ITパスポートとは、ITに関する基礎的な内容の経済産業省認定の国家資格で、年間約8万人が受験する人気の資格です。
ネット社会の今、ITを正しく理解し、基礎知識をしっかりと学ぶITパスポートは今後ますます需要の高まる資格と言えますが、実際に取得するとどんなメリットがあるのか、どんな仕事に役に立つのか気になりますよね。
そこで、今回はITパスポートの資格を取得すればどんなメリットがあるのか、就職や転職に役立つのか、またどのように勉強すれば良いのかを合わせて解説していきます。
是非参考にしてみてくださいね。
ITパスポート試験は、通信教育で学習する方法もおすすめです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
ITパスポートとはどんな資格?どんな仕事で役に立つ?
ITパスポートはどんな資格?どんな仕事で役に立つ? |
・ITパスポートはどんな資格? ・ITパスポートはどんな仕事で役に立つ? |
ここでは、ITサポートがどんな資格で、どのような仕事で役立つのかを解説していきます。
ITパスポートはどんな資格?
ITパスポートとは、情報処理技術者試験の中で最も簡単な内容の資格試験であり、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格となっています。
IT部門に関する基本的な知識を問う内容となっており、エンジニアだけでなく幅広い層にITに関する正しい知識を身につけさせることを目的に平成21年4月に新設され、現在も100万人を超える応募者がいる人気の資格です。
さらに、ITパスポートの勉強で、経営管理やマネジメントの知識なども身に着くため、経営やマネジメントの現場で学んだ知識を活用することにも繋げるられます。
比較的新しい資格ではありますが、IT部門は今後益々発展していく分野となるため、ITパスポートの資格はより需要が高まると言えます。
ITパスポートはどんな仕事で役に立つ?
ITパスポートの資格は、主に書類作成やデータ入力、議事録作成、事務作業といったデジタルでの仕事に役立ちます。
未経験でも作業可能な仕事内容ではありますが、ITの専門的な知識や用語を用いる場合もあるため、多少のIT知識が必要となります。
そのため、基礎的な内容のITサポートの資格を取得すれば、基本的なITの技術スキルを向上させられるため、書類作成やデータ入力といった仕事に活用できます。
ITパスポートの合格率、難易度は?
ITパスポートの合格率、難易度は? |
・ITパスポートの合格率 ・ITパスポートの難易度 ・ITパスポートの目安勉強時間 |
ここでは、ITパスポートに必要な目安勉強時間や合格率、難易度について説明していきます。
ITパスポートの合格率
ITパスポートの過去5年の合格率をまとめたものがこちらです。
実施年数 | 受験者数 | 合格率 |
令和4年 | 231,526人 | 51.6% |
令和3年 | 211,145人 | 52.7% |
令和2年 | 131,788人 | 58.8% |
令和元年 | 103,812人 | 54.3% |
平成30年 | 95,187人 | 51.7% |
平成29年 | 84,235人 | 50.4% |
(引用元:スタディング公式サイト)
ITパスポートの合格率は約50%を超えており、比較的高い合格率となっています。
ですが、受験資格が存在しないため、初めてITパスポートを受ける方や基礎知識の無い方でも受験できるためか、入門編と言われる資格でも合格出来ない方も多いようです。
しっかりと対策をすれば合格することは難しくない資格と言えます。
ITパスポートの難易度
50%近い合格率から見ても分かるように、ITパスポート試験の難易度はそこまで高くありません。
ITパスポートは情報処理技術者試験の中では最も簡単な入門編の試験に位置づけられており、しっかり勉強して対策を行えば、そこまで難易度は高くない資格と言えます。
ですが、出題科目がITに関する問題だけでなく、経営戦略やマネジメント論に関する問題も出題されます。
また、科目別の合格基準点があるため、ITに関する知識だけや、経営戦略などの知識だけでも合格することは出来ません。
経営全般の勉強に関しては、実際に社会経験を積んで理解できることや、IT関連に関しては、しっかり勉強しておかないと分からない単語が多く出題されます。
そのため、合格率の高さで簡単だと決めつけず、試験に備えて準備をしっかり行う必要あります。
ITパスポートの目安勉強時間
初学者ではなく、情報処理の知識がある場合、約100時間~150時間程度での勉強でもITパスポート試験の合格は可能だと言われています。(引用元:スタディング公式サイト)
IT用語などに関しては、すでに一定の知識があると、一から勉強をする必要がなく、すぐに過去問演習などに取り組めるため、勉強時間も短く済みます。
一方で、情報処理の知識がほとんどない初学者の場合、ITパスポート試験の合格には約180時間程度の勉強時間が必要と言われています。(引用元:スタディング公式サイト)
1日2時間の勉強時間として計算すると約3ヶ月ほど掛かることになるため、初めてITパスポート試験に挑戦する場合は出来るだけ余裕を持って勉強を開始することが望ましいです。
初学者の場合、最初はテキストや参考書を読んでも理解することが難しいため、まずは用語の意味を調べながら理解出来るように進めていく方法が良いでしょう。
用語が分からない状態でテキストを進めても過去問題に取り組んでも、理解するのに時間が掛かり、時間を無駄に使ってしまいます。
そのため、用語の意味を調べる作業を丁寧に行い、基礎知識を身につけることがその後の勉強にとってとても重要と言えます。
ITパスポートを取るとどんなメリット、デメリットがある?
ITパスポートを取るとどんなメリット、デメリットがある? |
・ITパスポートのメリット ・ITに関する基礎知識を身につけられる ・国家資格として一生ものの資格になる ・上位資格の取得に活かせる ・就職、転職で有利になる場合がある ・学校で単位取得が出来る場合がある ・ITパスポートのデメリット ・ITパスポート取得はメリットが多い! |
ここでは、ITパスポートを取得するとどんなメリットがあるのか、またデメリットも存在するのかを解説していきます。
ITパスポートのメリット
ITパスポートを取得するメリット5つがこちらです。
ITに関する基礎知識を身につけられる
ITパスポートの資格は、ITとはどういうものなのかについて、基本的な仕組みや知識を学べます。
そのため、業務でのシステムやネットワークの扱い方、注意点についても理解でき、IT技術を多く活用している現在の社会に活用できます。
基本的なITの知識は現代社会において大変重要な知識であり、それを学べITパスポートの資格を取得することは大きなメリットと言えます。
国家資格として一生ものの資格になる
ITパスポートは民間資格ではなく、国が認定している国家資格であるため、知名度や企業からの信頼度も高い資格と言えます。
国がIT人材の育成に取り組む為に作られた資格であると考えられるため、ITパスポートを取ることは、国が求める人材としての第一歩と言えます。
さらに一度資格を取得すれば更新などの手続きが必要ないため、一生ものの資格として扱えます。
また、IT関連の企業や一般事務などでは、ITに詳しい人材を求めてITパスポートの資格取得を推奨している場合があり、資格を取得すれば就職や転職時の採用に活用出来る可能性があります。
上位資格の取得に活かせる
ITパスポートを取得すれば、基本情報処理技術者などの上位資格を取るためのステップに繋げられます。
ITパスポートは数多くあるIT系の資格のひとつであり、最も基礎的な内容となっているため、基礎であるITサポートから徐々にレベルを上げていき、上位資格を取得、成長することに活かせます。
また、ITパスポートで学んだ分野の内容が上位資格でそのまま応用出来る部分が多くあるため、ITパスポートを勉強、取得すればその知識を活用して上位資格に有利に挑戦できます。
上位資格にはITパスポートの上位資格である基本情報処理技術者の他、インターネットの普及によって増加したハッキング等のサイバー攻撃に対応するための知識等を問われる情報セキュリティマネジメントなどの資格があります。
就職、転職で有利になる場合がある
基礎知識を取得している証明になるITパスポートの資格を取得すれば、場合によっては就職や転職に有利に働く場合があります。
ITパスポートは基礎的な内容でIT系では最も簡単なレベルの試験であるため、ITパスポートだけでは専門性の高いプログラマーやエンジニアの仕事に就きたい場合には資格としては弱くなってしまいます。
ですが、最低限のITに関する知識やIT業界に対して関心があるという証明になるため、新卒である場合や未経験サポート業務(テクニカルサポート、ヘルプデスク、監視オペレタなど)といった場合には少し有利に働く可能性があります。
また、ITサポートだけでなく、基本情報処理技術者といったプラスαの複数の資格を組み合わせることによってより転職、転職により有利になると言えます。
学校で単位取得が出来る場合がある
学生でITパスポートの資格を取得すれば、学校によっては単位取得や入試の際に優遇される場合があります。
単位認定制度や入試優遇制度を採用している学校は多くあり、ITパスポートの資格を取得しておけば、取得していない学生よりも基礎知識があると判断され、入試を有利に進めることが可能です。
また、学校によっては推薦入試にも有利に働く場合があり、ITパスポートを学生が取得することは大変メリットのあることと言えます。
実際に入学優遇や単位取得の免除の採用をしている大学一覧は下記のサイトでご確認ください。
ITパスポートのデメリット
ITパスポートの資格を取得する際の大きなデメリットは特にありません。
ですが、ITパスポートの資格はIT関係の基礎知識を問う初歩的な資格であるため、上位の資格と比較するとレベルが低いと判断される場合があります。
ITパスポートの資格のみでは専門性の高いプログラマーやエンジニアの仕事ではあまり活用できず、採用の際にも有利に働く可能性は低いと言えます。
そのため、履歴書などにITパスポートの資格を記載しない人も中にはいますが、ITパスポートも知識を取得している立派な証明であり、決して意味が無いということはありません。
ITパスポートは取得するメリットの方が多いと言えます。
ITパスポート取得はメリットが多い!
結論として、ITパスポートは取得するメリットの方が多いと言えます。
ITの基礎知識の証明になる資格のため、すでに実務経験者や知識のある人にはメリットが少ない可能性もありますが、学生や実務経験のない初心者初心者にとっては大きなメリットになります。
ITパスポートは国家資格であり、資格を持っていない人よりも就職や転職に有利に働く場合もあります。
また、上位資格取得に繋げられるため、ITパスポートの資格を取得することはメリットになると言えます。
ITパスポートの上位資格をまとめた図がこちらです。
ITパスポートの上位資格には基本情報技術者や情報セキュリティマネジメント、応用情報技術者といった資格があります。
ITパスポートはゴミ、取得しても意味ない?無駄だからいらないって言われているのは本当?
ITパスポートはゴミ、取得しても意味ない?無駄だからいらないって言われているのは本当? |
・ITパスポートは何故無駄と言われるのか ・ITパスポートは決して無駄な資格ではない! |
ITパスポートの取得にはメリットが多くある一方、ITパスポートはゴミ、取得しても意味が無い、無駄と言われることもあるようです。
何故メリットの多いITパスポートの資格が役に立たないと言われるのか解説していきます。
ITパスポートは何故無駄と言われるのか
ITパスポートはIT系の資格の中で最も初歩的な内容であり、基本的な知識を持っていれば合格することも難しくありません。
また、国家資格でありながら誰でも合格できるレベルの低い資格といった認識を持つ人も多く、実際に就職や転職の際に履歴書に記載するレベルではないと考えている人もいるようです。
そのため、就職や転職に有利に働かない可能性があるITパスポートの資格は役に立たない、必要ないと言われることもあります。
ですが、基本的な内容とはいえ、勉強しなければ合格できません。
また、基礎的なIT系知識を持っている証明になるため、資格を持っている方が就活や転職でも有利に働く場合もあります。
ITパスポートは決して無駄な資格ではない!
ITパスポートは内容は基礎的なもので、比較的簡単な分類の資格試験ではあると思います。
ですが、立派な国家資格であり、IT系の基礎知識を持っている証明になるため、決して受けることが無駄な資格ではありません。
試験は勉強しなければ受かることは出来ませんし、取得することによって就活、転職で役立つ場合や、上位資格を受ける際のステップアップに役立つこともあります。
特に学生や、IT系に関して初学者の方にとっては実務経験がなくても資格を持っていれば考慮される可能性があるなど、メリットもあると言えるため、無駄だと思わずに取得を目指すことも大事だと考えられます。
ITパスポートを取得するべき人はどんな人?
ITパスポートを取得するべき人はどんな人? |
・IT業界に関して初心者の方 ・学生の方 ・上位の資格に挑戦したい方 |
ITパスポートの資格はメリットが多く、無駄ではないことが分かって頂けたと思いますが、実際にどんな人が取得すればよりメリットが多いのか気になりますよね。
ここでは、ITパスポートの資格を取得するべき人はどんな人なのかを解説していきます。
IT業界に関して初心者の方
IT業界に関して初心者の方は取得するメリットがあります。
ITパスポートの資格に挑戦すれば、IT系の基本的な内容を学習でき、取得できれば知識の証明になります。
しっかりと計画して試験に臨めば合格も難しくない資格であるため、取得しておけば、転職や就職の際にIT業界での実績が無い場合でも考慮して貰える可能性があります。
学生の方
将来情報系の大学や企業等に就職する予定の中高生などの学生の方はITパスポートの資格を取得しておくと大きなメリットになります。
ITパスポートの資格を取得すれば、事前に基礎的な知識を身につけておけるだけでなく、学校によっては単位や入試の際に考慮して貰える場合もあります。
また、大学などの学校に進学せず、卒業後に就職する場合でも資格を取得しておけば、実務経験がなくても就活をスムーズに進められる可能性があります。
そのため、学生にとってITパスポートの資格取得は大きなメリットとなります。
上位の資格に挑戦したい方
ITパスポートで学んだ知識は、そのまま上位資格へ繋げられます。
ITパスポートの資格自体は基礎的な内容で難易度はそれほど高くありませんが、上位資格である基本情報技術者試験はITパスポートで学んだ知識をそのまま活用できる試験です。
また、簿記試験などの人気の資格にもITパスポートで学んだ知識を活かせるため、ダブルライセンスを目指したい方にも向いています。
そのため、上位資格に挑戦したい方にはITパスポートは大きなメリットとなります。
ITパスポートの上位資格にはどんな資格がある?次の資格は何を受けるのがおすすめ?
ITパスポートの上位資格にはどんな資格がある?次の資格は何を受けるのがおすすめ? |
・基本情報技術者 ・情報セキュリティマネジメント ・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) ・上位資格を受けるメリットは? ・ITパスポートの次の資格は何を受けるのがおすすめ? |
ここでは、ITパスポートの上位資格や、ITパスポートの次の資格のおすすめをご紹介します。
①基本情報技術者
基本情報技術者の資格試験は、プログラマーやシステムエンジニアなどのIT業界で働くために必要な知識を持っているのかを問われます。
情報処理に必要な論理的な考え方が出来るかの確認の他、経営やマネジメントに関してもある程度の知識が必要となります。
また、経営やマネジメントについてもある程度の知識が必要となります。
ITパスポートと異なる点はプログラミングの知識が必要になる点ですが、ITパスポートで学んだ知識をそのまま活かせます。
②情報セキュリティマネジメント
情報セキュリティマネジメントの資格試験は、インターネットの普及によって増加したハッキング等のサイバー攻撃に対応するための知識等を問われます。
企業や組織が持つ重要な情報の安全を守るために必要な知識、また運用や管理を行うことが求められます。
情報セキュリティに関する基礎知識を身につけられる人気の資格となっています。
ITパスポートと異なる点は、情報の対策や管理といった、マネジメント要素が少しだけ強くなる点と言えます。
③マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略で、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品の利用スキルを証明する資格です。
国家資格ではありませんが、ビジネスの場で広く使われているMicrosoft Office製品の資格で、マイクロソフト社公認の国際資格なので、世界共通でマイクロソフトオフィスのスキル証明として利用することが可能です。
試験も実際のソフトを使って行う実技形式の試験となっており、Microsoft Office製品の実務スキルや現場での業務効率化スキルを身につけられます。
上位資格を受けるメリットは?
ITパスポート試験は、IT系分野の試験の中で入門編のような位置づけの資格となっています。
また、ITパスポート試験の出題範囲や学んだ知識はそのまま上位資格の出題範囲に反映されている部分も多くあります。
そのため、一から勉強するよりも試験対策をしやすくなるメリットがあります。
上位資格に挑戦して合格すれば、基礎内容中心だったITパスポートからさらにレベルの高い知識と資格の証明を得られるため、より就職、転職の際に有利になったり、仕事の幅が広がる可能性があります。
是非、ITパスポートに合格した方は上位資格に挑戦してみることをおすすめします。
ITパスポートの次の資格は何を受けるのがおすすめ?
ITパスポートの次に受けるべきおすすめの資格は基本情報技術者です。
ITパスポートの上位資格の種類は下記の図の通りです。
基本情報技術者は情報処理技術者試験制度のスキルレベル2に相当する試験で、直接ITパスポートから続く次のレベルの上位資格となっています。
勿論その他のIT系資格を受験しても問題ありませんが、ITパスポートで学んだ知識がそのまま活かせるため、何を受けるか悩んでいる方におすすめ出来ます。
ITパスポートのおすすめの勉強方法は?独学でも合格出来る?
ITパスポートのおすすめの勉強方法は?独学でも合格出来る? |
・予備校・通学に通って学習する ・通信教育を利用する ・独学で学習する ・アプリを利用する |
ここでは、ITパスポートのおすすめの勉強方法の他、独学でも合格出来るのかについて解説していきます。
予備校・通学に通って学習する
通学の場合、費用は掛かりますが、直接通学して学べるため初学者の方にはおすすめと言えます。
勉強のスケジュールもしっかり組まれ、テキストや問題集を用意してもらえる場合も多いため、自分で勉強のスケジュール管理が出来ない人に向いています。
また、疑問箇所があればその場ですぐに講師に質問できるため、疑問を残すこと無くしっかりと学べます。
おすすめの予備校、通学として、TACと資格の大原があります。
価格 | 通常受講料:27,000円 |
教材の特徴 | ・Webテストで個人にあった対策が出来る ・通学の他、通信講座やDVD講座を選択できる |
サポート内容 | ・オンライン学習で欠席時や復習の際の勉強をサポート |
TACはCBT試験に対応しており、インプットとアウトプットをバランスよく取り入れ、無理なく学習できるシステムになっています。
合格に必要な要素のみを効率的に配置しており、TACのカリキュラムに沿って学習していけば、自然と合格レベルに到達できます。
価格 | 合格コース:21,000円 |
教材の特徴 | ・インプット学習とアウトプット学習をバランスよく行い、理解しながら学習を進める |
サポート内容・毎回ミニテストで学習状況の確認 ・講義修了 |
後、Webでの模試の実施 |
大原のITパスポート講座の特徴は、インプット学習とアウトプット学習をバランスよく行い、理解しながら学習を進められるところです。
また、CBT方式のWeb模試で本番と同じように予行演習ができます。
また、基礎情報技術者講座、応用情報記述者講座などの上位資格の講座も数多く用意されているのが特徴です。
通信教育を利用する
費用をそこまで掛けたくない、でも独学だと挫折してしまう不安がある、という方には通信教育をおすすめします。
通信教育を利用すれば、予備校や通学に比べ安い費用でオリジナルのテキストで学習できます。
送られてきたテキストで自発的にスケジュールを組んで計画的に学習する必要がありますが、分からない箇所があれば専門知識を持つ講師に質問でき、挫折することを防ぐためにスケジュールのサポートやアドバイスをくれます。
また、通信教育によってはアプリを使ってスマホからいつでも学習を進められたり、時間場所を選ばずに好きな時間に自分のタイミングで学習できたりします。
おすすめの通信教育として、フォーサイトとユーキャンがあります。
価格 | スピード合格コース:16,800円 |
教材の特徴 | ・必要な情報だけをまとめたフルカラーのオリジナルテキスト ・映像による講義展開 |
サポート内容 | ・e-ラーニングでスマホ等からの学習で外出先でも学習可能 |
フォーサイトもユーキャンと同じく、必要な内容だけをまとめて無駄をなくしたオリジナルテキストを採用し、またテキストだけでは分かりにくい内容を理解出来るように映像による講義も展開しています。
また、デジタルテキストであるe-ラーニングを利用すれば、外出先や通勤、通学などの隙間時間にも学習できます。
価格(税込) | 26,000円 |
教材の特徴 | ・わかりやすさに定評のある「FOM出版」試験対策テキストを採用 ・1冊のみのテキストで、必要な知識のみをまとめている |
サポート内容 | ・学びオンラインプラスでスマホやパソコンから学習が可能、外出先でも勉強が出来る
・模擬試験と課題で弱点の把握、サポート |
ユーキャンのITパスポート講座は試験を徹底的に分析し、合格に必要な内容だけをテキストにまとめているため、無駄なく効率よく学習を進められます。
また、デジタルテキストも展開しており、弱点対策や学習のスケジュール管理、外出先などの隙間時間の学習にも対応しているためおすすめです。
独学で学習する
独学は、通学や通信教育と違い、学習のための費用をかなり抑えられるため、お金をあまり使いたくない方におすすめです。
独学はテキスト等を市販で購入し、自分の力だけで学習を進めることになりますが、テキスト等の購入費用だけで収まるため、あまり費用を掛けたくない、すでに一度試験を受けたことがある経験者に向いていると言えます。
しかし、独学では自分のペースで学習でき、時間も自由に使えますが、何から始めれば良いのか分からない場合や、モチベーション、スケジュールの管理が難しい場合があります。
ですが、独学であれば自分のペースで勉強時間の計画を立てられるため、時間を自由に使用することか出来ます。
また、独学の際におすすめのテキストをご紹介します。
ご紹介するテキストはネット上の口コミでも評価が高く、過去問題を多く取り入れていたり、有名な資格の学校が展開している分かりやすい内容であったりとおすすめ出来るポイントが多くあります。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
こちらのテキストは、各内容の解説でイラストが用いられており、要点が分かりやすくまとめられています。
イラストの多さは他の参考書と比較しても群を抜いており、初めてITパスポートを受験する予定の初学者でもすぐに理解出来るような内容となっています。
また、過去問を抜粋した練習問題と解説も収録しています。
いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
こちらのテキストは、IT知識が全くない人でも理解出来るように、易しく丁寧な解説が特徴です。
図表やイラストを使用し、専門用語も分かりやすいようにまとめられているため、初心者にもおすすめです。
また、過去問を徹底研究し、繰り返し出題されている頻出の過去問(類似問題)のみを厳選して掲載しています。
アプリを利用する
独学で勉強する場合と同様に、費用をあまり掛けたくない、外出中などの隙間時間に学習を進めたい、といった方にはスマホアプリを利用するのも良いと思います。
アプリを活用すれば、通勤時間や移動時間といった隙間時間に簡単に学習できるため、時間を有効活用したい方にはおすすめです。
また、アプリには無料版、有料版がありますが、無料版のアプリを使えば学習に掛かる費用は0円で済みますし、有料版でも独学や通信教育より安く済ませられる可能性もあります。
おすすめのアプリは、過去問道場と全問解説付きITパスポート一問一答問題集です
過去問道場
過去問道場は過去の問題から最新の試験問題まで、全2000問の中から、ランダムに出題される問題を解いていくWebサイトとなっています。
解きたい分野を指定したり、試験内容選択できたりと自分に合わせてカスタムできるため使いやすく、効率よく学習を進められます。
また、無料のアカウントを作成すると、問題のチェック機能や履歴機能が使えるのが特徴です。
全問解説付きITパスポート一問一答問題集
こちらのアプリは、丁寧な解説と効率のよい学習ができる過去問アプリです。
試験で良く出る問題を厳選し、合格に必要な知識だけを効率的に勉強出来るように工夫されています。
完全版を使用するには有料となってしまいますが、分かりやすい丁寧な解説と、効率よく学習出来ると人気のアプリとなっています。
ITパスポートの試験はどんな内容?
ITパスポートの試験内容をまとめたものがこちらです。
試験日程 | 全国の試験会場で、原則毎日実施 |
受験資格 | 受験資格は特になし |
出題科目 | 100問(小問形式) 以下の3つの分野について出題・ストラテジ系32問…経営全般に関する考え方、特徴などが出題。・マネジメント系18問…IT管理に関する考え方、特徴などが出題。・テクノロジ系42問…IT技術に関する考え方、特徴などが出題。 |
試験レベル | 総合評価点、分野別評価点のすべてが次の基準を満たすこと。
・総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点) ・分野別評価点 マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
出題形式 | CBT方式 多肢選択式(四肢択一) |
試験会場 | 全国47都道府県 |
受験料 | 7,500円(税込) |
総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行われ、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを利用して実施する試験のことです。
受験者は試験会場に行き、コンピュータに表示された試験問題にマウスやキーボードを用いて解答していきます。
試験はすべての都道府県で毎月実施され、受験者の都合に合わせて試験日時や会場を選択できます。
また、試験の申込み、成績の確認が、Webサイトにログインすることでいつでも確認するできます。
受験申込みも試験前日の正午まで可能で、試験当日中にWebサイトから試験結果の確認もできます。
ITパスポートの試験実施日
ITパスポート試験の実施日は、試験会場によって異なります。
各会場ごとに試験日が設けられているため、その中から選択して受験する形となります。
各都道府県に複数の受験会場があるため、ご自身のお住まいの地域から会場や日時を選択し、受験してください。
実施会場や日程の詳しい情報はこちらのサイトをご確認してみてください。
ITパスポートのメリットに関するよくある質問
ITパスポートのメリットに関するよくある質問 |
・ITパスポートのメリットに関するよくある質問 ・ITパスポートは履歴書に書かない方がいい? ・ITパスポートはゴミ、無駄、意味ないって言われているのは本当? ・ITパスポートの次の資格へのステップアップに役立つ? ・ITパスポートの難易度は?簡単すぎるのは本当? ・ITパスポートは転職に役立つ? ・ITパスポートは大学生の就職に役立つ? ・ITパスポートの合格率は? ・ITパスポートは独学で合格が出来る? ・ITパスポートに受験資格は必要? ・ITパスポートに必要な勉強時間は? ・ITパスポートはどれくらいの期間で取得出来る? ・ITパスポートは事務職にも有利になる? ・ITパスポートの試験日はいつ? |
ここでは、ITパスポートに関するよくある質問についてまとめていきます。
ITパスポートはどんな仕事に役に立つの?
ITパスポートの資格は、主に書類作成やデータ入力、議事録作成、事務作業といったデジタルでの仕事に役立ちます。
基礎的な内容のITサポートの資格を取得すれば、基本的なITの技術スキルを向上させられるため、書類作成やデータ入力といった仕事に活用できます。
ITパスポートは履歴書に書かない方がいい?
ITパスポートの資格は基礎的なIT関係の知識を取得している証明になるため、就職や転職で役立つ場合があります。
是非、履歴書に記載してください。
ITパスポートはゴミ、無駄、意味ないって言われているのは本当?
ITパスポートは基本的な内容の試験となっているため、ゴミや無駄、意味がないと言われる場合もあるようです。
ですが、勉強しなければ合格することは出来ません。
また、就職や転職で役立つ場合もあるため、取得するメリットは多いと考えられます。
ITパスポートの次の資格へのステップアップに役立つ?
ITパスポートを取得すれば、基本情報処理技術者などの上位資格を取るためのステップに繋げられます。
ITパスポートは数多くあるIT系の資格のひとつであり、最も基礎的な内容となっています。
そのため、基礎であるITサポートから徐々にレベルを上げていき、上位資格を取得、成長することに活かせます。
ITパスポートの難易度は?簡単すぎるのは本当?
ITパスポートは合格率が比較的高く、難易度は低めと考えられます。
ですが、勉強しなければ合格することは出来ないため、簡単すぎるということはないと言えます。
ITパスポートは転職に役立つ?
ITパスポートは国家資格であり、基本的なIT系の知識がある証明になります。
そのため、就職や転職時に考慮され、役立つ場合も勿論あります。
ITパスポートは大学生の就職に役立つ?
大学生でも基礎知識を取得している証明になるITパスポートの資格を取得すれば、就職や転職に有利に働く場合があります。
就職や転職で専門的な職種に就く場合、未経験者よりも実務経験や知識のある経験者の方が優先される可能性があります。
ですが、ITパスポートの資格を取得すれば、ITに関する基礎知識を持っている証明になるため、資格がない人よりも有利になる場合があります。
ITパスポートの合格率は?
ITパスポートの合格率をまとめたものがこちらです。
実施年数 | 受験者数 | 合格率 |
令和4年 | 231,526人 | 51.6% |
令和3年 | 211,145人 | 52.7% |
令和2年 | 131,788人 | 58.8% |
令和元年 | 103,812人 | 54.3% |
平成30年 | 95,187人 | 51.7% |
平成29年 | 84,235人 | 50.4% |
(引用元:スタディング公式サイト)
ITパスポートの合格率は約50%を超えており、比較的高い合格率となっています。
ですが、受験資格が存在しないため、初めてITパスポートを受ける方や基礎知識の無い方でも受験できるためか、入門編と言われる資格でも合格出来ない方も多いようです。
しっかりと対策をすれば合格することは難しくない資格と言えます。
ITパスポートは独学で合格が出来る?
ITパスポートはIT系の資格で最も基礎的な内容の資格となっているため、比較的合格率も高くなっています。
そのため、しっかりと対策を行えば独学でも合格することは可能であると考えられます。
ですが、あくまでしっかりと対策を行った場合の話であるため、独学の際には学習スケジュールを計画的に組んで勉強していく必要があります。
ITパスポートに受験資格は必要?
ITパスポートに受験資格は特にありません。
学歴等に関係なく誰でも受験できます。
ITパスポートに必要な勉強時間は?
初学者ではなく、情報処理の知識がある場合、約100時間~150時間程度での勉強でもITパスポート試験の合格は可能だと言われています。(引用元:スタディング公式サイト)
IT用語などに関しては、すでに一定の知識があると、一から勉強をする必要がなく、すぐに過去問演習などに取り組めるため、勉強時間も短く済みます。
一方で、情報処理の知識がほとんどない初学者の場合、ITパスポート試験の合格には約180時間程度の勉強時間が必要と言われています。(引用元:スタディング公式サイト)
ITパスポートはどれくらいの期間で取得出来る?
情報処理の知識がほとんどない初学者の場合、ITパスポート試験の合格には約180時間程度の勉強時間が必要と言われています。(引用元:スタディング公式サイト)
1日2時間の勉強時間として計算すると約3ヶ月ほど掛かることになるため、初めてITパスポート試験に挑戦する場合は出来るだけ余裕を持って勉強を開始することが望ましいです。
学習経験者の場合はすでにある程度の知識があるため、勉強時間は初学者よりも短く済ませられます。
ITパスポートは事務職にも有利になる?
ITパスポートの資格は、主に書類作成やデータ入力、議事録作成、事務作業といったデジタルでの仕事に役立ちます。
未経験でも作業可能な仕事内容ではありますが、ITの専門的な知識や用語を用いる場合もあるため、多少のIT知識が必要となります。
そのため、基礎的な内容のITサポートの資格を取得すれば、基本的なITの技術スキルを向上させられるため、事務職等の書類作成やデータ入力といった仕事に活用できます。
ITパスポートの試験日はいつ?
ITパスポート試験の実施日は、試験会場によって異なります。
各会場ごとに試験日が設けられているため、その中から選択して受験する形となります。
各都道府県に複数の受験会場があるため、ご自身のお住まいの地域から会場や日時を選択し、受験してください。
実施会場や日程の詳しい情報はこちらのサイトをご確認してみてください。
まとめ:ITパスポートの資格取得にはどんなメリットがある?就職、転職に役立つ?
ITパスポートの資格を取得することは様々なメリットがあります。
ITパスポートの資格は、ITの基礎知識の証明になる資格のため、すでに実務経験者や知識のある人にはメリットが少ない可能性もありますが、学生や実務経験のない初心者初心者にとっては大きなメリットになります。
ITパスポートは国家資格であり、資格を持っていない人よりも就職や転職に有利に働く場合もあります。
合格率の高さから取得する意味がないといった意見もありますが、勉強しなければ合格することは出来ませんし、今後IT業界で活躍したい、といった方は特に取得しておいて損は無いと言えます。
また、上位資格取得に繋げられるため、ITパスポートの資格を取得することはメリットになると言えます。
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