- 職歴なしのニートから公務員になれる?
- 職歴なしのニートから公務員になれるのか不安
- 職歴なしのニートが公務員になる時の立ち回り方法を知りたい
こんな疑問に答えます。
現状ニートやフリーターで公務員を視野に入れているものの、「実際になれるのか?」「無理じゃないの?」と疑問に感じる人は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、ニートから公務員になることは普通に可能です。
しかし諸注意がありますので、本記事では「職歴なしのニートが公務員を目指す時の立ち回り」について記事にしていきます。
この記事を読むことで、間違った手法で公務員を受験する可能性を間違いなく無くすことが可能ですよ。
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職歴なしのニートに公務員は無理?
冒頭でも説明したように、職歴なしのニートだからといって「公務員が無理」ということはありません。
少しここの部分について掘り下げて考えていきましょう。
職歴よりも倍率の方が重要
実は公務員になるには、職歴よりも倍率の方が遥かに重要です。
公務員は「地方公務員」と「国家公務員」に分類できますが、当然の如く受ける種類、地域によって倍率は変わります。人気の地域であれば倍率は100倍を超えた年もある程です。
つまり「公務員試験は落ちる人が尋常じゃなく多い地域もある」ということを覚えておきましょう。
公務員試験にニート歴は関係ない
そして公務員試験に落ちる人は非常に多いので、浪人して受験する人も珍しくありません。
そのため、公務員試験において職歴はあまり重要視されないのです。何回も受ける人が多いのが実情なので、面接官も特に掘り下げてきません。
現状ニートやフリーターの方でも、全然挑戦可能ということですね。
職歴なしのニートが公務員試験を受ける時の「よくある質問」
ここで職歴なしの公務員試験を受ける時のよくある質問について答えていきます。
中卒のニートでも公務員になれますか?
実は高卒じゃないと公務員になれないと感じている方が多いですが、中卒でも公務員試験を受けることが可能です。
地方公務員方には「学歴による差別はしない」という内容がしっかり記載されているため、中卒であろうと公務員試験を受けることができます。
しかし学力試験の場合で苦戦する人は多いので、予備校に通ったりする必要があるでしょう。
なるほど。。高卒でしかダメだと思っていたので勉強になりますね。
女性ニートでも公務員になることはできますか?
偏見かもしれないですが、公務員って女性より男性の方が多くないですか?
いえ、そんなことはありません。女性でも公務員試験を受ける方は数多くいますし、試験で落ちやすくなることもありません。
そうでしたか。職歴や性別による影響もないということですね。
30歳のニートでも公務員になることはできますか?
全然問題なく公務員になることができますよ!しかし年齢制限がギリギリなので注意して下さいね。
国家公務員試験は一律で年齢制限が30歳までとなっていますが、地方公務員に関しては少し変わってきています。
自治体によっては上限を35歳まで引き上げたりしている場合があるので、自分の受ける自治体の年齢制限を確認しておきましょう。
また地方公務員は年齢によって試験の難易度が区分されているので、学歴は関係ないものの、年齢によって受ける試験内容が違います。
- 地方公務員(高卒程度):18-21歳
- 地方公務員(短大・専門卒程度):19-25歳
- 地方公務員(大卒程度):22-30歳
地域によって違うので上記は全国の平均を纏めていますが、例えば高卒で24歳の場合、高卒程度ではなく大卒程度の枠を受験しなければなりません。
難易度は勿論大卒レベルの問題なので、しっかり試験の問題を解けるように勉強しておきましょう。
職歴なしのニートが公務員に逆転合格した体験談
ここで職歴なしのニートが公務員に逆転合格した体験談について一部紹介していきます。
会社員を辞めてニート→その後市役所に合格
まずは「会社員を辞めてニート→その後市役所に合格した」事例です。
これは僕の友人の話ですが、会社を辞めてからニートになり、1年間勉強した後市役所に合格したと言っていました。
ちなみに合格するまでにどのくらい勉強したのか聞いてみたところ、1日12時間勉強を1年続けたそうです。つまり市役所レベルでもこのくらいの勉強量は必要だということです。
大卒からニート→1年間勉強し地方公務員合格
次に「大卒からニート→1年間勉強し地方公務員合格した」事例です。
これは僕の後輩の話ですが、体育大学を卒業した後ニート→親に言われるがままに公務員の予備校に入学→1年間予備校に通った後合格という流れで地方公務員に受かりました。
そんなに頭の良い後輩ではなかったので、現状何も知らなかったとしても努力次第で受かることが可能だということですね。
公務員浪人を繰り返しニートになった体験談
次に公務員浪人を繰り返し、ニートになってしまった体験談も話しておきます。
高倍率を受け続けて落選しニートに
まずは「高倍率を受け続けて落選しニートになったパターン」です。
先ほど倍率は非常に重要だという話をしましたが、倍率の高い地域の試験を受け続けて、結局浪人を繰り返してしまう人がいます。
もし自分の受ける試験の倍率が高い場合は、落ちた時に民間を受ける対策を忘れないようにしましょう。
退職して公務員を目指すもニートに
次に「退職して公務員を目指すもニートになったパターン」です。
安定した職場に入りたくて勢いで会社を退職→公務員を目指すものの受からない→挫折してニートというパターンになる人は割と多くいます。
こちらも上記と同様、挑戦するのはOKですがリスク管理が非常に重要です。
年齢制限(30歳)まで受け続け派遣社員に
最後に「年齢制限(30歳)まで受け続け派遣社員になったパターン」です。
年齢制限ギリギリまで受けて受からなかったばかりに、どこの企業にも受からず派遣社員に…という場合の人も存在します。
日本企業は基本的に若手を重宝して書類を通す傾向があるので、年齢が高いと面接にすら行くことができなくなってしまうんですね。
こちらも後にリスク管理の対処法について解説していきます。
ニートから公務員になる為の一般的な2つの手法
成功体験・失敗体験について2種類述べましたが、ニートから公務員になる手法は以下の2つです。
独学で勉強する
1点目は「独学で勉強する」方法です。
一般的に自学で公務員試験に挑む人が多いですが、先ほども書いたように1日10時間程度の勉強をひたすら1人で続けなければならないので、相当な覚悟と継続力がいります。
分からない点も1人で解決しないといけないので、行けるなら予備校に通った方が良いですね。
予備校に通って勉強する
2点目は「予備校に通って勉強する」方法です。
予備校に通うことで、試験の傾向から面接対策までサポートしてくれるので、自学で進めるよりも非常に効率的に勉強に励むことができます。
しかしある程度のお金がかかってしまうので、効率的な分そこは覚悟しておきましょう。
ニートから公務員を目指す時のおすすめの自治体3選
さてそれでは本題ですが、公務員試験は職歴よりも倍率が重要なので、確実に受かりたいなら倍率の低いところを受けるのが最もセオリーな手法です。
国家公務員に関しては毎年非常に倍率が高いので、地方公務員について解説をしていきます。
地方公務員(初級職)の倍率ランキング
地方公務員(初級職)の倍率ランキングは下記の通りです。
- 岐阜県(事務B):倍率2.6倍
- 富山県(一般事務):倍率3.3倍
- 島根県(一般事務):倍率3.8倍
初級職を狙っている方は積極的に狙ってみると良いでしょう。
地方公務員(中級職)の倍率ランキング
地方公務員(中級職)の倍率ランキングは下記の通りです。
- 岐阜県(事務A):倍率2.6倍
- 北海道(一般行政):倍率3.6倍
- 秋田県(一般事務):倍率4.8倍
中級職を狙っている方は積極的に狙ってみると良いでしょう。
地方公務員(上級職)の倍率ランキング
地方公務員(上級職)の倍率ランキングは下記の通りです。
- 島根県(事務A):倍率3.3倍
- 北海道(一般行政)、静岡県(行政従来型):倍率3.5倍
- 岐阜県(行政I):倍率3.8倍
上級職を狙っている方は積極的に狙ってみると良いでしょう。
ニートが公務員試験で面接を切り抜ける3つのコツ
地方公務員のおすすめについて説明したので、ニートが公務員試験の面接を切り抜ける3つのコツについて説明します。
勉強を続けていたことを伝える
1点目は「勉強を続けていたことを伝える」ことです。
ニートの期間が絶妙に長い場合は、「公務員試験の勉強をしていた」という趣旨を伝えましょう。変に空白期間が空いていると、面接で不利になる場合もあります。
職歴は関係ないと言いましたが、あくまでそれは書類選考→試験までの話なので、面接においてはしっかり勉強し続けていたことを言っておきましょう。
何かに挑戦していたことを伝える
2点目は「何かに挑戦していたことを伝える」ことです。
「勉強をしていた」と言うのでもOKですが、ニートの空白期間中に何かに挑戦していたことをアピールするのでも面接官の加点対象になります。
嘘でも良いので、「資格の勉強」「職業訓練」「独立していた」など、何かしら前向きに挑戦していたアピールをすると良いでしょう。
委縮せず自信を持って話す
3点目は「委縮せず自信を持って話す」ことです。
最後にこれはマインドの話ですが、ニートだからといって変に委縮せず、自信を持って堂々と話しましょう。
就活や転職でも言えることですが、「自信満々に話しているだけで大手企業に受かった」というのはよくある話です。僕の先輩もそれで外資系の超一流企業に就職しました。
何のスキルや経験を持っていなくとも、面接まで言ったら堂々と取り組んでくださいね。
ニートから公務員になることのリスク
最後にニートが公務員を受けることのリスクや注意点の話をしておきます。
まず注意点ですが、ニートから公務員になったとしても、就職後に「思ったのと違かった」「上司がきつい」「残業が鬼」という理由で辞めてしまう人も多いです。
一般的に公務員=安定・ホワイトと言われていますが、それは場所によるので、あなたの場所がそうであるとは限りません。
毎日10時間勉強を繰り返し、やっとの思いで公務員試験を受けるわけですから、何となく公務員に行こうとしている人は注意して下さい。
次にリスクの話ですが、勉強を10時間続けていたとしても、多くの受験者は初年度で合格できない人が多いです。
公務員試験は通っても面接で落ちる可能性がある以上、少なくても2~3年は捧げる覚悟がないと、公務員を目指すことが徒労に終わる可能性もあるので、覚えておきましょう。
次に合格できなかった時のリスク対策について説明していきます。
ニートから公務員を受けるなら民間も視野に入れて行こう
続きまして、ニートで公務員を目指すのであれば、民間就職も視野に入れていきましょう。
20代であれば、ニートや既卒、フリーターの状態であっても正社員になることは容易に可能で、公務員よりも圧倒的な工数の少なさで就職することができます。
公務員試験を受けるのも結構ですが、お金や時間のリスクも高いです。そのため、もし「就職できないから公務員試験を受ける」という安易な考えを持っていたのなら止めておきましょう。
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まとめ
職歴なしのニートが公務員を目指す時の立ち回りに関する記事は以上になります。
- 公務員試験に職歴は関係ない。重要なのは倍率
- 受かりやすい自治体を受け、受かる確率を上げていこう
- 落ちる人の割合は多いので、早めのリスク管理が超重要
内容を纏めるとこの通り。どんな場合でも迅速に立ち回れるように努めて下さいね。
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