【2024年最新】賃貸不動産経営管理士は独学で合格できる?勉強時間、勉強方法について解説!!

賃貸不動産経営管理士とは、賃貸アパートやマンションなどといった賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家と認められた者に与えられる資格です。

賃貸物件に住もうと考えている人にとって、物件の維持や管理が適正になされているかどうかは重要なポイント。

入居者と管理業者間におけるトラブルを回避するために、賃貸住宅管理のプロフェッショナルとして認められている資格が賃貸不動産経営管理士です。

賃貸不動産経営管理士は2021年から国家資格化しましたが、独学でも合格を狙えます。

この記事では、賃貸不動産経営管理士に独学での合格を目指す方に向けて、合格率や勉強時間、おすすめの勉強方法などについて一挙解説していきます。

賃貸不動産経営管理士試験については、通信講座で学習するのもおすすめの方法です。

詳しくはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご参考になさってくださいね。

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目次

賃貸不動産経営管理士試験は独学で合格できる?

賃貸不動産経営管理士は賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家に与えられる資格ですから、不動産についての知識が必要とされることはいうまでもありません。

不動産業界へ就職した場合など、すでに不動産に関する何らかの知識がある方にとってはその知識を活かした勉強ができるため、独学でも十分合格は狙えるといえるでしょう。

では、まったく知識がない方の場合、独学での合格は難しいのでしょうか。

結論から申し上げると、不可能ではありません。

ただ、賃貸不動産経営管理士試験は試験範囲が広く、その中には不動産関係の法律も含まれますから、試験直前になって勉強を始めたのでは知識の吸収が追いつかないことも考えられます。

また、賃貸不動産経営管理士試験に限ったことではないですが、試験勉強は忙しい仕事や日常の合間をぬって勉強される方もいらっしゃいますよね。

「仕事に追われて十分な勉強ができないまま当日を迎えてしまった」という事態にならないためにも、きちんと勉強の計画を立て、無理のないペースで進めることが、独学で合格を勝ち取るための近道といえるでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率や難易度は?

賃貸不動産経営管理士試験の合格率や難易度について見ていきます。

年度 受験者数 合格者数 合格率
2013年 3,946名 3,386名 85.8%
2014年 4,188名 3,219名 76.9%
2015年 4,908名 2,679名 54.6%
2016年 13,149名 7,350名 55.9%
2017年 16,624名 8,033名 48.3%
2018年 18,488名 9,379名 50.7%
2019年 23,605名 8,698名 36.8%
2020年 27,338名 8,146名 29.8%
2021年 32,459名 10,240名 31.5%
2022年 31,687名 8,774名 27.7%
2023年 28,299名 7,894名 27.9%

賃貸不動産経営管理士はもともとは民間資格であり、2018年までは合格率が50%を超えていることからも、比較的取得しやすい資格といわれてきました。

ところが、ちょうどこの頃から賃貸不動産経営管理士の国家資格化の動きがあり、徐々に試験の難易度が上がりはじめます。

それに反比例するように合格率は年々下がり、2020年にはついに合格率が30%を下回る結果になりました。

2021年の合格率は31.5%と、以前に比べると格段に難易度が上がっていることがわかります。

2021年に国家資格化されたばかりのため、今後もますます難易度が上がっていくかもしれません。

賃貸不動産経営管理士試験を独学する場合の勉強時間は?

賃貸不動産経営管理士試験を独学する場合、勉強時間はどの程度必要なのでしょうか。

複数のサイトから情報を調査したところ、100~200時間程度の勉強時間が必要であることがわかりました。

この勉強時間に幅があるのは、不動産業界での実務経験や資格がすでにあることによるものです。

不動産に関する知識が重複する箇所があるために勉強を省略できる、というのがその理由。

ここでは100時間と200時間を例にとり、目安となる勉強時間や勉強開始時期を表にしてみました。

まずは100時間の場合から。

1日あたりの勉強時間 必要な日数(100時間の場合) 目安となる勉強開始時期
1時間 100時間÷1時間=100日 約3ヶ月前
2時間 100時間÷2時間=50日 約2ヶ月前
3時間 100時間÷3時間≒33日 約1ヶ月前

次に、200時間勉強する場合について表にしてみます。

1日あたりの勉強時間 必要な日数(200時間の場合) 目安となる勉強開始時期
1時間 200時間÷1時間=200日 約6.5ヶ月前
2時間 200時間÷2時間=100日 約3ヶ月前
3時間 200時間÷3時間≒66日 約2ヶ月前

ここで注意すべきことは、個々人のライフスタイルや知識レベル、勉強に慣れているかどうかによっても必要な勉強時間は変わってきますから、この表に記載した時間通りに勉強すれば誰でも合格できるというわけではありません

また、仕事や家庭の都合などでまとまった勉強時間を取るのが実際のところ難しいという方もいらっしゃいます。

この表にとらわれるのではなく、自分に合ったペースで無理なく勉強することを心がけていきましょう

賃貸不動産経営管理士試験を独学する場合のおすすめ勉強方法は?

では、賃貸不動産経営管理士試験を独学する場合のおすすめ勉強方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

その勉強方法は、不動産関連の知識や資格がすでにあるか、まったくの初学者かで違ってきます。

ここでは、不動産関連の知識や資格がある場合を経験者、まったくの初学者を未経験者として解説していきます。

・経験者のおすすめ勉強方法
・未経験者のおすすめ勉強方法

経験者・未経験者ともにいえることですが、賃貸不動産経営管理士試験は法律の勉強にも触れることになるため、最新の法改正に合わせた教材であるかどうかは必ず確認するようにしましょう。

経験者のおすすめ勉強方法

経験者のおすすめ勉強方法について書いていきます。

経験者の場合は、すでに不動産に関する知識がある程度定着しているはずなので、テキストをイチから読み込むのはあまり現実的ではありません。

では、どうするか。

いくつかのサイトより情報を調査したところによると、自分の知識レベルがどの程度なのかを知るためにも、まずは本番さながらの時間制限で過去問を解いてみるのがいいことがわかりました。

その理由としては、いきなり過去問を解くことで自分の苦手な分野や未知の問題を把握でき、自分が重点的に勉強すべきポイントが見えてくるからです。

限られた時間の中での試験勉強ですから、集中して勉強するべき優先順位を明確にできれば、少しの時間も無駄にすることなく利用できます。

過去問を解き終わったら解答と解説を熟読し、知らない知識を自分のものとして定着させていきましょう。

未経験者のおすすめ勉強方法

では、未経験者のおすすめ勉強方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

これも複数サイトを調査した結果、未経験者の場合はまず知識のインプットから行う必要があるため、公式テキストを読むところから始めるのがいいことがわかりました。

公式テキストとは賃貸不動産経営管理士試験を運営する「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」が制作したもので、『賃貸不動産管理の知識と実務』というタイトルが付いています。

(引用元:Amazon公式HP)

公式というだけあって、試験に必要な内容や契約書の雛形がすべて網羅されています。

とはいえ、この公式テキストは1,000ページを超える分厚さであり、重要ポイントが明示されていないなど、初学者にとっては一読するだけでも大変な労力を要するでしょう。

公式テキストだけではなく図解が多めのテキスト、色分けされているテキスト、要点がまとめられているテキストなど、市販のものと上手く使い分けながら読み進めていくことがポイントですね。

知識を自分のものとして定着させるためにはアウトプットも大事なので、テキストを一通り読み終えたら過去問にもどんどんチャレンジしましょう。

過去問をやり込むことは自身の苦手分野の把握にもつながるので、克服すべきポイントが見えてきます。

また、出題形式に慣れておくことで試験時も気持ちを落ち着けて臨めるかと思いますので、何度も繰り返し過去問を解いておくことは重要といえるでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験を独学する場合のおすすめテキスト

(引用元:Amazon公式HP)

『みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の教科書  2024年度版』

イラストや図解・図表を使った説明のわかりやすさに定評があるテキスト。

フルカラー印刷で読みやすいところも人気がありますね。

「みんなが欲しかった!」とタイトルに付いているように、独学者・初学者はもちろん、すでに予備知識のある方にとっても使いやすい内容です。

(税込2,750円)

(引用元:Amazon.co.jp)

『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2024年度版』

約500ページあるテキストで、かなり詳しく解説されています。

図解が多く、初学者にとっても理解しやすいのが特徴。

また、要点もわかりやすくまとめられており、使いやすいテキストとして人気があります。

2色刷りで目がチカチカしづらいのも魅力。

(税込3,080円)

(引用元:Amazon公式HP)

『2023年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集』

資格講座でお馴染みのユーキャンによるテキストで、問題集と一体になっています。

本文は黒と赤系の2色刷り。

付属の赤シートで重要語句や問題の答えを隠せます。

収録されている問題量がやや少ないため、このテキストをこなすだけで不安な方は別途問題集を購入すると良いでしょう。

(税込2,860円)

賃貸不動産経営管理士試験を独学する場合のおすすめ過去問

(引用元:Amazon公式HP)

『みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の過去問題集  2024年度版 』

本試験で出題された過去6年分の問題を収録。

分野別・テーマ別に収録されており、苦手を克服する際にも重宝します。

また、過去に出題実績はないものの重要な論点について一問一答形式のオリジナル問題が収録されており、実践の中で知識を定着させられるのも魅力ですね。

(税込2,420円)

賃貸不動産経営管理士試験を無料で勉強できるテキストがある?

賃貸不動産経営管理士試験を勉強するにあたり、実質無料で勉強できるテキストがあります。

その名も、『パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』

(引用元:Amazon公式HP)

形式はオーディオブックといって本を読み上げてくれるサービスになっており、Audibleに登録することで30日間も無料で利用できます。

タイトルに「宅建士」とあるように、本来は宅建士試験用の教材。

しかし、宅建士試験と賃貸不動産経営管理士試験の勉強範囲には重複する内容もあるため、宅建士試験の受験も考えている方にとってはこの教材は非常に効果的といえるでしょう。

特に語学の勉強でもいわれているように、耳から情報をインプットすることは非常に重要です。

本来なら12,500円(税込)のところを実質無料で手できるため、コスパを考えても手にしておいて損はありません。

賃貸不動産経営管理士試験は通信講座でも勉強できる?

賃貸不動産経営管理士試験の実施は年に1回のみのため、勉強を開始する時期によっては独学では間に合わない可能性があります。

そんな時に便利なのが通信講座。

通信講座で学べる国家資格はたくさんありますが、その中に賃貸不動産経営管理士試験も含まれます。

試験まで時間がない方や予算に余裕のある方は、ぜひ通信講座の受講も視野に入れてみてください

賃貸不動産経営管理士の通信講座はこちらの記事にもまとめています。

賃貸不動産経営管理士の通信講座ランキング

賃貸不動産経営管理士試験を通信講座で勉強するメリット

賃貸不動産経営管理士試験を通信講座で勉強するメリットとしては、下記の3点が挙げられるでしょう。

・自分のペースで勉強を進められる
・テキストを自分で選ぶ必要がない
・不明点を質問できる

1つずつ解説していきます。

自分のペースで勉強を進められる

通信講座を受講するメリットは、自分のペースで勉強を進められるという点。

通学する必要がなく、Web講義やDVD視聴など様々な学習スタイルが充実しているので、忙しい方でも空いた時間に勉強できるのが嬉しいですね。

通勤時間や移動時間など机に向かえない場合でも、音声講義など耳からインプットできる教材もあります。

その意味で、どんな時間も無駄にしたくないという方にとっても通信講座の利用はメリットがあるといえるでしょう。

また、いざ勉強を始めようにも、なかなかスケジュールを立てられなくて悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カリキュラムが組まれた通信講座であれば、いつまでに何をどうすればいいのかが明確になるので、自分で計画を立てるのが苦手な方は通信講座の利用を視野に入れてみてもいいかもしれません。

テキストを自分で選ぶ必要がない

テキストを自分で選ぶ必要がないのも、通信講座のメリットといえるでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験に関するテキストは公式テキストをはじめ、様々なテキストや問題集が市販されています。

といってもその種類はたくさんありますから、その中からどれを選べばいいのか特に初学者にとってはかなり悩みどころですよね。

買ってみたはいいけど内容がわかりづらくて結局また違うテキストを購入する羽目になった、という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その点、通信講座では重要ポイントや受験者がつまずきやすい点を的確にまとめた独自のテキストを使用しています。

必要なテキストが一式揃っているのはとてもありがたいですね。

不明点を質問できる

独学の場合、不明点があったとしても自分で調べるしかなく、その分余計に時間をロスしてしまうことになりがち。

その点、通信講座であれば不明点を講師に質問できるのが最大の強みといえるでしょう。

プロの方に相談できるのは、それだけで心強いものですよね。

ただし、この制度には弱点もあります。

対面の質問ではないため、レスポンスが返ってくるまでにどうしてもタイムラグが生じることも。

また、講座によっては1回の質問で聞ける内容は1つだけと制限付きのこともあります。

自分が何を質問したいのかを明確にし、同じ質問を繰り返さないようにしましょう。

賃貸不動産経営管理士試験を通信講座で勉強するデメリット

では、賃貸不動産経営管理士試験を通信講座で勉強するデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

・費用がかかる
・モチベーションの維持が難しい

1つずつ書いていきますね。

費用がかかる

通信講座を受講するデメリットは、やはり費用がかかるという点が挙げられるでしょう。

どの通信講座を選ぶかにもよりますが、その費用は15,000円以下で受講できるものもあれば100,000円かかるものも。

通信講座では講義動画を視聴する、講師に質問できるといった独学ではなかなか得られない環境が整っており、どうしてもその分コストがかかるのは致し方ありません。

もちろん、かけられる金額は人によって違いますから、通信講座を利用する場合は様々な講座を比較検討して自分に合ったものを見つけると良いでしょう。

独学の場合の費用も見ておきます。

公式テキストが4,048円、おすすめテキストと過去問のところで紹介した中で最も高いものを購入するとして『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2024年度版』が3,080円、『賃貸不動産経営管理士 過去問+賃貸住宅管理業法 2024度版』が2,200円。

合計すると9,328円なので、10,000円以下で一式揃えることが可能です。

ただし、複数のテキストや問題集を併用するとなるとその分だけ費用はかかりますから、場合によっては通信講座よりも独学の方が高くつくことも。

テキストと問題集だけで勉強を進めていけるのか通信講座を利用したほうが勉強しやすいのか、どれだけの金額をかけられるのか、きちんと考えた上で自分にとって最良の道を選択するようにしましょう。

モチベーションの維持が難しい

通信講座を受講するデメリットは他にモチベーションの維持が難しいことが挙げられます。

通信講座の受講は自分のペースで勉強を進めていけるメリットがあることは先に述べましたが、人間とは不思議なもので、いつでも勉強できる環境にあると安心するのか、逆に気が緩みがちです。

たとえば、試験勉強をしようと思っていたのについつい別のことに夢中になってしまったり、今日はもう疲れたから勉強しなくていいやという気持ちになったり、誰でも経験があることなのではないでしょうか。

もちろん、時には息抜きすることも大切ではありますが、気が緩みすぎて試験勉強に身が入らなくなると試験結果にも影響を与えかねません。

また、独学と同様に通信講座も基本的には1人で机に向かうことになりますから、周囲になかなか相談できる人もなく、孤独な戦いになりがちです。

通信講座では講師への質問や相談などのサポート体制は整っているものの、返信があるまでにタイムラグが生じることもあり、その間は勉強が思うように進まないことがストレスになり、モチベーションが下がってしまうことも考えられるでしょう。

独学にしても通信講座にしても、1人で勉強を進めていくには強い意志が必要といえそうですね。

おすすめ通信講座

賃貸不動産経営管理士試験の受験対策としておすすめの通信講座を4つ厳選しました。

・TACの賃貸不動産経営管理士講座
・アガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士講座
・スタディングの賃貸不動産経営管理士講座
・LEC東京リーガルマインドの賃貸不動産経営管理士講座

それぞれ詳しく見ていきましょう。

TACの賃貸不動産経営管理士講座

(引用元:TAC公式HP)

講座名 賃貸管理士 総合本科生
料金(税込) 110,000円(入会金別途10,000円)
特長 試験範囲を独自に組み合わせた戦略的カリキュラム
TACオリジナルテキストで合格に必要な知識を整理
自宅で受講可能
充実したフォロー制度で忙しくても安心

TACの賃貸不動産経営管理士講座は、幅広い試験範囲を組み合わせ、効率的に勉強できるようになっています。

講義が終わったら過去問を解いて復習というサイクルで進んでいくため、知識のインプットとアウトプットを効率よく進めていくことが可能

また、通学のみならずWebでの受講も可能なため、忙しい方でもスキマ時間を使っての勉強ができるのも嬉しいですね。

アガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士講座

(引用元:アガルートアカデミー公式HP)

講座名 賃貸不動産経営管理士試験
料金(税込) 総合カリキュラム・フル:87,780円

※キャンペーン価格:79,002円【11月11日まで】

総合カリキュラム・ライト:65,780円

※キャンペーン価格:59,202円【11月11日まで】

総合講義:43,780円

※キャンペーン価格:39,402円【11月11日まで】

特長 配信開始と同時に学習スタートですぐに始められる
不動産資格のエキスパート・工藤美香講師によるわかりやすい総合講義
オンライン講義を中心としたサービス展開で低価格を実現
講師への質問は何回でも無料

アガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士講座は、受講生の2023年度の合格率87.31%という実績を残しています

注目すべきは、総合講義の担当講師。

不動産資格のエキスパートと呼ばれる工藤美香が担当しており、わかりやすい講義として話題を集めています。

スタディングの賃貸不動産経営管理士講座

スタディング

(引用元:スタディングHP)

講座名 賃貸不動産経営管理士 合格コース[2024年度試験対応]
料金(税込) 19,800円
特長 スマホでも勉強できるビデオ講座、音声講座で、通勤時や移動時でも勉強可能
受験対策に特化したオリジナルカリキュラムで、圧倒的低価格を実現
無料セミナーや無料講座を試せる

スタディングの賃貸不動産経営管理士講座は、忙しくてなかなか机に向かう時間が取れない方でも勉強できる学習スタイルに特化しています。

スマホやタブレットが1台あれば、通勤や移動時、会社での休憩時間、家事の合間など、スキマ時間を使って勉強できるのはとっても魅力的。

また、スタディングに登録すると無料で試せる講座やセミナーがあるので、通信講座がどんな内容なのか気になる方にとっては無料で試せるのも嬉しいですね。

LEC東京リーガルマインドの賃貸不動産経営管理士講座

(引用元:LEC東京リーガルマインド公式HP)

講座名 賃貸不動産経営管理士 合格フルパック
料金(税込) 82,500円(Web)、93,500円(DVD)
特長 3種類の料金パックの中から自分に合ったものを選べる
充実した割引制度
Web動画やDVD教材など、様々な環境での勉強に特化
無料で受講できる講義がある

LEC東京リーガルマインドの賃貸不動産経営管理士講座は、「合格フルパック」「合格スタンダードパック」「合格プライムパック」という3つの料金パックが用意されているのが特長。

初学者はもちろん、宅建士の資格がすでにある方や宅建士とのダブル合格を目指す方向けなど、受講者のニーズに合わせてパックを選択できます

Webパンフレットを閲覧できるので、講座内容をすぐに確認できるのも嬉しいですね。

賃貸不動産経営管理士講習は受けたほうがいいの?

賃貸不動産経営管理士講習とは、賃貸不動産経営管理士資格の取得のために設けられた試験学習の場のこと。

賃貸管理業務に必要な専門知識の習得と実務能力を高めるための講習内容になっています。

講習は1日かけて実施され、確認テストも行われます。

この章では、

・賃貸不動産経営管理士講習を受けるメリット
・賃貸不動産経営管理士講習を受けるデメリット

の2点についてまとめましたので、講習を受けるかどうか迷われている方は参考にしてみてください。

賃貸不動産経営管理士講習を受けるメリット

賃貸不動産経営管理士講習を受けるメリットは、誰でも受講が可能な点にあります。

講習費用は受講料18,150円とテキスト代4,048円で、約23,000円(2023年度実績)。

講習を修了すると、賃貸不動産経営管理士試験で出題される全50問のうち問46~50の5問が免除されることが大きな魅力。

そのため、この講習は「免除講習」とも呼ばれています。

修了年度から2年間有効なので、試験に再チャレンジする場合でも期間内であれば5問免除を受けられます。

賃貸不動産経営管理士講習を受けるデメリット

賃貸不動産経営管理士講習を受けるデメリットについては、1日かけて講習が実施されるためにその分の時間が潰れてしまうという点が挙げられます。

また、講習の受講料やテキスト代で約23,000円かかるほか、会場までの交通費や当日の昼食代なども考慮すると、その分コストもかかってしまいます

修了者は5問免除されるというメリットは上述の通りですが、その5問が試験範囲のどの分野に相当するのかを事前に知ることはできません。

試験範囲が免除されるわけではないので結果的に全ての試験範囲を勉強しておかねばならず、その意味では講習を受ける必要性を感じないという方もいらっしゃるかもしれません。

賃貸不動産経営管理士試験の概要

賃貸不動産経営管理士試験の概要について説明します。

なお、賃貸不動産経営管理士試験は例年11月の第3日曜日に実施されます。

試験日時 2024年11月17日(日) 年1回実施
試験時間 13:00~15:00(120分間)
試験会場 全国35地域
受験料 12,000円
出題形式 四肢択一のマークシート方式、全50問
※免除講習修了者は45問
受験資格 誰でも受験可能
合格発表 2024年12月26日(木)

賃貸不動産経営管理士試験の出題範囲

賃貸不動産経営管理士試験の出題範囲について表にしました。

管理受託契約に関する事項 管理受託契約の締結前の書面の交付、
管理受託契約の締結時の書面の交付、
管理受託契約における受任者の権利・義務、
賃貸住宅標準管理委託契約書等
管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項 建築物の構造及び概要、
建築設備の概要、
賃貸住宅の維持保全に関する管理実務及び知識、
原状回復等
家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項 家賃、敷金、共益費その他の金銭の意義、分別管理等
賃貸住宅の賃貸借に関する事項 賃貸借契約の成立、
契約期間と更新、
賃貸借契約の終了、
保証、
賃貸住宅標準契約書、
サブリース住宅標準契約書等
法に関する事項 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律、
サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン、
特定賃貸借標準契約書等
上述までのほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項 賃貸不動産の管理業務を行うに当たり関連する法令、
賃貸不動産管理の意義と社会的情勢、
賃貸不動産経営管理士のあり方、
入居者の募集、
賃貸業への支援業務等

この中には宅建士の試験範囲と重複しているものも。

宅建士試験は例年、賃貸不動産経営管理士試験より前に実施されています。

宅建士と賃貸不動産経営管理士をダブル受験も可能ですし、ダブル合格に向けた試験勉強も可能なので、興味のある方は狙ってみてもいいかもしれません。

賃貸不動産経営管理士試験についてのよくある質問

賃貸不動産経営管理士試験についてのよくある質問をまとめました。

・賃貸不動産経営管理士試験の公式テキストってどんなもの?
・賃貸不動産経営管理士試験の書籍・本ってどんなものがあるの?
・2024年度の賃貸不動産経営管理士試験のテキスト発売日はいつ?
・賃貸不動産経営管理士試験の勉強サイトがあるって本当?
・賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格した人のブログはあるの?
・賃貸不動産経営管理士試験は一夜漬けでも合格できる?
・賃貸不動産経営管理士試験の電子書籍がある?
・賃貸不動産経営管理士試験の予想問題集はある?
・賃貸不動産経営管理士試験の過去問はやる意味がないの?

1つずつ回答していきますね。

賃貸不動産経営管理士試験の公式テキストってどんなもの?

賃貸不動産経営管理士試験の公式テキストとは一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会が作成しているもので、1,000ページを超えるという分厚さ。

(引用元:Amazon公式HP)

1,000ページを超えるだけあって書かれている情報量は多いものの、頻出箇所や要点が明示されているわけではないため、使いづらいという声があります。

とはいえ、賃貸不動産経営管理士試験に関する内容や契約書の雛形が網羅されているわけですから、そう聞くと無視するわけにもいきませんよね。

初学者にとっては一読するだけでも大変な労力を要する公式テキストですが、市販のテキストとうまく使い分けながら勉強を進めるのが良いでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験の書籍・本ってどんなものがあるの?

賃貸不動産経営管理士試験に関する書籍・本は、やはりテキストが主体になります。

『みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の教科書  2024年度版』はイラストや図表・図解が豊富で、初学者だけではなくすでに予備知識のある方にとっても使いやすいテキストとして人気があります。

また、『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2024年度版』は約500ページとボリュームはあるものの、こちらも図解が多く、加えて要点もきちんとまとめられており、わかりやすさに定評のあるテキストです。

テキストのみ、問題集のみ、テキスト・問題集一体型といった種類があるので、どのスタイルが自分に合っているのか、書店で確認すると良いでしょう。

2024年度の賃貸不動産経営管理士試験のテキスト発売日はいつ?

2024年度の賃貸不動産経営管理士試験のテキストは、3月~5月頃にかけて刊行されるようです。

賃貸不動産経営管理士試験の勉強サイトがあるって本当?

賃貸不動産経営管理士試験に向けた勉強サイトには、「賃貸不動産経営管理士.COM 賃貸不動産経営管理士試験の攻略サイト」があります。

このサイトでは、

・賃貸不動産経営管理士試験の概要
・試験の傾向と対策
・試験に向けた勉強方法
・過去問解説
・テキストの紹介

など、賃貸不動産経営管理士試験の受験者が知りたいことが網羅されています

受験を考えている方は、確認してみるといいでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格した人のブログはあるの?

賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格された方のブログはたくさんあります。

その中から3名の方のブログを厳選しました。

・独学で資格取得 ー目指せ!賃貸不動産経営管理士ー
・永古潭(エコタウン) 自分なりの試行錯誤を楽しむライフハックブログ
・脱線おじさんの独学記

独学で資格取得 ー目指せ!賃貸不動産経営管理士ー

(引用元:独学で資格取得 ー目指せ!賃貸不動産経営管理士ー)

2ヵ月間の勉強で賃貸不動産経営管理士に合格された方のブログ。

自身の学習経験を活かし、賃貸不動産経営管理士試験合格のためのおすすめ勉強方法やテキストなどを紹介しています。

おすすめの通信講座やスクールも紹介されており、賃貸不動産経営管理士試験の独学での合格を目指す方にとって非常に心強いサイトといえるでしょう。

永古潭(エコタウン) 自分なりの試行錯誤を楽しむライフハックブログ

(引用元:永古潭(エコタウン) 自分なりの試行錯誤を楽しむライフハックブログ)

賃貸不動産経営管理士試験を独学で40時間勉強して合格された方のブログです。

この方は宅建士試験も合わせて受験されており、宅建士と賃貸不動産経営管理士の両方の受験を考えている方にとっても参考になることが多いかと。

脱線おじさんの独学記

(引用元:脱線おじさんの独学記)

これまで72個もの資格を取得してきた管理人によるブログ。

平日と休日の勉強スケジュールや合格までに取り組んだことが図示化されており、参考になります。

また、資格試験に対する勉強方法についてもまとめられており、賃貸不動産経営管理士試験以外の勉強にも役立てられそうですね。

賃貸不動産経営管理士試験は一夜漬けでも合格できる?

賃貸不動産経営管理士試験は一夜漬けでも合格できるのでしょうか。

一夜漬けに関するこんな文章を見つけました。

宅建試験で燃え尽きていたので、前日まで全く勉強が手につかなかった。だが、この通勤講座のおかげで、前日から試験時間ギリギリまで27時間の一夜漬けを敢行することができ、また結果も合格と有終の美を飾ることができた。今年は5つの資格を無事取ることができたので、来年度更なる飛躍を期待したい。

(引用元: https://studying.jp/chintaikanrishi/monitors/4398/)

これはスタディングの通信講座を利用して合格された方の声ですが、27時間の一夜漬けで合格を勝ち取れたとあります。

この文章を読むと、一夜漬けでの合格も不可能ではないと思うかもしれません。

先に結論を申し上げるなら、一夜漬けはおすすめしません

知識というものは一日ではなかなか定着しないものですし、一夜漬けは睡眠時間を削るわけですから集中もできず、受験当日の体調にも悪影響が出てしまいかねないからです。

こう書くと、仕事が忙しくてどうしても勉強時間が取れないんだから一夜漬けは仕方がないのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どんなに仕事が忙しい方でも、5分、1分でさえも勉強する時間がない、ということはないはずです。

休憩や通勤、家事の合間など、利用できる時間はあるはずですから、こうしたスキマ時間を活用して少しずつでも勉強を重ねていく努力をしましょう。

また、試験勉強のゴールを合格と定めることはもちろん悪いことではありませんが、合格に至るまでの苦労や努力もすべて自分の財産となります

時間がないからと一夜漬けに賭けるのではなく、自分自身の成長のためにも、きちんと計画を立てて勉強を進めていきましょう。

賃貸不動産経営管理士試験の電子書籍がある?

賃貸不動産経営管理士試験には、テキストや問題集の電子書籍版があります。

電子書籍版でオススメなのは、『賃貸不動産経営管理士合格のトリセツ』シリーズ。

(引用元:Amazon公式HP)

(引用元:Amazon公式HP)

イラストや図表が豊富でわかりやすく、2色刷りで目にやさしいのが魅力です。

ただし、電子書籍は紙のテキストや問題集と違って直接書き込んだり大事なページに付箋を貼ったりという作業ができません

電子か紙か、一概にどちらかを決めるのは難しいですが、自分の勉強スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験の予想問題集はある?

賃貸不動産経営管理士試験には予想問題集もあります。

本番さながらの模擬問題が出題されるため、当日の出題形式や時間配分に慣れることが可能

当日慌てることのないよう、試験日が迫ってきたら予想問題集を解いてみるのもいいかもしれません。

賃貸不動産経営管理士試験の過去問はやる意味がないの?

賃貸不動産経営管理士試験は2021年に国家資格化されたばかりということもあり、過去問はやる意味がないという声もあるようです。

しかし、結論から申し上げると、過去問は取り組むべきです。

その理由は、過去問を解くことで自分の今の実力を把握できるのと、苦手分野を把握することにも役立つから。

確かに、国家資格化されたばかりだと今後の出題傾向が変わる可能性もありますし、法改正によってこれまでの過去問では対応しきれない問題も出題されます。

だからといって過去問対策をまったくしないでいると、本来なら点を取れたはずの問題を落とすことにもなりかねません

面倒だと思うかもしれませんが、確実に点を取っていくためにも、問題集はきちんとこなすようにしましょう。

また、最新の法改正に対応したテキスト・問題集を使うことを忘れないでください。

まとめ

賃貸不動産経営管理士試験は独学で合格できるのか、合格率や勉強時間、勉強方法について見てきました。

賃貸物件の需要は多く、それに伴って賃貸不動産経営管理士の資格取得を目指す方も増えてきています。

試験の難易度は年々上がっており、2023年度の合格率は27.9%でした。

2021年に国家資格化されたことにより、今後もさらに難易度が上がる可能性も否めません。

合格率だけ見ると難しそうなイメージがありますが、独学でも十分に合格を勝ち取れる試験でもあります。

きちんと勉強の計画を立て、テキストと問題集をしっかりこなしながら試験日に向けて努力を重ねていくことが大切です。

予算が許すのであれば、免除講習や通信講座の利用も検討してみてもいいかもしれません。

自分に合った勉強方法で、賃貸不動産経営管理士試験の合格を目指していきましょう。

通信講座はこちらの記事にも情報をまとめています。

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監修者情報

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

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