最新17回分の午前問題を収録した「DEKIDAS-WEB」で出先のスマホからもアクセス可能。とても優れたテキストで、オススメです。

        応用技術者試験の出題範囲から、難しすぎず内容がまとまって勉強しやすいものになっています。

        レベル的にはこの前の検定となる基本情報技術者の内容を一通り押さえている人は全く違和感なく入れると思いますし、勉強したことがない・知らない人が読んでも(一部厳しい部分もありますが)まあ何とか理解できるように作ってあります。

        基本情報技術者の内容を押さえながら応用技術者試験に必要な部分を学べる作りです。

        例題もいくつかありますが、やはり試験のことを考えると「問題集」としては心もとないです。同じ出版社のものでなくてもいいので、問題集は別に必須かなと言う点では残念です。

        2022年と書いてありますが、23年くらいまでは現役で行けそう。

        (引用元:すべてAmazonレビュー)

        初学者からある程度の知識がある人まで、どの段階の人でも満足できるボリュームであることから辞書的な使い方が適しているといえるでしょう。

        これ一冊で合格を狙うことも可能ですが、実践的な対策のためには問題集を併用するのも有効ですね。

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        2.キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和06年 きたみりゅうじ著

        (引用元:Amazon.co.jp)

        評価件数 135件
        4.2

        イラストベースで解説されており、勉強をし始めたひとに取りかかりやすい内容です。

        基本的な部分もしっかりとカバーされ基礎が押さえられるので、何から勉強すればいいか迷っている人におすすめです。

        コミカルなイラスト満載で、勉強しなくちゃ・・・という感覚から、学習のハードルを下げてくれました。

        苦手意識を持たずに、まず1冊読み通すことを目標とした絵解き学習書というコンセプトがとても良いです。

        イラストのタッチが柔らかく、漫画を読むように楽しく学習しながら、知識が身についていくと感じられました。

        ある程度の知識を持って読む分にはとても読みやすく、また理解しやすい内容になっている。

        私はすべて独学で特に資格等を持っていないが、この本を読むことで専門用語など何となく解釈していた部分がつながり理解を深めることができた。

        だからと言ってこのまま試験を受けて合格できるわけではなさそう。過去問を解いたりとある程度の勉強をしないと簡単には合格できないと思う。

        応用情報技術者を目指す1冊目にはちょうど良い本だと思う。

        (引用元:すべてAmazonレビュー)

        レビューにもあるように、イラストが多用されており難解な内容や用語が分かりやすく説明されていることから、初めての一冊に適しているようです。

        基本的な部分はこれで学習し、演習には別のテキストや問題集を活用する方法がよさそうですね。

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        3.2024 応用情報技術者 午後問題の重点対策 小口達夫著

        (引用元:Amazon.co.jp)

        評価件数 116件
        4.2

        記述解答が必要な午後問題対策ができるテキストです。

        解答にたどり着くまでのプロセスが丁寧に展開されており、解説が省略されすぎていて深く理解できないといった心配もいりません。

        問題演習を通して関連知識の復習も可能な内容で、そろそろ問題演習に取りかかろうと考えている人におすすめです。

        まずは、応用情報午後問をとりかかるには、この本でいい。書籍はこれだけ。これを3~5回繰り返して作問者の意図と解放パターンを身に着ける。

        長文問題でも解法パターンは決まってます。

        これだけで6~7割は本試験でいける。
        (ただ盤石なものにするには、過去問を繰り返し解くこと。繰り返しになりますが、書籍はこれだけでいい。
        他に購入する必要はなし。)

        一つひとつの問題に丁寧な解説があるため、初見でわからなかった設問もある程度理解できるようになります。

        何度も繰り返して試験に合格できるようにこの本をやり込みます。

        (引用元:すべてAmazonレビュー)

        応用情報技術者試験を突破できるかどうかがかかっている午後問題の対策はこの本だけでいいとの声もあるほど、何度もやり込める内容だと分かりますね。

        午後問題は記述による解答が求められるため、問題を深く理解することが必要です。

        解説が丁寧と評価されているこの本は合格に欠かせない一冊といえます。

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        4.徹底攻略 応用情報技術者教科書 令和6年度 瀬戸美月著

        (引用元:Amazon.co.jp)

        評価件数 50件
        3.8

        筆者自身が定期的に応用情報技術者試験を受け、常に最新の問題傾向が取り入れられています

        基礎から問題演習まで、学習し始めの時期から直前までの全時期で活用できる内容で、なるべく少ない数のテキストで学習したい人におすすめです。

        スモールステップ方式とよばれる講師経験が豊富な著者ならではの解説方法がとられており、着実に理解しながら進められます。

        著者は情報処理関連の著書を執筆しており、企業やセミナーの講師を務めるプロです。

        また、本書には相応しい様々なウェブ特典が用意されています。

        特に、「スマホで学べる単語帳ウェブアプリ」「本書全文の電子版(PDF)」は便利。紙版はメインとして書き込みなどしっかりして、電子版はモバイル用として使えます。

        過去15回分の過去問題解説もあり、これ一冊を読み込めばぐっと合格に近づける一冊だと思います。

        ボリュームのある教科書です。

        丁寧で分かりやすいレッスンでしっかりと頭に知識が入ってきます。

        欄外の「発展」や「参考」などにも重要事項が満載でとても参考になりました。

        巻中には練習問題も掲載されているので、学んだことのアウトプットにも最適だと思います。知識のインプットとアウトプットを繰り返してしっかりとした力を身に着けていきたいところです・・・。

        (引用元:すべてAmazonレビュー)

        購入者の声からも分かるように、インプットとアウトプットがこまめにでき着実にステップアップできる構成となっています。

        購入特典である本書の電子版やスマホで学べる単語帳も好評で、紙版は腰を据えて、電子版はすきま時間に活用するなどシーン別で使えるのもいいですね。

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        5.ニュースペックテキスト 応用情報技術者 2024年度 TAC情報処理講座著

        (引用元:Amazon.co.jp)

        評価件数 4.9
        4.0

        資格試験や取得に関する情報サイトである資格の学校TACから出版されている本です。

        図解は全てカラーでわかりやすく、試験によく出る内容に絞られており効率よく勉強が進められます。

        カラー印刷で図が多いので、理解の助けになります。

        情報量としては、類書に及ばないかもしれませんが、理解の及ばない情報が多くても混乱するだけです。
        それより、多少情報は少なくても、理解の手助けになる図表が多い方が文系人間には助かります。

        不足情報は、問題集やネット検索で補うことになります。側注も最後の概観に適していると思います。

        わかりやすい参考書です。

        問題は章末にありますが別に必要だと思います。参考書としては抜群にいいと思います。

        (引用元:すべてAmazonレビュー)

        実際の購入者の声としては、文章だけでは理解が難しい応用情報技術者試験の手助けとして使用している場合もあるようです。

        知識レベルによってはこれ一冊で試験対策できる人もいると思いますが、不足していると感じる部分は、別のテキストで補うのもひとつですね。

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        応用情報技術者試験の難易度に関するよくある質問

        応用情報技術者試験 よくある質問

        以下は応用情報技術者試験に関するよくある質問の一覧です。

        応用情報技術者試験に関するよくある質問
        ・応用情報技術者試験は意味がないと言われているけど本当?

        ・応用情報技術者試験からいきなり受験してもいいの?

        ・応用情報技術者試験の申し込み方法は?

        ・応用情報技術者試験の時期や時間は?

        ここでは応用情報技術者試験に関するよくある質問にお答えします。

        応用情報技術者試験は意味がないと言われているけど本当?

        応用情報技術者の資格に対する独占業務がないため、取得しても意味がない資格だといわれがちです。

        しかし実際は高度な知識や対応力、思考力がある人物と見なされるので、IT業界では高く評価されている資格です。

        以下はアンドエンジニア公式HPで応用情報技術者について言及されているものです。

        応用情報技術者試験の資格には独占業務がありません。言い換えると応用情報技術者試験の資格がなければ就けない職種というのはないです。

        そのため、応用情報技術者試験が意味ないと言われることがあります。

        しかし、応用情報技術者試験に合格できる人材は多くないため、特にIT系企業では評価される可能性が高いです。

        また、応用情報技術者試験に合格するために勉強した経験はIT系の業務で活かすことができます。

        (引用元:アンドエンジニア公式HP)

        応用情報技術者は確かに独占業務はありませんが、高度なITスキルが求められ、優秀な人材である証となるため、決して意味のない資格ではありません。

        応用情報技術者試験からいきなり受験してもいいの?

        応用情報技術者には実務経験や保有資格などの受験資格は不要で、いきなり受験はできます。

        以下はPASONA公式HPより引用したものです。

        応用情報技術者試験はITに関する知識さえあれば、実務経験がなくても問題ありません。

         

        出題範囲にはアルゴリズムやネットワーク、ハードウェア、さらにはプロジェクトマネジメントまで含まれており、非常に広範囲です。

         

        そのためすべての分野を実務経験でカバーすることはできず、机上の勉強で対処しなければならない分野があるはず。

         

        過去問と同じ、もしくは似た系統の問題が多いことも勉強しやすい理由の一つです。

         

        参考書と過去問を用いて勉強すれば、いきなり試験を受けて合格することは十分可能です。

        (引用元:PASONA公式HP)

        出題範囲が非常に広いため、日ごろの実務内容だけでいきなり受験し合格することは、至難の業といえるでしょう。

        参考書や過去問を活用して、しっかりと試験対策を行うのが現実的です。

        応用情報技術者試験の申し込み方法は?

        応用情報技術者試験の申し込み方法について順番に説明します。

        身体が不自由であるなどの理由以外では基本的にインターネットのみの申し込みです。

        1. 情報処理推進機構のホームページにアクセス
          https://www.ipa.go.jp/index.html
        2. 申し込み画面で手順に沿って必要事項を入力
        3. 決済方法(クレジットカード・ペイジー・コンビニ)を選択し7,500円(税込み)を支払う
        4. 受験票が発送される(申し込み締め切りから約2か月後)
        5. 試験当日、合格発表、合格証交付

        以上が申し込みから合格証交付までの流れです。

        申し込み締め切りなど具体的な日付は情報処理推進機構のホームページを参考にしてください。
        情報処理推進機構のホームページ

        応用情報技術者試験の時期や時間は?

        応用情報技術者試験は春期と秋期の年2回開催され、春期は4月、秋期は10月頃に実施されます。

        具体的な日付は公式Webサイトで発表されます。

        試験時間は午前9:30~12:00、午後13:00~15:30の150分ずつです。

        まとめ:応用情報技術者試験は難易度は高いが独学で取得可能

        応用情報技術者試験 まとめ

        今回の記事のまとめです。

        • 応用情報技術者試験は出題範囲が広く、記述もある
        • 勉強時間は500時間程度必要
        • 応用情報技術者の資格を取るメリットは多い
        • ポイントを押さえることにより独学での資格取得は可能

          難易度を表すこれらの点から、応用情報技術者試験は簡単に合格できる試験ではないことが分かります。

          しかし実際の受験者は現役でIT業界で活躍している人たちが多く、日々の仕事と同時進行で勉強し合格している人も多い試験です。

          今回紹介した勉強方法やテキストを取り入れて、応用情報技術者試験に合格されることを願っています。

          スタディング応用情報技術者試験講座の詳細を見る

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          監修者情報

          徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

          WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

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