・34歳のフリーターはやばい?
・34歳のフリーターの就職方法は?
こんな悩みに答えます。
現在フリーターとして活動しており「就職したいけどどうすればよいのか分からない」と感じている人は多いのではないでしょうか?
本記事では、「34歳フリーターのリスクや就職するための方法」について解説していきます。
この記事を読むことで、あなたの次の行動を明確にすることができますよ。
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フリーターと呼ばれるのは34歳まで
厚生労働省の定義では「フリーター」と呼ばれる人は、以下の条件に当てはまる人のことを言います。
- 年齢は15〜34歳まで。
- 終業している人で、雇用形態が正社員ではない「パート」や「アルバイト」という名称の人。
- 学生または主婦ではない「パート」「アルバイト」の仕事を希望している人。
このことから「フリーター」は34歳までの若い人のことを言い、35歳を過ぎると「無職」または「アルバイト」と呼ばれるようになります。
フリーターの人口
内閣府の子供・若者白書を参考にすると、フリーターの人口は179万人となっています。
つまり、15歳~34歳の人口の6.8%がフリーターと言えるでしょう。
10代の若い世代のフリーターは8万人と最も少ないのに対し、25歳~34歳の上の世代のフリーターでは年々増加傾向となっていて、年を重ねるごとに増えていることが分かります。
34歳フリーターはこの先ずっとフリーターのままだとどうなる?
34歳フリーターが、今後もこのままフリーターとして生活をしていると、一体どのようなことが起こるでしょうか?
このままフリーターだと起こる可能性がある4つのことについて詳しく解説していきます。
年齢が上がるにつれて正社員での雇用が難しくなる
求人の年齢制限や、加齢による体力的な問題が出てきますので、年齢が上がるにつれて正社員での雇用は、次第に難しくなっていきます。
例えば、34歳くらいの中年を採用する時に企業が求めている人といえば、入社してすぐに即戦力になる人や、部下を引っ張っていくようなリーダーシップがある人です。
そして、年齢が上がるにつれて企業から求められることは増えていくので、転職が遅いほど採用されるのは難しいと言えるでしょう。
また、年相応の年収を支払う企業の場合では、たとえ実績が無くても年齢に応じた年収を支払わなけないことから年齢が高くなるほど敬遠されがちになります。
これらのことから、年齢が上がるにつれて正社員での採用は難しくなるでしょう。
正社員との生涯年収の差が広がる
昇給やボーナス、退職金の有無が関係あることからフリーターと正社員では生涯年収の差は広がる一方です。生涯で稼ぐお金はなんと、1億円以上の差がつくと言われています。
厚生労働省が過去に出したデータでは、フリーターと正社員の生涯年収では年齢が増えるごとに格差は広がっていくことが分かります。
正社員では年齢が上がると年収が増えていますが、フリーターであるパートやアルバイトは年収は一定で、ほとんど変わらないです。
生涯年収は早い内から、正社員になると損をしなくて済みます。
家や車のローンを組むのが難しく家庭を持つのが厳しい
フリーターは社会的信用が低いため住宅のローンを組むことはもちろん、車のローンを組むのも難しくなってきます。
ローンは一定の収入があって、返済能力があるかどうかが問われるので、雇用と収入が不安定なフリーターは返済できるという証明がしにくいので審査に通過しにくいことが多いです。
さらに、年齢が上がっていくとローンの返済期間が短くなるため、より難しくなっていくでしょう。
特に住宅は高額な買い物なのでフリーターではローンを組むのは難しいです。
老後の年金の受取額は正社員の半分以下
フリーターが老後に受取れる年金は「国民年金」のみとなっています。
一方で会社員は「国民年金」のほかに、会社で一部を負担してくれる「厚生年金」にも加入しているため、受取れる年金の額が高くなります。
厚生労働省の調査では、国民年金の毎月の受取額の平均は5万6千円。厚生年金の毎月の受取額の平均は14万6千円とかなり差があることが分かります。
このことから、フリーターは老後に受取れる年金は国民年金のみの5万6千円なので、会社員と比較すると毎月の受け取り金額は半分以下と言えるでしょう。
「転職35歳限界説」はホント?年齢が上がると転職しにくい理由
「転職35歳限界説」という言葉は本当なのでしょうか。35歳を過ぎると転職しにくい理由も合わせて解説します。
「転職35歳限界説」は崩れつつあるが転職しにくいのは事実
「転職35歳限界説」は無くなりつつありますが、35歳を境に転職しにくくなるのは事実です。
この言葉ができたのは、2006〜2007年ごろは転職がブームだった時代で、1993年~2002年前後の就職氷河期の29歳くらいの若い世代の人達を「第二新卒」として採用する企業が多くありました。
当時は若い世代を多く採用していたため、35歳くらいの中年が採用されないことが増え「転職35歳限解説」という言葉が流行したと言われています。
しかし今では人手不足などがあり「転職35歳限界説」だった当時よりも難易度が下がっています。
「絶対に転職できる」という訳ではないですが、中年フリーターは転職に苦しむことは確実と言えるでしょう。
求人の年齢制限があるところが多いため
ハローワークや転職エージェントでは、年齢制限を設けていることが多くあるからです。
年齢制限をしてある理由は、以下のようなものがあります。
企業からすると、30代の中年フリーターと20代の若い世代であれば、メリットが多い若い世代の人材を求めているでしょう。
また、はっきりと年齢制限をしていなかったとしても、その職業の実績が必要となる場合があります。
若くはない社員が入社したら扱いにくい
34歳という年齢は20代と比べると、決して若くはありません。
たとえ採用されたとしても、自分の上司になる人が年下になるので、指導しにくいですし、周りから見ても扱いにくいと感じてしまいます。
コミュニケーションが取りにくい上に、ときにはトラブルに発展してしまうこともあるでしょう。
仕事をスムースに進めていくには、人間関係も大切。企業は職場の雰囲気にあった人を採用することも心掛けます。
34歳フリーターが転職しやすい仕事3選
34歳でも転職しやすい仕事があります。ここでは3つ紹介します。
販売職
学歴や資格が関係ないことが多く、専門知識が必要なく未経験からできるため、販売職はフリーターが転職しやすい職業です。
例えば、ショップ店員、ホテル従業員などがあり、サービスや物をお客様に直接提供する仕事があります。
自分の接客でお客様の反応を間近で感じることができるため、接客することが好きな人に向いている仕事でしょう。
営業職
営業職は資格や学歴が必要ないことが多く、結果が全ての実力主義の世界なのでフリーターが転職しやすい職業です。
営業職はお客様の悩みに対して解決策を考え、その問題解決にふさわしい商品やサービスを提供する仕事になります。
例えば、自社で作っている商品の営業をしたり、様々な企業やメーカーから商品を仕入れて営業をすることがあります。
営業のスキルが身に着く上に、成果次第で給料が上がりやすいというメリットもあるので、数字を追いかけるのが好きな人に向いている仕事でしょう。
介護職
高齢者が増えていることもあり、人手不足な職業なのでフリーターは転職しやすいです。
資格が無く、未経験からでも採用してもらうことができる上に、働きながら無料で資格を取ることができるところもあります。
役に立つ仕事のためやりがいがあり、介護に関するさまざまな資格を取得していくことで収入アップが期待できます。
「介護福祉士」の資格を取得していると全国どこでも雇ってもらうことができるため、働き方の選択肢が広がるでしょう。
学歴なしスキルなし34歳フリーターの転職のコツ
学歴やスキルが無いフリーターが、転職をする時のコツを3つ紹介します。
未経験OKや未経験歓迎の仕事を選ぶ
未経験歓迎の仕事を選ぶと、業界の経験者かどうかを問わない企業が多くいるため、自分に向いている企業が見つかる可能性が高くなります。
しかし熱意だけがあっても企業が採用するメリットが無いので「アルバイトでの経験がこんな風に生かすことができます」などのアピールができるようにしましょう。
自分を採用することでどんなメリットがあるのかを、自身で上手くプレゼンすることができると成功に近づきます。
アルバイト経験が生きる仕事を選ぶ
アルバイトでの経験が生きる仕事だと、採用に有利になることがあります。
例えば、アルバイトで経験したことがあるならそれだけで有利ですし、過去にしていたアルバイトの職種が全く関係なくても、共通していることや任されていたことをアピールすると良いでしょう。
企業によっては実務経験がある人を優先して採用することがあるので、採用されやすいことがあります。
研修体制が整っている企業を選ぶ
研修体制が整っている企業だと会社で新人の育成に力を入れていることが多く、経験が浅くてもサポートしてくれます。
例えば、教育マニュアルや入社後の研修がある企業だと、入社してすぐに新人がやるべきことがはっきり決まっているため、孤立して困ることはありません。
何度も教えてもらうことができたり、質問をしやすい境だと、少しずづ成長することができるため自分の自身に繋がっていきます。
入社後に自分が生き生きと仕事ができるよう職場選びは、研修体制が整っているかどうかを見ることも良いでしょう。
まとめ
34歳のニートに関する記事は以上です。
最後になりますが、本メディアでは仕事や就職に関する情報から、フリーランスに関する情報まで幅広く発信しています。
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