「旅行業務取扱管理者の合格を目指して独学で勉強しようと思っている。でも、独学で合格できるかどうか不安だ。」
旅行業務取扱管理者の試験を独学で合格するには、自分にあったテキストを使用しながら効率よくスケジュールを立て勉強する必要があります。
今回は、旅行業務取扱管理者の試験合格率やおすすめのテキスト、試験概要など、この記事で旅行業務取扱管理者の試験合格を助けられるようまとめました。
旅行業務取扱管理者試験については、通信講座や予備校で勉強するのもおすすめです。
こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひご参考になさってくださいね。
旅行業務取扱管理者は独学で合格できる?
結論から言うと、スケジュール立てインプット・アウトプットを繰り返しながら勉強すれば、試験合格は可能でしょう。
旅行業を未経験で受験する人も多く、国内旅行業務取扱管理者であれば合格率は40%程度のためねらい目の国家資格です。
総合旅行業務取扱管理者を目指す人は、独学で合格するのはモチベーション維持と学習時間を多く持つ必要があり、通信講座を受講して合格を目指す人が多いようです。
今回は国内旅行業務取扱管理者、または総合旅行業務取扱管理者どちらを目指すかによって手段を変えることをおすすめします。
国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱者の違い
旅行業務取扱管理者とは、
・国内旅行業務取扱管理者
・総合旅行業務取扱管理者
・地域限定旅行業務取扱管理者
の三種類に分かれます。
大きな違いは、販売できる旅行商品の取り扱いですが、資格の有用性から国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者が人気です。
・国内旅行業務取扱管理者
国内の旅行に関する商品のみを取り扱う国家資格です。一般社団法人全国旅行業協会が主催しています。旅行業が未経験の人でもチャレンジしやすい資格です。
・総合旅行業務取扱管理者
国内旅行にプラスして海外旅行に関する商品を取り扱う国家資格です。一般社団法人日本旅行業協会が主催しています。試験範囲が広く、難易度が高い試験です。
・地域限定旅行業務取扱管理者
名前の通り、地域に限定した旅行商品を取り扱う国家資格です。2018年に認定された比較的新しい資格です。
国内旅行業務取扱管理者の合格率は30~40%
国内旅行業務取扱管理者の合格率は比較的高く、例年で30〜40%です。
年度 | 受験人数 | 合格人数 | 合格率 |
2023年 | 8,960人 | 3,270人 | 36.5% |
2022年 | 8,945人 | 3,125人 | 34.9% |
2021年 | 10,569人 | 4,498人 | 42.6% |
2020年 | 12,146人 | 4,576人 | 37.7% |
2019年 | 13,946人 | 5,645人 | 40.5% |
国家資格の偏差値では「47」で難易度は易しいと言えます。
観光業関係の学生や、総合旅行業務取扱管理者の受験を考えている人の受験が多く、国家試験の中でも合格率が高い傾向にあるでしょう。
総合旅行業務取扱管理者の合格率は25%程度
年度 | 受験人数 | 合格人数 | 合格率 |
2023年 | 4,699人 | 1,050人 | 22.3% |
2022年 | 5,266人 | 1,662人 | 31.6% |
2021年 | 7,135人 | 1,785人 | 25.0% |
2020年 | 10,378人 | 4,225人 | 40.7% |
2019年 | 3,878人 | 1,161人 | 29.9% |
総合旅行業務取扱管理者の合格率は例年25%程度でかなり難易度が高い試験です。
理由は試験範囲が国内外と広いほかに、英語などの試験科目が増えるためです。
総合旅行業務取扱管理者を独学で受験するならば相当の勉強量とモチベーション維持が必要です。
独学で旅行業務取扱管理者を勉強するメリット・デメリット
独学で旅行業務取扱管理者を勉強するメリット、デメリットを説明していきます。
独学で旅行業務取扱管理者資格取得を目指すメリット
・自分のペースで勉強できる
・費用が安く済む
・自分に合った教材を選べて勉強できる
独学は隙間時間や休日を使い、自分で時間を作って勉強できるのが強みです。
また費用が安く、テキスト・問題集の代金のみとしても高くても1万円程度で済みます。
通信講座を利用すると数万円必要になるため、かなり価格を抑えられます。
テキスト選びも、自分がわかりやすいと感じた教材を使用するため、モチベーションが下がらずに勉強を進められます。
独学で旅行業務取扱管理者資格取得を目指すデメリット
・わからないところを誰かに聞くなど、すぐ解決できない
・試験の最新情報を入手しづらい
・勉強が億劫になってモチベーションが下がる
独学のデメリットは、自分でわからないところや試験の最新情報を、自ら探す必要があることでしょう。
わからない問題をそのままにすることはできませんが、膨大な情報量から最適な答えを探すのは労力がかかります。
それによって、モチベーションが下がり、勉強に繋がらない可能性もあります。
メリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット |
・自分のペースで勉強できる ・費用が安くて済む ・自分に合った教材を選んで勉強できる |
・疑問をすぐ解決できない ・モチベーションを保ちづらい ・試験の最新情報を入手しづらい |
独学は自分との戦いになりがちで、それがモチベーションになる人やそうでない人、様々です。
独学で勉強することの最大のメリットは費用が安く済み自分のペースで勉強できることです。
しかし反対に言えば、自分のペースはスケジュールを立て行い、教材をそろえて勉強しなければモチベーションの維持ができないということです。
自分はどんな勉強方法だったら長く続くのか、把握してから勉強に臨むと、挫折することなく計画的に学習できます。
独学で旅行業務取扱管理者に合格するための勉強時間
資格名 | 勉強時間 |
国内旅行業務取扱管理者 | 約200時間 |
総合旅行業務取扱管理者 | 約300時間 |
・国内旅行業務取扱管理者:約200時間
一日2時間の勉強時間を設けるとすると、約3か月間かかります。
・総合旅行業務取扱管理者:約300時間
一日2時間の勉強時間を設けるとすると、約8か月間かかります。
多めに見込んだ数値ですが、仕事や体調面で勉強時間を設けることが出来ない可能性もあります。
ギリギリで試験に挑むのではなく、余裕をもって勉強することで試験合格への道が近づきます。
勉強前に押さえておきたいこと
・試験科目と配点を把握する
・勉強のポイントを押さえる
上記が大切になっています。
では、2点について、順番に解説していきます。
試験科目と配点を把握する
・国内旅行業務取扱管理者:試験科目3つ
①旅行業法およびこれに基づく命令(25問/100点)
②旅行業約款、運送約款および宿泊約款(25問100点)
③国内旅行実務(38問/100点)
・運送機関及び宿泊施設の利用料金その他旅行業務に関連する料金
・旅行業務の取り扱いに関する実務処理
・総合旅行業務取扱管理者:試験科目4つ
①旅行業法およびこれに基づく命令(25問/100点)
②旅行業約款、運送約款および宿泊約款(25問100点)
③国内旅行実務(32問/100点)
・本邦内の運送機関及び宿泊施設の利用料金、その他本邦内の旅行業務に関連する料金
・その他本邦内の旅行業務に関する実務処理
④海外旅行実務(52問/200点)
・本邦内の運送機関及び宿泊施設の利用料金、その他本邦内の旅行業務に関連する料金
・旅券の申請手続、通関手続、検疫手続、為替管理その他本邦外の旅行業務に必要な法令
・本邦および主要国における出入国に必要な手続に関する実務
・主要国の観光
・本邦外の旅行業務で必要な語学
・その他本邦外の旅行業務に関する実務
合格ラインは各科目6割以上の点数が必要です。
①旅行業法およびこれに基づく命令(25問/100点)、②旅行業約款、運送約款および宿泊約款(25問100点)で試験の半数以上を占めており、ここの点数を落としてしまうと試験合格から遠のいてしまいます。
旅行実務は難易度が高いため、実務経験を振り返ったり、テキストの内容をしっかり理解する必要があります。
勉強のポイント
①テキストを流し見して、試験内容がどういうものか知る
初心者はどんな問題が出るか見当もつかないでしょう。
まず気負わず雑誌のようにテキストを流し見して、試験内容がどんなものか知りましょう。
②理解を深めながら、テキストを読み込む
今度は科目ごとに、テキストを読み込み、わからないところをメモしたり、調べたりして理解することを意識します。
③地理や観光分野を暗記する
暗記項目になっている観光地や伝統、行事などを暗記していきます。
赤シートなどを用いて暗記すると覚えやすいでしょう。
④問題集を解きアウトプットする
今まで覚えた内容をアウトプットするために、問題集を解きます。
わからないところを把握して解説をよみ、間違えた問題の項目を学習することで、インプット・アウトプットを効率よく行えます。
⑤過去問を満点が取れるまで解く
満点が取れるまで、過去問を5年分以上解いていきましょう。
出題傾向や問題文のくせを把握できるほか、試験形式に慣れたり、間違えた部分をみつけまた学習できます。
旅行業務取扱管理者・各科目の勉強方法
・旅行業およびこれに基づく命令
・旅行業約款、運送約款および宿泊約款
・国内旅行実務
・海外旅行実務
4つの項目について、順番に解説していきます。
旅行業及びこれに基づく命令
基本的な旅行業のルールが出題されます。
暗記が必要なので、テキストである程度覚えましょう。
そのあと、出題範囲やテーマが絞られているため過去問を繰り返し解いていくのが良いでしょう。
旅行業約款、運送約款および宿泊約款
旅行業約款は旅行を契約したときにみることが多いですよね。
自分が旅行を契約したときに、申し込み前〜旅行修了後までをイメージしながら勉強するとわかりやすいでしょう。
旅行業約款より8割出題されることが多いため、過去問を繰り返し解きながら、テキストを読み込んで内容理解を深めましょう。
国内旅行実務
一番重要なポイントは運賃計算です。
JRの運賃より出題が多いため、テキストでルールを覚えるというよりかは、運賃計算の問題を繰り返し解いていくと身に付きやすいでしょう。
JR旅客営業規則のポイントは出題されやすいので、チェックしましょう。
国内航空運賃は全日空と日本航空より3問程度出題されるので、チケットの諸条件を覚えておきましょう。
総合旅行業務取扱管理者の試験をする人は、国内旅行運賃約款が出題されやすいので暗記しましょう。
国内地理では、観光地のほかに温泉や博物館などの知識の暗記が必要になるので、ここはひたすらテキストを読み込んで暗記することが必要です。
海外旅行業務
分野が5つに分かれています。
①国際航空運賃
②旅行実務
③語学
④出入国関係
⑤海外観光資源
特に力を入れたいのは、過去問に出題傾向が多く、配点が多い国際航空運賃と語学です。
基礎の知識をテキストで覚えたら、あとは過去問を解いていきましょう。
英語は短期間で覚えるのは厳しいですが、過去問で出題された英単語や例文でわからないところを調べ、過去問で例文の雰囲気をつかんでおくと捨て問題にならず済みます。
旅行業務取扱管理者のおすすめテキスト3選
テキスト選びのポイントは以下の通りです。
・図解やテキストなどを用いて、わかりやすく解説されているかどうか
・長期間・短期間どちらで試験に挑むのか、自分のスケジュールに合ったテキストかどうか
・インプット・アウトプットをできるよう、解答・解説がついた問題集も掲載されているかどうか
・出版社もある程度信頼でき、最新の情報にも対応しているテキストかどうか
・口コミの評価が良いかどうか
以上のポイントから、試験範囲を網羅できるおすすめのテキストを3つ厳選しました。
2024年版ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン
おすすめポイント
①ユーキャンの通信講座のノウハウが詰まった図解とイラストつきのわかりやすいテキストで未経験の人でも理解を深めながら勉強ができる
②1冊で国内と総合が網羅でき、3,080円と手頃な価格
③レッスンごとに確認テストがついており、インプット・アウトプットを効率よく行えて記憶に残りやすい
資格講座の会社であるユーキャンが出版しているテキストで信頼感があります。
2024年版で最新情報が盛り込まれているのはもちろん、テキスト発刊日以降に情報が出た場合は、ユーキャンHPで確認できます。
ページ数が約700ページもあるので、読み応えがかなりあるので日程を分け、スケジュールを立て読むとモチベーションが維持できます。
ユーキャンのテキストを購入する場合は、問題集も一緒に購入するとよりインプット・アウトプットが深まります。
資格の大原 旅行業務取扱管理者試験標準テキスト
おすすめポイント
①資格の大原が出版しているテキストで信頼性が高く、内容も専門講師が過去問を徹底分析しており、合格に必要な要点が絞られ効率よく学習できる
②写真や図解つきで見やすく、出題項目一覧や重要度チェックで学習の要点がわかりやすいほかにも、ポイントチェックでアウトプットもしやすいテキスト
③スマホで見られる電子版つきで、隙間時間や出先でも学習を深められる
資格の大原が出版している信頼性が高いテキストは、図解や写真つきでわかりやすく視覚でも覚えやすい内容です。
重要度チェックで試験合格に必要な項目を確認し、ポイントチェックで問題を解くことでインプット・アウトプットを効率よく行えます。
持ち運びしやすいサイズでありながら、電子版もついているので場所を選ばず勉強できるため知識も定着しやすいでしょう。
一発合格!国内旅行業務取扱管理者試験 テキスト&問題集
おすすめポイント
①大学や専門学校などで受験指導歴がある資格専門講師の筆者が、試験の重要項目をわかりやすく解説しており、未経験でもわかりやすいテキスト
②赤シートで暗記問題の記憶を定着しやすく、覚えておきたい重要項目を抜粋した暗記シートつきでインプットを深められる
③令和2年に改定された旅行業約款の対応で、最新の知識を導入でき試験問題に活かせる
小田急トラベルなど旅行業に携わりながら、国内・総合旅行業務取扱管理者の資格をもった資格専門講師が解説しているわかりやすいテキストです。
暗記が多い試験なので、試験に出題されやすい問題を効率よく暗記できるように、赤シートや暗記シートが付録されておりお得です。
旅行業務取扱管理者のテキストを利用して効率よく勉強するには?
旅行業務取扱管理者のテキストを利用して効率よく勉強する方法は、以下になります。
・テキストを流し見するのではなく、問題を解きながら自分が知らない知識を身に着ける
・自分に合ったテキストを用いて勉強することで、モチベーションが下がらず勉強を続けられる
テキストを流し見するのではなく、問題を解きながら、自分が知らない知識を身につける
テキストを流し見するだけでは知識が定着しません。
科目毎やページ毎でもよいので、勉強した項目の演習問題を解いてどこまで理解できたか確認しましょう。
ただ読んでいるだけだと「わかったつもり」で終わってしまい、本番で困ってしまいます。
自分がどこまで理解できて、どこの勉強が必要なのかは演習問題を解くことで的が絞られ、結果的に効率よく勉強が行えます。
自分に合ったテキストを用いて勉強することで、モチベーションが下がらず勉強を続けられる
独学で勉強するには、モチベーション維持が一番必要です。
半年前から試験に向けて勉強していると、明日やろう、今日は疲れたからいいやと、勉強がいやになる日が必ず来ます。
そんな日があっても、少しでもページを進められるよう、自分がわかりやすく読みやすいと感じたテキストを使用し、勉強の手を止めないようにしましょう。
また、いろいろなテキストに手を出すと、どこまで勉強したかわからなくなってしまい結果モチベーションがさがります。
1つのテキストに絞って、最後までやりきり、他の視点から勉強したいと感じたら他のテキスト購入を検討しましょう。
最短で旅行業務取扱管理者をとりたい場合は?
・独学で旅行業務取扱管理者の試験合格は難しそう
・最短で効率よく試験合格したい
・時間をかけたくない
・多少値段がかかってもいい
・最新情報を常に入手できる環境が欲しい
そういった人は、通信講座の受講がおすすめです。
通信講座は独学と比較し、
・試験合格のためのテキストが豊富
・質問対応あり
・試験合格するためのカリキュラムが組まれており、スケジュールが決まっている
・試験に有益な最新情報が手に入る
といったメリットがあります。
しかし、
・独学と比較し価格がかかる
・スケジュールが決まっており勉強のプレッシャーになる
・通信講座の受講期間があるため、自分のペースで勉強できない
・テキストが多く負担になる
といったデメリットもあります。
メリット・デメリットを理解したうえで、独学で限界を感じたら、通信講座の受講を視野にいれてみてください。
独学以外で旅行業務取扱管理者の試験合格を目指すには?
独学ではなく、通信講座を受講して効率よく勉強し、試験合格を目指そうと思った人には以下の通信講座がおすすめです。
・フォーサイト
・ユーキャン
フォーサイトの旅行業務取扱管理者通信講座
講座名 | 旅行業務取扱管理者スピード合格講座 |
コース名 | ・総合旅行業務取扱管理者試験通常コース ・総合旅行業務取扱管理者試験通常コース+DVDコース ・国内旅行業務取扱管理者試験通常コース ・国内旅行業務取扱管理者試験通常コース+DVDコース |
価格(税込) ※別途送料がかかります |
・総合旅行業務取扱管理者試験通常コース →43,800円・総合旅行業務取扱管理者試験通常コース+DVDコース →48,800円・国内旅行業務取扱管理者試験通常コース →28,800円・総合旅行業務取扱管理者試験科目免除コース →28,800円 |
サポート内容 | ・質問メールOK ・旅行業務取扱管理者に合格でAmazonギフト券2,000円分プレゼント ・法改正情報更新あり |
教育給付金制度 | 対象あり(DVDコースのみ) |
合格率 | 国内旅行業務取扱管理者:78.7% 総合旅行業務取扱管理者:51.9% |
おすすめポイント
・2023年度全国合格平均2.33倍の高合格率で難関試験の突破をバックアップしてくれる
・カリキュラムは最短3か月で試験合格できるようになっており、インプット・アウトプットを効率的良く行え忙しい人でも勉強を続けられる
・厳しい研修をクリアした専門講師がスタジオで収録した講義動画や、過去問を解析した試験に出題されやすい項目のみ記載されたフルカラーテキストで知識定着が進む
・eラーニングで出先や隙間時間でも講義動画や音声をダウンロードでき、勉強時間をたくさん確保できるため効率的な学習ができる
フォーサイトは旅行業務取扱管理者を取り扱う通信講座の中で合格率が高く、質の高い通信講座です。
その合格率は、総合旅行業務取扱管理者で63.6%と半数以上の合格率であり、スピード合格という講座名の通り最短3か月で合格を目指せます。
厳しい研修をクリアした講師の講義動画や音声の他にも、試験合格のために不要な部分を省いた、過去問に基づくフルカラーテキストは理解を深められます。
インプット・アウトプットを効率よく行えるテキストと模擬試験のほかにも、出先で勉強できるようeラーニングつきであり、効率よく試験合格を目指せます。
ユーキャンの旅行業務取扱管理者通信講座
講座名 | 旅行業務取扱管理者スピード合格講座 |
コース名 | 旅行業務取扱管理者講座 ・国内コース ・総合コース ・総合・科目免除コース |
価格(税込) ※別途送料がかかります |
・総合旅行業務取扱管理者コース →59,000円 ・国内旅行業務取扱管理者コース →51,000円 ・総合・科目免除コース →47,000円 |
サポート内容 | ・質問対応あり ・法改正情報更新あり ・標準学習期間内に試験日がない場合は翌年の試験日までフォローあり |
教育給付金制度 | 対象あり |
合格率 | 公表なし |
おすすめポイント
・資格講座のユーキャンが開講する通信講座で、受講者満足度89.5%を誇る信頼性が高い講座
・初心者でもわかりやすくまとめられたイラストつきのテキストは、試験出題に的を絞り重要ポイントを無駄なく学習でき効率が良い
・演習問題・模擬試験でインプット・アウトプットを効率よく行える
・国内コースは4か月、総合コースは8か月で試験に挑戦できるようになっており、モチベーションが下がらずに勉強できる
資格講座のユーキャンは大手で有名です。
初心者でも受講しやすく、受講者満足度89.5%の講座は安心して受講できます。
テキストはフルカラーではありませんが、図解やイラストつきでわかりやすく、出題範囲が広い試験の中でも的を絞った内容で無駄なく学習できます。
重要ポイントや演習問題、模擬試験で身に着けた知識をインプット・アウトプットでき、効率よく行えます。
ネックなのは、フォーサイトよりも価格が高いことですが、大手ユーキャンであることや、フォロー体制が備わっているため加味して選んでください。
旅行業務取扱管理者の試験概要
旅行業務取扱管理者の試験概要 |
・試験日 ・試験会場 ・試験料金 ・旅行業務取扱管理者の難易度と合格率 ・旅行業務取扱管理者に受験資格はある? |
試験概要を説明するという旨の補足文章。
旅行業務取扱管理者の2024年の試験概要
旅行業務取扱管理者の2024年度(令和6年度)の試験概要は、以下の通りです。
項目 | 国内旅行業務取扱管理者試験 | 総合旅行業務取扱管理者 |
試験日 | 9月5日(木)~27日(金)の内、受験者が申し込んだ日程で1度のみ受験可能 | 10月27日(日) |
試験会場 | 全国のテストセンター | ・北海道(札幌市) ・宮城県(仙台市) ・東京都(2会場) ・愛知県(名古屋市) ・大阪府(吹田市) ・広島県(広島市) ・福岡県(福岡市) ・沖縄県(那覇市) |
受験料 | 5,800円(非課税)
システム利用料:660円(税込) |
6,500円(非課税) |
国内旅行業務取扱管理者試験は、2024年度よりCBT試験(ネット試験)を実施予定です。
CBT試験では、受験者は一定期間の間で希望する日を選んで申し込み、全国のテストセンターにて受験できます。
なお、総合旅行業務取扱管理者の2024年度試験は10月27日(日)実施予定です。
受験申込は8月6日 (火) までの消印有効であるため、受験予定の方は日程に注意してください。
試験内容
国内旅行業務取扱管理者
①旅行業法およびこれに基づく命令(25問/100点)
②旅行業約款、運送約款および宿泊約款(25問100点)
③国内旅行実務(38問/100点)
・運送機関及び宿泊施設の利用料金その他旅行業務に関連する料金
・旅行業務の取り扱いに関する実務処理
総合旅行業務取扱管理者
①旅行業法およびこれに基づく命令(25問/100点)
②旅行業約款、運送約款および宿泊約款(25問100点)
③国内旅行実務(32問/100点)
・本邦内の運送機関及び宿泊施設の利用料金、その他本邦内の旅行業務に関連する料金
・その他本邦内の旅行業務に関する実務処理
④海外旅行実務(52問/200点)
・本邦内の運送機関及び宿泊施設の利用料金、その他本邦内の旅行業務に関連する料金
・旅券の申請手続、通関手続、検疫手続、為替管理その他本邦外の旅行業務に必要な法令
・本邦および主要国における出入国に必要な手続に関する実務
・主要国の観光
・本邦外の旅行業務で必要な語学
・その他本邦外の旅行業務に関する実務
各科目60点以上で合格になります。
科目免除は、
①国内旅行業務取扱管理者
・前年度実施の国内旅行業務取扱管理者の「国内旅行実務」において合格点を得た人は、試験科目のうち「国内旅行実務」が免除
・全国旅行業協会が実施した試験年度もしくは前年度の国内旅行業務取扱管理者研修修了後者については、試験科目のうち「国内旅行実務」が免除
②総合旅行業務取扱管理者
・国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者研修修了、科目合格者で免除内容が違います。
免除科目一覧
旅行業務取扱管理者の難易度と合格率
難易度としては、国内旅行業務取扱管理者が合格率40%程度です。
しかし、総合旅行業務取扱管理者はかなり難易度が高く、合格率は25%程度です。
独学では最新の情報が受け取りづらく、テキストをやりこんでも対策が不十分な可能性があります。
総合旅行業務取扱管理者の試験を受ける場合は、独学ではなく通信講座を受講するのも選択肢の1つです。
旅行業務取扱管理者に受験資格はある?
旅行業務取扱管理者には、受験資格はありません。
どの年齢でも受験資格があります。
旅行業に関わっている人や、観光系の学生が受験することが多いといえます。
旅行業務取扱管理者の独学に関するQ&A
旅行業務取扱管理者の独学に関するよくある質問 |
・旅行業務取扱管理者試験の合格率は? ・旅行業務取扱管理者のおすすめのテキストは? ・旅行業務取扱管理者に必要な勉強時間は? ・大学生でも独学で旅行業務取扱管理者に合格できる? ・旅行業務取扱管理者に向いている人は? ・旅行業務取扱管理者の無料のテキストや過去問はある? ・旅行業務取扱管理者のノートって? ・旅行業務取扱管理者の試験に出題される予想問題を知りたい |
旅行業務取扱管理者試験の合格率は?
国内旅行業務取扱管理者の合格率は比較的高く、例年で30〜40%です。
年度 | 受験人数 | 合格人数 | 合格率 |
2023年 | 8,960人 | 3,270人 | 36.5% |
2022年 | 8,945人 | 3,125人 | 34.9% |
2021年 | 10,569人 | 4,498人 | 42.6% |
2020年 | 12,146人 | 4,576人 | 37.7% |
2019年 | 13,946人 | 5,645人 | 40.5% |
総合旅行業務取扱管理者の合格率は例年25%程度でかなり難易度が高い試験です。
年度 | 受験人数 | 合格人数 | 合格率 |
2023年 | 4,699人 | 1,050人 | 22.3% |
2022年 | 5,266人 | 1,662人 | 31.6% |
2021年 | 7,135人 | 1,785人 | 25.0% |
2020年 | 10,378人 | 4,225人 | 40.7% |
2019年 | 3,878人 | 1,161人 | 29.9% |
旅行業務取扱管理者のおすすめのテキストは?
旅行業務取扱管理者のテキストを購入するにあたりおすすめのポイントは以下の通りです。
・図解やテキストなどを用いて、わかりやすく解説されているかどうか
・長期間・短期間どちらで試験に挑むのか、自分のスケジュールに合ったテキストかどうか
・インプット・アウトプットをできるよう、解答・解説がついた問題集も掲載されているかどうか
・出版社もある程度信頼でき、最新の情報にも対応しているテキストかどうか
・口コミの評価が良いかどうか
上記のポイントから、おすすめのテキストを3冊選出しました。
①2024年版ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン
②資格の大原 旅行業務取扱管理者試験標準テキスト
③一発合格!国内旅行業務取扱管理者試験 テキスト&問題集
中身を確認し、自分がわかりやすいと感じたのか・勉強を続けられそうか確認したうえで購入しましょう。
旅行業務取扱管理者の合格に必要な勉強時間は?
①国内旅行業務取扱管理者:約200時間
一日2時間の勉強時間を設けるとすると、約3か月間かかります。
②総合旅行業務取扱管理者:約300時間
一日2時間の勉強時間を設けるとすると、約8か月間かかります。
試験が9、10月にあるため、遅くとも半年前からテキストをざっと読んだり、試験内容の雰囲気を知って徐々に勉強を始めましょう。
大学生でも旅行業務取扱管理者に独学で合格できるか?
国内旅行業務取扱管理者は、テキストを読み込んでインプット・アウトプットを繰り返し行えば大学生でも独学で試験合格できる可能性があります。
国内旅行業務取扱管理者の試験内容は、テキストに則っているため旅行業に関わったり実務経験がなくても問題ありません。
総合旅行業務取扱管理者の試験は、試験内容の範囲が広く実務経験がある程度必要とされています。
大学生が独学で合格したいのであれば、国内旅行業務取扱管理者を目指しましょう。
国内旅行業務取扱管理者を取得したら、総合旅行業務取扱者は免除されるか
国内旅行業務取扱管理者の試験に合格していれば、総合旅行業務取扱管理者の試験時に「旅行業法令」「国内旅行実務」が免除されます。
しかし、同年に両方の試験を受験した場合は、実施時期が近いため免除ができません。
旅行業務取扱管理者に向いている人
・旅行が好きな人
たくさんの約束で安心・安全な旅を守ってくれています。
どういう規定があるのか、どのように計画されているのかが把握でき、また違った見方で旅行を楽しめます。
・旅行業に携わっている・これから携わる人
現在旅行業に関わっている人は、旅行業務取扱管理者の資格を取ることで、現在の仕事に知識を活かせます。
そうすることで仕事の評価アップや、顧客満足度に繋がります。
・旅行業に関する資格をすでに持っている
ダブルライセンスになることで就職や転職で評価されやすくなります。
また、より旅行業について知識が深まり仕事に活かせます。
例えば通訳案内士、トラベルコーディネーター、旅程管理責任者などです。
旅行業務取扱管理者の試験合格したら合格証はいつ届くのか
試験に合格したら、合格証明書が届きます。
合格証明書は証書サイズなので、合格発表日を過ぎてから発送されるようになっています。
一か月経っても届かない場合は、一度問い合わせしてみてください。
旅行業務取扱管理者の無料のテキストや過去問はある?
公式サイトでの掲載はありませんでした。
過去問掲載サイトには過去問が数問出題されていたので、テキストを購入する前に一度試してみたい人にはおすすめです。
旅行業務取扱管理者のノートって?
「旅行業務取扱管理者 ノート」に関して、調べてみたところ、合格者が過去問の出題傾向をまとめた自作ノートや勉強法が記載されている個人ブログもありました。
試験の重要項目や出題ポイントは、個人がまとめたもの参考になる情報はあるかと思いますが、勉強を進める際には、過去問やデータを分析し詳細に解説しているテキスト・または通信講座をおすすめします。
また、noteというクリエイターや個人が投稿した文章を楽しめるプラットフォームもあります。
そこでは、旅行業務取扱管理者試験の合格者がまとめた、試験にまつわるまとめがnoteなども販売されていました。
合格者の勉強法や対策問題などをまとめたnoteもありましたので、気になる方はチェックしてみてもいいでしょう。
旅行業務取扱管理者の試験に出題される予想問題を知りたい
予想問題は、テキストや通信講座で模擬試験として行えます。
また、JTB総合研究所では、旅行業務取扱管理者の模擬試験を自宅でも受験できます。
累計8,000人以上が受験した模擬試験は、過去問から出題傾向を予想しており本格的な試験です。
個人受験も可能なため、実力試しをしてみましょう。
まとめ:独学でも旅行業務取扱管理者試験合格は目指せる
旅行業務取扱管理者の試験は独学でも合格可能です。
自分に合ったテキストを用いてスケジュールを立て、インプット・アウトプットを意識して勉強することが大切です。
ずっと勉強しても疲れてしまうので、たまに休んでモチベーションが下がらないように勉強を続けていきましょう。
もし独学で難しいと感じる場合には、費用を抑えながら本格的に学べる通信講座も視野にいれるといいでしょう。
合格した未来を目指して、勉強していきましょう。
旅行業務取扱管理者の通信講座に関する情報はこちらの記事にまとめています。
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