データベーススペシャリストとは?難易度や参考書、試験情報を紹介!

データベーススペシャリストは膨大なデータを管理し、データベースシステムの構築とビジネスにおいてのデータ分析を行う仕事です。

数あるIT系国家資格の中でも難易度が高く合格することが難しい資格の一つとされています。

なお、インターネットが普及した今、データベーススペシャリストの資格があれば役に立つ機会が多いです。

「データベーススペシャリストという仕事はよく聞くけれど、結局どんな仕事?」

「データベーススペシャリストの資格の難易度はどれくらい?」

このようにデータベーススペシャリストについて多くの疑問を抱えている方も多いでしょう。

そこで、本記事では疑問の解消とデータベーススペシャリストについて理解するために、データベーススペシャリストの仕事内容や試験の難易度、またおすすめの参考書等を徹底解説していきます。

資格の難易度を知りたい方、またデータベーススペシャリストの資格取得を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

データベーススペシャリストはどんな仕事?

データベーススペシャリストとは、企業の膨大なデータを管理し、クライアントが要求するデータベースの設計と開発を行う専門家です。

近年の社会においてインターネットは必要不可欠であり、データベースを管理するデータベーススペシャリストの需要は日本だけでなく世界でも高くなっています。

高品質なデータベースを企画、要件定義、開発、運用、保守するため、次の知識・実践能力が要求される。

(引用元:IPA公式HP)

また、データベーススペシャリストは職業として呼ばれることも多いですが、IPAによると一般的にはデータベースに関する専門的な知識を有する人を指します。

情報処理推進機構が提供する国家試験が実施されており、資格を取得することで、エンジニアとしての役割を果たす事ができる、また知識が豊富であることが証明できます。

このように、データベーススペシャリストは世界的にも需要があり、多くの企業で活躍できる職種の一つであるといえるでしょう。

データベーススペシャリストの年収は?

求人サイトを参考にしたところ、データベーススペシャリストは330~700万円が平均年収とされています。

求人サイト 年収
求人ボックス 約450万円~750万円
PASONA 約330万円~800万円
type 約360万円~720万円

各求人サイトを参考にしてみると年収は会社によって異なることがわかりますが、平均でも上記の表の通りの年収と記されていました。

また、技術や知識量・実績などによって年収には変動がある可能性もあります。

1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円であり、前年に比べて0.1%減少している。

(引用元:国税庁公式HP)

国税庁によると会社員の平均は461万円とされており、比較してみても特別年収が高いというわけではないことがわかります。

しかし、データベーススペシャリストは会社に勤めるだけではなく、フリーランスとしても働けます。

会社員が固定給なのに対し、フリーランスは給料が固定ではないため、働けば働くほど年収アップを狙うことも可能です。

また、福利厚生の一環として、業務で活かせる資格を取得した従業員に資格手当を支給する制度がある会社もあります。

2015年に厚生労働省が実施したアンケートによると、資格制度を導入している企業は47.7%を記録していました。

そのため、資格制度が導入されている企業でデータベーススペシャリストの資格を取得すれば手当が支給される場合があります。

情報処理安全確保支援士(SC)・データベーススペシャリスト(DB):合格一時金¥36,000 資格手当(月額)¥18,000

応用情報技術者(AP):合格一時金¥32,000 資格手当(月額)¥16,000

基本情報技術者(FE):合格一時金¥10,000 資格手当(月額)¥8,000

技術士補(情報工学部門):合格一時金¥22,000

(引用元:Carrotsoftware公式HP)

データベーススペシャリストは国家資格であり、難易度もスキルレベル4の高難易度なので、上記のように他の資格に比べても手当が高い傾向にあります。

データベーススペシャリストに向いている人

高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

(引用元:IPA公式HP)

IPA公式HPでは、データベーススペシャリストの対象人物として上記のように記載されています。

上記を考慮すると、繊細なデータベースを扱う上で突発的に行動する方より論理的に物事を深く考える方、また問題が発生しても向き合って解決に向かおうとする姿勢を持つ方がデータベーススペシャリストに向いている傾向にあるでしょう。

まとめるとデータベーススペシャリストに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 論理的に物事を考える人
  • 問題解決のための能力がある人
  • 几帳面な人

データベースを管理・構築・運用する上で、データベースを効率よく操作できる事が重要とされています。

論理的に考える事ができる人であれば、今後どうなるかを見越した上でデータの構築が行えます。

また、問題解決のために一生懸命取り組む人も重要な人材です。

データベーススペシャリストは日々多くの問題と向き合わなければいけない職業のため、問題が発生した際にいかにして解決していくかが大切とされています。

トラブルが起こっても諦める事なく「どうやって解決できるか」「解決すれば将来どうなるか」など先のことを考えながら行動できる人はデータベーススペシャリストに向いているでしょう。

さらに、データベースを取り扱う上で細かい作業を行うため、細部までこだわりを持って確認作業までこなせる几帳面な方もデータベーススペシャリストに適しています。

データベーススペシャリスト試験の概要、難易度と合格率はどれくらい?

データベーススペシャリストの試験は経済産業省が認定している国家資格であり、情報処理技術者試験の一つとして実施されています。

データベースに関する専門家として、システムの基盤である企画・要件定義・開発・運用・保守を有するものであるという証明ができます。

企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。

(引用元:IPA公式HP)

IPA公式サイトでも述べられているように、データベーススペシャリストはデータベースを取り扱うエンジニアを目指しているという方に最適の国家資格です。

企業でも需要が高くなっているデータベーススペシャリストの資格を取得しようか考えている方も多いのではないでしょうか?

データベーススペシャリストに試験日程・試験範囲・難易度・合格率について詳しくみていきましょう。

データベーススペシャリストの試験日程

データベーススペシャリストは毎年1回開催されており、7,500円(税込)で試験を受けられます。

申し込み期間は7月中旬から8月下旬の1ヶ月間です。

例年ですと10月の第2日曜日に試験が実施されます。

(引用元:データベーススペシャリスト ドットコム)

データベーススペシャリストドットコムで述べられているように、10月ごろに実施される可能性が高いことがわかります。

データベーススペシャリストの試験範囲

データベーススペシャリストの試験は、試験時間によって行われる試験内容と範囲が異なります。

試験時間は午前I・Ⅱと午後I・Ⅱで分けられています。

午前I 午前Ⅱ 午後I 午後Ⅱ
試験時間 9:30~10:20(50分) 10:50~11:30(40分) 12:30~14:00(90分) 14:30~16:30(120分)
出題形式 四肢択一 四肢択一 記述式 記述式
出題数 30問 25問 3問 2問

上記の表を見てみると、午前と午後それぞれで試験時間・出題形式・出題数それぞれ異なることが分かります。

午後Iは3問中2問を選択、午後Ⅱは2問中1問を選択して回答できる選択式の記述問題なので、自分の得意な問題を選んで回答できます。

それではそれぞれの試験範囲について詳しく解説していきます。

午前Ⅰの試験範囲

午前Ⅰの試験範囲は応用情報技術者の午前試験の中から選ばれた30問です。

テクノロジ系から17問、マネジメント系から5問、ストラテジ系から8問が出題され、テクノロジ系から多く出されることがわかります。

ストラテジ系から高得点を取っておくことで合格への道は近づくでしょう。

また、午前Ⅰでも点数配分は1問につき3~4点とされており、合格点は60点以上と定められています。

基礎から応用までが出題されるため、過去問題を解いて問題形式について理解しておくことも大切です。

午前Ⅱの試験範囲

午前Ⅱの試験範囲はコンピューター構成要素・システム構成要素・データベース・セキュリティ・システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術」の6分野からの出題です。

午前Ⅰとやや範囲は被っていますが内容はより難易度が高く、午前Ⅰと比べてもより高度な問題が多くなります。

午後Ⅱ試験の点数配分は各4点で25問の出題です。午前Ⅰと同じく、60点以上が合格ラインと設定されています。

特にデータベースは技術レベル4の設定なので応用情報技術者試験の午前問題と比較すると格段に難しいです。

(引用元:データベーススペシャリスト ドットコム)

データベーススペシャリストドットコムによると、データベースは特に難しいとされているようなので対策をしておくことをおすすめします。

午後Ⅰの試験範囲

午後ⅠとⅡでは「データベースシステムの企画・要件定義・開発に関して」「データベースシステムの運用と保守に関して」「データベース技術に関して」について同じ範囲から出題されます。

午後Ⅰでは問題数は全部で3問で、その中から2問選択して記述形式で答えていきます。

配点は各50点で合格ラインは60点以上と定められています。

午前Ⅰ・Ⅱは選択式の問題ですが、午後Ⅰ・Ⅱは記述式の試験なので長文を読んで答えていく必要があります。

午後Ⅱの試験範囲

午後Ⅱは午後Ⅰと同じ形式で出題され、2問の中から1問選択して解答します。

配点は問題によって異なり、合格ラインは他の試験と同様60点です。

10ページ以上にわたる文章を読み問題を解答していくため、データベースに関する知識と共に国語力も必要とされています。

データベーススペシャリスト試験の中でも、午後Ⅱの問題は最難関ともいわれている試験内容なので、問題集で対策しておく事が大切でしょう。

データベーススペシャリストの難易度と合格率

開催 合格率
平成16年 8.5%
平成17年 7.6%
平成18年 10.1%
平成19年 9.2%
平成20年 11.4%
平成21年 16.1%
平成22年 15.8%
平成23年 18.2%
平成24年 16.1%
平成25年 16.3%
平成26年 16.7%
平成27年 17.6%
平成28年 17.5%
平成29年 14.5%
平成30年 13.9%
平成31年 14.4%
令和2年 15.8%
令和3年 17.1%
令和4年 17.6%
令和5年 18.5%

(参考:データベーススペシャリスト ドットコム)

データベーススペシャリスト ドットコムによるとデータベーススペシャリストの合格率は上記の表の通りです。

平成28年までは17%と合格率が上昇している傾向にありますが、平成29年からは合格率がやや下降していることがわかります。

令和2年は17.1%と再び合格率が上がっていますが、平均で15%程度の受験者のみの合格なので合格率は低いといえるでしょう。

また、データベーススペシャリスト試験は情報技術系の資格でも難易度が高いとされている試験です。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

(引用元:IPA公式HP)

IPAでも記載されているように受験の対象者は、データベースの基本知識をもつ者と定められています。

さらに、データベースの基礎知識を持っていることは当然ですが、午後試験では記述式の設問なので知識だけではなく読解力と論述力も必要となります。

データベースの基本知識と応用・技術以上のものを求められる試験なので、難易度が高い試験です。

データベーススペシャリストは独学でも合格できる?

データベーススペシャリストは、ソフトウェアシステムを扱ってデータベースを管理し、データベースシステムの設計と構築、運用など高度な技術を駆使する専門家です。

そのため、試験内容の難易度も高い試験といわれています。

しかし、勉強時間の確保と内容次第では、独学で合格することも不可能ではありません。

事前に試験の対策とデータベースの基本知識・応用知識を頭に入れることで、試験には十分合格できる可能性があります。

試験は1年に1度だけ行われるため、計画性を持って試験対策をすることも必要となるでしょう。

それでは独学で合格する方法について詳しく解説していきます。

データベーススペシャリストは独学でも合格できる

結論からいうと、しっかりとした勉強時間の確保と学習計画を立てることで独学でも合格できます。

以下はTwitterで見られた仕事をしながらデータベーススペシャリストに合格できたという方の口コミです。

https://twitter.com/sakaguchi_mamii/status/1480390513295761408

Twitterを参考に見てみると、仕事をしながらでも資格を取得できたという方が複数人いました。

働きながらわずか1年間でデータベーススペシャリストに合格できた方もいるようなので、勉強する時間をしっかりと確保することで資格取得は夢ではないということがわかります。

しかし、十分に学習時間をとらないと合格することは非常に困難となります。

独学するにあたって重要となるポイントは計画性とモチベーションの維持でしょう。

仕事と勉強を両立するためにも、どれくらいの時間勉強するのか、その範囲を勉強するか学習目標を立てておく事が大切です。

また、目標点数と目標正解数を定めておくと、勉強の際に達成感を得る事ができモチベーション維持にもつながるでしょう。

1年に1度のチャンスなので、1度逃してしまうと次の試験はまた1年後となります。

日々の勉強成果を出し切れるように、普段から対策しておく事が独学する上で非常に大切です。

データベーススペシャリストを独学する際の勉強方法

データベーススペシャリストを独学する際には、ただ闇雲に問題を解くだけでは合格は難しいです。

勉強方法としては、「参考書を読む」「問題集を解く」「過去問を解き、傾向と対策を分析する」という事挙げられます。

ここではデータベーススペシャリストの勉強時間・勉強方法・おすすめの参考書について詳しく解説していきます。

独学でデータベーススペシャリストの資格を取得したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

データベーススペシャリストの独学の勉強時間は?

データベーススペシャリスト試験の合格率は、例年15〜18%前後で推移しており、偏差値は67となっています。勉強時間の目安は150〜200時間程度で、事前知識がある場合は40時間ほどで合格している方もいます。

(引用元:スタディング公式HP)

スタディング公式HPによるとデータベーススペシャリストの独学での勉強時間目安は、150〜200時間が必要といわれています。

事前に知識がある方や実務経験者、午前Ⅰ試験が免除となる方であれば、勉強にかかる時間もより短くなる場合があります。

まず最初は200時間を目安にして勉強し、そこからさらにスケジュールを調節して勉強時間を増やしていくことをおすすめします。

また、勉強時間も大切ですがそれ以上に大切なものは勉強内容です。

データベーススペシャリストは試験の範囲が広いため、得意な範囲と苦手な範囲など自分の傾向をよく理解し、苦手な分野を徹底的に勉強するようにしましょう。

データベーススペシャリストの勉強方法

データベーススペシャリストになるには、計画性を持って勉強する必要があります。

会社で仕事をしている方は特にスキマ時間を有効的に活用しなければ、高難易度であるデータベーススペシャリストの合格は難しいです。

データベーススペシャリストの資格合格を目指すためには、スケジュールを立てる・過去問を利用して勉強するということが大切なポイントとなります。

また、スキマ時間をいかにして活用するか、どのような参考書・問題集を利用するかなども考えておくことをおすすめします。

それではそれぞれの項目について解説していきます。

スケジュールを立てる

まずは、勉強計画を立てるようにしましょう。

独学で勉強するためには、自分で計画を立ててスケジュール管理していく必要があります。

特に忙しい方であれば、移動時間などの隙間時間を活用して勉強していかないと試験までに間に合わない可能性も高いです。

そのため、勉強しておかなければいけない範囲や自分が苦手とする範囲を重点的に勉強し、一つの分野に集中するのではなく満遍なく学習するために、時間配分も事前に決めておきましょう。

過去問を利用して勉強する

公式サイトと書店からデータベーススペシャリストの過去問を購入する事ができます。

過去問を解くことで、過去の問題の傾向と頻出問題の対策可能です。

また、自分の苦手な分野を知る事ができ、苦手の克服にもつながります。

午前Ⅱの試験は過去問から出題される傾向にあるため、過去問を解くことで高得点を目指すことも可能です。

午後の試験に関しても長文の記述問題は慣れていくことも必要なので、過去問を何度も解いて対策をしておきましょう。

データベーススペシャリストのおすすめ参考書4選

データベーススペシャリストにも様々な参考書がありますが、その中でも問題数が多いもの、午前・午後試験それぞれに強い問題等が記載されている参考書があります。

まずは、自分の得意・苦手分野を分析し、自分が苦手な部分と重点的に勉強していくことをおすすめします。

しかし、参考書・問題集にもたくさんの種類があるため、初めてデータベーススペシャリスト資格取得に挑戦するという方はどの参考書を選択すればいいかわからないこともあるでしょう。

そこで、データベーススペシャリストを独学で勉強する際におすすめの参考書・問題集を紹介していきます。

Amazonでも平均星3.5以上を獲得しており、売れ筋ランキングでも30位以上の上位を獲得している参考書は以下の通りです。

参考書 Amazon販売価格 おすすめポイント
情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2024年版

3,278円(税込)
  • 過去21年分の問題がある
  • 頻出問題がリサーチされている
  • 初めての方にもわかりやすく書かれている
徹底攻略データベーススペシャリスト教科書 令和5年度

2,838円(税込)
  • 必須の知識が詳しく解説されている
  • 公式アプリの単語帳から隙間時間でも勉強できる
  • AIが過去25回分の出題傾向を分析している
令和02年データベーススペシャリスト合格教本

3,010円(税込)
  • 著者からの一言欄に深い知識が記載されている
  • 午後問題の解説が徹底的に記載されている
  • スマホや PCからもアクセスでき、分析機能で苦手がわかる
2024データベーススペシャリスト 総仕上げ問題集

3,278円(税込)
  • 本試験がそのまま解ける
  • 試験対策の総仕上げに適した一冊
  • 解答と解説が詳しくわかりやすく記載されている

データベーススペシャリストの資格を取得するためには、自分に合った参考書を選ぶことも大切です。

それでは、それぞれの参考書について紹介していきます。

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2024年版

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2024年版

  • 過去21年分の問題がある
  • 頻出問題がリサーチされている
  • 初めての方にもわかりやすく書かれている

翔泳社から出版されているテキストで、シリーズ売り上げは250万部を超えているベストセラーです。

過去21年分の問題が載っており、圧倒的な問題数から多くの受験者を合格に導いています。

また、問題の中でも頻出問題が完全リサーチされており、参考書の通りに勉強していくことで合格力が身に付きます。

初めての方でもわかりやすく詳しく解説されているため、理解力と読解力、知識量も増えること間違いなしの一冊です。

徹底攻略データベーススペシャリスト教科書 令和5年度

徹底攻略データベーススペシャリスト教科書 令和5年度

  • 必須の知識が詳しく解説されている
  • 公式アプリの単語帳から隙間時間でも勉強できる
  • AIが過去25回分の出題傾向を分析している

「わくわくする学び」をテーマに多くの試験対策や学びを提供する瀬戸美月によって手がけられたテキストです。

わくわくスタディワールドで開発されているAIによって、過去25回分の出題傾向を分析しており頻出問題やテーマを年度別に詳しく記載されています。

また、合格するために必要な知識と基礎・応用までを詳しく解説されているため、苦手な分野でも克服しやすいでしょう。

さらに、電子版PDFとスマホのWebアプリを読者特典としてダウンロードできるので、外出先や移動時間などのスキマ時間でも勉強する事ができます。

月々のスマホの料金や回線速度が気になる場合は、格安SIMを比較してみるのもおすすめです。

令和02年データベーススペシャリスト合格教本

令和02年データベーススペシャリスト合格教本

(引用元:Amazon公式HP)

  • 著者からの一言欄に深い知識が記載されている
  • 午後問題の解説が徹底的に記載されている
  • スマホや PCからもアクセスでき、分析機能で苦手がわかる

金子則彦によって手がけられた参考書で、午後試験に強いテキストです。

出題問題の対策と解説に加え、著書からの一言欄で問題を解くときのヒントと別解答などタメになる知識が多く記載されています。

基本知識よりも深い知識が頭に入るため、理解の手助けになります。

また、難易度が高いとされている午後試験の問題解説と解答に行き詰まったときにはヒントがあるので、ヒントを参考にしながら記述問題を対策する事ができます。

本参考書も読者特典として「DEKIDAS-Web」という午前問題演習アプリがあるため、移動時間でもいつでもどこからでも勉強可能です。

さらに、解凍した結果は分析機能によって正解率を正確に表示してくれます。自分が苦手な分野を客観視できるため、役に立つこと間違いなしの一冊です。

2024データベーススペシャリスト 総仕上げ問題集

2024データベーススペシャリスト 総仕上げ問題集

  • 本試験がそのまま解ける
  • 試験対策の総仕上げに適した一冊
  • 解答と解説が詳しくわかりやすく記載されている

直近の試験がまとめられているアイテック出版の「総仕上げ問題集シリーズ」です。

過去の本試験問題が収録されているため、試験対策の総仕上げには最適の一冊でしょう。

また、本試験だけではなく分野別Webテストやオリジナルの実力診断テストも収録されているので、最後の仕上げとしてさらに実力をアップさせることも可能です。

自分の実力がどれくらいついているのか、基礎的な知識は身についたのかどうかを確認するためにも、問題集は非常に便利でしょう。

データベーススペシャリストの対策ポイント

データベーススペシャリストの試験を受けるにあたって、試験科目別で対策ポイントを押さえておく事が大事でしょう。

まずは、問題集を解くのではなく基礎知識を深めるために、参考書を読むことから始める必要があります。

基礎知識が深まれば問題集や過去問を解いて、自分の実力がどれほどあるか図る事ができます。

基本的な知識は問題数が1番多い午前試験で有効になるので、抜かりなくインプットする事が大切です。

また、ただただ作業の一環として問題を解くのではなく、自分の弱点を分析して苦手を克服する工程も非常に重要なポイントでしょう。

多くの知識を頭に入れ、知識が膝下に身についているか確かめるために問題をできるだけ多く解く事がおすすめです。

データベーススペシャリストの資格を取得するメリット

データベーススペシャリストの資格を取得するにはいくつかのメリットが挙げられます。

データベーススペシャリストは難易度が高い試験であり、合格率も高くない傾向にあるため資格を持つ人材は高く評価されます。

資格取得によってどのようなメリットが得られるのかは、試験を受けるにあたって知っておきたいポイントの一つではないでしょうか。

具体的に挙げられるメリットは以下の通りです。

データベーススペシャリストの資格を取得するメリット
  • 就職や転職に有利
  • その他国家資格の一部の試験が免除になる
  • フリーランスとしても働く事ができる

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

就職や転職に有利

データベーススペシャリストの資格を取得していることで、就職や転職に有利になる可能性が高いです。

データベースの設計や開発、保守運用に関するスキルを認定する資格で、この資格があればデータベース構築プロジェクトのグループ責任者になれる実力を証明できます。

(引用元:東京デザインテクノロジーセンター公式HP)

データベーススペシャリストはスキルレベル4という最高難易度レベルとされており、上記の通り膨大なデータベースを高い技術と知識で取り扱う事ができるということを証明できます。

そのため、データベースの取り扱いをしている情報システム系・IT系の仕事では、データベースの高度な知識を持つデータベーススペシャリストは重宝されるでしょう。

特に、転職においては実力と実務経験が重視される事が多いため、実力がどれほどあるかを証明できアピールしやすくなります。

エンジニアであり豊富な知識と技術を持っていることをアピールできれば、就職の際でも高い評価を受けやすく、選考でも有利になる可能性が高いです。

さらに、どのようにして試験合格するために勉強したか、どのような工夫をしたかなどを詳しく伝えることでよりアピールする事ができるでしょう。

その他国家資格の一部の試験が免除になる

データベーススペシャリストの資格を保有していると情報処理の資格の一部試験が免除になります。

一部試験が免除されるものは以下の通りです。

一部免除となる試験
  • 中小企業診断士 1次試験科目
  • 弁理士試験 論文式筆記試験選択科目の理工V
  • 技術士試験 第一次試験 専門科目「情報工学部門」
  • ITコーディネータ試験

資格を持っていることで、他の試験を受ける際にも役に立つことがあります。

その結果、資格取得する際の勉強時間も大幅に変わる事があるので、更なる資格を狙うとより知識が身につくでしょう。

フリーランスとしても働ける

データベーススペシャリストは資格取得と専門的知識を活かして、フリーランスとして働くことも可能です。

(1)データ管理者として、情報システム全体のデータ資源を管理する。

(2)データベースシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・開発・運用・保守を行う。

(3)個別システム開発の企画・要件定義・開発・運用・保守において、データベース関連の技術支援を行う。

(引用元:IPA公式HP)

データベーススペシャリストは上記の仕事を実施できるため、インターネット社会には必要不可欠の存在とされています。

データベースにも大きい・小さい規模からさまざまなものがあり、大きい規模のデータは知識と技術を持つ専門家でなければ情報漏洩などにも繋がり大きな事件になりかねません。

データベーススペシャリストは求められる技術が非常に高レベルで、常に最新の情報や知識、技術に敏感でなくてはなりません。企業に提案する際も、データベース技術の動向や将来性を見据え、その企業についていろいろな視点から見て、最適な技術を提供しなければなりません。

(引用元:IT求人ナビ公式HP)

上記のように、近年はインターネットの普及により、企業に合わせて適した技術と知識を提供するフリーランスのデータベーススペシャリストの需要が高まっているのです。

また、会社員であれば決まった場所・時間に仕事しなければいけないことに対し、フリーランスはそれらを自分で考えながら自分に合った働き方ができる点もメリットでしょう。

会社員のように固定された給料ではないため、努力すればするほど高収入を狙えます。

さらに、定年ということもないので、スキルの維持と知識をより高める、実務経験を重ねることで長く働くことも可能です。

知識を活かして自由な働き方をしたいという方は、フリーランスを目指してみるのもいいでしょう。

データベーススペシャリストと合わせて取得したいおすすめの資格

データベーススペシャリストはインターネットの膨大なデータを管理するなど、データベースのスペシャリストを指します。

IT系資格にはデータベーススペシャリストの他にもあり、データベーススペシャリストと合わせて取ることでより専門的な知識が身につくものがいくつかあります。

そこで本記事では、データベーススペシャリストと同様に専門知識を有するOracle Derabase専門のオラクルマスター・アプリケーションの設定と開発のOSS-DB・Microdoft認定プログラムについて詳しく紹介していきます。

データベーススペシャリスト取得している方、また目指している方におすすめの資格ばかりですので是非参考にしてみてください。

それぞれの基本情報について詳しく解説していきます。

オラクルマスター

オラクルマスター試験とは、日本オラクルが提供する資格の一つであり「Oracle Database」に関する技術を証明する資格です。

データベース製品でも多くありますが、世界でも高いシェア率を誇る「Oracle Database」に関する基礎知識と応用知識を深める事ができます。

ORACLE MASTER は 27万人を超えるエンジニアが選択した実績を持つ資格ですので社内・社外問わずスキルの証明をすることができます。

(引用元:Oracle Master Portal)

オラクルに関する最新のスキルを保持している、自分のスキルを証明する上で非常に役に立つ資格なので、多くのエンジニアから人気がある事がわかります。

オラクルマスターの試験は、ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4つのレベルに分けられており、自分のレベルに合った試験の選択可能です。

プラチナが1番難易度が高い試験とされているため、自分の知識を確かめたいという方にはおすすめでしょう。

しかし、飛び級受験はできないため、ブロンズから順番に試験を受ける必要があります。

OSS-DB

OSS-DBはオープンソース・データベースの略で、データベースの管理だけでなくアプリケーションの設計と開発であることを証明する資格です。

オープンソース・データベースは、自由に閲覧、ダウンロード、変更、配布、再利用できるコードベースを持つデータベース・アプリケーションです。オープンソース・ライセンスであるため、開発者は、既存のデータベース技術を使用して新しいアプリケーションを自由に構築することができます。

(引用元:PURESTORAGE)

企業でもOSS-DBの採用拡大が行われており、需要が高まっている資格とされています。

試験はシルバーとゴールドの二つのレベルに分けられており、他のIT系試験と比較してみても難易度は易しい傾向にあります。

受験するにあたって市販の教材に加えて、LIP-JAPANウェブサイトから無料で参考書をダウンロードできます。

より多くの知識を得たいという方におすすめの資格です。

Microsoft認定資格プログラム

Microsoft認定資格プログラムは、Microsoft社が提供する認定プログラムです。

マイクロソフト認定資格は、全世界で認知されている業界標準です。マイクロソフト認定資格を取得すると、特典と試験ダッシュボードにある数々の特典にアクセスできます。

(引用元:Microsoft公式HP)

全世界共通であるマイクロソフトの製品の知識と技術の有無を確認する試験であり、エントリー・アソシエイト・エキスパート・マスターの4つでレベル分けされています。

日常的にマイクロソフト製品を利用している方や将来的なキャリア、またスキルアップを目指している方は積極的に受験すべき資格の一つです。

また、マイクロソフト製品は全世界に流通しているため、知識と技術を深めていて損はありません。

本資格も飛び級受験ができないので、一番易しいレベルから受験する必要があります。

データベーススペシャリストに関するよくある質問

データベーススペシャリストに関するよくある質問
  • データベーススペシャリストの申込方法は?
  • データベーススペシャリストの認定に有効期限はある?
  • 試験の問題形式は?
  • 試験時間は?
  • 勉強に時間はかかる?
  • データベーススペシャリストには過去問はあるの?

データベーススペシャリストの資格を取得する上で疑問や不安に思うことが多々あるでしょう。

データベーススペシャリストを目指す前に知っておきたいことは上記の通りです。

多くの人が疑問に思っていることを参考に、データベーススペシャリストに関するよくある質問を解説していきます。

データベーススペシャリストの申込方法は?

データベーススペシャリストは「IPA 情報処理推進機構」の公式ホームページから期間内に申込する必要があります。

また、インターネットからの申し込みだけではなく郵送での申し込みも可能です。

郵送申込の場合は、IPAの本部・各支部・全国の書店で願書が置かれており、願書に申込内容を記入した上で郵送する必要があります。

受験票は試験が実施される月の頭に発送されます。

データベーススペシャリストの認定に有効期限はある?

データベーススペシャリストの認定には有効期限がありません。

あくまでも能力を認定する資格であり、権利を与えられる資格ではないため失効する心配はないので安心して取得できるでしょう。

試験の問題形式は?

データベーススペシャリスト試験の問題形式は以下の通りです。

午前I 午前Ⅱ 午後I 午後Ⅱ
試験時間 9:30~10:20(50分) 10:50~11:30(40分) 12:30~14:00(90分) 14:30~16:30(120分)
出題形式 四肢択一 四肢択一 記述式 記述式
出題数 30問 25問 3問 2問

午前と午後で問題形式と問題数、試験時間が異なるので要注意でしょう。

また、それぞれのテストの合格点は100点満点中60点と定められています。出題形式をよく覚えて、問題集を解き問題の傾向をよく確認しておくといいでしょう。

試験時間は?

試験時間は以下の通りです。

  • 午前Ⅰ:9:30~10:20(50分)
  • 午前Ⅱ:10:50~11:30(40分)
  • 午後Ⅰ:12:30~14:00(90分)
  • 午後Ⅱ:14:30~16:30(120分)

苦手な分野であれば時間を多くとってしまう傾向にあるため、過去問を解いて時間配分をよく確認しましょう。

また、試験前に本番同様の時間配分で練習しておく事が大切です。

勉強に時間はかかる?

高難易度の試験であるため、実務経験者でも少なくとも200時間以上の時間が必要とされています。

長期にわたって学習する必要があるため、忙しいという方は移動などの隙間時間を有効的に利用して勉強するようにしましょう。

午前Ⅰ試験が免除される方・読解と記述が得意な方など人によって、勉強にかかる時間は異なるためまずは200時間を目安に学習する事がおすすめです。

データベーススペシャリストには過去問はあるの?

データスペシャリストの過去問集はいくつかあります。

中でもおすすめの問題集は2023データベーススペシャリスト 総仕上げ問題集で、直近の過去問が収録されています。

また、本試験だけではなく分野別Webテストやオリジナルの実力診断テストも収録されているので、より傾向と対策できる一冊でしょう。

まとめ:データベーススペシャリスト難易度のまとめ

データベーススペシャリストは膨大なデータを管理し、データベースシステムの構築とビジネスにおいてのデータ分析を行い、高い技術を証明する事ができる資格です。

本記事で解説したように、データベーススペシャリストはIT系国家資格の中でも難易度が高く、合格率が低い資格なので長期にわたって勉強する必要があります。

データベースに関する知識を深めたい方や、将来のキャリアのためフリーランスを目指したいという方など、IT関連に興味がある方には最適の資格といえるでしょう。

仕事のためにも自分のためにもなる資格なので、インターネット社会で役に立ちたいという方に最適ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

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