MOSの難易度とは?エキスパート、スペシャリストの資格ごとに解説!

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)は、WordやExcelといった、マイクロソフトオフィス製品が使用できるスキルを証明できる資格であり、公式発表で、2023年9月13日時点で500万人以上が受験するほどの人気がある資格です。

一方で、MOSといえば、「MOSって簡単すぎて役に立たないんじゃない?」「MOSを取っても恥ずかしくて履歴書に書けないよ」という意見をネット上で見かけたことがある人も少なくないかもしれません。

MOSの難易度は高くないものの、履歴書にもバッチリ書ける立派な国際資格であり、仕事をする上でしっかり役に立つスキルが身につく資格です。

こちらの記事では、MOSという資格についての解説を行っており、合格するのに必要な合格点や合格率、合格に必要な勉強方法や受験の方法について等を解説していきます。

MOSの試験対策には通信講座の利用もおすすめです。

MOS 通信講座の詳細は以下の記事をご覧ください。

MOSの通信講座の詳細はこちら

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目次

MOSとは

MOSとは
・MOSのレベル

・MOSのバージョン

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)とは、マイクロソフト社が公式に認定している国際資格のことで、試験に合格すると、バージョンに応じた資格を獲得できます。

MOSを獲得するということは、獲得したMOSのバージョンに応じた、WordやExcelなどのスキルが身についていることの証明になります。

MOSの学習を通じて、基本的なパソコン操作はもちろん、WordやExcelの操作やデータ作成をする上で問題がないスキルが身につくため、非常に有用な資格といえるでしょう。

主にWordとExcelの試験として認識されているMOSですが、MOSは、いわゆるマイクロソフトオフィス製品全般を取り扱う試験で、WordとExcelの他に、PowerPoint・Access・OutlookのMOSも存在しています。

マイクロソフトオフィス製品、特にWordとExcelは、業務上での使用頻度が高いために人気がある上に、難易度も決して高くはないことから、取れるのであればぜひとも取っておきたい資格といえるえしょう。

MOSのレベル

試験科目 スペシャリスト エキスパート
Word
(文書作成ソフト)
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方
Excel
(表計算ソフト)
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

MOSはレベル分けがされている資格であり、WordとExcelの場合は、スペシャリストとエキスパートの二種類です。

スペシャリストがごく一般的なレベルの難易度であるのに対して、エキスパートはより生産性の高い業務を遂行するための高いレベルが要求される難易度となります。

スペシャリストで出題される範囲は、一般的な業務を行う上で必要な、基本的な知識やスキルが問われる問題が中心となります。

Wordであれば文字サイズやフォントの変更、表の作成と編集等がそれにあたり、Excelであれば基本的な関数の作成やグラフの作成、という具合です。

一方でエキスパートは、組織における「管理」を目的とした機能を問う問題が中心で、文書管理やデータ集計、グループワークなどが想定されています。

その分難易度は上がり、Wordであればスタイル機能や他のアプリケーションからのデータ取り込み、Excelであればデータ分析やマクロの作成と編集、等が出題範囲になります。

このように、スペシャリストとエキスパートは、難易度の差だけでなく、出題傾向そのものが違ってくることが分かってきます。

時折、「MOSはエキスパートだけ取れば十分」という意見が見受けられますが、「一般的な業務能力を身に着けたいならスペシャリスト」「業務を管理する立場になるならエキスパート」と、区別して考えてください。

どちらを受ければいいのか分からないという方は、まずは「一般的な業務能力」が身につくスペシャリストから受験するといいでしょう。

MOSのバージョン

2019 2016 2013
スペシャリスト ・Word
・Excel
・PowerPoint
・Outlook
・Word
・Excel
・PowerPoint
・Access
・Outlook
・Word
・Excel
・PowerPoint
・Access
・Outlook
エキスパート ・Word
・Excel
・Access
・Word
・Excel
・Word(Part1・2)
・Excel(Part1・2)
※Part1・2の二科目に合格する必要あり
出題方法 マルチプロジェクト マルチプロジェクト 成果物完成型

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

MOSは難易度だけでなく、マイクロソフトオフィスのバージョンでも試験が分けられています。

2024年3月時点で受けられるバージョンは、2019・2016・365の三つになります。

これらの違いは、文字通り「バージョンの違い」に過ぎず、ソフトそのものの仕様が大きく変わるということはありません。

基本的には、特にこだわりがないのであれば、最新版の2019のバージョンで受験することをオススメします。

ただし、自宅や勤めている企業で使っているバージョンが2016や2013であれば、そちらで受けることを検討してもいいでしょう。

バージョンの違いで一点注意したいのが、バージョンごとの出題方法の相違点です。

マルチプロジェクト 成果物完成型
バージョン ・2019
・2016
・2013
解答(作成)するファイル 複数のファイル
(一つのファイルごとに4~7問を解答
一つのファイル
(一つのファイルで全問に解答する)
解答の方法 複数あるファイルに含まれる問題を解くことで一つずつファイルを完成させる
(ファイルはそれぞれ独立している)
問題を解いていくことで1つのファイルを一から作成する
(白紙の状態から一つのファイルを作成する)

(参考:富山パソコン教室「キュリオステーション掛尾店」)

2016と2019に関しては、「マルチプロジェクト」という出題方法が採用されているのに対し、2013は「成果物完成型」という出題方法が採用されています。

どちらも、ファイルを作成することで問題を解いていくことは共通していますが、「マルチプロジェクト」が「複数のファイル」を作成するのに対し、「成果物完成型」は「一つのファイル」を作成する、という違いがあります。

一見、一つのファイルだけを作ればいい「成果物完成型」の方が楽に思えるかもしれませんが、「成果物完成型」の場合、一つのファイルを「一から」作らなくてはならないため、一つの設問で行き詰まると、以降の解答が困難になる可能性が出てきます。

それに対し「マルチプロジェクト」は、複数のファイルの作成を行いますが、ある程度作成が進められているファイルの「穴」を埋める形で解答を行うため、「成果物完成型」のような「行き詰まり」が起こることは基本的にはありません。

「マルチプロジェクト」が穴埋め問題なら、「成果物完成型」は記述問題、と考えればイメージしやすいでしょう。

また、2013のエキスパートはPart1と2に分かれており、両方に合格をしないと資格を取れないことにも注意してください。

そのような違いもあることから、やはり特にこだわりがなければ、最新の2019で取得することをオススメします。

MOSの合格点・合格率

MOS試験の一般的な合格基準点は700点以上とされています。

(引用元:生涯学習のユーキャン|MOSコラム)

MOSの通信講座も行っている、通信教育講座でおなじみのユーキャンによると、MOSの合格点はおおむね700点とされています。

この700点というのは「合格点設定の目安」であり、絶対に700点が合格点になる、というわけではありません。

現に、MOSの公式サイトには、「550点~850点の範囲が目安となります」と記されています。

科目ごとの合格点は公開しておりませんが、1000点満点で550点~850点の範囲が目安となります(科目によってはこの範囲に当てはまらないものもあります)。合格点は試験問題の更新などにより変動することがあります。

(引用元:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

この一文は、「試験を実施する度にその試験の合格点が変わる」という意味ではなく、「試験問題ごとに合格点が決まっている(試験問題ごとに合格点が変わる可能性がある)」ということを意味する一文です。

言い換えると、Word 2019のスペシャリストの合格点が700点と設定されているなら、その試験の時々によって、700点から上下することはありません

MOS試験の一般的な合格基準点は700点以上とされています。

(引用元:生涯学習のユーキャン|MOSコラム)

ユーキャンの発表によると、近年の試験の合格点は、ほとんどの試験で700点以上となっているため、MOSの試験にあたっては、試験で700点以上を得点できるように学習を行うことになります。

正式には非公開ですが、一般レベルは約80%、上級レベルは約60%といわれています。

(引用元:生涯学習のユーキャン|MOSコラム)

そして合格率についてですが、スペシャリストは80%、エキスパートは60%とされています。

ただし、これは公式に発表された数字ではなく、例えばユーキャンのような、MOSの資格取得のための講座を実施している、パソコン教室や通信講座が出している数値の平均となります。

公式の数字ではないとはいえ、エキスパートでさえ合格率が50%を超えていると考えると、決してハードルが高くない試験だといえるでしょう。

MOSの合格率が高い理由

皆様の中には、MOSの合格率を高すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれません。

それは、MOSがWordやExcelという「日常の業務で自然と使うソフト」の試験であることに要因があります。

たとえば、以下のような大手団体・企業などが、新入社員の研修等にMOSの取得をカリキュラムとして取り入れています。

MOSを活用している企業
・兼松株式会社
・経団連
・双日
・ぐるなび
・明星食品

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

研修を受けたすべての人が合格しているかはともかく、少なくとも、研修を受けている人たちは、「取得」(=「合格」)を目標に研修を行っていることは事実でしょう。

そうした取組を行っている大手団体・企業の存在が、MOSの合格率を引き上げている要因の一つとして挙げられます。

また、学生や社会人などが個人的に受ける場合にしても、独学・通信講座・パソコン教室問わず、学習し易い環境が整っていることも要因にあげられるでしょう。

独学で学習する際に使用するテキストも、各パソコン教室からの評判も高いFOM出版のものを始め、質が高いものが多く出回っています。

また、通信講座やパソコン教室も、大手のユーキャンを始め、そのユーキャンが発表している全体的なパソコンスクールの合格率を90%を超えることからも、MOSを学習する上での環境が整っていることが見て取れるでしょう。

さらに言うと、MOSは全体的に受験料が高く設定されており、その分「万全といえるまで勉強をしてきた人」が受験する確率が高くなることもまた、要因に挙げられるでしょう。

MOSに限らず、資格とは「必要だと思う」から習得しようとするものです。

WordにしてもExcelにしても、大手企業が新入社員の研修にMOSの資格取得を取り入れるレベルで、当たり前のように多くの方々に使用されているソフトです。

そういうソフトの資格を、質の高い環境で学んだ上で学習し、しかも決して安くない受験料を払ってまで試験に臨むことから、必然的に受験者の習熟度や本気度が上がり、合格率が上がるのです。

MOSの難易度

MOSの難易度
・MOSは役に立たない資格か?

・MOSは履歴書に書いて恥ずかしい?

ここまでで見てきたとおり、MOSは決して取得難易度の高い資格ではありません

それは「一般的な業務」を前提としたスペシャリストはもちろん、その発展形であるエキスパートにさえいえることです。

各パソコンスクールが内部情報として合格率を計測しており、その数値からみると、全体的なパソコンスクールの合格率は90~95%くらいでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン|MOSコラム)

MOSは、スペシャリストの合格率が80%、エキスパートの合格率が60%であり、さらにユーキャンの発表によれば、パソコンスクールの全体的な合格率が90%を超えるという、非常に合格率の高い試験となっています。

つまり、MOSはしっかりと計画的に勉強をした人ならば、たとえ独学であっても誰もが十分に合格可能な難易度と言えます。

MOSは役に立たない資格か?

スペシャリストはおろか、エキスパートでさえそのレベルとなると、MOSを簡単すぎると感じる人もいると思います。

中には、「難易度が簡単な資格を取っても、役に立たないんじゃないのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ここまででお伝えしている通り、WordにしてもExcelにしても、多くの人が日常的に業務で使用しているソフトです。

特にExcelは、キーズマンネットの2022年の調査によると、調査を行った企業のうち実に98%以上がExcelを「使っている」と回答しているのです。

引用元:キーズマンネット

これだけの使用率を誇る上、88%以上の企業が「満足」と解答している状況であることから、Excelを始めとしたマイクロソフトオフィス製品がいかに浸透しているかが分かるでしょう。

このように、文書にしても表計算にしても、普段のビジネスで頻繁に制作するものであることから、「実際により多くの人が使えるソフト」である必要があるのです。

つまり、MOSのスペシャリストの難易度が低い、合格率が高いことは、MOSが「多くの人が実際に使えるソフト」であることの証明でもあるのです。

MOSは、「多くの人が使っているソフトを問題なく使用できる」ことの証明であり、それだけのスキルが身につくので、役に立つ資格といえるのです。

MOSは履歴書に書いて恥ずかしい?

皆様の中には、MOSを履歴書に書くことが恥ずかしいことだと感じる、または恥ずかしいことだと聞いたことがある人がいるかもしれません。

結論から言うと、何一つとして恥ずかしくないどころか、むしろ持っているならぜひとも書くべき資格です。

確かに世の中には、あまりに簡単すぎて資格の体を成していないパソコン資格も存在することは事実で、MOSがそうした資格だと感じるのかもしれません。

しかし、MOSは、他でもないマイクロソフトが認定している国際資格であり、自身のパソコンスキルをしっかりアピールできる資格なのです。

例えば、ユーキャンによれば、以下の職種への就職活動に役に立つとしています。

就職活動で有利になる職種
・総務や経理などの事務職、営業職
・アパレル関係
・法律事務所、税理士事務所

(参考:生涯学習のユーキャン|MOSコラム)

ただし、例えば、プログラミング等を業務として行う、Web系の職種に就職したいのであれば、MOSはあまり意味をなさないでしょう。

プログラミング業務においてもWordやExcelを使う機会は事務職などと比べて少なく、それよりもいかにプログラミングスキルがあるかが問われるからです。

そうした事情を把握することなく、自身のアピールポイントとして、MOSを取得していることを主張してしまうと、それは恥ずかしいかもしれません。

しかし、それはMOSの資格を持っていることが恥ずかしいのではなく、職種に求められていることを把握していないことが恥ずかしい、といえるでしょう。

MOSマスター(MOS Associate・MOS Expert)について

MOSマスターとは、2016までのバージョンに存在した、MOSにおいてある条件を満たすと得られる称号のことです。

たとえば2016の場合、WordとExcelのMOSエキスパートとPowerPointのスペシャリスト、そしてAccessまたはOutlookのいずれかのMOSを取得すると、MOS2016マスターに認定されました。

MOS以外の特別な試験があるわけではなく、上記のMOSの試験をすべてパスすれば、マスターに認定されます。

つまりMOSマスターとは、マイクロソフトオフィスを総合的にマスターした証であり、まさに胸を張ってアピールできる称号なのです。

一方、2019のバージョンからは、MOSマスターの称号がなくなり、代わりにMOS AssociateMOS Expertが新設されました。

いずれも、今までのMOSマスターと変わることはなく、マイクロソフトオフィスを総合的にマスターした証として存在しています。

MOS AssociateとMOS Expertの取得条件

MOS Associate MOS Expert MOS2016マスター MOS2013マスター
(エキスパート)
バージョン 2019 2019 2016 2013
必須科目 なし (MOS Associate 認定) Word 2016 Expert
Excel 2016 Expert
Power Point 2016
Word 2013 Expert Part1
Word 2013 Expert Part2
Excel 2013 Expert Part1
Excel 2013 Expert Part2
選択科目 Excel 2019
Word 2019
Power Point 2019
Outlook 2019
※この内3科目
Excel 2019 Expert
Word 2019 Expert
Access 2019 Expert
※この内2科目
Access 2016
Outlook 2016
※いずれか1科目
なし

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

まず、MOS Associateの称号を得るには、2019のMOSスペシャリストに該当するExcel・Word・PowerPoint・Outlookのうち、三科目を取ることが条件になります。

また、MOS Expertは、MOS Assoxiateを取得した上で、2019のMOSエキスパートに該当するExcel・Word・Accessのうち、二科目を取ることが条件になります。

いずれも、以前のMOSマスターと同じく特別な試験があるわけではなく、上記の条件を満たすことだけが条件となっています。

2016以前のMOSマスターがMOSのエキスパートを中心に取得することで得られた称号だったのに対し、MOS Associateは2019のスペシャリスト、MOS Expertはエキスパートが中心になっており、それぞれに細分化されたといえるでしょう。

MOS AssociateとMOS Expertの難易度

スペシャリスト、またはエキスパートの半分以上を取るという意味で、MOS AssociateとMOS Expertの難易度は決して低くはありません

現に、2022年12月31日時点で、MOS Assoxiateの取得者は13,710人、MOS Expertの取得者は2,712人と、決して多くはありません。

しかし、実際に受ける試験は、MOSのスペシャリスト・エキスパートの内容から変わることはないので、特別に難易度が跳ね上がることもないのです。

まずはWordとExcelのスペシャリストを取得し、それでも余力がある場合には、MOS AssociateとMOS Expertを狙ってみる、という風に考えるといいでしょう。

他のIT・パソコン関連の資格と難易度の比較

他のIT・パソコン関連の資格と難易度の比較
・ビジネスキーボード

・文書処理能力検定ワープロ・表計算

・日商PCデータ活用・文書作成3級

ここまででMOSがどの程度の難易度であるのかを解説してきましたが、もう少し具体的に、他のIT・パソコン関連の資格と比べてどの程度の難易度に位置づけられるかを見ていきます。

MOSは、自身のスキルをアピールするものとしては十分なものですが、他の資格も習得しておくことで、より自身のスキルアップ・アピールにつながるので、余力があれば習得を目指してもいいでしょう。

以下、MOSのスペシャリストと同程度の難易度の資格について、簡単に解説をしていきたいと思います。

ビジネスキーボード

(引用元:ビジネスキーボードHP)

ビジネスキーボードは、ビジネス実務で要求される、タイピングの速さと正確さを取得するための資格です。

試験科目は「日本語」「英語」「数値」の三科目があり、それぞれの科目ごとでスコアが出され、そのスコアがスキルの証明になります。

なお、ビジネスキーボードは「特定の基準で合否を決める」ものではなく、あくまでスコアによってスキルを評価する形式の資格となります。

実際にビジネスで使用されるような単語や文章を中心に出題がされ、単純な速さだけでなく、タイピングの正確さも問われます。

つまり、単純なタイピングの速さ自慢ではない、ビジネスに即したタイピングスキルを身につけられる資格といえるでしょう。

文書処理能力検定ワープロ・表計算

比較的MOSに近い内容の検定としては、文書処理能力検定があります。

文書処理能力検定は、文書や表計算の製作能力を問う試験資格で、ワープロがWord、表計算がExcelに該当します。

ワープロ部門は、入力の速度や正確さ、正確で体裁のよい文書作成能力を中心に測定します。

一方、表計算部門は、関数やグラフ作成、データ集計といった数値データの集計・分析能力を中心に測定します。

ワープロ部門も表計算部門も、MOSよりも細かく難易度が分かれており、例えば4級の合格率は90%程度と言われています。

MOSのスペシャリストの合格率が80%であることを考えると、4級はMOSよりもやや簡単な難易度といえるでしょう。

日商PCデータ活用・文書作成3級

日商PC検定は、実際にマイクロソフトオフィスを使用するという意味で、もっとMOSに近い内容になります。

それぞれ、Wordに該当するものは文書作成、Excelに該当するものはデータ活用で、実際にWordやExcelを使用して試験を行います。

MOSとの違いは、日商PC検定は、MOSと比べて、より実際的に文書や資料を作成する能力を問う資格であることです。

MOSの検定内容はあくまで「マイクロソフトオフィスを使いこなせるか」を問う資格であり、操作能力を問う意味合いが強いのです。

日商PC検定の文書作成とデータ活用の3級はともに、合格率が80%程度なので、MOSのスペシャリストと同程度の難易度と言えます。

あるいは、「MOSを勉強して操作方法を学んでから、日商PC検定で実際に資料を作る能力を身につける」と考えてもいいかもしれません。

MOSは独学で取れるか

MOSは独学で取れるか
・MOSの勉強法について

・MOSの勉強時間について

・MOSは勉強なしで取れる簡単すぎる資格?

MOSは独学でも取得できますが、不安を感じる方は通信講座もおすすめです。

(引用元:生涯学習のユーキャン|MOSコラム)

結論からいえば、MOSは独学で取得することが比較的容易な資格です。

MOSのスペシャリストが合格率80%を超えていることからも分かるように、決して難しい資格ではありません。

例えば、YouTubeでMOS対策の動画などをアップしている、パソコン教室パレハさんが上げている、「独学かパソコン教室か」を選ぶ際の基準として、以下のように述べています。

MOSはパソコン操作も非常に重要になっていますので、パソコンが得意な人は独学でも構いませんがはっきりと苦手だと感じている方は無理をせずパソコン教室など専門的な場所で学ぶのが好ましくなっています

テキストの問題が解けても実際のエクセル操作に手間取るようでは、結局試験を突破できずに終わってしまう可能性が高いからです。

勉強に合わせてパソコン操作も一緒に教えてくれる教室を有効活用するといいでしょう。

(引用元:パソコン教室パレハHP)

これは言いかえれば、普段からパソコン操作に慣れている人、少なくとも「苦手意識がない人」であれば、十分に独学でも合格ができる難易度であることを意味するでしょう。

独学で習得するのであれば、市販されているテキストをしっかりと解けるように学習さえすれば、現実的に合格を狙える難易度といえるでしょう。

独学で合格できるのであれば、合格までの費用を安く抑えられるので、その分お得といえます。

一方で、どうしてもPCの操作が苦手な方や、分からないことがあった時に質問できるような環境が欲しい場合は、通信講座やパソコン教室の利用をオススメします。

独学での勉強はどうしても確実性に欠けるところがあり、合格までの時間もやや長くかかってしまう傾向は否定できません。

その点、通信講座やパソコン教室を利用した場合、合格率は90%以上になり、より確実に合格へと近づけます。

MOSの場合は受験料も高めで、再試験になった時の受験料は決してバカにならないことから、「確実に受かりたい」場合は、通信講座やパソコン教室の利用するといいでしょう。

MOS対策の通信講座は以下の記事にもまとめています。

MOSの通信講座の詳細はこちら

MOSの勉強法について

MOSの勉強法(独学の場合・「パソコン教室パレハ」が紹介している一例)
①:テキストを購入する(「パソコン教室パレハ」のオススメは「FOM出版」のもの)

②:テキストの本編部分を読みつつ、答えを見ながらすべての問題を解いていく(覚えようとしなくてOK)

③:②を三回繰り返す(一部答えを見ないで解いてもOK)

④:模擬テスト全五回分を、答えを見ながらすべて解いていく

⑤:もう一度テキストを読みつつ、答えを見ながらすべての問題を解いていく

⑥:模擬テスト全五回分を、答えを見ずに、50分以内に解く

⑦:「40分以内で正答率90%以上」で解けるようになるまで⑤→⑥を繰り返す

(参考:パソコン教室パレハHP)

それではMOSを独学で取得する場合は、どういう風に勉強をしていけばいいのでしょうか。

独学でMOS取得を目指す方法の一例として、パソコン教室パレハさんが紹介している勉強法を挙げてきます。

まず、独学でMOSの学習をする上でのゴール、受験に臨んで問題ないといえる基準は、「模擬試験を40分以内で正答率90%以上で解けるようになった時」です。

これは、MOSの本試験の試験時間が50分であり、合格点は「550点~850点の範囲が目安」であると公式に発表されているからです。

そうした条件を確実にクリアできる基準が、「模擬試験を40分以内で正答率90%以上で解けるようになった時」であり、それを達成できるよう学習を行っていくことになります。

①:テキストを購入する

まずは、独学で学習を行うためにはテキストが必要なので、テキストを購入します。

パソコン教室パレハさんがオススメしているテキストは「FOM出版」のものです。

始めて学習を行う人にも分かりやすい構成になっており、人を選ばずに学びやすいテキストになっています。

また、「MOS模擬テスト」が収録されたCD-ROMが付属しており、こちらも独学には欠かせません。

②:テキストの本編部分を読みつつ、答えを見ながらすべての問題を解いていく

テキストを購入したら、「模擬試験を40分以内で正答率90%以上で解けるようになる」ための学習を行っていくことになります。

つまり、「模擬試験を何度も解く」ことになり、「模擬試験でより確実に合格点を取る」ために、知識を定着させていく学習を行う必要があるということです。

そのために、まず真っ先にやるのは、テキストの本編部分を読みつつ、すべての問題を解いていくことです。

この時、内容を覚えようとせず、解答を確認しつつ、手順をしっかり見ながら解答をしていきましょう。

③:②を三回繰り返す

この、「テキストを読みつつすべての問題を解く」工程を三回程度繰り返してください。

この段階でも覚えようとしなくて大丈夫ですが、二回目以降は、答えを見ずに問題を軽く解いてみることを試みてもいいでしょう。

ただし無理は禁物で、答えが分からなければ、素直に解答を確認するようにしましょう。

こうした工程を経ることで、MOS合格に必要な手順を身体に覚えさせ、模擬試験で40分以内に正答率90%を出すための基礎を作っていきます

④:模擬テスト全五回分を、答えを見ながらすべて解いていく

テキストの問題を通しで三回解き終えたら、今度はMOSの模擬テストを解いていきます。

全五回分の模擬テストをすべて行いますが、この時もまだ、答えを見ながら解いていきます。

決して知識を記憶しようとせず、合格のために必要な正しい手順を身につけることを心がけましょう

⑤:もう一度テキストを読みつつ、答えを見ながらすべての問題を解いていく

全五回分の模擬テストを終えたら、もう一度テキストを読みなおします

このくらいから少しずつ知識を記憶していくことを意識はしますが、引き続き、解けそうな問題は自力で解き、解けない問題は答えを見て解いてきます。

無理に「すべての問題をなにも見ないで解く」ことをしようとしないで大丈夫です。

⑥:模擬テスト全五回分を、答えを見ずに、50分以内に解く

そうして自身に身についている知識を確認した上で、いよいよ模擬試験を実践的に解いていきます。

具体的には、本番の試験と同じく、50分の制限時間を設け、答えを見ずに解いてきます。

50分の模擬テストを終えたら答え合わせをし、その要領で模擬試験を五回分解きましょう

⑦:「40分以内で正答率90%以上」で解けるようになるまで⑤→⑥を繰り返す

後はひたすらに、「テキスト問題」→「模擬試験」を繰り返し繰り返し、答えを見ずに解いていきます。

何度も解いて、MOSのテストを解くのに必要な知識を定着させ、模擬試験を「40分以内で正答率90%以上」で解けるようになるまで続けてください

そうして、模擬試験を「40分以内で正答率90%以上」で解けるようになったら、いよいよMOSを受験します。

全体的に、パソコン教室パレハさんが紹介している勉強法は、「MOS試験本番でも時間内に合格点を取れるよう」に勉強を行っていくやり方になります。

勉強の仕方はどうしても人それぞれなところになってしまう部分はありますが、自分にあった勉強方法を確立して、MOSを合格できるようにしましょう。

独学が難しい場合

ただ、どうしても独学については向き不向きがあり、MOSを勉強する以前にPCに触れてこなかった人には不利な側面があります。

そういう時には無理をせず、ユーキャンのような通信講座や、パソコン教室を利用することをオススメします。

ユーキャンは、講座価格も安く、サポート体制も充実しており、PC操作そのものに慣れていない人にもオススメができます。

ユーキャンのMOS講座は、テキストはもちろん動画による講義も付随しており、分からない点は講師に質問ができる制度もあります。

仕事である程度WordやExcelを使っている方でも、より知識を定着させたい場合は、オススメできる講座といえるでしょう。

ユーキャンの公式HPで講座の詳細を見る

MOSの勉強時間について

会社名 目安勉強時間
ユーキャン 一日2~3時間を一ヶ月程度(60~90時間)
パソコン教室パレハ 20〜80時間程度

(参考:生涯学習のユーキャン|MOSコラム、パソコン教室パレハHP)

前提として、これからMOSの勉強を始めようとしている人が、どの程度パソコンスキルがあり、マイクロソフトオフィスを使ってきたかによって、勉強時間は違ってきます。

業務などでWordやExcelを使ってきた人であれば勉強時間は短くすみますし、逆にパソコン自体にまったく触れたことがない人であれば勉強時間を長く取る必要があります。

以上を踏まえた上で、MOS取得に必要な勉強時間としては、一日二~三時間勉強するとして、パソコンに慣れた人なら二週間、パソコン初心者の場合は一~二ヶ月程度だと言われています。

ただし、これはユーキャンがHP上で発表した基準であり、場合によっては一年必要だとも発表しています。

いずれにせよ、環境や確保できる学習時間、受験する人のスキルによって、時間のバラツキはどうしても発生します。

たとえば、パソコン教室パレハは、1日2~3時間程度学習して、1科目1週間~半年が勉強時間の目安だと発表しています

このような勉強時間のバラツキについて、パソコン教室パレハは以下のような見解を述べています。

経験上、パソコンを使いこなしている方ほど学習効率がよく、1日に使える学習時間が増える傾向があります。

パソコンの基本的な操作はもちろん、オフィスソフトにも慣れているのでMOSの勉強以外の操作で困ることがないことが理由のようです。

(引用元:パソコン教室パレハHP)

もし仮に、今まで特にWordやExcelに振れることなく、パソコンに触れる機会もそれほどなかったという人は、当然、WordやExcel以前にパソコンの操作に慣れる必要があります。

そうしたパソコン初心者からすれば、勉強時間は長く取る必要があり、その時間は、一ヶ月で済むかもしれませんし、二ヶ月や半年、下手をすれば一年かかるかもしれません。

一方、すでにWordやExcelに関して一定の知識や経験がある人であれば、二週間程度の勉強期間でエキスパートまで合格できるスキルは十分身につくと、ユーキャンは発表しています。

ただし、これはあくまで「一定の知識や経験がある人」の話であり、WordやExcelが苦手な人の場合は、エキスパートの取得に60時間以上の勉強時間を費やした人もいると、パソコン教室パレハは述べています。

要するに、勉強時間というのは一種の基準でしかなく、自分のペースで学習を進めていけるのであれば問題はないのです。

ダラダラと勉強をしていくのもよくはありませんが、焦って知識の定着が返って遅れるくらいなら、じっくり基礎を身につけることを心がけてください。

MOSは勉強なしで取れる簡単すぎる資格?

皆様の中には、MOSの難易度の低さや、日頃からWordをExcelを使っていることから、「もしかして勉強なしで受かる?」と思っている方もいるかもしれません。

実際、一ヶ月どころか二週間も時間をかけずに、MOSを受験して合格をしたという方も決していないわけではありません。

しかし、MOSは、基本的な操作を「ほとんど完璧」に習熟する程度ではないと合格することが難しい資格です。

たとえば、「ノー勉でのMOS受験」について、パソコン教室プレハは以下のような見解を述べています。

学校の授業でも、「全然勉強しないのに、常に成績上位の誰か」がいたと思うのですが、クラスの中に1人か2人程度です。ノー勉でMOSに合格される方は、その位しかいません

自分が既に仕事でかなり使い込んでいて、ソフトの機能を端から端まで網羅している人には簡単に感じる資格かもしれませんが、ワードやエクセルを日常的に使ったことがない人には難しい資格です。勉強しないと痛い目をみます。

(引用元:パソコン教室パレハHP)

確かにWordやExcelは、日頃の業務を行う範囲で扱うには決して難しいソフトではない一方、普段は使わない機能もあるはずです。

その「普段使わない機能」の中には、バッチリと試験範囲に含まれている「基本的な操作」もあり、そういう問題を取りこぼすと、一気に合格が難しくなります。

勉強なしでの合格は、「絶対に不可能」ではないかもしれませんが、逆に「MOSに出てくる範囲の基本操作を端から端まですべて網羅してる」という人が珍しいのは事実です。

少なくとも、簡単で定型的な文書作成や表計算を行える程度のスキルの人が、勉強せずにMOSに合格するのは不可能と言い切れるでしょう。

多少WordやExcelの扱いに自信がある人でも、MOSの学習を通じて基本を振り返るという意味合いも込めて、しっかり学習に取り組んでみてください。

MOSの受験方法

MOSの受験方法
・全国一斉試験と随時試験

・MOSの受験料

・MOSの受験資格

・MOSの試験会場

MOSという資格についてしっかりと理解し、取得のために学習を重ねたら、いよいよ試験を受けることになります。

試験を受ける際には、MOSにはどういう試験方法があるのかをしっかりと把握しておく必要があります。

特にMOSには全国一斉試験と随時試験の二種類があり、どちらを選ぶかで申込みの仕方や試験会場が違ってきます。

せっかく合格できるくらいに学習を積み重ねても、申し込み時点でミスがあったり、思っていた受験方法と違うと、実力を発揮できないまま不合格なってしまう可能性があります。

受験料や受験資格といった要素も含め、MOSの受験方法もしっかりと事前に把握しておきましょう。

全国一斉試験と随時試験

全国一斉試験 随時試験
試験実施日 主に第二日曜日
(月に一・二度)
会場により違う
申込み開始 一ヶ月半~一ヶ月前 会場により違う
試験会場 一斉試験実地会場
(第一~第三候補まで選択)
随時試験会場
(パソコンスクールや専門学校)
試験会場数 各都道府県に1~6箇所 全国に約1700箇所

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

MOSの受験方法としては、「全国一斉試験」と「随時試験」の二種類があります。

全国一斉試験は、月に一〜二度、各都道府県ごとに定められた、一斉試験実施会場で試験を行う受験方法です。

受験日は基本的に日曜日ですが、一番多いのは第二日曜日となります。

MOSの公式サイト、または郵送で受験を申し込み、受験票は試験日の10日前までに届きます。

一方、随時試験は、全国にある随時試験実地会場で試験を行う受験方法です。

随時試験実地会場は、一斉試験実地会場よりも数多くあり、自宅や職場の近くの試験会場から受験できる自由度の高さがあります。

随時試験で受験したい場合は、直接、試験会場へと問い合わせて申し込みを行います。

なかには、毎日試験が実施されている試験会場もありますが、逆に申込期間や締切も会場によって違うため、確認が必要になります。

全国一斉試験も、随時試験も、問題の内容や合格認定書、受験料が変わることはありませんので、自分にとって受験しやすい方法を選ぶといいでしょう。

MOSの受験料

2019 2016 2013
スペシャリスト 10,780円(税込) 10,780円(税込) 10,780円(税込)
エキスパート 12,980円(税込) 12,980円(税込) 10,780円(税込)
スペシャリスト(学割) 8,580円(税込) 8,580円(税込) 8,580円(税込)
エキスパート(学割) 10,780円(税込) 10,780円(税込) 8,580円(税込)

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

MOSの受験料については、「スペシャリスト」と「エキスパート」の二種類で分かれます。

スペシャリストを受験する場合は10,780円(税込)で、エキスパートを受験する場合は12,980円(税込)となります。

また、2013に関しては、すべての科目を10,780円(税込)で受験することが可能です。

ただし、2013のWordとExcelのエキスパートは、Part1と2に分かれており、それぞれに受験料がかかることに注意してください。

また、MOSには学割があり、試験当日に学生証か、発行から三ヵ月以内の在学証明書があれば、割引の対象となります。

価格は、スペシャリストは8,580円(税込)、エキスパートは10,780円(税込)となっています。

なお、2013に関しては、すべての科目が8,580円(税込)での受験が可能になります。

MOSの受験料は、社会人が受けようとすれば、スペシャリストでも税込で1万円を超えるなど、決して安価とは言えません。

今、この記事を読んでいる方が学生であり、MOSの受験を検討している方は、是非とも今のうちに受験されることをオススメします。

MOSの受験資格

MOSを受験するの必要な資格は特になく、年齢はもちろん、国籍も問わずにすべての方が受験可能です。

未成年の方については、保護者の同意が必要となりますが、現に日本でも小学六年生にしてMOSのスペシャリストを取得した事例もあります。

また、逆に年配の方については、MOSのスペシャリストを82歳で合格した日本での事例もあり、まさに老若男女を問わない資格といえるでしょう。

ただし、二回目以降の受験には、「再受験に関するルール」が存在します。

まず、不合格になった場合、再度同じ科目を受験する際(通算二回目の時)には、次回の受験までに24時間待つ必要があります。

さらに、通算三回目以降の受験については、次回の受験までに48時間も待たなくてはいけません。

このルールに違反した場合、取得した資格認定の取り消し、最悪の場合はマイクロソフト社の認定を永久に受けられなくなる場合もあります。

そもそも、MOSはしっかり勉強すれば受かる資格である上に、再受験の際の試験料もバカになりません。

「再受験に関するルール」も含め、しっかり規則を守った上で、万全の体制で受験できるよう、学習をしてから受験に臨みましょう。

MOSの試験会場

一斉試験実施会場 試験会場
試験 全国一斉試験 随時試験
申込み方法 MOSのHPから 試験会場に直接問い合わせ
試験会場の選び方 第一~第三候補までを選ぶ パソコンスクールや専門学校から一つを選ぶ
試験会場数 各都道府県に1~6箇所 全国に約1700箇所

(参考:マイクロソフトオフィススペシャリストHP)

MOSの試験会場については、受験方法が「全国一斉試験」であるか「随時試験」であるかで場所が分かれます。

まず、「全国一斉試験」の場合は、いわゆる「指定会場」と呼ばれる試験会場になり、各都道府県に1~6箇所が定められています。

会場については、申込み時に、希望する実施地域を指定し、決定されますが、必ずしも希望する地域の会場で受験ができるわけではないことに注意してください。

というのも、希望する実地地域については、第一~第三希望まで選択することになり、試験日の10日前までに届く受験票で、実際に受験する会場が決定されるからです。

つまり、もし貴方が希望する実地地域の希望者が多かった場合、第二、第三希望の地域の会場になる可能性がある、ということは留意しておきましょう。

一方、「随時試験」の方は、試験会場として認定されている全国約1700ものパソコンスクールや専門学校の中から、こちらが選んで受験ができます。

MOSの公式サイト内に掲載されている会場から、希望する会場を選び、自身で問い合わせて予約を取ることになります。

「全国一斉試験」とは違い、自身で直接会場に問い合わせて、予約を取らなくてはなりませんが、その分会場や試験日はだいぶ融通が効く試験方法でもあります。

会場の中には、毎日試験を行っているところや、受験日の1週間前くらいまで受験申込受け付けているところもあり、手軽さは「全国一斉試験」よりも上です。

自宅の近くに随時試験会場がありそうな場合は、ぜひとも利用したい受験方法といえるでしょう。

MOSの難易度:まとめ

MOSはデスクワークにおいて必須といえるWord・Excelのスキルが身につけられる資格です。

企業で仕事をする上で、パソコンスキル、そしてWordやExcelを使いこなすスキルは、避けて通るほうが難しいといってもいいでしょう。

MOSは決して難易度が高い試験ではなく、一ヶ月から二ヶ月程度学習すれば、多くの人が取得できる資格と言えます。

しかし、だからといってMOSが取っても役に立たない資格であるということにはなりません

例えば、MOSのスペシャリストを取得するだけでもWordやExcelの基本的な操作を習得したことの証明になります。

MOSの合格率が高いということは、それだけWordやExcelが使いやすく、習得しやすい、優れたソフトであることを意味しています。

だから、MOSのエキスパートはもちろん、スペシャリストも決して恥ずかしい資格などではなく、取れるなら取っておきたい資格なのです。

MOSは、独学でも十分に習得が可能な資格ではありますが、パソコンの操作などに不安があるなら、通信講座やパソコン教室の講座も充実しています

習得を検討している方は、ユーキャンなどの通信講座なども検討しつつ、自分にあった学習方法を探してみてください。

MOSの通信講座の詳細は以下の記事で解説をしています。

MOSの通信講座の詳細はこちら

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