TOEICで点数が上がる勉強法!学習スケジュールの立て方も解説

TOEICで点数が上がる勉強法

TOEICの点数を上げるためには、現状の英語力から逆算して学習スケジュールを立てる必要があります。

事前に何点を目指して試験に臨むかを決めておけば、学習スケジュールを考える際に、やるべきことや優先順位が見えてくるはずです。

この記事では、TOEICで点数が上がる勉強法を紹介します。

記事の内容を参考にすれば、TOEICの学習スケジュールを上手に立てて、TOEICのスコアアップが狙えます

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TOEIC申し込み日・TOEIC受験日

試験日 申し込み期限
2024年9月14日(土)※試験終了 2024年7月12日(水)10:00~2024年8月6日(月)15:00
※申込終了
2024年9月29日(日)※試験終了 2024年7月26日(水)10:00~2024年8月19日(月)15:00
※申込終了
2024年10月12日(土)※試験終了 2024年8月7日(水)10:00~2024年9月2日(月)15:00
※申込終了
2024年10月27日(日)※試験終了 2024年8月20日(火)10:00~2024年9月13日(金)15:00
※申込終了
2024年11月17日(日) 2024年9月12日(木)10:00~2024年10月7日(月)15:00
※申込終了
2024年12月8日(日) 2024年10月4日(金)10:00~2024年10月29日(火)15:00
※申込終了
2024年12月21日(土) 2024年10月15日(火)10:00~2024年11月13日(水)15:00
※申込終了
2025年1月26日(日) 2024年10月31日(木)10:00~2024年12月10日(水)15:00
2025年2月16日(日) 2024年12月12日(木)10:00~2024年1月6日(月)15:00

※2024年11月時点の情報

目次

TOEIC初心者がまずやること

TOEIC初心者は、まず事前準備として以下を実践しましょう。

  • TOEICの出題形式を調べる
  • 自分の英語レベルを把握する
  • 目標スコアを決める
  • 受験日を決める
  • 勉強スケジュールを立てる
  • スコアやパートに合った勉強方で進める
  • 本番と同じ環境に近づけて模試を解く

それぞれのステップは、現状の英語スキルだけでなく、日々の学習スケジュールや対策方法を考えるポイントです。必ず目を通しておきましょう。

TOEICの出題形式を調べる

まずは、TOEICの出題形式を調べましょう。

TOEICはPart1からPart7まで分かれており、各特徴は以下のとおりです。

  • Part1:写真描写問題
  • Part2:応答問題
  • Part3:会話問題
  • Part4:説明文問題
  • Part5:短文穴埋め問題
  • Part6:長文穴埋め問題
  • Part7:長文読解問題

TOEICはPart1〜Part4がリスニング問題、Part5からPart7がリーディング問題として問題が構成されています。

TOEIC初心者は、最初に各パートの出題形式や問題数を知っておく必要があります。

各パートでは、英語能力だけでなくシチュエーションを想定したリスニングや長い文章を読む根気強さが求められます

まずはTOEICという試験の概要をしっかり頭に入れておき、問題の内容や出題数を把握したうえで、現状の英語力を把握するステップへ進みましょう。

自分の英語レベルを把握する

TOEICの出題形式を理解したら、次は現状の英語レベルをチェックするステップです。

個々の英語力を測る際は、以下4つのスキルをしっかり把握する必要があります。

  • リスニング(聴く能力)
  • スピーキング(話す能力)
  • リーディング(読む能力)
  • ライティング(書く能力)

TOEIC L&Rテストでは、スピーキングおよびライティング能力が求められる問題は出題されません。

TOEICのスコアを大学受験や就職活動に活かしたい人は、リスニングおよびリーディングにフォーカスして試験対策をするのがおすすめです。

自分の英語レベルを把握するには、想定問題集を使って模擬試験を行い、自分の現在地を把握することから始めましょう。

試験問題を一旦解いてみることで、自分が今すぐにTOEICを受けて何点くらい取れるのかが可視化されます。

模擬試験を一回解き終わったら、模範解答を参考に各パートの得点を見比べたうえで、あなたの得意な分野・苦手な分野を見つけてください。

あなたの現在地がどれくらいかわかれば、次に目指すべきTOEICのスコアが見えてきます。

目標スコアを決める

自分の英語レベルをチェックしたら、次は試験当日へ向けて目標を立てましょう。

TOEICの目標点を決める際は、模擬試験のスコアをもとに、以下の基準を参考にしつつ具体的な点数を定めるのがおすすめです。

  • 試験日まで1ヶ月未満の場合:現状のスコア50〜100
  • 試験日まで1ヶ月〜3ヶ月の場合:現状のスコア+100〜200
  • 試験日まで3ヶ月〜6ヶ月の場合:現状のスコア+200〜300

TOEICを長期的に受験し続け、スコアを少しずつ上げていきたい場合、何ヶ月もかけて対策を行い続けるよりも、数ヶ月に一度ペースで試験を受け続けるのが効果的です。

定期的に試験日を設けることで、スケジュールから逆算して対策を行い続ける際のモチベーションの維持や苦手な点も見えてきます。

TOEICの目標スコアを定める際は、まず大前提として本番の点数は練習として解いた模擬試験よりも少し落ちることを前提として考えておきましょう。

次の試験日までの日数が1ヶ月を切っている場合、スコアを大幅に上げるよりも、練習問題で届いているスコアを守るといった意識で勉強に励む必要があります。

次の試験まで1ヶ月以上ある場合、勉強時間や方法によっては100点以上のアップも可能なので、後述するパートごとの対策方法を参考にしつつ、苦手な分野を克服しましょう。

また3ヶ月以上かけて次の試験に臨む場合、200点以上の大幅なスコアアップも不可能ではありません。

受験日を決める

試験当日の目標が決まったら、次は受験日を考えるステップです。

TOEIC公式サイトより試験のスケジュールが以下の通り発表されています。

試験日 申し込み期限
2024年9月14日(土)※試験終了 2024年7月12日(水)10:00~2024年8月6日(月)15:00
※申込終了
2024年9月29日(日)※試験終了 2024年7月26日(水)10:00~2024年8月19日(月)15:00
※申込終了
2024年10月12日(土)※試験終了 2024年8月7日(水)10:00~2024年9月2日(月)15:00
※申込終了
2024年10月27日(日)※試験終了 2024年8月20日(火)10:00~2024年9月13日(金)15:00
※申込終了
2024年11月17日(日) 2024年9月12日(木)10:00~2024年10月7日(月)15:00
※申込終了
2024年12月8日(日) 2024年10月4日(金)10:00~2024年10月29日(火)15:00
※申込終了
2024年12月21日(土) 2024年10月15日(火)10:00~2024年11月13日(水)15:00
※申込終了
2025年1月26日(日) 2024年10月31日(木)10:00~2024年12月10日(水)15:00
2025年2月16日(日) 2024年12月12日(木)10:00~2024年1月6日(月)15:00

各試験日は午前・午後の2部に分かれているので、スケジュールや集中できる時間帯などに合わせて、受験する時間帯を決めましょう。

TOEIC受験の料金は7,810円(税込)です。

支払い時はクレジットカードに加えてコンビニ決済も可能となっており、手数料も発生しないので、あなたの好みに合った方法を選びましょう。

勉強スケジュールを立てる

受験する日程が決まったら、試験日から逆算して勉強スケジュールを立てましょう。

TOEICの勉強方法は、大きく分けて以下3つがあります。試験対策時にはそれぞれのメリットやデメリットを理解したうえで、総合的な対策を立てるのがポイントです。

  • 新たな単語や熟語を習得する
  • パートごとに絞って重点的な対策を行う
  • 当日の試験時間に合わせて模擬試験を解く

新たな単語の学習は、問題の種類を問わずスコアアップに欠かせない要素なので、パートごとの対策において一つずつコツコツと続ける必要があります。

パートごとの対策を行う際は、模擬試験の結果からあなたの弱点を見つけたうえで、原因を調べつつ、苦手克服に繋げましょう。

TOEICの試験対策は、単語の暗記やパートごとの対策だけでなく、定期的に本番の環境や試験時間に合わせて問題を解くのが必要不可欠です。

定期的に本番環境に応じた試験対策を行うと、パートごとの対策を行うべき分野を見つけられるだけでなく、長時間の集中力や忍耐力を身につけやすいですよ。

スコアやパートに合った勉強方で進める

勉強スケジュールを立てたり、学習を進めたりする過程では、あなたのスコアやパートごとの出題形式によって勉強方法を考える必要があります。

長期的にTOEICの試験対策を行う際は、ただ問題集を繰り返し解くのではなく、苦手克服や強みを持つ分野を作る工夫が必要です。

リスニング問題を苦手とする場合、以下のステップを繰り替えす必要があります。

  1. パートごとの出題形式を理解する
  2. 予想問題を1パートごとに解いて答え合わせする
  3. 聞き取れなかった単語を全てマークしてノートに書く
  4. 1〜3のステップを繰り返す

以上のステップを繰り返すうえで、以前ノートに書いた単語が二回目以降も聞き取れなかった場合、赤色や青色などカラーペンを使ってマーキングするのがコツです。

あなたがリーディング問題に苦手意識を感じている場合は、以下のポイントを押さえて試験対策を行いましょう。

  1. パートごとの出題形式を理解する
  2. 予想問題を1パートごとにかかった時間を測りながら解き、答え合わせする
  3. わからなかった単語を全てマークしてノートに書く
  4. 1〜3のステップを繰り返す

リーディング対策において、パートごとの対策を行う際は、それぞれの問題を解くのに何分かかっているかを毎回測る習慣をつけてください。

それぞれの問題を解くのにかかる時間を測ることで、試験当日の時間配分だけでなく、文章を読む時間がどれくらいかかっているかが見えてきますよ。

本番と同じ環境に近づけて模試を解く

試験当日の目標スコアから、具体的な学習スケジュールが決まったら、本番へ向けて模擬試験問題をこなし続けましょう。

試験日から逆算して10日〜2週間前には、回答時間を測りつつ、出来るだけ本番環境に近づけた状態で予想問題に取り組み続ける必要があります。

TOEICの試験時間は、リスニング、リーディング合わせて合計2時間です。

問題を数問解いて休憩したり、答え合わせをしたりするのではなく、試験当日の時間に沿って模擬試験に挑戦し続けましょう。

単語の暗記やパートごとの対策ばかりしてしまい、当日に緊張やリスニングによる疲れが原因で回答ペースが落ちる人も多いです。

試験当日の環境を想定して模擬試験を解くことで、時間配分の改善点だけでなく、長時間にわたる英語問題を解くことへの持久力が身につきますよ。

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TOEICで点数が上がる勉強法【スコア別】

TOEICの点数をアップさせたい人に向けて、目指すスコアごとの勉強・対策方法を解説します。

TOEICの満点は990点で、以下の点数以上のスコアを取ると、多くのケースで評価される傾向があります。

  • 600点以上:一定以上の英語力を持ち日常会話やコミュニケーションを問題なく行える
  • 700点以上:高度な英語スキルを持ちビジネスでの活躍も期待できる
  • 800点以上:グローバル人材として外資系企業への転職や海外案件に携われるチャンスがある

TOEICは、目標とするスコアによって学習方法や問題の解き方だけでなく、試験当日の時間配分や力を入れるべきポイントが変わってきます。

本番で焦ったり、緊張して本領を発揮できなかったりといった状況に陥らないよう、以下のポイントをしっかり頭に入れておきましょう。

TOEIC入門|400点未満の人向け勉強法

TOEICを初めて受験する人や、TOEICのスコアが400点未満の人は、試験の概要をチェックしつつ、TOEICの問題に慣れる必要があります。

TOEICには、中学校や高校の英文法や単語さえ知っていれば難なく回答できる問題も少なくありません。

特に以下で始まる設問は、Part1やPart2で頻繁に出題されるため、冒頭の単語さえ聞き取れば安易に正解がわかる問題も存在します。

  • What(何)
  • When(いつ)
  • Where(どこ)
  • Who(誰が、誰の)
  • Whose(誰のもの)
  • Why(なぜ)
  • Which(どの)
  • How to do(どうやって)
  • How long(どのくらいの長さ)
  • How far(どのくらいの距離で)
  • How often(どのくらいの頻度で)

TOEICの勉強に慣れていない人や、学生時代から英語に対して苦手意識を感じている人は、基礎となる英文法を身につけましょう。

以下の文法は、リーディングのPart5、Part6で数多く出題されます。

  • 過去形
  • 現在進行形
  • 現在完了形
  • 過去完了形
  • 受動態 など

言い方を変えると、TOEICには以上の文法を最低限押さえておかないと回答できない問題も多いです。

特に字体や受動態を理解していないと、長文読解の読み始めから時間の流れを把握できず、連続して間違えてしまうリスクも。

TOEICの模擬試験で点数が400点に満たない人は、まず英語の基礎となる文法をしっかり押さえましょう。

問題の難易度を測るのが難しいと感じる人は、目標点数別に販売されているTOEIC用の参考書を買ったり、問題ごとの難易度が書かれている問題集を活用したりしましょう。

TOEIC初級者|600点目指す人向けの勉強法

現状のTOEICスコア400点〜500点の人は、初級の内容をしっかり押さえておく必要があります。

過去のTOEICスコアや模擬試験の点数が400点以上〜600点未満の場合、ある程度英語の基礎は身についていると考えて大丈夫です。

TOEICのスコアで600点を目指すためには、まず点を取りやすいパートや、簡単な問題で出来るだけ点を取りこぼさないよう工夫する必要があります。

リスニングPart1の写真描写問題は6問中5問以上、リーディングPart5の短文穴埋め問題は30問中25問以上正解できるようにしましょう。

Part1の写真描写問題

想定される分野の単語や基礎的な英文法を理解しておけば、全問正解も決して難しいものではありません。

Part5の短文穴埋め問題

700点以上の高得点を目指す人向けに、かなり難易度の高い単語が含まれる問題が数問出題されます。

8割以上の正解を目指しましょう。

TOEICで600点以上のスコアを目指す人は、リーディングパートで全体的な時間配分を考慮し、難しいと感じた問題をスキップすることを覚えましょう。

本番環境を想定して模擬試験を解く際は、難しい設問で何分も止まらず「◯分考えてわからなかったらパスして次の問題へ進む」など、自分なりにルールを決めておくのがコツです。

TOEICで600点以上を取りたい人は、簡単な問題で得点を取りこぼさず、全体的な時間配分を考えてください。

難しい問題をスキップし、最後の問題まで完走することを心がけましょう。

TOEIC中級者|700点目指す人向けの勉強法

TOEICスコアが現段階において600点を超えている人は、700点以上を目指す学習方法を取り入れましょう。

TOEICのスコアや模擬試験の点数が700点を超えていることは、英語力だけでなくペース配分や対策方法などTOEICそのものにある程度慣れている証です。

TOEICで中級以上のレベルを持つ人は、苦手分野を見つけ1つずつ克服していくステップが必要です。

まずはTOEICの試験結果や模擬試験の採点結果を3つ以上、参考資料として用意しましょう。

資料が揃ったら、3回にわたるテストや模擬試験の結果を元に、あなたがどの分野で点が取れていないか分析し、弱点となるパートを集中的に対策してください。

たとえ同じリスニングや長文読解であっても、アメリカ英語やイギリス英語、ビジネスや旅行など、一人ひとりの発音やジャンルによって得意不得意が変わってきます。

TOEICで700点以上のハイスコアを目指したい人は、リスニング発音の種類や、各設問ごとの難易度が書かれている参考書を選びましょう。

あなたが苦手としている分野をパートだけでなく、発音やジャンルまで絞り込むことで、ランダムに出題される問題への対応範囲を広げられますよ。

TOEIC上級者|800点以上目指す人向けの勉強法

TOEICのスコアが既に700点を超えており、800点以上を目指したい人は、上級者向の勉強方法がおすすめです。

  1. 知らない単語を調べて語彙力を増やす
  2. 本番を想定した環境・試験問題をメインに対策を続ける
  3. 1〜2のステップを900点以上を安定して取れるようになるまで繰り返す

運営より難しい問題として定められている設問への対策として、とにかく知らない単語を減らす取り組みが求められます。

英単語の語彙力を増やす際は、まず参考書を使って600点〜700点レベルの単語を総復習し、ほぼ100%に近いほど完璧な状態に仕上げましょう。

TOEIC600点〜700点を目指す人向けの参考書を復習し、完璧な状態にまで内容を身につけることで、試験当日の難しい問題の判別や長期的な対策へ繋がります。

600点〜700点レベルの単語をマスターしたら、次は800点以上を目指す人向けのTOEIC参考書を活用しましょう。

ハイレベルな問題に絞り込んで新たな知識をどんどん取り入れてください。

TOEIC上級者は、本番環境を想定して予想問題を解く際に、安定して900点以上を取れるようになるまで練習を繰り返しましょう。

前述の通り、TOEICを含む資格試験は練習より本番の点数が低くなる傾向があります。

TOEIC試験当日で余裕を持つためにも、練習での目標を高く設定することが大切です。

TOEICで点数が上がる勉強法【Part別】

TOEICの点数を上げるためのパート別の勉強法を紹介します。

  • Part1|単語力を鍛える
  • Part2|しゃべり始めを正確に聞き取る
  • Part3|会話のリスニングに慣れる
  • Part4|長文のリスニングに慣れる
  • Part5|頻出文法を勉強する
  • Part6|長文読解に慣れる
  • Part7|単語力と速読力を鍛える

最低でもTOEIC試験の1ヶ月以上前には実践しましょう。

Part1|単語力を鍛える

TOEICのPart1では、写真描写のリスニング問題が6問出題されます。

Part1はリスニング問題の中で最も難易度が低い反面、以下など幅広いジャンルの英単語を知っておかないと、設問自体が聴きとれないので注意が必要です。

  • オフィスや家の家具・設備に関する単語
  • 自然の風景や街にある物に関する単語
  • 自動車や自転車など乗り物に関する単語

Part1の対策方法は、とにかく単語を覚えることに他なりません。

参考書やYouTubeのコンテンツを活用しつつ、数をこなして単語力を高め、出題傾向をしっかり押さえておきましょう。

参考書によっては、英単語を難易度別でなくパート別に対策できる内容になっているものも多く存在します。

Part1でできるだけ得点を稼ぎたい人や満点を取りたい人は、Part1に特化した参考書やTOEIC向けの単語帳を活用しましょう。

対応できる範囲をできるだけ増やすのがポイントです。

Part2|しゃべり始めを正確に聞き取る

TOEICのPart2では、短い会話の応答問題が25問出題されます。

Part2の会話は、日常会話やビジネスシーンに加えて海外旅行やイベントに関する会話の一部が抜粋されている傾向があり、出題されやすいのは5W1Hで始まる設問です。

5W1Hとは?

5W1Hとは、What(何)When(いつ)Where(どこで)Who(誰が)Why(なぜ)How(どのように)の5つの単語の総称です。

Part2の序盤の問題は、設問の冒頭に位置する以上の単語を聴きとることで、適切な回答となる選択肢を選べる仕組みです。

しかし、中盤や終盤にかけては類義語の言い換えに加えて、冒頭の単語だけでなく内容をしっかり聴き取れないと正解がわからない問題が増えるので注意してください。

以下のように似たような単語が、設問と選択肢にそれぞれ1つずつ登場するパターンが多いです。

両方の意味を知っていないと正解を選ぶのが難しいので、単語力を身につけましょう。

  • answerとreply(答え)
  • enterpriseとcompany(企業)
  • areaとregion(地域)

Whenで始まる質問に対する3つの選択肢に「既に始まっている」「〇〇によって決まる」など、両方とも適切回答となる選択肢が複数混ざっているパターンも多いです。

Part2の問題を解く際には、問題が流れる前に3つの選択肢をあらかじめ数秒でチェックし、どんな設問が出現するか準備する習慣をつけましょう。

Part3|会話のリスニングに慣れる

TOEICのPart3では、2人または3人による会話問題が39問出題されます。

Part3のリスニングでは聴き取った内容に加えて、問題用紙に印刷されている情報を参考にして問題を解くことが求められます。

シチュエーションとして多いのが以下のパターンで、問題用紙上の文章においても関連した情報や、類似した内容を言い換えた単語が頻出するのが特徴です。

  • 会議やグループディスカッションの1シーン
  • ホテルや交通機関の予約
  • 利用者による商業施設への問い合わせ(クレーム)や店員の対応

登場人物が3人以上のパターンもあるほか、それぞれが違う地域の発音で話している設問も存在するので、発音の特徴を押さえておきましょう。

Part3で頻出する以下の英単語は、一部の外資系企業やコンサル業界においてカタカナで使われているケースも少なくありません。

  • Assign(アサイン:割り当て・配属)
  • Agenda(アジェンダ:議題)
  • Resorce(リソース:資源・資金、要員、供給源など)他多数

Part3の対策を行う際は、長文英語のリスニングに慣れつつ、頻出するシーンからよく出題されている単語を押さえ、使われ方をしっかり頭に入れておきましょう。

Part4|長文のリスニングに慣れる

TOEICのPart4では、英語の説明文におけるリスニング問題が30問出題されます。

アナウンスやナレーションのようなトークが放送されたのちに、設問に書かれている内容と問題用紙に印刷されている情報を照らし合わせて問題に回答する必要があります。

Part4で出題される問題は以下のジャンルが多い傾向にあり、類義語の言い換えのほか、問題の発生原因や対策方法、時期を問われる設問も少なくありません。

  • 商品・サービスなどキャンペーンの告知
  • 社員やイベント参加者へのスピーチ・アナウンス
  • 宿泊客や乗客へのアナウンス

Part4の問題文および設問は、複数人による対話ではなく1人が一方的に話しているケースが多く、Part3よりも大幅に長いのが特徴です。

また、Part4は出現する単語の難易度が高いうえに、Part1〜Part3までの疲れが出やすいため、集中力を切らしてしまうと数問連続で落としてしまう原因になりかねません。

Part4の対策を対策を行う際は、まず長文のリスニングに慣れるためにも、本番環境を想定した模擬試験を解くなど工夫しましょう。

Part4を解き終わるまでの集中力がある程度身についたら、パートごとの対策方法を網羅したTOEIC参考書を活用して、苦手分野のボキャブラリー習得を繰り返すのが大切です。

Part5|頻出文法を勉強する

TOEICのPart5では、英文法や単語量を問われる短文穴埋め問題が30問出題されます。

短い文章に対する単語の穴埋め問題が30問連続で出題されるので、リーディングセクションの時間を確保するためにも、スピーディに解く必要があるパートです。

TOEICで800点以上を目指したい人は、Part5を5分〜10分で解く必要があるうえに、正答率も9割(27問)以上維持することが求められます。

しかし、Part5には上級者向けの難しい問題が数問収録されているのが一般的で、初級者〜中級者にとっては、見たこともない単語が多数含まれることも。

Part5の対策を行う際は、全問を最低でも15分で解き終わることを目標にしつつ、頻出されている文法をしっかりマスターしておきましょう。

中でも受動態や現在完了系を含む問題は多い傾向にあるので、TOEIC初心者は複数回にわたる過去問にチャレンジし、頻出する文法を把握して身につけてくださいね。

またPart5では、以下のように同じ単語の様々な活用語や類義語が選択肢に登場する問題も多いです。

  • electric(形容詞:電気の)
  • electronic(名詞:電子工学)
  • electricity(名詞:電気)
  • electrical(形容詞:電気に関する、電気による)

Part5の対策を行う際は、文法だけでなく頻出単語の名詞形や形容詞形も同時に覚えておくことで、本番でも回答時に適切な選択肢を選びやすいですよ。

Part6|長文読解に慣れる

TOEICのPart6では、長文穴埋め問題が16問出題されます。

メールやスマホのメッセージ、ビジネス資料の穴埋め問題が出題され、設問によっては単語ではなく短文が記載されている選択肢も存在します。

Part6を対策するにあたって、まずは英語の長文読解に慣れる努力をしましょう。

英文の長文を読む力は、国語の読解力にも直結します。

「長文と考えただけで抵抗があるけど、実際に使われている単語は難しくない」と感じる人は、とにかく数をこなして長文読解への耐性をつけることです。

Part6の問題を解く際は、文章を読む前にまず全ての設問を一通りチェックし、それぞれの問題で何を聞かれているか事前にチェックする習慣をつけましょう。

事前に設問をチェックしておくと、文章を読んでいくなかで回答に必要な部分を探したり、含まれる内容はどういうものか予測したりする際に有効です。

Part6の問題を問題なく解けるようになるため、設問をチェックしてから問題を解く練習を繰り返して長文読解に慣れつつ、新たに見かけた単語を一つずつ復習しましょう。

Part7|単語力と速読力を鍛える

TOEICのPart7では、1つの文書の長文読解問題が29問、複数文章の長文読解問題が25問それぞれ出題されます。

それぞれの文章はPart6よりも含まれる内容や設問の幅も広いので、数多くのシチュエーションに関する単語力が必要です。

さらにPart7はリーディングの終盤ということもあり、今までの問題を解いてきた疲れが蓄積するタイミングなので、高得点を取りたい人への試練でもあります。

Part7の対策をする際は、本番の試験時間を想定した練習と共に、それぞれの試験においてわからなかった単語や言い回しをノートに取り、一つずつ覚えるのがポイントです。

Part7の内容は、Part6よりも内容が大幅に長い(単語量が多い)ので、単語力だけでなく、予め配分した時間通りに問題を解く速読力も必要です。

文章と設問が別のページに印刷されているケースが多いので、何度もページめくりを繰り返しているとタイムロスに繋がってしまいます。

Part7の対策を行う際は、問題を解く集中力が減った状態を想定しつつ、文章読解のスピードアップや、速読の妨げ対策としての単語力アップを心がけましょう。

TOEIC勉強スケジュールの立て方

TOEICの勉強スケジュールの立て方は、大学生と社会人で大きく変わってきます。

大学生は社会人と比べて勉強時間が確保しやすい反面、生活環境や学部によってはビジネスやイベントを通して英語に触れる機会が少ないことが多いです。

大学生、社会人それぞれにおすすめなTOEICの勉強スケジュールの立て方を解説します。

大学生向けの勉強スケジュール

大学生がTOEICの勉強スケジュールを立てる際のポイントは、以下の通りです。

  • 学業に支障をきたさない日程の試験を選ぶ
  • 一緒に勉強する友達を探す
  • TOEICを受ける目的を明確にして試験対策に努める

社会人が仕事をするのと同様に、学生は勉強が第一です。TOEICの勉強ももちろん大切ですが、それによって学校の課題や試験に支障が出てしまっては元も子もありません。

大学生がTOEICの勉強スケジュールを立てる際は、期末試験や課題の提出期限を事前にチェックしたうえで、比較的余裕のある時期の試験にチャレンジしましょう。

TOEICの勉強は1人で行うよりも、一緒に頑張る仲間がいるとモチベーションの維持やサボりの防止に繋がります。

特に大学生の場合、同じ学科やサークルで一緒にTOEICの勉強を頑張る仲間を見つけやすいので、共に切磋琢磨できる友達を見つけましょう。

英語を話せる外国人留学生や、海外での生活経験のある友達に出会えると、英語の上達スピードが上がりやすくなるので、TOEICのスコアUPにも繋がる可能性が高まりますよ。

なぜTOEIC受験するのか、目標点を取って何を成し遂げたいのかを事前に明確にしましょう。

勉強の過程で定期的に再確認すると、TOEICの勉強を挫折せずに続けられます。

海外への短期留学や外資系企業を目指す準備など、自分なりの目的を明確にしたうえでTOEICの試験に臨みましょう。

社会人向けの勉強スケジュール

社会人がTOEICの勉強スケジュールを立てる際は、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。

  • スキマ時間を活用して勉強の習慣をつける
  • 日々の勤務や生活に支障をきたさないようにする
  • 勉強するときは仕事のことを考えすぎない

社会人がTOEICの勉強を行う場合、学生や主婦とは違って週に5日以上の勤務による拘束時間があるほか、時期や業界によっては残業も増えるので時間の確保が難しいです。

新たな単語の習得やリスニングの習慣化などのためにも、日々の通勤時間や帰宅後のスキマ時間をうまくTOEICの勉強に当てられるよう工夫しましょう。

社会人は夜遅くまでTOEICの勉強をしたり、仕事が忙しい時期に勉強を詰め込んだりしてしまうと、肝心の業務だけでなく体調面にも支障が出てしまいます。

TOEICの試験を受ける日程を決める際は、繁忙期や残業時間を考慮しつつ、比較的余裕のある時期を選ぶよう心がけてくださいね。

社会人にありがちなのが、仕事とTOEICの学習を交互に繰り返したり、勉強中に仕事の対応が入って集中できないといったパターンです。

仕事をしながらTOEICの勉強をしてしまうと、自動的にマルチタスク状態になり、効率化どころか両方の進捗や達成度に悪影響が出かねません。

取引先からの電話など、やむを得ない場合を除いて、TOEICの勉強時にはなるべく仕事のことを考えず、目標へ向かって学習に取り組む時間を確保しましょう。

オールインワンのTOEIC対策アプリ
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画像出典:Santaアルク

Santaアルクは、TOEICのスコアアップに必要な対策ができるオールインワンタイプのスマホアプリです。

頻出単語から文法、模試まで、SantaアルクがあればTOEICに必要な英語力を高められます

AIがあなたにぴったりの学習をレコメンドしてくれるため、無駄がありません。

スキマ時間を有効活用してTOEIC対策するなら、Santaアルクを利用しましょう。

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TOEIC対策におすすめの参考書

TOEIC対策におすすめの参考書は以下の4冊です。

  • 王道の参考書|公式TOEIC Listening & Reading 問題集
  • 600点目指す人向け|TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!
  • 700点目指す人向け|TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス
  • 800点以上目指す人向け|TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2

各参考書の内容や、活用するべき人の特徴を解説します。

王道の参考書|公式TOEIC Listening & Reading 問題集

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』は、テスト開発機関のETSが実際の試験と同じプロセスで作成した公式問題集です。

過去に10冊も出版されているシリーズで、目標点数を問わず、TOEICの試験に挑戦する全ての人に最低一冊は用意して欲しい参考書です。

内容はTOEIC本番のテストと同様に、Part1からPart7までの問題がそれぞれ3セットずつ印刷されているので、本番を想定した準備をしやすくなりますよ。

本番の試験とは異なり、模範解答や考え方のポイントも収録されているので、問題を解き終わった後にわからなかった単語を復習しやすい作りとなっているのが特徴です。

600点目指す人向け|TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!

『TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!』は、累計100万部突破の著者によって出版されたTOEIC L&R TESTシリーズの中で、頻出される英文法に特化した参考書です。

英文法に特化した参考書なだけあって、中学校や高校で学習する基礎的な一般動詞、Be動詞の変形から、中級者以上でも頭を悩ますレベルの問題まで収録されています。

TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!には、5日間完結プログラムが収録されており、満点講師により厳選されたTOEICに出る英文法を集中攻略できます。

英文法の「自動詞の後ろには副詞を選ぶ」「空所の直後に目的語があれば、動名詞を選ぶ」など、英語の鉄則に基づいた方式で英文法を学ぶことが可能です。

また、TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ! は無料のスマホアプリとも連動しています。

通勤時間にスマホを使って復習したり、帰宅後にわざわざPCを開かずに復習に取り掛かれるのは嬉しいポイントですね。

700点目指す人向け|TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』は、TOEIC L&R TESTシリーズのセンテンスを通して単語を覚えられる参考書です。

同社が出版している『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』とは異なり、英単語を単体として覚えるのではなく、センテンス(文章)を通して頭に取り入れます。

TOEIC最新の出題傾向をしっかり網羅した参考書で、センテンスの一部にはターゲットとしている単語以外に、パートを問わずよく見かける語彙も含まれるのが特徴です。

本シリーズの著者であるTEX加藤氏は、過去数回にわたるTOEICのテストにおいて、連続で990点満点を取得しつつ、近年の出題傾向や新たに増えている語彙を分析しています。

17.2×10.7×2 cmと持ち運びしやすいサイズなのも特徴的なので、通学・通勤バッグに入れることも可能なほか、無料アプリと連動させて復習に励むことも可能です。

800点以上目指す人向け|TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2

『TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2』には、TOEICで990点満点を取得し続けている講師陣が選び抜いた、最新の出題傾向に基づく500問が収録されています。

本番での出題が予想されている、様々なタイプの問題が5回分収録されており、精鋭講師陣が新形式と最新の出題傾向を徹底的に解説してくれます。

1問ごとに模範解答だけでなく、正解を導くための手順と考え方をていねいに説明してくれるので、わかったつもりになる現象を回避しやすくなるのです。

700点以上のスコアを目指したスコアアップに直結する解答戦略や、高得点を狙ううえで欠かせない学習ポイントが記載されているコラムも大変充実しています。

また、TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2すべての設問には、正答率が掲載されているため、復習を通して本番の予想点数も見える化できます。

無料ダウンロード特典や、TOEIC自動採点・分析アプリ「abceed analytics」にも対応しているので、TOEIC中〜上級者がスマホを使って復習するのに欠かせないアプリです。

TOEICで高得点を取るための勉強のコツ

TOEICで高得点を取るための勉強のコツは以下のとおりです。

  • 受験日から逆算して勉強を進める
  • TOEIC対策向けの参考書やアプリを使う
  • 毎日継続して勉強する

以上の3点はTOEICの目標点数にかかわらず、必ず習慣化する必要があります。

それぞれのポイントにおいて、今のあなたができていない点を事前に見つけておきましょう。

受験日から逆算して勉強を進める

TOEICの勉強を進めていく際は、受験日から逆算して勉強を進めましょう。

受験日から逆算してスケジュールを決めるときは、まず現実的に受験できる試験に必ず事前に申し込みましょう。

試験の申し込みをずるずると先延ばしにしてしまうと、やる気の維持やTOEICに対する重要度も下がってしまうので注意が必要です。

TOEICの試験は基本的に1ヶ月前までが申し込み期限となっており、申し込みと同時に復習時間も準備できます。

まずは具体的な試験日程をあらかじめ決めてしまいましょう。

受験する日程が決まったら、次は試験日までの残り日数が何日あるか数えてください。

試験日までの残り日数がわかったら、次は勉強期間を3〜4等分しましょう。

試験までの残り日数を3〜4分割することで、勉強へのモチベーションの維持だけでなく、時間が進むにつれて試験へのチャレンジ精神や臨場感が増します。

TOEICの準備期間をフェーズごとに分けたら、次は長期的な目標を立てるステップです。

目標は一度設定して終わりではなく、勉強の進捗や模擬試験のスコア推移を考慮しつつ、定期的にスケジュールの見直しや再設定を行いましょう。

TOEIC対策向けの参考書やアプリを使う

TOEICの対策には、参考書やアプリの活用が必要不可欠です。

TOEICの参考書は数が多いので、現状の点数や目標スコアによって選ぶべき書籍が大きく変わってきます。

現状TOEICの点数が600点を超えていない人は、まず以下の基準に従って参考書を選ぶのがおすすめです。

  • TOEICの全体的な出題傾向がわかるか
  • 全てのパートで頻出する単語・言い回しが習得されているか
  • リスニングまたはリーディングに特化した参考書か

TOEICで600点を目指すためには、パートや問題の種類にかかわらず、リスニング・リーディングともに全体的なレベルアップを図る必要があります。

まずはTOEICの試験全体の出題傾向や、頻出する単語に精通している参考書を選び、試験本番を想定した問題に慣れることを心がけてくださいね。

TOEICの点数がすでに600点を超えており、さらなるハイスコアを目指して試験に臨みたい人は、参考書選びにおいて以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 特定のパートに特化しているか
  • ハイレベルな語彙が収録されているか
  • 本番の試験よりも難易度が多少高めに設定されているか

TOEICで600点以上のスコアを目指すためには、現状の点数を踏まえて苦手な分野を分析して克服しつつ、難しい問題へも対応できるスキルを身につける必要があります。

本番で出題される問題と同等、あるいはそれ以上のハイレベルな問題が収録されている参考書を活用しつつ、点が取れていないパートを集中的に対策しましょう。

毎日継続して勉強する

TOEICの試験に挑む際は、毎日少しでも良いので勉強を続ける必要があります。

TOEICに限らず、試験対策において最も大切で難しいのは、目標へ向かって勉強することを一つの習慣として日常に取り入れることです。

TOEICの試験へ向けて対策を行う際は、勉強すること自体を日常の一部として習慣づける工夫が必要です。

TOEICの試験対策の取り組みを習慣化する際は、たとえ1日10分でも良いので勉強を欠かさずに続けましょう。

学生の場合は授業の空きコマやバイトまでの移動時間、社会人の場合は通勤時間や退勤後のスキマ時間を効率よく使い、TOEICの勉強に当てることがコツですよ。

TOEICの勉強法に関してよくある質問

TOEICの勉強法に関してよくある質問をまとめました。

  • TOEICは1ヶ月でどれくらい伸びる?
  • 社会人がゼロからTOEICを受けるのは無謀?
  • TOEICは何ヶ月前から勉強すればいい?
  • 0から600点や900点を目指すのは不可能?

それぞれの質問に対する回答に加えて、押さえておくべき考え方や行動方針を解説します。

同様の悩みや、今後考えるべき事項がないかチェックしておきましょう。

TOEICは1ヶ月でどれくらい伸びる?

TOEICの勉強を1ヶ月行った際のスキルや点数の伸び幅は、現状のスコアや、試験日までに学習に使える時間によって大きく変わってきます。

現状のスコアが600点未満の場合、英文法や単語力の強化次第では、100点以上のアップも決して不可能ではありません。

現状のスコアが600点以上の場合でも、1日30分〜1時間程度の学習を継続的にコツコツ行えば、達成できる可能性は大いにあります。

しかし、1ヶ月でTOEICのスコアを200点以上アップさせたいとなると、1日あたり3時間前後の学習時間を確保できない限り、達成するのはかなり困難です。

TOEICのスコアの伸び幅は人によって変わってくるものの、現実的に伸ばせる点数は50〜100点前後と見ておきましょう。

200点以上のスコアアップを狙いたい人は、2〜6ヶ月など比較的長めの時間を準備期間として考え、長期的な学習スケジュールを立てて勉強を習慣化するのがおすすめです。

社会人がゼロからTOEICを受けるのは無謀?

社会人からTOEICを受けることは、決して無謀な挑戦ではありません。

むしろ社会人になってからTOEICに挑戦することで、学生時代よりもスコアの活用方法や、目標達成によって見えてくる世界が大幅に広がります。

学生時代のTOEICのスコアは、大半が以下のジャンルにおいて活用できる大切な要素です。

  • 大学受験のアピールポイント
  • 新卒での就職活動
  • 海外留学やワーキングホリデーへ向けた準備

社会人になると、TOEICのスコアを活用する方法は大きく広がり、例として以下のパターンが挙げられます。

  • 英語の習得で対応業務範囲の拡大
  • 転職市場で人材価値の向上
  • 勉強することの習慣化
  • 会社と家の往復からの脱却

日本は海外に比べて英語の教育レベルが高くないため、TOEICのスコアを通してある程度以上の英語力を証明すると、日々の転職活動や業務に役立ちやすいです。

社会人からTOEICの目標スコア達成へ向けて努力することは、働きながら達成するのが難しいと言われている「勉強の習慣化」を身につけることにも直結するのです。

1日の平均勉強時間が約6分間と言われている日本で、TOEICのハイスコア取得を通してIT企業や伸び盛りの外資企業で働く人材を目指してみるのも面白いですよ。

TOEICは何ヶ月前から勉強すればいい?

TOEICを勉強すべき時期は、以下の要素によってそれぞれ大きく変わってきます。

  • 目指したいスコアと現状の点数の差
  • 学業や仕事が比較的落ち着いている時期
  • TOEICのスコアを活かしたい・必要になるタイミング

前述の通り、1ヶ月で伸ばせるTOEICのスコアは、大幅な学習時間を確保できない限り100点前後が現実的です。

あなたが目指したいスコアと現状の点数が100点以上離れている場合、最低でも2ヶ月以上の対策期間を設けましょう。

せっかくTOEICの目標へ向けたスケジュールを立てていても、学業の課題や仕事の繁忙期による影響を受けてしまうと、思い通り勉強が進まない可能性もあります。

転職や異動の希望届けを出すタイミングでは、TOEICのスコアが今後の運命を左右するキーポイントとなるケースも少なくありません。

TOEICの対策を始める時期を考えたい人は、仕事やライフイベントの時期や影響を考慮しつつ、目標スコアと現状の点数を踏まえて具体的な時期を決めましょう。

0から600点や900点を目指すのは不可能?

TOEICを受けたことがない状態から600点以上を目指すことは、あなたの英語スキルや学習時間によって決して不可能ではありません。

TOEIC600点は、英語のリスニングや英文法、読解力において最低限のレベル以上を証明する数字です。

英語の基礎に自信がない方は、まず1ヶ月〜2ヶ月集中的に対策に取り組んだり、3ヶ月〜6ヶ月の長期プランを立てて学習を行ったりして、TOEICで600点を目指しましょう。

また現実的に考えると、英語そのものやTOEICに関する知見がない人がいきなり900点以上を目指すのは困難です。

TOEIC自体は学生向けではなく、仕事で英語を活用したいビジネスマン向けに監修されている試験なので、場合によっては英語よりもビジネス用語に関する強化が必要です。

TOEICの勉強法を理解してスコアを上げよう

TOEICの勉強方法は、あなたが目指すスコアや試験に対する慣れによって変わってきます。

しかし、試験そのものに対する考え方や必ず習慣化すべき内容には共通点が多数あるので、情報をただ頭に取り入れるだけでなく、必ず行動に移しましょう。

中でも英語のリスニングや長文読解のスキルは、一朝一夕で身につくものではありません。

TOEICのスコアをアップさせるには、点数とパート別それぞれの対策方法をしっかり理解したうえで、苦手克服に向けた取り組みを行うことが大切です。

仕事や学業に支障が出ないよう、比較的余裕のある日程を選んで試験に申し込むことで、スケジュールに余裕を持って対策できますよ。

TOEICの点数を効果的にアップさせるには、明確な目標を見失わず、勉強を習慣化することが必要不可欠です。

毎日少しでも良いので日々のスキマ時間から学習の時間を確保し、TOEICの勉強を生活の一部とすることで、効果的な学習へ繋がることは間違いありません。

前述した勉強方法を参考にしつつ、TOEICのスコアを海外留学や就職活動などで強い武器にできるよう、少しずつ目標へ向かって精進していきましょう。

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この記事を書いた人

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