この記事では、アガルートの不動産鑑定士試験講座の評判や料金を紹介します。
なお、不動産鑑定士の通信講座を選ぶ際には、LECやTACなどの予備校が気になるかもしれません。
各社を比較し、不動産鑑定士のおすすめの予備校を紹介しますので、自分に合った不動産鑑定士講座の予備校を探してみてください。
本記事を読めば、アガルート不動産鑑定士講座について理解し、自分自身の勉強方法や考え方に合った講座なのか判断できるようになるでしょう。
項目 | 内容 |
対象試験 | 不動産鑑定士試験 |
価格 | 【2025年合格目標】
※アガルートなら分割手数料が12回まで無料 月額18,150円〜で受講できる |
教材 | 講義映像・講義テキスト・論証集 |
サポート |
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特徴 |
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公式サイト | https://www.agaroot.jp/kanteishi/ |
アガルート不動産鑑定士講座の概要
項目 | 内容 |
対象試験 | 不動産鑑定士試験・論文式試験 |
価格 | 【2025年合格目標】
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教材 | 講義映像・講義テキスト・論証集 |
サポート |
|
特徴 |
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公式サイト | https://www.agaroot.jp/kanteishi/ |
(アガルート公式HPを基に作成)
資格対策は、独学で取得できるものや、予備校・通信講座で対策講座が開講されているものなど様々です。
不動産鑑定士試験は、合格率が4~5%程度と非常に難易度が高く、予備校・通信講座を利用して受験対策するのが一般的です。
特に二次試験である「論文式試験」は、独学で合格するのは極めて困難で、予備校・通信講座を受講して対策するのがほぼ必須といえます。
アガルート不動産鑑定士講座は2023年に開講
不動産鑑定士試験対策講座は、長くTAC・LECの2社の寡占状態でしたが、2023年10月にアガルートが新たに不動産鑑定士講座を開講して3社から選べるようになりました。
司法試験・予備試験の通信講座など、難関資格を中心に評判の良いアガルートの講座だけに期待が高まります。
2024年9月時点で、アガルート不動産鑑定士講座はまだ一度も講座終了・受講生の受験を迎えていません。
そのため、合格実績や受講生の口コミなどの情報がなく、未知の部分が多い講座です。
なお、アガルートの講座説明やサンプル講座・テキストによれば、既存2社とは方向性の違う新たな勉強方法を取り入れた講座です。
アガルート不動産鑑定士講座とは
アガルートから公開されている情報によると、「短答式試験ではなく論文式試験対策のみ」「2社より低価格」「答練がなく講義と教材で学習完結」といった、既存2社の講座にない特徴があります。
アガルート不動産鑑定士講座のコースは、以下の通りです。
【2025年合格目標】
短答式試験対策パック:107,800円(税込)
論文式試験対策パック:217,800円(税込)
短答式試験・論文式試験対策フルパック:305,800円(税込)
同内容をカバーした2社の講座価格よりも低い価格設定です。
また、答練による学習がなく、添削サービスもありません。
近年の不動産鑑定士試験の出題傾向を受け、大量の答練に時間をかけるよりも講義・テキスト・論証集で基本知識を固めるアプローチの方が有効という新しい考えの講座です。
答練や添削が不要・合わないと感じる方にとってはアガルートがぴったりの学習方法となり、最有力候補ではないでしょうか。
添削はありませんが、何か不明な点があった場合には「オンライン質問サービス」でいつでも講師に質問できます。
受講者アンケートを基に月1回の講師による「ホームルーム」もあり、受講生からの悩みに回答・試験に関する最新情報などを動画コンテンツで受け取れます。
1人の講師が全科目を担当
他社と大きく異なる点は、1人の講師がテキスト作成から講義、質問対応、ホームルームまで全て担当している点です。
既存2社では、科目ごとに異なる講師が担当しており、同科目でも複数担当講師がいる場合もあります。
答練や添削を考えるとそれは自然なことなのですが、受験生からすれば指導方針にブレが生じたり、採点者によって答案の採点が全く違うといった混乱するケースもあります。
アガルートは、担当の阿部講師が全て1人で担当するため、テキストも講義も一貫した内容です。
そして、全ての科目を担当しているので、各科目の内容だけでなく全体の学習バランス・試験傾向を考えた学習のアドバイスもしてもらえます。
豪華な合格特典
不動産鑑定士試験対策において2社寡占状態のところへ切り込むアガルートは、受講生を呼び込むためなのか、2024年9月時点で大々的なキャンペーンをしています。
不動産鑑定士試験に合格してインタビュー等を受ければ、「受講料全額返金」「お祝い金30,000円」が受け取れます。
合格できればコストがゼロ・さらにはお祝い金も受け取れるので非常にお得なキャンペーンです。
アガルート不動産鑑定士講座の特徴
アガルート不動産鑑定士講座の特徴 |
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価格が安い
アガルート不動産鑑定士講座は、論文式試験対策の1コースのみ、価格は217,800円(税込)です。
他社の不動産鑑定士講座は、短答式試験対策を含むなど複数のコースが存在しますが、論文式試験対策のコースと比較してみましょう。
他社の論文式試験対策コースと比較すると、他社は30万円を越える価格で、圧倒的にアガルートが最安値です。
会社名 | コース名 | 価格(税込) |
アガルート | 論文式試験対策パック | 217,800円 |
LEC | 論文合格コース | 330,000円 |
TAC | 論文本科生 | 462,000円 |
(各公式HPを参考に作成)
短答式試験対策を独学・または他の勉強方法で対策する必要はありますが、経済的コストを抑えたい方にとって非常に助かる値段です。
また、2024年9月時点で「合格した場合は全額返金・お祝い金3万円進呈」という大型キャンペーンも行っています。
合格するという強い意志があり、全額返金を狙いたいという方にもおすすめです。
近年の出題傾向を反映したテキストで効率的学習
アガルートのテキストは、近年の不動産鑑定士試験の出題傾向を反映した構成で作られたテキストで、論点ごとに重要度が明記され優先順位を付けた学習が可能です。
近年の出題傾向を反映したテキストと論証集
近年の出題傾向を分析し、論点ごとに重要度を明記しており、初めての方やお忙しい方でもメリハリをつけた学習が可能です。また、近年は小問形式で典型論点が多く問われることから、小問形式に対応したコンパクトな論証集をご用意しました。
(引用元:アガルート公式HP)
「近年の出題傾向」の具体的な内容は、阿部講師によると「小問形式」かつ「典型論点」の2点です。
近年は、「小問形式」かつ「典型論点」が問われる傾向が強いとなります。
ひと昔前の時代は、例えば鑑定理論で「原価法について述べなさい」以上、その問題文だけで答案用紙2枚を埋めるなんて時代もあったわけですが、今はそうではなく小問形式で、問1・問2・問3…みたいな感じで細かく問題が分けられて、書く内容が明確になっている。例えば「原価法の定義について述べなさい」会計学だと「のれんの償却期間について最長期間を答えなさい」「引当金の設定要件を述べなさい」とか、問題から明らかに答えるものが何かがわかりやすくなっているのが小問形式のいいところですけど、こちらが最近の傾向となっている。
さらに、典型論点が中心に問われてます。試験の問題とは、大きく2つ種類があると思うんですけど、1つは「テキストで見たことあるな」…これは書けるかどうかは別として、試験の「この問題ってテキストのどっかで記憶があるな?」っていう問題。もう1つが「見たことないわ」っていう問題、持っている知識をフルに活用してなんかそれっぽい答案を書いてくるという類のすごい応用的問題、この2つが考えられる。
最近の試験の傾向は圧倒的に前者です、明らかにテキストに載っている、論証集に載っている、基準に載っているとかそのようなタイプの問題で、書くことが明白、かつ勉強したことがある問題が出題されてどれだけ書ききれるかというのが問われる試験になっている。
(アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
以前は、漠然とした大問1つについて長文を駆使して論述する必要があったのが、近年は「小問形式」となり問われるものが明確化しました。
ひとつの事を自分なりに深く掘り下げて様々な角度から論じていくというよりは、答えがある程度明確となっている基本的な事を穴がなく書けるようにしておくことが大切です。
さらに、見たこともない問題に対して知識を組み合わせて解答するような応用的問題ではなく、テキスト等で確認できる「典型論点」が問われる傾向が強まっている点です。
2つのことから、アガルートの教材は基礎をしっかり固めることに重点を置いています。
実際のテキストは、以下のようなデザインです。
シンプルでありながらフルカラーデザイン、イラストや図を用いて分かりやすく解説されています。
テキストの中に参考問題ということで、本試験と同サイズ同難易度の問題を載せています。科目によってかなり差があるんですが、民法少なめ、会計学多めとかですね、科目によって違うんですけども、その問題演習もこなすことによってアウトプットもトレーニングできるようなテキストとなっております。
さらに事細かに重要度、章ごととか単元ごととかではなく、「~の定義:Aランク」のようにランキングしていて、1ページの中に論点ごとにABCとしてますので、もちろん万遍なくするのが一番勉強として望ましい姿ではあるんですが、どうしても忙しいとか、短答から論文まで時間がないとか、勉強する優先度がすぐ分かるように、事細かにABCをふっていますんで、そちらを参考にしてやっていただければいいとなります。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
テキストはインプットのみでなく、本試験レベルの演習問題も掲載されており同時にアウトプット学習もできます。
そして、限られた時間の中で重要度の高いものから優先的に学習できるよう、細かい優先度ランキングが付いています。
また、アガルート不動産鑑定士講座のテキストは全て阿部講師自身が作成しているのも大きな特徴です。
教材の大きな特徴は全て私(阿部講師)が作ってます。今まで受験界ではテキストを作ってる先生と講義を担当する先生が別の人である、というのがわりと一般的でした。そうするとテキストがあるのに先生なんかレジュメでやるなとか、もしくはテキストに書いてあって太字になってるんだけどこの先生は別のところマーカーひけとか、テキスト書いてることと先生の説明が矛盾しているなとか、そういう齟齬が生じる可能性があったんですが、今回のアガルートの講座に関しては全て私が作成しておりますので、齟齬が当然でないようになってます。重要だと思うところは、講義で説明してるところもテキスト上でも重要であると、齟齬が生じないような作成となっている。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
テキスト作成者と、実際に講義を担当する講師が別の場合も多い通信講座ですが、アガルート不動産鑑定士講座は講師自ら作成しています。
そのため、テキストと講義内容に齟齬が生じることがなく、受講生も混乱せずに一貫性のある講義とテキストで学習がスムーズに進められます。
出題傾向を踏まえた上で、効率的にインプット・アウトプット学習し、講師自身が作成した一貫性のある教材がアガルート不動産鑑定士講座の特徴です。
論点別に分解した演習対策テキスト
既存の「不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題)」科目の学習方法は、本試験形式の問題を用いて行うのが一般的でしたが、苦手分野の復習には適さない面があります。
どういうことかというと、本試験形式の問題を解く学習方法は、苦手分野以外の問題も混ざっているため、全体的な力を付けるのには適しているものの、苦手分野の効率的復習はできません。
アガルートの演習対策のテキストは、過去の本試験問題を論点別に分解して、分野別の復習がしやすいような構成になっています。
演習のテキストにも特徴がありまして、今までの受験界の常識的な勉強といえば、本試験フルスペックの問題2時間で解くようなのを繰り返し解くというのが一般的で、これは大変いい勉強方法ではあるんですが、一方で個別の論点が苦手になっちゃう、復習がしにくいという特徴がある。
例えば開発法ができないという方、確かにフルスペック2時間開発法が聞かれる問題を選んで開発法の復習にはなるんですけど、それ以外も解くじゃないですか、開発法だけを解くことが難しい。他の必要なものも拾っていってしまう、開発法の復習をやりたいとなった時に不便が生じる。
こちらのテキストでは、直近の問題に関しては本試験フルスペックで掲載、昔の問題に関しては(もちろん今の出題形式に直したうえで)論点ごとにバラバラにして載せています。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
本試験形式の問題を解くのは、全体的な力を付けるには有用な学習方法ではあるものの、一つの分野・一つの論点だけに絞って繰り返し解いて理解を深めるのには向きません。
アガルートは、本試験の問題を分解し、復習したいと思った分野のみを効率的にピックアップして学習しやすいような工夫が凝らされています。
大量の答練復習なし!講義と教材で学習完結
アガルート不動産鑑定士講座では、答案練習(いわゆる答練)はありません。
試験対策に必要な典型論点を網羅的に扱う講座のため、講義・テキストと論証集で学習が完結します。
「不動産鑑定士試験対策では当たり前の答練がないとは?」「他社ではやっているのに、本当に教材の学習だけで十分なのか」と不安になる方もいるでしょう。
そもそも、不動産鑑定士試験対策に答練が用いられるのはなぜなのか、答練の意味について阿部講師は以下のように説明しています。
いわゆる答練は、本試験のシミュレーションなんですね、時間配分のトレーニングをするとか、2時間手を動かし続けて文字を書き続けられるかのトレーニングをする、という本試験シミュレーションのためにするため。回答と見比べてここが苦手なんだなってそれで答練の役目は終えてる。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
阿部講師によれば、答練の役目とは「本試験のシミュレーション」と「自分の苦手分野の把握」です。
以前の不動産鑑定士試験は「1つの大問について自分の現在ある知識を総動員して答案を書きあげる」という意味合いの強い試験でした。
そのため、答練を繰り返し、時間配分を考えながら手を動かし続けて時間内にしっかりと答案を埋めて書き上げる訓練が重要だったのです。
しかし、最近の不動産鑑定士試験の傾向は、先述の通り小問形式・典型論点が問われるため、そのような訓練を最優先で行う必要性は薄いといえます。
さらに、阿部講師は答練を繰り返す学習の弊害についても伝えています。
答練に出てくる問題の回答をどんどん覚えようとする勉強法をする方が出てきてしまう、それはもう穴だらけになります、答練に出てきた問題と類似の問題が出たらバッチリ答え書けるけど、答練に出てない問題が本試験に出たら全然かけない、あやふやな知識で定義すら正確に書けないということになる。
本試験を見据えて答練は作られていて、本番は65%程度で合格、本試験レベルの答練をやると100%なので、答練の回答を丸暗記するような勉強方法だとオーバースペック、65%取れればいいのに100%の答練覚えているから、効率の悪い勉強方法となってしまう。
さらに試験が近くなってきて100%フルスペックの答練をやると、全然テキストにのってない応用問題が出てくる、そして心がちょっと不安定になる。「全然知らない」「自分はまだ勉強が足りない」となってしまうが、そういう問題はキリがないので、やってもやっても終わらない。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
阿部講師による「答練をこなすことで陥りやすい弊害」をまとめると、以下の通りです。
答案練習を中心とした学習の考えられる弊害 |
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答練の模範解答を覚えるような勉強方法になってしまうと、いわゆる「ヤマかけ」のような状態でリスクが大きくなってしまいます。
また、本番では65%程度で合格できるのに、100%の答案を作るために力を注ぐのは非効率であり、もっと大切な部分がおろそかになってしまう可能性があります。
実際に、答練について受験生から不安や疑問の声も挙がっています。
答練を受けても点数は伸びないし、
わからないことがどんどん出てきて果たしてちゃんと進化してるのかわからない。
つらい。#不動産鑑定士
(引用元:X)
答練を繰り返しても、点数は伸びていかず、分からない所がどんどん出て来て不安ばかりが強くなっている様子が見てとれます。
また、実際に自分の学習スタイルと優先順位を考え「書く」(=答練)勉強はあきらめたという方もいました。
というわけで、不動産鑑定士においては全教科答練はしなかった(けどなんとかなった)。
ただ、これは「書く」という行為と自分の学習スタイル(通勤電車内メイン)の相性が著しく悪かったためで、
もし自由時間に溢れているならやはり書いて理解度を高めるという選択をしたと思う。
(引用元:X)
この方のように、仕事をしていると通勤時間や休憩時間がメインの学習時間というケースも多く、答練自体が困難という方も多いでしょう。
アガルート不動産鑑定士講座の考え方は、答練ではなくて講義・テキストで基礎をがっちり固めることに重点を置いているので、環境を選ばず学習可能です。
むしろテキストのような網羅性の高いものをがっちりかためて試験に出る基礎的な問題を落とさず答える、応用チックな問題はその基礎から出来る限り白紙にならないよう何かを書くのが試験の合格の近道、そのような勉強方法を取りたいという方におすすめ
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
昨今の試験傾向と、受験生側の限られた時間を考え、最短合格をつかむ方法を「基礎的な問題を落とすことなく答える」「応用問題については固めた基礎知識を用いてできる範囲で書く」と考えるのがアガルート不動産鑑定士講座です。
講師による充実のサポート
アガルート不動産鑑定士講座は、講義映像とテキスト・論証集の学習がベースで答練・添削がありませんが、一方向的な配信・教材発送で終わるわけではありません。
まず、受講中に不明な点・疑問点が出た時には「オンライン質問サービスKIKERUKUN」で質問が可能です。
質問回数は受講期間中に20回までで、原則5営業日以内に講師あるいは有資格者が回答します。
質問制度においても、1人の講師が担当していることでの強みがあります。
受験界では、例えば民法の専門家ではあるんだけど不動産鑑定士をそもそも受験したことがないということが講師をされてるというのが一般的。
それが悪いわけではないが、ただその場合その先生は鑑定理論の暗記がどれだけ大変なことか、どういう時間配分で受験生が勉強しているのかっていうのはイマイチわかりにくい。
その点アガルートは、私が合格しておりますし全体のバランスをもって、仮にみなさんが質問される時に「他の科目がこういう程度なんだけども今これはどうしたらいいですか」という質問であれば全体のバランスを考えた答えができるのが強み
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
講師が実際に不動産鑑定士試験合格者であること、全科目を担当していることで受験生の現状を理解して寄り添ってアドバイスしてくれるでしょう。
また、毎月10日頃に講師によるホームルーム配信動画があります。
事前に受講生からアンケートを取り、進捗度や不安に思っている点などを聞き、受講生全体のフィードバックを含めたアドバイスが届けられます。
通信講座は普段1人で学習する方がほとんどですが、月1回のホームルームは他の受講生がどのような学習状況にあるか、どんな悩みを持っているかを知る機会です。
また、それに対して講師からのアドバイスや励ましを聞くことで、モチベーションの向上につながります。
ホームルームでは、講師から試験に関する最新情報も届けられます。
例えば試験が近くになってきて2月に試験委員の先生が発表された、経済学の先生はどうやらこの人になったらしい、ていうことはここらへんが出そうなんじゃないかとか、そういう伝えるべきものを伝えたい。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
受講生の悩みやモチベーションにプラスになるだけでなく、具体的な試験情報も盛り込まれたホームルームは、受講生にとって貴重な情報源です。
「オンライン質問サービス」「月1回のホームルーム」で、学習に関する不明点や悩みが解消され、試験に関する具体的情報も得られるので、モチベーションを高く保って学習を継続できるでしょう。
アガルート不動産鑑定士講座の口コミ・評判
アガルート不動産鑑定士講座は、2023年10月に新設された講座であり、まだ2024年9月時点講座の卒業生を出していません。
そのため、受講を終えた方の口コミ・評判はまだありません。
参考までに、受講途中・受講検討中の方の口コミをチェックしてみましょう。
アガルート不動産鑑定士講座の口コミ・評判 |
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アガルート不動産鑑定士講座全科目の講義映像配信・テキスト配送は2024年4月に完了したばかりです。
そのため、最初に始まった民法の科目やサンプルからの口コミ・評価が主なものです。
価格が安い、全額返金が魅力
アガルート不動産鑑定士講座のコストについての口コミがありました。
2024年の不動産鑑定士を今から初学、独学で目指そうと思っています。
アガルートは合格すると全額返ってくるので受講しても良いかな、と思っているのですが、答練がありません(仕方のないことだとは思います)。まだ勉強していないので分からないのですが、記述試験が要点を上手く押さえることで点が取れる傾向にあるならば、答練の必要性が薄まっていると思います。
(引用元:YouTube「資格情報チャンネルneo」コメント)
不動産鑑定士試験対策講座の相場価格は30万円~50万円程度と高額です。
その点、アガルート不動産鑑定士講座はフルパックで305,800円(税込)と比較的低価格なうえ、合格した場合は「受講料全額返金+お祝い金3万円」キャンペーン実施中です。
アガルート不動産鑑定士講座は、できるだけコストをかけたくない方にとって非常に魅力的な講座といえるでしょう。
民法の講義・テキストが非常に分かりやすい
一部サンプル講義・テキストとして無料で配布され、受講生に対して最初にフルバージョンで配信・配送された民法についての感想がありました。
授業とかみてみたらなかなか分かりやすい感じ。テキストもかなり論証例自体も適格で短くまとまっている、無理やり頭につめこまなきゃ理解できないような感じになってない。
テキスト自体もただ論証だけがぶつ切りに載せられているわけじゃなくて、きちんと条文があってケースがあって、どういうケースでどういう論点が発生するのかっていうのが分かりやすく明示されているので、これを使って勉強すればどういう論点がどういう事例の中ででてくるかというのがイメージ付きやすくなっている。参考問題もつけられていて問題演習とかもできるような感じになっている。
(引用元:YouTube「資格情報チャンネル」より)
民法の授業やテキストはかなり練られているというか分かりやすい。実際サンプル講義の内容とかサンプルの民法のテキストとか見てもかなり論証例も簡潔で分かりやすいですしケースメソッドみたいな形で各事例ごとに論証例がくっついているような感じで、各論点についてわかりやすくまとめられているなっていう感じではあった。
(引用元:YouTube「資格情報チャンネルneo」より)
経済とか会計とか他の科目についてはなんともいえない、ただ講師の阿部先生についても民法について分かりやすく説明している先生ですし、他の科目についてもかなり期待できるんじゃないかな
(引用元:YouTube「資格情報チャンネル」より)
まだ全科目の内容は分からないものの、民法など先に始まった科目によればかなり好印象で分かりやすいという声がありました。
条文・ケース・論点が分かりやすくまとまっており、阿部講師の講義についても分かりやすく、テキストの参考問題で演習も可能とのことです。
答練がないが、最近の試験傾向から人によってはなくても大丈夫
他社の不動産鑑定士講座では、答練を通じた学習が一般的のため、答練がないアガルートについてはどうなのかという意見もありました。
アガルートで勉強する場合は、過去問を使って書く練習をすることになりますが、これまで一度も論文式の答案を書いた経験がない人は、LECを使った方が無難でしょう。答練のないアガルートを使う場合は、過去問以外に、より基本的な論点の問題を集めた市販の基本問題集などを使って、アウトプットの練習をするしかないと思います。ただ、アガルートで合格できないかというと、おそらくそんなことはないと思います。
(引用元:YouTube「資格情報チャンネルneo」コメント)
論文式の答案を書いた経験がない人にとっては、答練付きの他社講座を取った方が良いが、アガルートを選ぶ場合は市販の問題集などで練習が必要という意見です。
今の問題って昔の問題とちがって問題自体が小問化している。
昔だったらたとえば「開発法について述べなさい」「原価法について述べなさい」と大問がバーンとあって、小問がなかったんですけど、最近の本試験の問題の傾向からするとわりと問題自体がかなり小問化していて、それについて端的に答えていけばよいていう感じになっているので、あんまり答案構成力とかそこまで重要ではなくなってくる。ただ本当に該当箇所の基準の文章をうまくひっぱってきて張り付けられるかどうか、というのになってるので人によっては答練なしでも十分いけるかなと
(引用元:YouTube「資格情報チャンネルneo」より)
不動産鑑定士講座の最近の試験傾向は、小問形式・典型論点のため、長文の答案構成力や応用的な知識よりも、問われたことに対しての該当知識を説明できるかというものになっています。
そのため、必ずしも答練を何度も繰り返す学習方法が必要ではなく、むしろ基本的な言葉の定義や知識の正確さを磨いた方が良いとも考えられます。
論述が苦手な人や、論文式試験が初めてという方は別の形で練習が必要ではありますが、そうではない方は答練なしでも合格できるのではという意見でした。
1人の講師が全科目担当しているのが良い
アガルート不動産鑑定士講座は、テキスト作成・講義・サポートまで阿部講師が全科目担当している特徴があります。
一見すると講師が複数いるのって良さそうな感じがするけれども、実際は混乱のもとになる。同じ答案であっても採点する先生によって全然ちがってくる、答案の採点だけでなく指導法も、民法担当している先生も基本講義担当している先生と答練の時に出てくる先生と若干対立があったり、指導方針に違いが生じてしまっているなんていうケースもあり、その点アガルートはブレようがない
(引用元:YouTube「資格情報チャンネルneo」より)
受験生からすれば、先生によって指導内容が異なると混乱してしまいますし、答練も先生によって全然採点が違うと余り意味がなくなってしまいます。
その点アガルートであれば全て阿部講師が担当しているため、「テキストと講義が合っていない」とか「質問の回答とテキストが合っていない」とか、そういう心配はありません。
TAC・LEC2社占有状態から、アガルート受講生が増えていく可能性がある
受講生というよりは、会社側の視点の話になりますが、これまでTAC・LEC2社寡占状態だった不動産鑑定士講座へアガルートが進出したことに対して感想を述べている方もいました。
アガルートの不動産鑑定士講座は2025年に短答+論文の両方合格で全額返金にお祝い金まで貰えるのね。
今年の論文問題みた感じ、民法は大丈夫そうな気がするし。
仕事しながらでもガチれば来年の8月上旬までに2000時間弱は勉強できるか、、、悩むなぁ
(引用元:X)
受験生はしっかりとした実績のある講座を受講したいと思うのが一般的ですから、高い実績を誇っている2社の間に割って入るのは高いハードルです。
アガルートは、その高いハードルの中あえて切り込んだということなので、2社に対して勝算があるのかという推測もでます。
今まではTACかLECか二択だったんですけど第三の選択肢がでてきて、お値段とか分かりやすさとか考えると、もしかしたらここがこれから一番の予備校になっていく可能性も充分になるんじゃないかなと個人的には考える
(引用元:YouTube「資格情報チャンネルneo」より)
二者択一だった不動産鑑定士講座にアガルートが参入し、まだ未知の部分は多いものの、値段・サンプルなどの分かりやすさから、今後アガルート受講生が増えていく可能性があるのではという予測です。
不動産鑑定士業界では、長くTACが合格者の7割程度の高い占有率を誇り、ここ数年LECが差を縮め3割程度占めるようになり、2社の差が今後さらに縮まるかと思われたところに第三のアガルートが参入しました。
おそらく最近の出題傾向を考えたうえで、アガルートは既存2社にはない強みを押し出して受講生を獲得できるという勝算があるのは確かでしょう。
第三の競争相手が出たことにより、互いに講座内容のブラッシュアップが活性化していけば、受験生にとっては選択肢が増えて、不動産鑑定士受験者全員にとっても良い傾向といえます。
アガルート不動産鑑定士講座の合格特典・割引制度
名称 | 割引率 | 対象者 |
他校乗換割引 | 20%OFF | 他の予備校・通信講座等の有料講座で不動産鑑定士試験対策を学習していた方 |
他資格試験合格者割引 | 20%OFF | マンション管理士試験/管理業務主任者試験/賃貸不動産経営管理士試験/土地家屋調査士試験/中小企業診断士試験/公認会計士試験/税理士試験
アガルートの上記資格試験講座を受講して合格した方 |
10%OFF | 他社講座等を受講して上記の資格試験に合格した方 | |
再受験割引 | 10%OFF | 不動産鑑定士試験を受験した経験がある方 |
家族割引 | 10%OFF | ご家族の方がアガルートアカデミーの有料講座の受講生の方 紹介者(家族)の受講期限が終了していても、過去に有料受講生なら可能 |
他校乗換割引
アガルート以外の予備校・通信講座等の不動産鑑定士講座を受講して学習していた方は20%割引価格で受講できます。
他社の教材や勉強方法が合わないと感じている方が移行する場合、非常に便利です。
他資格試験合格者割引
マンション管理士試験・管理業務主任者試験・賃貸不動産経営管理士試験・土地家屋調査士試験・中小企業診断士試験・公認会計士試験・税理士試験のいずれか既に合格している方を対象にした割引です。
アガルートの該当講座を受講した場合は20%割引、他社や独学合格の場合は10%割引で受講可能です。
再受験割引
一度不動産鑑定士試験を受験した方対象で、割引率は10%です。
家族割引
利用方法は、受講希望者が利用申請して、審査して発行されたクーポンを利用すれば割引価格で購入できるようになります。
まず利用できる割引制度を確認した後、専用フォームから利用申請します。
希望の試験種・講座名を選択、割引制度を選択して、利用する割引に応じた証明書をアップロードします。
審査の結果認められたら、希望商品選択・申込画面で「お支払方法・お届け時間等の指定」画面でクーポンが表示されるので、選択して購入です。
申し込んだ後に割引対象であると気付いて申請しても返金はされませんので、申込前に確認・申請しましょう。
また、「他社から乗換」「再受験」など2つ以上割引対象に当てはまっても、2つ以上のクーポン併用はできませんので、割引率の高い方を利用するとお得です。
早期割引セールやアウトレットセールなどとの併用は可能です。
アガルートの不動産鑑定士講座をTAC・LECの2社と比較
不動産鑑定士試験対策の講座はアガルート・TAC・LEC3社があります。
アガルートは2023年に始まった比較的新しい講座ですが、TAC・LEC2社と比較しながら、それぞれの強みはどこにあるのか解説いたします。
なお、アガルート・TAC・LECの3社比較については以下の記事で詳細解説していますので、参考にしてください。
→【2024年最新】不動産鑑定士のおすすめ通信講座のアガルート・LEC・TACの3社を徹底比較の記事はこちら
ここでは、3社の価格と、各々の強みについて簡単にまとめました。
社名 | 価格(税込) | 強み |
アガルート |
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TAC |
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LEC |
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(各公式HPを基に作成)
アガルートの強みは、受講料が低価格であることや、新しい効率的学習を取り入れていることです。
また、1人の講師が講義・テキスト作成・質問対応など全て担当しているのも他社にない特徴で、全体のバランスを考えた筋の通った指導が期待できます。
TACは、不動産鑑定士試験の合格実績が一番の強みであり、長年のノウハウを活かした量・質共にハイレベルな教材、ステップアップしてじっくりと学習できるカリキュラムが魅力です。
LECは、これまで圧倒的であったTACの合格占有率を長年かけて少しずつ獲得し、令和5年は本試験合格者の3人に1人がLEC受講生でした。
TACよりも低価格・割引制度で受講しやすいことに加え、「こう書け!」シリーズなどのオリジナル教材や、答練や模試の問題が本試験で的中する確率が高いこと、論文添削が丁寧なところもLECの強みでしょう。
まとめると、アガルートは低価格で革新的・効率的学習、TACは価格が高く答練を中心とした伝統的学習、LECは答練もありながら効率学習も取り入れており、価格も2社の中間に位置します。
3社それぞれの強みを知り、自分の学習スタイル・優先事項と合致する講座はどれか見極めましょう。
アガルート不動産鑑定士講座の強み
項目 | 内容 |
社名 | アガルート |
価格(税込) | 【2025年合格目標】
|
強み |
|
URL | https://www.agaroot.jp/kanteishi/ |
(アガルート公式HPを基に作成)
アガルート不動産鑑定士講座の強みとして、リーズナブルな受講料や効果的に勉強できるカリキュラム、豪華な合格特典などが挙げられます。
リーズナブルな受講料
価格は217,800円(税込)で、TAC・LECと比較すると10万円~20万円程度安いリーズナブルな価格設定です。
さらに、他社乗換割引や他資格試験合格者割引など割引制度も充実しており、10%~20%程度安く受講できる場合もあります。
効率的な勉強方法
また、答練がなく講義とテキスト・論証集を回転させる学習が特徴で、短期間で効率的に学習できる勉強方法です。
他社で行われている「答練」は、大問形式・応用的な論述を求められる傾向が強かった以前の試験形式では必須といえます。
ただ、近年の出題傾向から答練の必要性は下がってきているという考えを採用しているのがアガルートの講座です。
近年は、「小問形式」かつ「典型論点」が問われる傾向が強いとなります。
小問形式で、問1・問2・問3…みたいな感じで細かく問題が分けられて、書く内容が明確になっている。(略)
さらに、典型論点が中心に問われてます。これは試験の「この問題ってテキストのどっかで記憶があるな?」っていう問題。(略)明らかにテキストに載っている、論証集に載っている、基準に載っているとかそのようなタイプの問題で、書くことが明白、かつ勉強したことがある問題が出題されてどれだけ書ききれるかというのが問われる試験になっている。
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
以前とは異なり、小問形式・典型論点を求められるようになり、言葉の定義や基礎知識を端的に答えるような試験に変化してきました。
「答練に時間を費やすよりも、基本的な知識をきちんと定着させる方が試験対策として合理的」という考えのもと、アガルートの講座は「答練なし・教材学習のみ」で完結します。
1人の講師が全てカバー
指導する講師は、阿部講師がテキスト作成から講義担当、質問対応、月1回のホームルームまで1人で担当しています。
そのため、テキストと講義内容に齟齬が生じることや、講師によって方針が変わるということはなく、受講生は安定して学習できます。
豪華な合格特典
2024年9月時点で、不動産鑑定士試験に合格した方には、全額返金+お祝い金3万円という大型キャンペーンを実施しています。
アガルート不動産鑑定士講座は、まだ受講者が卒業を迎えていないため、未知の部分が多い講座です。
ただ、試験の出題傾向の変化と共に、既存の勉強方法から脱却し新しい勉強方法を試せる講座として非常に魅力ある講座ではないでしょうか。
TAC不動産鑑定士講座の強み
項目 | 内容 |
社名 | TAC |
価格(税込) | 【1年本科生】495,000円 【1.5年本科生】495,000円 【短答本科生】198,000円 【論文本科生】462,000円 |
強み |
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URL | https://www.tac-school.co.jp/kouza_kantei.html |
(TAC公式HPを基に作成)
TACの不動産鑑定士講座は、1年本科生495,000円(税込)・短答本科生198,000円(税込)・論文本科生462,000円(税込)など複数のコースがあります。
高い合格率
TACといえば、不動産鑑定士試験の合格実績が一番の強みです。
令和5年度の不動産鑑定士・論文式試験合格者146名中87名がTAC受講生、令和4年度は143名中93名、令和3年度は135名中91名…といずれの回も高い合格占有率です。
じっくり学習できる
長年のノウハウを活かしたハイレベルな教材・講義が段階的に届けられるため、ステップアップした無理のない学習ができます。
初学者には、民法・経済学・会計簿記の入門講座も用意されているため、無理なく基礎から土台固めをして段階的にじっくり学習できます。
教材のボリュームや答練の多さにより、学習量が多い分確かな自信を持って試験に臨めるでしょう。
サポートが充実している
TAC不動産鑑定士講座は、オンラインフォローシステム「i-support」により、「質問メール」「個人別成績表WEB閲覧」「論文答案デジタル添削」など学習に関するサポート機能のほか、講座に関するお知らせも受け取れます。
また、通信メディアを選択した受講生であっても、校舎を持つ予備校ならではの「スクーリング制度」「自習室開放」という大きなメリットがあります。
自宅でなかなか勉強が進まない時や、モチベーションが下がり気味だという場合も、教室で直接講師から講義・答練を受講し、同じ受験生と肩を並べて学習できるのは貴重な機会です。
LEC不動産鑑定士講座の強み
項目 | 内容 |
社名 | LEC |
価格(税込) | 【短答+論文フルコース】 400,000円~ 【短答+論文基礎コース】 320,000円~ 【短答スーパー速習コース】 98,000円~ 【論文合格コース】 330,000円~ |
強み |
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URL | https://www.lec-jp.com/kanteishi/ |
(LEC公式HPを基に作成)
LECは、短答+論文フルコース400,000円(税込)、論文合格コース330,000円(税込)など、TAC同様複数のコースが選べます。
始め易い受講料と充実した割引
LECは短答式試験・論文式試験両方をカバーした「短答+論文フルコース」の価格が40万円~(受講形態により異なる)と、TACより安い価格です。
また、早期申込み割引や関連資格合格者割引など、割引特典も豊富です。
LEC割引制度 |
【2025年合格目標初学者対象講座】 早期申込割引25%OFF/LEC受講生割引25%OFF/関連資格合格LEC生割引20%OFF/他校生のりかえ割引10%OFF/関連資格合格者割引10%OFF/学生割引25%OFF/司法試験・公認会計士試験合格者割引25%OFF/資格説明会参加者申込・予約割引5,000円OFF |
(引用元:LEC公式HP)
例えば、「短答+論文フルコース」は通常価格が400,000円(税込)ですが、学生であれば25%OFFの価格300,000円(税込)、LEC受講生であれば20%OFFの320,000円(税込)で受講可能です。
その他にも、他校生のりかえ割引や関連資格合格者割引など、非常に割引率が高いのでお得です。
短時間でも効率よく学習できる
受験に必要な情報を±0で収集できるLECの教材は、LEC専任講師が考え抜いたオリジナルで、受講者にもわかりやすいと評判です。
図表・コメントを随所へ掲載し、ポイントを明確にするなど、論文初学者でも理解しやすいように工夫しています。また、合格基礎テキストと「こう書け!」シリーズはリンクしており、復習に便利です。
(引用元:LEC公式HP)
テキスト自体が理解しやすいのに加え、他教材ともリンクしており、受講者が学習しやすいよう統一されています。
LECの教材、テキスト、こう書け、答練の完成度、連動性が高いのは、専任講師が1人で編集してるからだろうな。
自習時の効率がとても良い。フォーマットも統一されていて、とても読みやすい。
今年LECの合格者がかなり増えたみたいだけど、納得。
LECをベースに鑑定理論をTACで補強して論文がんばるぞ〜。
(引用元:X)
受講者からも、LECの教材は連動性が高くフォーマットが統一されていて読みやすいという口コミがありました。
本試験的中実績
LECの答練や模試で扱った内容が、本試験でどの程度的中したかをLEC独自の調査でまとめた結果がHPで公表されています。
民法
問題1は「こう書け!」や各種答練・模試等でほぼカバー、問題2は「条文あてはめ」が中心で差が付きにくい。LEC生なら高得点が期待できる良問揃いであったといえる。会計学
問題1,2ともに各種答練・模試等で扱っており、特に問題1「のれん」は大的中といえる。LEC生は両問合計で7割以上は当然、8割超の受講生も数多くいたものと思われる。鑑定理論
問題1を除き、問題2~4と演習問題は各種答練・模試等でほぼカバー。論文は基準等を中心としたシンプル答練、演習もLEC生なら処理の流れも準備できていたはずである。
(引用元:LEC公式HP)
LECの答練・模試等でどの程度的中しているのか分析したところ、同内容の問題、類似問題など的中率が高い結果となり、LECを受講していれば解きやすかった問題が多数出題された結果でした。
特に論文式試験においては「こう書け!」でほぼカバー(的中)しており、効率よく短期間で合格を目指す方に適した講座といえそうです。
論文添削が丁寧
LECの論文添削は、誤った箇所や修正すべき点を、丁寧に細かく指摘されるので理解がしやすいと評判です。
答案作成の良い点・悪い点を具体的に指摘、添削後の復習がしやすく、本試験で添削する試験委員の立場に立った本番さながらの添削アドバイスが入ります。
まだ点数には反映されていない自分の努力を理解してくれているような、そんなコメントを毎回もらっていました。それがとてもやる気に繋がりました。
(引用元:LEC公式HP「合格者体験談」)
具体的な改善点と、添削者の応援の気持ちが入ったアドバイスを受けてモチベーションがアップします。
また、添削答案はPDFデータで保管できるため、整理・検索・閲覧がいつでもスムーズです。
アガルート不動産鑑定士講座のメリット・デメリット
アガルート不動産鑑定士講座のメリット | アガルート不動産鑑定士講座のデメリット |
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アガルート不動産鑑定士講座のメリット
アガルート不動産鑑定士講座のメリット |
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アガルート不動産鑑定士講座のメリットをチェックしてみましょう。
価格が安い、合格すると全額返金・お祝い金
アガルート不動産鑑定士講座は、フルパックで305,800円(税込)と他社と比較すると安価な値段です。
また、「他校乗換割引」や「他資格試験合格者割引」など割引制度が複数あり、該当する方はさらにお得な10%~20%OFFの価格で受講できます。
さらに、受講したうえで見事合格すれば、合格特典として「全額返金・お祝い金3万円」が受け取れるキャンペーン中です。
不動産鑑定士試験対策は、学習内容のボリュームや答練の手間などもあり全体的に高額ですが、アガルートはその中で最も低価格で受講できます。
全科目を1人の講師が担当
アガルート不動産鑑定士講座を担当するのは、阿部美幸講師です。
他社では、科目ごとに担当講師が別、もしくは1つの科目でも複数の講師が担当しているというケースがあります。
複数で担当することが悪いわけではありませんが、講師によって指導方針が異なる・採点基準が異なるというような受講生が混乱する場面があるのも確かです。
アガルート不動産鑑定士講座では、1人の講師がテキスト作成・講義・質問対応・ホームルームまで全て担当していることで、一貫性のある、なおかつ全体のバランスを考えた勉強法や試験への心構えを教えてもらえるでしょう。
近年の出題傾向に即した効率的学習法
不動産鑑定士の鑑定理論(演習)対策は、従来は本試験形式の問題を用いて行うのが一般的でした。
ただ、特定の分野を復習したいといった場合には他分野も含めて解かざるを得ないため、効率的な学習とはいえませんでした。
効率的な鑑定理論(演習)対策
「不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題)」科目の学習方法は、従来、本試験形式の問題を用いて行うのが一般的でしたが、苦手分野の復習には適さない面がありました。
そこで演習対策のテキストでは、過去の本試験問題を論点別に分解し、分野別の復習に配慮しています。また、実際に電卓を使用して数字を計算せずとも、目で追うことで各論点を理解することができます。
(引用元:アガルート公式HP)
アガルート不動産鑑定士講座の学習は、本試験形式の問題を何度も解く必要はなく、論点別に分解したテキストで分野別に復習できるような構成で作られています。
また、実際に自分で手を動かさなくても、目で追って理解ができるようになっているので、短い時間で効率的な学習が可能です。
答練の復習不要
アガルート不動産鑑定士講座の勉強の流れ |
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(引用元:アガルート公式HP)
アガルート不動産鑑定士講座は、近年の「小問形式・典型論点」の問題が圧倒的に多くなっている傾向を踏まえて、答練・添削による復習はありません。
以前は、1つのテーマに対して応用的な知識を長文で論述する力が必要だったので、答練が不可欠でした。
しかし近年は、基礎的な知識をしっかり固めて理解して記憶にあれば答えられるような問題へと変化しています。
受験上想定される典型論点を網羅的に扱うため、テキストと論証集の回転のみで学習を完結させることができます。そのため、大量の答練の復習を通じて知識を積み上げていく従来型の歪な学習スタイルから脱却することができます。
(引用元:アガルート公式HP)
答練不要の学習は、できるだけ短期間で合格したい方にとっては非常に理にかなった効率的学習方法であり、大きなメリットです。
アガルート不動産鑑定士講座のデメリット
アガルート不動産鑑定士講座のデメリット |
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アガルート不動産鑑定士講座のデメリットについても確認しておきましょう。
短答式試験対策がない
アガルート不動産鑑定士試験対策は論文式試験対策パックのみで、短答式試験対策講座はありません。
短答式試験対策を始めたい方・短答式試験と論文式試験対策を並行して学習したい方にとっては選択できない講座です。
将来的に「短答式試験対策講座」や「短答式試験対策・論文式試験対策セット」が開講される可能性はありますが、今後に期待しましょう。
質問回数制限あり
アガルート不動産鑑定士講座は、オンライン質問サービス「KIKERUKUN」で講師へ質問できますが、回数制限があります。
質問回数は受講期間中に20回までという制限があり、越えた場合は不明な点が出ても質問できません。
アガルートの論文式試験対策講座を受講するということは、短答式試験を既に合格・または合格見込みの方なので、20回以上「質問しないと分からない」という状況は稀と考えられます。
とはいえ、新規講座ということで、受講してみないとどの程度分かりやすいか・不明点が出るか全く分からない状態で、質問回数に制限があるのは不安に思う受講生もいるでしょう。
添削なし、答練をやりたい人には物足りない
アガルートのメリットとして「答練しないで講義とテキストで学習が完結する」と説明しましたが、裏を返せば答練学習を好む方にとっては合わない講座です。
また、「論文式試験を受けたことがない」「文章で何をどのように書いたらいいか全く分からない」という場合には、やはり文章を書く力はある程度鍛える必要があります。
そういった場合に、アガルート不動産鑑定士講座だけでは足りない部分があるのは確かです。
リリース直後で情報が少ない、受講者の感想などが不明
アガルートの不動産鑑定士講座は、2023年10月に開講したばかりの講座なので、まだ未知の部分が大きい講座です。
サンプル講座やテキストでおおよそのイメージは付きますが、全体通して受講を終えた受講生がどのような感想を持つか、実際に合格者はどれぐらい出るのか、まだ分かりません。
新しい学習方法が実際に試験でどの程度通用するのかも不明なため、リスクは否めません。
ただ、その分アガルートも受講生を広く募集するため全額返金という大型キャンペーンを実施しているのでしょう。
もし今後合格実績が積み上がり、人気講座になった頃には全額返金キャンペーンは終了する可能性もあるので、お得に受講できる貴重なチャンスともいえます。
アガルート不動産鑑定士講座がおすすめの人・おすすめできない人
アガルート不動産鑑定士講座がおすすめの人 | アガルート不動産鑑定士講座をおすすめできない人 |
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アガルート不動産鑑定士講座がおすすめの人
アガルート不動産鑑定士講座がおすすめの人 |
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アガルート不動産鑑定士講座がおすすめできるのは、以下のような方です。
価格を抑えて試験対策をしたい
不動産鑑定士講座の通信講座受講料は、学習範囲や割引制度利用などにより異なりますが、おおよそ30万円~50万円程度と高額です。
論文式試験対策のみであっても、LEC330,000円(税込)・TAC462,000円(税込)に比べてアガルート不動産鑑定士講座は論文式試験対策パックが217,800円(税込)と、低価格です。
会社名 | コース名 | 価格(税込) |
アガルート | 論文式試験対策パック | 217,800円 |
LEC | 論文合格コース | 330,000円 |
TAC | 論文本科生 | 462,000円 |
(各公式HPを基に作成)
不動産鑑定士試験対策は、各種予備校・通信講座を受講する方が非常にほとんどですが、非常に出費が大きくなりがちです。
アガルート不動産鑑定士講座であれば、比較的安く通信講座を受講して対策ができるため他社より大幅にコストが抑えられます。
論文式試験対策が初めてまたは基礎からやり直したい
アガルート不動産鑑定士講座は、短答式試験に合格したばかりでこれから論文式試験対策を基礎から始めたい方にもおすすめです。
この間短答式試験に受かったばかり、今年の論文式試験を受験するんだとなった場合に、8月まで期間がかなり短いわけですね、無駄なことをやってるひまがない、基礎的でかつ試験に重要なところをがっつり固めたいという方にとっておすすめ
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
不動産鑑定士の短答式試験日は5月、合格発表は6月末に行われ、合格者が受ける論文式試験は8月に行われます。
論文式試験は年単位で準備して試験に臨む方が多く、各種予備校でも1年~2年をかけて講座のカリキュラムが組まれています。
例えば、TACは1年かけて短答式試験・論文式試験の対策を並行して進めて1年かけて合格を目指すコース、同じ内容を1年半かけるコースがあります。
5月の短答式試験を受けた後に論文式試験対策を開始、8月までの数ヶ月で合格を目指すという方法はこれまで想定されていませんでした。
しかし、「短答式試験を独学または他社講座で合格」した方が「論文式試験は受けたいけど今から独学2ヶ月では難しいよな…」という場合、アガルート不動産鑑定士講座が選択肢に上がります。
1年以上の期間をかけて学習・受験する方が多い中、2ヶ月程度で試験対策するには、基礎的な部分や試験に出やすい部分を最優先で学習する他ありません。
また、一度論文式試験の受験や学習経験はあるが、もう一度基礎からやり直したいという方にもおすすめです。
受験経験者の方で、惜しくも試験に落ちてしまった方、その中でも基礎がちょっとおろそかになっていたなと、最近の試験の問題はさきほど申し上げた通り基礎が重視になってますから基礎的な問題が解けなかったなともう一度基礎を見つめ直したい、もう一度基礎からかためたいんだという方におすすめできる。あんまり応用的なものに手を出さずもう一度基礎から固め直したいんだという学習経験者の方におすすめできる
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
論文式試験対策のために学習を重ねた後に不合格だと、まだ応用力が足りないと考え難しい問題を大量にこなす方向になる方がいます。
そうなると、非常にハイレベルな応用的な問題を答えられる代わりに、受験生が当たり前に知っている基礎的な問題が答えられなくなるというような落とし穴にはまってしまうことがあります。
ですので、一度基礎に立ち返って「基本的な問題を落とさないでしっかり点を取る」という方針に転換したい方におすすめです。
論証集を使って効率的学習をしたい
アガルート不動産鑑定士講座の特徴でもある「論証集」は、それぞれの本試験科目の問題傾向の形式に合わせて効率的に復習できる論証という形で載せています。
最近の本試験の出題傾向にマッチした論証集を作成したのでこちらを使ってインプットしてもらえれば効率よく学習できます。
鑑定理論・民法・経済学・会計学つまり演習以外の科目に関して、コンパクトな論証集を用意しています。鑑定理論ですと、今までの常識ですと鑑定評価基準をフルに覚える、文章ずらーーーっと覚えると、いうのが一般的だったが最近の本試験は個別に「原価法の定義」のように細かく聞かれますから、それに合わせて基準を細分化して一個一個の論点ごとに分けて論証という形で載せています
さらに典型論、例えば「正常価格と限定価格の相違点について述べなさい」なども論証集のほうに載せていますので、復習するときに基準に載っていること、留意事項に載っていること、いわゆる実務指針にのっていること、そしていわゆる典型論点を一冊の論証集のなかで細切れで1個1個の問題に対応できるように載せています
(引用元:アガルート公式YouTube・阿部講師解説より)
これまでの常識であれば、例えば鑑定評価基準の長文をフルで丸暗記して覚えるといったような学習が一般的でしたが、最近の小問化傾向に合わせて細分化して一つひとつ論点ごとに分けられています。
様々な問題形式に対応できるようになった作りで、テキスト同様細かにABCと優先度ランクが付いているため、優先順位が高いものから効率的に学習できます。
特に会計学は、論証集からそのまま本試験問題に出題されてもおかしくないような論証を多数載せていますので、最も論証集が活躍する科目です。
答練による勉強方法が合わない
前述の通り、アガルート不動産鑑定士講座のカリキュラムには、他社で当たり前の「答練」はありません。
大量の答練をこなすことで身に付いていく力もありますが、試験問題傾向の変化に応じて新たな学習方法を提案しているのがアガルートです。
これまで答練をこなしても合格できなかった方、答練を繰り返しても力が付いていると感じられない方など、既存の学習方法から脱却したいと感じる方にもおすすめです。
アガルート不動産鑑定士講座がおすすめできない人
アガルート不動産鑑定士講座をおすすめできない人 |
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次に、アガルート不動産鑑定士講座をおすすめできない方について説明します。
通学で学習したい
アガルート不動産鑑定士講座は、通信講座のみです。
そのため、通学スタイルの勉強を望む方は、TAC・LECの2社から選択しましょう。
短答式試験対策も受講したい
論文式試験対策のみのアガルート不動産鑑定士講座は、短答式試験対策の講座を必要としている方には向いていません。
また、短答式試験に独学で取り組む方や既に合格済の方には最適ですが、短答式試験対策と論文式試験対策を同じ会社で受講したいという場合にもおすすめできません。
今後、短答式試験対策の講座も開講されることを期待します。
答練学習を好む
「アガルート不動産鑑定士講座がおすすめな人」に「答練が合わない方」を挙げましたが、逆にいうと答練を積極的にしたい方には向きません。
論文式試験が初めての方や苦手意識がある方にとっては、答練で自分の論文を書く力を伸ばし、添削してもらいたいと考える方がいるでしょう。
また、時間に余裕があるのでじっくりと応用的な学習も含めて答練をこなす学習方法が良いという考えもありますので、既存の学習方法の方がやはり安心するという方はアガルートには向いていないでしょう。
「平常なメンタルとは?」という質問をいただきました。
答練・模試・・・できないとマズい問題が出題
本試験・・・できなくてもおkな問題も出題あれ、本試験の方がラクなんじゃん!!
答練・模試を本試験のつもりでやれば、本試験の方が確実にラク!と思えます。森田先生も常々話されています!
(引用元:X)
アガルート不動産鑑定士講座の阿部講師は、「答練は100%を求められるが実際の本試験は65%程度で合格、答練をやりすぎるのは非効率」という考えでした。
逆に、答練をこなして応用的な問題にも100%対応できるようになっていれば、65%で合格できる本試験が楽に感じられ、確実に合格できるという考えもあります。
どちらかが正しい・間違っているというわけではありませんが、答練による万全の学習をしたいと考える方はアガルートをおすすめできません。
実績がある講座が良い
アガルート不動産鑑定士講座は2023年新規で開講したので、まだ合格実績・合格率などのデータが皆無です。
受講を終えた方の口コミなどもありませんので、実際合格する力がどれほど得られるのか、どれほどの受講生が合格できるのかは全くの未知数です。
今後、アガルート不動産鑑定士講座が卒業生を出し、受講生たちの口コミや評判が聞けるかもしれませんが、実績がしっかりある講座が安心・未知のリスクは取りたくないと考える方にはおすすめしにくい講座といえます。
アガルート不動産鑑定士講座は、新しい講座であり、答練のない勉強方法や、講師1人で全てを担当するなど、既存の講座にはない革新的な通信講座です。
今後数年をかけて合格実績や受講を終えた方の口コミが増えてきて、人気講座と上り詰める可能性もありますが、2024年時点では新しい学習に挑戦したい方におすすめします。
不動産鑑定士は独学で合格できる?
不動産鑑定士試験は、合格率の低い難関資格ですが、独学合格するのは可能なのでしょうか。
不動産鑑定士試験を独学で合格した方は実際にいるのか、また独学するとしたらテキストは何が良いのかをまとめました。
項目 | 内容 |
不動産鑑定士試験の独学合格者 |
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不動産鑑定士試験対策の勉強時間 | 2,000時間~5,000時間と幅が大きい |
不動産鑑定士の独学用テキスト | 行政法規・不動産鑑定行政法規の知識/会計学・らくらく会計入門・財務会計講義/民法・速習!民法Ⅰ(総則・物権編)(動画付)/経済学・試験攻略入門塾速習!マクロ経済学(動画付)/不動産鑑定理論・不動産鑑定評価基準の解説書(上巻・下巻) |
論文式試験のみ講座受講という方法が経済的 |
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過去に不動産鑑定士講座に独学合格した人数は、正確な人数を知るのは困難ですが、おそらく極少数です。
不動産鑑定士試験対策に必要な勉強時間は、人によって幅が大きいものの、2,000時間~5,000時間と非常に長い時間がかかります。
よほど法律に精通している・重複する科目が多い法律資格に合格済みなどの特殊な例でなければ、圧倒的に予備校・通信講座の受講がおすすめです。
もし、どうしても独学に挑戦したいという方がいた時のため、論文式試験対策まで含めて不動産鑑定士試験を独学で勉強したい方におすすめのテキストもご紹介します。
費用をできる限り抑えたいと考える方は、短答式試験を独学で挑戦、合格して論文式試験対策講座のみ受講するのが最もコストパフォーマンスが良いのではないでしょうか。
自分にとってどんな勉強方法が最適か、独学という選択肢を加えて今一度考えてみましょう。
不動産鑑定士に独学で合格した人はいる?
不動産鑑定士試験は難関といわれますが、実際独学で合格した方はどれぐらいいるのでしょうか。
不動産鑑定士の講座を開講している予備校・通信講座は限られており、それぞれ合格者のうち何人が受講者卒業生かというのを発表しています。
アガルートは新規開講したばかりで合格者は出していないため、本試験合格者数からLECとTACの合格者数を引いた人数は独学合格の可能性があります。
項目 | 令和5年 | 令和4年 | 令和3年 |
本試験合格者数 | 146名 | 143名 | 135名 |
TAC合格者数(占有率) | 87名(56.5%) | 93名(65.0%) | 91名(67.4%) |
LEC合格者数(占有率) | 49名(33.5%) | 39名(27.3%) | 34名(25.2%) |
本試験合格者数-2社合格者数 (独学の可能性がある人数) |
10名 | 11名 | 10名 |
(各社公式HP・各社公式Xポストを基に作成)
令和3年~5年の結果によれば、本試験全体の合格者数と、そのうちTACとLECの受講生を除いた合格者が毎年10名程度います。
なお、各講座の受講料負担額や、講座の学習量などを考えると掛け持ちして受講するとは考えにくいため、2社の合格者数が重複する可能性は低いでしょう。
ただ、実は不動産鑑定士講座の予備校はLEC・TAC2社のみではありません。
九州にある九州不動産専門学院という学校では通学タイプの不動産鑑定士講座があります。
公式HPによれば、平成29年から不動産鑑定士講座が開講されていますが、合格実績や、実際に受講したという方の体験談などは確認できませんでした。
LEC・TAC2社を利用していない10名程度のうち、この九州不動産専門学院の不動産鑑定士講座を受講、あるいは地域によって別の講座が開講していた可能性も否定はできません。
そのため、本試験合格者数とLEC・TAC2社の合格者数から独学合格者の人数を正確に導き出すのは難しいでしょう。
一方、自身で独学合格を明言している方はSNS上で見つけられました。
令和5年不動産鑑定士試験論文式試験に合格いたしました。
勉強方法は独学で、予備校の答案練習会や模試は一切受けておりません。
司法試験、公認会計士試験、不動産鑑定士試験について興味がある方はご気軽にフォローください。
(引用元:X)
X(旧Twitter)の報告なので合格を客観的に証明するものではありませんが、前後の試験に関する投稿から信憑性は高く感じられます。
ただ、この方は司法試験や公認会計士試験にも合格していると明言しているので、不動産鑑定士試験前に法律や論文式試験の積み上げがある特殊な例というのは留意が必要です。
逆に、X(旧Twitter)では「不動産鑑定士試験に独学合格は無理」という感想を持つ方の声が多く見られます。
不動産鑑定士試験は、独学はやめろ!
宅建とか、マン管などは余裕だったけど、不動産鑑定士試験は無理だわ。今日も一つ賢くなりましたw
(引用元:X)
宅建士試験やマンション管理士試験には独学合格した方も、不動産鑑定士試験は無理という感想です。
というか2017年実績だと合格者のうちTAC受講者が7割、LECは2割未満?
不動産鑑定士って他の資格に較べて独学合格のハードルが極めて高いよね。
合格してる人はかなりの暗記オバケで理解力のある人だと感心する。
(引用元:X)
やはり「他資格に比べて独学合格のハードルが極めて高い」という意見です。
具体的に、勉強を開始したものの独学の難しさについて言及している方もいました。
不動産鑑定士の勉強を始めた。
宅建と違って参考書がすごく少ない上に、論文試験の難易度がかなり高く、
高等教育を受けてない私は独学だけではおそらく受からないと早々に悟った。
資格は今までずっと独学で合格してきたけど、今回ばかりは予備校に行かなきゃ無理だ。
リターンを考えると通うの悩む
(引用元:X)
不動産鑑定士試験は、そもそも独学用のテキストが多くありません。
試験難易度の高さから予備校が必須と考えられており、独学するという選択肢を持つ方が少ない、そのため独学用テキストの需要もなく発売されない、というループができているのかもしれません。
以上口コミや合格者数から、既に別の試験勉強で法律知識・答案構成力が付いている方は独学合格できる可能性があるものの、やはり大多数の方には予備校・通信講座を利用することをおすすめします。
不動産鑑定士試験対策の勉強時間
不動産鑑定士試験は、不動産関連の他試験と比較しても勉強時間が最低でも2,000時間は必要といわれます。
不動産鑑定士試験の勉強時間は、2,000~3,700時間が一つの目安です。最短合格を狙う場合でも、最低2,000時間の勉強時間が必要となります。受験期間の設定は1年半~2年が一般的で、1年半の期間で考えると1日あたりの勉強時間は平均5時間前後です。
不動産鑑定士試験の短答式、論文式それぞれの対策にかかる勉強時間は、短答式が700~1,000時間、論文式が1,300~3,000時間程度が目安です。
(引用元:TAC公式HP)
不動産鑑定士対策は1年~2年程度の受験プランが一般的だ。例えば2年間で700日の勉強時間を確保できるなら、平均5時間勉強すると合計で3,500時間となるね。
これで十分な勉強時間が確保できるね。
(引用元:TAC公式HP)
TACによると、不動産鑑定士試験の勉強時間は短答式試験が700時間~1,000時間、論文式試験が1,300時間~3,000時間が必要であり、1年半で考えれば1日あたり平均5時間程度学習が必要な計算です。
ただ、これはTAC等の予備校を利用したことを前提とした勉強時間であり、独学での勉強時間はデータが少ないためそもそも算出するのが難しいのが現状です。
また、不動産鑑定士試験に合格した方による「もっと時間がかかる」という体験談もありました。
試験勉強本や資格試験の専門学校のWEBサイトでは、「2,000~3,000時間の勉強で合格できますよ」と書かれているのを見かけますが(それでもかなりの時間ですが)、正直、私は最低でも5,000時間は勉強しないと、合格は厳しいんじゃなかなと思います。
中には確かに、2,000時間の勉強時間で合格される優秀な人もいますが、そういう人は極一部。私を含めて普通の人は5,000時間は必要だと思います。不動産鑑定士の2次試験には、鑑定理論、演習、民法、経済学、会計学の5つがありますので、それぞれ1,000時間ずつ時間をかけるイメージです。
不動産鑑定士試験は宅建の延長だとよく言われます。確かに、私も不動産鑑定士試験の前に宅建試験から始めました。ただ、宅建試験の勉強時間は合格まで200時間程度でした。ですから、不動産鑑定士の勉強時間は宅建の25倍です。不動産鑑定士と宅建は、難易度も勉強時間も桁違いです。
(引用元:中田不動産鑑定株式会社公式HP)
この方も独学ではなく専門学校に通ったと書かれていますが(どこの学校か明言はされていません)、「宅建は約200時間、不動産鑑定士試験はその25倍の時間(=5,000時間)」かかったということです。
独学であれば、テキストや教材を探すところから始め、学習途中で分からない点があっても聞く相手もいないため自身で解決しなければならず、さらに多くの時間がかかるでしょう。
予備校を使った学習でも2,000時間~5,000時間の勉強時間が必要ということからも、独学の難しさが感じられます。
不動産鑑定士の独学用テキストは?
前述の通り、不動産鑑定士試験は論文式試験を含めて全て独学で突破した方はごくわずかです。
そのため、「独学用テキストはこれが適している」「このテキストで独学して論文式試験まで突破しました」という情報・口コミはほとんどありません。
ただ、不動産鑑定士の合格者による「このテキストであれば独学も可能なのでは」「独学派にはこのテキストがおすすめ」というブログやX投稿の情報があったのでご紹介します。
私は2017年に不動産鑑定士の論文式試験に合格いたしました。不動産鑑定士という資格は、一般的にはあまり知られていない資格ですが、一応不動産系の資格の中では最高峰の資格とされています。難関資格というだけあって、基本的には資格予備校を利用する人が多いです。というよりも、基本的に「独学は無理」なんていうことが言われたりもしています。しかし私は、そんな受験会の通説とは違い、独学でも十分に受かる試験である、と思っています。今回は、そんな独学派のために使える教材を紹介していきます。
(引用元:Amebaブログ/社会考察日記「独学でも受かる不動産鑑定士」)
この方のブログやX(旧Twitter)などでおすすめされていたテキストは下記のテキストです。
科目 | テキスト名 |
行政法規 | 不動産鑑定行政法規の知識 |
会計学 |
|
民法 | 速習!民法(総則・物権編)/動画付 |
経済学 | 試験攻略入門塾速習!マクロ経済学/動画付 |
不動産鑑定理論 | 不動産鑑定評価基準の解説書(上巻・下巻) |
行政法規:不動産鑑定行政法規の知識
書籍名 | 不動産鑑定・行政法規の知識 |
著者名 | 新藤延昭 |
出版社 | 住宅新報出社 |
発売日 | 2014年3月1日 |
販売価格 | 5,280円(税込) |
単行本(ソフトカバー) | 701ページ |
(引用元:Amazon.co.jp)
不動産鑑定士試験の行政法規に対応するための独学用テキストは、新藤延昭氏による「不動産鑑定・行政法規の知識」です。
不動産鑑定士の論文試験のための基本書として、不動産鑑定評価の実務に必要な行政法規の知識を網羅しています。
会計学①:らくらく会計入門
書籍名 | らくらく会計入門 |
著者名 | 茂木喜久雄 |
出版社 | 週刊住宅新聞社 |
発売日 | 2008年12月16日 |
販売価格 | 2,262円(税込) |
ページ数 | 277ページ |
寸法 | 25.6 x 18.2 x 1.4 cm |
(引用元:Amazon.co.jp)
会計学の独学用テキストは、初学者の入門書として「らくらく会計入門」が挙げられています。
書籍名の通り、初学者でも会計について分かりやすく学習できる会計入門書の決定版です。
一つの論点について分解・考え方を段階的に解説するプロセス学習式を採用、例題を多く示しながら図表・イラストを用いているため完全な初心者でも理解しやすい構成です。
また、不動産鑑定士含む各種資格試験の予想出題率や難易度表示があるため、各種試験対策を立てるにも有効です。
会計初学者が途中でつまずかないよう、用語解説や補足説明も充実していて、あらゆる資格試験の会計入門書として優秀な1冊です。
Amazonレビューでも、「分かりやすい」という声が多数ありました。
5つ星のうち5.0 評価/恐ろしく分かりやすい
国税専門官対策のために購入しました。スー過去会計学は、一部解説が不足している部分があるのですが、本書で補足しながら勉強を進めれば理解が早く深まると思います。
重要な知識を非常に分かりやすく説明してくれているので目指す物がなんであれ、これから会計学を始める人全てに勧められる本だと感じました。
(引用元:Amazonレビュー)
「らくらく会計学」は不動産鑑定士専用のテキストではないので、国税専門官や中小企業診断士試験対策に使用した方も多かったようです。
既に会計学の基礎知識がある方は、「らくらく会計入門」ではなく、次のテキストから初めて良いでしょう。
会計学②:財務会計講義
書籍名 | 財務会計講義 |
著者名 | 桜井久勝 |
出版社 | 中央経済社 |
発売日 | 2021年3月18日 |
販売価格 | 3,577円(税込) |
ページ数 | 464ページ |
寸法 | 15.7 x 2.8 x 21.7 cm |
(引用元:Amazon.co.jp)
「財務会計講義」は、財務会計の全体像を解説した定番テキストで、大学等のテキストや会計士・税理士試験対策にも使用されています。
本の特徴は、財務会計という複雑でボリュームが大きくなりがちな内容を420ページ弱の1冊でコンパクトにまとめている点です。
取引・事象を数値例と仕訳で考えることで、財務的影響を客観的に認識できる力を養うと共に、会計基準への理解が深まります。
大学生や大学院生の教育書や、ビジネス書、会計に関する資格試験対策書として多くの方から広く読まれている良書です。
Amazonレビューからも、さまざまな立場の方から「理解しやすい」という声がありました。
5つ星のうち5.0 評価/簿記1級の学習に不可欠な一冊
極めて分かりやすい文章で難解な会計の本質を追求しようとする姿勢を感じる。また本書の序に記載の通り、「現行の会計基準と会計実務のすべてを現状肯定的に描写するのではなく、必要に応じてこれらを分析的・批判的に考察した」点は財務会計の本質的な理解を促しており、特に素晴らしい。簿記学習と並行して本書を読み進めていくと、会計処理や仕訳の意味を深く理解できる。
ページ数が多く、ハードカバーの本に抵抗を感じる人にとっても本書を開けばその抵抗感はすぐさま薄れていくだろう。
(引用元:Amazonレビュー)
5つ星のうち5.0/読み込む理論本
本書は財務会計論の理論を理解するためには、有用な本である。終始一貫として端的かつ平易な文章で内容が濃く、読むたびに理解が深まると実感する。また、学問としてのアプローチに関する記述があり、財務会計論の研究分野についても一応の知見が得られると思われる。
しかし、これはあくまで理論本であり、計算技術に関しては他の本に任せることが望ましい。当方全くの初学者であったため、この本の通読後に簿記を学習したところ、再び読んだ際に感動した。
(引用元:Amazonレビュー)
多くの方が「簿記学習と並行すると分かりやすい」「簿記学習した後に読むとさらに理解が深まる」という感想でした。
著者自身が、「本書の効果的な読み方」において「なかなか実力がUPしない人は、3級レベルの簿記の全体構造ができていないことも多い」と説明しています。
簿記の基礎知識と合わせて学習すると理解が進みやすいようです。
民法:速習!民法
書籍名 | 試験攻略入門塾/速習!民法Ⅰ |
著者名 | 宮本剛志 |
出版社 | 中央経済社 |
発売日 | 2015年4月22日 |
販売価格 | 2,640円(税込) |
ページ数 | 304ページ |
(引用元:Amazon.co.jp)
民法テキストのおすすめは、宮本剛史氏による「試験攻略入門塾・速習!民法Ⅰ」です。
学習範囲の広い民法を、頻出過去問によって内容を厳選し、試験合格に必要な総則から物権までの基本事項を解説しています。
テキストだけで分かりづらい専門的な内容も、テキスト完全対応の無料動画も配信されているため学習しやすいでしょう。
公務員試験・行政書士・宅建などの試験対策用テキストして非常に人気が高く、不動産鑑定士試験対策にもおすすめです。
Amazonレビュー評価も平均4.3と非常に高い評価を受けています。
5つ星のうち5.0評価/わかりやすい
民法の全体像をつかむのにちょうどいいです。図が豊富なので理解しやすい。あと条文が引用してあるので六法引くのをある程度さぼれます。
条文や暗記するポイントも記載されていて取り組みやすかった。
(引用元:Amazonレビュー)
図や表が豊富に使われていることで、視覚的な理解ができるため読みやすく学習が進む1冊です。
無料動画が付属しているものの、テキストのみで学習したという方も多く、理解度や好みに合わせて選択できます。
経済学:速習!マクロ経済学/速習!ミクロ経済学
書籍名 | 速習!マクロ経済学/速習!ミクロ経済学 |
著者名 | 石川秀樹 |
出版社 | 中央経済社 |
発売日 | 2019年3月28日 |
販売価格 | 2,640円(税込) |
ページ数 | 394ページ/410ページ |
寸法 | 15.1 x 1.8 x 21.1 cm/15.1 x 2 x 21.1 cm |
(引用元:Amazon.co.jp)
経済学のおすすめテキストは、石川秀樹氏の「速習!マクロ経済学」「速習!ミクロ経済学」です。
著書の石川氏が、この本について「大学で経済学を学んでいた際に経済学の講義が分かりづらかった、学生の時にこのような説明をして欲しかったというものを詰め込んだ」と説明しています。
難しい専門用語が並ぶ経済学を、日常に落とし込んだ例を用いて説明、数式を極力使わずにとにかく分かりやすさを追求した本です。
また、「できる限り分かりやすく説明したが、文章ではどうしても伝えづらいところがある」として、こちらも民法テキストに続いて無料動画が付いています。
不動産鑑定士試験に向けた経済学の勉強について。
僕は独学だったので、石川先生の速習経済学を使いました。
基本的にとても分かり易い本ですが、マクロ経済学の経済成長理論だけは説明が不足しており、
とても分かり辛かったのでご注意ください。来年あたり経済成長理論くるかもしれないので。
(引用元:X)
独学合格の報告をしたとX(旧Twitter)に投稿していた方も実際に利用していた経済学のテキストです。
Amazonレビュー等でも、テキスト・動画共に「分かりやすい」と評判です。
5つ星のうち5.0評価/オススメです!
経済学は苦手だったがこの教材をやる事で標準レベルに持っていくことが出来た。
全部のテーマに動画があり、分からない所もすぐに確認出来るのが良い所。
講義の方も面白く、長時間見ていても退屈しない。(ホワイトボードをもの凄く気にします笑)
とにかくオススメします。自分は公務員試験用で買ったが、初学書として完璧だと思います。
(引用元:Amazonレビュー)
5つ星のうち5.0評価/すばらしい
ある資格を取得するために購入しました。
当方10年ほど前に公務員試験のために某予備校に通っておりましたが、そこでの講義より遥かにクオリティが高いものを書籍代のみで受講することができます。
地方上級、国家一般職レベルであれば余裕で合格レベルまで到達できる内容となっています。
低価格でレベルの高い授業を受講できる良い時代になりましたね。
(引用元:Amazonレビュー)
こちらの本もyoutubeで無料の授業がアップされています。正直な話、TACの授業よりも分かりやすいともっぱらの評判です。
(引用元:Amebaブログ/社会考察日記「独学でも受かる不動産鑑定士」)
テキストはもちろん、無料動画が非常に分かりやすく面白いと絶賛されていました。
経済学初心者や、テキストのみで理解できない方であっても、無料動画で丁寧な説明が視聴できるためつまずくことなく学習を進められます。
不動産鑑定理論:不動産鑑定評価基準の解説書
書籍名 | 改訂版・不動産鑑定評価基準の解説書(上巻/下巻) |
著者名 | 大島大容 |
出版社 | 株式会社イレブン |
発売日 | 2017年11月10日 |
販売価格 | 4,950円(税込) |
(引用元:Yahooショッピング)
不動産鑑定理論の独学用おすすめテキストは、大島大容氏執筆の「不動産鑑定評価基準の解説書」です。
著者の大島氏は不動産鑑定士としての実務・講師・実務修習指導の経験を持ち、これまでの実務・指導内容やブログ発信等を含めて、初学者でも分かりやすい表現で評価基準を解説しました。
「不動産鑑定評価基準の解説書」の商品情報によると以下の通りです。
不動産鑑定士の著者が、これまでの実務経験、講師経験、実務修習指導経験を活かして不動産鑑定評価基準を解説。
初心者でもわかりやすい目から鱗の解説書です。不動産鑑定評価基準、留意事項について、詳細にわかり易く解説しています。不動産鑑定評価はとても専門性の高い内容になります。鑑定評価基準が試験内容とされる不動産鑑定士の受験生には試験勉強の一助となることでしょう。また、仕事で鑑定評価に関わる全ての方が、鑑定評価書の内容を理解する上で必要な情報も網羅されています。
(引用元:Yahooショッピング「商品情報」)
不動産鑑定評価という高い専門性を有する複雑な内容を、初心者でも分かるように図や例示・かみ砕いた表現を用いて解説しています。
不動産鑑定士試験の試験範囲のうち、民法や経済学など他科目は他資格と共通している部分がありますが、「不動産鑑定理論」は不動産鑑定士試験独自の科目です。
そのため、有効な市販テキストがほとんどなく、「不動産鑑定士試験は独学が不可能」といわれる大きな一因でした。
しかし、「不動産鑑定評価基準の解説書」が発売されたことで状況が変化しました。
不動産鑑定士試験合格者は、「不動産鑑定評価基準の解説書」について以下のように述べています。
私は他の科目はともかく、この科目だけは独学での合格は難しいものと考えておりました。なぜなら市販の分かりやすい教材がゼロに近かったからです。しかし、この本が発売されてからは完全に意見が変わりました。この本があれば独学での知識の習得も不可能ではありません。
正直TACやLECのテキストよりも分かりやすいですし、両予備校共に今の収録担当の先生はただテキストを読んでいるだけらしいので、この本があれば入門講義もいらないと思います。
(引用元:Amebaブログ/社会考察日記「独学でも受かる不動産鑑定士」)
本書の発売により、これまで独学が難しいと考えていた不動産鑑定士試験合格が、独学でできるような可能性が開けたという感想です。
実際に不動産鑑定士試験対策のためテキストとして利用した方からも絶賛の声が多数挙がっています。
不動産鑑定士の鑑定理論について、私が知る限り最も詳しい解説書だと思います。単なる暗記と言われることの多い科目ですが、決してそうではなく、各概念とそれの裏付けとなる議論や理由など、体系的なロジックをわかりやすく説明しており、予備校の講義と比較しても、こちらのほうに軍配が上がるのではないかと思います。
(引用元:Yahoo!ショッピングレビュー)
こういう解説書が欲しかった!
鑑定理論を分かりやすく解説してくれる参考書が少ないなかとても分かりやすかったです。
(引用元:Yahoo!ショッピングレビュー)
これから受ける方なら、「不動産鑑定評価基準の解説書」って本がオススメですよ。
上下巻あって安くはないけど、基準留意事項をドンドン理解できる気がします。
(引用元:X)
不動産鑑定評価基準の解説書 大島さんの本オススメですよ!
暗記ではなく理解ができる本になってます。
(引用元:X)
「最も詳しい解説書」「各概念の体系的なロジックをわかりやすく説明」「単なる暗記ではなく理解ができる」と、受験生から軒並み高評価です。
「予備校にも引けを取らないテキスト」と感想を述べる方が複数おり、不動産鑑定士講座を独学で合格する可能性を広げた良書といえるでしょう。
論文式試験のみ講座受講という方法が経済的
不動産鑑定士試験において、論文式試験まで全て独学で突破した方はほとんどいませんが、短答式試験であれば独学で挑戦する方は比較的多いようです。
不動産鑑定士、短答式試験は独学でどうにかなりそうだけんども論文式試験は無理だわ!!
諦めて学校通おうね!!!はいっ!
(引用元:X)
よし。明日から不動産鑑定士の勉強始めます。
短答式は独学でクリアします。
#不動産鑑定士
(引用元:X)
受験生の間でも、「短答式試験は頑張れば独学でいける」、ただ「論文式試験は独学不可能」というのが定説のようです。
短答式試験をなんとか自力で合格して経済コストを抑えようと考える方は多くいます。
アガルート不動産鑑定士講座は、論文式試験対策のみなので、短答式試験は自力で突破した方にぴったりの講座です。
不動産鑑定士試験対策は、短答式試験は自身の力で何とかクリアし、論文式試験対策をアガルート不動産鑑定士講座で学習するのが効率的かつ経済的なのではないでしょうか。
不動産鑑定士試験の概要
項目 | 内容 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 短答式試験:5月中旬の日曜日 論文式試験:7月下旬~8月上旬の日曜日を含む土・日・月の連続3日間 |
検定料(非課税) | 電子申請:12,800円 書面申請:13,000円 |
合格率・難易度 | 過去5年間合格率 短答式試験:32%~37% 論文式試験:15%前後 |
不動産鑑定士試験の受験資格
不動産鑑定士試験には特に受験資格は設けられておらず、学歴や年齢などの制限なくどなたでも受験できます。
以前は大卒などの条件がありましたが、平成18年に撤廃されました。
ただ、二次試験である論文式試験を受験できるのは、短答式試験合格者のみです。
短答式試験に合格して論文式試験に不合格だった場合は、当年を含め3回分の短答式試験は免除され、2年間は論文式試験から挑戦する資格があります。
不動産鑑定士試験の試験日程
不動産鑑定士試験は、短答式試験と論文式試験に分かれますが、まずは短答式試験日程を確認してみましょう。
短答式試験日程 | ||
項目 | 例年 | 令和6年 |
願書配布 | 2月中旬~3月上旬 | 2月7日(火)から3月8日(金)まで |
願書受付 | 2月中旬~3月上旬(書面申請/電子申請) | 2月8日(水)から3月8日(金)まで |
試験実施日 | 5月中旬の日曜日 | 5月19日(日) |
試験地 | 北海道・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県 | |
合格発表 | 6月下旬 | 6月26日(水) |
(国土交通省HPを基に作成)
短答式試験日程は、願書配布・受付が例年2月中旬~3月上旬で、試験実施日は5月中旬の日曜日です。
試験地は北海道から沖縄までの10都道府県の各都市で、試験の合格発表は6月下旬に行われます。
令和6年の短答式試験日程は、願書受付が2月8日(水)から3月8日(金)・試験実施日が5月19日(日)・合格発表は6月26日(水)です。
次は、短答式試験の合格者・免除者が受験する論文式試験日程です。
論文式試験日程 | ||
項目 | 例年 | 令和6年 |
試験実施日 | 7月下旬~8月上旬の日曜日を含む土・日・月の連続3日間 | 8月3日(土)~5日(月) |
試験地 | 東京都・大阪府・福岡県 | |
合格発表 | 10月中旬 | 10月18日(金) |
(国土交通省HPを基に作成)
論文式試験は例年7月下旬から8月上旬の土・日・月曜日の連続した3日間で行われます。
試験地は東京都・大阪府・福岡県の3ヶ所で、合格発表は10月中旬頃です。
令和6年の論文式試験日程は、試験実施日が8月3日(土)から5日(月)の3日間・合格発表が10月18日(金)です。
願書申込期間や試験日・合格発表は間違いのないようしっかり確認して、余裕を持って提出・受験できるよう準備しましょう。
不動産鑑定士試験の検定料
項目 | 電子申請 | 書面申請 |
受験手数料(非課税) | 12,800円 | 13,000円 |
納付方法 | 受験願書を送信後、納付期限までに納付 (令和6年は3月13日(水)まで) 詳細はe-Gov電子納付で確認 |
書面申請時、金額分の収入印紙を受験願書の収入印紙欄に貼付 |
不動産鑑定士試験の受験手数料は、願書提出方法により異なり、電子申請の場合は12,800円・郵送による書面申請の場合は13,000円です。
電子申請の場合は、受験願書を電子申請した後に納付番号がメールで送られてくるので、送られてきた納付番号を用いて金融機関に納付します。
書面申請の場合は、願書提出前に金額分の収入印紙を購入し、受験願書の収入印紙欄に貼付して納付します。
短答式試験の免除者や、論文式試験の科目一部免除者も受験手数料は同額です。
不動産鑑定士試験の合格率・難易度
不動産鑑定士試験の過去10年間の合格率を短答式試験・論文式試験それぞれ下記の表にまとめました。
不動産鑑定士・短答式試験 | |||
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和元年(2019) | 1,767名 | 573名 | 32.4% |
令和2年(2020) | 1,415名 | 468名 | 33.1% |
令和3年(2021) | 1,709名 | 621名 | 36.3% |
令和4年(2022) | 1,726名 | 626名 | 36.3% |
令和5年(2023) | 1,647名 | 553名 | 33.6% |
(国土交通省公式HPを基に作成)
短答式試験の過去5年間の合格率は32%~37%と、3割程度の方が合格しています。
不動産鑑定士・論文式試験 | |||
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和元年(2019) | 810名 | 121名 | 14.9% |
令和2年(2020) | 764名 | 135名 | 17.7% |
令和3年(2021) | 809名 | 135名 | 16.7% |
令和4年(2022) | 871名 | 143名 | 16.4% |
令和5年(2023) | 885名 | 146名 | 16.5% |
(国土交通省公式HPを基に作成)
論文式試験の過去5年間の合格率は15%前後で、短答式試験よりも難易度の高さがうかがえます。
「不動産鑑定士試験の合格率は4%~5%」といわれることが多いですが、それは短答式試験・論文式試験の合格率を単純に掛け合わせた数字です。
実際には、論文式試験受験者は過去2年間のうちに短答式試験に合格した免除者も多いため、合格率の掛け合わせた数字が実状に合っているかは曖昧な部分があります。
「合格率4%~5%」は、短答式試験と論文式試験を同じ年に1度で合格しようと考えた場合の数値といえます。
いずれにせよ不動産鑑定士は難関資格に違いないので、良いテキスト・良い指導者を見つけて勉強時間をしっかり確保して合格目指しましょう。
アガルート不動産鑑定士講座に関するよくある質問
アガルート不動産鑑定士講座に関するよくある質問 |
|
アガルート不動産鑑定士講座に関するよくある質問にお答えいたします。
不動産鑑定士試験対策におすすめの予備校・講座は?
不動産鑑定士試験対策講座を開講している予備校は数が少なく、大手ではアガルート・TAC・LECの3社です。
本記事で最もおすすめしているのはアガルート不動産鑑定士講座です。
社名 | 価格(税込) | 強み |
アガルート | 【2025年合格目標】
|
|
TAC | 【1年本科生】495,000円 【1.5年本科生】495,000円 【短答本科生】198,000円 【論文本科生】462,000円 |
|
LEC | 【短答+論文フルコース】400,000円 【短答+論文基礎コース】320,000円~ 【短答スーパー速習コース】98,000円 【論文合格コース】330,000円 |
|
(各公式HPを基に作成)
アガルートは、2023年10月の新規講座であり未知数な部分はありますが、コンセプトに既存の勉強方法からの脱却を掲げています。
不動産鑑定士講座は、論文式試験対策に大量の答練に時間をかける勉強が中心ですが、アガルートに答練はありません。
近年の不動産鑑定士試験の出題傾向を分析したうえで、講義・テキスト・論証集により学習が完結、「仕事をしながら」「短答式試験終了後から」でも効率的な学習で論文式試験合格を目指せます。
また、2社と比較して受講料が低価格なうえ、合格者には全額返金・お祝い金キャンペーンなど豪華な合格特典がありコストも最小限で済みます。
アガルート不動産鑑定士講座は、コストを抑えたい方・時間が限られている方・答練が合わない方・新しい学習方法に挑戦したい方など幅広い層におすすめです。
不動産鑑定士試験対策で安い予備校・講座は?
不動産鑑定士試験対策講座は、各社さまざまなコースが用意されているので単純比較が困難ですが、論文式試験対策が最も安いのはアガルートです。
アガルートは、短答式試験対策がないため、短答式試験対策・論文式試験対策どちらも含んだ総合コースを希望する方はTAC・LEC2社から選びます。
社名 | 価格(税込) |
TAC | 【1年本科生】495,000円~ 【1.5年本科生】495,000円~ 【短答本科生】198,000円~ 【論文本科生】462,000円~ |
LEC | 【短答+論文フルコース】400,000円~ 【短答+論文基礎コース】320,000円~ 【短答スーパー速習コース】98,000円~ 【論文合格コース】330,000円~ |
(各公式HPを基に作成)
TACは1年で短答式試験・論文式試験対策を含んだ「1年本科生」「1.5年本科生」が495,000円(税込)で、LECは「短答+論文フルコース」が400,000円(税込)です。
短答式試験・論文式試験を含む総合コースを比較すると、TACよりLECの方が安く受講できます。
短答式試験は独学突破する方も多いため、各社短答式試験を合格した方向けの論文式試験対策で比較してみましょう。
会社名 | コース名 | 価格(税込) |
アガルート | 論文式試験対策パック | 217,800円 |
TAC | 論文本科生 | 462,000円 |
LEC | 論文合格コース | 330,000円 |
(各公式HPを基に作成)
論文式試験対策の講座は、アガルート論文式試験対策パックが217,800円(税込)と最も安く、次いでLEC論文合格コース330,000円(税込)、TAC論文本科生462,000円(税込)です。
論文試験対策のみ講座で比較すると、圧倒的にアガルートが低価格なので、短答式試験に合格済み・独学で合格しようと考えている方には最適です。
ユーキャン・クレアール・大原には不動産鑑定士試験対策講座はある?
「ユーキャン」「クレアール」「資格の大原」には、多くの資格講座がありますが、不動産鑑定士の試験対策講座は開講されていません。
2024年9月時点において、全国的な規模で不動産鑑定士講座を開講しているのはアガルート・LEC・TACの3社のみです。
不動産鑑定士講座は教育訓練給付金の対象になる?
教育訓練給付金とは、厚生労働大臣が指定する講座等を修了した際に受講料の一部が支給される制度ですが、不動産鑑定士講座も一部給付対象です。
一般教育訓練
・その他の雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練が対象となります。
・受講費用の20%(上限10万円)が訓練修了後に支給されます。
(引用元:厚生労働省公式HP)
不動産鑑定士は一般教育訓練の対象となる資格であり、ハローワークに申請すると給付対象者は受講料の20%(上限10万円)が支給されます。
具体的に、不動産鑑定士講座で教育訓練給付金の対象になるのはTACの3コースです。
TACの一般教育訓練給付金対象講座 |
|
(TAC公式HPを基に作成)
アガルート・LECは教育訓練給付金対象に該当する講座はありません。
不動産鑑定士の年収の相場は?
不動産鑑定士の年収は、厚生労働省の令和元年「賃金構造基本統計調査」の職別統計データによると、令和元年の平均年収は約754.6万円でした。
日本国民の所得の中央値は400万円台であることを考えれば、非常に高い収入を得ているといって良いでしょう。
ただ、不動産鑑定士の人数がそもそも少ないうえ、独立開業している不動産鑑定士の収入については調査の対象外なので、不動産鑑定士全体の正確な年収を知るのは困難です。
転職サイトのリクナビNEXTも不動産鑑定士の収入についてデータを公開しています。
不動産鑑定士の平均年収はいくらくらいになるでしょうか。リクナビNEXTの新規登録者のデータによると、679.1万円となっています。国税庁が発表した民間給与実態調査によると、2014年の給与所得者の平均給与は415.0万円(*1)となっており、不動産鑑定士の収入のほうが約260万円も高くなっています。同じ不動産関連の資格である土地家屋調査士の平均年収486.8万円と比較しても、約190万円も差が出ています。500万円以上の年収の割合が多く、1,000万円を超える人も多数見られるので、高収入の資格と言えます。
(引用元:リクナビNEXT)
転職サイトのリクナビのデータによれば、不動産鑑定士の平均年収は679.1万円と、厚生労働省のデータの数値と差異があります。
ただ、いずれにしても国民平均収入より200万円以上高く、他の不動産資格と比較しても高水準の収入を得ている不動産鑑定士が多いと推測できます。
試験に合格するための学習時間や、合格した後の実務修習期間も含めると、不動産鑑定士になるために費やす時間は相当なものですが、その分不動産鑑定士として働けば高い年収を得られることが期待できます。
アガルートの不動産鑑定士講座の評判・口コミ:まとめ
項目 | 内容 |
対象試験 | 不動産鑑定士試験 |
価格 | 【2025年合格目標】
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教材 | 講義映像・講義テキスト・論証集 |
サポート |
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特徴 |
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公式サイト | https://www.agaroot.jp/kanteishi/ |
不動産鑑定士試験対策は、長くTACとLEC2社の寡占状態で、不動産鑑定士試験合格者のほとんどが2社どちらかの受講生でした。
そこへ2023年10月新規参入・開講したアガルート不動産鑑定士講座は、「答練なし」「講義とテキスト・論証集で学習完結」「1人の講師が全て担当」というさまざまな面で新しい講座です。
不動産鑑定士試験の「小問化」「典型論点」の出題傾向の変化を受けて、最高効率で論文式試験合格を目指すため練られた講座内容は、多忙な受講生の生活にもマッチしています。
答練・添削が一般的だった不動産鑑定士の学習に対して、アガルートは「答練から脱却、講義と教材により論文式試験対策を効率的に行い短期合格を目指す」という、既存の学習方法へ挑戦状とも取れる斬新なコンセプトを打ち出しています。
受講費用が低価格なうえ、合格すれば全額返金・お祝い金がある特典や、全科目同じ講師が担当することで指導方針に一貫性のあることも魅力的です。
アガルート不動産鑑定士講座は、開講されたばかりのため、合格実績や受講を終えた方の口コミなどはまだありませんが、今後不動産鑑定士業界を牽引する講座になるかもしれません。
不動産鑑定士試験に挑戦しようと考えている方や、これまでの学習方法を変えてみたいと考える方、アガルート不動産鑑定士講座を検討してみてはいかがでしょうか。
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