販売士(リテールマーケティング)資格は独学で学習を進められますが、通信講座をおすすめする理由がいくつかあります。
1点目は、販売士試験にはスクーリングという制度があることです。
スクーリング制度(2級・3級のみ対応)は、日本商工会議所が指定する機関で通信講座を修了した後、スクーリングを受講することで試験の一部『販売・経営管理科目』が免除される制度を指します。
2点目は、どの機関も他の資格講座にくらべて受講料が安いことです。
当然、独学でも教材費などはかかります。
その点を考えると、通信講座を受講し得られるサポート体制は、大きなメリットになります。
3点目は、独学にくらべると、通信講座を受講した場合が効率的に短期間で合格できる点です。
販売士の資格取得をめざす人は働きながら学習を進める人も多く、様々な学習方法からどうやって自分にあった学習方法を選べばよいのか悩むかもしれません。
今回は主要5社の通信講座のおすすめポイントを紹介し、あなたのライフスタイルや受講料・勉強方法など希望にあった講座を選べるように比較しながら紹介していきます。
なお、当サイトのおすすめはスタディングの講座です。
項目 | 内容 |
価格 |
(※税込み・配送料込み) |
教材の特徴 |
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サポート内容 |
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講師 |
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お祝い金 |
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サイトURL | https://studying.jp/hanbaishi/ |
詳細は以下の公式HPにてご確認ください。
おすすめの通信講座ランキング
会社名・講座名 | 料金 | 特徴 |
スタディング・販売士講座 |
(※税込み・配送料込み) |
・図や表を多く使った教材 ・WEBテキストで隙間時間に勉強可能 ・合格お祝い制度あり |
日本販売士協会・販売士養成通信講座 |
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・スタート時期に制限のない講座であるため、自分のペースで受講可能 ・講座修了後、課題の提出で弱点克服ができる |
産業能率大学・販売士検定
休講中 |
3級 20,350円(税込) スクーリング(有料) 2級 22,000円(税込) 1級 26,400円(税込) |
・1級の対策講座あり ・日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックを基にさくせいされテキスト ・コンピューターによる5回の添削 |
日本マンパワー・販売士検定講座
講座終了 |
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・日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座 ・試験の科目の一部「販売・経営管理科目」がスクリーニングを受けると免除される ・5回のWeb添削指導あり |
公開経営指導協会・販売士検定講座 | 3級コース:25,300円(税込) 2級コース:27,500円(税込) 1級コース:30,800円(税込) |
・日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座 ・3級、2級は課題のマークシート添削指導あり ・1級は赤ペン添削指導あり |
主要5社の通信講座について、費用・教材の質・サポート体制・講師の質など、講座を選ぶ際に重要になるポイントを紹介しています。
費用を極力抑えたいという希望や、教材の質にこだわりたい人、自分で学習計画を立てることが苦手な人には、学習計画をサポートしてくれるなど、あなたに合った講座をみつけられるでしょう。
スタディングの販売士通信講座
スタディングの講座は、スマホ・タブレットでビデオ・音声講座を受講でき、スキマ時間を使って効率よく短期間で合格を目指せます。
また、受講料がリーズナブルなのも魅力です。
ただし、1級の対策講座がなくスクーリング制度もありません。
そのため、2級までの取得を目指しており、仕事や子育てなどでスクーリングも難しい人におすすめの講座です。
項目 | 内容 |
価格 |
(※税込み・配送料込み) |
教材の特徴 |
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サポート内容 |
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講師 |
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お祝い金 |
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サイトURL | https://studying.jp/hanbaishi/ |
価格
スタディングの講座は、スクーリングはありませんが他の講座に比べ低価格です。
特に3級と2級のセットコースは、費用を抑えたい人には、おすすめの講座です。
また、講義は、約20分から30分くらいの動画・音声で学習でき、スマホ・タブレットにも対応しています。
そのため、まとまった学習時間が取れない人にもおすすめします。
教材の特徴
図や表を多くとりいれたテキストで、初めて学習する人も安心して学べます。
また、スマホ・タブレットでも閲覧できるWebテキストもあり、通勤時間や家事の合間などスキマ時間を利用して学習することが可能です。
さらに、重要な用語を表形式でまとめたキーワード集もあり、わからない業界用語の辞書として使えます。
- 基本講座(ビデオ・音声)
- WEBテキスト 各基本講座にWEBテキストが付きます
- スマート問題集
- 直前・試験対策講座
- 模擬試験
- ガイダンス
- キーワード集
(引用元:スタディング公式HP)
サポート内容
自分で学習計画を立てることが苦手という人には、最適な学習計画を案内する学習フローガイドがあります。
また、学習時間や進捗がグラフで表示されるシステムがあり、一目で自分の進捗具合が確認できます。
さらに、講義中や問題を解き終わった後など、重要な点をメモに残すことのできるマイノート機能もあります。
お祝い金
3級・2級のセットコースと2級コースで、2級に合格した場合には、Amazonギフト券2,000円がもらえます。
条件は、①対象のコースの購入、②2024年度の販売士検定2級に合格、③合格発表後2025年3月31日までにアンケートおよび合格体験談をご記入した人、です。
スタディングの講座の特徴
販売士3級・2級セットコース
お得なセットのコースで、3級と2級のダブル合格をめざす人におすすめの講座です。
初めて販売士の勉強をする人でも、インプットとアウトプットを効率よく学習できるので、短時間でダブル合格を目指せます。
なにより、受講料が低価格であることも魅力です。
極力、受講料をおさえたい人には、おすすめの講座です。
なお、合格お祝い制度の対象で、2級合格でAmazonギフト券2,000円がもらえます。
販売士2級合格コース
2級に必要な基礎知識に加え、専門知識を重点に組まれたカリキュラムで効率よく短期間での合格をめざす講座です。
また、受講料が低価格なので、受講料をおさえたい人におすすめです。
なお、合格お祝い制度の対象で、2級合格でAmazonギフト券2,000円がもらえます。
販売士 3級合格コース
はじめて学ぶ人でも解りやすいように、図や表を使ったテキストで基礎知識をインプットできます。
短期合格をめざす人のために、3級に必要な基礎知識を凝縮したカリキュラムが組まれているのが特徴です。
また、価格もリーズナブルで気軽にはじめられる講座でしょう。なお、合格お祝い制度は対象外です。
スタディングの講座で学習した人の口コミ・評判
2級合格:会社員
仕事が忙しく、また、子育てとの両立もあり、なかなか勉強をする時間が取れませんでした。試験まで1ヶ月を切った中、悩んだ末に購入したのが 販売士2級講座でした。購入した後は、子どもが寝た後の時間や、家事、仕事のちょっとした隙間時間に勉強することができ、もっと早く購入すればよかったと後悔しました。
2級合格:会社員
動画講義がある通信講座を探していました。価格が手頃だったので無料ガイダンスを受講しすぐ購入しました。文字からはなかなか理解出来ない私は、動画講義を何回も繰り返し見ました。とても分かりやすく、20~30分の内容なので飽きやすい私でも集中でき理解していくことが出来ました。動画講義を見てから問題を解くインプットアウトプットを繰り返しました。おかげさまで一発合格出来ました。ありがとうございました。
2級合格:パート・アルバイト
最初はながら勉強するために、動画を見続けていました。食事のときはテレビの代わりにスタディング講座を見ていました。そして、直前対策の模試に助けられました。体が疲れていても、スマホ一つで勉強出来るのが有り難かったです。模試では、間違ったところが、再度出てくる機能が素晴らしかったです。辛かったですが、爽やかな気持ちで頑張れました。(スタディング公式HPより)
仕事や子育てなどで忙しく、まとまった時間のとれない人にとっては、非常に効率よくスキマ時間を使った学習ができ短期間で合格できる点が好評でした。
また、スマホでも学習できるWEBテキストが、場所を選ばず学習できる点も良い評価が多くみられました。
さらに、問題集や模試で苦手な部分を克服できることも合格に繋がったという声がありました。
スタディングの講座をお勧めする人
- 仕事や子育てなどで、まとまった学習時間が取れない人
- 受講料を極力おさえたい人
- 自分では学習計画を立てるのが苦手な人
- 短期合格をめざす人
- 3級と2級のダブル合格をめざす人
通勤時間や仕事の休憩時間などスキマ時間を効率よく利用できるように、スマホ・タブレットでWEBテキストが確認でき、動画講義を視聴できるようになっています。
時間がなくとも短期間で合格できるよう、基礎内容・重要事項を重点的に学習できるようカリキュラムが組まれております。
また、受講料が低価格に設定されおり、受講料をおさえたい人にはおすすめの講座です。
さらに、自分で学習計画を立てて進めることが苦手な人は、学習フローの案内もあり、サポート体制も充実しています。
なかでも、3級と2級をダブルで合格をめざす人には、セットのコースも用意されているのが特徴です。
おすすめするポイント
- 受講料が安い
教室の確保や多くの講師、営業など合格とは関係ないことにかかるコストを省いたことにより、他の通信講座に比べて低価格な講座が用意されています。 - 解りやすいテキスト
基礎と重要事項に重点をおき、図や表などを使って解説されているテキストは、解りやすく初めて学習する人でも安心して受講できます。また、インプットとアウトプットを効率よくできるような講義と問題、試験対策講座と模擬試験で合格までのフローが的確に組まれています。 - スキマ時間に学習できる
仕事や子育てなどで、まとまった学習時間を取れない忙しい人も机に座らずに学習できるよう、動画・音声講義がスマホ・タブレットで観ることがきます。また、WEBテキストにより通勤時間や仕事の休憩時間など、場所を選ばず学習することが可能です。 - サポート内容
自分で学習計画を立てるのが苦手な人には、学習フローの案内があります。また、講義中や問題を解いた後など気になる点を記録できるメモ機能が使えます。 - 3級と2級のセットコースがある
3級と2級のダブル合格をめざす人には、効率よく双方の学習ができるセットコースが用意されています。短期間でダブル合格をめざせるよう、3級の基礎講座と2級の専門知識を重点に置いたカリキュラムが組まれています。
日本販売士協会の販売士通信講座
販売士に特化した協会で、スクーリングにも対応した日本商工会議所が指定する機関です。
スクーリングは、別途費用がかかりますが、スクーリングを修了すれば試験科目の一部免除を受けられます。
そのため、通信講座とスクーリングの両方を受ける予定の人には、おすすめの講座です。
また、講座の開始期間などの拘束がなく、いつでも始められるので自分のペースで学習が進められます。
項目 | 内容 |
価格 |
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教材の特徴 |
講座の終了後、課題の提出をして弱点の克服ができる |
サポート内容 | 課題の提出後、添削を受けられます。 |
講師 | 講師の情報は公開されておりません。 |
返金制度 | なし |
価格
受講料は、他社の通信講座と比べて平均的です。
またスクーリング費用は別途かかりますが、スクーリングまで考えている方には一番低価格でおすすめの講座です。
教材の特徴
紙のテキストを使って講座を受けることになりますが、各講座にはスタート時期に制限がなく、いつでも始められるので自分のペースで学習を進められます。
なお、別途費用はかかりますが日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックを購入できます。
この公式ハンドブックは、過去の試験の傾向と対策がしっかりとされたものです。
ハンドブックからの出題率は3級で90%、2級で80%、1級で70%と高く効率的に学習できます。
- テキスト5冊
- サブテキスト1冊
- 課題1冊
- 解答カード5枚
- 過去問題2冊
- 受講マニュアル1冊
サポート内容
テキストの中には、課題問題が含まれており、講座の終了後に課題の提出をすると添削をしてもらえるので、より理解度を上げられます。
日本販売士協会の講座の特徴
3級コース
マーケティングの基本や流通・小売に関する基礎知識を理解できるようなカリキュラムが組まれています。
また、接客、売り場のセッティングなど、販売員としての基礎知識およびその技術を取得できます。
日本販売士協会は、日本商工会議所の指定の教育機関です。
講座の終了後スクーリングを修了すると、試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されます。
2級コース
マーケティング、マーチャンダイジングなど流通・小売の高度な専門知識を習得できるようカリキュラムが組まれています。
販売促進・店舗や売り場をマネジメントできるような技術を学べる講座となっています。
管理職など昇進をめざす人には取得しておいた方がより職場で活躍できるでしょう。
また3級同様に、日本商工会議所の指定の教育機関なので、この講座の終了後スクーリングを修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されます。
日本販売士協会の講座をお勧めする人
- スクーリング(試験科目の一部免除)を受ける予定の人
- 自分のペースで学習を進めたい人
- 効率の良いテキストを使って短期間で合格を目指したい人
- 理解度を確かめながら学習を進めたい人
- 信頼度の高い学校を選びたい人
日本商工会議所の指定校なので、スクーリング制度があります。
試験科目の一部免除は、合格に近づきますしスクーリング制度を利用する予定の人には、一番低価格でおすすめの講座です。
また、各コースは、約5か月の期間でのカリキュラムが組まれています。
通信講座はいつでも受けられるので、前倒しで終わらせることも可能です。
そのため、自分のペースで短期合格を目指す人にもおすすめします。
なお、日本販売士協会は、販売士に特化した協会である点、信頼度も高いでしょう。
おすすめするポイント
- スクーリング制度が利用できる
日本販売士協会は、日本商工会議所の指定の教育機関なので、この講座の終了後スクーリングを修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されます。一部免除は、スクーリングを受ける予定のある人におすすめです。 - 販売士に特化した専門性の高い機関である
販売士を専門とした協会で、信頼度が高く安心して学習を進められます。 - 課題の提出をすることで理解度が上がる
テキストの中に課題問題が含まれており、さらに回答カードも付属しています。課題を提出すると添削をしてもらえるので、より学習の理解度を上げられます。 - 自分のペースで学習ができ、短期合格も可能
講座の申し込み後は、すぐに学習を開始できます。いつでも通信講座を受講できるので、自分のペースで学習ができます。約5か月間でのカリキュラムが組まれていますが、早く進められる人は、短期合格も可能でしょう。 - 効率よく学習できる教材
別途費用はかかりますが日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックも購入できます。この公式ハンドブックは、過去の試験の傾向と対策がしっかりとされたもので、その内容からの出題率は3級で90%、2級で80%、1級で70%と高く効率的に学習できます。
産業能率大学の販売士通信講座
産業能率大学では、1級の対策講座があるのが特徴です。
また、テキストは、日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックを基に作成されており、図解などでさらにわかりすいテキストとなっています。
特に、練習問題が科目ごとに受けられ、添削はコンピュータで行われるので要点やテキストの参照ページなどが掲載されていて自分の弱点や理解度をより把握できます。
なお、日本商工会議所の指定の教育機関ですが、現在、スクーリング(一部科目免除のための講習会)は、3級のみ対応で2級のスクーリングは行われておりません。
項目 | 内容 |
価格 |
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教材の特徴 |
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サポート内容 |
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講師 | 公開されておりません。 |
返金制度 | なし |
価格
受講料は、他社の講座と比べてやや高めですが、1級の対策講座があるので1級の取得を目指している人にはおすすめです。
現在、3級のスクーリングは対応があるようですが、別途費用がかかります。なお、2級については、スクーリングは現在実施していないようです。
教材の特徴
日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックを基に作成されたテキストは、図解などでさらにわかりやすくまとまっています。
公式ハンドブックは、その内容からの出題率が3級は90%、2級は80%、1級は70%と高く、これを基に作られたテキストは、効率的に学習を進められます。
また、科目ごとの練習問題がが付属しており、豊富な問題によるトレーニングで得点を伸ばせるでしょう。
サポート内容
練習問題の提出後、コンピュータ採点型を採用した添削で、問題に対する要点やテキストの参照ページが記載されたリポートが作成されます。
それにより、さらに理解を深めることが可能でこの添削は各コース5回行われます。また、課題はWeb上での提出が可能です。
- テキスト 2冊
- 練習問題集 5冊
- 過去問題集 1冊
- ライセンス・スクウェア
- 添削 5回 (コンピュータ採点型・Web提出可)
産業能率大学の講座の特徴
3級コース
販売士3級のコースでは、販売員として身につけるべき基本的な技術の習得と、顧客となりうる小売業やメーカー、卸売業について学びます。
それにより、コンサルティングセールスに必要とされる基礎知識を学習できます。
なお、3級は、スクーリング制度(有料)が実施されているので、スクーリングを修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されます。
3級の講座を受講する場合は、スクーリングを検討した方がより合格しやすいでしょう。
2級コース
販売士2級のコースでは、販売技術の専門的な知識を身につけることで、経営の仕組みを理解し、販売促進のための企画力や、指導者や育成者としての知識も学べます。
1級コース
販売士1級のコースでは、経営における高度な知識を習得することで、経営計画・財務予測・販売予測など、経営管理全般が可能になるよう学習していきます。
産業能率大学の講座をお勧めする人
- 販売士1級を目指している人
- 販売士3級をめざしており、スクーリングを検討している人
- 講座を受講するにあたりサポート体制が充実している学校を望む人
- 教材の質を重視して効率よく学習したい人
- 演習問題をより多く解いて得点を伸ばしたい人
産業能率大学では、販売士1級の講座も開設しており、1級については、他の講座より低価格なため費用を抑えたい人におすすめです。
また販売士3級の講座は、スクーリングを実施しているのでスクーリングを検討している場合にはおすすめします。ただし、別途費用がかかります。
さらに、サポート内容として、問題を解いて提出するとコンピュータ採点型というシステムを用いて添削をしてもらえます。
その結果のリポートには、要点やテキストの参照ページなどが掲載されており、より深く理解を深められるでしょう。
この添削指導は、各コース5回が予定されているので、サポート内容は充実しているといえます。
そして教材は、日本商工会議所の公式ハンドブックを基に作成されている、より効率的に学習できる質の高いテキストです。
そのため、効率よく短期間での合格をめざせるでしょう。
そのテキストに加え、演習問題が豊富に用意されており、過去問に限らず多くの問題を解いてトレーニングを積むことで得点を伸ばしたい人にはおすすめです。
用意されている問題は、科目ごとの練習問題集が5冊と過去問題集1冊の計6冊です。
おすすめするポイント
- 多くの通信講座を開設しているため試験対策や合格までのサポート内容が充実している
産業能率大学では、多くの通信講座が開設してあります。そのため、試験対策や合格までのサポート内容などそのノウハウは、確かなものなので安心して学習できるでしょう。 - スクーリング(3級のみ)に対応している
スクーリングに関しては、修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されるので、合格に近づきやすくなります。現在3級のみの対応ですがスクーリングを検討している人には、おすすめします。 - サポート内容がしっかりしている
問題を解いて提出すると、丁寧な添削リポートが返ってきます。正誤のほか、要点の解説と復習に便利なテキストの参照ページも記載されており、より理解度を深められます。この添削指導は、各コース5回が予定されているためサポート体制は万全です。 - 質の高いテキストを使用している
日本商工会議所の公式ハンドブックは、その内容からの出題率が(1級で70%、2級で80%、3級で90%)と高く、テキストとして使用する学校もあります。この点、産業能率大学では、この公式ハンドブックを基に作成したオリジナルテキストを使用することで、より効率的に短期間で合格を目指せます。 - 演習問題が豊富で充実している
試験対策として、演習問題が効果的です。産業能率大学では添削指導も丁寧におこなわれるため安心して学習を進められます。この演習問題は、科目ごとの練習問題が5冊、過去問題集が1冊の計5冊が準備されいます。
日本マンパワーの販売士通信講座
日本マンパワーの講座は、日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座なので、3級と2級のスクーリングが受けられます。
スクーリングは、修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されるので、合格に近づきやすくなります。
また、1級の講座も開設されています。
他の学校に比べてやや高めですが、教材の質も高くサポート体制もあります。
項目 | 内容 |
価格 |
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教材の特徴 |
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サポート内容 |
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講師 | 公開されておりません。 |
返金制度 | なし |
価格
他社の講座に比べてやや高めですが、日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座なので、3級と2級のスクーリング(試験科目の一部免除)が受けられます。ただし、スクーリング費用は別途かかります。
教材の特徴
長年のノウハウを詰め込んだ教材は、さらに見やすく解りやすくするためデザイン・映像編集の専門家と連携して作られているため質の高い教材です。
- 受講マニュアル
- テキスト(5冊)
- サブテキスト(1冊)
- 過去問題(2冊)
- 添削問題(5回)
サポート内容
eラーニングシステムを採用しており、5回の添削指導はWebで行われます。
日本マンパワーの講座の特徴
日本マンパワーの講座は、3級から1級まで対応しており、2級・3級のスクーリングも受けられます。
教材の質も高めで、添削指導も充実していますが、他社の講座に比べると受講料はやや高めです。
しかし、多くの資格試験の通信講座を開設しており、信頼度も高い学校なので安心して学習を進められます。
日本マンパワーの講座をお勧めする人
- 1級までの取得を目指している人
- スクーリングを検討している人
- 信頼のある学校を選びたい人
- 教材のクオリティにこだわりたい人
- 添削指導を希望している人
1級までの講座開設をしている学校で、スクーリングも2級・3級ともに対応している学校です。
そのため、3級から1級までを効率よく取得したい人には、おすすめの学校です。
また教材は、こだわりぬいたクオリティの高いオリジナルテキストを使用しています。
長年のノウハウだけでなく、見やすさ・解りやすさを追求するためデザイン・映像編集のプロフェッショナルと連携して作られています。
さらに、eラーニングシステムでのWeb添削(5回)があり、サポート内容もしっかりしています。
おすすめするポイント
- 3級から1級までの講座開設
日本マンパワーの講座は、1級の対策講座も開設しています。比較的、受講料は高めですが3級から1級までの取得を目指す場合には、効率よく学習できるでしょう。 - 3級・2級のスクーリングに対応
日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座です。2級・3級のスクーリングにも対応しており、スクーリングは、試験科目の一部が免除されるので、より合格しやすくなります。 - 様々な資格試験の通信講座を開設している信頼性の高い学校
日本マンパワーは、さまざまなジャンルの資格試験に関して通信講座を開設している学校です。個人のキャリアを考えたカウンセリングやコンサルティングをおこなっており、ビジネスシーンに活かせる資格試験対策や合格までのサポートは、信頼性が高いといえます。 - 教材のクオリティにこだわり見やすく解りやすい質の高い教材を使用
教材は、長年のノウハウに加え、見やすく解りやすいデザインとなるよう、デザインや映像編集のプロフェッショナルと連携して作られた質の高いオリジナルテキストを使用しています。そのため、効率的に学習できます。 - 添削指導が5回分含まれている
eラーニングシステムを採用し、Web添削指導が行われています。5回の添削指導で、より理解度が高まります。
公開経営指導協会の販売士通信講座
公開経営指導協会は、流通・小売・サービスに関する資格試験の通信講座を多く開設している協会で、販売士の通信講座は、日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座です。
2級・3級のスクーリングにも対応しており、スクーリングは、試験科目の一部が免除されるので、より合格しやすくなります。
項目 | 内容 |
価格 |
※特別受講料は、法人・団体より複数人まとめてお申込みの場合。 |
教材の特徴 |
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サポート内容 |
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講師 | 経営・店舗実務・販売・接客のそれぞれの実務経験のある専門講師が指導にあたります。実際の企業への指導や社員教育も実施経験のある講師陣です。 |
返金制度 | なし |
価格
受講料は、他社の講座に比べるとやや高めですが、流通・小売・サービスに関する資格試験の通信講座を多く開設している協会で歴史も古く、信頼度の高い機関です。
教材の特徴
メインのテキストのほか、サブテキストも使用されており、3級の基本的な知識から1級の専門知識までしっかりと学習できます。課題テキストは、5回分、過去問題2冊を含む教材です。
- テキスト 2冊
- サブテキスト 1冊
- 課題 1冊(5課題)
- 解答カード 5枚
- 過去問題 2冊
- 受講マニュアル 1冊
サポート内容
3級と2級はマーク式での添削指導、1級は、赤ペン添削指導のサポート体制があります。
講師
経営・店舗実務・販売・接客それぞれの実務経験を持つ専門講師が指導にあたります。実際の企業への経営指導や、社員教育も実施している講師陣なので安心できるでしょう。
公開経営指導協会の講座の特徴
公開経営指導協会は、流通・小売・サービスに関する資格試験の通信講座を多く開設している協会で、歴史が長く信頼性の高い教会です。
また、販売士制度の創設にもかかわった実績があります。
講座は、3級から1級まで対応しており、日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座であるため、2級・3級のスクーリングにも対応しています。
スクーリングは、修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されまので、より合格に近づきやすくなります。
公開経営指導協会の講座をお勧めする人
- 信頼度の高い講座で学びたい人
- 優秀な講師陣から学びたい人
- スクーリングを検討している人
- 添削指導のある講座を受講したい人
- 3級から1級までの資格取得を目指す人
公開経営指導協会は、流通・小売・サービスに特化した資格の通信講座を多く開設しています。
その実績は長く信頼度の高い機関です。
また講師陣は、経営・店舗実務・販売・接客のそれぞれの実務経験を持つ専門講師が指導にあたるため、安心して学べます。
さらに3級と2級は、スクーリングも受けられるので、検討している人にはおすすめです。
添削指導についても、1級は赤ペン添削が、2級と3級はマークシート添削が各5回行われるので、学習の理解度も高まるでしょう。
おすすめするポイント
- 信頼性の高い機関
公開経営指導協会は、流通・小売・サービスに特化した資格試験の通信講座を多く開設しており、実績も長いため、試験対策としてのノウハウもあります。 - 優秀な講師陣の指導が受けられる
講師陣は、経営・店舗実務・販売・接客のそれぞれの実務経験を持つ専門の講師陣が多くいます。実際の企業への指導や、社員教育をおこなっている講師たちが指導にあたるので安心して学べます。 - 3級と2級のスクーリングを受けられる
日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座なので、2級・3級のスクーリングにも対応しております。スクーリングは、修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除されまので、より合格に近づきやすくなります。 - 添削指導も各講座5回まであるので理解度が高まる
2級と3級はマークシート添削、1級は、赤ペン添削でより理解度を高められるでしょう。 - 3級から1級までの講座が開設されている
1級の講座の場合、講習会を別途おこなっています。3級から1級までの資格取得を目指す場合には、スクーリングも受けられる公開経営指導協会がおすすめです。
販売士通信教育講座の選び方のポイント
ここまで主要5社のそれぞれのポイントを紹介してきました。
では、販売士通信講座を選ぶ際のポイントを以下5つの項目から比較していきます。
- 講座の料金の安さ
- 教材の内容
- サポート内容
- 担当講師
- 会社の信頼性
講座の料金の安さ
5社を比較したところ、平均の受講料は下記の価格でした。
- 3級の平均価格 19,285円
- 2級の平均価格 23,265円
- 1級の平均価格 28,878円
また、5社の受講料をまとめてみました。
一番安いのは、スタディングで特に3級と2級のセットコースは一番お得です。
会社名 | 料金(税込み) | ||
3級 | 2級 | 1級 | |
スタディング | 5,940円 | 19,580円 | ― |
販売士3級・2級セットコース 21,780円 | |||
日本販売士協会 | 22,000円 | 23,780円 | ― |
産業能率大学 | 20,350円 | 22,000円 | 26,400円 |
日本マンパワー | 25,300円 | 27,500円 | 30,800円 |
公開経営指導協会 | 25,300円 | 27,500円 | 30,800円 |
「安く勉強したい!」ということであれば、スタディングの講座を選択するのが確実といえるでしょう。
教材の内容
資格試験の勉強をする際、教材の内容・質は非常に重要です。
なぜなら、働きながら資格試験の勉強を行う人が多いことから、いかに効率よく短期間でインプット・アウトプットを行えるかが合否を左右するためです。
また、販売士の試験対策講座は、どの講座も5か月~6か月程度を目安としているので、期間中のモチベーションも大切になってきます。
教材の理解度が低いとモチベーションは下がってしまいます。
このことから、教材の質は重要なポイントとなるでしょう。
では、どのような教材が質が良いといえるのか、なにより、自分にあった教材を選ぶ必要があります。
各社それぞれ、オリジナルテキストや市販のテキストを使用しています。
例えばカラーのテキストが見やすい人や白黒のテキストが見やすい人、スマホ・タブレットで見れるデジタルテキストがいい人とさまざまです。
日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックは、内容からの出題率が高く、3級は90%、2級は80%、1級は70%の確率で出題されます。
産業能率大学は、ハンドブックを基により解りやすくしたオリジナルテキストを使用しているので、教材の質は高いといえるでしょう。
スタディングのテキストは、スマホ・タブレットでみれるWebテキストを使用しています。
忙しい人や、紙よりデジタルを好む人に適しているでしょう。
サポート内容
サポート内容については、いずれの会社も課題の提出に対する添削がおこなれており、5回の添削指導が予定されています。
その添削の内容については、それぞれ特徴があります。
たとえば、コンピュータ採点型で要点やテキストの参照ページを示してくれる産業能率大学、1級に関しては、赤ペン添削を実施している公開経営指導協会などが特徴的です。
自分に合っているものを選んでみてくださいね。
担当講師
担当講師の優秀さも、講座の良し悪しを左右するポイントです。
なぜなら、講師がカリキュラム等の内容を作成し講義の構成をしていることが多いためです。
ただ、販売士に関しては、出題傾向が確立しておりカリキュラムの内容も5社ともにほぼ同じものでした。
もっとも、講師の情報が詳しく公開されているのは、公開経営指導協会のみでしたので講師を重視したい人は、公開経営指導協会の講義が安心できるでしょう。
公開経営指導協会の講師陣は、経営・店舗実務・販売・接客のそれぞれの専門分野で実務経験を持ち、実際の企業での指導も手掛けている優秀な講師陣で構成されています。
会社の信頼性
会社の信頼性は、合格率へも直結しますが5社のいずれも合格率を公表していないため、判断は難しい部分もあります。4つの信頼性にポイントをあててみました。
- 販売士の資格のみに特化した日本販売士協会
- さまざまな資格試験の通信講座を開設している大手の学校の産業能率大学・日本マンパワー
- 流通・小売・サービスに特化した資格試験の通信講座を多く開設している公開経営指導協会
- 日本商工会議所の指定通信講座となっている日本販売士協会・産業能率大学・日本マンパワー・公開経営指導協会
どちらも特徴があるため、一概にこちらがの会社がいい!というふうにはいえないところではありますが、自分に合っている講座をぜひ探してみて欲しいと思います。
販売士通信講座の比較
上記のポイントを踏まえて、販売士の通信講座に関しいくつかの面から比較してみました。
重視したいポイントが何かをよく考え、以下の比較を参考に、より自分に合った講座を選んでください。
販売士通信講座を料金から比較
受講料を極力抑えたい人は、スタンディングの講座が一番低価格ですが。
スクーリング(2級・3級のみ)を検討している人は、3級の産業能率大学、2級の日本販売士協会が一番お得です。
ただし、スクーリングは別途費用がかかります。
会社名 | 料金(税込み) | ||
3級 | 2級 | 1級 | |
スタディング | 5,940円 | 19,580円 | ― |
販売士3級・2級セットコース 21,780円 | |||
日本販売士協会 | 22,000円 ※スクーリングあり | 23,780円 ※スクーリングあり | ― |
産業能率大学(現在休講中) | 20,350円 ※スクーリングあり | 22,000円 | 26,400円 |
日本マンパワー | 25,300円 ※スクーリングあり | 27,500円 ※スクーリングあり | 30,800円 |
公開経営指導協会 | 25,300円 | 27,500円 | 30,800円 |
販売士資格試験においては、スクーリングを検討するが否かも重要なポイントになります。
また、スタディングのようにセットコースもあります。一概に、費用だけで決められるものではありませんが、スタディングは受講料が低価格なので費用を重視する場合はおすすめです。
販売士の通信講座を教材のボリュームや内容から比較
教材について、一番数が多いのは日本販売士協会です。メインテキストの他、キーワード集もあります。
また、一番効率よくスマートに学習できそうな教材は、産業能率大学です。
この産業能率大学のテキストの特徴を見てみましょう。
市販のテキストに分類される日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックは、その内容からの出題率が高いので効率よく学習できるテキストの一つです。
産業能率大学では、公式ハンドブックを基によりわかりやすくしたオリジナルテキストを使用していおり、冊数が一番少ないながら最も濃い内容のテキストです。
その他の会社では、メインテキストとサブテキストを使う形が多く、それにトレーニング用の問題集と過去問が付属する点については、全社ほぼ同様です。
販売士の通信講座をサポート面から比較
各社サポート面については、5回の添削という点でほぼ同様です。
添削後の受講生へのフォローについては、産業能率大学のコンピュータ採点型を用いたリポートが最も学習しやすいでしょう。
コンピュータ採点型によって、正誤だけでなく、要点の解説やテキストの参照ページも掲載されるので復習を効率よく進められます。
販売士の試験勉強初心者におすすめの講座
販売士資格試験の初学者の場合には、3級のコースを受講することをおすすめします。
いずれの会社も、3級コースについては、接客・サービス・販売の基本知識の習得に重きをおいているため、カリキュラムもほぼ同様の内容となっています。
ただし、2級から挑戦する予定の初心者については、スタンディングのセットコースの受講をお勧めします。
基本的に、3級と2級の出題範囲はかぶっている点が多く、3級を基礎知識の習得、2級を専門知識の習得としてカリキュラムが組まれている講座がほとんどです。
そのため、基礎知識もしっかりと身につけながら、2級へ挑戦するのがより合格に近づけるでしょう。
販売士資格を目指す際の注意点
- 1級の対策講座がない会社があるので注意
販売士の試験は、3級から1級までありますが1級の対策講座を開設しているのは、産業能率大学・日本マンパワー・公開経営指導協会の3社です。 - スクーリング制度の有無に注意
販売士の試験で採用されているスクーリング制度は、日本商工会議所の指定通信講座を修了後、スクーリングの講習を受けることで、試験科目『販売・経営管理科目』が免除される制度のことです。試験科目の一部免除は、より合格に近づきやすくなるので受講を検討することをお勧めします。なお、スクーリングは、2級と3級のみの対応です。 - 日本商工会議所の指定通信講座の有無に注意
上記のスクーリングに関して、日本商工会議所の指定通信講座でなければスクーリングの制度を受けられないので注意してください。なお、日本商工会議所の指定通信講座は、日本販売士協会・産業能率大学・日本マンパワー・公開経営指導協会です。
目標とする級の内容と特徴を押さえる
- 販売士3級
販売員として身につけるべき基本的な接客と技術の習得
小売業やメーカー、卸売業についての基本知識の習得
身につけた知識を基に、接客や売場つくりの知識・技術を発揮できる能力の習得
コンサルティングセールスに必要とされる基礎知識の習得 - 販売士2級
マーケティング、マーチャンダイジングなどの流通・小売業の高度で専門的な知識の習得
経営の仕組みを理解し、販売促進・企画を立案、実行できるような知識と技術の習得
店舗・売場のマネジメントができるような専門知識と技術の習得
指導や育成者としての知識の習得 - 販売士1級
経営に関する極めて高度な専門知識の習得
経営計画や財務予測、販売予測等の経営管理全般について適切な判断ができるような高度な専門知識と技術の習得
マーケティングの責任者として、あるいは、コンサルタントとして企業経営に携わることのできる知識の習得
スクーリングができる講座の受講も選択肢に入れる
自分のライフスタイルや自分の学習状況に応じて、適した講座を選ぶことが重要ではありますが、販売士資格試験において、スクーリングという制度があることも考慮すべきポイントです。
スクーリング制度は、日本商工会議所の指定通信講座を修了後、スクーリングの講習を受けることで、試験科目『販売・経営管理科目』が免除される制度のことです。
試験科目の一部免除は、より合格に近づきやすくなるので受講を検討することをお勧めします。
なお、スクーリングは、2級と3級のみの対応です。
販売士は通信と独学どちらがいい?
販売士資格試験の教材は、市販のテキストでも学習することは可能です。
しかし、独学でも教材費が必要なことを考えると、資格試験の講座の中では、比較的に低価格な販売士の講座である点、通信講座のほうがメリットが大きいでしょう。
例えば、サポート体制、要点を集約した教材、添削指導付きの問題集や課題など効率よく短期合格をめざせるメリットがあります。
また、スクーリング制度など、合格しやすい環境を通信講座でつくることは、大きな利点といえるでしょう。
今回紹介した各講座の学習期間は、2級と3級が5か月、1級は6か月です。
その間のモチベーションや学習の進捗管理など、なかなか難しい長期の期間です。
その点においても、ただ、テキストを読み進めるだけでなく、講座の視聴などでモチベーションや進捗を図るメリットもあるでしょう。
販売士は独学で合格できる?
販売士の合格率を過去5年でみると、3級は54%~71%、2級は58%~73%、1級は20%~25%と、1級が若干低いものの、全体的に決して難しい試験ではありません。
独学でも学習時間をしっかり確保できれば、合格は可能でしょう。
しかし、通信講座で得られるメリットとしての、質のよい教材や、添削指導、講師による講義の受講など短期間で効率よく学習できることを考えると、やはり通信講座をおすすめします。
また、合格お祝い金などの制度を考えれば、独学で教材を買うよりかえって安くなる可能性もあります。
費用を抑えて、お祝い金ももらいたいなら、スタディングの講座がおすすめです。
販売士試験の概要や合格率・受験資格
販売士試験の概要や合格率などの情報をまとめました。
2024年の販売士試験の日程と申し込み締め切りは?
販売士試験は、2021年より試験会場(テストセンター)のパソコンを使用して、インターネットでの試験を実施する『ネット試験方式』となりました。
3級・2級・1級問わず下記の日程での申し込み開始となります。申し込み締め切りはありません。
- 試験申込日程
2021年7月14日(水)11時より随時受付中 - 試験実施日
2021年7月28日(水)より随時実施中
リテールマーケティング(販売士)検定試験の公式サイトから、試験の流れを確認しお申込みください。
販売士試験の勉強時間と勉強を始めるタイミングは?
販売士の資格試験における学習期間は、3級で約30時間・2級で約60時間・1級で100時間と言われています。
通信講座の受講期間は3級・2級で約5か月、1級で約6か月が目安とされており、各会社の通信講座の期間も同様の期間を想定してカリキュラムが組まれています。
試験日は、お申込みから3日後以降で予約できるようになっているので、ご自身の受験予定日から上記の目安期間を逆算して勉強を開始していくとよいでしょう。
試験日が選べるので、勉強を開始してから受験日を決めることも可能です。
販売士の試験は、2021年から『ネット試験方式』になっています。
お申込みから3日以降で試験日を予約できるようになっています。試験会場(テストセンター)は、各都道府県で設定されているのでテストセンター空席照会からスケジュールを確認してください。
販売士試験の合格率は?
平成28年以降の3級から1級の合格率は、以下のとおりです。
販売士検定試験3級の合格率は?
回(年月日) | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
ネット試験(2023.4.1~2023.12.31) | 5,332名 | 4,938名 | 2,983名 | 60.4% |
ネット試験(2022.4.1~2023.3.31) | 9,720名 | 8,981名 | 5,130名 | 57.1% |
ネット試験(2021.7.28~2022.3.31) | 9,427名 | 8,894名 | 5,607名 | 63.0% |
87回(2021.2.17) | 10,284名 | 9,613名 | 6,863名 | 71.4% |
85回(2020.2.19) | 8,860名 | 8,125名 | 4,441名 | 54.7% |
84回(2019.7.13) | 8,159名 | 7,534名 | 5,082名 | 67.5% |
83回(2019.2.20) | 10,012名 | 9,244 名 | 6,370 名 | 68.9% |
82回(2018.7.14) | 9,120名 | 8,418 名 | 5,293 名 | 62.9% |
81回(H30.2.21) | 11,416名 | 10,485名 | 5,492名 | 52.4% |
80回(H29.7.8) | 10,070名 | 9,335名 | 6,095名 | 65.3% |
79回(H29.2.15) | 11,344名 | 10,540名 | 5,025名 | 47.7% |
78回(H28.7.9) | 10,015名 | 9,291名 | 6,445名 | 69.4% |
77回(H28.2.17) | 12,049名 | 11,038名 | 6,375名 | 57.8% |
販売士3級の直近の合格率は70%を超えており、資格試験では合格率が高い部類に入ります。
販売士検定試験2級の合格率は?
回(年月日) | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
ネット試験(2023.4.1~2023.12.31) | 4,775名 | 4,390名 | 2,220名 | 50.6% |
ネット試験(2022.4.1~2023.3.31) | 6,920名 | 6,374名 | 3,531名 | 55.4% |
ネット試験(2021.7.28~2022.3.31) | 6,054名 | 5,655名 | 3,136名 | 55.5% |
87回(2021.2.17) | 5,608名 | 5,149名 | 3,778名 | 73.4% |
85回(2020.2.19) | 5,472名 | 4,916名 | 2,979名 | 60.6% |
84回(2019.7.13) | 5,217名 | 4,702名 | 2,836名 | 60.3% |
83回(2019.2.20) | 5,866名 | 5,175名 | 3,553名 | 68.7% |
82回(2018.7.14) | 5,693名 | 5,071名 | 2,981名 | 58.8% |
81回(H30.2.21) | 6,379名 | 5,632名 | 2,474名 | 43.9% |
80回 (H29.7.8) | 5,853名 | 5,239名 | 2,748名 | 52.5% |
79回(H29.2.15) | 6,615名 | 5,917名 | 2,999名 | 50.7% |
78回(H28.7.9) | 5,538名 | 4,976名 | 2,573名 | 51.7% |
44回(H28.2.17) | 5,001名 | 4,374名 | 2,557名 | 58.5% |
販売士2級の直近の合格率だけをみると、3級よりも高く73%です。
受験者数が3級の約半分でこの合格率である点、みなしっかりと勉強して試験を受けていることが伺えます。
販売士検定試験1級の合格率は?
回(年月日) | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
ネット試験(2023.4.1~2023.12.31) | 753名 | 708名 | 130名 | 18.4% |
ネット試験(2022.4.1~2023.3.31) | 1,118名 | 1,033名 | 218名 | 21.1% |
ネット試験(2021.7.28~2022.3.31) | 844名 | 795名 | 137名 | 17.2% |
87回(2021.2.17) | 836名 | 695名 | 174名 | 25.0% |
85回(2020.2.19) | 1,133名 | 909名 | 194名 | 21.3% |
83回(2019.2.20) | 1,215名 | 995名 | 242名 | 24.3% |
81回(2018.2.21) | 1,217名 | 979名 | 199名 | 20.3% |
79回(H29.2.15) | 1,279名 | 1,038名 | 237名 | 22.8% |
43回(H.28.2.17) | 1,375名 | 1,144名 | 220名 | 19.2% |
販売士1級の合格率は、3級・2級と比べると開きがあるようにみえますが、直近の25%とという数字は、決して低くはありません。
むしろ高いといえ、しっかりと勉強をすれば合格できる数字です。
3級から1級を通して、独学でも合格可能な数字ですが、この数字は、通信講座を受けて受験した人の数も含まれています。
そうすると、やはり確実かつ効率よく短期間で合格をめざす場合には、通信講座を受講しスクーリングも検討すべきでしょう。
販売士のネット試験(テストセンター)って何?
2021年より販売士検定試験は、全国のテストセンター(限定会場)で受験する『ネット試験方式』での実施となっています。お申込みもインターネットのみの受付です。
詳細は、こちらのリテールマーケティング(販売士)検定試験公式サイトを確認してください。
販売士の受験資格は?
販売士3級から1級の受験資格は、特にありません。
年齢・性別・学歴を問わず誰でも受験できます。また、3級から順に受けていく必要もありません。
販売士と似ている資格や相性の良い資格
資格名 | 資格の概要 |
中小企業診断士 | ・中小企業の経営診断を行う資格 ・試験内容の大半が重複している |
秘書検定 | ・接客マナーや言葉遣いなどの秘書に関する知識を問う試験 ・販売経営管理に関する試験分野が重複 |
ビジネス実務法務検定 | ・ビジネスにおける法律知識に関する検定試験 ・販売経営管理に関する試験分野が重複 |
資格取得情報の詳細は以下の記事をご覧ください。
販売士の通信講座に関するQ&A
販売士の通信講座に関するQ&Aを見ていきましょう。
販売士の通信講座に関するQ&A |
・販売士の合格率は何%なの? ・販売士の合格目安の勉強時間は何時間? ・販売士には受験資格はあるの? ・販売士の科目免除・スクーリングって何? ・販売士のネット試験はどこで受験できるの? |
販売士の合格率は何%なの?
A. 平成28年以降の平均合格率は、3級が62%、2級が約58%、1級が約22%です。
販売士の合格目安の勉強時間は何時間?
A. 個人差はありますが、3級で約30時間・2級で約60時間・1級で約100時間が目安とされています。
多くの通信講座では、2級と3級で約5か月、1級で約6か月の受講期間を想定してカリキュラムが組まれています。
販売士には受験資格はあるの?
A. 販売士3級から1級の受験資格は、特にありません。
年齢・性別・学歴を問わず誰でも受験できます。また、3級から順に受けていく必要もありません。
販売士の科目免除・スクーリングって何?
A. スクーリングは、日本商工会議所指定の養成通信教育講座を受講後、スクーリングを修了すると試験科目の一部『販売・経営管理科目』が免除される制度です。
受講修了日の属する年度の翌年度末まで『販売・経営管理科目』が免除されます。
例えば、2024年9月に養成通信教育講座を受講・修了した人は、2026年3月末までの受験について『販売・経営管理科目』が免除されます。
なお、上記の期間内に何度受験をしても『販売・経営管理の科目』は免除されます。
販売士のネット試験はどこで受験できるの?
A. 試験会場(テストセンター)は、限定会場となります。各都道府県ごとに会場が設定されているので、下記よりご確認ください。また、試験会場のスケジュールについては、テストセンター空席照会からご確認してください。
販売士の通信講座のまとめ
会社名・講座名 | 料金 | 特徴 |
スタディング・販売士講座 |
(※税込み・配送料込み) |
・図や表を多く使った教材 ・WEBテキストで隙間時間に勉強可能 ・合格お祝い制度あり |
日本販売士協会・販売士養成通信講座 |
|
・スタート時期に制限のない講座であるため、自分のペースで受講可能 ・講座修了後、課題の提出で弱点克服ができる |
産業能率大学・販売士検定(現在休講中) | 3級 20,350円(税込) スクーリング(有料) 2級 22,000円(税込) 1級 26,400円(税込) |
・1級の対策講座あり ・日本商工会議所の刊行する公式ハンドブックを基にさくせいされテキスト ・コンピューターによる5回の添削 |
日本マンパワー・販売士検定講座
講座終了 |
|
・日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座 ・試験の科目の一部「販売・経営管理科目」がスクリーニングを受けると免除される ・5回のWeb添削指導あり |
公開経営指導協会・販売士検定講座 | 3級コース:25,300円(税込) 2級コース:27,500円(税込) 1級コース:30,800円(税込) |
・日本商工会議所・全国商工会連合会の指定通信講座 ・3級、2級は課題のマークシート添削指導あり ・1級は赤ペン添削指導あり |
ここまで販売士の資格取得に向けて、独学での勉強から通信講座を受けるメリット、通信講座を選ぶ際のポイントなどさまざまな要素をご紹介してきました。
販売士の試験は、2021年より『ネット試験方式』へ変更となり気軽に受験ができるようになりました。試験の申し込みは、随時インターネットで受け付けており、締め切りもありません。
申し込みの3日後から受験が可能なことも、気軽に受験ができる要因となりました。
また、2級・3級の合格率は非常に高く、1級に関しても決して低くはありません。
しっかりと学習時間を確保できれは、合格は見えてきます。
働きながら、家事をしながら、子育てをしながら、さまざまな要因でまとまった時間がとれない場合でも、通信講座ならスキマ時間を活用して勉強できます。
もちろん、独学での受験も可能で合格そのものも難しいものではないでしょう。
しかし、通信講座で得られるメリットや特に販売士の場合には、2級・3級で実施されるスクーリング制度など独学にはないメリットが多々あります。ぜひ、通信講座の受講を検討してみてください。
どの通信講座を選べばよいのか悩む場合には、受講料や教材選び、サポート内容など各講座のポイントを押さえているので参考にしてください。自分に合った通信講座を見つけられることを願っています。
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