診断士ゼミナールの評判は? 口コミや費用をスタディングなどの予備校とも比較

中小企業診断士は企業内でも活用しやすく、キャリアアップのために取得を目指す資格として人気がある国家資格です。

しかし中小企業診断士は難関国家資格としても知られており、取得には相応の学習が必要です。

仕事や学業が忙しくて通学はできないが独学での学習も不安がある、そういう方にとって通信講座は有力な学習手段として候補に挙がるでしょう。

診断士ゼミナールは中小企業診断士の通信講座の中でも「圧倒的低価格」を謳っており、実際に業界最安値の水準の費用で受講できます。

一方で「低価格」と聞くと「講義やサービスの質が低いのではないか?」と心配になる人もいるかもしれません。

そこで当記事では、診断士ゼミナールの評判や口コミをご紹介するとともに、費用やテキストなどの特徴について解説します。

また、当記事ではスタディングを始めとした他の中小企業診断士の通信講座との比較も行うので、気になる方はぜひご一読ください。

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目次

診断士ゼミナールの特徴について

(引用元:診断士ゼミナールHP)

診断士ゼミナールの特徴について
・他社と比較して受講料は最安値レベル
・最大3年間の延長受講無料の制度がある
・質問の回数が無制限

診断士ゼミナールの評判や口コミを確認する前に、まずは診断士ゼミナールの特徴を押さえておきましょう。

診断士ゼミナールの特徴として真っ先に挙げられるのは業界最安値レベルの価格の安さです。

ただ価格が安いだけではなく、1年分の講義費用で最大3年間講義が受けられる「3年間受講延長無料制度」があることも特筆点でしょう。

受講者へのサポートの質も高く、質問が無制限で可能なため、講義で分からない点が生じても納得できるまで理解を深められます。

診断士ゼミナールは合格率も高く、受講者の一次試験の合格率は74%であり、一般的な受験者の合格率の全体平均である36.4%を大きく超えています。

診断士ゼミナールは決して「安かろう悪かろう」に陥らない手厚いサポートと合格率も高水準を誇る、優良な通信講座といえるでしょう。

他社と比較して受講料は最安値レベル

学校名 受講料(1次2次試験対策の講座)
診断士ゼミナール 59,780円(1次2次試験プレミアムフルコース)
スタディング 53,900円(中小企業診断士 1次2次合格コース)
アガルート 54,780円(1次試験・2次試験対策フルパック)
クレアール 250,000円(1次2次ストレート合格パーフェクトコースWEB通信(7科目選択))
TAC 295,000円(1・2次ストレート本科生・Web通信講座)

(参考:各中小企業診断士通信講座HP)

中小企業診断士の通信講座は価格が10万円台になるところも珍しくなく、クレアールやTACのように受講料が20万円を超えるところもあります。

その中でも診断士ゼミナールの受講料は半額以下の5万円台に抑えられており、業界内でも最安値の水準を誇っていることが分かるでしょう。

一方で、スタディングやアガルートのように診断士ゼミナールよりも安値の通信講座があることも事実です。

ただしスタディングは質問が、アガルートは二次試験の添削が有料なため、結果的に診断士ゼミナールの方が安く済む可能性もあるでしょう。

診断士ゼミナールは特に「低価格で高品質な講座」を提供することに力を入れている通信講座です。

価格を抑えた上で質の高い通信講座を選びたい方なら、診断士ゼミナールはぜひ選択肢に入れたい通信講座です。

診断士ゼミナール公式サイトはこちら

最大3年間の延長受講無料の制度がある

(引用元:診断士ゼミナールHP)

診断士ゼミナールには、最大3年間の講義を1年分の講義で受けられる「3年間受講延長無料制度」があるのも特徴です。

診断士ゼミナールはあくまで「1年目での一発合格」を目指している通信講座です。

しかし仮に1年目に不合格になっても2年間は追加の受講料なしで引き続き診断士ゼミナールの講義を受講できます。

また、中小企業診断士の試験は難易度が高いため、じっくり2・3年ほど時間をかけて万全の体制で試験に望みたいと考える人もいるでしょう。

つまり「3年間受講延長無料制度」は「不合格者への救済措置」としてだけでなく、「自分のペースで学習したい」人にも対応できる制度といえます。

質問の回数が無制限

講義の内容でどうしても理解できない点が生じた場合、気軽に質問できる環境があるかどうかは気になるところでしょう。

診断士ゼミナールは講義で分からなかった点をメールで質問できる上、24時間365日無料で無制限にできるなど、万全のサポート体制があります

質問に有料・回数制限などの制限がある通信講座も珍しくない中、質問を無制限にできることは診断士ゼミナールが持つ大きな強みといえるでしょう。

この制度を利用すれば、分からない点があったとしても放置せず、自分が納得行くまで質問を重ねることが可能です。

診断士ゼミナール公式サイトはこちら

 

診断士ゼミナールの評判・口コミ

診断士ゼミナールの評判・口コミ
・診断士ゼミナールの合格者の声
・診断士ゼミナールの評判・口コミ

続いて、診断士ゼミナールの評判や口コミはどうでしょうか。

診断士ゼミナールのHP上には実際に診断士ゼミナールの講義を受講し、中小企業診断士の試験に合格した人の声が180名分掲載されています。

実際に診断士ゼミナールを受講して試験に合格した人の「声」は、診断士ゼミナールを受講するかを決める上で重要な情報といえるでしょう。

そこでこの項目では診断士ゼミナールのHP上に掲載されている、診断士ゼミナールで中小企業診断士に合格者した人の声を紹介します。

一方で診断士ゼミナールが発表している声だけでなく、診断士ゼミナールの「外部」でどういう評判や口コミがあるのかが気になる人もいるでしょう。

そこで合格者たちの声とあわせて、SNS上に投稿されている診断士ゼミナールに関する評判や口コミもご紹介します。

「外部」からの投稿であるSNSの情報はより「生の声」に近いですが、情報の信憑性は担保されておらず、悪質なデマ情報が流れている恐れもあります。

公式の情報も外部の情報も一側面だけをみて鵜呑みにしてしまうと、思わぬところで「騙された!」と感じる恐れがあるでしょう。

収集した情報は自分自身でしっかりと精査した上で、受講する講義を選ぶように心がけましょう。

診断士ゼミナールの合格者の声

まず、診断士ゼミナールのHP上に掲載されている合格者の声を調べました。

診断士ゼミナールの合格者の声は、実際に診断士ゼミナールを受講した上で中小企業診断士を取得した人たちの感想です。

HP上には180名分の合格者の声が掲載されていますが、その一部から抜粋して以下にまとめました。

診断士ゼミナールは、全て動画の講義で倍速再生が可能であり、情報も必要十分な量だったので選びました。価格が安かったのも決め手の一つです。

テキストや参考書にあれもこれもと手を出す意味は全くなく診断士ゼミナールの教材で十分です。

(引用元:診断士ゼミナールHP|合格者の声)

診断士ゼミナールのコスパは素晴しいです。テキスト・過去問解説が分かりやすいことに加えて、過去問が6年分あって、後から前年度分が追加されて7年分の蓄積になることも優れた点だと思います。

(引用元:診断士ゼミナールHP|合格者の声)

松永先生をはじめ講師陣の皆さんの分かり易い講義と、インパクト大のイラスト満載なテキストのお陰で、初学者でも着実に知識を充実させることができました。市販テキストより効率良く、かつ通学型の予備校よりコスパ良く、確実に合格に必要な実力が身に付きますので選んで良かったと思います。

(引用元:診断士ゼミナールHP|合格者の声)

受講費用がかなり安いため、学習するまではやはり不安が残ってはいたものの、実際に始めてみてからはその不安はすぐに解消されました。法令関係の難しい箇所なども日常生活などを例にとって説明したり、イラストを使って説明したりと随所に工夫がされており、とても頭に入りやすかったです。また、補習講座や問題演習講座など、教材も充実していた点も良かったです。

(引用元:診断士ゼミナールHP|合格者の声)

診断士ゼミナールを選んだ理由は、イラストや図表を活用したテキストがとても分かりやすく、映像抗議も好きな時間に視聴することが可能で、勤務をしながら無理なく続ける事ができると判断したためです。価格帯もリーズナブルでリスクも少なく学べる専も魅力の1つでした。

(引用元:診断士ゼミナールHP|合格者の声)

診断士ゼミナールの合格者の声で共通しているのは、「価格の安さ(リーズナブル)」「コスパの良さ」と価格面に関する好評の声でした。

HP上でも「圧倒的低価格」を売りとして打ち出しているだけあり、実際に多くの合格者が診断士ゼミナールの長所として挙げています。

分かりやすいテキストや講義も好評で、「テキストや参考書にあれもこれもと手を出す意味は全くない」という声もありました。

一方で価格の安さについて「受講費用がかなり安いため、学習するまではやはり不安が残ってはいた」と不安視する声もありました。

しかし同時に「実際に始めてみてからはその不安はすぐに解消されました」とも述べていたことから、講義・テキストの質の高さも伺えます。

以上の声から、診断士ゼミナールは、価格を「圧倒的」といえるくらいに抑えつつ、質の高い講義の内容を求められる講座であるといえるでしょう。

診断士ゼミナールの合格者の声はこちら

診断士ゼミナールの評判・口コミ

続いて、SNSに流れている診断士ゼミナールの評判・口コミを調べました。

SNS上の情報は「情報の正確性」が担保されておらず、ありもしないデマ情報が流れている可能性があります。

一方で、公式情報の一側面だけで判断をすると、実際に講義を受けた際に「聞いていた情報とのギャップ」に悩まされる可能性があるでしょう。

SNSはデマ情報を見抜く必要こそありますが、公式情報以外の「外側からみた意見」を知るためには有効な情報源です。

実際に受講した際に生じる「聞いていた情報とのギャップ」を軽減したい場合は、SNSを情報源として活用することも検討しましょう。

また、SNSで情報を収集する際には、過度に感情的な情報や明らかに公平性に欠ける情報は避けるなど、情報の取捨選択を心がけてください。

SNS上の意見として比較的目立ったのはテキストや講義の内容に対する言及でした。

テキストについては「手作り感があっていい」という意見もありましたが、誤字脱字の多さや索引のなさに言及する意見も見受けられます。

また、診断士ゼミナールを開講している株式会社レボの代表取締役でありながら講師も務める松永慎也さんの講義も好評でした。

そしてやはりSNS上でも診断士ゼミナールの受講料の安さについて言及している意見もあり、好評を得ています。

SNS上にあった意見として面白いのは診断士ゼミナールのHP上の「合格者の声」に実際に掲載された方の意見もあったことです。

情報の信憑性に不安のあるSNSですが、これは公式の情報の裏付けになる有益な情報だといえるでしょう。

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診断士ゼミナールをスタディングなどの中小企業診断士講座と比較

・診断士ゼミナールをスタディングなどの中小企業診断士講座と比較
・診断士ゼミナールとスタディングとの比較
・診断士ゼミナールとアガルートとの比較
・診断士ゼミナールとクレアールとの比較
・診断士ゼミナールとTACとの比較

ここまで診断士ゼミナールの特徴と評判・口コミについてまとめましたが、ここからは診断士ゼミナール以外の中小企業診断士講座と比較を行います。

診断士ゼミナール以外にも中小企業診断士の通信講座はもちろんあるため、比較検討をして自分に合うものを吟味する必要があります。

特にタディングの中小企業診断士講座は診断士ゼミナールと価格帯が同じなため、比較検討をした上で受講する講座を決めたいでしょう。

また診断士ゼミナールよりも受講料が高い通信講座も、診断士ゼミナールより優れたサービスを提供している可能性があります。

「受講料が安いから診断士ゼミナール以外考えない!」などと考えず、数多くある通信講座の中から自分にあったものを見つけましょう。

診断士ゼミナールとスタディングとの比較

(引用元:スタディングHP)

スタディング 診断士ゼミナール
費用(税込・最安値・1次2次試験対策のもの) 48,400円(1次2次合格コース ミニマムコース[2024年度試験対応]) 59,780円(1次2次試験プレミアムフルコース)
費用(税込・最高値・1次2次試験対策のもの) 69,300円(1次2次合格コース コンプリートコース[2024年度試験対応]※Q&Aチケット10枚付)
オプション ・冊子(14,900円。1次試験講座モノクロテキスト+フルカラー学習マップ)
・Q&Aチケット(1,210円)
・冊子(23,980円・テキスト)
・映像講義DVD(24,900円)
教材 ●1次試験対策
・テキスト(PDF版・フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・学習マップ
・スマート問題集
・過去問セレクト講座
・1次試験年度別過去問題集
●2次試験対策
・テキスト(PDF版・フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・ロジックマップ
●1次試験対策
・テキスト(PDF版・フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・問題集
・過去問集
●2次試験
・テキスト(PDF版・フルカラー・オリジナル)
・動画講義
フォロー体制 ・質問対応(有料チケット制・Webサイト)
・学習補助(AI問題復習)
・質問対応(無料無制限・メール)
合格者特典 ・合格お祝い金(10,000円) ・合格者お祝い金制度(最大30,000円)
※「不合格者返金制度」も有り(20,000円)
想定学習期間 2年間(2024年度試験対応) 1~3年間(「3年間受講延長無料制度」を使用した場合、1年間の受講料で3年間講義を受講可能)

まず最初に比較するのは、価格帯が似ているスタディングの中小企業診断士の通信講座です。

「2024年度対応」のコースの最安値は53,900円(税込)であり、診断士ゼミナールより低価格なことは魅力の1つでしょう。

ただし「スマート問題集」や「過去問セレクト講義」など利用できないサービスも少なくないことには注意が必要です。

さらに講義で分からない点が生じた際にも、有料の「Q&Aチケット」を購入しない限り質問ができないことも知っておきましょう。

またスタディングにも10,000円の合格お祝い金がありますが、診断士ゼミナールの合格者お祝い金が最大30,000円であるのに比べると物足りなさは否定できません。

また、「2024年度対応」のコースは2年間の学習期間があり、最安値5万円代のコースとしてはかなりの強みといえます。

ただし診断士ゼミナールには「3年間受講延長無料制度」があるため、診断士ゼミナールと比べるとやはり見劣りしてしまうかもしれません。

(引用元:スタディングHP)

スタディングの強みといえるポイントは、診断士ゼミナールよりスマホ等のデジタルデバイスでの学習に力を入れている点にあるでしょう。

診断士ゼミナールの問題集があくまでPDFでの提供に留まるのに対し、スタディングには「スマート問題集」というスマホを活用した問題演習があります。

さらにスタディングには、AIが学習状況に合わせて復習問題を出題してくれる「AI問題復習」もあり、受講者の講義をサポートします。

スキマ時間を使ったスマホ学習により力を入れたい方は、診断士ゼミナールよりもスタディングの方が向いているでしょう。

スタディング公式サイトはこちら

診断士ゼミナールとアガルートとの比較

(引用元:アガルートアカデミーHP)

アガルート 診断士ゼミナール
費用(税込・最安値) 54,780円(1次試験・2次試験対策フルパック【添削なし】) 59,780円(1次2次試験プレミアムフルコース)
費用(税込・最高値) 118,800円(1次試験・2次試験対策フルパック【添削あり】)
オプション ・冊子(23,980円・テキスト)
・映像講義DVD(24,900円)
教材 ●1次試験対策
・テキスト(冊子版PDF版・フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・過去問集
●2次試験
・動画講義
・過去問集
●1次試験対策
・テキスト(PDF版・フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・問題集
・過去問集
●2次試験
・テキスト(フルカラー・オリジナル)
・動画講義
フォロー体制 ・質問対応(無料無制限・Facebook) ・質問対応(無料無制限・メール)
合格者特典 ・お支払い金額全額返金
・合格祝い金(30,000円)
・合格者お祝い金制度(最大30,000円)
※「不合格者返金制度」も有り(20,000円)
想定学習期間 1年間 1~3年間(「3年間受講延長無料制度」を使用した場合、1年間の受講料で3年間講義を受講可能)

続いてご紹介するアガルートの中小企業診断士講座も、診断士ゼミナールと価格帯が似ている中小企業診断士の通信講座です。

1次試験と2次試験をカバーする「1次試験・2次試験対策フルパック」の最安値は54,780円(税込)と、これも診断士ゼミナールより低価格です。

ただし2次試験の添削付きのパックを活用する場合は118,800円(税込)と、価格が10万円台を超えてしまう点には注意が必要でしょう。

アガルートはFacebook上での質問が無料かつ無制限で可能かつ、合格お祝い金も30,000円であるなど、サポート体制の手厚さが伺えます。

さらに診断士ゼミナールにはないサポートとして、合格した際には講義費用も全額返金される制度も存在します。

(引用元:アガルートHP)

そして診断士ゼミナールになくてアガルートの中小企業診断士講座にあるものは、2次試験の答案の添削サポートです。

マークシート形式である1次試験とは違い、2次試験は記述試験と口述試験から構成されており、アガルートは2次試験の記述試験を特にサポートします。

診断士ゼミナールももちろん2次試験対策は行いますがあくまで「講義」だけで、記述試験の答案への「添削」は行われません。

マークシート形式の1次試験と違い、記述試験である2次試験には「明確な正解不正解」は存在せず、「模範解答」すら公式には発表されません。

つまり、「本当にこの解答の仕方で記述試験を突破できるのか?」という疑問が最後までつきまとう可能性は否定できません。

「講師に記述試験の答案をちゃんと見てもらいたい」と考える人は、記述試験対策に答案のフィードバックがあるアガルートを検討してもいいでしょう。

アガルート公式サイトはこちら

診断士ゼミナールとクレアールとの比較

(引用元:クレアールHP)

クレアール 診断士ゼミナール
費用(税込・最安値) 200,000円(2024年合格目標1次2次ストレート合格スタンダードコース) 59,780円(1次2次試験プレミアムフルコース)
費用(税込・最高値) 250,000円(2024年合格目標1次2次ストレート合格パーフェクトコース)
オプション 講義DVD(一科目追加ごとに+3,600円。各コースごとにベース金額有) ・冊子(23,980円・テキスト)
・映像講義DVD(24,900円)
教材 ●1次試験対策
・テキスト(冊子版・モノクロ・オリジナル)
・動画講義
・過去問集
・問題集
・過去問リバイバル答練
・1次実践ハイレベル答練
・1次講義資料
●2次試験
・テキスト(冊子版・モノクロ・オリジナル)
・過去問集
・記述マスター演習
・事例分解ショートケース演習
・重要論点別スキルアップ演習
・精選ベーシック答練
・実践アプローチ答練・直前ファイナル答練・公開模擬試験
●1次試験対策
・テキスト(フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・問題集
・過去問集
●2次試験
・テキスト(フルカラー・オリジナル)
・動画講義
フォロー体制 ・質問対応(無料無制限・メール or FAX or 電話)
・答練(2次)添削サポート
・質問対応(無料無制限・メール)
合格者特典 合格祝賀金(50,000円) ・合格者お祝い金制度(最大30,000円)
※「不合格者返金制度」も有り(20,000円)
想定学習期間 1年間 1~3年間(「3年間受講延長無料制度」を使用した場合、1年間の受講料で3年間講義を受講可能)

クレアールの中小企業診断士の通信講座は診断士ゼミナールよりも高額な20万円からの講義ですが、サービスに違いはあるでしょうか。

まず、クレアールの講義で使用するテキストはモノクロである上、厚さも「超薄テキスト」を自称する程の薄さです。

合格に必要な部分に限定、非常識合格法による超薄テキスト。
出題率の低い問題、難易度の高い問題はやらない。だから“時短”できる。

(引用:クレアールHP)

診断士ゼミナールよりも倍以上に高額であるため、テキストの作りについて意外に思われる方もいるかもしれません。

しかしこれはクレアールが独自に展開する「非常識合格法」に基づく作りであり、列記としたクレアールの企業努力の賜物です。

クレアールは「非常識合格法」に則り、22年間分の過去問すべてから分析を行い、重要度の高い問題を精選してテキストを作成しています。

(引用元:クレアールHP)

クレアールの最大の特徴はまさにこうした「クレアール独自のメソッドに則った綿密な学習方法」の元に学習できる点にあるでしょう。

1次試験対策はもちろんのこと、2次試験対策でもクレアールは独自のメソッドを採用しています。

クレアールは2次試験対策として「2次試験に必要な3つの力(分析力・論理的思考力・記述力)を養成する」ことを主眼においた「5段階レベルアップ方式」というメソッドを採用しています。

クレアールの2次試験対策「5段階レベルアップ方式」
  1. 2次試験で必要な1次知識の再整理を図る(基礎マスター講義)
  2. 1次知識を記述知識を記述できるレベルに高める/書く練習を積む(記述マスター講義)
  3. 解法プロセスを身につける(事例分解ショートケース演習など)
  4. 問題構成を把握し、回答の一貫性、切り分けを考える(解法マスター講義など)
  5. 80分で合格点を取る練習を積む(公開模擬試験など)

クレアールは確かに診断士ゼミナールと比べて高額ですが、相応に綿密な学習メソッドを持つ通信講座であることは確かでしょう。

クレアールには合格祝賀金が50,000円も用意されていることも含め、費用に余裕があれば受講を検討するに値する通信講座だといえます。

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診断士ゼミナールとTACとの比較

(引用元:資格の学校TACHP)

TAC 診断士ゼミナール
費用(税込・最安値) 350,000円(1.5年本科生) 59,780円(1次2次試験プレミアムフルコース)
費用(税込・最高値)
オプション ・冊子(23,980円・テキスト)
・映像講義DVD(24,900円)
教材 ●一次試験対策
・テキスト(冊子版PDF版・2色刷・オリジナル)
・問題集
・過去問集
・講義サポートレジュメ
・公開模試
●二次試験
・テキスト(冊子版PDF版・モノクロ・オリジナル)
・過去問集
・再現回答分析レジュメ
・公開模試
●1次試験対策
・テキスト(フルカラー・オリジナル)
・動画講義
・問題集
・過去問集
●2次試験
・テキスト(フルカラー・オリジナル)
・動画講義
フォロー体制 ・質問対応(無料50回まで・メール)
・ポータルサイト(i-support)
・質問対応(無料無制限・メール)
合格者特典 ・合格者お祝い金制度(最大30,000円)
※「不合格者返金制度」も有り(20,000円)
想定学習期間 2年間 1~3年間(「3年間受講延長無料制度」を使用した場合、1年間の受講料で3年間講義を受講可能)

クレアールの通信講座も20万円台と高額でしたが、TACの中小企業診断士の通信講座はさらに高額の34万円の通信講座です。

さらにTACには合格者特典もないことから、費用に余裕がある人でないと受講が厳しい通信講座であると言わざるを得ません。

数々の資格の参考書を出版しているTACらしく、「コンパクトでわかりやすいテキスト」を採用していることがTACの通信講座の特徴です。

豊富かつ精錬された教材や講師陣を背景に展開される、「無理なく無駄なく」学習できる「戦略的なカリキュラム」の講義は通信講座の王道でしょう。

どうしても「高額」であることがネックのTACの通信講座ですが、TACの講義は「一般教育訓練給付制度」の対象でもあります。

受講費の20%(上限10万円)が支給される同制度の利用は、TACの受講を検討する際にはぜひ検討したいところでしょう。

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診断士ゼミナールの教材は? テキストや問題集・過去問を紹介

診断士ゼミナールの教材は?テキストや問題集・過去問を紹介
・イラストや図表を多用して覚えやすいフルカラーテキスト
・分かりやすく楽しい映像講義は倍速再生も可能
・問題演習は出題頻度が高く重要な問題を417問分収録
・過去7年分の問題を収録した解説付き過去問集
・すべての教材をスマホやタブレットで閲覧できる

ここまで診断士ゼミナール以外の他社の通信講座との比較を行いましたが、ここからは診断士ゼミナールの教材を解説します。

診断士ゼミナールは他社と比べて低価格ですが、だからといって他の講義と比べてテキストや講義の質が劣ることはありません。

テキストや講義は受講者が分かりやすく理解ができるように工夫がされており、デジタルデバイスを活用した動画形式の講義にも対応しています。

「圧倒的低価格」を売りとしながらも、「確かな合格実績」を残すほどに質の高い内容を提供しようとする姿勢こそが、診断士ゼミナールの特徴でしょう。

イラストや図表を多用して覚えやすいフルカラーテキスト

(引用元:診断士ゼミナールHP)

診断士ゼミナールが低価格を実現している要因の1つとして、すべての教材を診断士ゼミナールで製作していることが挙げられます。

テキストを自社で作成しているということは妥協せずに、徹底して分かりやすいテキストを作成できることも意味します。

実際、診断士ゼミナールのテキストは分かりやすいイラストや図表が多用されたフルカラーで作られているため、意欲的に学習を続けられるでしょう。

テキストの「手作り感」を指摘する受講者もいることは事実ですが、それは診断士ゼミナールの「こだわり」の裏返しでもあるのです。

分かりやすく楽しい映像講義は倍速再生も可能

(引用元:YouTube|レボ中小企業診断士|サンプル170703(経済学・経済政策))

診断士ゼミナールはテキストだけでなく動画講義も自社制作したものを展開しており、テキストと同じくこだわりをもって製作されています。

講義用の動画は自社製作ですが、視覚と聴覚を使用するイラストやアニメーションを駆使しており、記憶に残りやすい工夫を感じられます。

基本から応用まで内容が詰まった講義は約270時間にもおよび、丁寧な解説も相まって初学者の方でも楽しく理解できることでしょう。

さらに動画は倍速再生が可能で、一度学習した箇所を倍速再生することで学習速度短縮にもつながり、より時間効率の良い学習が可能です。

問題演習は出題頻度が高く重要な問題を417問分収録

診断士ゼミナールはテキストや動画講義といった「インプット」だけでなく、「アウトプット」にも力を入れています。

診断士ゼミナールが製作した問題集は過去17年分の過去問を独自に分析し、「出題頻度」と「正答すればアドバンテージになる問題」を解説します。

取り扱う問題数は417問とかなり多く、繰り返し解くことによって受講者は得点力を飛躍的に向上させられるでしょう。

テキスト・動画講義でインプットした内容をアウトプットする練習を積み重ねることで、自身の弱点の克服も可能です。

過去7年分の問題を収録した解説付き過去問集

診断士ゼミナールに限らず、各通信講座が力を入れている学習の1つが「過去問」です。

現に診断士ゼミナールも、HP上で「「過去問題集」に取り組まずに合格するのは不可能」と断言しており、合格のための重要性が分かるでしょう。

診断士ゼミナールは過去7年分にも及ぶ量の過去問を用意しており、「低価格でここまで提供できるのは当社の強み」と太鼓判を押しています。

過去問を繰り返し解いて実力を身につけられることはもちろんのこと、解説も詳述されており、収録されている問題を着実に理解するために役立つでしょう。

すべての教材をスマホやタブレットで閲覧できる

ここまでご紹介してきた教材はすべてPDF形式であり、スマホやタブレットなどのデジタルデバイスでの閲覧が可能です。

デジタルデバイスは紙と違ってかさばらないため、より場所を選ばずに学習を進められるでしょう。

一方で紙のテキストには書き込みができるなどの利点もありますが、診断士ゼミナールは冊子形式での教材の提供を行っていません。

紙の教材が欲しい場合は自身でPDFを印刷するか、あるいはオプションとして追加料金を支払う必要があります。

また診断士ゼミナールの動画講義はダウンロード形式であることも特徴です。

ストリーミング形式と違い一度ダウンロードすれば通信量がかからないため、積極的に活用しましょう。

診断士ゼミナール公式サイトはこちら

診断士ゼミナールのカリキュラムとスケジュールは?

診断士ゼミナールのカリキュラムとスケジュールは?
・診断士ゼミナールのカリキュラムについて
・診断士ゼミナールの勉強法・勉強スケジュールは?
・診断士ゼミナールの配信スケジュールは?

一方で、実際に診断士ゼミナールで学習を進めていくにあたってのカリキュラムやスケジュールはどうなっているでしょうか?

診断士ゼミナールはある程度自分のペースで学習を進めていくことは可能ですが、年に一度の1次試験・2次試験に合わせて調節をする必要はあるでしょう。

中小企業診断士の1次試験・2次試験の時期はそれぞれ該当年度の8月上旬・10月下旬頃なのに対し、診断士ゼミナールの講義は2023年8月中旬に始まり2024年7月~8月上旬に終わります

また受講者が確保すべき勉強時間として診断士ゼミナールが述べている約660時間を確保するために学習のカリキュラムの把握、勉強のスケジュールの確保は必要でしょう。

学習において「焦りすぎ」は禁物ですが、「マイペース」にもなりすぎないように、「診断士ゼミナールの学習のペース」を把握しましょう。

診断士ゼミナールのカリキュラムについて

講座名 収録回数(基礎・補習・問題演習講座合計)
キックオフ講座 1回
入門道場 4回
企業経営理論 11回
財務・会計 13回
経済学・経済政策 10回
運営管理 9回
経営情報システム 10回
経営法務 10回
中小企業経営・政策 6~7回
1次試験直前講座 3~4回
2次試験基礎講座 5回
2次試験事例別講座 18回

(参考:診断士ゼミナールHP)

診断士ゼミナールの「インプット」は「基礎講座」から始まり、理解が難しい論点や試験で頻出の論点を「補習講座」でカバーする形で行われます。

その後「問題演習講座」にて「アウトプット」を行い、自身の弱点を把握しつつ知識の定着を目指して学習します。

1つの目安として、学習時間は1回の講義が約150分程度であることは把握しておきましょう。

各1次試験の大項目ごとに「補習講座」が1回分、「問題演習講座」が2回分あると考えれば大きな齟齬はないでしょう。

また診断士ゼミナールが行っているカリキュラム上の工夫として「入門道場」が挙げられます。

「入門道場」は苦手とする人が多い「経済学」と「簿記」の講義をカリキュラムの一番最初に重点的に行う講座です。

「経済学」と「簿記」を一番最初に押さえておくことで、中小企業診断士を取得するための基礎が作られ、本講義への導入がスムーズになるでしょう。

詳細は公式HPをご覧ください。

診断士ゼミナールの公式サイトでカリキュラムを見る

診断士ゼミナールの勉強法・勉強スケジュールは?

診断士ゼミナールの勉強法は、テキストや動画講義で知識をインプットした上で、問題演習や過去問でアウトプットする力を身につけるというサイクルで行います。

この勉強法については、マークシート形式の1次試験と記述試験・口述試験形式の2次試験ともに方法は変わりません。

そして勉強スケジュールについてですが、診断士ゼミナールは通信講座であるため、自分の学習ペースに合わせて組むことになります。

ただし、最初のカリキュラム「キックオフ講座」の配信が2023年8月中旬で、最後のカリキュラムである「2次試験事例別講座」は2024年7~8月上旬に配信されるため、それが基準になるでしょう。

また、診断士ゼミナールは受講者が確保すべき総学習時間の目安について以下の通りに述べています。

講義:約180時間(1.5倍速)+復習:180時間+問題演習:300時間=660時間が目安となります。

(引用:診断士ゼミナールHP)

この基準に則る場合、仮に10月に学習をスタートする方であれば、平日に1時間、休日に3時間程度の学習を行う計算です。

普段の仕事が忙しい社会人の方でも、通勤時間や休憩時間などの隙間時間を使えば無理なく確保可能な学習時間といえるでしょう。

診断士ゼミナールの配信スケジュールは?

講座名 配信時期(2024年度受験版)
キックオフ講座 2023年8月中旬
入門道場 2023年8月中旬
企業経営理論 2023年9月中旬
財務・会計 2023年10月中旬
経済学・経済政策 2023年11月下旬
運営管理 2023年12月下旬
経営情報システム 2024年1月下旬
経営法務 2024年2月下旬
中小企業経営・政策 2024年4月下旬
1次試験直前講座 2024年6月中旬
2次試験基礎講座 2024年5月上旬
2次試験事例別講座 2024年7月~8月上旬

(参考:診断士ゼミナールHP)

2024年度受験版の診断士ゼミナールの配信は2023年8月中旬に始まり2024年7月~8月上旬に終わります

現時点では2025年度受験版の配信スケジュールは発表されていませんが、概ね8月頃に始まり、1次試験の各項目を1ヶ月かけて学習していく日程といえるでしょう。

また2次試験の講座は翌5月頃から始まり、1次試験の直前講座を挟んで、翌8月頃まで配信が行われるというスケジュールが組まれていました。

試験までの日程と配信スケジュールを参考にしつつ、自分にとって学習がしやすいペースで着実に力をつけるようにしましょう。

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診断士ゼミナールの二次試験対策は?

中小企業診断士には1次試験と2次試験がありますが、1次試験の合格率が17~42%で推移しているのに対し、2次試験は18~19%で推移しています。

中小企業診断士の2次試験の難易度の高さから、診断士ゼミナールの2次試験の対策が気になる方もいるのではないでしょうか。

診断士ゼミナールの2次試験対策は、「2次試験基礎講座」で基本を身に着けつつ、「2次試験事例別講座」で実践力を身につけるという構成です。

しかし答案の添削サービスのあるアガルートなどと比べると、診断士ゼミナールの対策に不安を覚える方もいるかもしれません。

実際のところ、もし費用に余裕があるのであれば、アガルートのような他社の2次試験対策講座だけを受ける手もあるでしょう。

診断士ゼミナールだけで完結できる学習方法の工夫として診断士ゼミナールの「無制限」の質問サービスを活用する手があります。

(引用元:診断士ゼミナールHP)

2次試験に限らず、分からないポイントがある場合は「文章」で質問を行い、それに対する「文章」の回答で理解を深めるという工程を取ります。

その工程を踏む中で記述問題を解くための「記述力」と「思考力」の基礎の部分を構築していく、という考え方をすることは十分に可能でしょう。

ちなみに2021年度の診断士ゼミナール受講生の中小企業診断士の2次試験の合格率は35.6%であり、一般平均合格率の18.3%を上回っています。

つまり診断士ゼミナールの2次試験の対策は決して他社に負けていない事実が、合格率にも表れているといえるでしょう。

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診断士ゼミナールのフォロー制度について

診断士ゼミナールのフォロー制度について
・不明点の質問は24時間365日無制限で可能
・受講の延長が3年間無料でできる
・合格者お祝い金制度と不合格者返金制度

通信講座を受講するにあたっての懸念点として、分からない点を質問できる環境が整っているかどうかが挙げられるでしょう。

気軽に質問できる環境が整っていないと「分からない点」をそのままにしてしまい、学習のモチベーション低下の原因になりかねません。

その点、診断士ゼミナールには24時間365日無料でメールにて質問をできる「質問無制限」があるのが強みといえます。

また、もし自分が受講する通信講座に合格者特典があるのであれば、合格へのモチベーション上昇につながるでしょう。

さらに合格者得点だけでなく、不合格になってしまった際のアフターフォローがあれば受講者としては気持ちが軽くなるでしょう。

診断士ゼミナールのフォロー制度はその点にも及んでおり、最大30,000円がもらえる「合格者お祝い金制度」もある上、「不合格者返金制度」もあります。

通信講座を調べる際にはテキストや講義内容だけでなく、フォロー制度を調べておくと学習のモチベーションを維持しやすくなります。

取得難易度の高い資格であればあるほど、受講者を助けるフォロー制度の確認も行いましょう。

不明点の質問は24時間365日無制限で可能

診断士ゼミナールがHP上でアピールしている強みの一つに「質問無制限」があります。

これは文字通り、講義で分からない点があった際には無料で、しかも無制限で何回でもメールで質問ができる受講者の特典です。

質問回数の制限や質問の権利自体が有料である他社も存在する中、「質問無制限」は診断士ゼミナールの強みといえるでしょう。

分からない点があった際には納得がいくまで何度でも質問することで、より確実に講義の内容を理解することができます。

また「分からない点を文章にまとめる」という作業を繰り返していくことで、自ずと試験に合格するための思考力や記述力も身につけられるでしょう。

受講の延長が3年間無料でできる

(引用元:診断士ゼミナールHP)

さらに診断士ゼミナールの強みとして、3年間の受講が実質1年分の受講料金だけで可能な「3年間受講延長無料制度」があります。

これは仮に1年目の受講で不合格になったとしても、残り2年間の講義を無料で受けられる制度で、不合格になってしまった際の救済措置といえる制度です。

救済措置としてだけでなく、この制度の存在を見越した上で、事前に学習期間を2~3年に設定した上で学習できる制度としても利用可能でしょう。

「不合格になったら再度講義費用を払わなくてはならない」というプレッシャーから開放されるこの制度は、診断士ゼミナールの強みの中でも特筆できるものでしょう。

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合格者お祝い金制度と不合格者返金制度

(引用元:診断士ゼミナールHP)

対象者 ・「1次2次プレミアムフルコース」受講者
・一次試験二次試験合格者(2026年度試験まで)
以上すべての条件を満たす者
贈呈条件(30,000円) ・合格体験記
・合格証書のコピー(写真も可)
・本人写真
以上すべての提出
贈呈条件(3,000円) ・合格体験記
・合格証書のコピー(写真も可)
以上すべての提出

(参考:診断士ゼミナールHP)

診断士ゼミナールには合格者特典として、最大30,000円が贈呈される「合格者お祝い金制度」があります。

獲得条件自体はそこまで難しくはありませんが、対象者が「1次2次プレミアムフルコース」受講者に限られる点には注意しておきましょう。

また、自身の顔がHP上に公開されるのがどうしても嫌な人にとっては少しだけハードルが高いかもしれません。

そういう方の場合、本人写真を提出しないでも3,000円を獲得することは可能なので、検討してみてもいいでしょう。

(引用元:診断士ゼミナールHP)

対象者 ・1次2次プレミアムフルコースをお申込みの方(2021年9月21日以降)
・「1次試験において7科目の合格基準点の9割5分(399点以上)を満たした者」または「2次試験において合格基準点の9割5分(228点以上)を満たした者」(2024年度の試験)
返金条件(20,000円) ・中小企業診断協会より取得した各科目の得点表
・受験票
・身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
以上すべての提出
※この制度を利用した場合、次年度・次々年度試験に合格しても「合格お祝い金制度」が利用不可

(参考:診断士ゼミナールHP)

また診断士ゼミナールは合格者特典だけでなく、不合格者が対象の「不合格者返金制度」も開始しています。

これは2023年-2024年度受講者の場合、2024年度の試験に不合格になってしまった場合、条件を満たせば20,000円が返金されるという内容です。

ただしこの制度は合格者お祝い金制度と比べてやや条件が辛く、この制度を使用する場合は、2023年-2024年度受講者であれば「2024年度の試験」しか返金の対象になりません。

さらにこの制度を使用した場合、たとえその後の年度の試験に合格しても、「合格者祝い金制度」を利用できない点も注意が必要です。

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診断士ゼミナールの合格率・合格実績

ここまでで診断士ゼミナールの通信講座としての特徴・制度を解説しましたが、肝心の合格率はどうでしょうか?

診断士ゼミナールの合格率は、1次試験の合格率は74.0%であり、2次試験は35.6%です(2021年度試験)

一般受験者平均をみてみると、一次試験の合格率は36.4%であり、2次試験は18.3%であることから、診断士ゼミナールの合格率の高さが分かるでしょう。

さらにいうと、合格率を発表している中小企業診断士の通信講座はほとんどありません。

合格率を堂々と発表できる診断士ゼミナールの通信講座としての信憑性が高いことが伺えます。

当の診断士ゼミナールも以前は合格率を公表していませんでしたが、「2022年度試験より合格率を公表する予定です」とインタビューで答えており、実際には2021年度試験から公表されました。

はい。2022年度試験より合格率を公表する予定です。

(引用:中小企業診断士による資格勉強法サイト|当サイトで人気No.1の通信講座「診断士ゼミナール」について、松永先生にインタビューしました)

合格者数(人数)を公表している他社に対し、合格率(割合)で公表を行っている辺りにも、診断士ゼミナールが少しでも「信頼」を勝ち取ろうとしている姿勢が伺えます。

診断士ゼミナールは価格の低さが特徴として挙げられがちですが、価格の低さに対する合格率の高さもまた特徴として挙げられるポイントでしょう。

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診断士ゼミナールのコース一覧・費用は?

講座費用 オプション費用
1次2次試験プレミアムフルコース 59,780円(税込) 印刷テキスト:23,980円(税込)
映像講義DVD:24,900円(税込)
1次試験コース 51,200円(税込) 印刷テキスト:18,980円(税込)
映像講義DVD:19,800円(税込)
2次試験コース 27,280円(税込) 印刷テキスト:6,600円(税込)
映像講義DVD:6,050円(税込)

ここまででも診断士ゼミナールが「圧倒的低価格」であることを解説しましたが、改めて診断士ゼミナールの各コースと費用を確認しましょう。

診断士ゼミナールの講座の中で、1次2次試験の両方の講座を行うコースは一つだけです。

よって、特別な事情がない限りは59,780円(税込)の「1次2次試験プレミアムフルコース」を受けることになるでしょう。

実際に他社の講座でさらに低価格のコースがない訳ではありませんが、低価格のコースだと受けられないサービスが生じる場合もあります。

低価格でも受けられないサービスが多い他社の低価格の講座を受けた結果、診断士ゼミナールのものより割高に感じる可能性もあるということです。

そうした事情を踏まえると、「圧倒的低価格」であるにも関わらず一定以上の講義やテキスト、サービスを提供できている診断士ゼミナールの質の高さが分かるでしょう。

また、「1次2次試験プレミアムフルコース」以外にも、それぞれ1次試験と2次試験の対策だけを行うコースもあります。

たとえば「診断士ゼミナールでは1次試験の対策だけ行って、2次試験対策は別の講座で行う」というような使い方をすることも不可能ではありません。

診断士ゼミナールは1次試験・2次試験ともに高い合格率を誇りますが、どうしても他社の講座も受けたい場合は利用を検討してもいいでしょう。

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診断士ゼミナールの運営会社レボとは?

(引用元:診断士ゼミナールHP)

診断士ゼミナールの運営会社レボとは?
・診断士ゼミナールの代表・松永慎也氏の思い

診断士ゼミナールは「圧倒的低価格」でありながら、分かりやすい講義や手厚いサポート体制が整っており、高い合格率も誇っています。

そんな診断士ゼミナールを運営する株式会社レボを設立したのは、中小企業診断士の講師として約10年間携わってきた松永慎也氏です。

今でこそ費用が10万円を切る通信講座は存在しますが、株式会社ラボの設立当時は中小企業診断士の講座は高額であることが当たり前でした。

当時の業界内で一線を画する低価格を実現し、現在も講師として教壇に立ち続ける松永慎也氏には一体どのような思いがあるのでしょうか?

診断士ゼミナールの代表・松永慎也氏の思い

(引用元:YouTube|rebosuccess|ガイダンス ※画像は松永慎也氏)

株式会社レボの代表でありながら自ら講師も務める松永慎也氏は、しばしばインタビューで中小企業診断士の通信講座への想いを口にしています。

その中で一番顕著なものは、診断士ゼミナールの公式HP上にも掲載している「もっと低価格で高品質な講座を提供したい」という理念でしょう。

中小企業診断士講座に携わり、約10年。その間、ずっと心に思い続けてきたことがありました。

「もっと低価格で高品質な講座を提供したい」

「経済的な事情で高額な講座を受けられず、合格できない」というのは、実に不公平です。
今の環境を変える為、徹底的に価格にこだわった結果、非常に低価格な受講料を実現しました。

(引用:診断士ゼミナールHP)

「もっと低価格で高品質な講座を提供したい」が診断士ゼミナールの理念です。

この理念を達成するために、テキスト制作や動画編集まで

通信講座を提供するまでにいたる過程全てを自社内で完結

させることで、コストを極限まで削減するように努めています。

(引用:中小企業診断士 アール博士の合格ラボ|業界最安値なのに高品質で話題の「診断士ゼミナール」松永代表に講座にかける想いなどをインタビューしました)

長期の景気低迷に直面している日本において、年々中小企業診断士のニーズは増しています。そのような状況の中、経済的な負担なく、できる限り多くの方に中小企業診断士にチャレンジしていただきたいという思いから、「圧倒的な低価格と高品質」を両立させた通信講座を提供しています。

(引用:中小企業診断士による資格勉強法サイト|当サイトで人気No.1の通信講座「診断士ゼミナール」について、松永先生にインタビューしました)

中小企業診断士の受験を検討する人の中には、経済的な事情を理由に資格取得を断念する人が少なからずいます。

松永慎也氏は、経済的な事情で資格取得を諦める人を少しでも減らすため、業界最安値レベルの低価格を実現する努力を続けています。

さらに「安いなり」にならない「高品質」な講義やテキストを目指している姿勢もインタビューから伝わることでしょう。

そのような松永慎也氏の理念を実現しているのが、自社製作のテキストや動画講義であり、「3年間受講延長無料制度」などの制度です。

昨今は「低価格」な通信講座はいくつか存在しますが、松永慎也氏の「理念」の結実である診断士ゼミナールは低価格の通信講座の嚆矢といえるでしょう。

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診断士ゼミナールのデメリット(注意点)は?

診断士ゼミナールのデメリット(注意点)は?
・テキストの見た目がイマイチで誤字脱字もある
・松永講師以外の講義の評価が芳しくない
・スマホを活用した学習システムが充実していない
・教育訓練給付制度の対象外

一見「いいところ」ばかりのように感じられる診断士ゼミナールですが、果たして本当に「いいところばかり」なのでしょうか。

診断士ゼミナールは企業努力で「圧倒的低価格」を実現していますが、高額の通信講座と比べて「見劣り」する箇所はあるかもしれません。

診断士ゼミナールはテキストや動画講義などをすべて自社で製作していますが、誤字脱字の多さや洗練されているとは言い難いデザインを指摘する声もあります。

また、動画講義はスマホなどにダウンロードができますが、デジタルデバイスを活用した学習はその程度で、スマホによる学習補助があまり行き届いていません。

このように、あまりいいところばかりに目を向けていると、実際に受講してみて思いもよらないところで不満を抱く要素が出てくる恐れもあります。

実際に受講してから後悔するようなことがないように、診断士ゼミナールの持つデメリットを事前に把握して受講するようにしましょう。

テキストの見た目がイマイチで誤字脱字もある

診断士ゼミナールが「圧倒的低価格」を実現している要因の一つとして挙げられるのは、テキストを自社で製作していることがあげられるでしょう。

テキスト自体は、診断士ゼミナールが長年に渡り蓄積してきた指導実績が活かされた、学習効率が高く覚えやすい内容であることは確かです。

テキストはフルカラーで、イラストや図表が多く使用されており、楽しく効率的な学習ができる作りではあります。

一方で、診断士ゼミナールのテキストに関する評判をSNSで見てみると、テキストに漂う手作り感と誤字脱字の多さを指摘する声が見られました。

https://twitter.com/FGTv0SzOynYjqqc/status/1512183605971369988?s=20&t=GOmXUPfmeaoTiOiTGSd35w

SNSでの評判をみてみると、「ハッチュ値」や「コンピニエンス」といった、本当に細かい箇所での誤字脱字を指摘する声が少なからず見受けられました。

幸いにもテキストの根幹に関わる誤りを指摘する評判は見られませんでしたが、「細部のミスの多さ」は大手には見られない欠点でしょう。

さらにテキストの手作り感に言及する評判も見受けられ、凝ったデザインが採用できないところも、製作が自社で完結している診断士ゼミナールのデメリットです。

しかし手作り感については逆に「集中ができる」要因として挙げる評判もあり、意外にも一概にデメリットということができない側面もあることは確かです。

「酷いミスが多い」「ダサすぎる」訳ではありませんが、細かいところが気になる人にとってはやや目に付きがちなデメリットかもしれません。

松永講師以外の講義の評価が芳しくない?

(YouTube|レボ中小企業診断士|ガイダンス② ※画像は小野講師)

診断士ゼミナールの講義は同通信講座の代表も務める松永慎也氏だけでなく、小野講師というもう一人の方が講師を務めています。

HP上に掲載されているガイダンスではハキハキとした語り口の小野講師ですが、その評判についてはあまり芳しくないものがみられました。

診断士ゼミナールの「顔」である松永慎也氏とはどうしても比較されがちで、ネガティブな部分に眼が行きがちなことも確かでしょう。

しかしSNSでの評判を見てみる限りでは、小野講師の評判は必ずしも悪いとはいえないことが分かりました。

このように「小野先生のお陰で楽しく聞けた」という評判や「話し方が最高」という評判も見受けられ、決して悪評ばかりではありません。

そもそも講師も人間である以上、どうしても人によって合う合わないがあるのが常です。

それぞれの講師がどういう講義を行っているかが気になる人は、診断士ゼミナールのHPからサンプル映像講義を確認してみましょう。

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スマホを活用した学習システムが充実していない

診断士ゼミナールの動画講義はスマホやタブレットなどで視聴が可能で、ダウンロードをすれば通信量を気にせずに視聴可能です。

一方で診断士ゼミナールのスマホ学習は、「テキストや講義動画をスマホで見られる」程度に留まっています。

テキストや映像講義主体の診断士ゼミナールに対して、スマホ学習に力を入れている他社に比べると見劣りがすることは否定できないでしょう。

特にスタディングが導入しているような「AI問題復習」のような学習補助はなく、テキストの手作り感も相まってどこか「アナログ」を感じさせる講義内容です。

受講者の中には診断士ゼミナールのテキストの「手作り感」が気に入る人もいるので、一概に否定的に見られるポイントではありません。

しかし、スマホを最大限に活かした学習を取り入れたい人にとって、診断士ゼミナールは不向きかもしれません。

教育訓練給付制度の対象外

通信講座の中には、厚生労働省が実施している「教育訓練給付制度」という給付金制度の対象になっているものがあります。

「教育訓練給付制度」とは条件を満たした人が厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際、支払った費用の20%がハローワークから給付される制度です。

中小企業診断士の通信講座の中でも指定されている講座はあり、スタディングやアガルート、TACなどが該当しています。

対して、診断士ゼミナールは「教育訓練給付制度」の対象外であることに注意が必要でしょう。

「支払った費用の20%」といわれると高額に聞こえるかもしれませんが、そもそも診断士ゼミナールは業界屈指の低価格で受講が可能な通信講座です。

診断士ゼミナールには「3年間受講延長無料制度」や「合格者お祝い金制度」「不合格者返金制度」といった経済面をサポートする制度があります。

よって「教育訓練給付制度」の対象外であることは、実はあまり気にしなくてもいいデメリットかもしれません。

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診断士ゼミナールの受講をおすすめしたい人

ここまで診断士ゼミナールの良いところと悪いところをご紹介しましたが、具体的に診断士ゼミナールをおすすめできる人はどういう人でしょうか?

以下に、診断士ゼミナールをおすすめできる人の特徴についてまとめました。

  • 費用にそこまで余裕がなく「圧倒的低価格」な講座費用で済ませつつも質の高い講義で学習したい人
  • 「3年間受講延長無料制度」を利用して自分のペースでじっくり学習に取り組みたい人
  • 「質問無制限」を利用して自分が納得できるまで講義の内容の理解に努めたい人

診断士ゼミナールの特徴は「圧倒的低価格」もそうですが、それ以上に他社にはない特徴として「3年間受講延長無料制度」が挙げられます。

この制度があることで1年分の費用で最大3年間の講義が受講でき、「絶対に1年で合格しないといけない」というプレッシャーがない環境で学習に励めます。

診断士ゼミナールの講座はあくまで1年での合格を目標にしたカリキュラムが組まれています。

一方で、この制度は「自分のペースで学習したい」という人にも向いているでしょう。

さらに診断士ゼミナールは「質問無制限」なため、講義で分からない点を納得いくまで何度でも質問をして理解を深められます。

以上を踏まえると、「自分に時間などの制限をつけて学習に臨みたい人」よりも、「重圧をかけずにのびのびと学習したい人」に向いているといえるでしょう。

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診断士ゼミナールの勉強はいつから始める?

診断士ゼミナールの勉強はいつから始める?
・中小企業診断士の試験には「科目合格制度」がある
・診断士ゼミナールには3年間の延長受講無料の制度がある

ここまでで診断士ゼミナールについて理解したところで、いよいよ本格的に講座を受講したいとお考えの人もいるかもしれません。

ではさっそく受講を……といいたいところではあるのですが、診断士ゼミナールで学習を始めるのに適した時期はあるのでしょうか?

学習開始時期を考えるにあたって、中小企業診断士の試験のスケジュールを押さえておきましょう。

項目 日程(2023年~2024年度)
1次試験・申し込み期間 2023年4月27日(木)~5月31日(水)
1次試験・試験日 2023年8月5日(土)・6日(日)
1次試験・合格発表 2023年9月5日(火)
2次試験・申し込み期間 2023年8月25日(金)~9月19日(火)
2次試験・筆記試験実施 2023年10月29日(日)
2次試験・筆記試験結果発表 2024年1月11日(木)
2次試験・口述試験実施 2024年1月21日(日)
2次試験・口述試験合格発表 2024年1月31日(水)

(参考:一般社団法人 中小企業診断協会HP)

以上の日程を見てみると、1次試験の試験日は8月上旬2次試験の試験開始日が10月下旬であることが分かります。

診断士ゼミナールの講座の最初の講座である「キックオフ講座」「入門道場」の配信時期は2023年8月中旬です。

診断士ゼミナールの学習スケジュールは、中小企業診断士の試験まで1年程度学習期間が確保されているといえるでしょう。

では診断士ゼミナールの勉強もそれくらいから……というのも一つの考え方です。

しかし当記事では学習時期は「始めたい時にいつでも」をおすすめいたします。

ここからはその理由について、中小企業診断士の試験の制度についても触れながら解説していきます。

中小企業診断士の試験には「科目合格制度」がある

(引用元:診断士ゼミナールHP)

中小企業診断士の1次試験には「科目合格制度」と呼ばれる制度があります。

1次試験は全7科目ある科目ごとに合否の判定が行われますが、合格した科目は合格してから2年間受験が免除されるのです。

つまり中小企業診断士の1次試験は必ずしも「すべての科目を一発合格」する必要はなく、「1科目でも落としたらやり直し」ということもありません。

「科目合格制度」があることで、「1年で一発合格」に固執せず「3年程度の時間をかけて合格を目指す」学習プランも構築可能です。

つまり「中小企業診断士の試験まで半年しかないから勉強しない」ではなく、「今年と来年の試験で7科目合格する」という考え方もできるでしょう。

よって、当記事がおすすめする学習開始の時期は「始めたい時にいつでも」であるわけです。

診断士ゼミナールには3年間の延長受講無料の制度がある

「科目合格制度」があるお陰で「時間」についての心配はしなくていいのは分かりましたが、一方でこの考え方でネックになるのは「費用」です。

受験費はもとより、仮に通信講座の学習で3年かけて合格を目指すのであれば、当然3年分の通信講座を受講するための費用が必要でしょう。

しかしここで思い出して欲しいのが、診断士ゼミナールには実質1年分の費用で3年間受講できる「3年間受講延長無料制度」があることです。

この制度によって中小企業診断士の試験勉強に時間をかけたい人でも、費用面の心配をすることなく取得に向けてじっくり学習に取り組めるのです。

中小企業診断士を取得するための「時間」と「費用」の両方をサポートする診断士ゼミナールは、まさに貴方の「始めたい時にいつでも」に応えられる通信講座でしょう。

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そもそも中小企業診断士とはどういう資格?

(引用元:一般社団法人 中小企業診断協会HP)

そもそも中小企業診断士とはどういう資格?
・中小企業診断士の難易度は?独学で取れる?
・中小企業診断士の年収は?
・中小企業診断士の一次試験・二次試験の科目について

ここまでの説明で診断士ゼミナールという「中小企業診断士の資格を取得するための通信講座」がどういうものであるかは掴めたことでしょう。

それでは、そもそも「中小企業診断士」とは一体どういう資格であるかはご存知でしょうか。

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。

(引用:一般社団法人 中小企業診断協会 HP)

この説明の通り中小企業診断士は列記とした国家資格であり、この資格を持つことは「企業の経営に関する知識」を有していることを意味するのです。

2016年に日本経済新聞で発表された「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格」で1位になる程の人気資格であり、企業内での活用のしやすさも人気の理由として挙げられます。

仮に起業をする気はなくとも、中小企業診断士の資格取得は企業内でのキャリアアップの手段としても検討に値する資格といえるでしょう。

中小企業診断士の難易度は?独学で取れる?

1次試験合格者推移(平成25年~令和4年) 17.7%~42.5%
2次試験合格者推移(平成25年~令和4年) 18.3%~25.0%

(引用:一般社団法人 中小企業診断協会)

そんな人気のある国家資格である中小企業診断士ですが、一方で難関資格としても知られています。

合格率を調べてみると、1次試験は「17.7%~42.5%」2次試験は「18.3%~25.0%」でここ10年は推移しています。

さらに1次試験と2次試験の両試験をストレート合格できる確率は4~7%といわれています。

この数値を見るだけでも中小企業診断士がいかに「難関資格」と呼ばれるに相応しい難易度を誇っていることが伝わることでしょう。

そんな難関資格である中小企業診断士ですが、通信講座などに頼らずに独学で取得することは決して不可能なわけではありません。

しかし中小企業診断士の資格を独学で取得する際にネックになる要素として、中小企業診断士 独学の記事にて以下の要素を取り上げています。

・スケジュール、モチベーションの確保が難しい

・初学者は何から始めれば良いのかわからない

・専門的な知識や内容は学習に時間がかかる

・最新の情報が入りにくい

(引用:グッドスクール・資格取得情報資格|【2023年最新】中小企業診断士の試験は独学で合格可能?合格率やオススメのテキスト、勉強法や勉強時間などを徹底解説)

中小企業診断士の試験までモチベーションを保つ学習スケジュールやカリキュラムを自分で組み、専門知識の理解にじっくり取り組み、最新情報を自分で得ること。

こうした取り組みさえ行えるのであれば独学でも十分に中小企業診断士の資格を取得することも可能です。

しかし問題は、こうした学習を自力で行うことに貴方が現実味が持てるかどうかでしょう。

現在は診断士ゼミナールを始め、あまり費用をかけずに受講可能な中小企業診断士の通信講座は少なからずあります。

独学を厳しいと感じた方は無理せず、診断士ゼミナールのような通信講座の受講を検討しましょう。

また、「中小企業診断士を独学で合格可能か」や「中小企業診断士取得のために必要な学習時間」については別の記事でまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

中小企業診断士 独学の記事はこちら

中小企業診断士 勉強時間の記事はこちら

中小企業診断士の年収は?

このように取得難易度の高い中小企業診断士ですが、果たして中小企業診断士の平均年収はどの程度のものなのでしょうか?

中小企業診断士の通信講座を開講しているフォーサイトは中小企業診断士の平均年収を400万円~700万円と発表しています。

中小企業診断士の平均年収は400~700万円と言われています。この金額を見てどのような印象を持つかには個人差があるかと思いますが、2020年に国税庁が行った『民間給与実態統計調査』によると、会社員の平均給与は433万円ですから、平均的なサラリーマンの給与よりも高額であることは間違いありません。

(引用:フォーサイト|中小企業診断士の年収はどのくらい?意外な平均年収と年収アップの具体策を解説)

この金額は平均的なサラリーマンと比べると「比較的高額」といえるものであることは確かではありますが、「高給取り」といい切れるかはやや微妙かもしれません。

「一般社団法人 中小企業診断協会」の調査によると、中小企業診断士の資格を得たことで昇給した人は「6.1%」に留まっているという厳しい現実もあります。

しかし中小企業診断士はたとえ起業せずとも、企業で働く中で有用な知識を取得できる資格なので、決して無駄になるということはありません。

それでも「どうしても年収を上げたい」と考える人は、コンサルティング会社勤務の方が年収が高くなる傾向にあるので、転職を検討してもいいでしょう。

中小企業診断士の1次試験・2次試験の科目について

科目 合格点
1次試験 ①経済学・経済政策
②財務・会計
③企業経営理論
④運営管理
⑤経営法務
⑥経営情報システム
⑦中小企業経営・中小企業政策
①総得点:免除科目を除く全科目の総点数の60%以上かつ、満点の40%未満が1科目もない上で試験委員会が相当と認めた得点比率。
②科目:満点の60%を基準に試験委員会が相当と認めた得点比率。
2次試験(筆記試験) 事例Ⅰ(組織・人事)
事例Ⅱ(マーケティング・流通)
事例Ⅲ(生産・技術)
事例Ⅳ(財務・会計)
・総点数の60%以上
・1科目も満点の40%未満がない
2次試験(口述試験) 2次試験(筆記試験)の「事例Ⅰ〜Ⅳ」ランダム ・評定60%以上

(参考:一般社団法人 中小企業診断協会 HP)

中小企業診断士の試験は1次試験と2次試験に分かれており、資格を取得するためには両方の試験に合格しなくてはなりません。

1次試験はマークシートによる筆記試験であり、以下の7科目のすべてで「総得点」「科目ごと」の両条件を満たした得点を獲得しなければ突破ができません。

中小企業診断士・1次試験科目
  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業経営理論
  4. 運営管理
  5. 経営法務
  6. 経営情報システム
  7. 中小企業経営・中小企業政策

ただし1次試験には各科目ごとに「科目合格制度」があるため、1つでも科目を落としたらすべての科目の再受験が必要なわけではありません。

2次試験は記述式の筆記試験口述試験の2段階で行われ、口述試験は筆記試験に合格しなければ受検できません。

筆記試験は「事例Ⅰ~Ⅳ」の科目に基づく15~200時程度の記述式の筆記試験であり、口述試験の科目は筆記試験の範囲のうち1つからランダムで選ばれます。

1次試験合格者は合格年度と来年度の2次試験の受検が可能ですが、2次試験は筆記試験に合格しても口述試験に落ちた場合は筆記試験から再受検する必要があります。

診断士ゼミナールに関するよくある質問

診断士ゼミナールに関するよくある質問
・初めてでも合格は可能ですか?
・初めて利用するのですが入学金は必要ですか?
・テキストや講義内容は、年度ごとに更新されていますか?
・映像講義1回あたりの時間はどの程度ですか?
・診断士ゼミナールの5ch(2ch)での評価はどうですか?

それでは最後に、診断士ゼミナールに関するよくある質問について1つずつ解説していきます。

診断士ゼミナールに限らず、通信講座の受講を検討する際に生じた疑問は持ち越さず、不安要素を解消した上で受講に踏み込むことが重要です。

もし疑問点を解消しないまま受講してしまった場合、思わぬところでギャップが生じて「こんなはずではなかったのに」と後悔することになりかねません。

通信講座を受ける際の時間も費用も有限なので、不安要素はしっかりとなくすようにしましょう。

初めてでも合格は可能ですか?

初学者の方でも診断士ゼミナールでの合格は十分に可能であり、現に合格された方がたくさんいます。

診断士ゼミナールの講座は初学者を対象としていることから、基礎から丁寧に講義を行っているので安心して受講しましょう。

初めて利用するのですが入学金は必要ですか?

入学金は必要ありません

受講料のみで受講することが可能です。

テキストや講義内容は、年度ごとに更新されていますか?

テキスト・映像講義ともに年度ごとの更新を行っています

中小企業診断士試験は年度ごとに出題傾向や法改正による変化が生じるため、常に最新の内容で学ぶことは合格の必須条件といえるでしょう。

診断士ゼミナールは毎年研究や分析を行っており、テキストや映像講義に反映されています。

映像講義1回あたりの時間はどの程度ですか?

1回のあたり130分から150分が目安です。

なお、映像講義は一度ダウンロードすれば何回でも視聴可能なので、繰り返し視聴することでしっかり知識を取得しましょう。

診断士ゼミナールの5ch(2ch)での評価はどうですか?

SNS上での評判・口コミは当記事で紹介していますが、一方で5ch(2ch)での評価はどうでしょうか。

5ch(2ch)はSNSと違いユーザー名すらほとんどない完全な匿名であり文字数制限もないため、SNS以上に辛辣な悪評が飛び交いがちです。

一方で5ch(2ch)はSNS以上に「率直な意見」を確認できる場でもあるので、余裕のある人は閲覧してみてもいいでしょう。

スタディング使ってた293だけど、彼女は診断士ゼミナール使っててテキスト見せてもらったけど診断士ゼミナールの網羅性はすごいと思う。

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part120)

診断士ゼミナールが最強みたいですね!

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part120)

改めて調べてみたら診断士の講座ってかなりあるね
カリキュラムの充実がほしいならクレアール、コスト優先なら診断士ゼミナール、フォーサイトってのもある

結局は自分がこの資格試験に合格するために役に立つかどうか探り探り

企業経営と運営管理と中小企業と経営システムの4つはスタディングでいけそう
残り3つはやりながら判断

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part120)

おぉ! 具体的な教材名だね!
診断士ゼミナールは3年間使えるらしいのが気になってた
少し長期戦になったとしても安く済ませるなら大いにありと思う
結局は教材なんてどれも同じ、過去問やってれば受かるって話だけど
本読むより動画見るほうが楽に勉強できるとは思うから有りじゃないかな?

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part121)

結局どこの教材使っても合格率は同じ説
自分の能力と頑張りの差が一番大きい
診断士ゼミナールはもしダメでも三年間使えるのは頼もしいね

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part124)

やっぱり診断士ゼミナールなんだよな

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part124)

しかしスタディングはアンチが多いな
過去マスとか診断士ゼミナールの話ではアンチは出てなかったのに

(引用:中小企業診断士 第1次試験 受験者用スレッド part125)

意外なことに、という表現が適切かはともかく、辛辣な意見な言葉が飛び交いがちな5ch(2ch)としては比較的好意的な意見が目立つことが分かります。

「どこの教材使っても合格率は同じ」という意見が出てくる辺りにシニカルな空気感のある5ch(2ch)らしさを感じさせますが、酷評らしい酷評は見当たりません。

講座費用の安さや「3年間受講延長無料制度」はやはり5ch(2ch)でも強みとして認識されているらしく、テキストに対する好評も見られました。

さらに「診断士ゼミナールの話ではアンチは出てなかった」という意見もあり、5ch(2ch)内での評価が高かったことも伺えます。

仮に「どこの教材使っても合格率は同じ」であれば、値段やサポートの質、そして自分が頑張りきれると思えるかで選ぶという考え方もできるでしょう。

診断士ゼミナール公式サイトはこちら

診断士ゼミナールの評判に関するまとめ

診断士ゼミナールは松永慎也氏の理念に基づき、中小企業診断士の通信講座の中でも「圧倒的低価格」を実現してきました。

ただ安いだけではなく、長年に渡って蓄積されたノウハウに基づき自社でテキストや動画を作成し、高い合格率を実現してきた通信講座でもあります。

サポート体制として「質問無制限」や「3年間受講延長無料制度」などがあり、中小企業診断士の資格取得を目指す人を幅広くサポートします。

今でこそ他社にも低価格の中小企業診断士の通信講座はありますが、低価格に加えて「サポートの手厚さ」を持つ点が診断士ゼミナールの強みでしょう。

現在も講師として教鞭をとる松永慎也代表の下、「低価格ながら質の高い通信講座」として発展し続けた実績が診断士ゼミナールにはあります。

「費用に余裕はあまりないけど中小企業診断士の取得を諦めたくない」という人はぜひ、診断士ゼミナールの受講を検討してみましょう。

診断士ゼミナール公式サイトはこちら

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