【2024年最新】医療事務の資格はどれがいい?どこでとるのがいい?難易度や取り方も解説!

「医療事務」と聞くと、通信講座で人気、役立つ資格という印象がありませんか?

病院やクリニック、さまざまな医療現場で役立てることのできる医療事務資格ですが、医療事務資格の中にも数多くの資格が存在しています。

ここでは、医療事務の資格の種類や難易度、どんな人におすすめなのか、勉強方法などを紹介します。

また、医療事務関係の資格の勉強にあたって、独学や通学、通信講座のそれぞれのメリット・デメリット、通信講座ではどこがおすすめなのかも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

医療事務資格の勉強にはユーキャンの講座がおすすめです。

詳しくはユーキャンの公式HPをご覧ください。

医療事務 通信についてはこちら

サイト監修者情報

徳永浩光

キャリアコンサルタント Webメディア監修

【キャリアコンサルタントの視点から情報発信】

国家資格キャリアコンサルタント所持。キャリアコンサルタントの視点からWebメディアを監修。キャリア形成、資格取得に関しての情報を発信。

マイベストプロ掲載

キャリコンサーチ掲載
目次

医療事務資格とは?

医療事務資格とは資格の名称ではなく、医療に関する資格の総称です。

医療事務資格の中でも種類はさまざまあり、それら全ての資格を総合して「医療事務」とされています。

病院ではおもに事務作業が中心の裏方になりますが、受付業務もあるため病院の顔にもなっていますよ。

受付や会計業務は、医療事務資格の保有がなくても医療事務の仕事はできますが、診療報酬計算の業務では専門的知識が必要になるため、資格があったほうが業務に役立つでしょう。

また、近年では高齢化によって医療費も増加傾向にあり、そのため診療報酬業務を行える医療事務資格保有者の需要は増加しています。

医療事務の資格を保有していると、就職の際に医療事務の知識を持っている人としての証明にもなるため、無資格の方よりも採用されやすいメリットもありますよ。

医療事務の仕事内容

医療事務の仕事は大きく分けると、「受付業務」、「クラーク業務」、「レセプト業務」の3つに分かれています。

業務名 業務内容
受付業務 来院した患者さんへの対応業務
クラーク業務 医療スタッフと患者さんを繋ぐサポート業務
レセプト業務 診療報酬請求業務

1つずつ業務内容を詳しく紹介していきますね。

受付業務

1つ目に、「受付業務」の説明をします。

多くの方が医療無事務と聞いて、イメージしやすいのは受付や窓口の業務ではないでしょうか。

窓口・受付業務は来院した患者さんの保険証を預かり、問診票を記入してもらい、受診する科を案内します。

患者さんと一番最初に関わり、最後の会計の際も関わるため、一般事務よりもマナーや接遇が求められる仕事になっていますよ。

また、病院に行った際一番最初に行くのは窓口であり、受付・窓口の業務は「病院の顔」としての役割も果たしています。

患者さんが帰る際に、感謝の言葉を言ってもらえる嬉しさや入院していた方が退院する姿を見送れる喜びを感じられる仕事でもありますよ。

最近では、病院の人気ランキング・口コミもネット上にあるため、患者さんから見て好意的な印象をまず残せるかは、受付・窓口業務にかかっているといえるでしょう。

クラーク業務

2つ目に、「クラーク業務」の紹介をしますね。

クラーク業務は、医療事務や医師・看護師の秘書として業務することが多く、患者さんと医療スタッフの架け橋になる存在です。

クラーク業務は、「外来クラーク」と「病棟クラーク」に分けられています。

「外来クラーク」では、受付業務・電話対応・患者さんの呼び出し・カルテ管理・レントゲン検査の準備などが主な業務になっていますよ。

「病棟クラーク」では、入院病棟での事務作業を中心とした業務になっています。

入退院の手続き・手術や検査スケジュールの管理・食事表の管理なども業務の一環ですよ。

病棟クラークでは、ナースステーションの事務室で業務することが多いため、患者さんやその家族から質問を受けやすい点もあるでしょう。

そして、外来クラーク、病棟クラークともに、事務作業に加えてカルテやレントゲン検査の準備もあるため、医療の専門的な知識も必要になります。

また、医者や看護師、患者さんとそのご家族を繋ぐ架け橋のような存在になるため、コミュニケーション能力も求められるでしょう。

レセプト業務

3つ目に、「レセプト業務」の紹介をしますね。

「レセプト業務」とは、医療事務の中で特に重要とされている業務です。

レセプトとは、診療報酬請求のことであり、病院にかかった際の費用の明細のことですよ。

患者さんが診療の際に受けた治療に応じて、あらかじめ定められている診療報酬点数に基づいて、治療費の請求を行います。

通常、病院にかかる際は保険証を提出して診療を受けますが、日本では医療保険制度が充実しているため、患者さんは治療費の一部のみ負担しています。

一部は患者さんが支払い、残りの治療費は保険証を交付している健康保険組合や国民健康保険組合が払う仕組みになっています。

健康保険組合や国民健康保険組合に対して、診療費用の請求を行う業務を「レセプト業務」とされていますよ。

レセプトには、患者さんがかかった医療機関名、診療の対象になった傷病名、傷病に対して行った処置や薬などの情報の記載があり、処置費用、薬に応じての診療報酬点数が1ヶ月分記載されています。

診療月の翌月10日までには、レセプトを提出しなければいけないため、月末月初は非常に忙しいようです。

そして、診療報酬は基本2年ごとに改正されており、点数や解釈が変更になることもあるため、勉強の継続が必要な業種でもありますよ。

医療事務資格の難易度は?

医療事務資格は、国家資格ではなく、すべて民間団体が実地している民間資格になっています。

医療事務の中でも、試験の種類はさまざまで、難易度や合格率も試験によってばらばらです。

一般的な国家試験に比べて、医療事務の資格試験は易しいとされていますが、あくまで勉強をしっかりと行ってきた方が前提となるでしょう。

実際の試験では、レセプトの作成を問われる試験もあるため、国家試験より易しいからと、勉強を怠ってしまうと試験でつまづいてしまう要因になるでしょう。

では実際に、医療事務の資格の種類はどんなものがあるのでしょうか。

医療事務の中の資格試験の種類や難易度について、それぞれの特徴を踏まえて次から紹介していきますね。

医療事務資格の種類

医療事務の中でも、資格の種類はさまざまあると説明してきましたが、今回は難易度が高いとされている8つの医療事務資格試験について「ソラスト教育サービス」の情報を基に、難易度が高い試験から順に表にまとめました。

難易度順位 資格名 合格率
1 診療報酬請求事務能力認定試験 27.5~41.6%
2 医科 医療事務管理士技能認定試験 50.0~65.0%
3 医事コンピュータ技能検定試験 準1級:55.7%
2級:33.7%
3級:63.2%
4 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士) 2級:61.7%
1級:54.2%
5 医療事務認定実務者試験 60%~80%
6 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) 73.7%
7 医療事務技能認定試験 85.0%
8 医療事務検定試験 88.5%

(参考:ソラスト教育サービス公式HP)

上記の表をみると、一番難易度の高い試験は、「診療報酬請求事務能力認定試験」、合格率は27.5%~41.6%となっています。

反対に、一番難易度が低い試験は「医療事務検定試験」であり、合格率は88.5%と診療報酬請求事務能力認定試験に比べて、およそ3倍も合格率が違うことが分かりますね。

なぜ、試験の種類によって合格率に差が出ているのでしょうか。

難易度の高い診療報酬請求事務能力認定試験から順番に、試験概要と特徴について、次から説明していきますね。

診療報酬請求事務能力認定試験

(引用元:公益財団法人日本医療保険事務協会公式HP)

診療報酬請求事務能力認定試験の試験概要
学科・科目 ・法規:医療保険制度・介護保険制度
・医学一般:医療用語及び医学・薬学の基礎知識など
・保険請求事務:保険報酬・薬価基準・材料価格基準の基礎知識など
問題数 ・学科試験:20問
・実技試験:レセプト作成2問
主催・営業元 日本医療保険事務協会
受験料 9,000円(税込)
受験資格 受験資格なし
実地時期 年2回、7月・12月の日曜日または祝日に実施
試験時間 3時間(午後1時〜4時)
合格率 27.5〜41.6%
合格基準 ・学科試験70点以上(100点満点中)
・実技試験80点以上(100点満点中)
必要勉強時間 300~600時間

(参考:日本医療保険事務協会、ソラスト教育サービス公式HP)

診療報酬請求事務能力認定試験は、日本医療保険事務協会が実地している試験であり、診療報酬業務を行う人の資質向上、業務の効率化を図るための試験になっています。

診療報酬請求事務能力認定試験の資格を取得すると、診療報酬計算の際に知識が役立つとされています。

診療報酬請求事務能力認定試験は、医科・歯科の2種類試験があり、それぞれ学科試験と実技試験を行いますよ。

医科と歯科の同時受験はできませんが、どちらも受験資格はなく、受験料も同額になっています。

診療報酬請求事務能力認定試験は、試験時間3時間の中で学科と実技を両方解答するという、他の試験とは少し異なった特徴があります。

学科と実技を解答する時間配分は、自由になっており、試験中には電子機器を除く資料の持ち込みが可能になっていますよ。

学科試験だけでなく、実技試験でのレセプト作成でも、資料を見ながらの解答が許されています。

資料を見ていいのなら合格率は高くなるのでは?と思いがちですが、診療報酬請求事務能力認定試験では、学科試験は100点満点中70点以上、学科では100点満点中80点以上とどちらも得点を獲得しなければならないため、その点から合格率は低くなり、難易度も高いとされているといえるでしょう。

医科 医療事務管理士技能認定試験

(引用元:技能認定振興協会公式HP)

医科 医療事務管理士技能認定試験の試験概要
学科・科目 医科 医療事務管理士
実技試験/学科試験
問題数 ・在宅試験:(1)実技試験/マークシート(択一式)診療報酬明細書(レセプト)点検問題1問・作成問題2問(外来1問・入院1問)
(2)学科試験/マークシート(択一式)10問
・インターネット試験:(1)実技試験(択一式)60問
(2)学科試験(択一式)50問
主催・営業元 技能認定振興協会(JSMA)
受験料 ・在宅試験:7,500円(税込み)
(免除あり):5,400円(税込み)
・インターネット試験:7,500円(税込み)
受験資格 受験資格なし
実地時期 ・在宅試験:毎月(毎月第4土曜日翌日の日曜日)
・インターネット試験:好きな時に受験可能
試験時間 試験時間なし
合格率 50%
合格基準 ・在宅試験:実技試験/点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点をし、かつ3問の合計で約80%以上
学科試験/約80%以上
・インターネット試験:70%以上の得点
必要勉強時間 350~400時間

(参考:技能認定振興協会、ソラスト教育サービス公式HP)

医科 医療事務管理士技能認定試験は、技能認定振興協会で昭和49年から行われている日本初の医療事務資格として、資格試験として幅広く知られています。

取得すると、診察の受付・会計・カルテの管理など様々な業務に知識を役立てられる資格になっていますよ。

また、病院以外にもクリニックや健康保険組合、検診センターなどでも勤務が可能になります。

業務内容が幅広いため、全国の医療機関で必要とされている人材であり多忙に思えますが、午前のみ、午後のみなどのシフト制を導入している病院も多いため、ライフスタイルに合わせた勤務時間を組めるメリットもあります。

また、カルテから診療費を計算する業務スキルは専門性が高く、医科 医療事務管理士の資格を保有していると、医療機関からの評価が高く、就職の際に強いアピール材料にもなりますよ。

受験資格はなく、受験方法は毎月実地されている在宅試験か、好きな時に受験できるインターネット試験の2種類になっています。

在宅試験では、レセプト点検・レセプト作成問題合計3問のうち1問60%以上の得点が必須であり、3問合計で80%以上の得点が必要になります。

インターネット試験では、全体の70%以上の得点を獲得できることが合格基準になっていますよ。

合格率は50%となっており、およそ半数の方が合格できるということになっていますね。

医事コンピュータ技能検定試験

(引用元:一般社団法人医療秘書教育全国協議会公式HP)

医事コンピュータ技能検定試験の試験概要
学科・科目 領域Ⅰ 医療事務
領域Ⅱ コンピュータ関連知識
領域Ⅲ 実技(オペレーション)
問題数 領域Ⅰ 20問
領域Ⅱ 30問
領域Ⅲ レセプト作成2問・点数問題20問
主催・営業元 一般社団法人 医療秘書教育全国協議会
受験料 準1級:8,600円
2級:7,500円
3級:6,400円
併願2、3級:13,900円
併願準1級、2級:16,100円
受験資格 受験資格なし
実地時期 第57回3級 2024年6⽉15⽇(土)
準1級・2級 2024年6月16日(日)第58回3級 2024年11⽉16⽇(土)
準1級・2級 2024年11月17日(日)実地期間は実技試験実地パターンによって異なる
試験時間 領域Ⅰ、Ⅱは各30分
領域Ⅲは60分
合格率 準1級:55.7%
2級:33.7%
3級:63.2%
合格基準 全級共通:領域Ⅰ160点、領域Ⅱ60点、領域Ⅲ60点の180点満点
領域Ⅰ、Ⅱ、Ⅲともに60%以上の正解で合格
必要勉強時間 200時間

(参考:一般社団法人医療秘書教育全国協会、ソラスト教育サービス公式HP)

「医事コンピュータ技能検定試験」は、一般社団法人医療秘書教育全国協会で実地されており、医療事務やコンピュータの基本的な知識、診療報酬計算能力を図るための試験です。

医事コンピュータ技能検定試験の資格を取得すると、会計や診療報酬計算の業務に役立つとされていますよ。

平成8年に試験が始まり、年間6,000人以上の方が受験する全国唯一の資格試験になっています。

現代は医療機関の各部門で、コンピュータは活用され、コンピュータがなければ医療機関は成り立たないほどになっています。

試験は準1級・2級・3級に分かれており、科目も領域Ⅰ・領域Ⅱ・領域Ⅲと分かれています。

試験時間は領域Ⅰ・Ⅱは各30分、領域Ⅲは60分の合計2時間で行われていますよ。

試験期間は例年毎年6月と11月に実地することが多いですが、実技試験実地パターンによって期間は異なることもあるため、公式HPから情報をチェックしておくとよいでしょう。

また、2級以上に合格することで医師事務作業補助技能認定の1つの条件を満たすこともできるため、2級の合格率は準1級55.7%よりも少し下がり、33.7%となっています。

2級を合格した後に受験できる3級では合格率63.2%と全体の中で一番高くなっていますね。

医事コンピュータ技能検定試験では、試験の併願も可能になっているので、気になる方はぜひ公式HPをチェックしてみて下さいね。

医療情報事務能力検定試験(医療事務実務士)

医療情報事務能力検定試験(医療事務実務士)
学科・科目 ・法規:医療保険制度・公的負担制度・医療法規など
・医学一般:医療用語及び医学・薬学の応用知識など
・保険請求事務:診療報酬・薬価基準・材料価格基準など
問題数 ・1級:学科20問・実技(レセプト作成)3問
・2級:学科20問・実技(レセプト作成)3問
主催・営業元 特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会
受験料 1級:8,700円(税込み)
2級:7,700円(税込み)
受験資格 1級:2級合格者
2級:受験資格なし
実地時期 年4回 3月・7月・9月・12月に実地(3月と9月は2級のみ)
試験時間 郵送された試験を翌月までに投函
合格率 2級:61.7%
1級:54.2%
合格基準 実地回ごとによる受験者の偏差値が55以上、または正答率80%
必要勉強時間 200時間

(参考:医療福祉情報実務能力協会、ソラスト教育サービス公式HP)

「医療情報実務能力検定試験」は、医療福祉情報実務能力協会で実地されており、診療報酬事務の従事で求められる一定の能力を有すことを証明するための試験です。

近年は少子高齢化により、医療費は年々膨張、国政を圧迫し続け医療機関や患者負担も多くなり、医療保険制度の崩壊をまねきかねない状況になっています。

医療情報実務能力検定試験では、無駄な請求を省き、請求漏れを防ぐ実務スキルを育成することも狙いとされていますよ。

試験は1級・2級に分かれており、2級では受験資格はありませんが、1級を受験するためには、2級の合格が必須になります。

2級では主に診療報酬や医療用語の基礎知識をメインとした試験問題になっているため、合格率は61.7%と半数以上ですが、1級では2級の試験問題の応用問題がメインとなっています。

このため、1級の合格率は54.2%と下がるため、2級・1級の合格を目指す方は、2級でインプットした知識をしっかりアウトプットできるように勉強しておくとよいでしょう。

医療事務認定実務者試験(R)

引用元:医療福祉情報実務能力協会公式HP)

医療事務認定実務者試験(R)
学科・科目 ・学科
1.接遇とマナーに関する知識
2.医療機関における各種制度に関する知識
3.医療事務業務に関する知識
4.診療報酬請求に関する知識
・実技
レセプト作成
問題数 学科/マークシート 30問
実技/マークシート 外来1症例
主催・営業元 全国医療福祉教育協会
受験料 一般受験5,000円(税込み)
団体受験4,500円(税込み)
受験資格 なし
実地時期 毎月1回(年12回)
試験時間 90分
合格率 60%~80%
合格基準 学科、実技それぞれ正答率6割以上
(ただし、問題の難易度等により変動あり)
必要勉強時間 200時間

(参考:全国医療福祉教育協会、ソラスト教育サービス公式HP)

「医療事務認定実務者試験(R)」は、全国医療福祉教育協会で実地されています。

医療事務に関する基礎知識を、実技問題として診療所での外来症例を想定したレセプト作成問題を4択問題で出題、医療事務実務における基本的な知識があるかを判断する試験です。

試験形式はすべてマークシート式になっているので、医療事務初学者の方にも比較的解答しやすいでしょう。

医療事務に関する基礎知識が備わっているかを判断する試験なので、これから医療事務として働きたい、最初に取得しやすい資格を欲しいという方にもおすすめです。

また、医療事務認定実務者試験は、毎月1回試験を実地しており、認定機関の他自宅でも受験できます。

在宅受験の際は、試験の前日に問題用紙と解答用紙が自宅に到着し、試験後は問題用紙と解答用紙を試験日の翌営業日までに返送することで受験完了になります。

全国医療福祉教育協会公式HPからも、詳細が確認できますし、通信講座のユーキャンでも講座を開講しているので、通信講座でしっかりと勉強してから試験に挑みたいという方は、ユーキャンを利用するのもおすすめですよ。

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

(引用元:一般財団法人日本医療教育財団公式HP)

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
学科・科目 ・学科:医療事務知識
・実技Ⅰ:患者接遇
・実技Ⅱ:診療報酬請求事務・診療報酬明細書点検
問題数 ・学科:25問
・実技Ⅰ:2問
・実技Ⅱ:4問
主催・営業元 一般財団法人日本医療教育財団
受験料 7,700円(税込み)
受験資格 受験資格なし
実地時期 ・医科:年12回(毎月)実地
・歯科:年6回(5月、7月、9月、11月、1月、3月)
試験時間 ・学科:60分
・実技Ⅰ:50分
・実技Ⅱ:70分
合格率 73.7%
合格基準 学科試験・実技試験Ⅰ・Ⅱすべての得点率が70%
必要勉強時間 200時間

(参考:一般財団法人日本医療教育財団、ソラスト教育サービス公式HP)

「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」の試験は、一般財団法人日本医療教育財団で実地されています。

医療機関での受付、診療報酬請求事務のスキルを問われ、医療事務の中でも有名な資格試験の1つであり、40年以上の歴史がある日本最大級の医療事務資格として知られています。

医療事務技能検査試験の資格保有者は、外来や入院業務、診療情報管理、医療保険請求業務を含む医療管理、看護師を中心とした病棟スタッフのスケジュール管理など、全体的な医療事務業務に携わっています。

そして、医師や看護師の24時間体制の医療行為を支え、全般的な医療事務業務を担当とする医療のスペシャリストということから、メディカルクラークと呼ばれていますよ。

医療事務技能検査試験では、試験科目は学科・実技Ⅰ・実技Ⅱの3つあり、合格するにはすべての科目で70%以上の得点を獲得することが必須になります。

しかし、医療事務技能検査試験では、不合格の場合、70%以上の得点を獲得した科目については半年間再受験の免除が許されていますよ。

合格率は73.7%と比較的高めの合格率になっていますね。

ニチイの通信講座では、メディカルクラークの資格が取得できるので、気になる方は公式HPをチェックしてくださいね。

医療事務技能認定試験

(引用元:技能認定振興協会公式HP)

医療事務認定試験の試験概要
学科・科目 ・学科:法規、保険請求事務、医学一般
・実技:診療報酬明細書作成のための必要知識
問題数 学科試験:40問
実技試験:10問
全てマークシート択一式
主催・営業元 技能認定振興協会(JSMA)
受験料 在宅試験:5,000円
インターネット試験:5,000円
受験資格 受験資格なし
実地時期 在宅受験:毎月(毎月第4土曜日翌日の日曜日)
インターネット受験:好きな時に受験可能
試験時間 ・在宅試験:自宅で受け取った試験問題を、試験翌月の月曜消印有効で返送
・会場試験:学科・実技あわせて2時間(団体契約法人のみ)
合格率 85%
合格基準 在宅試験:総得点の約80%以上
インターネット試験:70%以上の得点
必要勉強時間 200時間

(参考:技能認定振興協会公式HP)

「医療事務技能認定試験」は、技能認定振興協会で実地されており、医療事務を目指すにあたって、理解しておくべき基本的事項や診療報酬の算定ルールを理解しているかを評価。認定する基礎力を試す資格試験になっています。

近年は、電子カルテの導入・医事コンピュータの発達から1からレセプト作成をすることはほとんどなくなりましたが、医療機関で勤務するには、医療保険制度・診療報酬の基本的知識は必要になるでしょう。

医療事務技能認定試験では、テキストを見ながら解答でき、持ち込んだテキストや参考書から医療保険制度や保険請求事務について探せるかが1つのポイントになっていますよ。

また、インターネット試験(IBT)も導入されており、いつでも好きな時に受験が可能、結果もすぐにわかるようになっています。

在宅試験では、受験日の3日前ぐらいに試験問題が実地団体から郵送され、自宅でノートや資料、計算機を使用しながら解答する仕組みになっていますよ。

在宅試験では、事前に試験日程が決まっているため、受験するには事前にインターネットでの申し込みが必要になるので注意してくださいね。

合格基準点は在宅試験は総得点の80%以上、インターネット試験では70%以上の得点を獲得しなければなりませんが、合格率は85%と高めになっているので、しっかりとテキストや資料を見ながら勉強すれば、合格を目指せるでしょう。

医療事務検定試験

(引用元:日本医療事務協会公式HP)

医療事務認定試験の試験概要
学科・科目 ・法規:医療保険制度・高齢者医療制度・保険診療に関する法規など
・保険請求事務:保険医療機関の受付事務・請求事務・点数算定の基礎など
問題数 ・学科:正誤問題20問、記述5問
・実技:医療費計算2問
主催・営業元 日本医療事務協会
受験料 7,700円(税込み)
受験資格 受験資格なし
実地時期 毎月第4日曜日に実地
試験時間 2時間
合格率 88.5%
合格基準 総得点の70%程度以上
必要勉強時間 150~200時間

(参考:日本医療事務協会、ソラスト教育サービス公式HP)

「医療事務検定試験」は、日本医療事務協会で実地されており、医療事務全般の基本的な知識や技術を測るための試験になっています。

また、医療事務所学者におすすめの資格試験でもありますよ。

医療事務検定試験は、他の医療事務資格に比べて、合格率がおよそ90%と圧倒的に高くなっています。

試験本番では、教材や資料の持ち込みが可能で、テキストで調べながら解答できるため、合格率も高い傾向にあるようです。

医療事務全般の基本的な知識を図るための資格試験なので、初学者の方はまず医療事務検定試験を合格し、自信を付けるのもよいのではないでしょうか。

勉強時間も150~200時間が平均とされていますが、1日3時間の勉強を2か月行えば到達できる勉強時間ですよ。

試験は毎月第4日曜日に実地されており、チャレンジしやすいのでこれから医療事務の勉強を始める方は、ぜひ検討してみて下さいね。

医療事務資格の勉強方法

医療事務の資格を取得するための勉強方法は、どのように行うのがよいのでしょうか。

こちらの見出しでは、「独学」、「通学」、「通信講座」の3つの勉強方法と、それぞれのメリット・デメリットも説明していきます。

今後の勉強方法の参考にしてみて下さい。

独学で医療事務資格を勉強する

始めに、独学で医療事務資格を勉強するメリット・デメリットについて説明しますね。

独学で医療事務資格を勉強するメリット

始めに、独学のメリットを説明しますね。

独学で医療事務資格を勉強するメリット
・費用が安く抑えられる
・自分の好きな時間に勉強できる

独学では、通学費や学費などの費用がかからないため、費用を安く抑えられるメリットがあります。

かかる費用は、テキストや参考書ぐらいなので、かかったとしてもおよそ2~3万円ほど、通学・通信講座に比べて圧倒的に抑えられます。

また、時間に縛られることがないため、自分の好きな時間、タイミングで勉強できますよ。

独学で医療事務資格を勉強するデメリット

次に独学でのデメリットについても説明しますね。

独学で医療事務資格を勉強するデメリット
・モチベーションを維持するのが難しい
・分からない所を人に聞けない
・内容をイメージしづらい

費用や勉強時間に悩まされることはない独学ですが、独学であるためにモチベーションの維持が難しいデメリットもあります。

完全1人での勉強は、自分が思っている以上に孤独で、厳しいものでしょう。

また、勉強の際に分からないところがあっても、すぐ人に聞けないため、勉強効率が悪くなるデメリットもあります。

そして、医療事務の勉強を始めて行う方は、独学だと実際の医療現場をイメージすることが難しいため、問題の内容をイメージしづらい点もあるでしょう。

独学で医療事務資格を勉強するのに向いている人

医療事務資格を独学で勉強するのは、費用を抑えたい方や自分で勉強スケジュールの組み立てができる方におすすめです。

最初から無理に完ぺきなスケジュールを組み立ててしまうと、後々組み立てたスケジュールを実行できなかった時に、モチベーションが下がる原因にもなるので、勉強スケジュールを無理なく計画できる方にはよいでしょう。

医療事務の独学勉強については、こちらの記事もチェックしてみて下さい。

医療事務資格は独学で合格できる?どれがいいのか、取り方や種類、難易度も解説!

専門学校で医療事務資格を学ぶ

専門学校で、医療事務資格を学ぶならどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

それぞれ説明していきますね。

専門学校で医療事務資格を学ぶメリット

始めに、専門学校で学ぶメリットから説明します。

専門学校で医療事務資格を学ぶメリット
・同じ目標の仲間と勉強するためモチベーションがキープ出来る
・分からない所を教えてもらえる

専門学校では、同じ目標の仲間と勉強するため、モチベーションがキープできるメリットがあります。

同じ目標を持っている仲間が集まっているので、目指すゴールに向けてお互いに切磋琢磨し勉強に励めますね。

また、分からない所もすぐに教えてもらうことも可能です。

専門学校では、医療資格に詳しい講師の方から学べるので、もし分からないところがあってもすぐに講師の方に聞き、勉強の効率も妨げることがありません。

医療資格を学ぶ環境としては、一番勉強に励むことのできる環境だといえるでしょう。

専門学校で医療事務資格を学ぶデメリット

次に、専門学校で学ぶデメリットについて説明しますね。

専門学校で医療事務資格を学ぶデメリット
・時間が決まっているため、仕事や家庭の両立が難しい
・費用が高い

専門学校では、分からないところをすぐに聞けるメリットがある反面、授業の時間が決まっているため、授業の時間に合わせて生活を合わすことになります。

仕事や家庭と両立しながら、医療資格の取得を目指そうと思っている方は、まとまった時間の確保が必要になるため、なかなか両立が難しいデメリットがあります。

また、専門学校は学費がかかるため費用を抑えて学びたい方には、デメリットに1つになるでしょう。

専門学校の学費について調べたところ、入学金で10~20万円、授業料・設備費等で年間100万円ほどの学費が必要になることが分かりました。

独学と比べると、費用の出費はかなり高いので、まとまった費用の捻出が難しい方には、専門学校はおすすめできないでしょう。

専門学校で医療事務資格を学ぶのに向いている人

専門学校で医療事務資格を学ぶ方には、授業に合わせてまとまった時間が確保でき、学費の用意もできる方におすすめです。

授業に合わせた生活スタイルができなければ、医療事務の勉強はもちろん、結果的に学費も無駄になってしまう恐れもあるので、専門学校に通うか迷っている方は、上記のメリット・デメリットをよく見て考えてみて下さいね。

通信講座で医療事務資格を学ぶ

通信講座で医療事務資格を学ぶなら、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

通信講座についても、それぞれのメリット・デメリットについて説明していきますね。

通信講座で医療事務資格を学ぶメリット

始めに、通信講座で学ぶメリットから説明していきますね。

通信講座で医療事務資格を学ぶメリット
・自分で教材を選ぶ手間が省ける
・専門学校よりも費用が安い

通信講座では、通信講座独自のテキストがあるため、自分で教材選びに悩む必要がなくなります。

自分で選ぶとなると、どの教材やテキストが良いものなのか判断に迷うため、通信講座であるとそういった悩みがなく、勉強を始められるのがメリットの1つといえるでしょう。

また、専門学校より費用が安く抑えられるメリットもあります。

専門学校では入学金や授業料などの学費が高くつきますが、通信講座では専門学校よりかは、費用をおさえられます。

通信講座の詳しい費用については、この後記事の中で詳しく説明しますね。

通信講座で医療事務資格を学ぶデメリット

次に通信講座のデメリットについても説明します。

通信講座で医療事務資格を学ぶデメリット
・取得したい資格の講座がない場合がある
・学習スケジュールを自分で立てないといけない

通信講座では自分が取得したい資格の講座がない場合があるデメリットがあります。

医療事務資格は、数多くの種類があると記事の中で説明してきましたが、通信講座では医療事務すべての資格講座があるわけではありません。

そのため、自分が取得したいと考えている資格があったとしても、通信講座ではない場合もあるので注意が必要です。

また、学習スケジュールを自分で計画しなければならないこともデメリットの1つといえるでしょう。

通信講座では、資格に沿ったテキストが自宅に届き、自分で学習していくため、学習スケジュールの管理は自分で行うことになります。

通信講座独自におすすめのスケジュールを出していることも多くありますが、必ずしもおすすめ通りの学習スケジュールでできるわけではないため、自分でも効率の良い学習スケジュールを組み立てることが大切になりますよ。

通信講座で医療事務資格を学ぶのに向いている人

通信講座では、自分で教材を選ぶ手間が省け、費用も専門学校より抑えられますが、自分で学習スケジュールを組み立てることも必要になります。

自分で無理のない学習スケジュールを組み立てながらも、通信講座からのテキストを進め、学習を効率よく進めていける方にはおすすめできるでしょう。

また、仕事や家庭と両立しながら医療事務資格の勉強をしたいと考えている方にも、おすすめですよ。

医療事務勉強におすすめの通信講座についてはこちらもチェックしてみて下さい。

医療事務の通信講座と予備校のおすすめランキング・主要10社を徹底比較

医療事務資格の独学・通学・通信の勉強方法まとめ

医療事務資格の独学・通学・通信講座での勉強方法メリット・デメリットを表にまとめました。

医療事務資格の独学・通学・通信の勉強方法メリット・デメリットまとめ
メリット デメリット
独学 ・費用が安く抑えられる
・自分の好きな時間に勉強できる
・モチベーションを維持するのが難しい
・分からない所を人に聞けない
・内容をイメージしづらい
通学 ・同じ目標の仲間と勉強するためモチベーションがキープ出来る
・分からない所を教えてもらえる
・時間が決まっている為仕事や家庭の両立が難しい
・費用が高い
通信 ・自分で教材を選ぶ手間が省ける
・専門学校よりも費用が安い
・取得したい資格の講座がない場合がある
・学習スケジュールを自分で立てないといけない

医療事務資格を独学で学ぶなら、自分の好きな時間に勉強でき、かかる費用も最低限に抑えられるメリットがあります。

しかし、その分完全個人での勉強になるため、モチベーション維持が難しく、分からないところを人に聞けない、医療事務の業務がイメージしづらいデメリットがあります。

専門学校に通学して医療事務を学ぶなら、専門学校の仲間とともにモチベーションを上げながら勉強でき、分からないところもすぐに講師の方に聞けるメリットがあります。

反対に、専門学校の授業に合わせて時間を確保しなければならないことや、学費の費用が高いデメリットもありますね。

そして通信講座で医療事務を学ぶなら、専門学校よりも費用が抑えられ、自分で教材を選ぶ手間も省けますが、学習スケジュールの管理が難しかったり、自分が学びたい講座がない場合もあるので注意が必要です。

医療事務資格の独学・通学・通信それぞれの勉強方法がおすすめな人も表にまとめました。

医療事務資格の独学・通学・通信の勉強方法がおすすめな人
勉強方法 おすすめな人
独学 ・費用を最小限に抑えたい人
・自分で勉強のスケジュール管理をしながらもモチベーションの維持ができる人
通学 ・専門学校の授業に合わせてまとまった時間が確保できる人
・専門学校の学費を用意できる人
通信 ・自分で勉強スケジュール管理ができる人
・専門学校より費用は抑えながらも、しっかりとした教材で勉強したい人

医療事務資格の勉強方法として、独学・通学・通信講座の3つを紹介しましたが、それぞれのメリット・デメリットは異なるため、自分に適している勉強方法を見つけてみて下さい。

費用をとにかく抑えることを重視しながらも勉強スケジュールの管理ができる方は独学がおすすめできますし、自分で勉強スケジュールの管理が難しいと思う方は、専門学校や通信講座の医療事務に特化した環境や教材で勉強を進めていくのもよいでしょう。

費用を抑えながら、効率的に学びたいということであれば、通信講座での学習がおすすめできるでしょう。

ユーキャン公式HPで医療事務講座の詳細を見る

医療事務資格を取得するのにおすすめの通信講座は?

医療事務資格を取得するために、通信講座もおすすめしましたが、通信講座にはどんな医療事務資格の取得が目指せるのでしょうか。

今回は、「ユーキャン」と「ニチイ」の2つの資格通信講座について調べましたので、それぞれの講座の特徴やおすすめポイントなど踏まえて紹介していきますね。

ユーキャンの医療事務講座

(引用元:ユーキャン公式HP)

始めに、「ユーキャン」の通信講座について紹介しますね。

資格通信講座として有名なユーキャンでは、数多くの資格が取得できるとメディアや広告などでも有名ですね。

そんな有名なユーキャンの医療事務講座はどんな資格が取得できるのか説明しますね。

ユーキャンの医療事務講座で取得できる資格

ユーキャンの医療事務講座では、「医療事務認定執務者試験」が受講でき、資格の取得を目指せますよ。

医療事務講座を受講する場合、一括払いは44,000円、分割払いは2,960円×15回(15か月)になっています。

不定期で資格応援キャンペーンなどの、受講費用の割引もあるので受講を考えている方はチェックしてみて下さいね。

ユーキャンでは医療事務認定執務者試験は毎月実地しているため、学習期間の範囲内(8か月間)ならば、自分のタイミングで受験が可能になっています。

ユーキャンの医療事務講座の特徴

(引用元:ユーキャン公式HP)

ユーキャンの医療事務講座は、自宅で受験することが可能です。

標準学習期間は4か月ですが、8か月間は添削や質問、指導サービスを受けられるようになっていますよ。

また、急いで受験したい方は、最短3ヶ月で資格を取得できる可能性もあるようです。

試験は毎月実地しているため、自分のタイミングで受験でき、学習期間が8か月あるので、仮に不合格だったとしても再受験も可能になっています。

再受験の際は、前回の合否が出てから受付開始になり、連続しての受験はできないため注意が必要です。

また、試験は自宅で受験できるため、テキストを見ながら解答ができます。

学科・実技ともにマークシート方式で、正答率60%以上が合格の目安になっていますよ。

おすすめポイント

(引用元:ユーキャン公式HP)

ユーキャン医療事務講座でのおすすめポイントは、まず「テキスト内容の充実さ」です。

ユーキャンのテキストは、必要な内容だけを絞り込んでいるため無駄がなく、効率よく学べますよ。

また、基礎知識から医療事務として勤務するうえでの必要なマナーや接遇、レセプト作成の業務でも役立つ知識もテキストに入っているため、勉強しながら必要な知識を身に着けられます。

メインテキストは全てフルカラー、重要な個所は色塗りされており、図やイラストでの説明も豊富なので、楽しく学習し、記憶に残りやすいところもおすすめです。

テキスト1とテキスト2はA5サイズになっており、大体500mlのペットボトルぐらいなので、持ち出しも取り出しもしやすく、隙間勉強に役立つ大きさになっていますよ。

また、医療事務での業務でよく使われる点数を抜粋した「医科点数便覧」や、便利な資料が収集されている「学習サポート集」、ユーキャンオリジナルの「DVD」もあるので、就職後のイメージもしやすくなるでしょう。

ユーキャンでは、講座の期間限定割引や教育訓練給付制度の利用もできるので、ユーキャンでの勉強を始めたいと思っている方は、ぜひ公式HPを確認してみて下さいね。

ニチイの医療事務講座(医科)

(引用元:ニチイ公式HP)

次に、「ニチイ」の医療事務講座にはどんな講座があるのでしょうか。

ニチイでは、通信講座だけでなく、通学講座もある特徴があります。

取得できる資格、特徴、おすすめポイントについて説明していきますね。

ニチイの医療事務講座(医科)で取得できる資格

ニチイでは、「医科 医療事務講座」、「医療事務講座(速修病院)」、「メディカルクラークドクターズクラーク」、「メディカルフロントコンサルジュ」の資格の受講、取得が可能になっていますよ。

今回は、「医科 医療事務講座」の紹介していきますね。

医科 医療事務講座通学の受講料は(税込み91,850円)です。

また、通信の受講料は(税込み47,850円)です。

平均学習期間は3ヶ月ですが、通学コースを週2日のペースで通えば最短1.5か月での合格も可能なようです。

試験は毎月実地しているため、自分のタイミングで試験に臨めますよ。

ニチイの医療事務講座(医科)の特徴

(引用元:ニチイ公式HP)

ニチイの医療事務講座は、45年以上の歴史を持っており、厚生労働省が認定したテキストを使用している特徴がありますよ。

また、ニチイでは通信講座に加えて、通学講座もあり、どちらの講座にも医療事務の現場をよく知っている専門講師からの指導を受けられます。

通学の場合、午前・午後・夜間・土日・短期など数多くのクラスを用意しているため、自分の生活スタイルに合ったクラスを選ぶことが可能です。

そして、数多くの教室が駅から近く通いやすいため、社会人で夜から勉強したい方も、職場近くの教室を選び、夜間からの勉強もできますよ。

ニチイでは、医療事務講座にプラスして医科コンピュータセットや、コンピュータ調剤セット、医科・歯科セットなど他の通信講座にはあまりないセット講座の受講ができるのも特徴の1つです。

セット受講する場合は、医療事務講座を終えてから、そのままセットの講座へ受講できるようになっていますよ。

おすすめポイント

(引用元:ニチイ公式HP)

ニチイでの勉強でまずおすすめなポイントは、医療事務講座の開講以来、75万人以上の修了生を輩出しているところです。

75万人以上の修了者がいる事実は、これから勉強を始めたい方に安心感や、自分も取得してみせるというモチベーションアップにもつながりますね。

そしてニチイでは、通学の方で急な用事、体調不良などで欠席した場合、授業の振り替えができ、他の教室での受講も可能になっています。

また、医療事務現場を実際に見学できるサポートも充実しており、医療事務の業務をしっかりと把握することもできますよ。

医療事務講座を修了した方には、医療事務講座の中でも特に医療業界から信頼度が高いとされている医療事務技能審査試験の合格までを導いてくれるサポートも充実しています。

また、受講料が安くなるニチイオリジナルの割引や教育訓練給付制度の利用も可能になっているので、気になる方はぜひ公式HPから確認してみて下さいね。

医療事務資格を取得するメリット

医療事務資格について、ここまで説明してきましたが、医療事務資格を取得するメリットは何なのでしょうか。

医療事務資格は、大きな大学病院では有資格者を条件にしていることもありますが、必ずしも必須なわけではありません。

しかし、医療業界は医療に対するさまざまな専門知識が必要になり、医療事務も働きながら、専門知識は必ず覚えていくことになります。

医療事務資格を保有していれば、自分の知識の幅が広がり、業務の幅も広がるでしょう。

また、資格を保有している=その資格についての専門知識を持っているとして、就職の際にもアピールになり、自分の言葉の信頼度も上げられますよ。

医療事務資格は、数多くの種類がありますが、まずは比較的合格率が高く取得しやすい医療事務検定試験を受験し、取得を目指してみるのもよいでしょう。

医療事務検定試験や他の試験については、記事の中で説明しているので確認してくださいね。

医療事務資格に関するよくある質問

医療事務資格について、よくある質問を表にまとめました。

医療事務資格に関するよくある質問
・医療事務の資格ってどこの通信講座で取るのがいいの?
・医療事務資格って取っても意味ないの?
・医療事務資格を取るならどの資格を取ればいい?
・医療事務資格は独学で合格できるの?
・医療事務の資格は国家資格になるの?
・医療事務管理士と医療事務の違いは?
・在宅で受験できる医療事務資格はあるの?
・医療事務について勉強できるアプリってある?

質問ごとに説明していくので、自分と似たような質問があった場合はぜひ参考にしてみて下さいね。

医療事務の資格ってどこの通信講座で取るのがいいの?

医療事務の通信講座はさまざまありますが、本記事では「ユーキャン」と「ニチイ」の医療事務講座をおすすめしています。

ユーキャンでは医療事務の要点を絞り、フルカラーの分かりやすいテキストで重点を絞りながら、効率よく勉強を進められます。

また、テキストは持ち運び可能なA5サイズのものもあるので、移動や休憩などの隙間時間での勉強も可能になります。

ニチイでは、通信講座のほかに通学講座も選べますよ。

通信講座では、厚生労働省が認定した説得力のあるテキストと、医療事務の現場をよく知っている講師の方々からの指導を受けられます。

また、通学講座では午前・午後・夜間・短期などさまざまなクラスが用意されているため、自分に合った教室を選べますよ。

ユーキャンの公式HPで詳細を見る

ニチイの公式HPで詳細を見る

医療事務資格って取っても意味ないの?

医療事務の資格は、仕事をするうえで必ずしも必須なわけではありませんが、資格を取得すると、自分の知識の幅が広がり、業務の幅も広げられます。

医療事務の資格は、種類がさまざまありますが、試験によって生かせる知識もさまざまです。

例えば、診療報酬請求事務能力認定試験を合格し、資格を取得すれば診療報酬の業務の際に知識を役立て、業務の効率化を図れます。

医療事務技能検査試験(メディカルクラーク)の資格を取得すれば、診療報酬請求事務のスキルの他にも、外来や入院業務、医療スタッフのサポートができる知識を身に着けられます。

資格を取得すると、自分のスキルになり就職の際にもアピールに繋がる可能性もあるので、医療事務の仕事を考えている方は、ぜひ資格の取得も検討してみて下さい。

医療事務資格を取るならどの資格を取ればいい?

医療事務の資格を初めて取得する場合は、「医療事務検定試験」がおすすめです。

医療事務検定試験は、医療事務全般の基本的な知識や技術を図るための資格試験であり、初心者にはもってこいの資格試験でしょう。

試験では教材や資料の持ち込みが可能になっており、その場で教材から調べ解答できます。

そのため合格率も90%近いものになっています。

合格率の高い資格試験から受験し、取得できれば自分の自信につながり、今後別の医療事務試験を目指すきっかけにもなる可能性もあるので、最初は比較的取得しやすい試験から受験するのがよいでしょう。

また、ユーキャンの医療事務認定実務者試験も初心者の方でも分かりやすく学べるテキストがあり、在宅受験もできるため、通信講座で学びながら医療事務業務について学びたい方にもおすすめですよ。

ユーキャン公式HPで詳細を見る

医療事務資格は独学で合格できるの?

医療事務資格は独学での合格は可能です。

しかし、独学では教材や資料も自分で用意し、勉強時間のスケジュール管理もすべて自分で行うことになります。

費用を抑えながらも、自分で勉強時間の確保ができる方にはおすすめできますが、1人での勉強はモチベーション維持が難しいため、同じ医療事務資格の取得を目指している仲間を見つけたり、いいリフレッシュ方法を見つけるなど工夫が必要でしょう。

医療事務の資格は国家資格になるの?

医療事務の資格は、国家資格ではなく、すべて民間資格になっていますよ。

資格試験ごとに実地している民間団体が異なり、試験概要もさまざまなので、自分が取得したい資格試験の概要はしっかり押さえておくとよいでしょう。

医療事務資格のいくつかの試験概要については、記事の中で紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

医療事務管理士と医療事務の違いは?

医療事務管理士とは、資格の名称であり、医療事務は医療関係事務職の総称になります。

医療事務という資格がそもそも存在しておらず、数多くある医療事務関係の資格を総称して「医療事務」とされていますよ。

医療事務管理士は、医療事務関係の資格の1つであり、診療報酬の仕組みや医療保険制度を理解し、診療報酬の算定、診療報酬明細書の作成、治療費の管理などの幅広い業務に役立てることのできる資格になります。

詳しい試験概要については、記事の中でも説明しているので確認してみて下さいね。

医療事務管理士についてはこちらの記事もおすすめです。

医療事務管理士は独学でも取得できる?テキストや勉強方法、おすすめの通信講座も紹介

在宅で受験できる医療事務資格はあるの?

在宅で受験できる医療事務資格はいくつかあります。

記事の中でも紹介している「医療事務技能検定試験」や「医療実務士」の試験は在宅での受験が可能になっていますよ。

また、通信講座のユーキャンやニチイで開講されている医療事務講座でも、在宅受験が可能になっています。

自分の気になる資格が、在宅受験可能かどうか公式HPなどから確認してみて下さいね。

ユーキャン通信講座はこちら

ニチイの通信講座はこちら

医療事務について勉強できるアプリってある?

医療事務の勉強ができるアプリについて、複数のサイトから調べたところ、「医療事務過去問試験問題集」、「診療報酬辞典」、「医療事務一発合格に向けた練習問題集」などのアプリがあると分かりました。

医療事務関係のアプリは他にも複数ありましたが、紹介した3つのアプリは口コミが良かったり、利用者が多い、対策を学びながら把握できるなどの観点から選びました。

「医療事務過去問試験問題集」は、口コミ評価が高く、試験の過去問傾向や分野別に問題演習があることから利用者が多いようですよ。

「診療報酬辞典」は、診療行為名称から、点数や通則を確認できるアプリになっており、レセプト作成の際に使用する診療報酬点数表が辞書のようになっています。

「医療事務一発合格に向けた練習問題集」は、医療事務管理士を目指す人のスキルアップに向けたアプリになっており、医療事務管理士の試験全分野、カテゴリー別に学習ができるようになっていますよ。

医療事務資格についてのまとめ

医療事務は、数多くある医療事務資格の総称であり、国家資格ではなく民間資格になります。

医療事務資格の保有がなくても、病院やクリニックでの勤務は可能ですが、医療事務資格を取得すると医療事務の専門知識が身に付き、診療報酬業務や医師・看護師などの医療スタッフのサポートに役立ちます。

また、資格を保有することで自分の業務の幅を広げ、自信を持つこともできるでしょう。

医療事務の中でも資格試験の種類は多数あり、試験によって試験概要も合格率もさまざまです。

勉強方法も独学・通学・通信などがありますが、それぞれメリット・デメリットは兼ね備えているため、自分の生活スタイルに合った勉強方法を見つけてみて下さいね。

通信講座を利用する場合は、ユーキャンやニチイなど医療事務資格の取得に特化した講座があるので、講座費用やテキストの特徴、通信講座からのサポートはどんなものがあるのかなど色々な観点から見て、資料請求をしてみるのもよいでしょう。

今後医療事務の仕事をしたい、資格の取得もしたいと考えている方は、資格取得や就職に向けて、自分に自信と知識を身に着けていってくださいね。

当サイトのおすすめはユーキャンの講座です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次