FP3級の実技試験とは?難しい?過去問や勉強方法、勉強時間についても解説

FP(ファイナンシャル・プランナー)3級には学科試験と実技試験の二種類がありますが、FP3級の資格を得るためには、その両方に合格しないといけません。

特に実技試験の方は、試験資格機関が二つある上に、試験内容も三種類あるなど、どれを選べばいいかが分からずに頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。

実際に、FP3級の実技試験は受ける試験によって問われる内容が違ってきますので、もし勉強してきた内容とミスマッチを起こしてしまったら合格が難しくなってしまうでしょう。

この記事ではFP3級の実技試験の内容について、各試験の種類ごとの違いを始め、実技試験で問われる内容や勉強方法について解説します。

この記事を読むことで、FP3級の実技試験の概要をしっかりと把握した上で、より万全の形で試験に臨めるようになるでしょう。

また、FPの試験勉強は通信講座や予備校の利用もおすすめです。

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目次

FP3級の実技試験とは?

FP3級の実技試験とは?
・指定試験機関が二つある
・実技試験が三種類ある

まずは、そもそもFP3級の実技試験がどういった内容のものであるかについて解説します。

FP3級の通信講座等も行っているユーキャンは、FP3級の実技試験の内容について以下のように記しています。

実技試験では、実際にファイナンシャルプランナーとして業務を行うにあたって必要な知識が審査されます。

(引用:生涯学習のユーキャン|ファイナンシャルプランナー資格試験の「実技試験」とは?)

基本的な知識が問われる学科試験に対して、実技試験では実務に則った事例や計算問題が多く問われます。

実務経験がない人にとっては、「実務に則った」といわれても具体的にどういう問題が出るのかを想像するのは難しいと思います。

「実際に面接形式で誰かのファイナンシャルプランの相談を受ける形式なのだろうか?」

「顧客に対して適切なアドバイスを完璧にできる能力がないと落ちてしまうのだろうか?」

もしかしたら、そのような不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際にやることは、学科試験と同じペーパーテストであり、さらにいえばFP3級の場合はマークシート形式の問題です。

実技試験の出題範囲も学科試験と同じなので、基本事項をしっかりと学習した上で過去問などで対策をすれば十分に合格できます。

ファイナンシャル・プランニングに関する知識が身についていれば充分に解答できます。

(引用:生涯学習のユーキャン|ファイナンシャルプランナー資格試験の「実技試験」とは?)

「実技試験」と聞いても身構えることなく、必要な勉強をした上で臨めば問題がない試験であることを知っておきましょう。

指定試験機関が二つある

きんざい(金融財政事情研究会 日本FP協会
実務試験の種類 2種類 1種類
学科試験の内容 同じ 同じ
実務試験の内容 異なる 異なる
受験日 同じ 同じ
受験会場 異なる 異なる
受験料 同じ 同じ

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP

FP3級の試験の特徴としては、FPの「指定試験機関」が「きんざい(金融財政事情研究会)」「日本FP協会」の二つが存在していることが挙げられます。

元々、きんざいは金融渉外技能審査(金財FP)という資格認定、日本FP協会はCFPとAFPという資格認定を、それぞれが独自に行っていました。

しかし、2002年にFP技能士が国家資格化したことにともない、厚生労働省がきんざいと日本FP協会の両方を指定試験機関として指定しました。

このような経緯から、「二つの団体が同じ国家資格を認定できる状態」になっています。

「同じ資格を別の指定試験機関で受けられる」ためにしばしば誤解が生じますが、どちらの指定機関でFP3級を受験しても得られる資格に変わりはありません。

さらにいえば、学科試験の内容もまったく同じものが出てくる上に、受験日や受験料も同じです。

一番大きな違いこそが実技試験の種類と内容であり、他の違いといえば試験会場と合格証書の書式くらいしかありません。

よって、特殊な事情がない限りは「自分が受けたいと思う実技試験」を元に指定試験機関を選ぶことになるでしょう。

実技試験が三種類ある

個人資産相談業務 保険顧客資産相談業務 資産設計提案業務
実施試験機関 きんざい きんざい 日本FP協会
試験科目 ・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたFP
・個人顧客の問題点の把握
・問題解決策の検討・分析
・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたFP
・保険顧客の問題点の把握
・問題解決策の検討・分析
・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたFP
・FPのプロセス
・顧客のファイナンス状況の分析と評価
受験者数(2023年9月) 6,562 人 11,249人 31,130人

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP

FP3級の実技試験は指定試験機関が二つあるだけでなく、試験の種類が三種類あることも押さえておきましょう。

日本FP協会が実施するFP3級の実技試験は一種類のみですが、きんざいが実施するFP3級の実技試験は二種類あります。

ちなみにきんざいの場合は2級のFP試験になると四種類に増えますが、どの試験を選んでもFPの資格内容に変わりはありません。

受験者の割合を見てみると、直近では日本FP協会の資産設計提案業務がもっとも高く、全受験者のうち半数以上もの受験者が資産設計提案業務を選択しています。

この中ではとりわけきんざいの個人資産相談業務と日本FP協会の資産設計提案業務は比較的内容が似ており、きんざいの保険顧客資産相談業務は保険業務に内容が特化しています。

どの実技試験で合格をしてもFP3級の資格を獲得できることに変わりはありませんが、であるからこそ「FPの資格をどう活かしたいか」を意識してどの実技試験を受けるかを意識するといいでしょう。

FP3級の実技試験の種類について

FP3級の実技試験の種類について
・個人資産相談業務(きんざい)
・保険顧客資産相談業務(きんざい)
・資産設計提案業務(日本FP協会)

それでは三種類ある実技試験はそれぞれ具体的にどういう内容の試験なのでしょうか?

大まかな特徴を述べるのであれば、日本FP協会の試験は学科試験の出題範囲の「すべて」を踏まえた上で出題されるのに対し、きんざいの試験は学科試験の出題範囲の「一部」から出題されます。

特にきんざいの保険顧客資産相談業務は保険業務に特化した内容であり、たとえば保険顧客資産相談業務の出題範囲のうち、学科試験の出題範囲でいう「リスク管理」に該当するものが40%にも及びます。

なお、FP3級の学科試験の出題範囲は以下の通りです。

FP3級学科試験出題範囲

・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継

どの試験も、ユーキャンによれば「ファイナンシャル・プランニングに関する知識が身についていれば充分に解答できる」ものなので、しっかりと対策を行えば合格できます。

しかし、試験の合格をより確実なものにするためにも、以下の説明を読んでそれぞれの試験の特徴を把握しましょう。

個人資産相談業務(きんざい)

出題範囲 ライフプランニングと資金計画
金融資産運用
タックスプランニング
不動産
相続・事業承継
出題される顧客 個人(会社員または個人事業主)

(参考:ふぃなぱず|FP3級(実技)試験「全3種類」を選び尽くせ!おすすめランキング付)

まずはきんざいの個人資産相談業務について解説します。

FP試験の教材製作などの実績があるFP情報サイトのふぃなぱずによると、出題範囲は学科試験でいう「リスク管理」以外の範囲から出題されます。

出題される顧客は会社員を中心とした個人であり、各問題ごとで各々の顧客の案件に実務のように対応する形で解答していきます。

出題範囲が「リスク管理」以外の学科試験の範囲である上に、問題集と同じような傾向で出題されることから、学科試験の範囲をほぼそのまま実技試験に落とし込むイメージで学習することになるでしょう。

問題集と同じような傾向で出題されることから対策はしやすい一方で、きんざいの試験はひねりを加えた難問が出題される傾向もあることには注意が必要です。

また、問題の内容は実例に則ったものであることから、自身の生活と比較し想像しながら勉強をすると理解しやすいでしょう。

保険顧客資産相談業務(きんざい)

出題範囲 ライフプランニングと資金計画
リスク管理
タックスプランニング
相続・事業承継
出題される顧客 個人(会社員)中心(法人も一問出題)

(参考:ふぃなぱず|FP3級(実技)試験「全3種類」を選び尽くせ!おすすめランキング付)

きんざいの実技試験にはもう一種類、保険顧客資産相談業務があります。

保険顧客資産相談業務の最大の特徴は、試験内容が保険業務に特化していることです。

出題範囲は学科試験でいう「金融資産運用」と「不動産」を除いた範囲であり、配点の40%が「リスク管理」からの出題で占められていることが特徴的です。

出題される顧客は会社員を始めとした個人が中心ですが、「リスク管理」だけは例外で、顧客が個人の場合と法人の場合とで一問ずつ出題されます。

保険顧客資産相談業務は保険に特化した実技試験であるため、今後保険に関わる仕事に就くことを考えている・現職で付いている人、または特別に保険に学びたい人が選ぶといいでしょう。

ただし、FP2級相当の知識がなければ実務で保険に関わる仕事に就くことは難しいので、FP3級についてはFP2級取得への足がかりとして考えましょう。

資産設計提案業務(日本FP協会)

出題範囲 ライフプランニングと資金計画
リスク管理
金融資産運用
タックスプランニング
不動産
相続・事業承継
出題される個人 個人(会社員または個人事業主)

(参考:ふぃなぱず|FP3級(実技)試験「全3種類」を選び尽くせ!おすすめランキング付)

資産設計提案業務は日本FP協会が行っている実技試験で、日本FP協会が行っているFP3級の試験はこの一種類です。

出題範囲は学科試験の範囲のすべてが出題されるため、きんざいの実技試験と比べて幅広い知識が身につく一方で、問題を解くにあたっても幅広い知識が要求されます。

また、出題される顧客は会社員を中心とした個人で、きんざいの個人資産相談業務と同様、各問題ごとで各々の顧客の案件に実務のように対応する形で解答していくことになります。

日本FP協会の実技試験の特徴は、出題される問題の題材が新聞や金融系の雑誌、金融商品のチラシ等から取られる傾向があることが挙げられます。

テキストからの出題が多いきんざいの実技試験に対して、日本FP協会の実技試験を受ける場合には普段からお金にまつわるニュース等をチェックしておく必要があるでしょう。

FP3級の実技試験はどれを選ぶのがおすすめ?

ここまで、三種類あるFP3級の実技試験の特徴について紹介をしてきましたが、それでは実際にはどの実技試験を選べばいいのでしょうか?

FP3級を受検する場合、保険関連分野の業務知識を身に付けたいなら、きんざいの「保険顧客資産相談業務」がおすすめです。それ以外の場合は、日本FP協会の「資産設計提案業務」か、きんざいの「個人資産相談業務」のいずれかがよいでしょう。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP3級の実技試験とは?試験内容や合格難易度、対策方法を解説)

三種類あるFP3級の実技試験の中で比較的特殊な位置づけにあたるのが、きんざいの「保険顧客資産相談業務」です。

ここまででも説明をしてきた通り、「保険顧客資産相談業務」は試験内容が保険業務に特化しています。

今後保険に関する職業に就くことを考えているか、保険について詳しく学習したい人以外には、受験するメリットが比較的少ない実技試験となるでしょう。

よって多くの人は、きんざいの個人資産相談業務と日本FP協会の資産設計提案業務のいずれかを受けることになるでしょう。

実はこの二つは内容の類似性を指摘されることが多く、たとえばユーキャンは日本FP協会の資産設計提案業務を以下のように説明しています。

きんざいの「個人資産相談業務」と似た内容の問題が出題される傾向があり、日々の暮らしにおけるお金に関する幅広い知識が身に付きます。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP3級の実技試験とは?試験内容や合格難易度、対策方法を解説)

よって、個人資産相談業務か資産設計提案業務のどちらかを選んでも特に問題はありません。

敢えていうのであれば、きんざいの個人資産相談業務の方には公式のテキストがある一方で、日本FP協会の資産設計提案業務の方には公式のテキストがありません。

もちろんテキストが一切ないという訳ではありませんが、勉強のしやすさという意味ではきんざいの個人資産相談業務の方が取り組みやすいかもしれません。

FP3級の学科と実技の違いは?

FP3級の学科と実技の違いは?
・FP3級の学科と実技はどっちが難しい?
・FP3級で実技だけ落ちることもある?

ここまでFP3級の実技試験の内容に関して解説をしてきましたが、逆にFP3級の学科試験とはどういう違いがあるのでしょうか?

実をいうと、FP3級の場合は学科試験も実技試験もマークシート形式であり、テストの形式という意味では違いがありません。

違いがあるのは、学科試験が「基礎知識」を問われる問題であるのに対し、実技試験が「応用」的な部分を問われる問題であるということです。

学科試験がテキストの理解度を測ることで基本的な知識の理解度を測るのに対し、実技試験は実際の業務に準ずる事例を用いた問題や計算問題が出題されます。

いずれにせよ、実技試験も学科試験の内容をしっかりと学習すれば解答できる内容であることは事実です。

FP3級の学科と実技はどっちが難しい?

一方で、FP3級の学科試験と実技試験ではどちらの方が難易度が高いのでしょうか?

両方の難易度を比較するに辺り、日本FP協会ときんざいの学科試験と実技試験の合格率を比較してみましょう。

日本FP協会が実施するFP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格率です。学科試験は約70~90%、実技試験は約80~90%の間で推移しています。

きんざいが実施するFP(ファイナンシャルプランナー)3級試験の合格率です。学科試験は約40~70%、実技試験は約40~60%の間で推移しています。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験難易度や合格率は?勉強方法も解説)

こうしてみてみると、日本FP協会の試験については実技試験の方が合格率が高い、つまり学科試験の方が難しいことが分かります。

一方できんざいの試験については学科試験の方が合格率が高く、実技試験の方が難しいというデータがでています。

まず前提として、学科試験については日本FP協会もきんざいも内容の違いは一切ありません

にも関わらずきんざいと日本FP協会の学科試験の合格率に違いが出ている要因として、ユーキャンは「受験者層の違い」という分析を行っています。

その理由としては、きんざいの受験者の中には、金融機関に所属する社員たちが、会社での団体申込により受験しているケースが多くあり、十分な準備が整わないまま受検している可能性が考えられます。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験難易度や合格率は?勉強方法も解説)

つまり、きんざいには「会社に試験を受けさせられている社員」という受験層が存在し、そうであるが故に準備不足の状態で受験している受験者が一定数いる、という理屈です。

それを踏まえた上できんざいの実技試験の合格率について考えてみると、日本FP協会と比べての学科試験の合格率の低さを鑑みた時、一概に「実技試験の方が難しい」とは言い切れない部分もあります。

実技試験の内容が学科試験に対する「応用問題」だと考えるのであれば、「学科試験の内容をちゃんと勉強できなかった」が故に合格できなかった層が一定数存在する、と考えられるからです。

ただし、きんざいの実技試験については、日本FP協会の実技試験と比べて純粋に難易度が高い、という分析も存在します。

きんざいに比べて日本FP協会の実技試験のほうが出題範囲が広く、内容が比較的浅いため、難易度も少し易しいと言われます。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験難易度や合格率は?勉強方法も解説)

以上を踏まえると、まず日本FP協会の実技試験については「学科試験よりも簡単」という結論が出せます。

一方、きんざいの実技試験については「学科試験よりも難しいか同じくらい」という結論となるでしょう。

FP3級で実技だけ落ちることもある?

ここまでで述べてきた通り、FP3級の実技試験は、とりわけ日本FP協会の場合はむしろ実技試験の方が難易度が低いです。

しかしFP3級の学科試験と実技試験が別のものである以上、当然「学科試験は合格したが実技試験は不合格だった」というケースが発生することもあります。

実例として、キャンプ系やIT系の記事を中心とした「黒柴ししまる日記」というブログを更新している分造さんのケースを紹介します。

問題の試験結果(解答速報を使った自己採点)をお見せしましょう。

まず、合格点は
学科:36/60 6割以上
実技:12/20 6割以上
となっています。

私の結果としては
学科:43/60
実技:11/20
でした!

(引用:黒柴ししまる日記|FP3級に落ちた!?受けてみたら意外と難しかった。実技で不合格になった話。)

分造さんは2021年5月に行われた日本FP協会の学科試験と実技試験の両方を受験し、自己採点を行った結果、学科試験は合格だったものの実技試験が不合格だったとしています。

自己採点であるために合格をしている可能性もゼロではないものの、マークシートという試験形式であることを踏まえても不合格である可能性の方が高いでしょう。

分造さんは自身が不合格に終わった理由を「勉強不足」と自己分析していますが、一方で「易化していた直近数回のテストで合格点をとれていたことで、安心しきっていた。」とも述べています。

FP3級の実技試験の合格率が高く思えても勉強をしなければ実際に不合格になってしまいますので、しっかりと学習をした上で試験に臨むようにしましょう。

FP3級の実技試験の試験内容

FP3級の実技試験の試験内容
・FP3級の実技試験の試験時間
・FP3級の実技試験の合格点
・FP3級の実技試験の合格率

こちらの項目では、FP3級の実技試験を受けるに当たっての試験時間や合格点、合格率といった「試験のフォーマット」に関する内容を解説していきます。

FP3級の実技試験は、学科試験と同じくマークシート方式になっており、ここまででも述べてきた通り、しっかりと学習をすれば合格ができる内容です。

一方で、試験時間や合格点を把握しないまま受験をしてしまうと、「せっかく完璧に勉強をしてきたのに!」と言わんばかりに思わぬ形で合格から遠ざかってしまう原因になりかねません。

思いもよらないところで不本意な結果を出さないためにも、FP3級がどういう条件で試験を行っているかを把握しておきましょう。

FP3級の実技試験の試験時間・問題数

きんざい(個人・保険共通) 日本FP協会
試験時間 60分 60分
問題数 15問 20問

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

まずFP3級の試験時間については、きんざいも日本FP協会も60分です。

どちらも試験時間は同じではありますが、きんざいと日本FP協会では実技試験の問題構成が違うため、問題を解く際のペース配分は考えなくてはなりません。

問題の難易度としてはきんざいの方が高い傾向にある一方で、日本FP協会の方は問題の幅が広く、問題の数も多いです。

現にきんざいの問題数が15問であるのに対し、日本FP協会の問題数は20問と問題数に差が出ています。

「試験時間が同じだから解くペースも同じで大丈夫」等とは考えず、それぞれの試験に沿ったペース配分を考えましょう。

FP3級の実技試験の合格点

きんざい(個人・保険共通) 日本FP協会
満点 50点 100点
合格点 30点以上 60点以上

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

同じFP3級の実技試験であっても、内容も問題数も違えば設定されている合格点についても違いが出てきます。

設定されている満点や合格点に違いはありますが、「合格点の高さ低さ」を比べることに意味はなく、純粋に「合格点に達する」ための勉強ができているかが重要です。

この場合、どちらも「6割以上」の点数を取る必要があるため、その目標に向けてしっかりと勉強する必要があります。

一方で、試験時間についてもいえることですが、点数配分が違ってくるので、どのような配分で問題を解いていくかを把握することも重要です。

どの実技試験を受けるにせよ、時間配分や点数配分をちゃんと把握した上で、模擬試験を解くなどして対策を行いましょう。

FP3級の実技試験の合格率

試験年月 個人資産相談業務(きんざい) 保険顧客資産相談業務(きんざい) 資産設計提案業務(日本FP協会)
2023年9月 62.29% 55.30% 77.67%
2023年5月 61.58% 58.91% 86.83%
2023年1月 67.56% 40.05% 88.34%
2022年9月 58.23% 43.28% 84.44%
2022年5月 62.24% 45.64% 90.33%
2022年1月 53.14% 39.53% 90.75%
2021年9月 43.25% 48.68% 80.50%
2021年5月 59.63% 47.76% 76.65%
2021年1月 58.63% 56.01% 86.53%
2020年9月 35.28% 56.20% 88.04%
2020年5月 中止 中止 中止
2020年1月 50.22% 48.19% 79.45%
2019年9月 45.44% 43.31% 79.48%
2019年5月 54.35% 44.85% 86.42%
2019年1月 56.21% 39.32% 83.38%

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

きんざいも日本FP協会も合格できる基準は「6割以上の得点」ですが、一方で上の表から合格率が異なっていることが分かります。

三種類の試験の中でもっとも合格率が高いのが日本FP協会の「資産設計提案業務」であり、全体を通して80%で前後しています。

一方、きんざいは「個人資産相談業務」の方が50%前後、「保険顧客資産相談業務」の方が40%前後と、日本FP協会のものよりも低い水準で前後しています。

やはりユーキャンの分析の通り、きんざいの受験者層と実技試験の難度が反映された数値が出ています。

以上の情報も踏まえた上で、自身が受けようと決めたテストに万全の体制で臨めるようにしましょう。

FP3級の実技試験の勉強方法

FP3級の実技試験の勉強方法
・FP3級の実技試験のテキスト
・FP3級の実技試験の過去問
・FP3級の実技試験の合格に必要な勉強時間
・FP3級の実技試験の対策は?
・FP3級は独学でも合格できる?

FP3級の実技試験の内容や仕組みを押さえたら、次はどのように学習を行えばいいかについて解説をしていきます。

ファイナンシャル・プランニングに関する知識が身についていれば充分に解答できます。

(引用:生涯学習のユーキャン|ファイナンシャルプランナー資格試験の「実技試験」とは?)

ユーキャンは実技試験についてこのように述べてはいますが、そもそもFP3級の試験の試験自体をどう学習すべきかについては押さえておかなくてはなりません。

いくら学科試験の勉強を完璧に行ったとしても、本番で実技試験だけ落ちたということは十分にありえることで、実例も紹介いたしました。

そこでこちらの項目ではFP3級の実技試験を学習するにあたり、どういったテキストや過去問を用いるべきか、必要な勉強時間や対策、そして独学での学習についてを解説いたします。

FP3級の実技試験のテキスト

きんざいの実技試験については、『3級FP技能士(実技・個人・保険顧客資産相談業務)精選問題解説集』というテキストをきんざいが公式で出版しています。

テキストの名前の通り、「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の両方に対応しているテキストで、豊富な問題量に加えて、過去に出題されたFP3級の実技試験の問題の中でも重要な問題が精選されています。

また、過去問も過去三回分が収録されているため、この一冊だけでもFP3級の実技試験に関してはカバーできる内容です。

一方で、日本FP協会の資産設計提案業務については公式が出版しているテキストは存在しません

なので受験する実技試験として資産設計提案業務を選択する場合は、市販のテキストのものを購入することになります。

FP3級のテキストはいくつもありますが、その中でも比較的評判が高いのは『みんなが欲しかった! FPの教科書』です。

このテキストの特徴としては、全体的に親しみが持てるカラフルで程よくくだけたデザインで、図解が分かりやすいこともあって、始めてFPを勉強する人でもとっかかりやすい内容です。

また、この一冊があれば実技試験だけでなく学科試験も学習が可能なためにコスパがよく、そのこともあってか売上No.1の実績も誇ります。

どのテキストを選べばいいのかがピンと来ない方は、まずはこの一冊を買っておけば大きく外れることはないでしょう。

FP3級の実技試験の過去問

実技試験の過去問の活用も、効果的な実技試験対策です。FP3級の試験は出題範囲が決まっており、過去に出題された問題が再度出題されることも多いためです。過去問は、本番と同じ時間配分で解答すれば、当日の試験の流れに慣れる意味でもいい練習台となります。参考書と問題集を学習し終わったら、過去問には早めに着手しましょう。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP3級の実技試験とは?試験内容や合格難易度、対策方法を解説)

FP3級の過去問については、きんざいのものも日本FP協会のものも、公式HPに掲載されており、中には過去問が掲載されている参考書や問題集もあります。

ユーキャンが解説を行っている通り、特にFP3級の試験については出題範囲が分かりやすく決まっているため、対策を行えばちゃんと解けるようになっています。

過去問は、受験日間近に解き始める人もいますが、FP3級の出題範囲の傾向から、ユーキャンは早めに取り掛かることを推奨しています。

まずはテキストを理解し問題集を解くのは前提としても、テキストと問題集を数回程度周回したら、まずは一度過去問に挑戦してみることをおすすめいたします。

FP3級の実技試験の合格に必要な勉強時間

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験に合格するために必要な勉強時間は、80〜150時間程度が目安となります。1日2時間勉強するのであれば、2〜3カ月程度の期間が必要になる計算です。ただし、これはあくまでも目安です。個人のライフスタイルや実務経験の有無などで、必要な勉強時間は変わります。

(引用:生涯学習のユーキャン|ファイナンシャルプランナー3級・2級の勉強時間の目安は?効率的な勉強法で試験合格を目指そう!)

FP3級の合格に必要な勉強時間は、おおよそ80時間から150時間程度が目安だとされています。

仮に1日2時間程度の勉強を行うのであれば、2~3ヵ月程度の期間を設けて学習を行っていくことになります。

ただし、これはあくまでユーキャンが発表している一つの「目安」であるため、一概にこれがすべてと言い切ることは出来ません。

ユーキャン以外の通信講座を行っている企業や情報サイトの中には、「合格するだけなら20時間程度で十分」と発表しているところもあります。

また、FP3級の勉強時間の目安としては、20時間程度あれば十分と言えます。これは、FP3級の膨大な試験範囲のうち、試験に出る部分だけを勉強するために必要な時間が20時間だということです。

(引用:フォーサイト|FP3級の勉強方法すべて教えます!勉強時間の目安など)

しかしこれは、相当に効率的に勉強を行った場合であり、特に始めてFPに触れる人にとってはあまり現実的な数字とは言えません。

他の通信講座を行っている企業や情報サイトも概ね100~150時間と発表しているため、特に始めてFPに触れる人はそのくらいの期間は取るようにしましょう。

また、ここでは実技試験に限らず、FP3級全体の勉強時間で換算をしていますが、これはユーキャンが「学科試験と実技試験の両方を同時に受験する」ことをおすすめしているためです。

実際に受検する際は、学科試験と実技試験の両方を同時に受検するのがおすすめです。学科試験と実技試験は出題範囲がほとんど同じであり、学科試験のための勉強で身につけた知識をそのまま実技試験にも活かせます。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験難易度や合格率は?勉強方法も解説)

実際のところ、実技試験もまた学科試験の内容を踏まえたものであり、「どちらか片方だけ勉強をする」というのはあまり現実的とは言えません。

「学科試験の勉強も実技試験の勉強のうち」と考え、どちらか片方の試験を落とすという事態を引き起こさないためにも、学科試験も実技試験も両方勉強するようにしましょう。

FP3級の実技試験の対策は?

3級を勉強するときは、模擬試験や過去問題に積極的に取り組み、試験の形式に慣れておくようにしましょう。

(引用:生涯学習のユーキャン|ファイナンシャルプランナー3級・2級の勉強時間の目安は?効率的な勉強法で試験合格を目指そう!)

とりわけFP3級の実技試験の場合は、いかに模擬試験や過去問に取り組めるかが重要です。

FP3級の実技試験の試験範囲は決して広いとは言えず、過去に出題された問題が再び出題されるケースも存在します。

模擬試験や過去問にちゃんと取り組むには、テキストや問題集の内容を把握する必要があるのは事実ですが、それ以上に「3級の試験内容」に馴染むことも重要です。

少なくとも、試験日が近づいてきてからの「最後の腕試し」という用法で模擬試験や過去問に取り組むのは避けたいところです。

FP3級の推奨勉強時間は150時間程度ではありますが、学習の進行に遅れが生じた場合は、模擬試験や過去問を解きながら内容を理解するくらいで考えた方がいいでしょう。

FP3級は独学でも合格できる?

FP3級は、独学で合格している人もたくさんいます。つまり、しっかりと対策すれば独学で合格できる試験だということです。

(引用:生涯学習のユーキャン|FP3級に独学で合格する方法|勉強時間の目安や勉強方法も解説)

FP3級は独学でも十分に合格ができる資格で、現に独学でFP3級に合格している人はたくさんいます

FP3級を独学で合格するにあたりとりわけ重要なのが、テキストの内容をしっかりとインプットした上で、過去問や問題集を解くアウトプットを何度も行うことで、特に過去の問題の再出題が多いFP3級では一層重要になります。

また、独学で学習する際に特に注意したいのが法改正情報で、「最新の法改正内容」が試験の内容に反映される関係上、特に気をつけなくてはならないポイントとなります。

以上が、ユーキャンの推奨する独学での学習方法と注意点ではありますが、一方で独学での学習が不安な場合は、通信講座の受講も推奨しています。

FP3級は決して取得が難しい資格ではありませんが、通信講座を受講するでより密に学習を行うという選択肢も十二分に有益ですので、より確実に合格をしたい人は利用を検討してみましょう。

ユーキャンの公式サイトはこちら

FP3級の申し込み方法

FP3級の申し込み方法
・FP3級の受験資格
・FP3級の試験日
・FP3級の試験会場
・FP3級の受験料
きんざい 日本FP協会
申し込み方法 ・郵送
・インターネット
・郵送
・インターネット
申し込み期間 2024年4月1日(月)正午~試験日3日前 2024年4月1日(月)10:00より通年受付

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

FP3級の実技試験の内容を把握し、学科試験も含めて学習も万全にしたら、いよいよFP3級を受験しましょう。

受験の申し込みは、当然受験したい団体を経由して申し込みを行うことになるのですが、どちらも郵送またはインターネット経由での申し込みです。

郵送の手続きを行うにしても一度HPを経由しなくてはならない工程、またはHPを経由したほうが早い工程もあることから、基本的にはインターネット経由での申し込みをおすすめします。

インターネットで申し込みを行う際にやや手続きが煩雑なのがきんざいの方で、受験手続きを行うにはユーザー登録が必要です。

どちらの試験を選ぶにしても受験の申し込み期間が存在していますが、幸いどちらの申し込み期間も同じ期間となっているため、申し込み期間の違いで混乱をすることはないでしょう。

事前にどの試験を受けるかを決めておくことは大前提としても、あらかじめ申し込み方法を確認しておいた上で、申し込み期間が始まったらなるべく早めに申し込みをしておくように心がけましょう。

FP3級の受験資格

FP業務に従事している者または従事しようとしている者

(引用:金融財政事情研究会HP)

FP業務に従事している者または従事しようとしている者
(FP業務とは、資産の設計・運用・管理およびこれらに係わる相談業務、コンサルティング業務をいいます)

(引用:日本FP協会HP)

FP3級の受験資格は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」であり、きんざいと日本FP協会とで差異はありません。

このように書かれると何か特別な書類が必要なのかと身構える方もいらっしゃいますが、特にこれといった確認はないため、制限は事実上存在しません。

金融や保険、不動産に関わる人たちは当然のこと、学生や主婦も当たり前のように受験をしています。

FP3級で得られる知識は実生活においても役に立つものが多いので、身構えずに受験をすることをおすすめします。

FP3級の試験日

受験日(2024年度) きんざい 日本FP協会
第一回 2024年4月1日(月)~2024年4月30日(火) 2024年4月4日~4月30日
第二回 2024年5月1日(水)~2024年5月25日(土) 2024年5月1日~5月25日
第三回 2024年6月1日(土)~2024年6月30日(日) 2024年6月1日~6月30日

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

きんざいと日本FP協会のどちらの試験も、年に三回同じ日に行われます。

ちなみにFP2級まではどちらもFP3級と同じ日に開催をしていますが、FP1級については学科試験をきんざいだけが行っています。

どちらの試験を受けるにしても日程は同じですので、試験日から逆算して計画的に学習を行っていくようにしましょう。

ユーキャンが示している基準としては、一日二時間勉強する場合は二ヵ月前から学習を始めるのがよいとしています。

FP3級の試験会場

きんざい 日本FP協会
受検地地区数 約98地区 約130地区

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

きんざいと日本FP協会で比べた場合、日本FP協会の方が会場に指定されている地区数が多くなっています。

会場となる場所は様々で、学校や企業の研修センターを始め、商工会議所、ホテルである場合などもあります。

また受験会場に関しては、受験地の希望は出せるものの具体的な会場名を指定することは出来ず、受験地ごとに自動振り替えとなります。

受験地は申し込み後に発送される受験票をもって通知され、それ以外の案内もないため、受験票は必ず確認するようにしましょう。

FP3級の受験料

きんざい 日本FP協会
受験料(学科試験) 4,000円 4,000円
受験料(実技試験) 4,000円 4,000円

(参考:金融財政事情研究会HP・日本FP協会HP)

受験料に関してはきんざいも日本FP協会も変わらず、学科試験と実技試験で4000円ずつになります。

学科試験と実技試験を同時受験をしても値段が変わることはなく、どちらで受けた場合も8000円で学科試験と実技試験を同時に受験できます。

ちなみに、二級まではどちらも金額が一緒で、学科試験が5700円の実技試験が6000円、合計11700円で受験が可能です。

ただし、一級からは違いが発生し、日本FP協会が実技のみで20000円なのに対し、きんざいは学科8900円の実技25000円で合計33900円となります。

FP3級の実技に関するよくある質問

FP3級の実技に関するよくある質問
・学科試験と実技試験は必ず同じ日に受けなければならないか
・実技試験だけ落ちた場合、もう一度学科試験も受けなければならないか
・一部合格はいつまで有効か

最後に、FP3級の実技試験に関してよくある質問についてまとめました。

FP3級は学科試験と実技試験で分かれているだけでなく、そもそも団体がきんざいと日本FP協会で分かれているため、混乱をする人も少なからずいらっしゃると思います。

FP3級の実技試験にまつわる疑問点を潰して、より万全な体制で試験に臨めるようにしましょう。

学科試験と実技試験は必ず同じ日に受けなければならないか

学科試験と実技試験を必ず同じ日に受験しなければならないとういことはありません

それぞれ別のタイミングで受験をしても構わず、その場合も学科試験と実技試験の両方の合格をもってFP3級の取得となります。

その際、学科試験と実技試験を受けるタイミングの前後は問われません。

ただし、特別な事情がない限りは、学科試験と実技試験の両方を受けることを推奨します。

実技試験だけ落ちた場合、もう一度学科試験も受けなければならないか

学科試験に合格している場合は次回に実技試験だけを受ければよく、逆に実技試験だけに合格をしている場合は学科試験だけ受ければ大丈夫です

ただし、受験申請時に、合格している方の試験の「試験の免除申請」を行う必要があります。

学科試験または実技試験の合格している試験の免除申請を行い、合格していない方の試験を受験し合格すれば、合格証書を受け取れます。

なお、どちらかの試験に合格している状態を「一部合格」と呼びます。

一部合格はいつまで有効か

一部合格の有効期限は、一部合格した試験の受験日が属する年度の翌々年度末であり、年度は四月に始まり三月に終わります。

例として、2023年9月試験の一部合格は、2026年3月末まで有効で、受験する場合は2026年1月までです。

まとめ

ここまで、FP3級の実技試験についてまとめていきました。

実技試験と聞くとどうしても学科試験と比べて身構えてしまう部分もあると思いますが、そもそもFP3級は独学でも十分に合格できる難易度の試験です。

基本的には学科試験と同じ範囲の問題が出題され、問題形式も学科試験と同じくマークシート形式で、学科試験の内容をしっかりと勉強すれば問題なく解答できるでしょう。

また、FP3級の実技試験には三種類がありますが、自身がFPの資格を取得してそれをどのように活用したいかを考えれば、どの実技試験を受ければいいのかが分かるはずです。

特に保険にまつわる業務に携わるのでなければ、きんざいの個人資産相談業か日本FP協会の資産設計提案業務のいずれかを受験することになるでしょう。

また、FP3級は特にいかに模擬試験や過去問を解けるかが合格の鍵になってくるので、テキストや問題集の内容を習得したら早い段階で模擬試験や過去問に取り掛かるようにしましょう。

ここまで読んでくださった皆様の、FP3級合格のための足がかりにしていただけるのなら幸いです。

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