公認会計士は三大国家資格の1つで、難易度は極めて高いのが特徴です。
しかし高い年収で社会的信頼も得られる魅力的な資格でもあります。
自分でも合格できるか、どれくらい勉強すれば合格できるか、気になるになる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、公認会計士試験の難易度が気になる方に向けて、合格率や必要な勉強時間、合格者の傾向や他資格と比較など、様々な観点から難易度を解説します。
公認会計士試験は、通信講座や予備校を利用した勉強もおすすめです。
詳しくはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご参考になさってください。
公認会計士試験の難易度は?
公認会計士試験の難易度を把握するために、以下のデータをまとめました。
- 公認会計士の合格率
- 公認会計士の勉強時間の目安
公認会計士の合格率
公認会計士試験の直近5年の平均合格率は10.5%です。
平成29年〜令和5年までの各年の合格率は以下のようになっています。
年度 | 合格率 |
令和5年 | 7.6% |
令和4年 | 7.7% |
令和3年 | 9.6% |
令和2年 | 10.1% |
令和元年(平成31年) | 10.7% |
平成30年 | 11.1% |
平成29年 | 11.2% |
合格率は9.6%〜11.2%で推移しており、例年10%前後です。
とても難しい資格と聞いていた割に、合格率が高いと感じた方も多いのではないでしょうか?
しかし、資格の合格率と難易度は必ずしも一致するとは限りません。
公認会計士より難易度が低いと言われる簿記一級の方が合格率低く、例年8~10%です。
資格ごとに受験する人の知識量や意気込みも異なります。
そのため合格率はあくまでも参考程度にするのがよいでしょう。
いずれにしても、公認会計士の試験の合格率は決して高いものではなく、しっかりと対策をしなければ、合格するのは難しいということは改めてお伝えするまでもないかもしれません。
公認会計士の勉強時間の目安
では、公認会計士に合格するための勉強時間について調査を行いました。
公認会計士試験合格のために必要な勉強時間の平均は3000~4000時間と言われています。(参考:資格の学校 TAC)
しかしこれはあくまで目安でしかありません。
中には2500時間という短い時間で合格した人や、逆に5000時間を要した人もいます。
その人自身の経験や適正、財務業務経験の有無などによって必要な時間も変わるので、個人差が大きいのです。
合格までに必要な学習時間から、1日あたりの勉強時間や学習期間を算出できます。
そこで1日あたりの勉強時間と必要な年月の関係を表にまとめました。
1日あたりの勉強時間 | 3000時間 | 4000時間 |
3時間 | 2年9カ月 | 3年8カ月 |
5時間 | 1年8カ月 | 2年2カ月 |
8時間 | 1年 | 1年4カ月 |
学習時間を3000時間と仮定した場合でも、1日に8時間勉強しても、1年かかる計算となります。
実際、毎日長時間の勉強して、1年で合格する大学生も少なくありません。
LEC東京リーガルマインドのHPでは、実際に1年で合格した人の体験談や勉強スケジュールも紹介されていましたので、気になる方はそちらもチェックしてみるといいでしょう。
一方、社会人は2~3年かけて合格する人が多い傾向にあります。(参考:資格の学校 TAC)
仮に3000時間程度の学習と考えると、1日あたり3~5時間勉強する計算なるので、両立は大変かもしれませんが、働きながらでも確保可能な時間と言えます。
必要とする勉強時間は個人差があるとはいえ、数千時間勉強しなくてはいけないことに変わりありません。
毎日数時間の勉強を、数年にわたって続ける継続力が求められるため、公認会計士の試験に合格するのは、難易度が高いと言えるでしょう。
公認会計士になるのはどれくらい難しい?難易度を偏差値ランキングにすると?
では、公認会計士試験の難しさを偏差値にした場合、どの程度なのでしょうか?
難易度を偏差値ランキングで比較してみましょう。
偏差値のデータは人材育成のコンサルティング業を行う「英知コンサルティング株式会社による偏差値ランキング」を参照しました。
公認会計士は国家資格でもっとも偏差値が高い
偏差値 | 資格名 |
77 | 公認会計士 司法試験 |
76 | 司法書士 |
75 | 弁理士 司法試験予備試験 税理士 |
74 | 不動産鑑定士 医師 |
73 | 総合無線通信士1級 |
72 | – |
71 | ITストラジスト(ST) |
70 | システム監査技術者(AU) プロジェクトマネージャー(PM) 技術士 |
(参考:英知コンサルティング株式会社)
公認会計士試験は偏差値77で、国家資格の中でもっとも難しい資格です。
司法試験(弁護士)の難易度が高く、合格するのは難しいというはイメージがしやすいのではないでしょうか。
公認会計士試験は、その司法試験と同じ偏差値であることからも、難易度が伺えます。
そのように公認会計士や司法書士は、最高難易度を誇る資格であるからこそ、高い収入や社会的信頼が得られるとも言えるでしょう。
公認会計士試験はなぜ難しい?
公認会計士試験はなぜ難しい? |
・試験科目が多い ・すべての科目を一度に合格する必要がある |
公認会計士試験の難しさを説明してきました。
では、なぜ公認会計士は難しいのでしょうか?
公認会計士が難しいと言われる主な理由を解説したいと思います。
試験科目が多い
公認会計士の試験は短答式(一次試験)と論文式(二次試験)があります。
短答式は4科目、論文式は5科目といずれも科目数が多めです。
どの科目も難しい上に、1科目でも穴があっては合格ができません。
短答式、論文式ともに、総点数が合格基準を超えていても、1科目でも40%に満たない場合は不合格になると、試験を執り行う公認会計士・監査審査会が公表しています。
そのため、どの科目も満遍なく学習を進める計画力が求められます。
すべての科目を一度に合格する必要がある
なお、公認会計士試験には、税理士試験のような科目別の合格がありません。
先ほどもお話ししたように、総得点が合格基準を超えていたとしても、1科目でも40%未満の科目があると不合格となります。
次回受験時には、40%に満たなかった科目だけでなく全科目再度受験する必要があるのです。
公認会計士と同じ経理系の資格で、科目別の合格が認められているのが税理士試験です。
科目別の合格が認められているため、一度合格した科目は次回以降受験する必要がなくなります。
科目ごとに勉強をして合格したら、別の科目を勉強を始めるという方法も可能です。
科目別合格があるかが難易度を大きく左右し、公認会計士の方が難しいと言われる理由の1つです。
ただし短答式と論文式の合格は、同年合格でなくても問題ありません。
短答式に合格した人は、2年間短答式は免除されるため、この間は論文式からの受験が可能です。
公認会計士試験にはどのような人が合格している?
公認会計士試験の合格者の傾向がわかれば、自分でも合格できるのか参考になりますよね。
令和3年度の合格者の詳細を以下の切り口から見ていきます。(出典:令和3年公認会計士試験 合格者調)
- 職業別の合格者数
- 年齢別の合格者数
- 学歴別の合格者数
職業別の合格者数
職業区分 | 合格者構成比 |
会計士補会 | 0.1% |
会計事務所員 | 3.2% |
税理士 | 0.1% |
会社員 | 8.2% |
公務員 | 1.4% |
教員 | 0.1% |
教育・学習支援者 | 0.2% |
学生 | 59.4% |
専修学校・各種学校受講生 | 8.5% |
無職 | 16.8% |
その他 | 2% |
現役の大学生がもっとも多く、次に無職の方が多く合格しています。
合格には約4000時間もの勉強時間を要するため、確かに時間を確保しやすい大学生や無職の方は有利であることは間違いないでしょう。
しかし、「大学生や無職のように時間がないから、合格は無理だ」というのは早まった判断であると言えます。
勉強を継続できるだけの意思の強さが、最も重要と言っても過言ではありません。
いくら時間に余裕があったとしても、その時間を勉強にあてられるかは、その人次第だからです。
大学生は比較的自由に使える時間が多いのは確かです。
しかし、周囲が学生生活を楽しむ中、コツコツと何時間も勉強することは、意思が強くないとできないでしょう。
無職の人には以下のようなケースが考えられます。
- 試験合格のために、決心して仕事をやめて無職になった人
- 職歴がないが、人生一発逆転をねらって公認会計士になって目指す人
いずれのケースでも、強い意志に基づいて取り組んでいることには違いありません。
強い意志があれば、年数はかかるとしても合格は十分可能です。
合格者の25%が社会人であることが証拠といえるでしょう。
年齢別の合格者数
年齢区分 | 短答式(1次試験)
合格率 |
論文式(2次試験)
合格率 |
合格者構成比 |
20歳未満 | 4.4% | 27.9% | 0.9% |
20歳以上25歳未満 | 13.6% | 47.8% | 64.2% |
25歳以上30歳未満 | 9.7% | 32.9% | 21.8% |
30歳以上35歳未満 | 6.4% | 23% | 8.1% |
35歳以上40歳未満 | 4% | 13.8% | 3.2% |
40歳以上45歳未満 | 2.3% | 9.3% | 1.1% |
45歳以上50歳未満 | 1.5% | 5.4% | 0.5% |
50歳以上55歳未満 | 0.7% | 3% | 0.1% |
55歳以上60歳未満 | 0% | 0% | 0% |
60歳以上65歳未満 | 1.2% | 4.2% | 0.1% |
65歳以上 | 0% | 0% | 0% |
職業別の合格者数でも述べた通り、大学生の合格者数が多い傾向にあります。
そのため一般的な大学生の年齢にあたる「20歳以上25歳未満」の区分が最大で、合格者の60%以上を占めます。
20代という括りで見れば、85%以上です。
年齢が上がるほど、短答式・論文式いずれの合格率も低下していることがわかります。
年齢を重ねると、社内でもポジションが上がり、勉強時間を捻出するのがより難しくなるでしょう。
また加齢による記憶力の低下も原因と考えられます。
年齢を重ねるほど、不利な要素が増えるでしょう。
しかし、30歳以上の合格者は全体の15%程度いるのも事実です。
記憶力は確かに低下するかもしれませんが、60歳以上で合格している人もいます。
結局のところ合格できるかは、その人の努力次第なのです。
学歴別の合格者数
学歴区分 | 合格者構成比 |
大学院修了 | 3.7% |
会計専門職
大学院修了 |
2.4% |
大学院在学 | 0.8% |
会計専門職
大学院在学 |
0.4% |
大学卒業
(短大含む) |
41.7% |
大学在学
(短大含む) |
44.4% |
高校卒業 | 5.5% |
その他 | 1.1% |
合格者の多くは在学を含めて、大学以上の学歴を持った人です。
学歴がある人のほうが勉強時間が短くなる傾向にあるでしょう。
受験を通して、暗記力や計算力といった基礎的な力が養われているからです。
では高い学歴がないと合格できないかというとそうではありません。
合格者の5.5%は高校卒業者です。
また偏差値40代の大学出身で合格したという報告もあるブログもあります。
学歴や偏差値よりも、勉強を継続できることの方が遥かに重要です。
公認会計士になりたいという意思が強ければ、学歴、偏差値に関係なく、勉強を継続できるでしょう
公認会計士試験が難しくても人気な理由
公認会計士試験は毎年1万人以上が受験する資格で、人気があります。
高い難易度であるにも関わらず、多くの人が受験するのは、それに見合うだけの魅力が公認会計士にはあるからです。
公認会計士の魅力を2つお伝えします。
- 高い年収で、安定した需要の仕事が得られる
- 受験資格要件がなく、誰でも受験できる
高い年収で、安定した需要の仕事が得られる
財務書類の監査は、企業にとって重要な業務です。
この重要な業務を、公認会計士は独占業務として実施できます。
そのため高い収入が得られ、仕事の需要も安定しているのです。
厚生労働省による賃金構造基本統計調査によると、公認会計士の令和2年の平均年収は958.4万円でした。
給与所得者の平均年収433万円と比較すると、2倍以上の給与水準です。
受験資格要件がなく、誰でも受験できる
公認会計士試験は受験資格がなく、誰でも受験できるのも人気の理由です。
同じ三大国家資格である医師や弁護士には受験資格要件があります。
医師になるためには医学部を、弁護士になるためには法化大学院を卒業する必要があり、試験を受けるのにも敷居が高めです。
一方、公認会計士には受験資格要件がありません。
これまでの経歴に関わらず、待遇の良い仕事が得られるチャンスであるため、人気があります。
公認会計士試験とその他資格試験の比較
公認会計士とよく比較される3つの資格を、難易度の観点から比較しました。
- 簿記一級
- 税理士
- 司法書士
資格名 | 目安勉強時間 | 合格率 |
公認会計士 | 3000~4000時間 *1 | 9~11%前後 |
簿記一級 | 500~1200時間(簿記3級未取得、1からの勉強) *1 | 8~10%前後 |
税理士 | 4000時間 *2 | 18~20%前後 |
司法書士 | 3000時間 *3 | 4~5%前後 |
(参考 *1:資格の学校 TAC, *2:SKIFULL *3,:生涯学習のユーキャン)
では、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
簿記一級
公認会計士試験と簿記一級級はいずれも、経理系の資格です。
簿記一級の方が難易度は低いと言われています。
理由は以下のとおりです。
- 勉強時間は500〜1200時間*と公認会計士と比較して短い
- 簿記一級の出題範囲は公認会計士の範囲に含まれる
(参考:資格の学校 TAC)
公認会計士試験の受験者の中には、中間目標として簿記一級を受験する人もいます。
公認会計士と異なり、簿記一級に独占業務はありません。
しかし、高い専門性を有している証明となるため、就活やキャリアアップに生かすことできます。
「公認会計士は必要な勉強時間も長くて、ハードルが高すぎる」と感じた方は簿記一級を検討してみるのもいいでしょう。
簿記1級の対策には、通信講座や予備校を利用するのも良いでしょう。
税理士
次に、税理士です。
税理士も経理系の資格です。
税理士試験も勉強時間の目安は4000時間*と、公認会計士と大きな差はありません。(参考:SKIFULL)
しかし、税理士試験の方が難易度は低いと言われています。
大きな理由としては、税理士試験は科目別合格があるからです。
公認会計士試験は科目毎の合否がありません。
不合格であれば、次回受験時には全科目を受ける必要があります。
一方、税理士試験は科目毎に合否の判定があり、1度合格した科目はその後ずっと有効です。
科目毎に分割合格をして、数年かけて税理士を目指すことも可能です。
これらの理由から時間の確保が難しい社会人は税理士を目指す人が多くいるといえます。
ただし注意点として、税理士には受験資格要件があるので、興味がある方は受験可能か確認してみてください。
司法書士
司法書士は法律系の資格です。
経理系の資格である公認会計士とは業務内容も異なりますが、どちらも高難易度の国家資格であるため、よく比較されます。
共通点は以下の通り。
- 受験資格要件がない
- 合格に必要な勉強時間の目安は3000時間程度*
(参考:生涯学習のユーキャン)
司法書士試験の合格率は3~5%程度と、合格率は司法書士試験は公認会計士試験より低めです。
しかし一般に公認会計士試験の方が難度は高いと言われており、資格スクールによるランキングでも公認会計士のほうが上位に位置付けられています。
司法書士試験と公認会計士試験では、試験科目や求められる能力も異なります。
人によって得意・不得意もあるので、どちらが難しいかは参考程度にするのがよいでしょう。
公認会計士試験の難易度に関するQ&A
公認会計士試験の難易度に関するよくある質問をまとめました。
公認会計士試験の難易度に関するQ&A |
Q.1 公認会計士はやめとけと言われる理由は? Q.2 公認会計の難易度、大学別の合格者は? Q.3 公認会計士になるのに、出身大学や高校の偏差値は関係ある? Q.4 公認会計士になるには? Q.5 公認会計士は独学での合格が難しい? |
公認会計士はやめとけと言われる理由は?
A.1 途中で挫折する人が多い
合格目安の学習時間である3000時間〜4000時間を2年で合格すると仮定すると、毎日5時間程度の勉強を、2年間継続する必要があります。
働きながら毎日5時間勉強となると、他のことはまったくできない程ハードですよね。
そのため途中で挫折してしまう人も多いのです。
A.2 仕事が地道で激務
公認会計士は主に監査業務を行います。
業務の多くは書類の確認です。
地道・単調と感じる人も多く、クリエイティブな仕事を求める人には合いません。
また決算準備の時期は、長時間の残業や休日出勤もあるような激務となります。
つまり、公認会計士になるまでが大変なのはもちろんのこと、公認会計士になった後の業務も楽なものではないと言えるので、向いていない人にはお勧めできないというのが、「公認会計士はやめとけ」と言われる理由でしょう。
公認会計士の難易度、大学別の合格者は?
A. 大学別の合格者は公式には公開されていない
大学別の合格者は、試験を執り行う公認会計士・監査審査会からは公開されていません。
しかし、非公式ですが、各大学のHPなどでは合格者数が開示されています。
これらの情報によると、合格者第1位は慶応義塾大学、2位に早稲田大学です。
特に慶応義塾大学は、大学別合格者数第1位を、1975年から直近の2021年までの、47年連続達成しています。
公認会計士になるのに、出身大学や高校の偏差値は関係ある?
A.合格者は偏差値が高い傾向にあるが、偏差値がすべてではない
大学や高校別の合格者は、公式には開示されてないため、正式なデータではありません。
しかし大学・高校の偏差値と合格には関係があると言えるでしょう。
合格にはコツコツと勉強できる継続力や、多岐に渡る科目を満遍なく勉強する計画力が求められます。
一般に偏差値が高い人の方が受験を通して、継続力や計画力が養われているからです。
そのため公認会計士試験においても、有利であると言えます。
しかし偏差値が低い大学・高校出身の人も合格しているのも事実です。
偏差値40代の大学出身で合格したというブログもあります。
結局は本人の意思次第ということです。
公認会計士になりたいという意思が強ければ、偏差値に関係なく、勉強を継続できるでしょう。
合格者は偏差値が高い人が多いというのは事実ですが、偏差値が低いと合格できないというわけではありません。
公認会計士になるには?
A.公認会計士試験合格と2年以上の実務経験
公認会計士になるには公認会計士の合格に加えて、業務補助としての実務経験が2年必要となります。
試験の合格と実務経験は前後してもよく、試験の勉強と実務を並行してもよいのです。
そのため監査法人や一般企業の会計部門で働きながら学習を進められれば、効率的と言えるでしょう。
公認会計士は独学での合格が難しい?
A.資格スクールでの合格と比べると難しい
ただでさえ難しい公認会計士試験が難しくなると言えるでしょう。
- 資格スクールで勉強をするよりも、時間を要する
スクールに通わない場合、テキスト選びも自分で行う必要があります。
どれがよいテキストなのかは、初学者では判断は難しく、テキストが最新の改正に対応しているかもわかりません。
そのため資格スクールで勉強をするよりも、労力や時間を要します。
- 1人で勉強を続けられる強いメンタルが必要
資格スクールには、同じく公認会計士を目指す人がいます。
同じ目標を持った人が周りにいるというのは心強く、モチベーションへとつながります。
独学では孤独での戦いとなるため、自らを律せられる強いメンタルがなければ、勉強の継続は困難でしょう。
まとめ:公認会計士試験の難易度は?0からでも合格できる?
最高難易度の国家資格である公認会計士。
合格にはコツコツと時間勉強できる継続力と、広い試験範囲を網羅的に勉強する計画力が求められます。
その難易度に見合うだけの高収入や好待遇が得られる仕事です。
合格者も大学生が多く、また偏差値が高い方が優位であることは事実。
しかし本質的に重要なのは、勉強を継続できるかどうかです。
勉強の継続には、公認会計士を受ける目的をハッキリさせることが大事。
「公認会計士になってキャリアアップしたい」、「人生を大きく変えたい」、「難しい資格を収集したい」など人それぞれですが、目的が不明確であると途中で挫折してしまいます。
強い意志があれば、0からのスタートでも勉強を継続し、合格につながるでしょう。
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