インテリアコーディネーターは独学で合格できる?テキストやアプリ、スケジュールも紹介!

住居やオフィス・店舗の内装に関するアドバイスや、インテリア関連の商品の販売等の仕事に役立つのが「インテリアコーディネーター」の資格です。

インターネットで調べてみると、合格率の低さや難易度の高さについて書かれている情報が多く、不安になるかもしれません。

また、資格取得を目指す方のなかには、独学での合格を目指す方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、インテリアコーディネーターの資格の概要や試験の難易度、独学で勉強するメリットや合格するためのポイントなどについて解説していきながら、インテリアコーディネーターに独学で合格することは可能なのか?ということを考えていきたいと思います。

この記事を読めば、インテリアコーディネーターの資格に関する理解が深まり、自分に合った勉強の仕方を見つけられます。

インテリアコーディネーターの資格は、通信講座を活用して勉強するのもおすすめです。

インテリアコーディネーター 通信講座の詳細は以下の記事でご確認ください。

インテリアコーディネーターの通信講座の詳細はこちらの記事ををご覧ください

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目次

インテリアコーディネーターってどんな資格?

まずはじめに、インテリアコーディネーターは一体どんな資格なのかを解説していきます。

インテリアコーディネーターとは、住まい手の住空間における「夢」や「理想」を、持ち前のインテリアに関する知識や技術を駆使して実現させる仕事です。

資格取得後の仕事の幅は広く、専門性や独自性が非常に高い特徴があります。

給料面では決して高水準とはいえませんが、顧客の理想を自分の手で実現できた際の達成感は大きく、やりがいを感じられる仕事だといえるでしょう。

そんなインテリアコーディネーターの概要について、詳しくみていきましょう。

インテリアコーディネーターの資格の概要

インテリアコーディネーターは、住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職です。
インテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)に関する幅広い商品知識を持ち、住宅・インテリアメーカー、工務店、販売店やフリーな立場で、インテリア計画や商品選択のアドバイスなどを行います。

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

公益社団法人インテリア産業協会では、インテリアコーディネーターを「住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職」と定義付けています。

住空間において、住まい手の「夢」や「理想」を形にすることが、インテリアコーディネーターの使命ともいえます。

インテリア関連商品のメーカーやショールーム、インテリアショップ、住宅メーカー、工務店、設計事務所、内装施工業社など、インテリアコーディネーターの活躍の場は幅広く、なかには独立して個人で活躍するコーディネーターもいます。

インテリアコーディネーターの給料

インテリアコーディネーターに興味を持つ方にとって、「給料」面も気になるポイントですよね?

ここからはインテリアコーディネーターの収入面についてみていき、インテリアコーディネーターは稼げる仕事なのかを考えていきます。

インテリアコーディネーターの年収は?
賃金構造基本統計調査によると、インテリアコーディネーターの平均年収は378万円、平均給与は23万円~31万円です。もちろん、雇用形態や働くエリアなどによっても年収・給与は変わってきます。

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

生涯学習のユーキャンの調査によると、インテリアコーディネーターの平均年収は378万円で、月収で考えると23~31万円ということがわかりました。

国税庁のHPで掲載されている、2021年の「民間給与実態統計調査」の結果によると、2021年の民間企業で働く人の平均給与は443万3,000円でした。

日本人全体の平均給与と比較すると、インテリアコーディネーターの給料はそれほど高くないといえますね。

インテリアコーディネーターの仕事の魅力

前述したように、インテリアコーディネーターの仕事は、住まい手の夢や理想を実現することです。

内装や家具の色一つで仕上がりの印象が大きく変わる。それがコーディネートをすることの面白さでもあります。
注文住宅では、お客様が思い描いているイメージをしっかり汲み取り、それをインテリアに落とし込むことを心がけています。
お客様に「希望が叶った」と喜んでいただけることがやりがいにつながっています。

(引用元:スタディサプリ公式HP)

スタディサプリ公式HPの「インテリアコーディネーターの先輩に聞いてみよう」で紹介されているインタビュー記事では、インテリアコーディネーターの仕事のやりがいとして、お客様の希望をうまく実現し、喜んでもらえた瞬間が挙げられています。

顧客によって理想や要望は異なります。

そのため、同じ仕事は二度となく、毎回新鮮な気持ちで仕事に取り組めます。

また、顧客に喜んでもらえた際の感動や達成感はひとしおだということも分かりますね。

インテリアコーディネーターのメリット

インテリアコーディネーターとして働くメリットとして、以下のような内容が挙げられます。

  • お客様のイメージを形にすることで喜んでもらえる
  • インテリアに関する知識が身につく
  • 住宅だけでなく様々な場所を手がけられる

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

インテリアコーディネーターの仕事は、住まい手の夢や理想を実現することだとお話ししました。

実際にインテリアコーディネーターとして仕事をする際、クライアントの要望をヒアリングすることから始まります。

このヒアリングでクライアントの要望を正確に聞き取り、自身の持ちうる知識や経験を活かして、抽象的だったクライアントのイメージを形にすることがインテリアコーディネーターの使命です。

正解が用意されていないため難しい仕事ですが、クライアントに満足してもらえた際には大きな達成感や感動を味わえ、仕事のモチベーションにも繋がります。

また、インテリアコーディネーターとして働くことで実戦を通してインテリアに関する知識が益々身につき、専門性を高めていけます。

専門性を高めることで今後の仕事にも活かすことが可能で、クライアントに満足してもらえる仕事ができる可能性が高まっていくことでしょう。

知識や経験が身についていけば、より大きな規模のインテリアコーディネートの仕事を任せてもらえるようになるかもしれません。

また、住宅だけでなく様々な場所を手がけられるのも、インテリアコーディネーターのメリットの一つです

なかには公共施設や商業施設、飲食店、ホテルや病院のロビーなど、不特定多数の方の目に触れる場のコーディネートをする場合もあります。

自分の手掛けた空間が多くの方の目に留まる可能性があるというのは、非常に大きなやりがいやモチベーションに繋がりますよね。

このように、経験を積むことで知識が深まり専門性を更に高めていける点や、クライアントはもちろん、不特定多数の方に仕事ぶりを評価され、やりがいを感じられる点は、インテリアコーディネーターのメリットだといえます。

インテリアコーディネーターの資格を活かせる仕事

インテリアコーディネーターの資格を取得できた場合、具体的にどんな仕事に活かせるのでしょうか。

インテリアコーディネーターの資格を活かせる仕事には以下のような仕事が挙げられます。

  • 住宅・建築系:住宅(ハウス)メーカー、工務店、建築会社、内装施工会社
  • 設計系:建築設計事務所、デザイン事務所
  • 増改築系:リフォーム専門会社、リフォームショップ
  • 設備・建材系:照明メーカー、建材メーカー、家具メーカー、ファブリックメーカー、キッチンメーカー
  • インテリア販売系:インテリアショップ、ショールーム
  • マンション不動産系:マンション販売会社、ディベロッパー、不動産会社
  • その他:インテリアスタイリスト、住宅関連出版社

(引用元:スタディサプリ公式HP)

上記のように、インテリアコーディネーターの資格を活かして働ける場所は様々です。

住宅メーカーや設計事務所、リフォーム会社等では、インテリアコーディネーターの資格を活かし、住まい手の希望通りの空間を実現させることが仕事です。

それに加え、メーカーが手掛けた一般住宅やマンションの展示場、ショールームなどを手掛ける場合には、インテリアコーディネーターの知識やセンスを活かし、自社が手掛けた住宅をより魅力的に演出します。

また、設備や建材系のメーカーでは、自社製品を取り入れたショールームのコーディネートやお客様への提案などを通して、自社製品の販売をしていくことが求められます。

自社製品の良さを引き出したインテリア空間をプロデュースする際には、インテリアコーディネーターの資格を活かせるでしょう。

最近では、住まい空間のトータルコーディネートだけでなく、デパートやインテリアショップ等で商品を販売する「空間プロデュース」のような限定的なコーディネートで活躍するインテリアコーディネーターも増えてきています。

インテリア関連の商品に関する幅広い知識が求められるため、インテリアコーディネーターの資格取得時に得た知識の見せどころです。

また、不動産系の会社では、マンションなどのモデルルームのコーディネートの部分でインテリアコーディネーターの資格が活かせます。

このように、インテリアコーディネーターの資格を置かせる仕事や場所は多様に存在するため、取得後の仕事内容も幅広い資格だといえますね。

インテリアコーディネーターの難易度

ここからは、インテリアコーディネーターの資格の難易度について解説していきます。

インテリアコーディネーターの合格率は例年22%~25%で推移しており、同じ業界の他資格と比較しても低い難易度です。

また、合格者は30代までの女性が圧倒的に多く、50歳以上の合格者は少ない傾向があります。

合格までに必要な勉強時間は200~300時間程度が目安といわれており、1日1時間程度の勉強時間を毎日確保できれば、6~8ヶ月程度での合格も可能な計算です。

簡単ではありませんが、しっかりと勉強期間を確保できれば十分合格を目指せる難易度だといえるでしょう。

インテリアコーディネーターの合格率

受験者数 合格率
平成29年 8,202人 22.5%
平成30年 8,966人 23.8%
令和元年 7,561人 25.1%
令和2年 8,468人 24.1%
令和3年 9,640人 23.5%
令和4年 8,669人 24.5%
令和5年 7,746人 24.9%

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

上の表は、直近5年間のインテリアコーディネーター試験の受験者数と合格率をまとめたものです。

毎年7,000人~8,000人の方が試験を受けており、合格率は22%~25%で推移しています。

直近の令和4年では8,669の方が試験を受験し、合格率は24.5%でした。

インテリアコーディネーターの合格率は低い?

順位 資格 合格率
二級建築士 22~24%
インテリアコーディネーター 22~25%
インテリアプランナー 23~27%
インテリアデザイナー 非公開(30%程度)
キッチンスペシャリスト 30~37%
マンションリフォームマネージャー 35%程度
色彩検定(1級) 30~50%
カラーコーディネーター(アドバンスクラス) 62~65%
照明コンサルタント 非公開(80~90%)

(引用元:アガルートアカデミー公式HP)

前の項で紹介したインテリアコーディネーターの資格試験の合格率について、同じ業界の他資格と比較して相対的に見ていきましょう。

上の表は、インテリアコーディネーターを含めたインテリア業界や建築業界の資格試験の合格率をまとめたものです。

これをみてみると、インテリアコーディネーターの資格の合格率の低さは二級建築士に次いで2番目に低く、業界全体で見ても比較的低い合格率であるといえます。

インテリアコーディネーターの合格率する人の特徴

令和5年度合格者 男女比
男性 20.9%
女性 79.1%

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

年齢層 男性(人) 女性(人)
24歳以下 72 326
25~29歳 83 380
30~39歳 116 445
40~49歳 94 289
50歳以上 60 169

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

上の図は、インテリアコーディネーターの試験に合格した人の性別や年齢などの属性をまとめたものです。

男女比についてみてみると、男性が20.9%、女性が79.1%と、女性の方が圧倒的に多いことが分かりますね。

また、年齢別の表からは30代までの方に合格者が多く、50歳以上の合格者は少ない傾向が見て取れます。

インテリアコーディネーターの合格までに必要な勉強時間

インテリアコーディネーターの合格率は業界全体で見ても比較的低いということが分かりました。

ここからは、試験に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのか?という疑問に答えていきます。

合格に必要な勉強時間は、一次試験で100~200時間程度、二次試験で100時間程度が目安になり、合計200~300時間程度の勉強が必要になるといわれています。
職務経験や受験経験の有無によっても勉強時間は変わるので、試験日までの期間を考慮して自分に必要な1日あたりの勉強時間を割り出しましょう。
一般的な勉強期間の目安は6~8ヶ月程度です。

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

生涯学習ユーキャン公式の調査によると、インテリアコーディネーターの試験に合格するために必要な勉強時間は、一次試験で100~200時間程度、二次試験で100時間程度、合計200~300時間程度が目安です。

1日1時間程度の勉強時間を毎日確保できれば、6~8ヶ月程度での合格も目指すことが可能です。

もちろん、経験や適性などで必要な勉強時間は個人で異なってくるため、自身の学習の進捗度や習熟度を確認しながら勉強を進めていくことが重要です。

インテリアコーディネーターは独学で合格できるの?

ここまでインテリアコーディネーターの試験の難易度についてお話ししてきましたが、実際に独学での合格は可能なのかどうかを検証していきます。

結論からいうと、インテリアコーディネーターの資格は独学でも十分合格することは可能です。

インターネットで調べてみると、独学でインテリアコーディネーターに合格した方の体験記がたくさん出てきますし、市販の参考書や過去問で試験範囲を十分網羅できます。

また、独学での合格に必要な勉強時間は300~350時間程度といわれていますが、1日2時間の勉強時間を確保すれば半年程度で試験範囲を網羅できることを考えると、それほど膨大な数字ではないといえます。

既にインテリア関連の知識や経験をお持ちの人やスケジュール管理が得意な人であれば、必要な勉強時間は更に少なくなるでしょう。

インテリアコーディネーターの資格は独学での合格が可能だといえる根拠について、詳しく見ていきましょう。

インテリアコーディネーターは独学でも十分合格を目指せる

結論からいうと、インテリアコーディネーターの資格は独学でも十分合格することは可能です。

インターネットで「インテリアコーディネーター 独学」と検索すると、独学で合格した方が勉強法や体験記を公開しているブログがたくさん見つかります。

特におすすめなのは、「【インテリアコーディネーター】独学で一発合格出来た勉強記」です。

引用元:ぶるーぶろぐ

いつ頃から勉強に取り掛かったのか、どの時期にどんなことを勉強したのか、どのように工夫して勉強したのか等をリアルな生の声で書かれた体験記です。

特に勉強方法について非常に詳しく書かれており、独学で合格を目指す方には非常に参考になります。

また、「試験〇日前に問題集を解いたら、正解率はこのくらいだった」など、時点での進捗率や理解度についても書かれているため、合格までの道のりが分かりやすいです。

一次試験と二次試験で記事が分かれており、それぞれ細かく体験記が書かれている点も、このサイトがおすすめできるポイントです。

また、インテリアコーディネータの試験の範囲は、市販の参考書や過去問で十分網羅することが可能です。

おすすめの参考書や問題集についてはこの記事の後半部分でも紹介しますが、市販の教材でも非常に分かりやすく、効率的に学習できるものが多く存在しています。

このように、実際に独学で合格した人が多く存在すること、市販の教材で試験範囲を網羅できることから、インテリアコーディネーターは独学で合格可能な資格といえます。

インテリアコーディネーターを独学で目指すのに向いている人

インテリアコーディネーターに独学で合格することは十分可能であると前の項で解説しましたが、だからといって誰でも独学で合格できるという訳ではありません。

インテリアコーディネーターに独学で勉強するのは、以下のような方におすすめです。

  • 既に他のインテリア系の資格を所持している人
  • インテリア系の仕事の経験がある人
  • 学生時代にインテリア関連の知識を学んだ経験がある人
  • スケジュール管理が得意な人
  • 他の資格を独学で取得した経験がある人

既にインテリア系の他の資格を所持している方は、資格取得時に学んだインテリア関連の知識がインテリアコーディネーターの資格試験でも活きてくるため、独学でも十分合格が目指しやすいといえます。

一次試験の範囲

1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
二次試験の範囲 プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

上の図は、インテリアコーディネーターの資格試験の出題範囲です。

これに対し、例えば同業界のインテリアプランナーの資格試験の出題範囲は以下の通りです。

インテリアプランナー試験の出題分野 インテリア計画 インテリア装備
インテリア施工 インテリア法規 建築一般

(引用元:建築技術教育普及センター公式HP)

見ていただければわかるように、出題範囲の内容が被ってくる部分が出てきますね。

このような方はインテリア分野における知識の積み上げがある分、スタートラインにおいて有利といえるため、独学で合格を目指すのはおすすめといえるでしょう。

また、インテリア関連の仕事の経験がある方や、学生時代にインテリア関連を学んだ経験がある方も、同じように知識の積み上げがあるため独学での合格は目指しやすいといえます。

一方で、そういった知識の積み上げがなくても、スケジュールが自分でしっかり管理できる方は独学で勉強することがおすすめです。

インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。この双方の試験に合格するために必要な勉強時間は、独学でおよそ300~350時間と言われています。

内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージ。勉強時間全体を400時間で考えると、一次試験対策に280時間、二次試験対策に120時間。1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月といったところでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

生涯学習ユーキャン公式の調査によると、独学でインテリアコーディネーターに合格するのに必要な勉強時間は300~350時間ということがわかりました

1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月と全体で6~8ヶ月かかる計算です

ご覧の通り長い勉強機関となるため、この期間を勉強し続けていくには、自分自身でのスケジュール管理が非常に重要です。

このようなスケジュール管理能力に長けた方であれば、独学で学んでいく方法がおすすめだといえるでしょう。

また、過去に独学で他の資格に合格した経験がある方についても、その資格取得時に得たスケジュール管理やモチベーション維持などの自己管理能力が備わっているといえるため、インテリアコーディネーターについても独学で目指すのが向いているといえるでしょう。

インテリアコーディネーターに独学で合格するために必要な勉強時間

インテリアコーディネーターに独学で合格するためには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。この双方の試験に合格するために必要な勉強時間は、独学でおよそ300~350時間と言われています。

内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージ。勉強時間全体を400時間で考えると、一次試験対策に280時間、二次試験対策に120時間。1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月といったところでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

生涯学習ユーキャン公式の調査によると、インテリアコーディネーターを独学で勉強した場合、合格までに必要な勉強時間は300~350時間程度ということがわかりました。

1日2時間ほどの勉強時間を確保してスケジュールを立てると、7~8ヶ月の勉強期間が必要です。

通信講座を利用すれば200~300時間
通信講座を利用した場合、勉強時間は200~300時間ほど。通信講座のカリキュラムを見ても半年間ほどをイメージしている講座が多いようです。

通信講座を利用した方がやや勉強時間が短くなるのは、通信講座を利用した方が勉強効率が上がるからです。

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

一方で、通信講座を利用した場合必要な勉強時間は200~300時間程度だといわれているため、独学の場合は通信講座と比較すると必要な勉強時間は多くなります。

通信講座の方が勉強の効率が良いことが理由と考えられますね。

しかし、独学でも1日2時間の勉強時間を確保すれば半年程度で試験範囲を網羅できると考えると、十分現実的な数字といえます。

事前にスケジュールをしっかり立てて、計画的に効率よく学習していくことを心がけましょう。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶメリット

インテリアコーディネーターに独学で合格することは十分可能であるというお話をしてきましたが、ここからは独学で勉強するメリットについてお話ししていきます。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶメリットは以下の2つが挙げられます。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶメリット
  • コストが低く抑えられる
  • 自分のペースで学べる

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ場合、他の方法に比べて圧倒的にコストが低く抑えられます。

かかってくる費用は参考書や過去問の購入費用くらいで、せいぜい1~2万円程度で収まるため経済的に余裕がない方には独学がおすすめです。

また、独学で学ぶ場合は自分のペースで好きな時に好きなだけ学習できます。

あらかじめ定められたカリキュラムや他の参加者の進捗に合わせる必要がないため、じぶんでしっかりスケジュール管理ができて効率よく学べる方にとってはメリットになるといえますね。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶメリットについて、1つずつ見ていきましょう。

コストが低く抑えられる

インテリアコーディネーターの資格を通信で学ぼうと思うと、かかってくる費用の相場は大体3~6万円ほどで、高いところだと30万円の通信講座もあります。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、興味がありましたら是非ご覧ください。

一方で、独学で勉強する場合かかってくる費用は参考書や過去問の購入費用くらいなので、複数購入した場合でもおおよそ1~2万円程度に収まります。

このように、インテリアコーディネーターを独学で購入するメリットはコストが低く抑えられる点にあります。

自分のペースで学べる

独学でインテリアコーディネーターを勉強する2つ目のメリットは、自分のペースで勉強できる点です。

予備校や通信などを活用する場合、あらかじめカリキュラムが組まれておりそのスケジュールや進捗に合わせて学んでいく必要が出てきます。

本業の仕事が忙しくスケジュールを合わせることが難しかったり、他の参加者と進捗を合わせることに抵抗がある方には、デメリットとなってしまうのです。

その点独学で学ぶ方法だと、自分の日々の生活に合わせて勉強時間を確保できますし、「この分野は苦手だから時間をかけて勉強しよう」など好きなように時間配分もできます。

それだけにしっかりとしたスケジュール管理の能力やモチベーションの維持が必要不可欠となってくるため、このような自己管理能力がある人にとってはメリットになるといえるでしょう。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶデメリット

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ際のメリットについて紹介してきましたが、ここからは反対に独学のデメリットについて紹介します。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ際のデメリットは以下の通りです。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ際のデメリット
  • 疑問点をすぐに解消できない
  • スケジュール管理が難しい
  • モチベーションを保つことが難しい

予めカリキュラムが組まれていたり、添削や質問等のフォローが受けられる通信講座や予備校等を活用すれば、疑問点が出てきたときにすぐに解消できます。

一方で、独学の場合は疑問点がピンポイントですぐに解消することが難しい場合があります。この点が1つの大きなデメリットといえるでしょう。

また、独学の場合スケジュール管理やモチベーションの維持などを自分自身で適切に行っていく必要があります。

インテリアコーディネーターに独学で合格するのに必要な勉強時間は300~350時間といわれているので、長い期間自分自身を管理する高い自己管理能力が求められます。

スケジュール管理やモチベーションの維持が苦手な方にとっては、このような点も独学のデメリットだといえますね。

疑問点をすぐに解消できない

通信講座や予備校で学ぶ場合は、勉強の中で疑問点が出てきたときであっても、質問することでピンポイントに答えを教えてもらえます。

引用元:生涯学習のユーキャン公式HP

お届けする教材 メインテキスト:3冊
副教材:写真資料集『インテリアエレメント写真資料集』、基礎力強化問題集、解答力養成問題集2冊、資格試験問題集、攻略ワークブック、まるごと覚える!1次試験の重要ポイント集、ガイドブック、その他添削関係書類ほか
添削 あり 10回
質問 あり(1日3問までとさせていただきます)
標準学習期間 8ヵ月(受講開始から直近の2次試験までが標準学習期間に満たない場合は、次回の試験月まで指導します)

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

上の図はユーキャンの公式HPに掲載されている、インテリアコーディネーターの通信講座の概要からの抜粋です。

教材のセットだけでなく、添削も10回受けられる点や1日3回まで質問できる点など、フォロー体制も充実していることがわかりますね。

これに対して独学で学んでいく場合は、出てきた疑問点をすぐにその場で解決することが難しというデメリットがあります。

添削や質問などのフォロー体制が充実しているのは、間違いなく通信講座や予備校等で学ぶ方法だといえるでしょう。

ユーキャンの講座についてもう少し詳しく知りたいという方は、ユーキャンのHPをご覧ください

ユーキャンのインテリアコーディネーター講座の詳細はこちら

スケジュール管理が難しい

インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。この双方の試験に合格するために必要な勉強時間は、独学でおよそ300~350時間と言われています。

内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージ。勉強時間全体を400時間で考えると、一次試験対策に280時間、二次試験対策に120時間。1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月といったところでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

前の項でも紹介したように、ユーキャンのHPではインテリアコーディネーターに独学で合格するのに必要な勉強時間は300~350時間といわれています。

1日に2時間ずつ勉強時間を確保した場合、6ヶ月~7ヶ月程度の期間が必要です。

これだけ長い期間勉強して試験範囲を網羅できる計算になるので、前もって合格までに必要な時間から逆算してスケジュールを立てておくことが重要です。

スケジュールがしっかり立てられていないと、試験直前になって「範囲が網羅できない」という事態になりかねません。

このように自分自身によるスケジュール管理の能力が求められる点も、デメリットの1つといえますね。

モチベーションを保つことが難しい

独学の場合、自分のペースで学習できる点がメリットであるとお話ししましたが、裏を返せば好きなだけサボれるともいえます。

通信講座や予備校など、他の方法であれば添削やフィードバックなどのフォローが受けられるため、学習の進捗や理解度などが目に見えて結果に出てきますよね。

そのため、学習の途中で合格ラインに対する自分の現在地もある程度把握できるため、危機感を持つことでモチベーションにも繋がりやすいのです。

一方で独学で勉強する場合、こうした自己評価も自分で行いながら、モチベーションを保って質の良い勉強時間を確保していく必要があります。

このような過程が不得意な人にとっては、独学で学ぶ場合の大きなデメリットといえるでしょう。

インテリアコーディネーターに独学で合格するためのポイント

インテリアコーディネーターに独学で勉強するためには、いくつか押さえておかなければならないポイントがあります。

インテリアコーディネーターに独学で合格するためのポイント
  • しっかりと勉強計画を立てる
  • モチベーションを保つための工夫をする
  • テキストや問題集はなるべく最新のものを使用する
  • 一次試験対策は「暗記」が重要
  • 二次試験対策は「製図」に慣れておく

インテリアコーディネーターに独学で合格するために必要な勉強時間は300~350時間といわれており、1日に2時間ずつ勉強時間を確保した場合、6ヶ月~8ヶ月程度の期間が必要です。

この長い期間を効率よく過ごすためには、事前にしっかりと勉強計画やスケジュールを立て、実行していくことが大切です。

そのためにはモチベーションを保つことが重要となってきます。

約半年の期間を実りある時間にするために、自分自身でモチベーションを保つための工夫をしていきましょう。

また、インテリアコーディネーターの試験は一次試験と二次試験で出題形式が異なり、それぞれに対応した対策が必要です。

一次試験は「暗記」、二次試験は「製図」の対策をしっかりしていきましょう

インテリアコーディネーターに独学で合格するためのポイントについて、詳しく見ていきます。

しっかりと勉強計画を立てる

インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。この双方の試験に合格するために必要な勉強時間は、独学でおよそ300~350時間と言われています。

内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージ。勉強時間全体を400時間で考えると、一次試験対策に280時間、二次試験対策に120時間。1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月といったところでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

前の項でも解説していますが、インテリアコーディネーターに独学で勉強して挑んだ場合、必要な勉強時間は300~350時間程度といわれています。

1日に2時間ずつ勉強時間を確保した場合を想定すると、6ヶ月~8ヶ月程度の期間が必要です。

それなりに長い勉強期間となるため、「試験までに間に合わない!」とならないよう、しっかりと勉強計画を立ててから取り組むことが重要です。

合格までに必要な勉強時間の目安から逆算して期間設定すれば、1日にどれでだけの勉強時間を確保すればよいかもわかってきますし、勉強のペース設定も定まってきます。

モチベーションを保つための工夫をする

「インテリアコーディネーターを独学で学ぶデメリット」の項でも紹介したように、独学でインテリアコーディネーターの合格を目指す場合、モチベーションの維持が難しい点がデメリットとして挙げられます。

独学で合格するために必要な勉強時間から逆算すると、1日に2時間ずつ勉強時間を確保した場合、6ヶ月~7ヶ月程度の期間が必要です。

約半年もの期間モチベーションを維持するためには、自分に合った方法でモチベーションを保つための工夫が必要です。

  • 目標を立てる
  • 資格を取れた後の、未来の自分の姿をイメージする
  • 習慣化する
  • 進捗状況を確認する
  • 自分にご褒美をあげる
  • 実物を自分の目で見て触れる
  • オン・オフのメリハリをつける

(引用元:mukava lifeインテリアコーディネーター1次試験の勉強でモチベーションを保つコツ【独学】 )

上に挙げたポイントは、実際にインテリアコーディネーターに独学で合格した人が紹介している、モチベーションを保つためのポイントの抜粋です。

自分の成長を実感できる機会を定期的に設定したり、達成した目標に対し自分へのご褒美をしてみたりと、様々な方法が考えられます。

もちろんすべての方法を試してみる必要はありません。

向き不向きもあると思いますので、自分に合いそうな方法から試してみることをおすすめします。

テキストや問題集はなるべく最新のものを使用する

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ場合、通信や予備校等の方法に対して最新情報や出題傾向が把握しづらい面があります。

そのため、少しでも最新の情報をインプットするために、テキストや問題集等の教材は最新のものを選ぶことがおすすめです。

また、インテリアコーディネーターの試験の内容であるインテリア分野には流行があるため、試験の年によって出題内容が変わってくる傾向があります。

参考書や過去問などは中古で購入すると安く抑えられますが、あまりにも過去の教材の場合出題の傾向が大きく変化している場合も考えられますよね。

せっかく努力した勉強時間が無駄にならないよう、テキストや問題集はなるべく最新のものを選びましょう。

一次試験対策は「暗記」が重要

インテリアコーディネーターの一次試験対策では、「暗記」が最も重要です。

試験審査の範囲

1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

インテリアコーディネーターの資格試験を主催している公益社団法人インテリア産業協会の公式HPでは、一次試験の範囲を上記のように掲げています。

インテリアコーディネーターを取り巻く歴史や背景・法律などの基本的な正しい知識を求められるほか、実際にインテリア関連の仕事に従事するために必要な知識を問われます。

(引用元:アガルートアカデミー公式HP)

上の図は、インテリアコーディネーターの一次試験の設問のイメージ図です。

このように、一次試験はマークシート形式の出題となっているため、記述ほど正確性を求められず、対策としては暗記が有効です。

特にインテリアの分野では専門的な用語がたくさん出てきます。これに慣れていくにはとにかく暗記して覚えていくしかありません。

参考書で一通り流れをさらったらあとは過去問をひたすらこなし、出題頻度の高い範囲を重点的に学習していきましょう。

二次試験対策は「製図」に慣れておく

インテリアコーディネーターの二次試験に合格するポイントは、「製図」に慣れておくことです。

試験審査の範囲

プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

インテリアコーディネーターの資格の二次試験はプレゼンテーション・論文形式の出題です。

インテリアコーディネーターとして、住まい手の要望を正確に読み取り具現化していく実践的な能力が問われます。

そんな二次試験の対策のポイントは「製図」です。

二次試験では、もっとも基本となる平面図と、いずれかの図面を組み合わせて出題されます。

平面図で計画の全体を表し、他の図面を組み合わせてプレゼンテーションを完成させます。

例えば、平面図で描いた空間の一面を展開図として表し、設置する家具をアイソメ図で表すといった具合です。

一部の図面は、色鉛筆での着色も必要となります。

毎年、平面図以外は、どの図面が出題されるかは明らかになっていません。過去の出題を参考に対策を立てる必要があります。

(引用元:アガルートアカデミー公式HP)

実務経験がある方や過去にインテリア関連を学んだ経験がある方と比べて、初心者が最も戸惑うポイントだといえます。

この製図問題の解答を時間内に正確に完成させるには、数をこなして慣れていく必要があります。

そのためには、とにかく過去問に取り組みましょう。

本番さながらに時間制限を意識しながら解いていくと、効率よく習得していけます。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ人におすすめの参考書や過去問

インテリアコーディネーターに独学で合格するためには、参考書や過去問選びが非常に重要です。

ここからは、インテリアコーディネーターを独学で学ぶのにおすすめの参考書や過去問について紹介していきます。

当サイトでは、紹介する参考書や問題集を、以下のような条件で設定しています。

  • Amazonの評価が星4.0以上の書籍
  • Amazonのレビューが50件以上で、かつ評価が星3.8以上の書籍

なお、毎年出版されるようなテキストに関しては、直近3年間の平均値を基に判断しています。

また、インテリアコーディネーターの試験は一次試験と二次試験でそれぞれ出題形式が全く異なるため、異なる対策が必要です。

一次試験、二次試験に分けて紹介していきます。

一次試験対策におすすめの参考書・過去問

インテリアコーディネーターの一次試験におすすめの参考書は、「インテリアコーディネーター1次試験合格教本」シリーズです。

引用元:Amazon

  • Amazon評価:☆4.0
  • Amazonレビュー件数:40
  • 価格:3,190円(税込)

36年間分の試験対策ノウハウが詰め込まれた歴史と実績ある1次試験対策テキストです。

巻末に索引を収録しており、不明な用語をすぐに検索できるようになっている点や、本文には図表やふりがながたくさん使われている点が、初心者でも理解しやすい設計です。

上下巻それぞれ出版されており、この2冊のテキストの内容を習得することでインテリアコーディネーターの一次試験の範囲は全て網羅できるでしょう。

また、一次試験対策の過去問には、同シリーズの「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究」がおすすめです。

引用元:Amazon

  • Amazon評価:☆3.9
  • Amazonレビュー件数:10
  • 価格:3,630円(税込)

直近5年分の全問題を収録しており、最新の出題傾向もしっかりと把握できます。

また、分野別に設問をまとめて解ける点や、見開き1ページの構成がとても取り組みやすく、効率よく習得することが可能です。

おすすめのテキストで紹介した「インテリアコーディネーター1次試験合格教本」と同じシリーズとなっているため、テキストと併用することで定着率のアップも期待できます。

二次試験対策におすすめの参考書・過去問

インテリアコーディネーターの資格の二次試験はプレゼンテーション・論文形式の出題です。

ひたすら知識を問われる一次試験と違い、依頼者の要望を正確に読み取る能力やプレゼン能力、正確で素早い製図能力など、一次試験より実践的な能力を問われます。

そんな二次試験の対策におすすめのテキストは、「インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究」シリーズです。

引用元:Amazon

  • Amazon評価:☆3.7
  • Amazonレビュー件数:3
  • 価格:3,300円(税込)

一次試験対策におすすめのテキストとして紹介した、「インテリアコーディネーター1次試験合格教本」と同じハウジングエージェンシーが出版したテキストです。

最新10年分の過去問題(プレゼンテーション・論文)を完全収録しており、直近の出題傾向を把握できます。

実際の試験と同じサイズのカラー解答例がついているため、初心者でも書き写して学習しやすい設計です。

また、前の項で二次試験の対策は「製図」に慣れておくことが重要だとお話ししました。

製図問題の対策として、「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」をおすすめします。

引用元:Amazon

  • Amazon評価:☆3.9
  • Amazonレビュー件数:69
  • 価格:2,750円(税込)

初心者目線で作られた本書は、製図用具の使い方の解説から始まり、分かりやすい丁寧な解説で段階を踏んで製図を習得できます。

また、基本の知識を学んだ後には、実践的なテスト対策を網羅でき、初心者だけでなく中~上級者にもおすすめできる参考書です。

この「インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究」と「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」の2冊で、インテリアコーディネーターの二次試験の範囲は十分に網羅できるといえるでしょう。

インテリアコーディネーターに独学で合格した体験記が書かれたおすすめのサイト

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ方、もしくは独学で学ぶかどうか悩んでいる方にとっては、実際に独学で合格した人の体験談はとても参考になりますよね。

ここからは、インテリアコーディネーターに独学で合格した体験記を発信しているおすすめのサイトを紹介します。

【インテリアコーディネーター】独学で一発合格出来た勉強記〜一次試験編〜

引用元:ぶるーぶろぐ

こちらのブログでは、社会人として働きながらインテリアコーディネーターの試験に独学でチャレンジし、見事合格した方の体験記が記されています。

このブログをおすすめするポイントは、「どの期間にどのように勉強をしたか」という点が詳細に記されている点や、実際に使用した参考書の使用感などが正直な感想で書かれている点です。

また、習熟度の進捗なども時点で書かれているため、「このくらいの時期にこれだけ解けたら大丈夫」などといった学習ペースの参考にもなります。

独学の場合、自分自身の学習の進捗を評価するのが難しい部分があります。

「今のやり方で大丈夫かな?」と漠然とした不安を持つこともあるでしょう。

実際に独学で合格した方も、同じ時期に同じような悩みを抱えていたかもしれません。

そういったリアルな感情が記された体験談を読むことは、勉強期間中の精神的な安定にも繋がります。

以上のような理由から、インテリアコーディネーターに独学で挑戦しようと思っている方におすすめします。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶ人におすすめのアプリ

近年、資格取得の勉強をサポートする「学習アプリ」が増えてきています。

ここからは、インテリアコーディネーターに独学で挑戦する方におすすめの学習アプリを紹介します。

おすすめは、「インテリアコーディネーター1次試験徹底研究WEBアプリ」です。

引用元:ハウジングエージェンシー公式HP

「インテリアコーディネーターを独学で学ぶ人におすすめの参考書や過去問」の項目でおすすめのテキストとして紹介した、「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究」を手掛けるハウジングエージェンシーが開発したアプリです。

インテリアコーディネーターの一次試験の試験対策が、スマートフォンを使っていつでもどこでも勉強できます。

紙の教材と比較した、アプリでの勉強によるメリットは以下の通りです。

  • スキマ時間を有効活用できる
  • 繰り返し何度でも学習できる
  • 20時間を超える音声解説
  • 成績管理で学習の効率アップ

(引用元:ハウジングエージェンシー公式HP)

アプリ学習での最大のメリットは「場所を選ばない」ことです。

電車での通勤時間やバスを待つ時間など、ちょっとしたスキマ時間を効率よく勉強に充てられます。

また、スマートフォンの機能を使えば音声学習も取り入れられ、定着率のアップも期待できます。

目からだけでなく耳からも学習できるようになることは大きなメリットだといえますね。

その他にも、成績管理がしやすい点もメリットとして挙げられます。

アプリの機能を使えば自身の学習成績が記録され、表やグラフに分かりやすく可視化されるため、自身の苦手分野や得意分野が一目でわかるようになります。

「インテリアコーディネーター1次試験徹底研究WEBアプリ」の2023年版の料金・内容は下記の表のとおりです。

完全コース
 

 

内 容

分野別一問一答問題集(全200問)

年度別過去問題集(全400問
※一問一答1600問相当)
(2014年~2022年・9年分)

過去問題音声解説講義
(収録時間20時間以上)
(2014年~2022年・9年分

料 金

20,000円(税込 22,000円)
個別で購入より1,100円割引!
ご利用期間 2023年10月15日(日)まで

この他各問題集ごとの個別販売も可能となっているようです。

詳しくはインテリアコーディネーター1次試験徹底研究WEBアプリ公式HPをご覧ください。

インテリアコーディネータの試験対策の独学・通信・通学の比較

ここまでは、インテリアコーディネーターを独学で学ぶ際のポイントやメリット・デメリットについて紹介してきました。

独学以外の方法との比較を表にまとめてみたので、独学以外の方法について検討されている方も参考にしてみてください。

独学 通信 通学
費用 およそ10,000円~30,000万円程度
(テキスト、アプリ代金)
およそ40,000円~70,000円程度
通信講座によって費用は大きく異なる
(高いところでは300,000円ほど)
およそ100,000円~300,000円程度
学校によって費用は大きく異なる
メリット
  • コストが低く抑えられる
  • 自分のペースで学べる
  • 添削や質問により疑問点を解消できる
  • 最新の情報が入手しやすい
  • カリキュラムに沿った効率の良い学習が可能
  • 他の生徒と切磋琢磨しながら学べる
  • 情報交換ができる
デメリット
  • 疑問点をすぐに解消できない
  • スケジュール管理が難しい
  • モチベーションを保つことが難しい
  • 独学に比べて費用が高い
  • 通信講座によってサポート体制に格差がある
  • 通学に比べ強制力が弱い
  • 費用が圧倒的に高い
  • 自分のペースで学習しづらい
  • 仕事をしながら通うことが難しい

費用をとにかく抑えたい方や、スケジュールやモチベーションの管理が得意な方は、独学での方法が適しているといえます。

そのような能力に自信がない方や、効率の良い学習を追求する方には通信講座・通学での学習がおすすめです。

費用は独学よりも高くなりますが、その分疑問点がすぐに解消できたりと、効率面では通信講座に大きく分があります。

また、通学での学習は費用面では圧倒的に高くなりますが、最適化されたカリキュラムによって段階的に効率よく学ぶことが可能で、サポート体制も充実しています。

他の生徒と共に切磋琢磨しながら学習でき、モチベーションの維持にも繋がるほか、ここで得た友人関係は後の人生にも続いていくでしょう。

一方で、自分のペースで学習しづらい点や、仕事をしながらだと時間が合わない場合がある点が通学のデメリットだといえます。

このように、それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を検討することが重要です。

また、通信講座は主体によってサポート内容や費用が大きく異なると解説しましたが、おすすめの通信講座を徹底比較した内容を別の記事でまとめています。

興味がありましたら、こちらもぜひご覧ください。

インテリアコーディネーターの通信講座おすすめランキングの記事はこちら

インテリアコーディネーターの試験概要

ここからは、インテリアコーディネーターの試験の概要について詳しく解説していきます。

インテリアコーディネーターの試験日

まずはじめに、インテリアコーディネーターの試験日についてみていきましょう。

インテリアコーディネーターの2023年の試験日は以下の通りです。

2023年インテリアコーディネーターの資格試験実施日

  • 一次試験:2023年9月15日(金)〜10月15日(日)
  • 二次試験:2023年12月3日(日)

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

この機会を逃すと次のチャンスは1年後となってしまいますので注意しましょう。

インテリアコーディネーターの試験範囲

インテリアコーディネーターの試験範囲について、公益社団法人インテリア産業協会公式HPでは以下のように記されています。

 

 

一次試験の範囲

1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
二次試験の範囲 プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

一次試験では、インテリアコーディネーターの仕事や歴史背景などの基本的な事柄から、インテリア関連の手法や表現について主に知識を問われます。

一方で、二次試験では製図を用いたプレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案など、より実践的な能力が問われる内容といえるでしょう。

出題範囲がそれぞれの試験で異なるため、異なる対策が必要です。

インテリアコーディネーターの試験内容

インテリアコーディネーターの試験内容については、試験範囲同様一次試験と二次試験で異なってきます。

それぞれの試験内容は以下のとおりです。

一次試験の内容 学科(マークシートによる択一式)
二次試験の内容 プレゼンテーション・論文(記述式)

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

一次試験の試験内容はマークシートによる択一式の学科試験です。

それに対し、二次試験は記述形式のプレゼンテーション・論文試験で構成されています。

一次試験はひたすらに知識を問われる内容で、マークシートによる択一式の解答形式のため対策としては暗記が有効です。

二次試験は記述式のため、より実践的な実力が問われます。

なかでも「製図」を試験時間内に正確に完成させるためには慣れが必要なので、自信を持って二次試験に臨めるよう、しっかりと数をこなしましょう。

インテリアコーディネーターの受験資格・費用

インテリアコーディネーターの試験を受験するために必要な受験資格・費用は以下のとおりです。

受験資格 費用
一次試験 年齢・性別・国籍・学歴・職業・経験は問いません。

(ただし、出題・解答は日本語のみ)

① 基本タイプ(一次試験→二次試験)
受験料:14,850円(税込)
・同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望す  る方
※一次試験が不合格となった場合、二次試験を受験できません
(一次試験不合格の場合、受験料の一部返金はできません)。
② 一次試験<先取り>タイプ(一次試験のみ) 受験料:11,550円(税込)
・一次試験のみを受験する方
※一次試験に合格した場合でも、同一年度内の二次試験の受験申込はできません。
二次試験 過去3年以内に一次試験に合格していること。

その他は問いません。

インテリアコーディネーターの試験を受験するための特別な要件は特に設けられていません。

一度一次試験に合格したら、その年から3年間は二次試験に挑戦できる権利を得られます。

一次試験に合格した同年度中に必ずしも二次試験に合格しなければならない、という訳ではないようですね。

また、インテリアコーディネーターの試験に受験するために必要な費用は14,850円です。

一方で、既に一次試験に合格しており、二次試験のみ受験する場合は11,550円です。

二次試験への挑戦権を3年間までは持ち続けられる部分は、インテリアコーディネーターの資格試験の大きな特徴といえますね。

インテリアコーディネーターの独学に関するよくある質問

インテリアコーディネーターの独学に関するよくある質問
  • インテリアコーディネーターってどんな資格?
  • インテリアコーディネーターに合格するとどんな仕事に活かせるの?
  • インテリアコーディネーターの試験日や試験内容は?
  • インテリアコーディネーターの試験の難易度や合格率は?二次試験が難しいって本当?
  • インテリアコーディネーターは独学で合格できるの?
  • インテリアコーディネーターに独学で合格するには勉強期間が何ヶ月必要?
  • インテリアコーディネーターを独学で学ぶのにおすすめの参考書や過去問は?
  • インテリアコーディネーターを独学で学ぶのに参考になるサイトやブログは?
  • インテリアコーディネーターを独学で学ぶのにおすすめのアプリは?
  • インテリアコーディネーターを独学で取得するために必要なスケジュールは?

ここからは、インテリアコーディネーターの独学に関するよくある質問について回答をまとめていきます。

インテリアコーディネーターってどんな資格?

インテリアコーディネーターとは、住まい手の住空間における「夢」や「理想」を、持ち前のインテリアに関する知識や技術を駆使して実現させる仕事です。

インテリアコーディネーターは、住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職です。
インテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)に関する幅広い商品知識を持ち、住宅・インテリアメーカー、工務店、販売店やフリーな立場で、インテリア計画や商品選択のアドバイスなどを行います。

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

公益社団法人インテリア産業協会では、インテリアコーディネーターの仕事は「住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職」と紹介されています。

インテリアに関する幅広い知識や専門的な技術を駆使し、住まい手の希望を正確にヒアリングして住空間をトータルプロデュースすることがインテリアコーディネーターの仕事です。

住空間における、インテリアのプロフェッショナルといえますね。

インテリアコーディネーターに合格するとどんな仕事に活かせるの?

インテリアコーディネーターの資格を活かせる職場は以下のような場所が挙げられます。

  • 住宅・建築系:住宅(ハウス)メーカー、工務店、建築会社、内装施工会社
  • 設計系:建築設計事務所、デザイン事務所
  • 増改築系:リフォーム専門会社、リフォームショップ
  • 設備・建材系:照明メーカー、建材メーカー、家具メーカー、ファブリックメーカー、キッチンメーカー
  • インテリア販売系:インテリアショップ、ショールーム
  • マンション不動産系:マンション販売会社、ディベロッパー、不動産会社
  • その他:インテリアスタイリスト、住宅関連出版社

(引用元:スタディサプリ公式HP)

上記のように、インテリアコーディネーターの資格は様々な職場で活かせます。

住まい手の要望を聞き取り、住空間をコーディネートするインテリアコーディネーターの得意分野は、住宅メーカーや設計事務所、リフォーム会社等で発揮することが可能です。

その他にも、住宅メーカーで働く場合は、自社メーカーが手掛けた一般住宅やマンションの展示場、ショールームにおけるインテリアのコーディネートを任される場合もあります。

設備や建材系のメーカーでは、自社製品の魅力を引き出したインテリアのコーディネートにインテリアコーディネーターの資格を活かせるでしょう。

また、最近では住まいの空間のコーディネートだけでなく、デパートやインテリアショップ等で商品を販売する「空間プロデュース」のような限定的な空間のコーディネートをインテリアコーディネーターが担う場面も増えてきています。

このように、インテリアに関する幅広い仕事がしたいという方にとってもおすすめできる資格といえますね。

インテリアコーディネーターの給料は?

インテリアコーディネーターの年収は?
賃金構造基本統計調査によると、インテリアコーディネーターの平均年収は378万円、平均給与は23万円~31万円です。もちろん、雇用形態や働くエリアなどによっても年収・給与は変わってきます。

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

生涯学習のユーキャン公式の調査によると、インテリアコーディネーターの仕事の平均年収は378万円、月収で考えると23~31万円ということがわかりました

一方で国税庁が発表している、2021年の「民間給与実態統計調査」の結果では、2021年の民間企業で働く人の平均給与は443万3,000円でした。

このことから、日本人全体の平均給与と比較すると、相対的にインテリアコーディネーターの給料はそれほど高くないといえますね。

「給料が高い仕事がしたい」と考えている方には、インテリアコーディネーターは向いていないといえるでしょう。

インテリアコーディネーターの試験日や試験内容は?

インテリアコーディネーターの直近2023年の試験日は以下の通りです。

2023年インテリアコーディネーターの資格試験実施日

  • 一次試験:2023年9月15日(金)〜10月15日(日)
  • 二次試験:2023年12月3日(日)

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

二次試験は一次試験の合格者のみ受験する資格を有し、一次試験に合格したら、その年から3年間は二次試験に挑戦できる権利を得られます。

二次試験への挑戦権を3年間持ち続けられる部分は、インテリアコーディネーターの資格試験の大きな特徴といえますね。

また、試験内容については、インテリアコーディネーターの資格試験を主催する公益社団法人インテリア産業協会公式HPで以下のように示されています。

一次試験の内容 学科(マークシートによる択一式)
二次試験の内容 プレゼンテーション・論文(記述式)

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

一次試験の範囲

1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
二次試験の範囲 プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

一次試験はマークシートによる択一式の学科試験で、インテリアコーディネーターの仕事や歴史背景などの基本的な事柄から、インテリア関連の手法や表現について主に知識を問われる内容です。

一方で、二次試験は記述式のプレゼンテーション・論文問題です。製図等を用いたインテリア計画の提案など、より実践的な能力が問われます。

出題範囲や内容がそれぞれの試験で異なるため、それぞれの試験で異なる対策が必要だといえますね。

インテリアコーディネーターの試験の難易度や合格率は?

順位 資格 合格率
二級建築士 22~24%
インテリアコーディネーター 22~25%
インテリアプランナー 23~27%
インテリアデザイナー 非公開(30%程度)
キッチンスペシャリスト 30~37%
マンションリフォームマネージャー 35%程度
色彩検定(1級) 30~50%
カラーコーディネーター(アドバンスクラス) 62~65%
照明コンサルタント 非公開(80~90%)

(引用元:アガルートアカデミー公式HP)

上の表は、インテリアコーディネーターを含めたインテリア業界や建築業界の資格試験の合格率をまとめたものです。

内容をみてみると、インテリアコーディネーターの資格の合格率の低さは二級建築士に次いで2番目に低く、業界全体で見ても難易度は比較的難しい部類といえます。

インテリアコーディネーターは独学で合格できるの?

インテリアコーディネーターの資格は独学でも十分合格することは可能です。

そのようにいえる根拠としては、実際にインテリアコーディネーターの試験に独学で合格している人が存在する点や、インテリアコーディネーターの試験の範囲は市販の参考書や過去問で十分網羅することが可能な点にあります。

インターネットで「インテリアコーディネーター 独学」と検索してみると、実際に独学で合格した方の体験記がたくさん見つかります。

そのなかでも特におすすめな体験記ブログが、「【インテリアコーディネーター】独学で一発合格出来た勉強記」です。

引用元:ぶるーぶろぐ

こちらのブログでは、勉強時間や実際に使った参考書や過去問などのおすすめを紹介しながら、どの時期にどのような勉強をしたかという点が非常に詳しく書かれています。

そのため、同じように独学で合格を目指す方にはとても参考になる内容となっているのです。

また、インテリアコーディネーターの試験における出題範囲は、市販のテキストで十分網羅することが可能です。

おすすめの参考書や問題集については「インテリアコーディネーターを独学で学ぶ人におすすめの参考書や過去問」の項で紹介していますが、市販の教材でも非常に分かりやすくまとめられており、効率的な学習を助けてくれるものが多く存在しています。

実際に独学で合格した人が多く存在することや、市販のテキストで試験範囲を十分に網羅できることから、インテリアコーディネーターは独学で合格可能な資格といえます。

インテリアコーディネーターに独学で合格するには勉強期間が何ヶ月必要?

インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。この双方の試験に合格するために必要な勉強時間は、独学でおよそ300~350時間と言われています。

内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージ。勉強時間全体を400時間で考えると、一次試験対策に280時間、二次試験対策に120時間。1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月といったところでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

生涯学習のユーキャン公式の調査によると、インテリアコーディネーターに独学で挑んだ場合の合格までに必要な勉強時間は300~350時間ということが分かりました。

仮に1日に2時間ずつ勉強時間を確保できた場合だと、6ヶ月~8ヶ月ほどの勉強期間の確保で、合格ラインに達することが可能です。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶのにおすすめの参考書や過去問は?

インテリアコーディネーターの一次試験におすすめの参考書は、「インテリアコーディネーター1次試験合格教本」、おすすめの問題集は「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究」です。

引用元:Amazon公式HP

この2冊は「ハウジングエージェンシー」という同じ出版社が出版しており、36年間分の試験対策ノウハウが詰め込まれた歴史と実績ある1次試験対策テキストです。

解説や用語の説明など、初心者にもかなり分かりやすい設計で、ゼロからスタートする方にも非常におすすめできます。

また、二次試験におすすめのテキストは「インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究」「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」の2冊です。

引用元:Amazon公式HP

引用元:Amazon公式HP

「インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究」は最新10年分の過去問題を完全収録しており、直近の出題傾向を把握できます。

一方で、「はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方」は製図問題の対策におすすめのテキストです。

この2冊を網羅して繰り返し問題をこなすことで、二次試験の対策は網羅できるといえるでしょう。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶのに参考になるサイトやブログは?

独学の場合、自分自身の学習の進捗を評価するのが難しく、モチベーションの維持が困難なデメリットがあります。

勉強期間中に、「今のやり方で大丈夫かな?」と漠然とした不安を持つこともあるでしょう。

そのような方向けに、インテリアコーディネーターに独学で合格した体験記を発信しているおすすめのサイトを紹介します。

【インテリアコーディネーター】独学で一発合格出来た勉強記〜一次試験編〜

引用元:ぶるーぶろぐ

こちらのブログでは、社会人として本業があるなかでインテリアコーディネーターの試験に独学でチャレンジし、実際に合格した方の体験記が書かれています。

このブログをおすすめするポイントは、「どの期間にどのように勉強をしたか」という点が詳細に記されている点や、実際に使用した参考書の使用感などが正直な感想で書かれている点です。

また、「この時期にこれくらいの正答率だった」など、時点での習熟度の進捗なども具体的に書かれているため、同じく独学での合格を目指す方にとっては学習ペースの参考にもなります。

独学で勉強している方、もしくは独学で勉強するか悩まれている方は、ぜひこちらの体験記を参考にしてみてください。

インテリアコーディネーターを独学で学ぶのにおすすめのアプリは?

インテリアコーディネーターを独学でチャレンジする方には、スマートフォンを使った「インテリアコーディネーター1次試験徹底研究WEBアプリ」がおすすめです。

引用元:ハウジングエージェンシー公式HP

インテリアコーディネーターの資格試験の一次試験対策が、スマートフォンを使って場所や時間を選ばず、いつでもどこでも行える学習アプリです。

紙の教材と比較してみると、スマートフォンを使ったアプリでの勉強には以下のようなメリットがあります。

  • スキマ時間を有効活用できる
  • 繰り返し何度でも学習できる
  • 20時間を超える音声解説
  • 成績管理で学習の効率アップ

(引用元:ハウジングエージェンシー公式HP)

紙の教材と比較したアプリ学習での最大のメリットは「時間や場所を選ばない」ことです。

電車での通勤時間や待ち時間などの、ちょっとしたスキマ時間を利用して気軽に勉強できます。

また、音声学習などもスマートフォンの機能を駆使して取り入れられ、耳と目両方で学ぶことで定着率のアップも期待できます。

その他にも、学習の進捗度が可視化しやすい点もアプリ学習のメリットです。

アプリの機能のなかには学習成績を記録し、表やグラフに表せるものもあります。

自身の苦手分野や得意分野が分かりやすくなるため、学習の配分やモチベーションの維持などに繋がるでしょう。

インテリアコーディネーターを独学で取得するために必要なスケジュールは?

インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。この双方の試験に合格するために必要な勉強時間は、独学でおよそ300~350時間と言われています。

内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージ。勉強時間全体を400時間で考えると、一次試験対策に280時間、二次試験対策に120時間。1日2時間勉強時間を確保したとすると、一次試験対策に5ヶ月弱、二次試験対策に2ヶ月といったところでしょう

(引用元:生涯学習のユーキャン公式HP)

インテリアコーディネーターに独学で合格するために必要な勉強時間は、およそ300~350時間程度といわれています。

1日2時間の勉強時間の確保で、半年程度で試験範囲を網羅できる計算となるため、インテリアコーディネーターを独学で学ぶ方は一次試験実施日の半年前くらいから勉強を開始できるスケジュールを立てましょう。

また、勉強時間の内訳を考えると一次試験対策におよそ7割、二次試験対策に3割といったイメージとなるため、二次試験の対策には最低2ヶ月は確保したいですね。

2023年インテリアコーディネーターの資格試験実施日

  • 一次試験:2023年9月15日(金)〜10月15日(日)
  • 二次試験:2023年12月3日(日)

(引用元:公益社団法人インテリア産業協会公式HP)

二次試験の実施日は一次試験の実施日からおよそ二ヶ月後に設定されていますので、一次試験終了後に二次試験対策を開始しても不可能とはいえませんが、余裕をもって臨みたい方は一次試験実施前から二次試験の対策を開始することをおすすめします。

試験直前に「試験範囲が間に合わない!」と焦ることがないよう、余裕を持ってスケジュール管理することが重要です。

まとめ:インテリアコーディネーターは独学で合格できるのか?

今回の記事では、インテリアコーディネーターは独学で合格できるのか?というテーマに沿って、独学のメリットやデメリット、おすすめの教材やアプリ等を紹介しました。

結論としては、インテリアコーディネーターは独学で合格することは十分可能な資格だといえます。

ただし、独学で合格するには適切なスケジュール管理と十分な勉強時間の確保が必要不可欠です。

また、インテリアコーディネーターを学ぶ方法として、独学以外に通信講座や通学の方法があります。

それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自分に合う方法をしっかりと検討しましょう。

今回の記事が、インテリアコーディネーターを独学で目指している方、独学で目指そうか悩んでいる方にとって参考になれば幸いです。

この記事ではインテリアコーディネーターは独学でも合格は可能とお話ししましたが、効率よく学ぶことを重視される方には通信講座の受講もおすすめの方法です。

別の記事で通信講座のおすすめランキング・主要7社を徹底比較した記事をまとめていますので、興味がある方はぜひご覧ください。

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監修者情報

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 キャリアコンサルタント

WEBメディアの監修や300社以上のキャリア相談を通じて、働く人の悩みに寄り添い、気付きを与えるキャリアコンサルタント。「偶然を生かす」という考え方を大切にし、真の願望を明らかにするアプローチを採用。

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