QC検定3級は「品質管理検定」とも呼ばれる、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを客観的に判断する検定です。
元々は一般社会人向けの検定でしたが、近年は大学生や高校生もキャリアアップのため受験する、人気の資格として注目されています。
特に品質管理の検定を受けるにあたって、3級を最初に受験する人も多いでしょう。
そのため資格検定の勉強にも不慣れで、以下のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
「QC検定3級に必要な勉強時間は?」
「QC検定3級は独学でも合格できるの?」
本記事では、QC検定3級に合格するためにおすすめの勉強のコツや教材をご紹介します。
また「QC検定3級ってどんな資格?」「QC検定3級の受験資格は?」という疑問にも答えています。
QC検定3級ってどんな資格?
ここでは、QC検定3級がどのような資格なのかを解説します。
QC検定3級ってどんな資格? |
・日本規格協会が行う資格検定試験
・品質管理を行う多くの職域で役立つ ・4級~1級まで4グレードあり、3級が最もメジャー |
QC検定3級は「品質管理検定」とも呼ばれ、日本規格協会が検定を行っています。
QCは”Quality Control”の略、すなわち品質管理に関する知識をどの程度持っているかを客観的に判断する検定です。
ここでいう「品質管理」とは製品、つまりモノの品質に限らず、接客サービスなどの品質管理も含むため、製造業のみならず幅広い職域で役立つ資格となっています。
検定は4級~1級まで4グレードあり、各級の対象者は以下の通りです。
1級/準1級 | 品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々 |
2級 | QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々 |
3級 | QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など |
4級 | これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、大学生、高専生、高校生など |
(引用元:JSA公式HP)
上の表を見ると分かる通り、3級までは未就職の学生も対象とした間口の広い検定です。
また以下は、検定を主催する日本規格協会が公表した過去の受検者数の表です。
受検者数の合計人数だけを見ても3級の受検者数が突出して多く、4~1級の中でも3級が最もメジャーな検定である事がわかります。
QC検定3級はどんな問題が出るの?受検方法は?
QC検定3級はどんな問題が出るの?受検方法は? |
・QC検定3級はどんな問題が出るの? ・QC検定3級の試験形式は? ・QC検定3級の試験はいつ?どこで受けられるの? ・QC検定3級の試験形式は? ・QC検定3級の受検資格や申込方法は? |
ここでは、QC検定3級試験で出題される問題や受検方法について解説します。
QC検定3級はどんな問題が出るの?
QC検定3級では、大きく分けて「品質管理の実践」と「品質管理の手法」の2分野から出題されます。
検定を主催する日本規格協会は、検定の出題範囲について以下のように公表しています。
品質管理の実践 | 品質管理の手法 |
・QC的ものの見方・考え方 ・品質の概念(定義と基本的な考え方) ・管理の方法 ・品質保証:新製品開発(定義と基本的な考え方) ・品質保証:プロセス保障(定義と基本的な考え方) ・品質経営の要素:方針管理(定義と基本的な考え方) ・品質経営の要素:日常管理(定義と基本的な考え方) ・品質経営の要素:標準化(言葉として) ・品質経営の要素:小集団活動(定義と基本的な考え方) ・品質経営の要素:人材育成(言葉として) ・品質経営の要素:品質マネジメントシステム(言葉として) |
・データの取り方・まとめ方 ・QC 七つ道具 ・新 QC 七つ道具(定義と基本的な考え方) ・統計的方法の基礎(定義と基本的な考え方) ・管理図 ・工程能力指数 ・相関分析 |
(引用元:SAT公式HP)
「品質管理の実践」分野では暗記科目が、「品質管理の手法」分野では計算問題が多く出題されるのが特徴です。
言い換えると、【言葉として】との記載が多い「実践」分野は文系科目、計算の多い「手法」分野は理系科目と考えるとイメージしやすいかもしれません。
「品質管理の実践」の出題範囲
「品質管理の実践」の出題範囲についてより細かく見ていくと、以下のようになります。
■QC 的ものの見方・考え方
・マーケットイン,プロダクトアウト,顧客の特定,
Win-Win
・品質優先,品質第一
・後工程はお客様
・プロセス重視(品質は工程で作るの広義の意味)
・特性と要因,因果関係
・応急対策,再発防止,未然防止,予測予防【定義と基本
的な考え方】
・源流管理
・目的志向
・QCD+PSME
・重点指向《選択,集中,局部最適》
・事実に基づく活動,三現主義
・見える化《管理のためのグラフや図解による可視化》,潜
在トラブルの顕在化【定義と基本的な考え方】
・ばらつきに注目する考え方
・全部門,全員参加
・人間性尊重,従業員満足(ES)
■品質の概念【定義と基本的な考え方】
・品質の定義
・要求品質と品質要素
・ねらいの品質とできばえの品質
・品質特性,代用特性
・当たり前品質と魅力的品質
・サービスの品質,仕事の品質
・社会的品質【定義と基本的な考え方】
・顧客満足(CS),顧客価値【言葉として】
■管理の方法
・維持と管理【定義と基本的な考え方】
・PDCA,SDCA,PDCAS
・継続的改善【定義と基本的な考え方】
・問題と課題【定義と基本的な考え方】
・問題解決型 QC ストーリー
・課題達成型 QC ストーリー【定義と基本的な考え方】
■品質保証:新製品開発【定義と基本的な考え方】
・結果の保証とプロセスによる保証
・保証と補償【言葉として】
・品質保証体系図【言葉として】
・品質機能展開【言葉として】
・DR とトラブル予測,FMEA,FTA【言葉として】
・品質保証のプロセス,保証の網(QA ネットワーク)【言
葉として】
・製品ライフサイクル全体での品質保証【言葉として】
・製品安全,環境配慮,製造物責任【言葉として】
・市場トラブル対応,苦情とその処理
■品質保証:プロセス保証【定義と基本的な考え方】
・作業標準書
・プロセス(工程)の考え方
・QC 工程図,フローチャート【言葉として】
・工程異常の考え方とその発見・処置【言葉として】
・工程能力調査,工程解析【言葉として】
・検査の目的・意義・考え方(適合,不適合)
・検査の種類と方法
・計測の基本【言葉として】
・計測の管理【言葉として】
・測定誤差の評価【言葉として】
・官能検査,感性品質【言葉として】
■品質経営の要素:方針管理【定義と基本的な考え方】
・方針(目標と方策)
・方針の展開とすり合せ【言葉として】
・方針管理のしくみとその運用【言葉として】
・方針の達成度評価と反省【言葉として】
■品質経営の要素:日常管理【定義と基本的な考え方】
・業務分掌,責任と権限
・管理項目(管理点と点検点),管理項目一覧表
・異常とその処置
・変化点とその管理【言葉として】
■品質経営の要素:標準化【言葉として】
・標準化の目的・意義・考え方
・社内標準化とその進め方
・産業標準化,国際標準化
■品質経営の要素:小集団活動【定義と基本的な考え方】
・小集団改善活動(QC サークル活動など)とその進め方
■品質経営の要素:人材育成【言葉として】
・品質教育とその体系
■品質経営の要素:品質マネジメントシステム【言葉として】
・品質マネジメントの原則
・ISO9001
暗記する項目の多い分野ですが、中でも特に重要な項目が「QC的ものの見方・考え方」です。
「QC的ものの見方と考え方」は、実践分野の重要項目です。マーケットイン・プロダクトアウト、4M、QCDといった専門用語が多いため、それぞれの意味も踏まえて暗記しましょう。
(引用元:SAT公式HP)
「品質管理の実践」分野は、以下のような一問一答方式で出題されます。
以上のように正誤を選ぶ問題だけでなく、以下のように語群から正答を選ぶ問題など、様々な形で出題されます。
次に紹介するのは、語群から正答を選ぶ問題形式の例題です。
初学者にとっては聞きなれない用語も多く登場します。
繰り返しテキストを確認し、知識を定着させる事が大切です。
「品質管理の手法」の出題範囲
「品質管理の実践」の出題範囲についてより細かく見ていくと、以下のようになります。
■データの取り方・まとめ方
・データの種類
・データの変換
・母集団とサンプル
・サンプリングと誤差
・基本統計量とグラフ
・相関係数
■QC 七つ道具
・パレート図
・特性要因図
・チェックシート
・ヒストグラム
・散布図
・グラフ(管理図別項目として記載)
・層 別
■新 QC 七つ道具【定義と基本的な考え方】
・親和図法
・連関図法
・系統図法
・マトリックス図法
・アローダイアグラム法
・PDPC 法
・マトリックス・データ解析法
■統計的方法の基礎【定義と基本的な考え方】
・正規分布(確率計算を含む)
・二項分布(確率計算を含む)
■管理図
・管理図の考え方,使い方
・ X − R 管理図
・p 管理図,np 管理図【定義と基本的な考え方】
■工程能力指数
・工程能力指数の計算と評価方法
■相関分析
・相関係数
計算問題や図表を読み解く問題が多く出題されます。
中でも特に重要な項目が「QC7つ道具」です。
製造現場では、製品の製造工程や品質に関わるさまざまなデータ(数値データ)を収集することができます。集めたデータは、そのままの状態だと、どの部分にどんな問題があるのかよくわかりません。解決すべき問題の要因を特定するには、データを項目に分けて整理するなど、データの相関関係を分析する必要があります。こうした各種データの整理や関係性の分析に役立つ代表的な手法が、「QC7つ道具」です。
(引用元:キーエンス公式HP)
QC7つ道具とは、製造現場における各種データの整理や関係性の分析に役立つ代表的な手法の事です。
検定を実施しているJSAは、以下のように述べています。
「QC7つ道具」はそれぞれの特性と、どのような場面で使用する手法かを理解する必要があります。図やグラフから統計を読み取る問題も出されるため、図やグラフと文章を関連付けて覚えることが大切です。
(引用元:JSA公式HP)
QC検定3級では統計を読み取る問題も出されるため、図やグラフと文章を関連付けて覚える事が重要です。
「品質管理の手法」分野は、以下のような問題が出題されます。
上画像は、問題文と表から情報を読み取り、正しく紐付いた表を選択肢から選ぶ問題の例です。
他にも、下のような計算問題も出題されます。
計算問題や図表を読む問題が多く出題されるため、過去問を繰り返し解いて問題形式に慣れる事が重要になるでしょう。
もちろん計算問題を解く際は公式を使うため、最低限の暗記も必要です。
QC検定3級の試験形式は?
QC検定3級の試験形式について解説します。
・マークシート形式
・試験時間は90分
・2分野それぞれで50%以上、総合で70%以上の正答率が必要
試験は90分のマークシート形式で行われます。
重要なのは合格基準です。
検定を行っているJSAの公式HPには、QC検定3級の合格基準について以下のように記載されています。
出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること。及び、 総合得点が概ね70%以上であること。
(引用元:JSA公式HP)
検定に合格するためには手法・実践の両分野で50%以上を得点し、かつ総合得点が70%をクリアしていなければなりません。
つまり問題を解き得る事前知識がない限り、得意な分野に一点集中する勉強方法では合格できないという事です。
どちらか一方の分野に偏る事のないよう、計画的に勉強しましょう。
QC検定3級はどうやって、どこで受けられるの?
QC検定3級の試験はどうやって、どこで受けられるの? |
・例年、WEB申込 ・毎年3月と9月に実施 ・全国約120か所で実施 ・受験資格の定めはない |
ここではQC検定3級の申込方法や日程、受検会場について解説します。
申し込みはWEBで
QC検定3級の申込は例年WEBで行われています。
今後もWEB申込にて行われる可能性が高いですが、別の方法に変更される可能性もゼロではありません。
受検される方は必ずJSAの公式HPを確認しましょう。
なお、受付期間は2023年12月上旬からです。
毎年3月と9月に実施
QC検定3級の試験は例年3月と9月の年2回行われます。
申込期間は各回とも、実施3カ月前から始まります。
具体的な日程については、検定を行っているJSAの公式HPを必ず確認しましょう。
全国約120か所で実施
検定会場について、JSAの公式サイトには「全国約120か所で開催」と記載されています。
ただし検定会場は毎年異なり、かつ事前に公表されない旨が、JSA公式サイトに記載されています。
受検地はお選びいただけますが、試験会場の指定はできません。具体的な試験会場は受検票に記載して通知します。
(引用元:JSA公式HP)
受検会場の詳細は受験票の記載にて通知されます。
受検予定の方は必ず事前に公式HPをチェックしましょう。
受験資格の定めはない
検定を開催しているJSA公式HPのQ&Aページには、QC検定3級には受検資格の制限は無い旨が記載されています。
4級に合格していなくても3級の受検は可能ですし、より上の級でも受検できます。
QC検定3級の合格率や難易度は?
検定を行っているJSA公式HPには、過去回の受検者の合格率が公表されています。
3級の合格率は例年50%前後ですので、受検者の2人に1人は合格している事になります。
また過去の受検者データを見ると、高校生をはじめとした学生の受検者も多いようです。
上記データには個人申込の学生数は含まれていないため、実際は公表データ以上の人数が学生受検をしていると考えられます。
特に高校生も多く受検していますが、それでも合格率50%前後を保っている事から考えると、QC検定3級の難易度はそう高くないと言えるでしょう。
QC検定3級に落ちるのはどんな人?必要な勉強時間とおすすめの勉強方法は?
QC検定3級に落ちたのはどんな人?必要な勉強時間とおすすめの勉強方法は? |
・QC検定3級に落ちるのはどんな人? ・QC検定3級に必要な勉強時間は?一夜漬けでも合格できる? ・QC検定3級におすすめの勉強方法は? ・QC検定3級の勉強スケジュール例を紹介! |
ここでは、QC検定3級に必要や勉強時間とおすすめの勉強方法などを解説します。
QC検定3級に落ちるのはどんな人?
「QC検定3級の難易度は低い」とネット上では言われていますが、例年の合格率は50%前後ですので、当然2人に1人は落ちている事になります。
ネットの情報を鵜呑みにして油断していると、いざ本番で落ちてしまった…という事にもなりかねません。
技術系の資格を専門に講座を行っているSATの公式HPには、以下のように記載されています。
QC検定3級に合格するには、100時間程度の勉強時間が必要とされています。1日1~3時間勉強すると仮定した場合、最低でも1ヶ月は勉強期間を確保しましょう。
(引用元:SAT公式HP)
合格率の高い試験であるとはいえ、100時間程度の勉強は必要だとされています。
油断せず勉強し、万全の状態で試験に臨みましょう。
QC検定3級に必要な勉強時間は?一夜漬けでも合格できる?
技術系の資格を専門に講座を行っているSATの公式HPには、以下のように記載されています。
QC検定3級に合格するには、100時間程度の勉強時間が必要とされています。1日1~3時間勉強すると仮定した場合、最低でも1ヶ月は勉強期間を確保しましょう。
(引用元:SAT公式HP)
QC検定3級には100時間程度の勉強時間が必要だと言われています。
いくら合格率の高い検定とはいえ、よほど予備知識のある人でない限り、一夜漬けでの合格は難しいでしょう。
きちんと計画的に勉強して試験に臨む事をおすすめします。
QC検定3級におすすめの勉強方法は?
QC検定3級におすすめの勉強方法は? |
・テキストの読み込み・過去問が基本 ・初学者は4級のテキストを先に通読するのがおすすめ ・QC7つ道具をマスターする |
ここでは、QC検定3級のおすすめの勉強方法を解説します。
テキストの読み込み・過去問が基本
QC検定3級の試験では「品質管理の実践」「品質管理の手法」の2分野から出題されます。
「実践」分野には暗記項目が多いため、テキストの内容をいかに頭に入れるかが重要です。
しっかり読み込んで、問題演習を繰り返しましょう。
「手法」分野では計算問題やグラフを読む問題が出題されるため、演習を繰り返して問題形式に慣れる事がコツです。
初学者は4級のテキストを先に通読するのがおすすめ
技術系の資格を専門に講座を行っているSATの公式HPには、以下のように記載されています。
QC検定を初めて受検する場合、3級からではなく4級の内容から勉強するといいでしょう。 QC検定4級は初心者向けの内容で、新入社員や大学生、高校生に適しています。
品質管理の基本中の基本を学べるため、4級を理解しておくと、3級の知識を効率よく吸収できます。
(引用元:SAT公式HP)
初学者の場合、3級の前に4級の内容から勉強するのがおすすめです。
QC検定4級の内容は初心者向けで、品質管理の基礎を学べます。
そのため4級の内容を理解しておくことで、より効率よく3級の知識を頭に入れられます。
QC検定は4~1級の4グレードあり、4級の内容は最も初歩的なものです。
(引用元:JSA公式HP)
上図は、検定を主催するJSAが公表した過去検定の受検者数です。
受験者数自体は3級が最も多く、やはり4級はパスして最初から3級を受検する人が多い事が分かります。
しかし3級の検定も4級の内容が基礎となりますので、初学者は4級の勉強から手を付けた方が良いでしょう。
QC7つ道具をマスターする
QC7つ道具について、キーエンス公式HPでは以下のように説明されています。
製造現場では、製品の製造工程や品質に関わるさまざまなデータ(数値データ)を収集することができます。集めたデータは、そのままの状態だと、どの部分にどんな問題があるのかよくわかりません。解決すべき問題の要因を特定するには、データを項目に分けて整理するなど、データの相関関係を分析する必要があります。こうした各種データの整理や関係性の分析に役立つ代表的な手法が、「QC7つ道具」です。
(引用元:キーエンス公式HP)
QC7つ道具とは、製造現場における各種データの整理や関係性の分析に役立つ代表的な手法の事です。
また、技術系の資格を専門に講座を行っているSATの公式HPには、以下のように記載されています。
試験範囲からまんべんなく問題が出題されますが、出題数が特に多いのはQC七つ道具に関する問題です。そのため、QC七つ道具、新QC七つ道具は重点的に勉強しましょう。
QC七つ道具をマスターするには、文章ではなく図を覚えること、ヒストグラムの計算を覚えることがポイントです。文章で覚えると暗記に時間をとられるため、図を覚えてから文章で要点を理解する方法が効率的です。
(引用元:SAT公式HP)
図を読み取る力や計算の力も問われるため、文章を暗記するだけでなく、図や公式を覚える事を心がけましょう。
QC検定3級の勉強スケジュール例を紹介!
QC検定3級に合格するには、100時間程度の勉強時間が必要とされています。1日1~3時間勉強すると仮定した場合、最低でも1ヶ月は勉強期間を確保しましょう。
(引用元:SAT公式HP)
ここでは具体的な100時間のスケジュール例を紹介しますので、勉強計画を立てる際にぜひ参考にしてみてください。
例1. 毎日コツコツ勉強型
平日・週末を問わず毎日2時間勉強する場合
1日2時間/100時間=50日 (約1カ月半)
例2. 週末集中型
土日のみ1日8時間勉強する場合
週16時間/100時間=6週(約1カ月半)
例3. 毎日コツコツ、週末は頑張る型
平日2時間、土日は8時間勉強する場合
週26時間/100時間=4週(約1カ月)
例えば平日・週末を問わず毎日2時間勉強する場合を考えてみましょう。
QC検定3級試験に合格するには約100時間の勉強が必要だとされているため、100時間÷1日あたり2時間なので、約50日の勉強が必要となります。
100日は約1カ月半ですから、平日・週末を問わず毎日2時間勉強する場合は約1カ月半の勉強が必要だという事になります。
次に、土日のみ1日8時間勉強する週末集中型の勉強スタイルの場合を考えてみましょう。
QC検定3級試験に合格するには約100時間の勉強が必要だとされているため、100時間÷週あたり16時間なので、6週の勉強が必要となります。
6週は約1カ月半ですから、土日のみ1日8時間勉強する場合は約1カ月半の勉強が必要だという事になります。
生活パターンは人それぞれですので、自分に合った勉強計画を立てる事が大切です。
また、時間のあるときにまとめて勉強するよりも、少しずつでも毎日勉強した方が効率的に頭に入ります。
無理のないスケジュールで、継続的に勉強しましょう。
QC検定3級は独学でも合格できる?独学におすすめのアプリは?
ここでは、QC検定3級を独学で合格できるのか、またおすすめの独学アプリなどについて解説します。
QC検定3級は独学でも合格できる?独学におすすめのアプリは? |
・QC検定3級は独学でも合格できる? ・QC検定3級の独学のメリットとデメリットは? ・QC検定3級の独学に向いているのはこんな人! ・QC検定3級の独学におすすめのアプリを紹介! |
QC検定3級は独学でも合格できる?
以下は検定を主催しているJSAが公表した過去検定の合格率のデータです。
3級の合格率は安定して約50%と高い事からも、QC検定3級は独学でも十分合格可能だと言えるでしょう。
ただしネットの情報を鵜呑みにして油断した結果、不合格になってしまうケースも十分考えられます。
計画的に勉強して、万全の状態で検定に臨みましょう。
QC検定3級の独学のメリットとデメリットは?
QC検定3級を独学するメリット・デメリットは? |
・QC検定3級を独学するメリット ・QC検定3級を独学するデメリット |
ここでは、QC検定3級を独学するメリット・デメリットについて解説します。
QC検定3級を独学するメリット
QC検定3級を独学する場合のメリットは以下の通りです。
QC検定3級を独学するメリット |
・費用が安い
・自分のペースで勉強できる ・合格すれば自信になる |
費用が安い
当然ですが、QC検定3級の勉強を独学するなら、講座を受講する場合に比べて費用は格段に安くなります。
会社名 | 費用 |
JSA | 29,700円(税込) |
SAT | 14,080円(税込) |
グローバルテクノ | 16,500円(税込) |
上図は通信講座に通う場合の費用の例ですが、相場は10,000円~となっています。
独学で受験費用だけの出費に抑えられるならとても嬉しいですね。
「知識に自信はあるけど予算がちょっと…」という人も、独学にチャレンジするメリットはあると言えます。
自分のペースで勉強できる
オンライン講義が主流とはいえ、講座を受講するなら、勉強ペースがある程度限定されてしまう事は免れません。
「勉強も模擬試験も、自分のペースでやりたい!」という方は独学の方が向いているでしょう。
また、「多忙で日々のスキマ時間でしか勉強できない…」という方も、独学ならある程度勉強を進められるでしょう。
合格すれば自信に繋がる
独学で試験に合格できれば、達成感は非常に大きいでしょう。
合格をきっかけに自信がついて、仕事や他の勉強へのモチベーションアップにも繋がる事は間違いありません。
QC検定3級試験を通じて自信や達成感を得たい人は、あえて独学にチャレンジしてみるのも悪くないでしょう。
QC検定3級を独学するデメリット
QC検定3級を独学するデメリット |
・モチベーションの維持が難しい
・わからない事を人に聞けない ・適切な勉強方法がわからない |
モチベーションの維持が難しい
独学は孤独な闘いです。
どれだけ意思の強い人でも、長期間の独学でモチベーションを維持するのは大変でしょう。
日頃から勉強習慣があり、独学がまったく苦じゃないという事でもなければ、独学でのチャレンジは不合格のリスクが高まってしまうでしょう。
わからない事を人に聞けない
独学の場合、勉強で行き詰まったときに相談できる相手はそういません。
QC検定3級を同じ回に受験する知人などがいる場合はある程度協力できるかもしれませんが、下手をすれば足の引っ張り合いになる事態も起こり得ます。
特に初学者で、出題範囲の知識に馴染みのない人は、試験対策のプロに気軽に質問出来る講座を受講する方が安心でしょう。
適切な勉強方法がわからない
学生時代の勉強と資格試験の勉強は、同じ勉強でも中身は異なります。
何をどんな順番で勉強すればいいのか、どれくらい勉強すれば万全の体制で試験に臨めるのか、一人で考えるとキリがないですよね。
講座を受講すれば、勉強の内容だけでなく勉強の方法もプロに相談できるため、独学に慣れていない人は講座の受講を検討する方が良いでしょう。
QC検定3級を独学するメリット・デメリットまとめ
QC検定3級を独学するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・費用が安い ・自分のペースで勉強できる ・合格したときの達成感が大きい |
・モチベーション維持が難しい ・わからない事を人に聞けない ・適切な勉強方法がわからない |
独学のメリットとして最も大きいのは、やはり費用面の安さでしょう。
通信講座を受講すれば安くとも1万円以上の出費になりますが、独学であれば最低限のテキスト代程度で済みます。
また、時間に縛られず自分のペースで勉強できる点も大きな魅力です。
逆に、モチベーション維持が難しかったり、適切な勉強方法がわからないなどのデメリットもあります。
これまで独学に慣れていない方の場合、確実に合格したければ講座を受講する方がベターでしょう。
QC検定3級の独学に向いているのはこんな人!
QC検定3級の独学に向いている人の特徴について説明します。
QC検定3級の独学に向いている人の特徴は? |
・一人でもコツコツ取り組める人
・一人でもモチベーションを維持できる人 ・既にQC検定4級の資格を持っている人 |
技術系の資格を専門に講座を行っているSAT公式HPによると、QC検定3級の試験に合格するには約100時間の勉強が必要だとされています。
QC検定3級に合格するには、100時間程度の勉強時間が必要とされています。
(引用元:SAT公式HP)
100時間の勉強時間というと、一夜漬けの勉強でなんとかなるものではありません。
通信講座を受けずに独学で合格を目指すとなると、さらに大変でしょう。
それでも以下の特徴に当てはまる人なら、独学での合格も十分狙えるはずです。
一人でもコツコツ取り組める人
QC検定3級の試験では暗記問題が多く出題されます。
「暗記が苦手」という方は、この時点で滅入ってしまうかもしれません。
しかし暗記問題が多いという事は、言い換えればテキストに記載された内容からの出題が多いという事です。
そのため、基礎知識がしっかり積み重ねられていれば解けない問題はないとも言えるでしょう。
自分で立てた勉強スケジュールを守り、ストイックにコツコツ勉強できる人なら、独学での合格も可能でしょう。
一人でもモチベーションを維持できる人
独学は孤独な闘いです。
「勉強しなさい」と言ってくれる先生も仲間もいません。
長期に渡る勉強期間、自らモチベーションを保ち続ける事は簡単ではありません。
それでも、自分を奮い立たせて勉強に臨める意思の強い人なら、独学で合格を目指すのも良いでしょう。
既にQC検定4級を持っている人
技術系の資格を専門に講座を行っているSATの公式HPには、以下のように記載されています。
QC検定を初めて受検する場合、3級からではなく4級の内容から勉強するといいでしょう。 QC検定4級は初心者向けの内容で、新入社員や大学生、高校生に適しています。
品質管理の基本中の基本を学べるため、4級を理解しておくと、3級の知識を効率よく吸収できます。
(引用元:SAT公式HP)
QC検定は4級をスルーして3級を受検する人が多い検定です。
そのため、4級の内容を既に習得している人であれば受検者の中でも有利だと言えます。
既に4級に合格済みの人であれば、3級の独学もスムーズになるでしょう。
QC検定3級の独学におすすめのアプリを紹介!
QC検定3級の勉強のために、スマホで勉強できるアプリもリリースされています。
QC検定3級の試験を行っている、JSAがリリースした学習アプリです。
・過去の試験問題(選択肢からの穴埋め問題・1問1答問題・〇×問題)で力試しができます。
・間違った問題が簡単に確認でき、弱点攻略につながります。
・My ページにて進捗率、正解率を確認でき、ご自身の学習状況を把握できます。
・3 級の解説は、分かりやすいと定評のある受検者必携書籍『過去問題で学ぶQC検定 3 級』(日本規格協会)から抜粋収録しております。
(引用元:JSA公式HP)
検定を主催しているJSAが直々にリリースしている点、また無料でインストールできる点は非常に魅力的ですね。
紙のテキストは持ち運びが大変ですが、スマホアプリなら通勤時や仕事の休憩時間にも片手で勉強できます。
紙のテキストも併用しつつ、スキマ時間で上手に勉強しましょう。
ダウンロードはJSA公式HPから行えます。
QC検定3級の通信講座はある?
「QC検定3級の試験に合格したいけど、独学じゃ不安…」
という方は、通信講座の受講もおすすめです。
おすすめの通信講座を3社紹介しますので、講義やキャンペーン内容など、どの会社が自分のスタイルに合っているか検討してみてください。
会社名 | 費用 | 特色 |
JSA | 29,700円(税込) | ・カリキュラムに沿ってじっくり学べる ・検定の主催が直々に開催している |
SAT | 14,080円(税込) | ・豊富な教材 ・3つの独自保証 |
Winスクール | 3,960円(税込) | ・低価格 ・受講しやすいマイクロラーニング |
JSAの通信講座の特徴は?
JSAの通信講座には、以下のような特徴があります。
・カリキュラムに沿ってじっくり学べる
・検定の主催が直々に開催している
JSAの通信講座は、下画像のように3カ月の学習カリキュラムが組まれています。
月 | 講座内容 |
第1月目 | ・品質管理とは ・品質とは、管理とは ・QC的ものの見方・考え方 ・データの取り方・まとめ方 ・QC7つ道具 ・層別 ・チェックシート ・グラフ ・パレート図 [レポート課題1] |
第2月目 | ・ヒストグラム ・散布図 ・特性要因図 [レポート課題2] |
第3月目 | ・管理図 ・品質保証 ・工程の維持管理 ・検査・計測 ・標準化と社内標準化 ・新QC七つ道具 ・統計的方法の基礎 ・問題解決 ・全社的品質管理の推進 [レポート課題3] |
(引用元:JSA公式HP)
「何から勉強すればいいのかわからない」という初学者にとって、プロが勉強の道筋を立ててくれるのはありがたいですよね。
またJSAといえば、皆さんが受検しようとしているQC検定3級試験を主催している組織です。
運営直々に開講する対策講座ですので、受講者としては安心感がありますね。
さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクからJSA公式HPをチェックしてみましょう。
SATの通信講座の特徴は?
SATの通信講座には、以下のような特徴があります。
・豊富な教材
・3つの独自保証
SATの通信講座では、フルカラーテキストはじめ講義DVD, 精選問題集, eラーニングと教材が充実しています。
まとまった勉強時間が取れるときはテキストで、通勤時間にスマホでeラーニング視聴…といった形で、自身の生活シーンに合わせて柔軟な学習が出来る点は魅力的ですね。
またSATでは返金保証や不合格時のサポート延長といったサービスも行っています。
「合格できるか不安」という初学者の人にも安心ですね。
さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクからSAT公式HPをチェックしてみましょう。
Winスクールの通信講座の特徴は?
Winスクールの通信講座には、以下のような特徴があります。
・低価格
・受講しやすいマイクロラーニング
Winスクールの通信講座の特徴は、なんといってもその低価格。
会社名 | 費用 |
JSA | 29,700円(税込) |
SAT | 14,080円(税込) |
Winスクール | 3,960円(税込) |
先に紹介した2社と比較すると、その安さは圧倒的です。
というのも、WinスクールではQC検定3級のテキストや問題集を配布せず、eラーニングのみで講義を行っています。
そのため、指導の手厚さという点で他社に劣る点は否めませんが、「テキストでの勉強の補強としてeラーニングを利用したい」という方には大変便利でしょう。
またWinスクールの動画教材は「受講しやすいマイクロラーニング」を売りとしています。
マイクロラーニングとは、従来のeラーニングの中と比較しても短い動画教材で学ぶスタイルの事。
1本の動画教材が10分程度と短いため、通勤中などのスキマ時間で勉強したい方には最適です。
さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクからWinスクール公式HPをチェックしてみましょう。
QC検定3級に合格するための裏ワザを紹介!
ここでは、QC検定3級に合格するための裏ワザを紹介します。
QC検定3級に合格するための裏ワザ3つを解説! |
・マークシートへの転記は慎重に ・不安な問題には印をつける ・電卓選びは妥協しない |
とはいえ、紹介するのはあくまで失点を減らすためのテクニックであり、合格のベースとなるのは何より基本の勉強量です。
裏ワザを当てにせず、基礎力を身に着ける事を前提に勉強に取り組みましょう。
マークシートへの転記は慎重に
当たり前の事ではありますが、学生時代の受験勉強のときなど、マークミスで失点して悔しい思いをした事がある人は多いでしょう。
マークミスとは、マークシート形式の試験において、回答用紙への誤記入により失点するミスの事を指します。
せっかく正解がわかっていても、ケアレスミスで失点してしまうのは勿体ないですね。
特にQC検定3級試験では計算問題なども出題されます。
せっかく時間をかけて計算したのに、マークミスをしてしまっては時間が無駄になってしまいます。
絶対にマークミスをしないよう、マークシートの記入は慎重にしましょう。
不安な問題には印をつける
すべての問題に回答しても時間が余っている場合、時間いっぱい自分の回答を見直しましょう。
どれだけ自信と余裕があっても、人は意外とミスをしているものです。
ミスとは、英語で”miss”。
直訳すると「失敗」です。
テストにおいては主に失点のことを指します。
問題文の読み違えや計算ミス、マークミスに至るまで、あらゆる失点の可能性を考慮しながら慎重に見直す事が重要です。
また回答を見直す際は、自信のない問題により多くの時間を割けるよう、回答しながら不安な問題に印を付けておきましょう。
そうする事でより効率的に回答を見直す事ができ、ミスに気付ける可能性が高くなります。
電卓選びは妥協しない
QC検定では1級~4級の区分が設けられています。
4級では電卓の持ち込みは認められていませんが、1級~3級に関しては、電卓の持ち込みが認められています。
(引用元:SAT公式HP)
QC検定3級の試験では、電卓の持ち込みが認められています。
しかし使いにくかったり、機能が不足している電卓を使っていると、試験の際に本来の力が発揮できない事態も起こり得ます。
技術系の資格を専門に講座を行っているSATでは、電卓選びのポイントを以下のように挙げています。
電卓を選ぶ際のポイント |
(ルート)の機能が備わっている 表示桁数が12桁まで表示できる メモリー機能が付属している ボタンが大きく押しやすい 適度な早打ち機能(2キーロールオーバー)が付いている |
(引用元:SAT公式HP)
電卓の機能は価格帯によって様々ですが、最低でも上記の機能は備えた電卓を選ぶようにしましょう。
また、検定で使用する電卓は普段の勉強時から使い慣れておき、本番までに手になじませる事も重要です。
QC検定3級のよくある質問
ここでは、QC検定3級に関するよくある質問について解説します。
よくある質問 |
・QC検定3級試験の受検資格は? ・QC検定3級は大学生が独学でも合格できる? ・QC検定4級を既に持っている場合、受検料は安くなる? ・QC検定3級はオンラインで受検できる? |
質管理に関わる業種に従事する方や就職予定の方は、受検するメリットは大きいでしょう。
QC検定3級試験の受検資格は?
検定を開催しているJSA公式HPのQ&Aページには、QC検定3級には受検資格の制限は無い旨が記載されています。
4級に合格していなくても3級の受検は可能ですし、より上の級でも受検できます。
QC検定3級は大学生でも合格できる?
過去の受検者データを見ると、高校生をはじめとした学生の受検者も多いようです。
QC検定3級を学生受検した人数は、第30回試験では501名、第31回試験では701名、第32回試験では234名です。
また2020年のコロナショック以前の受験者数を見ると、第27回試験では1,194名、第25回試験では1,105名と、1,000名を超えた回も多かったようです。
上記データには個人申込の学生数は含まれていないため、実際は公表データ以上の人数が学生受検をしていると考えられます。
特に高校生も多く受検していますが、それでも合格率50%前後を保っている事から考えると、大学生でもQC検定3級の合格は十分可能と言えるでしょう。
QC検定4級を既に持っている場合、受検料は安くなる?
QC検定を主催するJSA公式HPには、QC検定4級に合格済みの場合でも、3級の受験料が割引される旨の記載はありません。
ただし、2つの級を併願する場合は個別に受検するよりも受検料は割安になります。
QC検定3級はオンラインで受検できる?
QC3級検定がオンラインで実施された事例はありません。
ただし今後、オンライン検定を導入する可能性もゼロではないため、受検の際は検定主催のJSA公式HPを確認しましょう。
まとめ
QC検定3級に合格するには100時間の勉強が必要だと言われています。
そのため、一夜漬けでの合格は難しいでしょう。
試験は暗記科目が多いため、裏ワザに頼らず地道に勉強するのが最善と言えます。
試験日から逆算し最低1カ月~の勉強スケジュールを立てて臨みましょう。
またQC検定3級の過去の合格率は約50%と高く、独学でも十分合格は可能でしょう。
とはいえ最低数千円~で通信講座も受講できるため、不安な方は通信講座もおすすめです。
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