MOSとは、Microsoft Office Specialistの略称で、マイクロソフトが認定するMicrosoft Officeに関する国際資格です。
スキルアップはもちろん、社内での昇進などのために資格取得が必要というケースもあります。
しかし、「MOSをどうやって勉強したらいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
MOSは学習の方法やツールを理解すれば独学でも合格できます。この記事では独学でMOSを勉強する方法やテキストやアプリやサイトなどのおすすめツールを紹介していきます。
MOSはパソコンスクールに通ったり通信教育などで学習できますが、独学で合格している人もたくさんいます。
独学での勉強方法を知り、テキストやアプリを活用すれば、スクールや通信講座を使わなくても合格を目指せるでしょう。
通信講座での対策に興味がある方は以下の記事をご覧ください。
初心者がMOSに独学で合格するポイントと勉強方法
引用元:ユーキャン公式ホームページ
初心者がMOSに独学で合格するための勉強時間や勉強方法、また、どの程度の得点を目指すべきかについて解説していきます。
資格のユーキャンによるとMOSの勉強時間は次のように明記されています。
MOS資格を取得するために必要な1日の勉強時間は、初心者が一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)を目指す場合は1日2~3時間程度が目安です。毎日続ければ1カ月程度で取得できるでしょう。パソコンに慣れている人が上級レベル(エキスパート)を狙うなら、2週間程度の勉強が必要です。
(引用:資格のユーキャン|独学でのMOS資格取得は可能?|取得までの期間や学習方法まで解説)
毎日2時間〜3時間程度の勉強を1ヶ月続けるということは、MOSの勉強に必要な時間は60時間〜90時間程度を目安と考えておきましょう。
それぞれ、どの程度の勉強時間が必要になるのか、詳しく解説していきます。
独学でMOS資格取得に必要な勉強時間はどのくらい?
MOSにはレベルに応じて2つのコースがありそれぞれ必要な勉強時間は次の通りです。
- スペシャリスト:20時間〜80時間
- エキスパート:60時間〜120時間
もちろんパソコンのレベルに応じて勉強時間は異なります。
レベルに応じてどの程度の勉強時間が必要になるのか、具体的に解説していきます。
スペシャリスト合格に必要な勉強時間
パソコン教室のパレハによると、スペシャリストの資格取得に必要な勉強時間はパソコンレベルによって以下のような目安になります。
全くの初心者で苦手な方:80時間
学校で習った記憶がある:60時間
会社で使ったことがある:40時間
会社で使いこなしている:20時間
(引用:パソコン教室パレハ|MOS資格対策|独学で取得可能?学習時間目安と合格率が上がる勉強方法)
このようにMOSはレベルの応じて実用な勉強時間が大きく異なります。
なお、スペシャリストとはOfficeを実務で使いこなすスキルを測る試験です。
事務をする上でOfficeをスムーズに使いこなせるレベルの試験で、会社全体を管理するまでの技術は必要ありません。
スペシャリストでは職場で見たことがある表などを自分で作れるようになるので、学んだことをそのまま実務に活かせます。
具体的にExcelでは次の問題が出題されます。
- テーブル
- 関数
- グラフ
Wordでは次の機能が問われます。
- 文書の表示の変更
- インデントの設定
- 表の作成
- テキストボックスの挿入
ある程度Officeが使える人が見れば「普段使っている機能」と思うかもしれません。
しかし、全くパソコンが使えない人にとっては「何のことか分からない」と思うものです。
そのため、勉強を始める前からどの程度の知識や経験があるのかによって、必要な勉強時間が大きく異なります。
エキスパート合格に必要な勉強時間
資格のキャリカレによるとスペシャリスト合格のための学習時間について次のように明記されています。
エキスパートレベルでは、一般レベルよりも高度な操作をマスターする必要があります。
一から勉強する方は、1日1時間の勉強で3〜4ヶ月ほどが目安になるでしょう。一般レベルに合格している方であれば、2ヶ月ほどで準備できる可能性もあります。
難易度は高くなるため、油断せずに自分にとって十分な勉強時間をとりましょう。
(引用:資格のキャリカレ|MOSの勉強方法は?独学での勉強方法や勉強時間の目安を解説)
1日1時間の勉強を3〜4ヶ月続けると仮定して90時間〜120時間程度、一般レベルに合格している人であれば60時間程度の学習が必要になります。
もちろん個人差はありますが、エキスパートは多くの勉強時間を確保しなければ合格は難しいと言えるでしょう。
なお、エキスパートは会社の中で管理を目的にOfficeを使用する際のスキルを身につけるものです。
社員が作った文書管理、データ集計、グループワークを意識した機能や管理を目的とした機能など、 実務でOfficeを使いこなすだけでなく、Officeを使用して業務そのものを改善するスキルが必要でスペシャリストよりも高い難易度が求められます。
出題範囲は次の4つで、スペシャリストよりも非常に専門的な知識が必要になります。
- ブックのオプションと設定の管理
- データの管理、書式設定
- 高度な機能を使用した数式およびマクロの作成
- 高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理
出題内容は難しいので、多くの勉強時間を確保しなければ合格は難しいでしょう。
MOSエキスパートを独学で勉強する方法について詳しく知りたい人は次の記事をご覧ください。
→MOSエキスパートの独学合格対策について詳しく知りたい方はこちら
スペシャリストから受験する
MOSの資格取得を目指すのであれば、まずはスペシャリストから取得しましょう。
スペシャリストは難易度が低く、Officeの基本的な操作が問われるので、パソコン初心者の人でも比較的簡単かつ気軽に合格を目指せるためです。
パソコン教室のパレハもスペシャリストからの取得を推奨しています。
パソコン初心者はまず実務に慣れるために必要な知見を身につけるため、スペシャリストから受けることが得策。エキスパートは、ある程度実務で実践を重ねてから受けるのがベストです。
(引用:パソコン教室パレハ|MOSエキスパートとスペシャリストの違い|難易度はどのくらい?)
また、ExcelやWordだけでなく、PowerPoint・Access・Outlookなどのソフトの試験も存在します。
自分が業務に使用するソフトを選んで勉強することが可能です。
模擬試験で9割の得点を目指す
MOSの試験の合格特典の基準は公表されていません。
しかし、ユーキャンによると、合格基準は700点以上とされています。
MOSの合格点は、科目ごとの合格点については公表されてはおりませんが、(中略)近年ではほとんどの試験で700点以上の得点が合格点となっており、一般的な合格基準点は700点以上とされています。
(引用:ユーキャン|MOS資格の試験の合格率や難易度は?勉強方法や試験詳細まで解説)
試験時間50分で一般的には7割以上の得点が取れれば合格となりますが、実際には試験問題の更新などにより受験ごとに合格点は変動しています。
合格点の目安は、公式には550点~850点の範囲とされております。合格点は試験問題の更新などにより受験ごとに変動します。
(引用:ユーキャン|MOS資格の試験の合格率や難易度は?勉強方法や試験詳細まで解説)
場合によっては850点を獲得しなければ合格できない可能性もあります。そのため、試験対策では「900点以上の得点」を目指して勉強しましょう。
公式発表されている上限である850点を超える900点を獲得できるようにしておけば、本番で合格点を獲得することはそれほど難しくないためです。
では、独学で900点が獲得できるようになるためにはどのように勉強すべきでしょうか?
MOSの勉強方法3つのポイント
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOSを学習するためには次の3つのポイントを抑えておきましょう。
MOS学習のための3つのポイント |
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MOSはノートやアプリを活用して、効率的に勉強することが大切です。そして独学で勉強する時間が確保できないのであれば、通信教育やパソコンスクールへ行くことも検討しましょう。
MOSを学習するための3つのポイントについて詳しく解説していきます。
独自のノートを作って情報を整理する
MOSの勉強用ノートを自分で作って、情報を整理しましょう。
整理する情報は問題集で間違えた部分です。
学習塾の「ゴールフリー」によると、もっとも効率的な学習法は「間違えた部分のみ復習する」ことだとされています。
勉強時間を考慮すると、最も効率よく勉強したのは「間違えた単語のみ復習し、全ての問題を小テストする」です。
(引用:ゴールフリー|【勉強法】間違えた問題をどう復習するか?)
そのため間違えた場所をノートに書き込み不明点や苦手なポイントを整理するのが最も効率的です。
間違えたところをそのまま放置せずに、必ずノートに記して情報を整理していきましょう。
また、最近は便利なノートアプリも増えています。
紙のノートにこだわらずアプリなど活用して、電車内や休憩時間などのスキマ時間に勉強できるよう工夫してください。
アプリを使ってできる限りスキマ時間に勉強する
MOSの勉強は「できる限りスキマ時間にやる」という点が大切です。
働きながら仕事とは別に毎日数時間の勉強時間を確保することは容易ではありません。
東京法経学院は社会人が資格勉強が辛いと感じる理由の1つとして、「時間のなさ」をあげています。
資格勉強が辛いと感じる理由には「体力・気力の消耗」「時間のなさ」の2つが考えられます。
事実、「会社で働いたあとに資格勉強をしたいけれど、夜になるとクタクタになって勉強どころじゃない!」という社会人はかなり多いものです。裏を返せば、本業で頑張っている証拠ともいえるでしょう。
また、休日も家事や用事、家族サービスなどで忙しい……となれば、勉強に前向きになれないのも無理はありません。とはいえ、資格勉強をしないと試験に合格することは難しいのが現実です。
忙しい毎日を送る中で勉強を続けるには、「勉強が続けられる環境づくり」を意識する必要があります。
(引用:東京法経学院|社会人が資格勉強するのは辛い? 勉強を続ける5つのコツ)
そのため、できる限り普段の生活の中で無理なく勉強することが重要です。
勉強アプリやYouTubeなど、今はスキマ時間に勉強できるツールが非常に多く用意されています。
アプリやYouTubeなどを活用して、移動時間や休憩時間などのスキマ時間に学習することを意識しましょう。
スマホを活用することで、参考書で勉強するよりも気軽に勉強できるのでおすすめです。
無理せず通信講座やパソコンスクールも検討する
MOSの試験対策はパソコンスクールや通信講座でも学べます。
独学での勉強に自信がない方は、無理せずに通信講座やパソコンスクールを受講することも検討しましょう。
独学での勉強は自分で自分を律しなければならないので、なかなか時間を確保できません。
また、お金を払った方がモチベーション管理にも寄与するので、独学で勉強が進まない方はお金を払って試験対策をした方が効率的です。
実際にユーキャンはスクールへ通った方が合格率が高くなると公表しています。
MOSの合格率は公式に発表されていないため、正確にはわかりませんが、一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)の合格率は約80%、上級レベル(エキスパート)の合格率は約60%といわれています。どちらも、合格率は高めです。各パソコンスクールが内部情報として合格率を計測しており、その数値からみると、全体的なパソコンスクールの合格率は90~95%くらいでしょう。
(引用:ユーキャン|MOS資格の試験の合格率や難易度は?勉強方法や試験詳細まで解説)
「MOSの合格率は全体でスペシャリスト約80%、エキスパート約60%であるのに対して、パソコンスクールの生徒は90%〜95%」と述べているので、通信講座やスクールを利用した方がより高い確率で合格できます。
特に昇進のために資格が必要な方は、1回で合格しないと昇進を逃してしまう可能性もあります。
このような方は通信講座パソコンスクールなどを利用することも検討した方がよいでしょう。
MOSを独学で勉強するために必要なもの
MOSを独学で勉強するために必要なものは次の3つです。
MOS独学で勉強するための3つのポイント |
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独学で勉強するために必要なものはそれほど多くありません。
パソコンは必ず必要になりますが、決してハイスペックなものである必要はありません。
受験したい科目のソフトが入っていれば十分です。
もし、パソコンが自宅にない方はまずはパソコンを用意して、Officeをパソコンへインストールしましょう。
なお、MOS資格ではOfficeのバージョンを選択でき、今は2013、2016、2019の3種類のバージョンがあります。
パソコン教室パレハによると、取得するのであれば最新バージョンの方がよいとされています。
あえて古いものを選ぶという理由が基本的には見つかりません。
これら、3年おきにMOS資格はリリースされます。
なので、現在はMOS2019が最新版です。取得するのであれば最新版を取っておくのがよいでしょう。
(引用:パソコン教室パレハ|MOS資格の種類|バージョンはどれ?2019・2016・2013|選び方と違い)
そして、出題範囲の知識や予想問題を解くためにはテキストも必要です。
MOSの試験対策テキストはいくつも発売されているため、ご自身が「使いやすい」と感じたテキストを購入しましょう。
また、MOSの問題に対する回答はインターネット上に用意されているので、自分が分からないことを検索する能力も欠かせません。
MOS公式サイトでも、各種サイトで学習用コンテンツを用意していることが紹介されているため、不明点はコンテンツやインターネット上から探す能力が非常に重要になります。
オデッセイ コミュニケーションズが運営するアオテンストアやmoug(モーグ)といった関連サイトでも、各種学習用コンテンツをご用意しています。
(引用:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)|学習するには)
基本的には「問題を解く」→「不明点を調べる」→「2度と間違えないようにまとめる」という繰り返しでMOSの勉強を進めていきます。
MOSの独学におすすめテキスト3選
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOSの勉強におすすめのテキストは次の3つです。
これらのテキストは1冊で参考書を問題集を兼ねており、過去の傾向を分析した本番の予測もしているので、一冊で知識の習得から試験対策まで全てを一貫して行えます。
テキスト名 | 特徴 |
---|---|
MOS対策テキストWord/Excel365&2019 | ・最新版の2019年のワード試験に対応 ・模擬テストも収録されている |
MOS攻略問題集Word 365&2019 | ・MOS試験の出題範囲を完全に網羅 ・練習問題および模擬テストを解きながら、MOS試験の合格に必要なスキルを確実に身に付けられる |
MOS Word 365&2019 対策テキスト&問題集 よくわかるマスター | ・MOS試験の内容を1冊ですべてカバー ・独学でも受験対策ができると評判の模擬試験プログラムのダウンロードが可能 |
テキストに関しては「どれが絶対によい」というものはありません。
売れ筋のテキストであれば、どれも試験に頻出される部分を網羅していますし、出題予測もある程度的確です。
大切な点は手にとって使いやすいと感じるかどうかです。
書店で立ち読みして、ご自身が最も勉強しやすいと感じるテキストを選びましょう。
MOS対策テキストWord/Excel365&2019
引用元:アマゾン
MOSを受験する方を対象にした解説書および問題集です。
特徴的なポイントは次の通りです。
- 出題範囲の機能すべての解説とLesson(実習)を完備
- 学習の前にExcelの基本操作が習得できているかどうかを確認できるチェックシート付き
- 添付のCD-ROMにオリジナルの模擬問題5回分を収録した模擬試験プログラムを収録
- すべてを自動採点するモードと1問ずつその場で採点を確認できるモードあり
練習問題+機能の説明+操作手順という3ステップでMOSの受験対策ができます。
最新版の2019年のワード試験に対応し、模擬テストも収録されているので1冊で知識や技術の習得から試験対策まで行えます。
採点モードが2つあるので、1つ1つ間違いを確認しながら進めていきたい場合と、本番と同じような環境で問題を解きたい場合で使い分けましょう。
MOS攻略問題集Word 365&2019
引用元:アマゾン
「本誌解説」「模擬練習問題」「模擬テストプログラム」という3つのプログラムで、Wordに必要な知識を習得できます。
特徴的なポイントは次の通りです。
- 個々の機能について練習問題+機能の説明+操作手順という3ステップで学習できる
- 試験形式に慣れるための模擬問題完備。自分の解答ファイルと解答(PDFファイル)および完成例ファイルと比較して答え合わせができる
- 一問ずつステップを踏んで採点結果を確認できる「練習モード」と、本試験と同様の問題形式で出題・採点される「本番モード」の2通りの方法がある模擬テストプログラム付き
出題範囲の網羅性が高いので、1冊をしっかりと勉強すれば出題される範囲を完全にカバーできるでしょう。
模擬テストプログラムではMOS本試験を独自に分析しているので、学習時間がないときでも模擬テストプログラムをしっかりと学習すれば、ある程度の試験対策ができます。
MOS Word 365&2019 対策テキスト&問題集 よくわかるマスター
引用元:アマゾン
FOM出版のテキストと問題集の特徴的なポイントは次の通りです。
- すべてを自動採点するモードと、1問ずつその場で採点を確認できるモードがある模擬試験
- 不正解だった問題や付箋を付けた問題に再挑戦できる再挑戦モードを搭載
- 第1~5回までの模擬試験問題からランダムに問題をピックアップして出題するランダム試験機能が搭載
- 解答動画で操作方法を確認できる
- ホームページから模擬試験プログラムをダウンロードできるのでCD/DVDドライブが付いていないパソコンでも利用可能
Wordの基本操作が習得できているかどうかを確認できるチェックシートがついているので、まずはチェックシートで自分のレベルを確認しましょう。
また、こちらのテキストも過去の試験を徹底的に分析したオリジナルの模擬問題の模擬試験プログラムを5回分収録しています。
さらに、第1~5回までの模擬試験問題からランダムに問題をピックアップして出題するランダム試験機能を搭載しており、試験対策に特化したテキストだと言えるでしょう。
問題集をダウンロードできるので、CD・DVDのドライブがついていないパソコンでも安心して利用できます。
MOSの勉強に使えるアプリ!無料のものも紹介
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOSを効率的に勉強するためにはアプリも活用しましょう。
おすすめのアプリは次の3つです。
- MOS一般対策
- Toggle:時間管理タイムシート
- エバーノート
MOSの知識を習得できるアプリや、時間管理やノート機能が充実したアプリなどを使いこなすことによって、効率的に学習できます。
無料のものもあるので、可能な限り活用していきましょう。
それぞれのアプリの特徴や料金について解説していきます。
MOS一般対策
引用元:Google Play
MOS一般対策は、MOSの勉強がスキマ時間にできる定番のアプリです。
西日本新聞パソコン教室の現役講師が厳選した問題が掲載されており、次のような特徴があります。
- 有料で600円
- 一問一答形式でMOS対策問題を回答
- Android専用
ワード2016、エクセル2016、ワード2013、エクセル2013、ワード2010、エクセル2010、アクセス2010の試験科目があり、1つの試験科目ごとに料金が発生します。
Android専用のアプリであるため、iPhoneユーザーは利用できないという点が大きなデメリットです。
Androidユーザーの方はスキマ時間にMOSの試験に臨める「MOS一般対策」を使用してみましょう。
Toggle:時間管理タイムシート
引用元:Google Play
Toggle時間管理タイムシートは時間管理のアプリです。
1日の中で自分が時間を何にどれくらい使ったのかを複数のデバイスから簡単に記録できます。
タスクごとに時間を図り、タスクが終了したらタップして簡単に時間を記録することが可能です。
これによって1日どの程度勉強に時間を充てられているのか、無駄な時間はどの程度使っているのかを可視化できるので、効率的な勉強時間の確保に役立ちます。
タスクごとに時間を測れるので、勉強内容ごとに時間管理をすることも可能です。
Excelに何分、Wordに何分と、科目ごとの時間管理をしたい時にも有効活用できるでしょう。
エバーノート
引用元:Google Play
エバーノートはノートアプリです。
テキストデータ、画像、動画ファイルを記録、共有できるアプリで、具体的には次のような機能があります。
- ノート機能:テキスト、画像、音声など、複数の情報をひとつのノートにまとめられる
- Webクリッパー機能:Web上で気になったコンテンツを、ワンクリックでノートに保存できる
- 外部ツールとの連携:GmailやSlack、Googleドライブと連携可能
- 検索機能:キーワードやタグでノート内の必要な情報に簡単アクセス
- 共有機能:任意のユーザーへノートを共有できる
- ワークチャット機能:以前にチャットしたことがある人やPCの連絡先の人とチャットができる
- リストの作成:仕事のToDoや情報をまとめてリスト化してタスク管理できる
紙のノートにまとめるよりも多くの情報を管理でき、後から情報へアクセスするのも簡単です。
特にMOSはWebから調べることが多いので、Webクリッパー機能を活用することで、必要な情報を効率的にまとめられるでしょう。
MOSの独学勉強に役立つサイト5選
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOSの試験対策について解説しているサイトも多数あります。
その中でも独学勉強に役立つサイトとして次の5つがあります。
MOSの独学勉強に役立つサイト |
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予想問題が無料でダウンロードできるものもありますし、不明点などを質問できる無料サイトなども充実しています。
会員登録なしで利用できるものも多いので、活用することで学習レベルがアップするでしょう。
それぞれのサイトの特徴と活用法について詳しく解説していきます。
ビジネスやパソコン系資格の教材販売サイト|アオテン
引用元:アオテンストア
パソコンのスキルチェックができるサイトです。
教材を販売している会社が運営しているので、スキルの判定を比較的正確に行えます。
自分がどの程度のレベルにあるのかということは、普段使っているソフトだからこそ分かりません。
しかし、スキルチェックをすれば客観的に自分のレベルを把握できます。
実際のMOSの学習を始める前に使ってみたいサイトですが、使用前にはアオテンストアの登録が必要になるので注意しましょう。
オフィスソフトの学習サイト|モーグ「Q&A」講座
引用元:mogu
MOS公式サイトを運営している(株)オデッセイコミュニケーションズが運営しているサイトです。
「Q&Aコーナー」が充実しており次のような項目別のQ&Aが用意されています。
- Excel (一般機能)
- Excel (VBA)
- Access (一般機能)
- Access (VBA)
- Word (一般機能)
- Word (VBA)
- PowerPoint (一般・VBA)
- Outlook (全般)
既存の質問の中から自分の知りたいことを把握でき、自分がこの掲示板へ質問することも可能です。
Officeの使い方で不明な点の多くがこの掲示板で解決できるでしょう。
また、このサイトには「即効テクニック」というコーナーがあります。
ここではOfficeの一般機能からVBAまで、即座に活かせるテクニックが2,500以上掲載されているので、こちらでも不明点や実務に役立つテクニックを学べるでしょう。
「よくわかるマスター」シリーズで有名|FOM出版のサイト
引用元:FOM出版
MOS対策参考書用の「対策テキストと問題集」を無料ダウンロードできる優良サイトです。
MOSだけでなくパソコン関係のさまざまなテキストを無料ダウンロードできます。
試験対策の際に「分からない」という部分のテキストをダウンロードすることに使えるのはもちろん、日常の中でのパソコンの不明点なども調べられるので便利です。
ただし参考書が丸ごとダウンロードできるわけではないので注意してください。
MOS本番に近い|日経BPのサイト
引用元:日経BP
日経BPのサイトではMOS模擬テストの体験版と各参考書の「実習用ダウンロードデータ」を無料でダウンロードできます。
模擬試験1回が無料でダウンロードできるので非常にメリットがあります。
試験直前に「本番と同じような模擬テストをしてみたい」という時に利用すると、本番に向けた最高の予行練習になるでしょう。
ただし無料ダウンロード版には次のような制限があるので注意してください。
- 模擬テストが1回分のみ
- 印刷した解答例がない
テストは1回分のみなので「試験前に最後の確認をしたい」などの補完的や役割で使用するのがよいでしょう。
三択式エクセル問題集
引用元:三択式エクセル問題集
1日1分でエクセルのスキルアップを無料でサポートしてくれるサイトです。
会員登録なしで、カテゴリからジャンルを選択するだけで、3択式のエクセルの問題を10問解答できます。
エクセルの基礎を覚えられるだけでなく、非常に手軽に利用できるので、スマホを使ってスキマ時間にエクセルを学ぶことも可能です。
電車の中や仕事の休憩時間などにサクサクと解けるので、効率的ににエクセルのスキルがアップします。
MOSの試験対策を独学で行うメリット
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOSの試験対策を独学で行うことには次の2つのメリットがあります。
MOSの試験対策を独学で行うメリット |
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費用をかけ勉強できるだけでなく、マイペースで学習できるので忙しい人にも最適です。
独学でMOSを勉強するメリットを詳しく解説していきます。
自分のペースで勉強ができる
独学で勉強すれば自分の時間やペースで勉強できます。
パソコンスクールでMOSの試験対策をする場合は、スクールのカリキュラムに合わせて時間を空けなければなりません。
忙しい人にとっては、パソコンスクールに通うことは難しいものの、独学であれば忙しい人でも自分のペースで勉強できます。
「マイペースで自分の好きな時間とタイミングで勉強したい」という人は独学で勉強することが向いています。
費用がかからない
独学で勉強する場合は費用がほとんどかかりません。
支出としては数千円のテキスト代程度です。
パソコンスクールに通う場合には1科目8万円程度、通信講座ではユーキャンの場合で16,000円かかります。
独学で試験対策をすればこれらの費用を節約できます。
「できる限り費用をかけずにMOSの試験対策をしたい」という方は、独学で勉強をすれば低コストで資格取得を目指せるでしょう。
MOSの試験対策を独学で行うデメリット
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOSの試験対策を独学で行うことには次の3つのデメリットもあるので注意が必要です。
MOSの試験対策を独学で行うデメリット |
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独学で勉強すると、分からない点があっても人に聞けず、時間をかけて勉強しても全く間違った勉強法である可能性もあるでしょう。
また、自己管理をしっかりとできる人でないと計画的に勉強を進めることは難しいでしょう。
独学でMOSを勉強することにはどんなデメリットがあるのか、詳しく解説していきます。
不明点を尋ねる人がいない
独学では不明点を尋ねる人がいません。
不明点はインターネットで調べることも可能ですが、必要な回答に辿り着くまでに時間がかかるので、どうしても勉強は非効率的になります。
もしかしたら、分からない部分を放置してしまうかもしれません。
一方、パソコンスクールでは不明点はすぐに講師に聞けるので効率的に勉強できます。
基礎的な用語や操作が分からないという方にとって、独学での学習はどうしても非効率的になってしまうでしょう。
間違った勉強法になっている可能性がある
独学で学習すると、学習方法が間違ったものになってしまう可能性があります。
Aから先に勉強しておけばBをすぐに理解できるはずなのに、Bから勉強したことによってAを最初から学ばなければならないというようなことは珍しいことではありません。
パソコンスクールや通信講座では最短距離で学習できるのに対して、独学では間違った勉強法によって非効率的な学習になる可能性があります。
テキストは正しい順番で学習できるように設計されているため、まずはテキストをしっかりと読み込みましょう。
モチベーションとスケジュール管理が難しい
独学ではモチベーションの維持とスケジュール管理がどうしても自分に甘いものになってしまう懸念があります。
最初はやる気を出して勉強するものの、数日経過すると「やる気が出ない」ということはよくある話です。
パソコンスクールに通うのであれば、授業は予定された日時に必ず行われるため、否が応でも勉強します。
また、お金を払っているので勉強するモチベーションにもなるでしょう。
独学で学習するかどうかは自分との戦いになるので、自分に甘い人は学習が継続しないリスクがあります。
独学の勉強に不安を抱えている方は、パソコンスクールで勉強することを検討しましょう。
MOS試験の概要、難易度や合格率は?
引用元:MOS公式ホームページ
MOS試験の日程や試験範囲、合格率についても把握しておきましょう。
MOSの試験は基本的に月1回〜2回行われています。
そのため、試験に失敗してもすぐに次の試験を受けられます。
また、受講料は10,780円と全ての科目が一律になっています。
出題範囲とともに詳しい試験日程を見ていきましょう。
MOS試験の試験日程
2024年度のMOS試験の日程は次の通りです。
試験日[開催日] | 申込受付期間 | 実施バージョン |
---|---|---|
2024 年 5 月 12 日(日)[第 330 回] | 2024 年 3 月 19 日(火) ~ 2024 年 4 月 15 日(月) | 365 / 2019 / 2016 |
2024 年 6 月 9 日(日)[第 331 回] | 2024 年 4 月 16 日(火) ~ 2024 年 5 月 13 日(月) | 365 / 2019 / 2016 |
2024 年 7 月 14 日(日)[第 332 回] | 2024 年 5 月 14 日(火) ~ 2024 年 6 月 17 日(月) | 365 / 2019 / 2016 |
2024 年 8 月 18 日(日)[第 333 回] | 2024 年 6 月 18 日(火) ~ 2024 年 7 月 22 日(月) | 365 / 2019 / 2016 |
MOSの試験は月1回程度の頻度で行われています。
MOS試験の試験範囲
MOS試験のスペシャリストの試験範囲は科目ごとに次のようになっています。
科目 | 受講料 | 出題範囲 |
---|---|---|
Word | 10,780円(税込) | 文字サイズやフォント変更、表の作成・編集、作成文書の印刷など |
Excel | 10,780円(税込) | 数式や基本的な関数の使用、セルの書式設定、グラフ作成など |
PowerPoint | 10,780円(税込) | プレゼンテーションの管理、スライドの管理、テキストや図・画像の挿入と書式設定、表やグラフその他のツールの利用など |
Access | 12,980円(税込) | データベースの管理やテーブルの作成・変更、クエリの作成・変更、レイアウトビューの使用など |
Outlook | 10,780円(税込) | utlook の環境の管理、メッセージやスケジュール管理、連絡先や連絡先グループの管理など |
それぞれの科目の出題範囲を確認し、効率的な学習をしていきましょう。
MOS試験の難易度と合格率
MOS試験の合格率は非公開です。
しかし各パソコンスクールや通信講座が内部情報として把握していると言われており、資格のキャリカレには次のように記載されています。
- スペシャリスト:80%
- エキスパート:60%
・一般レベルの合格率は約80%
一般レベルの合格率は、約80%といわれています。
受験者の多くが合格しているといえるため、対策をしっかり行えば合格できるレベルでしょう。・上級レベル(エキスパート)の合格率は約60%
上級レベル(エキスパート)の合格率は約60%といわれており、一般レベルに比べると、少々難易度が高くなります。
(引用:資格のキャリカレ|MOS資格の難易度は?合格点や合格率、独学の勉強方法を徹底解説)
スペシャリスト試験の合格率は80%と比較的高いのでしっかり学習すれば合格の難易度はそれほど高くはないでしょう。
短時間でより合格の可能性を高めたいのであれば、独学ではなくパソコンスクールや通信教育で学習するのが効果的です。
MOS合格までの具体的なスケジュール
引用元:ユーキャン公式ホームページ
MOS合格のためにはパソコン初心者であれば80時間程度の学習時間が必要だと言われています。
初心者であれば1つの範囲につき20時間程度の時間が必要になるため、合計で80時間程度の学習が必要になると理解しておきましょう。
1日1.5時間の勉強時間を確保できるとすると、53日程度必要な計算になります。
そのため、試験の2ヶ月前から勉強を始めた方がよいでしょう。
ある程度エクセルを使いこなしている人は40時間程度の勉強時間でよいとされているので、1ヶ月程度前には勉強を開始した方がよいでしょう。
ある程度エクセルを分かっている人でも、やはり1つの出題範囲について10時間程度の時間は必要です。
出題範囲は4つ程度なので、経験者でも40時間程度の学習時間は必要になります。
MOSの勉強方法でよくある質問
MOSの勉強方法についてよくある次の質問を紹介していきます。
MOSの学習についてよくある質問 |
・パソコンがない人のMOSの勉強方法を教えてください
・MOSは役に立たないって本当? ・エキスパートから受験しても問題ありませんか? |
パソコンがない人のMOSの勉強方法を教えてください
パソコンがない人がMOSを勉強することは基本的には不可能です。
実際にOfficeを使用して使い方を学んでいくのがMOSだからです。
まずはパソコンを購入するか、会社のパソコンを使ってMOSの勉強ができないかなど、パソコンを使う方法を考えるところから考える必要があるでしょう。
MOSは役に立たないって本当?
「Word」「Excel」「PowerPoint」の3科目を受験するのに3万円以上の高い受験料を支払ってMOSの資格をとっても「コストほどにはリターンがない」と考える人が多いようです。
しかし、実際に昇進の条件としてMOSの資格を取り入れている会社もありますし、何よりも「Word」「Excel」「PowerPoint」の使い方をマスターすることは仕事をするのは多くの仕事の中で役に立つでしょう。
受験料は決して安いとは言えませんが、役に立たないということは全くありません。
エキスパートから受験しても問題ありませんか?
MOSは、スペシャリストを飛び越えてエキスパートから受験できます。
すでにスペシャリストに合格できる程度の知識を有しているのであればエキスパートから受験しても問題ないでしょう。
しかし、知識がないのであればスペシャリストから勉強した方が無難です。
無料で利用できるアオテンストアのようなサイトではスキルチェックができます。
まずはそのようなツールを使って「自分のスキルがどの程度か」ということを理解したうえでスペシャリストから受験するのかエキスパートから受験するのかを決めた方がよいでしょう。
まとめ:計画的に勉強すればMOSは独学で勉強できる!
MOSは計画的に勉強することで十分に独学で合格できます。
テキストも揃っていますし、何よりもインターネットで答えを探せるためです。
まずは「1日どの時間に勉強する」ということを決めて計画的に勉強するとともに、アプリやサイトなどを活用してスキマ時間に学習することを心がけましょう。
エクセルについて何も知識がない人はトータル80時間程度、ある程度の知識がある人の場合は40時間程度の勉強時間が必要です。
まとまった学習時間を確保することも重要ですが、移動時間や休憩時間などのスキマ時間に学習するのがポイントです。
アプリやノートを活用して、効率的に学習していきましょう。
MOSは通信講座でも対策が可能です。
気になる方はこちらの記事で詳細をご覧ください。
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