ビジネス実務法務検定の難易度とは?2級・3級の勉強時間、勉強方法も解説!

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「ビジネス実務法務検定を取得するか悩んでいる」

「初学者でもビジネス実務法務検定に合格したい」

ビジネス実務法務検定は、各級によって難易度や必要な勉強時間も異なる資格です。

また、事前に難易度を把握しておかないと、勉強時間が足りずに試験に落ちてしまうかもしれません。

そこでこの記事では、ビジネス実務法務検定の難易度と、合格するために必要な勉強時間や、初学者にもおすすめの勉強方法を解説します。

この記事を読むことで、ビジネス実務法務検定に関する情報を網羅できるだけでなく、効率的な勉強方法を知ることが可能です。

ビジネス実務法務検定の各級ごとのおすすめの勉強方法を徹底調査したため、合格を目指したい人はぜひご覧ください。

なお、ビジネス実務法務検定は通信講座での学習もおすすめです。

ビジネス実務法務検定 通信講座の詳細はこちらの記事をご覧ください。

ビジネス実務法務検定通信講座おすすめランキングの詳細はこちら

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目次

ビジネス実務法務検定とは?

ビジネス実務法務検定とは?
・ビジネス実務法務検定のCBT方式とIBT方式の違いは?
・ビジネス実務法務検定の取得をおすすめする人とは?
・ビジネス実務法務検定が役に立つ職業とは?

ビジネス実務法務検定とは、東京商工会議所が主催している公的資格で、ビジネスに必要な法律知識を身につけることが可能な検定です。

そのため、企業ビジネスや経済活動、コンプライアンスを考える際に、ビジネス実務法務検定の知識が役に立つことも多い内容となっています。

法律・企業ビジネス・経済活動・コンプライアンスは、どの職業においても欠かせないため、あらゆる社会人におすすめできる資格です。

それでは、ビジネス実務法務に関する具体的な内容を順番に解説していきます。

ビジネス実務法務検定のCBT方式とIBT方式の違いは?

ビジネス実務法務検定の試験方式には、CBT方式とIBT方式の2種類が存在します。

試験方式によって生じる違いは、受験場所と受験料です。

具体的に、CBT方式は全国各地のテストセンターで実施される試験で、CBT利用料の2,200円(税込)を受験料と別途負担する必要があります。

一方、IBT方式は自宅や会社などの場所でパソコンから受験可能で、CBT利用料もかかりません。

CBT方式 IBT方式
受験場所 全国各地のテストセンター パソコンの利用が可能な自宅や会社などの場所
受験料(税込) ・3級は7,700円
・2級は9,900円
・1級は12,100円
・3級は5,500円
・2級は7,700円

(参考:東京商工会議所公式HP)

ビジネス実務法務検定1級はCBT方式のみですが、ビジネス実務法務検定3級・2級の受験者でかつパソコンを所持している人は、受験料が安いIBT方式がいいでしょう。

ビジネス実務法務検定の取得をおすすめする人とは?

ビジネスに必要な法律基礎知識を身につけられるビジネス実務法務検定は、以下のような人に取得をおすすめします。

ビジネス実務法務検定の取得をおすすめする人
・法務に携わりたい人や難関法律資格取得を目指す人
・ビジネスに必要な法律知識を学びたい人
・ビジネス実務法務検定取得を推奨する企業に勤務している人

法律関連はもちろん、どのようなビジネスにおいても法律やコンプライアンスは切り離せないため、あらゆる社会人におすすめです。

実際に、主要分野を多くカバーしているビジネス実務法務検定は、必要な業種を問わないことが東京商工会議所の公式サイトに記載されています。

身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことができます。同時に、自分の身を守ることにもなります。
なお、ビジ法は企業活動の主要分野を多くカバーしているので業種も問いません。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

さらに、法律知識を学ぶ始めのステップとして利用する学生も多いのがビジネス実務法務検定の特徴です。

また、コンプライアンスや法律の違反防止目的で、ビジネス実務法務検定の取得を推奨する企業が東京商工会議所の公式サイトに掲載されていました。

今回はアサヒグループからのコメントを一例として紹介します。

アサヒグループでは、このような利点を持つビジネス実務法務検定の資格取得を推奨しています。また、同資格は会社が受験料等を負担する「資格取得支援制度」の対象資格の一つとなっています。お蔭様で当グループでは資格取得者が増え続けており、彼らは「コンプライアンス最優先」の理念を下支えする力となっています。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

そのため、勤務先によってはビジネス実務法務検定の取得によって社内評価を高められるケースもあるでしょう。

ビジネス実務法務検定が役に立つ職業とは?

コンプライアンス能力の習得によって活かせる分野は幅広くあります。

「PASONA」をはじめとした転職・求人情報サイトの検索条件にも、コンプライアンスの項目が設置されているほどです。

(引用元:PASONA公式HP)

実際に「コンプライアンス」で条件を絞り込むと、コンプライアンス法務・知財・特許・企画・人事などと幅広い職業がヒットしました。

ただし、独占業務資格ではないため、ビジネス実務法務検定の所有を必須とする職業はありません。

ビジネス実務法務検定を取得するメリット4選

ビジネス実務法務検定の概要を知ることで、取得するメリットについて気になる人もいるのではないでしょうか。

ビジネス実務法務検定を取得するメリットは以下の4つです。

ビジネス実務法務検定を取得するメリット4選
・業務に活かせる
・履歴書に所有資格として記載できる
・他の法律に関連する資格の基礎知識として役に立つ
・コンプライアンスに対する理解を深められる

ビジネス実務法務検定の取得が就職や転職で直接役に立つケースは少ないですが、習得した法律やコンプライアンスの知識を、業務や他資格取得の際に活かせるメリットがあります。

それでは、各メリットを具体的に解説していきます。

業務に活かせる

ビジネス実務法務検定を取得することで、法律を守った業務の実践が可能です。

東京商工会議所の公式サイトにも、業種を問わずに役に立つ法律知識を習得できる検定であることが記載されています。

“ビジ法”は、法務部門に限らず営業、販売、総務、人事などあらゆる職種で必要とされる法律知識が習得できます。
例えば、営業で取引先との契約書を締結する場面を想像してください。
契約内容に不備や不利益がないか発見し、正しい判断ができれば、トラブルを未然に防ぐことができます。
身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことができます。同時に、自分の身を守ることにもなります。
なお、ビジ法は企業活動の主要分野を多くカバーしているので業種も問いません。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

ビジネス実務法務検定の出題範囲には民法・商法・会社法・労働法などが含まれており、業務に関する法律をまとめて学べます。

もし法律基礎知識が乏しければ、自分でも知らないうちに法律違反行為を犯してしまうかもしれません。

ビジネスを行うにあたって、法律に関する知識は欠かせないため、ビジネス実務法務検定は日々の業務にも活かせる資格といえます。

履歴書に所有資格として記載できる

公的資格であるビジネス実務法務検定を取得することで、履歴書の所有資格項目に記載できます。

ビジネス実務法務検定は、ビジネスに関する法律知識を有している裏付けにもなるため、就職や転職の自己PRにも利用可能です。

ただし、ビジネス実務法務検定は業務独占資格ではないため、簿記のように特定職種の就職や転職で有利にならない点には注意しましょう。

他の法律に関連する資格の基礎知識として役に立つ

ビジネス実務法務検定は、法律に関連する弁護士・司法書士・行政書士・宅建士などの国家試験を取得するためのきっかけにもなります。

法律基礎知識を幅広く習得できるビジネス実務法務検定は、様々な資格に応用しやすい点が特徴です。

国家試験が免除されることはありませんが、スタディングの公式サイトにもビジネス実務法務検定は法律系資格の予行練習として利用できるといった内容が記載されています。

弁護士や司法書士、行政書士などの有力な法律系資格取得を目指す方にとって、同資格の試験勉強は予行練習となります。民法・労働法・著作権法など、ビジネスに関連するさまざまな法律を学べるためです。
法律のプロフェッショナルを目指すうえで、ビジネス実務法務検定の取得は大きなステップアップとなるでしょう。

(引用元:スタディング公式HP)

そのため、法律関連の職業を目指している人にとっても、ビジネス実務法務検定は取得しても損しない資格としておすすめです。

コンプライアンスに対する理解を深められる

コンプライアンスへの意識を高められるのも、ビジネス実務法務検定を取得するメリットの1つです。

コンプライアンス違反を防止するために一定の法律知識の習得が欠かせないことが、東京商工会議所の公式サイトでのインタビューにも明記されています。

企業倫理規程において「コンプライアンス最優先」の理念を掲げ、全ての事業活動の基礎としています。法律を知らなかったことによるコンプライアンス違反を犯さないためにも、一定の法律知識の習得は欠かせません。この点において、ビジネス実務法務検定制度は、受験勉強を通じて事業活動に必要な法律知識に限って(しかもある程度幅広く)バランスよく効率的に習得でき、また比較的簡単な3級からより専門的知識が問われる2級へと段階的に無理なく学べる仕組みになっていると思います。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

不正会計・情報漏洩などのコンプライアンス違反によって、会社経営が悪化するケースも珍しくありません。

経営者だけでなく、一人一人がコンプライアンスへの理解を深めて、業務を遂行していく必要があります。

ビジネス実務法務検定の難易度、合格率や概要は?

ビジネス実務法務検定の難易度、合格率や概要は?
・ビジネス実務法務検定の難易度と合格率
・ビジネス実務法務検定の受験者の業種
・ビジネス実務法務検定の試験概要
・ビジネス実務法務検定の日程とCBT方式の試験会場
・ビジネス実務法務検定への申し込み方法

冒頭で記載したように、ビジネス実務法務検定の難易度は各級によって異なります。

東京商工会議所が公表した過去3年分の試験結果を調査したところ、3級は70〜80%台、2級は40〜60%台、1級は10〜20%台の合格率でした。

ビジネス実務法務検定の難易度の詳細以外にも、受験者の業種・試験概要・試験日程とCBT方式の試験会場・申し込み方法についても解説していきます。

ビジネス実務法務検定の難易度と合格率

ビジネス実務法務検定の過去3年分における合格率・合格の基準・おすすめの対象者を各級ごとにまとめました。

3級 2023年 2022年 2021年
受験者数(人) 15,603 13,568 14,279
合格者数(人) 7,903 11,293 12,601
合格率(%) 50.7 83.2 88.2
基準 ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)
おすすめの対象者 全てのビジネスパーソン、仕事に就く前に企業での活動について学びたい学生

(参考:東京商工会議所公式HP)

2級 2023年 2022年 2021年
受験者数(人) 11,569 9,798 8,282
合格者数(人) 3,978 5,053 5,403
合格率(%) 34.4 51.6 65.2
基準 企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルのアッパーレベルを想定)
おすすめの対象者 企業の管理職、総務・法務、コンプライアンス等の担当者

(参考:東京商工会議所公式HP)

1級 2023年 2022年 2021年
受験者数(人) 467 481 458
合格者数(人) 49 43 97
合格率(%) 10.5 8.9 21.2
基準 業務上必要な法務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。(実務的対応能力としてのアッパーレベルを想定)
おすすめの対象者 企業の法務・総務の責任者・担当役員、弁護士・司法書士等の専門家

(参考:東京商工会議所公式HP)

ビジネス実務法務検定3級は70〜80%台、2級は40〜60%台、1級は10〜20%台の合格率で推移していることが分かります。

また、ビジネス実務法務検定1級は、3級・2級と比較して難易度が大きく上がるといえます。

ようするに、ビジネス実務法務検定3級は法律初学者向け、2級は法律に関する実務や勉強の経験がある人向け、1級は法務に携わっている役職者や専門家向けといえるでしょう。

ビジネス実務法務検定の受験者の業種

続いては、ビジネス実務法務検定3級・2級における受験者の上位5種類の業種と割合をまとめました。

順位 3級 2級
1位 金融・保険業(18.2%) その他サービス(17.8%)
2位 その他サービス(14.7%) 金融・保険業(14.4%)
3位 製造業(13.0%) 建設業(13.9%)
4位 大学生(11.3%) 製造業(13.7%)
5位 卸売業(7.5%) 運輸・通信業(8.6%)

(引用元:東京商工会議所公式HP)

ビジネス実務法務検定は、法律基礎知識を学べることもあり、幅広い受験者層であることがうかがえます。

さらに、ビジネス実務法務検定3級においては、大学生が占める割合も多いです。

幅広い法律知識を大学生のうちに身につけることで、興味のある分野を発見でき、就職の幅も広がるのではないでしょうか。

ビジネス実務法務検定の試験概要

ここでは、ビジネス実務法務検定の各級における試験概要をまとめました。

項目 3級 2級 1級
合格基準点 100点中70点以上 100点中70点以上 共通問題と選択問題がどちらも100点中50以上+合計点が200点中140点以上
試験内容 3級公式テキスト(2023年度版)の基礎知識と応用 3級の範囲及び2級公式テキスト(2023年度版)の基礎知識と応用 1級・2級・3級の範囲に該当する法律及び関連法令
試験時間 90分 90分 90分(前半の共通問題)+90分(後半の選択問題)
試験方式 IBT方式もしくはCBT方式 IBT方式もしくはCBT方式 CBT方式
出題形式 多肢選択式(パソコン使用) 多肢選択式(パソコン使用) ・論述形式(パソコン使用)
・共通問題2問必須と選択問題4問中2問選択
受験資格 制限なし(2級と併願受験可能) 制限なし(3級と併願受験可能) 制限なし
受験料(税込) ・5,500円(IBT方式)
・7,700円(CBT方式)
・7,700円(IBT方式)
・9,900円(CBT方式)
12,100円(CBT方式のみ)

(参考:東京商工会議所公式HP)

ビジネス実務法務検定の合格点は7割です。

なお、試験内容は東京商工会議所の公式テキストとなっていますが、市販のテキストや問題集、通信講座の利用でも合格できます。

Amazonのレビューでも、市販のテキストや問題集を用いて合格した声が多くあったため、一部を紹介します。

本書のみで勉強し、お陰様で無事1回目で合格することができました、ありがとうございました。解説が細かく分かりやすいため、何度も解きながら解説を読むことで、理解を深めることが出来たと思います。問題と解答が隣り合っているので、Kindleアプリでとても便利でした。巻末の問題も解答が隣にあると、確認がしやすかったと思います。iPadで問題を開き、スマホで解答を開いて利用しました。ありがとうございました。

(引用元:Amazon公式HP)

また、法律知識に自信のある人は、ビジネス実務法務検定3級・2級の併願を検討するとよいでしょう。

注意点として、ビジネス実務法務検定1級の出題形式は論述形式で、選択肢から解答を選ぶ3級・2級とは異なります。

そのため、ビジネス実務法務検定1級の取得を考えている人は、法律知識がある人でも対策が必要です。

ビジネス実務法務検定の日程とCBT方式の試験会場

次に、ビジネス実務法務検定の各級ごとの試験日程・CBT方式の試験会場・合否確認方法をまとめました。

項目 3級 2級 1級
申し込み期間 第1シーズン:5月下旬〜6月上旬
第2シーズン:9月中旬〜9月下旬
第1シーズン:5月下旬〜6月上旬
第2シーズン:9月中旬〜9月下旬
11月上旬〜11月中旬
試験期間 第1シーズン:7月上旬〜7月中旬
第2シーズン:10月下旬〜11月上旬
第1シーズン:7月上旬〜7月中旬
第2シーズン:10月下旬〜11月上旬
12月1週目の日曜日(1日のみ)
試験会場(CBT方式) 全国各地のテストセンター 全国各地のテストセンター 全国各地のテストセンター
合否確認方法 即時開示 即時開示 3月上旬にExcertマイページの試験結果にて開示

(参考:東京商工会議所公式HP)

試験日程は年によって前後するため、最新情報が知りたい場合は東京商工会議所の公式サイトをチェックするようにしましょう。

また、ビジネス実務法務検定3級・2級は年に2回実施されており、試験期間中から受験日時を選択できます。

ただし、ビジネス実務法務検定1級は年1回のみの実施で、試験日も1日のみである点には要注意です。

ビジネス実務法務検定への申し込み方法

ビジネス実務法務検定への申し込み方法は、各級共通で東京商工会議所の公式サイトからの申し込みとなります。

(引用:東京商工会議所公式HP)

申し込み時には、試験方式・試験会場・受験日時の入力も必要です。

試験会場は先着順で埋まっていくため、CBT方式を希望する人は早めに申し込むようにしましょう。

ビジネス実務法務検定に合格するために必要な勉強時間は?

ビジネス実務法務検定の各級における勉強時間の目安を、複数の資格講座提供サイトを用いて調査しました。

調査サイト 3級 2級 1級
スタディング 3ヶ月 60〜100時間 記述なし
オンスク.JP 60時間〜 60時間〜 記述なし
資格の学校TAC 45〜60時間 75〜100時間 200〜250時間

(予備試験講座公式HPより、当サイトにて独自集計)

調査の結果、ビジネス実務法務検定3級は45〜60時間、2級は60〜100時間、1級は200〜250時間が勉強時間の目安といえます。

難易度の違いから、各級ごとで勉強時間の目安にも差があります。

また、東京商工会議所の公式サイトには、ビジネス実務法務検定3級・2級の合格者が勉強した期間・時間を調査したデータが掲載されていました。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

(引用元:東京商工会議所公式HP)

(引用元:東京商工会議所公式HP)

(引用元:東京商工会議所公式HP)

東京商工会議所の調査結果では、ビジネス実務法務検定3級・2級の合格者は、1日あたり30分〜2時間の勉強を1〜2ヶ月継続した人が最も多いようです。

よって、ビジネス実務法務検定に合格するためには、受験前に予定を立てて計画的に勉強していくことが大事です。

ビジネス実務法務検定3級・2級のおすすめの勉強方法は?

ビジネス実務法務検定3級・2級におすすめの勉強方法
・ビジネス実務法務検定3級の独学におすすめのテキストや問題集3選
・ビジネス実務法務検定2級の独学におすすめのテキストや問題集4選
・ビジネス実務法務検定3級・2級におすすめの通信講座はスタディング

ビジネス実務法務検定3級・2級であれば、独学でも合格を目指しやすい難易度といえます。

しかし、「独学では合格できるか不安」と感じる人もいるのではないでしょうか。

そこで、ビジネス実務法務検定3級・2級に合格するためにおすすめのテキストや問題集に加えて、おすすめの通信講座を紹介していきます。

ビジネス実務法務検定3級の独学におすすめのテキストや問題集3選

ビジネス実務法務検定3級の独学におすすめのテキストや問題集3選
・ビジネス実務法務検定試験®︎3級公式テキスト 2024年度版
・ビジネス実務法務検定試験®︎3級公式問題集 2024年度版
・ビジネス実務法務検定試験®︎3級 テキストいらずの問題集 2023年版
・ビジネス実務法務検定3級のおすすめのテキストや問題集の比較

ここでは、ビジネス実務法務検定3級の合格だけでなく実務にも活かせる本と、合格に特化した本をそれぞれ紹介します。

今回、おすすめするにあたって、Amazonで星3.5以上かつ2023年最新版の法改正に対応した本を厳選しました。

ビジネス実務法務検定試験®︎3級公式テキスト 2024年度版

(引用元:Amazon公式HP)

本書はビジネス実務法務検定の主催である、東京商工会議所が出版した公式テキストになります。

出題範囲を網羅した内容であることはもちろん、ビジネス活動の基礎的問題が掲載されており、日常業務でも活用しやすい1冊です。

ただし、演習問題は掲載されていないため、ビジネス実務法務検定3級の合格を目指す場合は別途問題集を購入する必要があります。

ビジネス実務法務検定試験®︎3級公式問題集 2024年度版

(引用元:Amazon公式HP)

本書は東京商工会議所が出版した公式問題集です。

主催者が頻出問題として厳選していることもあり、信頼性のある問題集といえます。

また、模擬試験も2回分収録されており、「模擬試験を1回解くだけでは不安」な人にもおすすめです。

なお、解説の際に上記で紹介した公式テキストを参照する箇所があるため、理解を深めるためにも公式テキストとの併用を推奨します。

ビジネス実務法務検定試験®︎3級 テキストいらずの問題集 2023年版

(引用元:Amazon公式HP)

本書1冊を購入するだけで、ビジネス実務法務検定3級の合格を目指せる問題集となっています。

過去9回分の試験問題に基づいて精選した問題が掲載されており、合格に特化した1冊です。

解答には答えだけなく、解き方の手順が掲載されているため、テキストがなくても理解できます。

また、章別に重要項目をまとめた冊子が付属しており、本書から切り離し可能であるため持ち運びにも便利です。

ビジネス実務法務検定3級のおすすめのテキストや問題集の比較

上記で紹介した、ビジネス実務法務検定3級のおすすめのテキストや問題集を比較しました。

比較項目 ビジネス実務法務検定試験®︎3級公式テキスト 2024年度版 ビジネス実務法務検定試験®︎3級公式問題集 2024年度版 ビジネス実務法務検定試験®︎3級 テキストいらずの問題集 2023年版
価格(税込) 2,970円(単行本) 2,750円(単行本) ・1,870円(単行本)
・1,683円(Kindle)
出版社 東京商工会議所検定センター 東京商工会議所検定センター 翔泳社
形式 テキスト 問題集 問題集
特徴 ・ビジネス実務法務検定3級の公式テキスト
・ビジネス活動の基礎的問題が掲載されており、受験後にも役に立つ
・ビジネス実務法務検定3級の公式問題集
・頻出分野から厳選した問題を掲載
・公式テキストを参照する箇所があるため、3級公式テキストとの併用推奨
・本書1冊で合格可能
・過去9回分の試験問題から分野別に103問精選
・章別の重要項目をまとめた切り離し可能な冊子付属
過去問・模擬試験 なし 模擬試験2回分 模擬試験1回分
Amazonでの評価(最大5) 4.0 4.5 4.3

「主催者が出版したテキストや問題集を使いたい」「日常業務でテキスト内容を見直したい」という人には、東京商工会議所の公式テキストと公式問題集の同時購入がおすすめです。

また、「出費を抑えて合格を目指したい」「合格に特化した方法で勉強したい」という人には、「ビジネス実務法務検定試験®︎3級 テキストいらずの問題集 2023年版」が向いています。

ビジネス実務法務検定2級の独学におすすめのテキストや問題集4選

ビジネス実務法務検定2級の独学におすすめのテキストや問題集4選
・ビジネス実務法務検定試験®︎2級公式テキスト 2024年度版
・ビジネス実務法務検定試験®︎2級公式問題集 2024年度版
・法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 完全合格テキスト 2023年版
・法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 精選問題集 2024年版
・ビジネス実務法務検定2級のおすすめのテキストや問題集の比較

ビジネス実務法務検定2級も、実務にも活かせる本と合格に特化した本についてそれぞれ紹介していきます。

なお、ビジネス実務法務検定3級と同様に、Amazonで星3.5以上かつ2024年最新版の法改正に対応した本のみを厳選しました。

ビジネス実務法務検定試験®︎2級公式テキスト 2024年度版

(引用元:Amazon公式HP)

こちらはビジネス実務法務検定2級における公式テキストで、「合格するためだけでなく、日常で使える知識として応用したい」と考えている人におすすめです。

本書は業務上の法務実務の手引書としても利用可能で、知識と経験を結びつけるのにも役立てられます。

なお、ビジネス実務法務検定3級の公式テキストと同様に、別途問題集を購入する必要がある点には注意しましょう。

ビジネス実務法務検定試験®︎2級公式問題集 2024年度版

(引用元:Amazon公式HP)

こちらも東京商工会議所が出版した公式問題集となります。

ビジネス実務法務検定3級の公式問題集と同様に、主催者が厳選した頻出問題と2回分の模擬試験が収録されており、問題集としての役割は十分です。

繰り返しになりますが、解説の際、ビジネス実務法務検定3級・2級の公式テキストを参照する箇所がある点には注意してください。

法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 完全合格テキスト 2023年版

(引用元:Amazon公式HP)

本書は、「ビジネス実務法務検定試験®︎3級 テキストいらずの問題集 2023年版」と同シリーズのテキスト版です。

過去問に基づいた頻出箇所を重点的に解説しているため、ビジネス実務法務検定2級の合格に必要な知識を効率的に学べます。

さらに、アイコンや色文字を多用しているため、初学者でも飽きることなく勉強を進められます。

節ごとに◯×形式の確認問題が掲載されており、理解度をすぐに把握できるのも嬉しいポイントです。

なお、確認問題だけでは試験勉強不足であるため、次に紹介する同シリーズの問題集の購入も合わせて検討しましょう。

法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 精選問題集 2024年版

(引用元:Amazon公式HP)

「ビジネス実務法務検定試験®︎3級 テキストいらずの問題集 2023年版」と同シリーズの問題集です。

ビジネス実務法務検定3級の問題集同様に、過去9回分の試験問題に基づいて精選した問題が掲載されています。

また、出版社は、理解を深めるためにも上記で紹介した「法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 完全合格テキスト 2023年版」との併用を推奨しています。

ただし、「ビジネス実務法務検定2級の合格を目指すだけであれば、本書だけで十分」といったレビューがAmazonにて多数見受けられました。

7月に3級に合格しそのまま10月に2級を受けて合格しました。
その間テキストを読み込む時間がなかったので、やったのはこの問題集だけです。
勉強は主に通勤の電車内で日に1時間程度、期間は2か月くらいです。
問題集は5周くらいしたと思います。
体系的な理解はともかく、とにかく受かりたければこの問題集だけやれば充分だと思います。

(引用元:Amazon公式HP)

そのため、最短で合格を目指したい人は本書のみで十分といえるでしょう。

ビジネス実務法務検定2級のおすすめのテキストや問題集の比較

ここでは、ビジネス実務法務検定2級におすすめのテキストや問題集の比較を行います。

比較項目 ビジネス実務法務検定試験®︎2級公式テキスト 2024年度版 ビジネス実務法務検定試験®︎2級公式問題集 2024年度版 法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 完全合格テキスト 2023年版 法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 精選問題集 2024年版
価格(税込) 4,620円(単行本) 3,520円(単行本) ・3,850円(単行本)
・3,465円(Kindle)
・3,300円(単行本)
・2,970円(Kindle)
出版社 東京商工会議所検定センター 東京商工会議所検定センター 翔泳社 翔泳社
形式 テキスト 問題集 テキスト 問題集
特徴 ・ビジネス実務法務検定2級の公式テキスト
・業務上の法務実務の手引書としても利用可能
・ビジネス実務法務検定2級の公式問題集
・頻出分野から厳選した問題を掲載
・公式テキストを参照する箇所があるため、3級・2級公式テキストとの併用推奨
・過去問に基づいて頻出箇所を重点解説
・アイコンや色文字が多用されていて読みやすい
・◯×形式の確認問題で簡易的に理解度を把握可能
・過去9回分の試験問題から分野別に174問精選
・法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 完全合格テキスト 2023年版との併用推奨
過去問・模擬試験 なし 模擬試験2回分 なし 模擬試験1回分
Amazonでの評価(最大5) 3.9 4.0 4.0 4.2

「主催者が出版したテキストや問題集を使いたい」「日常業務と習得知識を結びつけたい」と考えている人は、東京商工会議所の公式テキストと公式問題集の同時購入がベターです。

また、「合格に特化した方法で勉強したい」という場合、「法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 完全合格テキスト 2023年版」と「法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 精選問題集 2023年版」の同時購入をおすすめします。

なお、法律基礎知識が身についている人であれば、「法務教科書 ビジネス実務法務検定試験®︎2級 精選問題集 2023年版」だけでも合格可能です。

ビジネス実務法務検定3級・2級におすすめの通信講座はスタディング

(引用元:スタディング公式HP)

「ビジネス実務法務検定3級・2級の独学が難しい」「動画を用いた学習スタイルで勉強したい」という人は、通信講座の「スタディング」を利用しましょう。

スタディングは、ITによる学習システム・運営システムの開発によって運営コストを抑えており、業界最安水準の価格で受講可能です。

さらに、ビジネス実務法務検定3級・2級セットコースもあるため、併願受験を考えている人も利用しやすい通信講座です。

分かりやすいように、各コースの受講料・特徴・コース内容をまとめました。

項目 3級合格コース 2級合格コース 3級・2級セットコース
受講料(税込) 4,500円 18,500円 19,800円
コース内容 ・動画と音声による基本講座が24講義(約8時間30分)

・オンライン問題集が24回(約120問)

・テーマ別試験形式問題集が18回(約90問)

・模試が1回

・動画と音声による基本講座が50講義(約15時間)

・オンライン問題集が50回(約250問)

・テーマ別試験形式問題集が11回(約60問)

・模試が1回

3級合格コースと2級合格コースの組み合わせ
特徴 出題の約5割を占める民法を重点的に学習 出題の約2割を占める会社法を重点的に学習 3級合格コースで法律の基礎固めを行い、2級で得点力アップを目指す

スタディングでは、各級の重要項目を重点的に取り扱っており、初学者も合格を目指しやすくなっているためおすすめです。

スタディングの公式HPはこちら

ビジネス実務法務検定1級を勉強するのにおすすめの通信講座2選

ビジネス実務法務検定1級におすすめの通信講座2選
・TACのビジネス実務法務検定試験®︎1級合格総合本科生
・東京商工会議所のビジネス実務法務検定試験®︎1級コース

ビジネス実務法務検定1級は論述形式であるため独学が難しく、添削指導を受けるのがおすすめです。

そこで、添削指導を受けることが可能な通信講座に厳選して紹介していきます。

TACのビジネス実務法務検定試験®︎1級合格総合本科生

(引用元:TAC公式HP)

受講料は137,500円(税込)と高額ですが、TACは唯一ビジネス実務法務検定1級の講義動画を利用できる通信講座です。

そのため、講義形式でビジネス実務法務検定1級の勉強を進めたい人にはおすすめです。

また、講義や問題演習を8ヶ月に分けて配信してくれるため、必要勉強時間の多いビジネス実務法務検定1級でもスケジュールを立てやすくなっています。

ビジネス実務法務検定1級の難易度は高く、疑問点が生じやすいことが予想されますが、15回までであればメールで質問することもできるため、途中で挫折しにくいでしょう。

TACの公式HPはこちら

東京商工会議所のビジネス実務法務検定試験®︎1級コース

(引用元:東京商工会議所公式HP)

「ビジネス実務法務検定1級に関する勉強は独学で進めたいから、課題だけ添削してほしい」という人には、東京商工会議所の通信講座がおすすめです。

講義動画がない分、受講料は30,900円(税込)と安いですが、弁護士等の実務家から添削指導を受けられるため、しっかり合格を目指せる構成となっています。

主催である東京商工会議所が実施している通信講座であるため、公式テキストの内容が全て盛り込まれています。

また、東京商工会議所の通信講座の標準学習時間は3ヶ月としており、短期間で学習を深めたい人にも向いているでしょう。

東京商工会議所の公式HPはこちら

ビジネス実務法務検定1級におすすめの通信講座の比較

ここでは、ビジネス実務法務検定1級におすすめの通信講座の比較を行います。

比較項目 TAC 東京商工会議所
受講料(税込) 137,500円 28,000円
コース内容 ・動画と音声による講義が32講義(約80時間)

・基礎答練4回

・応用答練4回

・模試1回

・オリジナルテキスト4冊

・過去問題3回

・添削課題3回

特徴 ・ビジネス実務法務検定1級で動画受講が可能な唯一の通信講座

・8ヶ月にわたってじっくり学習を深められる

・紙教材だけでなく、デジタル教材も利用可能

・15回まで質問メールを送信できる

・公式テキストの内容が全て盛り込まれている

・標準学習時間は3ヶ月と短期集中向け

・弁護士等の実務家から添削指導を受けられる

その他 ・別売りの東京商工会議所の1級公式問題集が必携

・別売りの東京商工会議所の1級公式テキストは購入推奨

・公式テキストの購入は不要

2つの通信講座で大きく異なっている点は、講義動画があるかどうかです。

「添削だけでなく、講義を受けることでより確実に合格を目指したい」という人には、TACの通信講座をおすすめします。

逆に、「テキストがあれば独学で勉強できるから、添削だけしてほしい」と考えている人は、東京商工会議所の通信講座がおすすめです。

ビジネス実務法務検定に合格するためのコツ4選

ここまで読まれた初学者の人は、「比較的難易度の易しいビジネス実務法務検定3級・2級を取得したい」と考えているのではないでしょうか。

しかし、闇雲な勉強方法では効率が悪く、ビジネス実務法務検定3級・2級の難易度でも合格できない可能性があります。

そこで、ビジネス実務法務検定に合格するために知っておきたい4つのコツを以下にまとめました。

ビジネス実務法務検定に合格するためのコツ4選
・試験日と必要勉強時間からスケジュールを立てる
・演習や過去問を解いて問題に慣れる
・頻出分野を重点的に学習する
・IBT方式・CBT方式の出題形式に慣れておく

4つのコツに共通して大事なのは、計画的に学習を進めて問題に慣れておくことです。

それでは、合格するためのコツを具体的に解説していきます。

試験日と必要勉強時間からスケジュールを立てる

まずは、受験する級の必要勉強時間を把握し、1日の勉強可能時間から逆算してスケジュールを立てましょう。

1日あたり1時間勉強すると仮定した場合のスケジュールを下記で作成したため、参考にしてみてください。

3級 2級 1級
必要勉強時間 45〜60時間 60〜100時間 200〜250時間
勉強開始日 試験日の2ヶ月前 試験日の2〜3ヶ月前 試験日の7〜8ヶ月前

(予備試験講座公式HPより、当サイトにて独自集計)

繰り返しになりますが東京商工会議所によると、ビジネス実務法務検定3級・2級の合格者では、1日あたり30分〜2時間の勉強を1〜2ヶ月継続した人が最も多いため、上記のスケジュールは現実的といえます。

いずれの級においても一夜漬けで合格できる難易度ではないため、計画を立てて合格を目指すのがベターです。

演習や過去問を解いて問題に慣れる

テキストや通信講座を眺めるだけでは、試験問題への対応は困難であることが予想されます。

そのため、実際の問題形式に慣れたり、知識を習得できたかどうか確かめるためにも、演習や過去問を解くのは必須です。

東京商工会議所の公式サイトにも、テキストと問題集を併用して合格した体験が記載されていたため一部を紹介します。

通勤時間を利用し公式テキストと問題集で独学しました。単にテキスト上の問題として捉えるのではなく、実際に自社案件でかつ担当ならばどう対処するか、と具体的に想像することで緊迫感をもって勉強しました。この実際の事象として想像する勉強方法が、日常業務のなかでの問題を見逃さない目を持てるようにもなりました。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

自身の苦手分野を把握して克服するためにも、テキストや通信講座によるインプットと、演習や過去問によるアウトプットの繰り返しが大事です。

頻出分野を重点的に学習する

7割の点数があれば合格できるため、満点を目指すよりも頻出分野を取りこぼさないことが重要です。

資格講座を提供するスタディングによると、出題構成の目安は以下のようになっています。

順位 3級 2級
1位 民法(約40〜50点) 商法・会社法(約15〜20点)
2位 商法・会社法(約15〜20点) 民法(約20〜30点)
3位 知的財産法(約8〜10点) 知的財産法(約15点)
4位 労働法、手形法・小切手法、消費者契約法その他 倒産処理法・独占禁止法・民事訴訟その他

(参考:スタディング公式HP)

分野によって配点が大きく異なることが分かるのではないでしょうか。

特に、ビジネス実務法務検定3級は民法、2級は商法・会社法と民法で5割を占めるため、これらの分野を重点的に学習する必要があります。

また、ビジネス実務法務検定1級は、3級・2級で習得した法律知識が基本となるため、全分野を網羅しておかなければいけません。

IBT方式・CBT方式の出題形式に慣れておく

IBT方式・CBT方式のいずれの試験においても、メモは取れないため、ペンを使わずに解く形式に慣れておきましょう。

特に、テキストを用いて勉強することが多い独学では、問題を解く際は書き込みをしないように日頃から意識しておくのがおすすめです。

また、スタディングや資格の学校TACなどの通信講座を利用して、オンライン上の問題に触れるのも手です。

スタディングの公式HPはこちら

TACの公式HPはこちら

ビジネス実務法務検定に関するよくある質問

ビジネス実務法務検定に関するよくある質問
・ビジネス実務法務検定のCBT方式とIBT方式の違いってなに?
・ビジネス実務法務検定は大学生でも合格できるの?
・ビジネス実務法務検定の取得は大学生の就職には意味ないの?
・ビジネス実務法務検定1級は難易度が高そうだけど役に立つの?
・ビジネス実務法務検定の過去問の入手方法は?
・ビジネス実務法務検定の2024年における申し込みは終了したの?

最後に、ビジネス実務法務検定に関するよくある質問に順番でお答えします。

ビジネス実務法務検定のCBT方式とIBT方式はどちらがおすすめ?

どちらの方式でビジネス実務法務検定を受験するか迷っている人は、IBT方式がおすすめです。

IBT方式であれば、2,200円(税込)のCBT利用料が発生しないことに加え、自宅からの受験が可能でテストセンターに行く手間を省けます。

ただし、タブレットやスマートフォンではIBT方式で受験することはできないため、パソコンを持っていない人はCBT方式を選択しましょう。

ビジネス実務法務検定は大学生でも合格できるの?

法律知識が少ない大学生でも、ビジネス実務法務検定3級・2級の難易度であれば合格可能です。

実際に、ビジネス実務法務検定3級の受験者のうち10%程度は大学生が占めています。

(引用元:東京商工会議所公式HP)

また、東京商工会議所の公式サイトにて、ビジネス実務法務務定3級・2級を受験した大学生のインタビュー記事もあるため、一部を紹介します。

授業で検定試験のことを知りました。挑戦のきっかけは、就職活動のことを考えたときに法律関係の資格を持ちたいと感じたのと、履修科目以外にも幅広く法律の勉強をしたいと思ったからです。
3級と2級を同時受験して、幸い、両方とも合格できました。両方とも9割近く得点できたことは、大きな自信になりました。
私の勉強方法ですが、1章ごとにテキストを読み、その後、授業で紹介されたeラーニングツールを活用するという流れでした。勉強時間は毎日1時間から2時間ほど、通学時間にもeラーニングツールを使って問題を解きました。
民法と会社法を重点分野と考えて、問題集のすべての問題を解けるようになるまで取り組みました。多くの問題を解いて出題形式にも慣れたのも、合格につながったのだと思います。

ビジネス実務法務検定を受けようか考えている大学生は参考にしてみるとよいでしょう。

ビジネス実務法務検定の取得は大学生の就職には意味ないの?

ビジネス実務法務検定を持っていることで、就職が有利になるケースは少ないです。

ビジネス実務法務検定は履歴書に記載できる資格ですが、業務独占資格ではないことが就職で有利にならない理由として挙げられます。

ただし、法的知識が身についている裏付けにはなるため、法務など法律に関連する就職活動の自己PRには利用可能です。

中には、ビジネス実務法務検定の取得を推奨する会社もあるため、取得しておくことで社内評価が上がる可能性があるのも知っておくとよいでしょう。

ビジネス実務法務検定1級は難易度が高そうだけど役に立つの?

ビジネス実務法務検定1級を取得したからといって、3級・2級から活躍の幅が大きく広がるわけではありません。

なぜなら、難易度はビジネス実務法務検定3級・2級よりも高くなりますが、試験内容自体は大きく変わらないからです。

そのため、ビジネス実務法務検定3級・2級を取得した後は、宅建などの業務独占資格の取得を目指すのもありです。

ビジネス実務法務検定の過去問の入手方法は?

過去問ではありませんが、記事内で紹介した問題集に模擬試験が掲載されています。

なお、ビジネス実務法務検定1級であれば、東京商工会議所の公式問題集を購入することで、3年分の過去問を入手可能です。

また、2020年実施のビジネス実務法務検定3級・2級の第48回試験問題と解答が、中央経済社ホールディングスのホームページに掲載されています。

その他サイトにて過去問形式の問題があるため、必要に応じて利用するとよいでしょう。

ビジネス実務法務検定の2024年における申し込みは終了したの?

過去の日程から、ビジネス実務法務検定3級・2級であれば2024年5月下旬〜6月上旬、1級であれば2024年11月上旬〜11月中旬が次回の申し込み期間であると予想されます。

ビジネス実務法務検定を受験したい人は、申し込み期間を逃さないためにも東京商工会議所の公式サイトを随時チェックするようにしましょう。

まとめ:ビジネス実務法務検定の難易度は高いのか?

この記事では、ビジネス実務法務検定について難易度を中心に紹介してきました。

まとめると、ビジネス実務法務検定3級・2級であれば、初学者でも独学や通信講座の利用で合格を目指せます。

一方で、ビジネス実務法務検定1級は論述形式で難易度が高いため、勉強する場合は通信講座の利用がおすすめです。

幅広い場面で役に立つ法律知識をビジネス実務法務検定で習得することで、法律関連の人はもちろん、社会人や学生の人もスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。

ビジネス実務法務検定の通信講座について、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

ビジネス実務法務検定通信講座おすすめランキングの詳細はこちら

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監修者情報

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

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